2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
全29件 (29件中 1-29件目)
1
先週、はまっていたのが、「炊飯器でホットケーキを作る」ことである。先週はあちこちで期末テストがあったためかなり忙しく、疲れもたまって、「甘いものが食べた~い!」と思っていたのだが、買いに行く元気もなかった。そのとき、ふと「そうだ!炊飯器でホットケーキが作れるって聞いたことあるぞ!」と思い立ち、夜に炊飯器でホットケーキを作ってみたのだった。作り方は普通のホットケーキと一緒。粉200gに、卵1個と牛乳140mlを入れて混ぜ、そのタネを全部炊飯器に入れる。後は、「炊飯」のスイッチを押すだけ。40分程度で巨大ホットケーキ(どちらかというと蒸しパンぽいんだけど)が出来上がるのだ。今日は日曜日なので、先週習得した「巨大ホットケーキ」にアレンジを加えて、朝ご飯用に作ってみた。レシピは、「ホットケーキミックスで作るパウンドケーキ」と同じにした。バターと砂糖をクリーム状に混ぜ、それから卵と牛乳を入れる。よく混ざったら、ホットケーキミックスを投入!いつものように、タネをボールから炊飯器のお釜に移し、「炊飯」のボタンを押す。待つこと40分。ランプが「炊飯」から「保温」に変わったのを確認し、ワクワクしながら蓋を開ける。あっつ! まだ出来ていない!なんとレシビを変えたら1回の炊飯では焼けて(炊けて?)ないのだ。そのままの状態で、再度「炊飯」ボタンを押す。またまた待つこと20分(2回目はなぜか待ち時間が短い、ちゃんと炊飯器は考えながら炊いているのだろうか?)。蓋をぱかっと開けると、おぉ~!出来てる出来てる。おいしそうだ。喜びいさんでお釜をひっくり返し、お皿の上にのっける。いつもの「巨大ホットケーキ」に比べて高さが低いような感じ。まぁ、いいや。彼に「朝ごはんだよ~!」と声をかけ、巨大ホットケーキをテーブルの上に。「さぁ、ケーキ入刀です!」と、何ヶ月か前にやった儀式をやる。1/2ずつにしたホットケーキを「頂きま~すぅ!」と食べ始める。うん? いつもの方がおいしいような。もくもく食べている彼に、「いつもの方がおいしくない?」と聞くと「ん? これもおいしいよ。」とのコメント。いや~、いつもの方がおいしいよ。遠慮して言ってるな。せっかくバターをクリーム状にするまで苦労して混ぜたのに。いつもよりもすごい手間かかってんのに。がっかりしている私に、「これはこれでおいしいよ。」という彼。これはこれで? やっぱりいつもの方がおいしんじゃん。がっかりしながら全部食べた。炊飯器で作るならそれに見合ったレシピじゃないとダメね。「オーブンで焼く」スタイルのパウンドケーキのレシピでは、限界があるよね。ホットケーキはフライパンで焼く程度の火力のレシピだもんね。手間かければいい、というものでもないのね~。まぁ、料理に限らず、なんでもそうだけど。教えるのも、「指導時間が長ければいい」じゃないもんね。ウンウン。よし、次回はまたいつものレシピに戻そう!と決意を新たにしたのだった。
2004/02/29
コメント(2)
同じご両親から生まれているお子さんなのに、成績の差が開いている兄弟がいる。なぜこうなるのかを考えてみたい。男の子が二人いるお家。お兄ちゃんはとても活発な男の子。打てば響くタイプだったので、初めてのお子さんだったこともあり、お家の方のお兄ちゃんの教育には力が入っていた。このお兄ちゃんは無事お受験を突破し、某有名私立小学校に入学。ただ、この学校はとても規則が厳しく、活発なお兄ちゃんには少々息苦しい環境だったようだ。学校では色々と問題をおこし、そのたびにお家の方は学校へ謝りにいかれていた。一方、弟君。お兄ちゃんと正反対のおとなしい、穏やかな、やさしい性格の子。お兄ちゃんが色々と問題を起こすまでは、お家の方もお兄ちゃん同様、弟君の教育にも力が入っていたのだが、お兄ちゃんが問題を起こしはじめて、お家の方はお兄ちゃんで手いっぱいになってしまったようだった。やさしい性格の子は、少々積極性に欠けるところがある。わからない問題があっても聞かないで、そのままにしてしまう。お家の方がよく見ていればそれに気づけるのだが、そんな余裕もないぐらいお兄ちゃんはやらかしていた。弟君の成績降下に気づいたお家の方は、大手の塾に行かせた。ただ、ここで「塾に行かせたから」と安心されてしまった。どうしても何でも言ってくるお兄ちゃんの方に、お家の方は目が行ってしまう。会話もお兄ちゃん中心。そうこうしているうちに、弟君は更に成績が落ちていった。弟君はお兄ちゃんとは違う私立校に行っていたのだが、この学校がまた、文部省のカリキュラムには沿わない指導内容だったため、大手の塾では対応が難しかったようだ。こういったタイプの学校に通っている場合、本人が学校でどこを習っているのかきちんと塾側に伝えられない限り、指導も難しい。でも、お家の方は「塾に行っているのになにをやっているの!」と言われていただけで、学校のカリキュラムが文部省の指導とは違うことなどよくお分かりになっていらっしゃらなかった。ご紹介で入会されたとき、弟君はかなりの「重症」であった。お母様は「あの子は本当に出来が悪くて」とおっしゃるのだが、私から見ると出来が悪いとかの以前に、勉強姿勢に問題があり(授業中にノートを取ってこない、どこを習っているか把握していない、分からないことを「分からない」と言わない)、それをどうにかしていかないと、根本的な解決にはならないと感じた。更にお母様は「塾(大手の)に行かせていたのに、少しも成績が上がらなくて」ともおっしゃるのだが、私からすると、学校のカリキュラムが違うから、弟君のようなタイプの生徒さんには向かなかっただけだとも思う。私がお母様に学校のことをお話すると、学校の学習カリキュラムがそんなに違うとはご存知なかったようだった。ちなみに、このお母様はお兄ちゃんの学校のことはよく把握していらっしゃる。これはお兄ちゃんが学校のことをお母様にお話するせいもあるのだろうが、やはり気持ちがお兄ちゃんに向いているせいもあるのだろう(お兄ちゃんは成績は良い)。入会時のご相談が終わると、お母様は「あの子(弟君)をほったらかしにし過ぎました。」と反省されていた。「しゃべらない子なので、ついつい、なんとなくにしてしまって」と。日々様々なお家の方にお会いする機会があるが、兄弟間で成績が開いている場合、お家の方が勉強が苦手なお子さんのことを、しっかり把握されていない場合が多い気がする。「塾に入れたから安心」とか「家庭教師つけたから大丈夫」ではなく、なんで兄弟でそんなに差が開くのか、「この子は頭が悪い」とお考えになる前に、よくお子さんのことをみて問題点を探って頂きたい。
2004/02/28
コメント(4)
今日はあるお母様と生徒さん(高校生の男の子)の今後についてお話した。そのお母様はお子さんのことをすごく良く分かっていらっしゃって、この子には一体、今なんの能力が足りないのかよく把握していらっしゃる。その生徒さんはとても努力家で、私がいつも「すごい」と感じるほど、コツコツ勉強している。しかも、今時の生徒さんに最も欠けている能力である「スケジューリング」が自分でできるのもすごい。この生徒さんの現状の問題点は、「情報を頭の中に一時的に記憶しておく」のが弱い点である。これは、パソコンで言うなら「バッファー」であり、同時通訳の世界だと「リテンション」といわれる能力である。簡単に言えば、リスニングの試験で「次の英文を書き取りなさい」とあった場合、読まれる単語を一字一字書いていくのではなく、区切りの良いところまでじっと聞いてその文章を頭の中に一時記憶し、読み終えたら一時記憶している文章をばっと書くのに使う能力である。彼はこれが弱いので、読まれ始めるとすぐに書き始めてしまい文章が作れない。INPUTはとても速いのだが、同時にOUTPUTもとても速いんだよね。あとは、全て丸暗記しようとして解くところ。時間をかけて勉強しているだけに、腕力(丸暗記)で乗り切ろうとする。この丸暗記作戦は中学まではどうにかなったが、高校ではさすがに通用しなくなる。高校では丸暗記ではダメで、ものごとをよく理解して、その理屈を覚えるやり方に変えないとならない。丸暗記した公式は覚えたつもりでもすぐに忘れてしまうのだ。中学の時の勉強スタイルのまま現在に至っているため、ここでそのスタイルを変えないといくら勉強しても成績は上がらない。そして本人がそんな状態に嫌気がさし、「やっても無駄なんだ」と思うと、「努力」を放棄してしまう危険性もはらんでいる。学校があるときは、目先のテストの点だけを上げるための勉強になって、勉強のスタイルを変えさせようとしても本人が不安がるので難しい。春休みこそ、勉強スタイルを変える良いチャンスである。そして、この春に「リテンション能力」のUPをはからないと。「春休みは予習をしましょう」だとか「苦手科目を克服しましょう」のような短絡的ではイカンのだ。指導時間が長ければいいという問題ではない。来週、この生徒さんの指導を担当している講師と方針を打ち合わせして、具体的なやり方はその時詰めることにした。生徒さんの能力UPにつながる指導の仕方の研究は、まだまだ続く。
2004/02/27
コメント(3)
