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今日もまた、生徒さんに英語の授業をする。前回、持ち越してしまった分の続きである。いつものように、他の科目の進捗状況をチェック。前回かなり危険だったけど、そのあとスケジュール立てたから、まぁ、大丈夫でしょう。もともと、ちゃんとやる生徒さんだし。と、思ったら、全くスケジュール通りに進んでいなかった。あれ? なんでやってないの?「やろうと思った日に、塾の授業がいきなり追加ではいって、その分の勉強ができなかったんです。」彼は、国語は塾に行っている。学校授業の補講で通っているのだが、テスト前ということもあり、塾が追加で授業をするのだそうだ。塾も色々な塾がある。「学校補習」といっておきながら、適当に教えて、成績が上がらなければ、「自宅での勉強時間が足りないからです。」などという塾がある一方で、生徒さんが通っている塾は、「成績を上げよう」と一生懸命授業をしているのはよく分かる。私から見るとこの塾は「良い塾」ではある。だけど、だけどさぁ、テストは「国語だけ」じゃないからさぁ、そんなに「国語」ばかり一生懸命勉強しても、社会とかを全くやっていなかったら、総合評価が下がるでしょ。「塾」で一生懸命勉強するのは良いことだし、塾側もよくやってくれているとは思うけど、そのせいで教えてもらった科目は成績があがったけど、他の科目がそれで成績が下がったら、元も子もないじゃん。「塾」に通うと、それだけで「勉強しているな」という雰囲気が出てしまい、全体的に考えて試験勉強するという観点が落ちる場合がある。マズイ、現実をよく認識してもらわないと。そんなに追加授業受けないとマズイの? そもそも週1は必ずその塾で勉強していたわけだし、現段階では、まだ勉強していた国語より、全く勉強していない社会をやることの方が先決でしょう。国語完璧にするより、社会ゼロの状況を変えないとマズイって。生徒さんの意見も聞きつつ、またスケジュールの立て直しを図る。ん~、これでいくと、今日中に英語がテスト直前見直し程度ですむレベルまで引き上げておかないと厳しいなぁ。当初予定していた授業の内容をくみかえて、レベルを引き上げてがんがん教える。なんとか授業終了後には、直前見直しのレベルまでいくことができた。生徒さん、ぐったり。私もぐったり。直前最終チェックの問題を抜き出し、生徒さんに「最悪これだけはやるように」と渡す。よし、これで英語はどうにかなった。後は社会をスケジュール通りにやってくれれば、全体的に成績UPになるハズ。塾に時間を取られすぎないようにアドバイスをし、今日の授業が終わる。塾が一生懸命やってくれるのはとてもよいことなんだけど、テストは他の科目もあるから、バランスが大切だね。
2004/06/30
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よくご質問で、「国語の成績を上げるにはどうすれば良いのですか」というメールを頂く。数学のように「やったらできる」という科目ではないように見えるところに、「国語の成績UP」の難しさがある。国語は学校の授業と実際のテストに開きがある。学校の授業は、「鑑賞」に重点が置かれ、文章の意味を正しく理解する方法が説明されない。しかし、テストは「文章の読解」ができているかどうかを試される。そして、この「文章の読解」は、今まで生きてきた中で知っている知識を総動員することも必要である。前提となる知識を増やすために「読書」は有効であるが、実は、国語は知識と同時に「問題の解き方」を技術として知っていないと点数が上がりづらい科目である。「『これ』の指す内容はなんですか?」という指示語の問題も、「1:まず前文を探して、、、」という解き方が存在する。国語で出題される問題パターンには、それぞれの解き方があり、この解き方を知っているかどうかが点数UPのコツである(私は「答えの探し方」と言っているが)。受験塾に行けば、こういった「問題に対する解き方」を教えてくれる(もしそのような授業でない場合、通っても無駄である)。「知識量」+「問題の解き方」で、「国語の成績UP」となると思うので、問題を解いているときも、「解き方」に注意しながら勉強した方が良い。問題集によっては、「解き方」のプロセスを解説に書いてあるものもあるので、単に答え合わせをするのではなく、「解き方」の理解まで踏み込んで勉強した方が効果がある。ただやみくもに量をこなしても、「知識」が多少増えるだけになるので、量をこなすより、じっくり解くことをオススメする。
2004/06/29
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講師の子が寮を出たいと言う。寮にいると朝食と夕食が出るから楽でいいじゃん、と言ったのだが、門限(0:00)があったりして嫌だと言う。まぁ、せっかく東京に来ているのに、という気持ちは分からなくはない。でも、まだ6月で契約ばっちり残っているでしょ、と言うと、「寮より一人暮らしの方が安いからと親を説得したから大丈夫です」とのこと。え~?一人暮らしの方が高いんじゃないの?今入っている寮費はいくら?「10万弱ぐらいです。」だってその金額に食費やら光熱費やら入っているでしょ。そうしたらそんなに高いという気はしないけどなぁ。そもそも家賃がその辺りだと7万5000円ぐらいでしょ。それに食費が3万ぐらいかかるとしたらほら、10万ぐらいいっちゃうじゃん。「いえ、4万5000円の部屋を見つけたんです。」4万5000円?! それは安いね。「お風呂無し」じゃなくて?「風呂付です。」そうなると、築年数がかなりたっているアパートなんじゃない?