今日は知り合いのお友達の方から、「中学受験についてのご相談」を受けた。まぁ、「ご相談」と言っても、ウチに入会するとかしないとかの話ではなく、最近、塾を別なところに変えたのだが、それでいいのだろうか、というご相談内容だった。その方のお子さんは、今小学校3年生の男の子で、公立に通っている。第一希望は「筑〇」。う~ん、いきなりそうきたか!まぁ、まだ3年生だし、これからだよね。その子は最近まで「く〇ん」に通っていたらしい。ところがある日、家に塾の勧誘の人が来て、その方のお話を聞くうちに、「く〇ん」からそちらの塾に変えたそうだ。ただ、後になって、それで大丈夫なのかどうか不安にかられたとのこと。その塾は業界では「営業力がとても強い」ことで有名な塾。あの営業マンのお話聞いたら、普通の人は「その塾に入れよう」と思っちゃうよね。私から見るとお母様の勘は当たっている。「勘」はばかにできない、そう感じているなら辞めた方がいい。中学受験するなら、それを専門にやっているところに入れるのが一番です。「やっぱりそうですか。塾代も月に6万以上(!?)もかかってそれも大変で。」そもそも、く〇ん、やめちゃったのはもったいないです。今からでもいいから再開した方がいいですよ。で、早く中1ぐらいまで終わらせるのが一番の近道です。「う~ん、でも今行っている塾は受付の男の人がすごくカッコ良くて、毎回会いに行くのが楽しみなんです。」いかん、塾の手法に見事にはまっている。お母様の気持ちも分かりますが、ここは一つお子さんの将来のことを優先して、考えた方がいいと思いますよ。「やっぱりそうですよねぇ。。。」お母様には今通っている塾の良い点と悪い点をお話し、その上でアドバイスをした(でも、やっぱり中学受験にはどうかと思うんだが)。お母様は、どうやら私に「大丈夫ですよ」と安心する言葉をかけてもらいたかったようで、逆のことを言われてがっかりした様子だった。あまりにもかっがりしているので、もし、その塾でがんばるのなら、という前提で、どうやればいいかはお話した。ん~、でも、第一が「筑〇」でしょ。そこ狙うんだったらやっぱりキツイと思うんだけど。結局、お母様は「ちょっと良く考えてみます」と言われてお帰りになった。まぁ、半年様子みたら分かるかな。ひょっとしたら、その塾でも大丈夫かもしれないし。こればっかりは終わってみないと分からないことだから、難しいね。それにしても、受付にカッコいい人を置く、という手法はさすがだと思った(偶然かもしれないけど)。仮面ライダーにイケメン俳優を使うのと同じだもんね。ホント、すごい。
2004/02/26
コメント(0)
今日は中学3年生の数学を教える。この生徒さんは、私立の中学校に通っているので、数学の進度が公立より速い。今、ちょうど高校1年生の「確率」の辺りを勉強しているので、理解度のチェックの問題を解いてもらう。先週、あまり良く分かっていなかったので、解いてもらう問題もあの問題とあの問題が難しいから、8割ぐらいの出来かな、と思っていたら、なんと満点! 1週間でかなり出来るようになっている。「すごいすごい、良く出来てるよ。」と言うと、「昨日、全部復習しました。」と言う。う~ん、なるほど~!成績のいい子は勉強の取り組み方が違う。先週「よく分からない」と言っていたまでは、他の生徒さんと大差はなかった。しかし次回教えてもらう前に、この間教えてもらった個所を全て復習してくるという姿勢が、他の生徒さんとの決定的な違いを生む。そう、次回教えにきたときには、完全に「理解度チェック」の状態になっているのだ。勉強が苦手な生徒さんの場合は、次回指導するときも、先週の復習から始めなければならない。これを自分でやっていれば、もう次に進めるのにね。また、この生徒さん、勉強スケジュールの組み方も上手。学校からレポートを出されても、いつまでに終わらせないと、他の科目のテスト勉強に差し障りがあるかちゃんと分かった上で取り組む。締め切り前にあわててやる生徒さんとはこういった点も違っている。この生徒さんのお母様は、生徒さんの学習内容を完璧に把握されている。私と話をしていても、「〇〇が良く分からないって言ってたんですが、分かるようになりましたでしょうか?」と話される。生徒さんのために、問題集もいっぱい買ってきていて、どこの塾かと思うぐらい、ずらっと問題集が並んでいる。私が「この問題集より〇△の問題集の方がいいですよ。」とお伝えすると、もう次の週にはその問題集がある。このお母様は昼間働いていらっしゃるにもかかわらず、そこまでされるので、その点からもすごいと思う(ちなみに英語はお母様が教えていらっしゃる)。まぁ、女の子と男の子ではまた違うから、男の子のお母様がこういったことをしようと思っても難しかったりするのだが。でも、決定的な違いは、生徒さんが勉強中にお母様がTVを見ない、という点かな。もともとあまりTV(娯楽系は特に)を見ないようなのだが、生徒さんに「勉強しなさい」と言っておいてお母様がTVを見て楽しんでいる、ということは絶対ない。生徒さんが勉強しているときは、お母様はTVを見ないで何か他のことをされるそうだ。生徒さんにしてみたら、TV見たいのを断ち切って勉強に向かうのに、お家の方がTVを見て笑っているのを聞いたら、「なんだよ~」ってなっちゃうよね。成績のいい子はお家での勉強する環境も違うのだなぁ、と感じる今日このごろ。
2004/02/25
コメント(3)
今日のお昼はお友達とランチ。お医者さんなので平日はなかなか会えないのだが、今日は有休をとったらしい。「2月中に1回は有休を消化しないといけなくて」とのこと。お昼の時間にランチを食べるのは久しぶりだというので、普段は何時に食べているのか聞くと、「夕方の4時にぱぱっと」ちなみに彼女は大学病院勤務。え~、朝ご飯は? 「食べない」 じゃぁ、朝ご飯食べないでず~っと仕事? 「うん、忙しくて。でも手術がある日はお昼に時間が取れるかな。」うわぁ、そんな生活してたら倒れちゃうじゃん。彼女は当然、論文も書かないとならない(お医者さんでも研究する方だからね)のだが、もう徹夜状態で書いているらしい。医者の不養生とはこういうことだったのね。私のイメージにあるお医者さんと言うのは、町のお医者のイメージだったので、彼女の激務ぶりを聞くとそんな思いをしてまでやらなくても、と感じてしまう。朝の8時ぐらいから夜の10時ぐらいまでずっとお仕事だもんね(当然、残業代というものはつかない)。それでも、彼女が言うには、まだ以前よりはましになったらしい。大学院時代なんて家に帰れず、病院で寝泊りしていたそうだ。あぁ、私も大学院生の時は研究室で寝ていたな、なんてことをふと思い出す。もっともお医者さんの方が生死に関わることだから、もっときついんだろうけど。彼女も「こんな(きつい)毎日でもいいのだろうか」と感じるらしいが、でも、やれる時にやった方がいいと思うので、私はがんばって欲しいと思う。応援してます!A先生。
2004/02/24
コメント(0)
昨日高校生のD君から「グラマーが分からない」と連絡をもらったので、今日はD君のグラマーの授業を行う。さて、グラマーのどこが分かんないのかな?「比較です」ん、比較? あっつ、やっば~い、比較やってるんだ。う~ん、、、確かに君の国語力(英語力ではない)では難しいかも。案の定、「授業で言っていることは分かるんですけど、問題が解けません。」と言う。ウンウン、そうだね、問題はそこではないもんね。でもこういった問題は解けるんでしょ、と、日本語が書いてあってその英文の空欄補充の問題を指さすと、「それは出来ます」と言う。いや~、またしても国語力が英語の足をひっぱっている。「比較」は国語が出来ない生徒さんにとって、かなり厳しい単元である。何が大変かというと、同じ内容を違う表現で二通りに書き換えられないといけない。この「違う表現」にするのが、国語力がないと理解が難しいところである。例えば、「このクラスのだれも佐藤さんほど英語が上手に話せない」→「佐藤さんはこのクラスの中で一番英語が上手に話せる」→「佐藤さんはこのクラスの中で他の誰よりもうまく英語が話せる」に書き換えられるかどうか。日本語を教えてしまえば確かに出来るのだが、これを自力で考えられないところに問題がある。上記の書き換えはかなりメジャーなので、問題を数多くこなせばよく分からなくてもパターン化して解けるようになるのだが、「スキーは他のたいていのスポーツよりおもしろい」→「スキーほどおもしろいスポーツは他にほとんどない」と発想できるかどうかは、問題集をかなり解いたとしても国語力が決め手となってくる。おまけに、文章が「複文」の構造のタイプだともうお手上げとなってしまう。「複文」とは、「主語・述語の関係が二回以上あるが、全体の主語・述語は一つだけの文」のこと。例をあげると、「彼は私が今まで会った中で一番賢い人だ。」が複文。全体の主語・述語は「彼は」・「人だ」であるが、この文章にはもう一つ「私が」・「会った」という主語・述語も含まれている。国語力に問題を抱えている生徒さんは、こういった複文構造の文は、主語を「He」にしないで、「『が』がついているから、主語は「I」です」と答える。そうじゃないんだよね。D君には、またしても「今度のテストでいかに点を取るか」という本質的な問題の解決にはならない指導をする。テストまで時間がないので致し方ない。春休みに持ち越しだ。他の生徒さんにも、春休みに「国語強化」メニューを考えた方がいいかも。よし、今度他の生徒さんの国語力チェックを行おう!
2004/02/23
コメント(4)
今日は日曜日なので、普通は授業をやらないのだが、テスト前ということもあり高校生の英語の授業があった。熟語や単語はちゃんと覚えているので、C君と長文問題の読解にとりかかる。「はい、じゃぁこの『it』は何?」「じゃぁ、この『he』と『I』は誰のこと?」ことごとく間違うC君。話の内容はだいたい理解していても指示語や代名詞が何なのか分からない。これって、英語じゃなくて国語の問題なんだよね。う~ん、国語力不足で英語が。。。このC君は前々から国語力に問題があった。話をしていても語彙力が少ないので、自分が思っていることを的確に表現できない。頭の回転は速いだけに非常にもったいない。中学のときは国語力不足で英語の成績が伸び悩むというのは少ないが、高校になってくるとかなり影響してくる。特に「ライティング」などは、書いてある日本語を一度「英作のための日本語」に直してから英作にしないと解けない。こういった生徒さんは、文法を教えても空欄補充はできるが並び替えや英作問題は出来が悪い。C君には「英作」でそういった兆候が見られたので、冬休みから対策を打った。そのため最近の英作は出来るようになってきて良かったのだが、今度は長文読解でひっかかる。う~む、なかなか手ごわいぞ。今この時点で国語力を飛躍的に伸ばすのは困難なので、今度のテストでいかに点数をとるか、という応急処置的な指導をする。何日か前もそんな指導をしていた気が。。。英語の長文読解なんて、全部日本語訳して「国語の問題」として考えたらすごく簡単なんだけど。でもC君の国語の答案をみても、指示語の問題は正答率が悪い。C君は小学校からエスカレーター式の私立に行っていて、中学校受験をしていない。中学受験をしていたらまた違っていたんだけどね。小学校のうちに、よく「国語」をやっておくといいんだよね。文部省も小学校から「英語」とか言う前に、国語もちゃんとやらないと。全ての基本だからね、「国語」は。高校生になったら、「英語」を勉強しながら同時に「国語」も勉強するよな学習の仕方がよいので、春休みにはまた対策を考えましょう。でも、この分じゃぁ、国語も非常に心配。現社も危ないかも。次回その2教科をチェックしよう。
2004/02/22
コメント(2)
今日はついに新しい携帯を買った。前々から「メールが打ちやすい」ことをポイントに検討していたが、どうせ買うならカーナビみたいにナビがついているのを買おう!ということになった。これがあれば生徒のお家に行くとき道に迷わないしね。先週買いに行ったのだが、その携帯に不具合が発生したらしく今週土曜日に発売と聞いて、午前中から買いに行く。電話番号も選べるくらいまだ品物はあった。購入手続きを済ませ、早速ナビを使ってみる。お~! ちゃんと表示している(当り前だが)。よし、これでこの間チェックしたおいしい和菓子屋に行ってみよう!うろ覚えの番地を入力し、現在位置から徒歩での最短ルートを表示する。現在地が新宿なので、甲州街道をまっすぐ行き、オペラシティの裏あたりで右折のようだ。バイクで移動するのにナビはついてこれるのかちょっと心配。バイク二人乗りでブーンと走る。いつものネズミ捕りポイントに白バイを発見!速度に注意してさらに走る。そして赤信号で止まるたびにナビチェック。あっつ、ちゃんと追いついてるじゃん。ナビによるとそろそろ右折ポイントだね。右折してまた赤信号でのナビチェック。あっつ!曲がるの早すぎた!すかさず、地図をよくみて平行に走っている道に乗り換える。さらにひた走り。でも、走りながらこんなに遠くのはずではないという勘が先ほどから働く。運転している彼にねぇ、ねぇ、こんなに遠くのハズないんだけど、と言うのだが、彼は「ナビの通り走ってるから大丈夫」というへんな自信。いや~、おかしいよ、おかしいよ、と言っているうちに246に合流。ふり返るとオペラシティははるか後ろに見える。絶対通りすぎた!と意見し、もう一度ナビで再検索をかける。GPSで現在地を表示してくれるからとても便利。でもまだうまく操作できない私達。あの電子コンンパスがまだよく分からない。これはこっち方向を表示しているのか?色々と検討した結果、やはり通りすぎていて、今来た道を戻らないとダメだということがわかった。来た道をまた走る。オペラシティがはっきり見えるところまで戻ってきたところで、近くを歩いている人に「この辺に有名な団子屋さんがあるって聞いたんですが」と尋ねる。「ふるやさん? ごま団子の?」「あっつ、そうです、そうです!」ちょっと行った角を左に曲がったところにあることが判明。教えてもらったとおりにバイクをおして歩く(一方通行だったため)。やった~!ついに発見! さっそく団子をチェック! みたらし団子がおいしそうだったので、みたらし団子といつも買うごま団子を購入した。このお店はデパ地下に入っているんだけど、本店に来たのは初めて。デパ地下より品数が多い気がする。またまたナビで帰り道を検索。帰りは知ってる道まできてしまえば後はスムーズ。もっとナビの使い方がわかれば、もっと便利なんだろうなぁと感じる。なんと言っても今いる場所が把握できるからね。さぁて、ナビで遊んでばかりいないで、これから今まで使っていた携帯の中に入っているアドレスを移しかえないと。あと、皆にアドレス変更のお知らせを送らなきゃね。あ~、これからが大変だ。
2004/02/21
コメント(2)
今日は高校生のD君の長文読解。文章自体はあまり難しくなかったので、自分で読んでくることを宿題に出していた。「読んでみたんですけど、分からない単語が結構あるので、半分しか出来ませんでした。」そっつか。でもこの文章、そんなに分からないと思える単語があるとは思えなかったんだけどな。う~ん、どの単語で?と思いながら授業を始める。最近の生徒さんは、分からない単語があっても「自分で調べて解く」ということをあまりしない。分からない単語があったらそこで勉強はSTOP。後は教えてもらおう、という感じだ。これは辞書を使い慣れていないことも原因ではないかと思う。中学生のときに英語や国語の勉強で辞書を使って調べる、という習慣づけをしていないので、「分からない単語があったら調べて解く」とは発想できないようだ。学校では国語で「意味調べ」を宿題に出しているが、調べる単語を指定していることと、調べさせる単語が少なすぎるので効果が薄い。これは、調べる単語を指定しているため「自分がわからない単語を調べる」ではないし、調べさせる単語が少なければ、「友達のを写して終わり」にしやすいからね。かと言って「辞書を使いましょう」だけではダメなのだ。どうやって辞書で意味を調べるのか、実際の使い方まで踏み込んで指導しなければ、次回教えに行ったときに「使い方が分かりませんでした」で終わる。自力で辞書を使いこなせるようになるまで、道は遠い。くだんのD君。「分からない」と言っている単語は、今まで学校で習った単語であることが判明。習った単語を頭からリセットしていてどうする。復習が足りない、復習が。まだ高1だからいいけど、こんな調子で高2になられたら困る。テスト前なので、とりあえず「今回のテストのための勉強」の指導を行うが、春休みには高1の復習をやらないと、語彙力がどんどん間に合わなくなる。「辞書で調べる」ことをすればまた違うんだけど、習慣づいてないもんなぁ。これも春休みから取り掛からないと。「春休みに復習っすか?」とぶーぶー言うD君に、今回はテスト対策中心だけど、こんな感じで毎回やっていてはしょうがない、と理由を説明。テスト結果出てからお家の方も交えて、もう一度春休みどうするかを考えるということで、今回D君引き下がる。まぁ、とりあえず、今度のテスト、がんばりましょ!
2004/02/20
コメント(0)
昨日の夜、「天才への〇〇(題名忘れ)」という番組を見ていた。まぁ、見ていたと言っても我が家では今TVは全て録画をして見ている。TVが録画できるパソコンを買ったので、それに全て録画し、コマーシャルやつまらない場面は飛ばして見る。その「天才への〇〇」という番組で、単語がすぐ覚えられるワザを伝授して、実際にすぐ覚えられたのかどうかを確認していた。覚えるやり方は簡単に言うと、英単語を発音するときその発音する場所が単語のどの語に対応するかを意識させて覚えさせるというようなやり方だった。それを見ながら私「えっつ、でもこういう覚え方って普通にやるよね」彼「え? オレ知らない」彼は学生時代、英語のお勉強があまり好きではなかったタイプだったのは知っていたが、私が当り前だと思っていた単語の覚え方を「全く知らない」と言われたのには驚いた。私「えっつ、じゃぁ、どうやって覚えたの?」彼「いや、なんとなく」となると、多分、ローマ字が出来ないのでは?私「じゃぁ、ローマ字は知ってる?」彼「知ってるよ」知っているのに単語の覚え方がそうやって覚えてないなんて。そういえば、生徒さんにも「単語が覚えられないんです」という子がいたな。その子はローマ字をきちんと覚えていなかったから、ローマ字を覚えてもらって、その後単語を覚えるようにしたけど、それをやってもなかなか覚えられなかったな。そんなことを考えていると、「天才への〇〇」という番組では、今度は「3で割り切れる数の見分け方」をやっていた。私「は? えっつ、こんなの常識じゃん。」彼「知らない」単語の覚え方に続き、またまた私が常識だと思っていることを知らないという彼。あれ?あれ?驚いているうちに、今度はその番組で、「消費税を簡単に計算する方法」というのをやっていた。彼「えっつ! 2で割ればいいだけじゃん」私「そうそう、ケタ一つ落としてね。」今度は彼も知っている「方法」が出てきたのだが、このやり方は実はあまり学校で教えていない。まぁ、単語の覚え方も学校では教えてないけど、「3で割り切れる数」というのは受験勉強をがんばってやっていると知りうる内容ではある。ん~、と考え込んでいる私に向かって、彼は「実生活に必要なことはできるんだからいいんだよ。」と勉強があまり好きでない子の名セリフ「こんなの覚えたって生きていくのに役に立たない!」の大人バージョンを言う。でも、私は今まで「そんなの皆知ってるでしょ」みたいに感じていた基礎的なことが、実は知らない人もいたというのにとても驚いた。勉強ができるできないには、学習内容の理解も必要だが、もっとそれ以前のこと(単語を覚えるとか数学的なセンスのようなもの)が知らなかったり、足りてなかったりする場合もありそうだ。おととい、講師と指導内容について話をしていたとき、その講師(高校生の数学担当)が、「A君は僕から見ると『数学的な勘』みたいなものが足りない気がするんです。例えば、「81」という数字があって、僕はすぐ「9の2乗」だと思うんですけど、A君はそれにすぐ気がつかないみたいで、因数分解し始めちゃうんです。」と言っていた。こういうある数字をみて「9の2乗」だとか、「144」は「12の2乗」だと感じる数学的センスがあるのとないのとでは、問題を解いていくスピードが明らかに違ってくる。ん~、となると、学習内容の理解の前に、もっと細かい点まで「分かっているかどうか」の把握をし、それが出来ていなければその対応策を考えないと、成績UPって簡単にいかないんじゃないのかなぁ。もっと細かく生徒さんの学習理解の状態を把握しないといけないのね。いやはや「勉強を教える」というのは奥深いものだと、今日また改めて感じた一日だった。