「そうです。部屋も畳です。」それでもその金額は安いね。それで食費とか入れたら確かに寮費より安いかも。A君は『東京での一人暮らし』に夢を膨らませていた。ウチにいる地方出身の講師の人は、結構、寮に入っている子が多い。大学が持っている寮というより、学生向けの寮を経営している会社がやっているところに入っている子が多く、中には「○○県人寮」なるところに入っている子もいる。お家の方が東京での一人暮らしを心配されて寮に入れたという経緯が多そうなのだが、実態を知っている私からすると、門限があっても遊ぶ子は遊ぶので親御さんが思われるような抑止力は弱いかな、とは思う。それよりは、割りと1年もたたず寮を出て一人暮らしをし始める子が多くて、そちらの方が驚く。寮に入るときだって、お家の方はかなりお金を払ったであろうに、寮を出て一人暮らしをするとなると、また「敷金」やら「礼金」やらで、結構お金がかかるからね。他の講師の子に家賃を聞くと、みんなおおよそ8万前後ぐらいのところに住んでいる。東京では、敷金、礼金が2ヶ月ずつのところが多く(学生向けだと礼金0のところもあるけれど)、それから計算すると、8万×5ヶ月(敷金2、礼金2、家賃1)=40万ぐらいが入居時に必要な金額である。ちなみに東京では敷金はほとんど返ってこない場合が多い。あとは、食費と光熱費と通信費(携帯電話代など)を考えると、月に必要な生活費は、家賃込みで 13万前後 といったところだろうか。これ以外に定期券代とか参考書代とかいろいろかかるだろうから、東京の大学に通わせるというのはすごくお金がかかることなんだなぁ、と思う。こんなにまでしてもらって、「今日は1限サボリました」とか言っている場合ではないじゃん。がんばって勉強しなくちゃ!と言っても学生時代にはあんまりこういったことを感じないんだよね(私もそうだった)。
2004/06/28
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部屋のレイアウトも変更になったので、鳥小屋も作り直すことになった。今まで使っていた鳥小屋も日曜大工の作品である。前面と左右がアクリル板で、その他の部分が木材で出来ている(水槽みたいな感じ)。我が家には二家族いて、その水槽の真ん中に仕切りをいれて、それぞれの家族用の部屋を作っていた。今度は、一家族ごとにきちんと箱にする。今まで使っていた小屋を壊して、材料を使いまわすことになった。丸ノコで板を切って、組み立てていく。半日ぐらいでお家が出来上がった。あれ~? 前より床面積が狭くない?出来上がったお家は、高さは以前よりあるのだが、床面積が狭くなっていた。「材料を使いまわしたから、仕方ないんだよ。」扉もパチンとしまる感じじゃないんだけど。「部品がないからしょうがない。」出来上がった鳥小屋をみて、作ってくれた彼に文句ぶーぶーの私。あぁ、これでは会社の上司みたいだ。「また作り直すから。とりあえず、今日は材料も部品もないから、これで我慢してくれ。」また作り直す、という言葉を聞いたので、今週はちゅったん達はこれに住んでもらおう。止まり木をつけて、下にチップを引いて、餌箱いれて、水入れて、住環境が整った。外で遊ばせていたインコを捕まえて、小屋に入れる。見慣れない巣箱に入れられて、落ち着かない小鳥達、、、と思ったら、ちゅったんが、「この巣箱は気に入らんのです~!!!」とばかりに、作ったばかりの巣箱をダンナさんとともに、「がしがし」かじりまくっている。「あ~! 何すんだ!!」せっかく作った巣箱をかじっている様子をみて、彼が思わず叫ぶ。気に入らないって、ほら、インコも言ってるじゃん。「分かったよ~、来週作り直すから。」話をしている間も、ずっと巣箱をかじっているちゅったん。本当に気に入らないんだね。でも仕方ないから来週までがまんだ!
2004/06/27
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今日は朝から母とバーゲンをはしごする。最初は近所のアパレル会社でやっているバーゲンから。このアパレル会社、事務所を移転することもあって、ほとんどの洋服が2000円ぐらいで売っている。2万以上するのが2000円って、9割り引き超えてるじゃん。安いのは500円からある。ここでいっぱい洋服を購入し(いっぱい購入しても1万ちょっと!!)、すぐさままた近所でやっているバッグのバーゲンに行く。こちらのバッグのバーゲンは、バッグをデザインする会社がやっているもので、様々なバッグがセールで売っている。ピカちゅうのぬいぐるみがついている子供用バッグを発見!甥っ子に良いかもと思い値段を見ると、300円!! 即買いである。その他のバッグもすごく安くて、こちらも一番高くて4000円ぐらいの品揃えである。夏用バッグやおでかけバッグを購入し、次なるバーゲン会場を目指す。次に行ったバーゲン会場は、浜松町でやっているバーゲン。こちらのバーゲンでは私は洋服よりも食料品の方がお目当て。チョコ好きの彼のために、高級チョコレートGを購入してこなくては!バーゲンが催されているビルまでつくと長蛇の列!列に並び、やっと会場にたどり着くと、これまたすごい人!お目当てチョコGの売り場はすごい人だかりである。先ほどまでのバーゲンはご近所さんしか知らないバーゲンだったので、ほのぼのとしていたものだったのだが、さすがにここは違う。なんとか人ごみをかきわけ、お目当てチョコを購入!こちらもたくさん購入したので、チョコだけでもすごい重い。やはり彼をつれてくるべきだった。輸入クッキーも格安なので、これまた買い込む。その他にもココアやらジュースやら購入する。せっかくなので、洋服もみたのだが、1件目、2件目のお店で購入金額がズレてしまって、いくら50%OFFになっていても、高いなぁ、と感じてしまう。結局、洋服は買うのはやめて、同じ建物内でやっていた靴のバーゲンに乗り込む。紳士物から婦人物まで、靴だけがずらっと並んでいて、非常に選びやすい。ついこの間、彼は革靴を購入したのだが、ここで買えばもっと色んなデザインがあって選びやすかったな、とちょっぴり後悔する。ここでまた靴を購入し、今日のバーゲンめぐりは終了とする。あ~、疲れた。けど楽しかった。
2004/06/26
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今日はひさびさに生徒さん(高校生)に英語を教える。と言っても、教える前にテスト勉強の進み具合を確認する。国語、数学はまぁ手をつけているから良いとして、社会は全くやっていなかった。マズイじゃん。間に合わないぞ。「時間が取れないんです。」運動部に所属しているこの生徒さんは、大会が近いこともあって、部活がかなり入っていた。ん~、たしかに時間的に厳しいのは分かるんだけど、それでもなんとかしないとなぁ。もともとスケジュール立てるの上手だったじゃん。あと、時間の使い方も。「電車の中で覚える」とかやってないの?「最近は疲れて電車の中は立ってても寝てしまうんです。」えっつ!立ってても寝れる!?立っていても寝てしまうのに驚くとともに、それほどまでに部活が厳しいのだということも理解した。そうなると、授業中ちゃんと聞いてないとね。社会のノートを見せてもらうと、書いていたり書いていなかったりと授業中聞いていない様子がよく分かる。授業聞いてないと駄目でしょ。「あっつ、ハイ。。。」部活で忙しい生徒さんは、家での勉強時間がなかなか取れない(忙しい小学生も同様であるが)。家で勉強時間が取れないなら、授業時間を有効に活用しなくてはならない。あとは隙間時間も活用すべきである。「時間がない」→「勉強ができない」 と発想するのではなく、 「時間がない」→「どうすればよいか」 と考えて行動すべきである。「何かが足りないから思うことが出来ない」ではなく、「その中でどう行うか」と考えて行動に移すのは、会社に入ってからも必要な能力である。よく「勉強時間が取れない」ことを理由に、部活をやめてしまう生徒さんがいるが、多くの場合、そのような生徒さんは成績は上がらない。時間が増えれば勉強時間が増えるが、同時に自由な時間も増えるので、勉強時間は変わらず遊びの時間が増えるだけである。人間はついつい楽な方へ行ってしまう。科目を担当している先生の指導内容に問題があり、授業中なかなか勉強できない、ということもあるかもしれないが、それならそれで、その授業を寝る時間に割り当てるのではなく、なんらかの勉強時間にしなくてはならない。後は、短時間で要領よく勉強する方法を行う(問題集の選定から、どうやってこなしていくか、どう取り組むかでかなり効率が変わってくる)。生徒さんのスケジュールの立て直しを図り、英語の授業を行った。本当なら、今日で試験範囲を終了したいところだが、立て直しに時間がかかり全部終わらなかった。もう一日教えることにして、今日の授業を終える。部活で忙しいのは分かるけど、ふんばりどころだから、がんばるんだぞ!
2004/06/25
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テスト結果をチェックしていたら、今年の高1の平均点が、去年に比べて高いのに気づいた。ある学校だけかと思ったら、他の学校もその傾向が強い。問題のレベルはそれほど去年と変わらないので、今年の高1が去年に比べて「出来る子」が多いのかもしれない。教えていると、年度によって平均点が高い学年というのがある。この学年は、しっかり勉強するタイプの生徒が多く、1学年上だと上位に入っても、この学年だと上位には入らないという現象がおこる。う~む。この調子だと学校側もテストの問題レベルを上げてくるなぁ。こちらも教えるレベルを引き上げておく必要があるぞ。高1の担当をしている講師に連絡をとり、指導レベルを注意するように伝える。生徒さんのお母様とこのお話をしたら、「全国的にそうみたいなんですよ。お友達の子が、受験塾に通っているんですけど、そこでもそう言われたっていってましたから。」とおっしゃる。そうなんですか。いや、他の学校も軒並みその傾向があったのですが、全国的だとは。都内だけだったら、受験に有利かと思ったのですが、全国的だったら同条件ですね。そうなると、今の高2が浪人するときつくなるなぁ。高2で受験する子には、現役で受かるように言っておかないと。全体をみながら、受験の計画も立てておかなくちゃね。
2004/06/24
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神奈川県立高校出身の講師の人が、ウチには何名かいるのだが、その講師の人達に学校の様子を聞くと、他県の高校との違いが良く分かる。各県ごとに違いがあるのは当たり前なのだが、神奈川は他と比べてかなり違う。神奈川県立高校は、良くも悪くもとても自由な学校である。学校には友達に会いに行くためにいっているようなもので、地方の学校では当たり前のようにある1限前の補講や、夏休み、冬休みに行われる補習授業はほとんどない。しかも恐ろしいことに、高校履修範囲が卒業までに終わらないこともある。「ギリギリ終わりました。」と言っている学校でも、かなりきわどい終わり方である。学校によっては、「受験対策は塾でやってください。」と割り切っているところさえある。学校がそんな調子でも、東大をはじめとする難関大学に受かっていくので、ある意味すごいことである(塾パワーおそるべし!)