2004/02/19
コメント(0)
中学3年生のKさん。とても良くできる生徒さんで、常に成績はTOPクラス。こういった生徒さんの場合、家庭教師でなくても塾でも大丈夫(それこそ自力で勉強できる)なのだが、「どうしても1番が取れないので」ということで入会された。指導直後、100点を取ったので1番になったのだが、その後安心したせいか、100点取れず、今回のテストでリベンジとなった。クラス1番を取るためには、そのための指導をしなくてはならない。もうこのレベルの生徒さんは、学習内容がわかっていないとかの問題ではなく、ずばり「ケアレスミスをいかに防ぐか」という点につきる。また、中学の場合なるべく「100点」を取れるようにしなければ、クラス1番は難しい。そのため、出題率が低い問題やちょっとむずかしめの問題も全てカバーして指導をすることになる。それにしても成績上位の生徒さんはよく勉強している。宿題は完璧にこなし、かつ宿題に出していない問題も自主的に解いてくる。学校のノートはちゃんと取っているし、どこが重要なポイントかもよく把握している。後はケアレスミスをいかに防ぐかだ。そういった一連の対策を全てうって、理科のテストが先日行われた。指導している方は生徒さんがテストのときに何点ぐらい取れるかは予測できるので、この感じだと100点という印象だった。で、結果は。。。く~! 96点!とても簡単な問題のケアレスミスと、出題内容を勘違いしての解答によるミス。しかも、今回は出題レベルが簡単だったため、このレベルだと100点はいるな、という問題だった(案の定100点は何名かいたらしい)。出題レベルが高かったら1番だったと思うんだけどね。授業中やっていたケアレスミスは本番ではやっていなかったので、指導の効果はあったのだが、そうではない個所のミスがあるのが、今回の敗因。「いや、テスト頑張ったよね。よく出来ているんだけど、だけど、、、」とがっくり肩を落としている私に向かって、生徒さんの方が「すいません」と謝る。でも、最初に比べたらだいぶミスは減ってきているんだよね。ケアレスミスはすぐにはなかなか直らないから、地道にやっていくしかないね。あと、ある種の緊張感をもう少し持った方が良いかな。気を取り直し、次の数学で100点を狙うことを二人で誓い合ったのだった。
2004/02/18
コメント(0)
プルプルプル。昼過ぎに一本の電話。「今日、急に子供が熱を出して学校を早退したんです。申し訳ないのですが、今日の授業はお休みに出来ますか?」今日指導予定だった生徒さんのお母様からだった。何でも昨日から調子が良くなかったそうなのだが、今日どうしても受けなければならない学校のテストがあり、無理して受けにいったのだが、熱が上がってしまい、学校を早退することにしたそうだ。あまり知られていないことだが、実は塾や家庭教師は「当日休みは無効」としているところが多い。要するに、当日に「休みます」と連絡するとそれは「お休み」と認められず、もし休んでしまった場合、授業を受けていないのにもかかわらず授業料はとられる仕組みになっている。塾によっては振替を認めてくれるところもあるが、プロの家庭教師に頼んでいる場合はまず無理。まぁ、これは仕方がない面もあるんだよね、プロの家庭教師は指導時間がお給料なので、前もって別の日に変えていればその日は別の生徒さんを教えに行けたからね。だけど、当日子供が風邪を引いて休むなんて予測できることではない。過去、大手の個別指導にお子さんを通わせていた方はこの件でかなりもめたことがある、とおっしゃっていた。「行きたくても風邪を引いているから行けないのに、それでも振替も認めないんですか!」「規則は規則ですので」入会時には「当日休み」の件を確認しないといけないのだ。ウチではズル休みはもちろん認められないが、こういった理由によるお休みは「お休み」として扱う。先ほどのお母様には、お休みとすること、ただテスト前なので、今日予定していたテスト前の学習チェックをやらないと勉強スケジュールの問題があるから、回復したら早めに授業を再開して、学習チェックを行いたい旨をお話した。1月末はかなりインフルエンザが流行していて、生徒さんがバタバタとお休みしていたのだが(不思議と講師の方は風邪を引いたものはいない)、まだ少し残っているのね。中学生・高校生はこの時期に風邪を引いてしまうとかなりピンチになるので、体調管理には特に注意して欲しい。
2004/02/17
コメント(0)
さぁ、月曜日、今日からまた一週間がんばりましょう!期末テスト2週間前になってきたので、講師にテスト前指示を出す。学習の遅れなどはこの時期にスケジュールの調整をかけておかないと大変なことになってしまう。このところの講師の相談で多いのが、「1週間前に教えたことを生徒さんがすっかり忘れているんです」という内容。生徒さんが受験生の場合こういった事態にはならないが、学校授業のフォローではこういうことが起こる。これは「家できちんと復習をしていない」というのが明確な原因。宿題をやってこなかったりすると、すぐこういったことになってしまう。ただ中学生の場合まだまだ学習内容が複雑ではないので、再度教えなおしをしてもさほど時間がかからず、深刻な問題にはならないが、高校生の場合は致命傷となってしまう(数学、英語は特に)。高校の場合は一つの問題の答えを導き出すのに思考過程が多い。それを家での復習を怠ったことで、指導内容が「リセット」されてしまうと、新しく習った部分と前回教えた部分のダブルの「思考過程」を教えないといけないため、教える方も教わる方もかなり大変な思いをする。家での復習を怠らないために、「宿題」というのがあるのだが、これを甘く見ている人が多いので、生徒さんによくよく言い聞かせ、宿題をやってくるようにしないとならない。ただ、生徒さんの中には「宿題をやるタイミング」に問題があって、宿題をやってきているのに前回の内容がリセットされてしまっている人もいる。ただ「宿題をやってきなさい」というだけではダメなのだ。こういった「やってこない」のと「やってくるタイミングが悪い」の二つを解決すべくある「仕掛け」をしたので、さっそく今週からその「仕掛け」の効果をはかってみる。ちょうどテスト前だし良い時期かも。ただご家庭にもご協力して頂かないといけないので、各ご家庭に連絡をとる。それにしても授業をちゃんと聞いていれば、家であんなにやる必要はないと思うんだよね。教え方が悪いとか先生が嫌いとかいったことで聞きたくないという気持ちも分かるけど、でも毎日学校に行っているんだからそこでやらないとさぁ。まぁ、もっとも最近は「授業中うるさくて聞けない」という別の理由も存在するようなんだけど。期末終わったら、明らかに学校授業を聞いてなさそうな生徒さんには個別に対応策を考えよう。
2004/02/16
コメント(0)
今日は、彼が休日出勤のためお家で一人。お天気がとても良いのでさっそく洗濯物を干す。昨日弟に教えてもらった「スパイウェア」の削除にとりかかる。ウイルスはさすがに知っていたが、「スパイウェア」があるとは知らなかった。「スパイウェア」とは、パソコンから特定の場所に個人情報を無断に送信するプログラムのことで、要は知らない間に知らない場所に個人情報が送信されるのである。具体的には「OSの名称」「IPアドレス」「ソフトウェアの利用履歴(ダウンロード履歴)」らしいのだが、こういったことが知らないところに知らない場所でやり取りされているのは気持ちのよいことではない。無料ソフトをダウンロードしてスキャンすると、30個ほど見つかった。思ったより多いのでびっくり。早速削除して免疫化をしたが、週に1度はやった方がいいらしいので、今度から曜日を決めてやることにする。その後は家でゴロゴロ。夕方、久しぶりに近くの公営のプール(\450/回)に行く。結婚式前はダイエットに励んでいたので、週に2度はちゃんと行っていたのだが、最近はすっかり足が遠のいていた。着替えて手前にある50Mプールではなく、奥の25Mプールの方へ。ここのプールは国際競技に使われるプールのため、50Mの方は真中辺りがとても深くなっている。知らないで50Mに行ったら溺れてしまうので、プールの注意書きにも「泳ぎに自信のない方はおやめください」と書いてある。夕方の時間に行ったのは初めてなのだが、20代後半から30代前半のサラリーマンぽい男の人が多い(朝の時間はご年配の方が多い)。とりあえず、1時間ほど泳いだところで家に帰る。行く前は肩の辺りが重たかったのだが、泳いだ後は軽い。やっぱり週に1度は運動しなくちゃね。帰ってきて、疲れたのでウトウトしてたら彼が帰ってきた。彼は会社の帰りに実家(彼の方の)に寄ったので、ご実家からお土産をいっぱいもらって帰ってきていた。夕ご飯はご実家から頂いた炊き込み御飯を食べる。今日はとてもゆっくり過ごせた日だった。明日からまたがんばろう!