。とは言っても、現役合格率は低いので高校時代にしっかり遊んで、浪人時代にがんばって勉強するといった感じか。この話を他県出身の子にすると、「うらやましい~!」と言う人がいる。「だって、学校のペースに引きづられないで自分で好き勝手に勉強できるですよねぇ。理想的ですよ。」うらやましがる講師の中には、学校の授業だけで東大には受からない高校出身者が多い(とは言っても県でTOP校なのだが)。彼らにすると、「学校の勉強+受験勉強」だったわけで、そのうちの「学校の勉強」がなくなれば、確かに楽だろう。でもねぇ、「楽」だとやっぱり「楽」な方にズルズルいっちゃうんだよね。じゃなきゃ、あんなに浪人がいるわけないもん。神奈川県立でも、難関大学に現役合格を果たした人もいるのだが、彼らにはある共通のパターンがあって、学校が自由でもやるべきときに勉強をするというスタイルが大切なのだなぁ、と思う。以前は都立もこんな感じだった。だけど、最近は「高2で高3まで終了する」ように教えていたりするので、都立はがんばっている。神奈川も、2005年度入試より、入試制度が変わり都立のように学区制がなくなるので、雰囲気が変わるかもしれない。
2004/06/23
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講師の応募で問い合わせをしてきた大学生。雄大な大地の出身の彼は、学生時代は地元で大変おできになったらしく、浪人時代から地元の塾で教え、家庭教師もしていたらしい。都内の学生は、あまり浪人時代に塾や家庭教師で教えた経験がある人は少ないのだが、地方出身の学生にはたまにいる。今年、晴れて大学に合格し、家庭教師をしようと思ったようで、ウチに問い合わせをしてきた。いつものように、一度面接を受けて頂いて、受かった方のみお仕事の依頼をしています。というと、「浪人時代に指導経験があるんでぇ、普通に教えられるんですけど。」と、のたまう。敬語の使い方がなっていないのに、少々カチンとくるが、当社では経験があったとしても、念のため面接試験は受けて頂いています。また、面接試験後、講師間による指導レベルの差をなくすため、研修も行っております。とやんわり言うと「なんでわざわざ研修する必要があるんですか(自分には必要ないんだけど)。」とさらに言ってくる。生徒さん一人教えただけで、偉そうな態度を取られても困る。その生徒さんはたまたまうまくいったかもしれないが、次もそう、なんてことはない。と心の中でつぶやいていると、続けさま、「あのぉ。○○○○(長いのでカット)という条件じゃないと、やりたくないんすけど。」と、どんどん自分の都合ばかりを押し付けてしゃべりまくる。あぁ、もうだめだな、この人。面接しなくても「教える」のに向いていないって分かるよ、と思ったので、申し訳ございませんが、ご希望の条件では当社でお仕事をお願いすることは出来ませんので。と伝えると、「は? なんでですか? 僕には去年一年間教えた経験があるんですよ! 他では、この条件でいい、って言ってくれるところがあるんですよ。なんでだめなんですか? おかしいじゃないですか、学生がそんな条件(こちらの条件はまだ何も言っていないのだが・・・)でやると思ってるんですか。家庭教師なんて、短い時間で稼ぐという目的でやるもんじゃないですか!」と一気にまくしたててくる。それでしたら、『そのような条件でよい』と言われるところに行かれるのがよろしいかと思われます。あと、「たくさん稼ぎたい」と思われるのであれば、家庭教師より塾の方がご希望に添えますよ。というと、「塾ではもう教えているんですよ。これ以上、塾で教えるのは時間的に厳しいから、家庭教師でもしよう、と思ったんじゃないですか!」とあくまで自分の都合や状況ばかり言ってくる。時間をとるか、時給をとるかは、ご自身の考え方であって、それはこちらには関係ないことですので。と言うと、また自分の都合や置かれている状況をもとに延々と同じ話ばかりをする。何度も申し上げますように、ご希望の条件では当社では受けられません。また、一度面接を受けて頂かないことには、採用するかどうかもお話できません。ご希望の条件で良い、という会社が、もっとよくお探しになればあると思いますので、そちらに行かれた方が良いと思われます。せっかくのご応募でしたが、今回はご希望に添えないということで、見送らせて頂きます。と、やっと電話を切ることができた(何度も途中で受話器を置いてしまおうか、と思ったが、大人気ないので踏みとどまった)。私は、家庭教師をする上で、もっとも大切なのは、「自分のやり方を押し付けない。生徒さんのやり方、考え方を尊重する。」ことだと思っている。このように常に自分のことばかりを優先してくる人は、生徒さんがある解き方で理解しようとしているときに、それを認めず、自分のやり方を押し付けてしまう。たまたまその押し付けたやり方が合う生徒さんならよいが、合わない生徒さんには悲劇がまっている。これは、研修で教え込んだから直るというものではなく、もともと持っている性格というか考え方がかなり影響するということが、私が痛い思いをして学んできたことだった。「勉強だけ出来ればよい」ってもんじゃないと思うけどなぁ。なんでこういう風になっちゃうんだろうね。
2004/06/22
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ついに我が家にも送られてきた「架空請求ハガキ」!!文面は、d-pop さんのHPにある内容と全く同じなのだが、最終受付期限だけ、6月17日(木)と違っている。このハガキ、彼宛でしかも結婚する前の住所に送られてきているのだが、最初見たとき、かなり驚いた。タイトルに「不良債権請求催促通知書」としっかり赤文字で書いてあり、「裁判所の許可の下に担当回収員がご自宅に直接お伺いします。」と明記されている。このハガキだけ見たら、気の弱い人だったらここに書いてある携帯番号(なぜか携帯番号が5つほど「担当者直通」でのっている)にかけちゃうんだろうな、という内容であった。最初見たとき、一瞬、「私に秘密で何かしていたのだろうか」と脳裏を横切ったが、ネットで「架空請求」と検索するとこの会社名がヒットしたので、やっぱり架空請求だったのね、と安心した。会社から帰ってきた彼にこのハガキを見せて、一体どこから住所が漏れたのかを考える。〇〇カードってもってる?ネットに〇〇カードから名簿が流出しているって、書いてあった。「いや、そのカードは持ってない。あっつ、ひょっとしたらプロバイダーかなぁ。」でもプロバイダーだったら、結婚前の住所じゃないでしょ。「そうだなぁ。う~ん。」考えても出所は判明できず。「怪しいといえば、会社でも今、変な電話がかかってきて、注意するように、との通達があったんだよ。」変な電話って?「『労働基準局のものですが、今そちらの職場で働いていらっしゃる方達の労働時間を調べているので、職場の方のお名前を教えて頂けますか?』って、労働基準局とは関係のない人が電話しまくっているんだって。」え~、そうなの! すごいことするんだね。そういえば、生徒さんのお家にも、ワザと間違い電話してきて、生徒さんが出たら「あれ? 〇〇君のお家じゃないんですか? 君のお名前は?」ってそのお家に何年生の子どもがいて、名前はなんていうか調べている会社があるって言ってたから、電話で聞き出すのが今の流行なのかもしれない。「だけど怖いよなぁ。」ほんと次から次へと色んな手を考えてくるよね。皆さんもお気をつけください。
2004/06/21
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友達から、「行けなくなったから」と「ルミネ the よしもと」のチケットをもらったので、お笑いライブを観に行った。「1じ3じ」の公演だったのだが、立ち見がいるぐらいすごく混んでいた。初めて生で見るお笑いライブは、色々な芸人さんが入れ替わり立ち替わりでトークをやっていく。半分以上は初めてみた芸人さんだったが、「森三中」が出てきたときに、生の「村上」がみれた。生でみた「村上」は、「芸能人一万円生活」で見ていたときより太ってみえる。あれ~? 普通、TVでみるときより実物の方が痩せて見えるって聞くけどなぁ。彼に疑問を投げかけると、「バトルが終わって(ご飯を)いっぱい食べちゃったんじゃないの。」と言う。そうか、そうかもしれない。お笑いライブをしている村上は(立ち位置はセンター)、あまりしゃべらなくて、三人の中だと相槌を打つ感じであり、一万円生活の時の方がおもしろかったな。と、思った。若手の芸人さんばかり見ていると、ダウンタウンってやっぱり上手なのね、と感じてしまう。この中でトリは一体誰なのか、と思っていたら、なんと「キムキム兄やん」こと「木村祐一」だった!やはり「キムキム兄やん」はおもしろい。何気ない日常のことから、笑いのネタを拾ってトークをする。途中、眠たくなった私も、「キムキム兄やん」でおもいっきり笑わせてもらった。笑うとすっきりする。あ~、おもしろかった!満足して家に帰る。あっつ! チケットくれた友達にお土産買うの忘れた!まぁいいか、話のネタを「お土産」にしよう。(ちゃんとしたお土産はまた今度ね!)
2004/06/20
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ずっと懸案事項であった、リビングの改装に今日は着手する。私も彼も本をたくさん買ってしまうタイプなので、いかに効率的に本の収納を行うかがポイントである。数日前から「良い方法を思いついた」という彼のプランに沿って、まずは本を片付け始める。あっつ、この本、こんなところにあったんだ!読みかけだった本を久しぶりに見つけて、読み始める私。気配を感じて後ろを振り返ると、彼が細い目(怒るときは目が細くなる)で立っている。ヤバイ!「そんなことやっていたら、今日中に終わらない。もう、ここは俺が片付けるからあっちに行ってていいよ。」と駄目だしをもらう。結局、お部屋改装はほとんど彼にがんばってもらうことになった。部屋を片付けたところで、日曜大工がはじまる。仕事の関係で大工仕事は出来るので、日曜大工だとしても傍から見ると本物の職人さんのようだ。この機会に鳥小屋も直して欲しいんだけどというと、また目が細くなったので、黙ることにした。現場なので、今日のお昼はおむすびにする。おむすびをパクついたら、また引き続き棚の作成を行う(彼が)。図面もなくてなんで棚が作れるのか、さっぱり私には分からない。棚のベースができあがったところで、机の作成にとりかかる。夕方ぐらいに作成が終了し、取り付けがはじまる。すべてが終了したら18時近くになっていた。壁面収納が見事に作られていて、今まで収まりきらなかった本がすべて入りそうだ!おぉ!すごいじゃん!早速床に積んであった本を、出来上がったばかりの棚にしまっていく。すごい、全部しまっても、まだ隙間がたっぷりある。棚に本がすべて納まるので、ソファーと机を置いても前より広々と感じる。「我ながら良い出来だ!」彼も満足そうである。前の棚も彼が作ってくれたのだが、今ひとつ使い勝手が悪かった。だんだん上手になるねぇ。と何もしなかったのに、偉そうなコメントを私も言う。会社の上司みたいだ。今日は疲れたので早く寝ることにする。お疲れ様でした。鳥小屋もよろしくね!