2004/02/15
コメント(0)
今日はオリジナル棚を作りに(と言っても作ってくれるのは彼で私はただ行っただけ)実家に行く。ちょうど昼すぎに着く予定だったので、実家近くにあるモスバーガーの「匠味バーガー」を食べよう!となった。「匠味バーガー」は午後2:00ぴったりの販売のため、2:00ぴったりの時間に母と二人でお店に入る。土曜日だからか高校生ぐらいの女の子がレジの店員さん。母「匠味バーガーのチーズ1つ」私「じゃぁ、私はレタスのチーズ1つで、持ち帰りに匠味バーガーのチーズ1つ」と注文したのだが、店員さんは「匠味バーガー1つ」とだけ言って、「他にはございませんか?」と聞く。母が「あの、会計は一緒で」と言うと、「あっつ、ハイ」と言ったきり、何も動かない。おかしい~なぁ、私注文したのに。しょうがないので、もう一度、「私はレタスのチーズを1つで、あと匠味バーガーを1つ」と言ったら、「匠味はお一人様1つとなってます。」と言われた。母が「じゃぁ、私が匠味バーガーやめて大根のバーガーにするから、それならいいでしょ?」と言うと、今度は店員さん、「レタスバーガー1つ」と言ってまた黙る。まったくこちらが注文したことが通じないため、「だから、、、」と再度言い直しても、相変わらずの店員。そうこうしているうちに、私達の後ろは長蛇の列。見かねた店長らしき男の人が奥から出てきて、私達の注文内容を聞く。店長に言われてレジを打つ店員。でも、「・・・レタスバーガー1つ・・・」と言って、店長に「レタスはチーズ(レタスバーガーには普通のとチーズ味と二つある)でしょ!」と注意を受ける。「すいません」とわびることもなく、私達→店長→店員という流れで、店員はメニュー打つ(ここで店長はいなくなった)。非常に不安を覚えた私は、「要するにまとめると、バーガーは3つで・・・」と言ったところで、新たに現われたまた別の男性店員が「あの匠味はお一人様1つとなって・・・」と言うので、「まぁ、聞いてください。」と言って、再度注文内容を言う。男性店員は「あっつ、大根バーガーが入っているんですね。」となぜ3個なのかを理解してくれたのだが、私が確認しなければレジの女の子の店員は大根バーガーを打っていなかった。「なんで通じないんだろうね」と母と言いながら席で待ってると注文したバーガーがきた。苦労して(?!)注文したかいがあってのレタスバーガーはとてもおいしい。パクパク食べていると別のこれまた高校生らしき女の子の店員が「お持帰りの匠味をお持ちしました」と持ってきた。店員「どうされますか?」、私達「は?」えっつ、どうされると言われても持ち帰るんだけどさぁ。何を聞かれているかさっぱりわからない私達と店員との間にしばしの沈黙が流れる。店員「あっつ、あの温めておくこともできるんですが」ん?このバーガーはお弁当のように家の電子レンジで温めなおすことができます、と説明を受けているの?母「要するに帰るときまでお店で温めておいてくれるということ?」店員「はい、そうです」あっつ、そういう意味で言ったのね。母「じゃぁ、お願いします」この店員の場合、一番最後のところだけ言っているのと、主語がないから話がわからなくなる。なんで「このバーガーはお帰りになるまでお店で温めておくことができますが、どうされますか?」と一つの文章できちんと説明できないのだろうか?レジの店員の場合は、なんだかロボットと話をしているみたいで、ある意味入力方法を誤るとエラーとして返してくるような印象を受ける。しかも「すいません」のような気持ち的な言葉は一切なく、ただ注文内容を繰り返すだけだからますますそういう印象が強くなる。どうしてこうなっちゃうんだろうね。自分から話すことがあまりないのかなぁ。それとも普段からあまり考えない生活(いわゆる流される生活)を送っているのかなぁ。それとも大学生になると出来るようになるのかなぁ。いやいや、大学生でも話し方がおかしいのはいるぞ。う~ん。。。そんなことが昼間にあって、夜みんなで焼肉を食べながら話をしていたときに、「言葉」の話になった。そのとき彼が、「仕事で海外の人と話をするときに、向こうの方が日本語で話をすると、『我々の製品はこういう性能です。どうすればあなた方は買ってくれますか?』のように話す」と言っていた。いや、だって英語ってそういう話し方じゃん。と、なると昼間の店員はやはり普段の話し方に問題があるのでは?という気がした。よし、これからは「生徒さんの話し方」にも注意するようにしよう。
2004/02/14
コメント(0)
テスト前なので、各科目の進度に応じて問題を用意する。学校の授業内容をチェックしていたら、古文がこちらで問題を作成していない範囲を教えていることが判明! 慌てて古文の問題を作成する。古文は現代文に比べ、問題作成の時間があまりかからない。文章が短いせいだろうか。現代文は作成に二日かかってしまうが、古文は一日でなんとか完成する。重要ポイントをチェックして、出題されそうなところをピックアップ。そうそう、古文って解説を詳しくしないといけないね。あっつ、文法の問題も出しておかないとまずいな。色々なことを考えながら、さくさくと問題を作成していく。今回の範囲では三つの「段」を習っているので各段ごとに問題作成をし、解答・解説も作り上げる。誤字脱字がないか最終チェックをして、なんとか今日中に終わった。ふ~、よし、これでO.K.生徒さんのお家に送ろうと思ったが、ふと時間を見ると22時をまわっている。さすがに時間が遅すぎるので、今日はあきらめる。明日送ろう。生徒さんの中には学校のノートだけで勉強して、演習問題を解かないでテストを受けていた人もいるが、やっぱり演習はやらないとね。ノートを見ているだけでテストが出来る気になっても、手を動かして勉強しないと頭には入らない。基本は手を動かすこと!でも、さすがにずっとパソコン前で入力していたので今日はかなり疲れた。う~、ぐったり。
2004/02/13
コメント(0)
今日、友達から「何も言わずに見て!」とメールをもらった。そのメールには下のアドレスが記されていた。http://stream.bmgjapan.com/oda_kazumasa/meijiseimei_cm/11_broad.asx これは某生命保険会社のCMだが、この会社は先ほど合併して名前が変わったため、このCM自体は昔流れていたものではないかと思う(私ははじめて見た)。もう、ただただ感動である(バックで流れている小田和正さんの「言葉にできない」という曲もすばらしい)。そう、どのお子さんも「神様からの贈り物」なんだ。妹が最近赤ちゃんを産んで育児をしているが、赤ちゃんを育てるのがあんなに大変だと思わなかった(産むのも大変だったが)。夜なんてほとんど眠る時間はない。育児をしながら家のこと(ご飯を作ったり、掃除をしたり、洗濯をしたり)もこなすので、ダンナさんの協力なくしてはつとまらないと感じた。お母さんは本当にえらいと思う。生徒さんのお母様に、「あんなに育児が大変だとは思いませんでした。」とお話していたら、「赤ちゃんの時なんて可愛いもんよ。まだまだ序の口。」とおっしゃる。特に男の子のお母様がそうおっしゃることが多い。男の子の場合、早い子だと中学1年の夏過ぎあたりから反抗期に入る。ちょうど中学受験を終え、ほっとした辺りの頃だろうか。そして反抗期に入るとお母様とのバトルが繰り広げられる。生徒さんの中にはお母様が留守の隙に、お家の2階のベランダに「くそババァ!」と書いた横断幕をかかげた武勇伝を持つ者もいる。こうなってくると勉強は手につかない。当然成績も下がってくるので学校から呼び出しを受ける。このような時期に入会された場合、「成績UP」+「心のケア」を行わないといけないため、お兄さん的な雰囲気の講師にこういった場合の指導方法をよくよく言い聞かせて行っている。子供は「神様からの贈り物」。子供を通してじゃないと分からないこと、気づかないことがあるんだ。妹の子供を見るようになって、私も親に小さいときには肉体的に負担をかけ、大きくなったら精神的な負担をかけていたんだな、と非常に感じる。そう思うと、家にいたときにあまりお手伝いをしなかったことを申し訳なく思う。言うことも聞かなかったし。。。今からでも遅くないと思うので、親孝行をしよう。こういったことを気づかせてくれた妹の子供は「神様の贈り物」だと感じた。
2004/02/12
コメント(0)
今日は祭日なので、みんなと「いちご狩り」に静岡に行く。はじめて「いちご狩り」に行ったのだが、「いちご狩り」の苺はスーパーで売っているものの2倍はある巨大苺で、とても驚いた(品種が違うのだろうけど)。あと、苺の成長過程も見ることができておもしろかった。石垣の合間に植えてある苺は斜面になっているため、しゃがんで正面向いて苺をとって食べるスタイルになる。このため苺の様子がよく分かる。花の真中が膨らんで苺の形になっていく成長過程はとても興味深い(普段は完成図の苺しか目にしないからね)。日本では「苺」は学校の理科で教えない。そのかわり普段、めったに目にしない「アブラナ」だとか「ナズナ」だとかが教科書に載っている。こういった目にしたことも目にする機会も少ないものを教えるから学校の勉強はおもしろくないんだと思う。ちなみに私の手元にあるアメリカの教科書を見ると、ちゃんと苺が載っている(教えているかどうかは不明だが、教科書にはイラストで説明がある)。「アブラナ」とかは花のつくりを教える上で標準的なつくりになっているから教えやすいのだろう。でも学校が教えている範囲では、どうやって「苺」が出来るのかは説明できない。「苺」は果実の中でも「偽果(ぎか)」と呼ばれるものに分類され、簡単に言えば、花びらやめしべをつけている土台である「花たく(かたく)」と呼ばれる部分が大きく丸くふくれたものである。苺の花の真中のとんがっている部分が「花たく」であり、その表面にくっついているのが「めしべ」である。この「花たく」がふくらんで赤くなるといわゆる「苺」となる。ちなみに苺のヘタの部分は教科書で言うところの「がく」である。このため、「苺」は学校が教える「子房は果実になります」という説明には当てはまらない。物事を深く考える生徒さんの場合、あることを教わるとそれを応用して他のことを考える。もし学校で「子房は果実に」と教わったときに、「あれ、じゃぁ苺は?」なんて発展して考えた場合、教科書をみても説明がつかない。切り替えの早い生徒さんの場合、わからないのはほっといて次に進むが、そうでない生徒さんの場合、ひたすらそれを考えつづけ先に進まなくなる(こうして学校の勉強に遅れていく要因になってしまう)。ちなみに教科書には「柿」はのっている。「柿」は「偽果」の反対の「真果」で、「子房」の周りが厚くなって果肉となっているものである。「柿」と同じ仲間に「桃」と「みかん」がある(細かい点では違うのだが同じ「真果」である)。なお「苺」と同じ「偽果」には「りんご」と「梨」がある。勉強に興味を持たせるコツは、いかに導入をうまくやるか、それに興味をひきつけるかにかかっている。そういう点では学校の教科書は上手ではない。普段の生活と離れたことを教えるから、実感も湧かないし、興味もひかない。「苺」だったらみんな目にしているから分かりやすい教材だと思うんだけどな(「いちご狩り」のような体験もできるし)。それにしても、「いちご狩り」って楽しいね。ビニールハウスの中に入ってとるからあったかいし。また行くとしよう!