2004/06/19
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今年の講師の応募の傾向が、去年と違うな、と感じる。ウチでは講師の応募があった際、必ず「面接試験」受けてもらって、その面接内容によって採用を決めている。他社さんでは家庭教師の「登録」だけを行っているところも多く、ウチが「面接試験があり、試験に受かった方のみ指導をお願いしています。」と伝えると、今年は受けに来ない人が多い。応募してくる講師希望者の4割は面接までたどりつかない。去年は、面接の予約まではするのだが当日キャンセルがとても多かった。来れないなら来れないで、きちんとこちらに連絡をすべきだと思うが、何も連絡をせずドタキャンする者が目立った。反対に、今年は面接までたどりつかない者が多い。生徒さんとの相性もあるし、一度きちんと会って話しをきき試験を受けてもらわないと、責任を持って生徒さんにご紹介できない。しかも面接後、研修を受けて「教え方」について学んでもらわないと、「知識があるから教えられます」程度だと生徒さんに迷惑がかかる。電話で問い合わせをしてきても、こちらが「面接を受けてもらって・・・」と話をした途端、何も言わず電話を切る者もいて、これまたびっくりさせられる。最初の頃は、こういうことをする学生に、がっかりもしたし、怒りを覚えたこともあったが、毎年のことなので、こういうことをする学生が事前に選別できて良かったと、前向きに考えるようにしている。それにしても色んな学生がいるよね。
2004/06/18
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あっつ、ダメダメ、そんな説明の仕方では。もっと短く要点を絞る!今日は講師の研修日である。熱意とやる気がある講師予定の人達に、「教え方」を学んでもらい、生徒さんにきちんと指導できるようにしなくてはならない。研修時のポイントはいくつかあるのだが、今日は特に「説明の仕方」に重点を置いた。指導に慣れていない講師の人達は、生徒さんが「ここが分かりません」と言ってきた内容について、一生懸命説明をしようとする。そして、説明がどんどん長くなる。これが一番マズイパターンである。説明は長ければよいのではない。短く簡単にすることが大切である。講師の人に実際に説明をしてもらって、そのたびに手直しを入れていく。ダラダラ長く説明をしない! はい、もう一回、やり直し。一度見本をみせて、再度やり直しをする。自分が生徒さんの立場だったら、今のような説明を最初から最後まで聞いてる?「いえ、聞いてません。。。」でしょ、だからそういう長い説明の仕方をしてはダメなんだって。ある講師は説明は短いのだが、難しい言葉を使いすぎる。教科書に書いてある難しい言葉は簡単な言葉に置き換える!いい、基本的には小学生が聞いても分かるような言葉を使って説明するんだよ。特訓が続く。この研修をやるとどの講師も「教えるって難しいことなんですね。」と自覚する。自覚することは大切である。講師希望者の中には、「教える」ということを甘く考えている人もいるからね。まぁ、もっとも私が大学1年生のときも「甘く」考えていたから、あまり人のことは言えないが。研修をやっても、実際に教えに行ったときにきちんと指導できているか、しばらく注意が必要である。まだまだ気が抜けない。
2004/06/17
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「不等式が見当たりません。」中学2年生を指導している講師から連絡をもらう。えっつ、学校が今「不等式」を教えているのは間違いないから、あるハズだよ。「本人(生徒さん)もそう言っているんですが、教科書や問題集には載っていないんですよ。」あれ~?おかしいなぁ。そう思いながら教科書を確認すると、確かに載ってない。ん? 去年も同じように指導していたハズなんだけど、誰も「載っていない」とは言ってなかったぞ。新課程の履修内容を慌てて確認すると、一元一次不等式は高校での学習に移行されていた!そうか、だから教科書や教科書用問題集だと載っていないんだ。だけど、去年の指導も滞りなく行っていたし、同じ学年を教えている他の講師からはそんな話は聞いていないぞ。改めて講師に生徒さんが持っている問題集を確認すると、生徒さんはこちらがオススメした問題集ではないものを購入されていた。入会時には必ず生徒さんが持っている問題集をチェックし、足りない場合はこちらでオススメする問題集をご購入頂いている(ちなみに値段は1,300円である)。この生徒さんにもおすすめの問題集をお伝えしておいたのだが、なぜか違うものを購入されていた。あ~、その問題集だと載ってないよ。仕方がないので、とりあえずはこちらで作成した問題プリントを使用し、お家の方へ再度問題集の購入をお願いする。「教科書と同じ方がいいかと思ったのですが。」とお母様。学校が教科書をほとんど使わない指導をしていることと、旧課程内容で教えているため、教科書にそった問題集では勉強しづらいことをご理解頂く。あまり意識しなかったけれど、不等式は新課程だと高校で習うのね。不等式の範囲は難しいと思う生徒さんが多いから、新課程どおり学習している生徒さんは、高校でちょっと大変だなぁ。学習注意項目に「不等式」を記入しておく。高校からお願いされる生徒さんの注意項目に上げておこう。
2004/06/16
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講師の希望者の中には、中・高時代に「友達に教えていました」という経歴がある人が多い。特に地方出身者の中にはそれをウリに、「だから教えられるんです!」という雰囲気をかもしだす人もいる。「友達に教えていた」という経験は、ない人よりはある人の方がいいのだが、「友達に教える」のと「仕事として教える」のとでは大きな違いがある。友達に教える時には、時間をあまり気にしなくて良い。教える側に余裕があるのなら、そのお友達が分かるまでじっくり教えられる。一度説明しても、友達がやはり分からないとなれば、別の日にもう一度教えてあげられる。また、成績を上げようという意識で教えているとは思うが、責任という点ではあまりない。お友達が「お前に教えてもらったのに、点数が取れなかったじゃないか!」と言ってくることはめったにないだろう。しかし、仕事となると話は別である。特に家庭教師の場合、「教えている時間」が完全に「労働時間」である。2時間の指導時間が与えられている場合、その2時間でどこまで教えきるか、その内容がとても大切である。お友達に教えていたときのように、「1時間で1つのことだけ教える」だと、指導時間不足を招き、生徒さんのやる気も失せる。教えてもらっている内容が少ないため、「できるようになっている」とあまり感じられないからだ。また、「お金をもらっている」以上、今までなかった「責任」がついてくる。「一生懸命教えた」のでは駄目で、「結果を出す」ということが必要である。生徒さんのやる気もあるから難しいのは分かるが、「やる気を起こさせる」のも講師の腕ではある。今、個人契約で家庭教師をお願いする方も多いのだが、個人契約で失敗してウチにいらっしゃる方もいる。そのとき、よく聞かれるのが「指導は熱心にやってくれていたのは分かるのですが、指導時間の割りに結果が出なくて・・・」という内容である。この手の講師の場合、お家の方が、「こうして欲しい」という要望も聞いていないことも多い。家庭教師をお願いするなら、料金的にいって、「個人契約」が一番安い。もし、個人契約を考えているなら、「学生時代に友達に教えていました」という文句をあまり鵜呑みにせず(教えていないよりは教えていた方がやはり良いのだが、それだけでは不十分)、なるべく実績がある講師にお願いされた方が無難だろう。さらに、自信満々な雰囲気の講師より、やさしい印象を受ける講師の方が、うまくいく場合が多い。「友達に教えていた」ぐらいで、「人に教えることが出来る」、というのは、想像以上に開きがあることなのである。
2004/06/15
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ある生徒さんが、中学までの成績からは想像もつかない点数を中間で取ってしまった。この生徒さん、このところの指導を受ける態度にも問題があり、注意していたのだが、やはり結果にも出てしまっている。お家の方に連絡を取り、お家の様子も伺う。どうやら、高校に入って中学の時の友達関係ががらりと変わってしまい、周りに流されているようだった。中学までは真面目にコツコツ勉強するタイプのお友達が多かったようなのだが、高校に入り今度は、遊ぶときは遊び、勉強するときは勉強する、というメリハリをつける友達が増えたようだった。「あの子は要領が良い方ではないので、友達は遊んだあと勉強できても、それが出来ないでズルズルしているんですよ。」ん~、マズイなぁ。こんな調子でこの後もいってしまうと、取り返しのつかないことになってしまう。生徒さん本人に変わっていただいて、よく話をする。本人の意見も聞きつつ、「こんな調子でこの後いくとどういうことになるか」を、具体的に伝えると、ようやく危機感が生まれたようで、「勉強しないと」と感じたようだった。講師にも連絡をとり、もうちょっと指導時にきびしくチェックするよう伝える。高校の1学期でズルズルしてしまうと、その後取り戻すのがとても困難になる。「受験するから学校の授業はいいんです。」ということを言ってくる生徒さんも中にはいるが、学校の授業で手を抜かないことが大切である。話をしたときには、はっきり理解してその日は行動に移せるのだが、勉強の継続性がないと効果がでない。この後もときどき電話しようと思う。
2004/06/14
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今日は前から家を建てる件について、相談にのっている方の中間検査の日だった。中間検査に立ち会って欲しいとのことで、現地へ行く。業者さんが来る前に、先に現場のチェックをしていく。気になる点として、屋根まで貼ってある状態にもかかわらず、基礎に水溜りが出来ている。これは指摘しなくては。予定時間より早く、業者さんが見えた。私たちが先にいるのに、業者さんも驚く。「それでは、確認の方をお願いします。」ん?確認? 確認という言葉に違和感を感じつつ、図面を持った業者さんの後についていく。「ここに照明がつきます。高さはこのくらいでよろしいですか?」「はい。」施主が答える。「あと、ここにその照明のスイッチがつきます。位置はこちらでよろしいですか?」「はい。」・・・このような会話が続いていく。あれ? これじゃぁ、「現場打ち合わせ」であって「中間検査」じゃないじゃん。私が会社に勤めていたときも、こんな感じだったっけ? と昔の記憶を探る。施主が、「あの、基礎のところに水が溜まっているんですけど、これって大丈夫なんですか?」と、口火を切った。「水はそのうち乾きますから、大丈夫だと思いますよ。」水溜りの様子を見ないで、業者が答える。「そんなすぐ乾くような水たまりじゃないですよ。ちょっと見てください。」床下収納のところから、業者は基礎をライトで照らす。「ちょっとよく見えないですが、(水がたまっていても)今まで問題があったことはないので、大丈夫だと・・・」「見えないなら、もぐればいいじゃないですか!」施主自ら床下にもぐる。施主がもぐれば業者ももぐらざるを得ない。後に続く。「ほら、こんなに水が溜まっているんですよ! 大丈夫なんですか?」床下から声が聞こえる。しばらくして床下から出てきた業者が、「ちょっとかなり水が溜まっていますが、今まで問題が起こったことはないので、大丈夫だとは思います。どうしても気になるようでしたら、雑巾で拭くとかしますが・・・」「じゃぁ、気になるので、そうしてください。」提案したものの、まさか雑巾で拭けとは言われると思っていなかった業者は、ムっとしながら、「はい、分かりました。」と言った。施主は、「でも、どうして基礎に水が溜まるんですか?」とどうしてこういったことが起こるのかの現象を質問した。折りしも昨日、大雨が降っていたのだが、もしそれが原因なら、屋根まで貼っているのに余計おかしい。「施工中に雨が降っていて、それが残っていたのかもしれません。」業者があいまいに答える。「でも、大丈夫ですよ。」ずっとやり取りと聞いていた彼が、「『どうして?』と聞いているのに、『大丈夫です』だけだったら、不安になりますよ。『原因を調べます』とかないんですか?」と言った。「あっつ、ハイ。では、ちょっと社内で調べます。」業者が何とか答える。その後、今後の施工スケジュールの打ち合わせをし、業者は帰っていった。彼が、水が溜まった原因を分析する。「基礎に水が溜まっているのは、水抜き穴をふさいでないからかもしれない。水抜き穴がふさいでなかったから、昨日の雨でそこから吹き込んで水が溜まったのか。ただ、水勾配が取れていればあんなに水がたまらないはずなんだけど。水勾配も取れていないのかもなぁ。どちらにしても、水抜き穴がふさいであるかどうかは、確認した方がいいよ。」ん~、そうなんだ。ちょっとしたことで、水が入り込んじゃうんだね。昔、雨漏りの調査をしていたとき、進入経路を見つけ出すのにとても苦労したことを思いだす。施主にとても感謝されて、中間検査の立会いが終わる。予定より早く終わったので、「いい家が見つかったんだけど。」と家を買いたいと言っていた弟の家を見に行くことにした。埼玉から神奈川へ移動をし、完成した物件を見る。ここでも床下収納から施工の様子を観察する。大丈夫そうだ。全体的に観察して、大丈夫そうなことを伝え、弟達は、業者と購入方法について話を詰めていく。今日は一日、家チェックだった(といっても、ほとんど彼がやっているのだが)。帰りの車の中で、自分達はどうするのかの話し合いがもたれたが、とりあえず、情報集めから取り掛かりましょう、ということになった。そろそろ、自分達のことも考えないとね。