2004/02/11
コメント(0)
今日は講師の研修を行う。当然、担当する生徒さんごとに細かい指導方法や方針は変わってくるので、今日はどの生徒さんにも共通する基本指導の徹底を図る。I君は都内有名6年生一貫校の私立を卒業後、現役で有名私大の理工学部に合格。もちろん再難関と言われる国立大も受験しているため、理系だが国語もできるという理想的な講師である。でも、「自分が勉強できる」ということと「他人にそれを教えることができる」というのは全く別の話。スキルチェック段階では「あまり上手でない」指導レベルのため、ここから会社標準レベルまで持ち上げなくてはならない(あまりにも下手だと採用は不可にしている)。I君のマンツーマンでの特訓が始まる。指導をする際の講師が座る位置の指示から、ペンの使い方から、ノートの取らせ方からがんがん説明する。必死にメモを取るI君(最近の大学生は『メモを取るように』と言わないとぼんやり聞いているだけの者が多い)。その後、生徒さんへの説明の仕方の具体的なやり方に移る。かなり細かく注意を受けるため、このときになって初めて「勉強を教えるということはすごく大変なことなんですね」と気づく講師が多い。I君も「実は大変だったんだ」と気づいたが、さすが覚えが早いので一通り研修項目を終えると、かなり指導レベルが上がった。そして後は担当する生徒さんが決まった段階で、その生徒さんではどう指導するかの研修を別に行うと、まずは一人前となる(もちろん指導開始後も指導の仕方のアドバイスは随時やる必要はある)。それにしても最近は「良い講師」が減っている。私が考える「良い講師」とは、1:教え方がうまい、2:学力がある、3:相手の立場に立って考えられるの3つである。もっともその前に、「礼儀作法がきちんとできる」というのをクリアーしての話だが(最近はこれすら出来ないのも多い)。1:の「教え方がうまい」であるが、研修をしなくても、もともと上手に教えられる素質がある講師希望者は面接を受けにくる人の1割にも満たない。I君のように最初はあまり上手ではないが、研修すると教え方が上手になっていく講師が3割。後の6割は全くもって無理です、という講師希望者である(なんと半分以上は面接段階で落とされる!)。2:の「学力がある」であるが、最近私大の入試科目減少も影響してか、一人の講師が指導できる科目がものすごく少ない。「英語だけ」とか「数学だけ」とか単科目のみの指導を言ってくる。こちらとしては研修するだけでも大変なので、単科目しか指導できない講師希望者はお断りをしている。また、今までだと入試に使った科目は教えられて当然だったのだが、「入試には使いましたが教えられません」という者も多い。I君のような理系だけど国語と社会も教えられます、という人はとても少ない。3:の「相手の立場に立って考えられる」は、これは家庭教師という指導スタイルの場合特に必要なことである。家庭教師というのは、「生徒さんの立場にたって指導する」というのがとても大切である。「なんでこの問題の解き方が分からないんだろう?」と感じたとき、「もし、自分が生徒さんの立場だったらどうなんだろう」を考えて指導しなくてはならない。指導する生徒さんが小・中学生の場合、特にこの姿勢が講師側にあるかないかで指導の効果がかなり変わる(高校生の場合は「2」の方が重要)。こうして一人前の講師になっても、生徒さんとの相性が悪いと結果は出ない。小・中学生(1、2年生は特に)は、なんとなく自分と相性が合わないと感じていてもそれをご両親に言うことはめったにないので、こちら側で講師と生徒さんとの相性合わせにはいつも細心の注意を払っている。I君には予約で入っている生徒さんと相性が合いそうである。実際やってみないと本当に合うかどうかは分からないが、多分大丈夫でしょう。I君も担当する生徒さんが決まりそうなのでほっとしていた。私としても、生徒さんに自信を持ってご紹介できる講師の人が増えたので、とてもうれしい。
2004/02/10
コメント(0)
今日はD君の英語の授業再開日。数学が危険だったため、英語の指導は先週お休みしていた(もちろんサボらないように宿題は出しておいた)。D君は明るくてチャキチャキした生徒さんだが、なるべく勉強しないで済むことを常に考えている。宿題も言うときちんとやるが、言わなければ何もしないという今の生徒さんの典型的なタイプ。なので、ある程度学習スケジュールをこちらでアドバイスしていかないと、テスト前に勉強が間に合わなくなってしまう(本来なら自分でその辺りをきちんとやらないといけないのだが、出来るようになるまではアドバイスはし続ける)。ただ、もう高校生なので中学の時のように細かくはやらない。素直でとてもいい子だから、トークで丸め込んで勉強の「はっぱ」をかける。先々週の授業時に「いや~、この調子だと数学が完全に赤点だから来週がんばって数学を勉強しないと厳しいよ~。マジやばいから。そうそう社会はどうなの?2学期で成績取れてないから今学期がんばらないとせっかく1学期点数取れているのに学年成績悪くなっちゃうよ~。あっつ、理科は、理科? 授業ちゃんと聞いてんの?ウンウン、その調子なら今のとこ大丈夫だね。え~っつとあと何あったっけ?ん、国語?国語は1、2学期とも成績が安定してるから今までのペース維持だね。そうなるとやっぱりネックは数学だな。数学やっとかないと、テスト前で社会が完全に間に合わない。数学と社会ダブルで共倒れだね。ちょー危険じゃん。特に今やっている数学はちょっと難しいから理解するのに時間がかかるかもよ~。〇〇(数学担当の講師)に来週よく教えてもらうんだぞ。英語は数学次第にしよう。」と、「君がいかに今危険な状態か」ということをよーく言っておいた。すると今日の授業時に「数学は学校の授業に追いつきました。テストまで1ヶ月切っているからちょっと地理も勉強しておきました。理科は今週問題を解き始めます。」と言っていた。よしよし、自分でちゃんと考えて行動してるな。トークで丸め込む際には、「自分で考えて行動できるよう」丸め込むことを心がけている。それは他人が立てる学習スケジュールだと、生徒さんが「やらされている」という状態(意識的にせよ無意識的にせよ)になってしまい、「講師の言われたことは全てやったのにテストはダメでした。」という結果に陥るからだ。受動的な生徒さんは、宿題をやるときも機械的にこなしているだけだし、指導を受けているときも意識は半分別のところに飛んでいる。このような場合、どんなに宿題の量を増やしても、どんなに指導時間を増やしても全く効果は上がらない。逆に指導時間が増えた分、お家の方の期待も高まり、結果が悪いと「この子はもともと頭が悪いんじゃないか。」とお考えになってしまう。更に、最悪の場合「お前は頭が悪い!」とお子さんに言われるお家の方もいらっしゃる。そうなるとお子さんは「自分は頭が悪いから勉強が出来ないんだ」と感じ「がんばる」ということを放棄してしまう。頭が悪いとか悪くないとかは関係がない。自分から勉強する姿勢(積極性)がないから出来ないだけ。そうならないために、生徒さんごとに丸め込みトークをかえ、自分から勉強する姿勢になるよう誘導している。D君は自分で考え勉強した。後は途中で気が抜けてしまわない様、途中途中でチェックを入れればO.K.だね。自分で考えて学習スケジュールを立てるという行動は、社会に出たときに「指示待ち人間(最近の新入社員に多いらしい)」の防止策になると密かに思っている。学校の勉強を通して、将来につながることを今後も地道にやっていきたい。
2004/02/09
コメント(0)
最近痛切に感じていることだが、中2で英語の成績が下がる人が多い。中2で入会される生徒さんのほとんどが、「中1のときはそんなに英語は悪くなかったのですが、中2になったら一気に(成績が)落ちてしまって・・・」と言われる。答案を見せてもらうと、文法があまり理解できていない。特に所有格が入っている文章でことごどく間違う。例えば「Your mother are・・・」だとか「Your father play・・・」だとか。主語をきちんと意識して書いておらず、生徒さん曰く「なんとなく」で文章を作る。こういった生徒さんは小学校時代までに英会話教室に通っていた人が多い。中学進学または中学受験ともに教室に通うのをやめている。今の学校は文法事項をあまりきちんと教えていない。これは教科書にも原因があるのだが、学校自体が「話せる英語」の指導に移ってきているからではないかと感じる。ネイティブの先生による発音や会話練習、テープを聞いてヒアリングの訓練等、私が中学時代のときとかなり指導が異なっている。しかしながら、テストは文法が理解できていないと解けず、ヒアリングの試験は入っているものの配点は低い。中学1年生までなら、文法事項も簡単でそれこそ「フィーリング」で解けるため、生徒さんは文章を作成しあまり違和感を感じないようなら「いっか」、と問題を解いていく。多少、文法ミスがあったとしても「フィーリング」で合っているところもあるため、文法がわかっていないとは気づかない。これが、中2になると文法が複雑になってきて、「フィーリング」では太刀打ちできなくなってくる。中1の文法もきちんと理解していたわけではないから、中2で習う文法も今ひとつよく分かってこない。お母様は「英会話学校に行ってたから、多少は出来ると思うんですが」とおっしゃるが、これが問題を根深くしている。確かにお母様がおしゃるように「多少はできる」。会話文のところはきちんと解けている。しかし、「文を書きかえなさい」とか「括弧の中の単語を適切な形に」だとか、「次の日本文を英文に」だとかになると、正答率は悪くなる。学校のテストの問題は習った文法事項(学校ではそんなに教えていないのだが)がきちんと理解できているかどうか把握するために出題されているので、その文法事項が出来ていないと問題は解けない。学校の成績があまり良くないと、今まで英語が好きだった生徒さんは、「実は英語ができないんじゃないか」と思い、嫌いになっていく(学校の先生と相性が悪いと特に)。せっかく子供の将来のためにと思って通わせていた英語が、学校の勉強に役立っていないことを知り、お母様はとても悲しまれる。幼少時に学習していたことが、あとで実を結ぶために、私なりの考えを書くと、1:英会話と学校の英語の勉強は全く別のものと認識し、2:学校の英語の勉強は文法をきちんとやることに注意を払う3:「しゃべれる」レベルを目的とするなら、学校とは別に英語の勉強はやり続ける4:国語もきちんとやるである。英会話に通っていて「感覚」で分かっていることは決して無駄にはならない。ただ、そういった「感覚」で分かっていることが学校の文法とどのように結びつくのかを別にきちんと教えてあげるべきである。「フィーリング」で解いているところに「思考過程」を入れれば、中2で一気に成績が落ちるということは防げる。また、「しゃべれる」レベルまでを期待して英語の勉強をするのなら、途中で止めないことがポイントである。講師の中にはいわゆる「帰国子女」という者も何名かいるが、その中で「しゃべれる」のは一名だけ。この講師は小学校時代にアメリカに2年間行っていたが、帰国後お父様がずっと英語を教えつづけていたそうである。英語の勉強を続けるのに、何も学校に通う必要はないと思う。幼少時には「勉強に興味をひきつける」のがかなり難しいので、学校に通って皆で勉強したりするのは効果的だが、お金もかかることなので、その子にあった続けられるものを何か見つけ(ラジオ英会話かもしれないし)とにかく途中で「空き」を作らないことが先決だと感じる。ちなみにお父様に英語を教えてもらっていた講師は、毎日お父様が家で何かしている横に座って、英検の問題集を解いていたそうだ。分からないところが出てきたら、その都度教えてもらい、予定範囲が終了したら今日はこれでおしまい!という形でやっていたと言っていた。あと、英語もいいのだが、同時に国語もきちんとやられた方がいい。幼少時に本を読む習慣がつくといいのだが、中学受験でやっている国語は国語の勉強としてかなり良いので、受験しなくても中学受験用の国語を勉強することをオススメする。また、小学校の国語の教科書の音読もかなり有効である。音読することで分かっていない漢字や意味が聞いていると把握できるから。受験がある以上文法はきちんとやらざるを得ない。英会話ではあまり出てこない「分詞構文」も受験では出題される。私自身も矛盾を感じるが、とにかく「英語が嫌い」とならないよう、日々指導にあたっている。
2004/02/08
コメント(9)
「先生、〇〇大学受かりました!」と大学受験のG君から連絡をもらう。「きゃー!!!おめでとぉー! がんばったもんね。良かった良かった! これから本命校が始まるけど、気を抜かないよう引き続きがんばってね!」「はい、次もがんばります!!」G君は足掛け6年、指導をしていた生徒さん。私立校のため高校受験は無かったのだが、途中お母様が倒れそうになることがあった。G君は素直で気持ちのやさしい子。そして物事をじっくりしっかり考えるタイプ。そのため要領が良い方とはけっして言えないのだが、自分でよく考えた上で行動するので、周りの意見に流されることはない。そして楽な方に流されることもない。「こうした方が楽じゃない、簡単でしょ。」と言っても、その行動に自分なりの納得がいかない限りテコでも動かない。こういった「じっくり納得いくまで考える生徒さん」は、今の日本の学習カリキュラムではかなり厳しいところがある。日本の学習カリキュラムはかなり早い(私立だったため特に)ので、要領の良い生徒さんはなんなくこなしていけるのだが、そういったタイプでない生徒さんの場合、一度「よく考えよう」という個所が出てくるとブレーキがかかる。本人は真面目に勉強するタイプのため、学校の先生にも聞きにいったりするのだが、学校の先生が説明する内容ではいまいち分からない(他の生徒さんに説明するのより噛み砕いて説明しないといけないのだが、学校の説明は他の生徒さんの説明と同じになってしまう)ので、その後また自分で「う~ん。」と考えているうちに、どんどんテストの日程が近づいてくる。こうして、どんどん未履修部分が雪だるま式に増えてきて、テストまで学習の理解が間に合わず、テストで点が取れないことが多い。周りからすると「勉強はしているのになんで点数が悪いのか」ということになる。G君は、途中「なんで勉強する必要があるのか?」という考えにいきつき(どの生徒さんも一度は考えることではあるのだが)、「やっても意味なんてないんじゃないか」→「学校に行ってもしょうがないんじゃないか」→「じゃぁ、学校をやめよう」と発展していった。高校中退したがるG君をご家族は必死にとめる。でもG君にしてみたら「学校に行く理由がない」ため、周りの説得に耳を貸さない。私はご家族の方も含め、G君の将来について話し合いの場をもった。ご両親のご意向として、「〇△大学に行ってほしい」とか「将来はこうして欲しい」という強いご希望はないようなので(ご家庭によってはこういった事情をくんで将来に向けての今を考えないとならない)、ご両親に小さいときのG君が何に興味を持っていたかをよく思い出してもらった。これは私の持論なのだが、小さいときに興味をもって楽しんでやっていたことは、将来の「本人の能力や個性が発揮できる仕事(オンリーワン!)」につながると思っている。なので将来の進路を決める際には必ずご両親に小さかったときのことをよく思い出してもらい、そこから適性を考えるようにしている。向いていない仕事をやり続けることほど辛いことはない。ご両親との話し合いの結果、どうやら「機械っぽいもの」より「食」に関することの方が向いていることがわかってきた。早速G君に食べ物の中で何が好きかをきき、「魚類系」が好きそうというところまで行った。よし、あともう少し。一口に「魚類」といっても幅広い。貝なのか、魚なのか、甲殻類(カニやエビ)なのか、、、一つずつ丹念に聞いていく。長いながい話し合いのうちにG君が「全部トロのまぐろを僕は作りたいです」と言った。えっつ、全部トロ?「だって牛は松坂牛とかあるにまぐろにはそれがないじゃないですか」うん、そう言えばそうだ。G君の性格から私は何かをコツコツ研究する方が向いていると感じていたので、さっそくまぐろについて勉強できる大学を探した。あちこちに電話をかけたところ唯一まぐろを研究している大学を見つけた(日本ではここだけらしい)。ちなみに調べている途中で「イカなら〇◎大学、アサリなら△△大学」となっていることも分かった。担当している講師とその大学の過去問をチェックし、がんばれば合格圏内に入れそうな感じだった。目的があれば後はがんばれる。その後、どんなに勉強が辛くなっても「まぐろの研究」のためG君は頑張りぬいた。念のため、本命校以外にいわゆるすべり止めの学校もいくつか選んだのだが、「やりたいこと」がはっきりしているため、この大学のここならこういう勉強をしよう、あそこならこういう勉強をしよう、と選んでいける。面接試験があっても偏差値ではなく目的をもって選んでいるため、他の生徒さん達とは一線を画す。合格した大学でも「目的をしっかり持っているという人は最近では珍しい」と言われたそうだ。本命校受験はこれからだが、この合格に気をぬかずG君はがんばることだろう。いやいやとりあえず、良かった良かった。お母様も「ホッとしました」と声が弾んでいた。G君が大学生になったら「大学の現実」を少し感じることがあるかもしれない(でも最近大学も生き残りがかかっていて様子が変わってきているが)。でも、こちらでフォローを入れるようにするので、それも乗り切って、自分が好きな勉強や研究をやって欲しいと思う。ホントに良かった良かった。今日はとてもいい一日だった。
2004/02/07
コメント(1)
今週は指導を受けている各ご家庭に連絡をしていたのだが、どのお母様も「テストもそろそろなので『はっぱ』をかけないと」とおっしゃっていた。と同時に「私が言っても聞かないんですよね」とも。2月は「入学試験休み」があり、ついつい「ぽー」っとしてしまいがち。テストまで1ヶ月あり、学校の進度も遅い。しかし「試験休み」が終わった後、学校の進度は速くなり「ぽー」っとした状態のままいくとあっという間に「テスト」になってしまう。こうならないためにも、テスト1ヶ月前から「はっぱ」をかけはじめるのだが、これがご家庭で上手くいかないことが多い。お母様の「私が言ってもきかない」は、男の子の場合は特にそう。ちょうど反抗期にあたるお年頃の男の子は、勉強に限らず、何をいっても難しい時期である。だから他人(講師)から言ってもらうといいのだが、ご家庭で「はっぱ」をかけるとき言う言い方を少し注意するとまた違ってくる。それは、「一つのことに他のことも含めて怒らない」こと。「そろそろテストでしょ!テスト前にあわててやったんじゃ間に合わないのよ!(*ここまでは今度のテストの話) これだからいつも点数が取れないんじゃない。(*これは過去の行動に対して) 今日だってまだお弁当をだしてないわよ。(*勉強とは関係ない日常生活の注意点) いっつも私が言わないと何もしないんだから!(*これはお母様の気持ち)」 ここでお子さんは部屋を退出。勉強に関してなら、勉強のことだけを言うんです。「そろそろテストでしょ。あと1ヶ月ぐらいね。(*具体的に数字を出してあげた方がわかりやすい) 今回は数学の範囲が難しいらしいから早めにやっといた方がいいわよ。(*アドバイスを入れられれば入れる)」そして一度ここで話をやめる。お弁当箱を出していないならそれはまた時間(間隔)をあけて注意するんです。様々なことを「言わずにおれない!」というお母様の気持ちも分かりますが、「勉強のこと」を言うときは、「勉強」だけに絞った方が効果的です。でも、自分が「お母さん」の立場になったら出来るかなぁ。まぁ、出来るところから徐々にだね!
2004/02/06
コメント(0)
今日は月一恒例の問題集チェックの日。この時期は受験シーズンだからか、問題集の種類もたくさんあって問題集購入にはオススメの時期である。では、行きつけの新宿紀伊国屋書店にいざ出陣!昼間の新宿紀伊国屋の問題集コーナーは、空いていることが多いのだが、さすがに受験シーズンだけに大学受験生らしき人がたくさんいる。みんな目つきも真剣に問題集選びに余念がない。それらの学生さんの間をぬって、私も問題集チェックを行う。ここでチェックした良問題集はリストにして、みなさんにおすすめしている。最近はいい問題集もたくさん出ていてうれしい限りだ。あれ、このシリーズの高校生用のがある! それは中学生用のを私が「幻の問題集」としてご紹介している高校生バージョン。なぜ幻かというと、めったに売っていないから。とても良い問題集なのにね。素早く中身をチェック。中学生用のと同様、やはりよく出来ている。上・下2刊なのだが、迷わず購入決定。ちなみに、私が購入してしまったのでもう書店にはない(やはり幻の問題集だ)。その後、あちこちの戸棚をチェックしまくる。それにしても、最近は「1週間で・・・」とか、「最短で・・・」とか、これだけやればもうばっちり!的な問題集がとても多いのだが、中身をチェックすると う~ん、、、と思ってしまうものがとても多い。なぜおすすめできないかというと、まず、本に書いてある期間では終わらないからだ。本に書いてある期間で終わらせるには、ある程度集中してやり、その作者の考え方に自分の思考を合わせないといけない。要するにその問題を解く上でのアプローチの仕方の習得なのだが、こういったやり方は書籍を読んで理解するより、直接教わった方が早いし、勉強もしやすい。次に、問題を解いていかないと「アプローチ」は習得できないのだが、習得するには多少問題量も関係する。この手の問題集は、問題量が少ないものが多い(1週間で終わらせようとするのだから当然だが)ので、じゃあ、実戦、となったときにうまくやれない。普通の問題集で演習しようとしても、解き方はそれとは違うからね。自分でその学習内容が理解できている上で、ある種のテクニックとして勉強するなら使えるが、最初からそれをやると効果は薄い。そんなことを考えながら、結局、厚めの、問題がたくさん掲載されているのを購入した。それ以外には、解説がしっかり詳しいタイプ。問題集は、問題がいっぱい載っていて、解説が詳しいタイプ(別冊解答になっているものが多い)が一番です。厚い問題集は生徒さんが嫌がりますが、やる範囲ごとにコピーをとるか切り取るかして薄くするとがんばれます。でも、実は、中学生用は某所で売っている問題集の方がオススメなんだよね。値段も市販問題集と同じぐらい(ものによっては安いのもある)。中学受験用の国語も某所で売っている〇×△問題集がとても良い。これは、私は中学1年生で国語が苦手な生徒さんには必ず使ってもらっている問題集である(お知りになりたい方は個人的に聞いてきてください)。どうしてあのような良問題集が市販していないのか、問題集の流通の複雑さにふと疑問に思う。まぁ、良問題集を購入しても使わないと意味はないから、リスト以外にも使い方も多少アドバイスしてあげた方がいいんだな、と気づいた今日一日だった。
2004/02/05
コメント(0)
今日は講師の応募にきた方々に連絡をとる。トゥルルル、トゥルルル、、、「只今電話に出られません」プ、プ、プ、、、、「この電話を留守番電話サービスセンターに転送します。」ちょっとちょっと、ちっとも電話つながらないじゃん。最近の学生はメールならすぐ連絡がとれるのに、電話ではなかなか連絡がつかない。できれば電話でどんな学生かチェックを入れてから面接をしたかった。毎年様々な学生と面接しているうちに、電話の段階で「良い」講師か「ちょっと」という講師か判断できるようになってきた。もっと言うと、ドタキャンするタイプの学生かどうかも。このところ、とてもドタキャンするものが多い。面接予定者の約1割はドタキャンをする。前もって連絡してくるのならいいのだが、それすらしないし、こちらから電話すると携帯の電話を切ってしまうものもいる。これは何もアルバイトに限った話ではなく、人事部にいる友達も「最近はそうなのよ~」と言っていた。就職活動も今は手軽にWEBからエントリーできるので、ドタキャンも手軽に行うらしい。友達は「ドタキャン者って、大学名とか全く関係ないのよね~。」と言う。これは講師の応募もそうなので、いい大学だからちゃんとする、というのではないことは身を持って感じていた。しかもこういうドタキャン者というのは、全く悪びれた様子がないことが更に問題を悪化させる。彼らにしてみると「知らなかったんだからしょうがないじゃん。」となるので、こちらが注意しても理解してもらえない。面接をきちんと行って不適格な者は落とさないと、ご家庭に迷惑をかけてしまう。一度、他社で嫌な思いをされた方は、「学生ではない人で」とおっしゃるのだが、いわゆる「プロの講師」は1時間8,000円~はするので、学生できちんと教えられる者の方がお互いに良い場合がある。特に反抗期真っ只中の男の子の場合、お兄さん的な講師の方が気持ちも汲んでもらえるので、私はそちらをオススメしている。「実は学生だから、『あ~、ダメかな。』と思ってたんですけど、学生でもこんな人がいるのでびっくりしました。」と言われるととてもうれしい。とりあえず、講師希望者にはメールの連絡にして、面接することに。面接終わって合格したら、今度は研修かぁ。一人前の道は遠いなぁ。
2004/02/04
コメント(0)
今日は節分。節分になるといつも思い出す話がある。私が大学生だった頃、そのとき行っていた家庭教師先のお母様が、「今日は節分ですけど、先生は豆まきやります?(指導日がちょうど節分の日だった)」と聞かれた。ええ、そのつもりです。年の分まで豆も食べますよ。「そうですか。ウチも昔はそういった年中行事はかかさずやったんですよ。節分には豆まき、ひな祭りはお雛様を飾って。。。子供が自分から『今月はお雛様だよね』と言えるように、一生懸命やってたんです。なんでか分かります?」いえ、全く。「ウチはお受験させたので、『お受験のため』なんですよ。『お受験』はこういったことがとても大切なんです。だからウチは子供が受験に受かった年からそういったことをやらなくなったんですよ。そうしたらその年に、子供が『どうして今年はやらないの?』って聞いてきて、まさか『お受験のためにやってたから』とも言えず、笑ってごまかしてるんですけどね。でも、毎年『今年は?』って聞いてくるんですよ。」とお話になった。その時の私は、お受験というのはそんなところまで気を配らないといけないものなのか!と、とても驚いたことを覚えている(1年だけやればいいと言うのではなく、長期にわたって準備しているのにも驚いた)。私が小さい頃はそういったことを行うのは、当たり前だったのだが、いざ自分が親になってそういったことが出来るか、と考えたとき、忙しすぎて全部は厳しいなぁ、とも感じる。私が小さい頃と今では時間の流れがはやいというか、やることがたくさんあるという気がする。そんなことを考えながら、彼が帰ってきたら豆まきをしよう、と思っていたのだが、彼の帰宅が23時すぎだったので、結局豆だけ食べた終わりになった。これじゃぁ、お受験厳しいなぁ。
2004/02/03
コメント(0)
さぁ、月曜日。今日からまた一週間がんばりましょう!今日の指導は大学受験生のF君。いつもは英語なのだが、今日は数学を見て欲しいとのこと。どれどれ、どんな問題でつまずいているのかな?三角関数の問題をどうしていいのか分からないようだ。加法定理で無理やり解こうとしている。このタイプの問題は別の公式を使うことを教え、その見分けるポイントを解説する。他の問題も問題を解く上での「ポイント」が見つけられないで先に進まない。高校数学でつまずく原因として、「問題に対して解く上でのポイントが分かっていない」ことが挙げられる。順列の問題にしても、数字を並べて5桁を作るような問題は「0」があるかないかで解き方が変わる。さすがにこれはみんな理解しているのだが、「重複組合せ」となると、間違う人多数。問題文を読んでこの表記があるからこの公式と考えながら解いていない生徒さんは、数多く問題を解いていたとしてもさっぱり点数があがらない。入会のときに「勉強はしているのですが、成績があがらなくて」と言う生徒さんの場合、数学は背景にこの問題を抱えていることが多い。講師は意識しなくても「ポイント」を見破って(?!)問題を解いているので、生徒さんがその「ポイント」が分からないことが分からない。数学担当の講師の研修で、「生徒さんは問題を解くときに解く上での『ポイント』がわかっていないから、それをしっかり教えるように」と説明すると、自分が意識していないで解いていた講師はかなり驚く。これを講師によく理解しておいてもらわないと、ただ公式だけを教えて問題だけを解かせることになり、根本的解決にならず要注意だ。中学の数学はこういった「ポイント」が簡単なので、意識しないでもすぐ解けてしまう。高校の数学は習う公式も多くなり、以前おそわった解き方に足して、次の新しい公式を利用して解いていくなど、「ポイント」の理解ができていないとかなり苦労する。中学のときの勉強方法というか、問題を解く上での意識改革が高校生になったときできるかどうかで、「中学のときは良くできていたんですが、高校で成績がかなり下がってしまって」という状況に陥るか陥らないかになる。中学のときと高校は勉強方法が違うので、早くそれに気づいた者勝ちなんだよね。それにしても、私のときは角度はすべて「π」記号で表記していたんだけど、今の数学は「180°」のような数字で書かせるんだよね。数学でジェネレーションギャップを感じる今日このごろ。
2004/02/02
コメント(0)
昨日の夜から実家に泊まる。下の弟の赤ちゃん(生後3ヶ月)のお世話をする。義妹と幼児教育の話題に花が咲く。「よく、小さい子で電車の名前とかすごく覚えている子がいるじゃないですか。あのような記憶力の良い子は勉強出来るんですか?」との質問を受ける。「上の弟は図鑑とか丸暗記で幼少時はすごかったよ。だけどあの知識は一体、今は脳のどこに入っているんだろうねぇ。」弟本人は「綺麗さっぱり忘れている」とのコメント。私「う~ん。。。あのとき記憶力が良くても、実際に中学・高校のときに記憶力が良いとは結びつかないからねぇ。学校の勉強は記憶力だけで乗り切れるものでもないから。」妹「そうなんですか。覚えさせた方がいいのかな、と思って。」私「脳を鍛えるという意味ならいいけど、でも無理やりやらせるとあまり良くないと思う。幼少時のときの勉強は、学校の成績にはねかえるものでもないから。」生徒さんのお母様に「幼児教育をやりましたか」と聞くと、皆さん「やらせました」とお答えになる。でも、その後に「あまり意味はなかった」とも言われる。特に言われるのが「英会話教室は無駄だった」という話。講師の中にも、「幼稚園から英会話教室に行きましたけど、全く無駄でしたよ~」と言うのもいる。100名以上の生徒さんと接してきたが、「幼児教育が役に立った」という方は一名だけ。ちなみに、その方のやられていた幼児教育は「お絵かき、ピアノ(これは今も続けていらっしゃる)」。そしてこの生徒さん、学年トップの成績をキープしている。もともと勉強が苦手な生徒さんを見ているから、必然的に「有効性はない」という話ばかり聞くことになるが、逆に言えば「やったからと言って効果があるとは限らない」という結論は出る。「遺伝」ということもあるかもしれないが、遺伝より後天的なもの方が影響していると思う。私的には、幼少時のいわゆる「学習」というより、どちらかというと、五感を鍛える(絵をかかせたり、本を読んだり、積み木であそばせたり、外で砂場遊びさせたり)という方が有効性があるような気がしてならない。自分に子供が生まれたら、幼少時は「五感を鍛える」ことを一生懸命やらせようと思う(いつになるんだか)。
2004/02/01
コメント(0)
全29件 (29件中 1-29件目)
1