2004/06/13
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今日は、無事、結婚が決まった友達からお礼の夕食会に呼ばれて、出かけていく。ここまで来るのに今から振り返ると長い道のりだった。相談のメールや電話を何度やり取りしたことか。でも、最終的にまとまって、本当に良かった。友達が作ってくれた料理を食べながら、今後の話をする。「結婚式はどうしようかと思ってて…」というので、一緒に行った子と「絶対挙げるべき!!」と意見を出す。だってさぁ、ウェディングドレスなんて、このときにしか着れないんだよ。「ん~、でも思った以上に結婚式ってすごくお金がかかるんだね。今雑誌読んで勉強しているんだけど、値段だけ見たらすごく高くてびっくりした。」「お祝いごとだからってたかっている業者が多すぎな気がする。」「ほんと、そうだよね。写真とかもすごく高いから。」私と友達は、先に結婚式を挙げているので、「先輩」の立場からいろいろとアドバイスする。ただ、友達の場合、金額よりも、むしろ、「誰を呼ぶか」でかなり頭が痛いらしい。大学病院でお医者さんをしているので、教授や助教授やら呼ばなくてはならない人がたくさんいる。いっそのこと、「身内だけ」とかにしちゃえば。私のときも、「身内だけ」で式をすることにしたので、って、仲人もたてないし、彼の会社の上司とかもお招きしなかったから。「それか家族だけ、というスタイルにするとかね。」そうそう、家族だけでもいいと思うよ。と言っても、ご両親の意向や相手の考えもあるから、それを聞いた上で考えないと駄目だけど。「あ~、もう考えただけで挙げたくなくなる!」と友達は、これから先のことを考えてうんざりしている。「まぁまぁ」と友達をなだめる。こういうことでお互いの考え方とか分かって、良かったりするもんだよ。と、今いちフォローになっていないフォローもし、せっかくの「おめでと会」なんだから、ともっと楽しくなるような話をする。こんなドレスが良いとか、あのデザインの方が素敵だ、とか話が弾む。それにしてもこんな話ができるようになって、ホントに良かった。お幸せにね!
2004/06/12
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新たに高校1年生を担当することになった講師の人と打ち合わせ。指導科目は理数系科目だが、数学を中心に指導してほしいとのことで、数学中心で話をする。現高2から新課程で履修しているのだが、数学の指導においてもっとも注意しなければならないのは、講師が習っていたときと数学の学習項目の分け方が違う、という点である。特に今回、生徒さんは試験範囲に「確率」が入っているのだが、確率は今の新課程だと「数A」に入っている。講師のときは「数1」だった。この点をよく理解してもらわないとならない。というのも、試験は、「数1」、「数A」と分けて行われるため、学習スケジュールを組むときに、間違いを犯す危険性があるからだ。教科書の目次が一番見やすいので、それを使って説明する。君が習っていたときと、今内容が違うからね。教科書の目次をみて驚く講師。「こんなに違うんですか!」そう。かなり違うから。自分が習ってきたときの感覚で日程組むと、前日のテスト対策内容をミスすることがあるから、気をつけてね。具体的な指導範囲、レベルなど、話を詰めていく。それにしても、数1とか数Aとかって、今までどういう観点で分けてたんだろう。あんなに内容が変わるんだったら、分け方の定義って厳密なものではなかったのかな?ん~、疑問だ。
2004/06/11
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今日は中3社会の「公民」の問題を作成する。この「公民」ほどやっかいな科目はないと思う。今日作成しているのは「政治」の範囲なのだが、まず、普段見慣れない漢字のオンパレードである。学校にもよるのだが、基本的に社会は「漢字」で表記しないと×をもらう。普段からきちんと漢字で書かない生徒さんには要注意である。「弾劾裁判」とかちゃんと書けるようにしないとならない。次に、言葉自体の意味が難しい。「執行機関」とはどういう意味なのか、「召集」とは、「控訴」とは、、、一つずつ意味を理解しないと何のことやらちんぷんかんぷんである。辞書で意味を確認させるにも分からない言葉が多すぎる生徒さんもいて、講師が一つずつ噛み砕いて教えなくてはならない。その他には、文章自体の意味が取れなくてはならない。例えば、「議院内閣制」については、次のように説明が載っている「議院内閣制とは、議会の信任によって内閣が成立する制度であり、内閣が議会に対して連帯して責任を負うことから、責任内閣制ともいう。・・・」まず、「信任」、「連帯(これぐらいは何とか分かるが)」、「責任を負う」の3つが分からない場合が多い。そしてこれらの言葉を理解しても、「議院内閣制」とはどういうことなのか、きちんと自分で説明できるようにならなくてはいけない。社会のテストは記述問題が多い。「議院内閣制を説明しなさい。」と聞かれたときに備えて、社会の苦手な生徒さんは、上の説明を丸ごと暗記しようとする(議院内閣制の説明は、上記内容だけでは本来足りないのだが、分かりやすくするために途中までの内容にしている)。さぁ覚えた!といっても、きちんと自分で内容が把握できていないために、テストのときには再現できない。選択問題は解けても、記述式ができないのはこういうことである。ひるがえって、成績上位の生徒さんたちは、あまり中3の社会の勉強時間を取らない。それは何故か。彼らは、一般常識としてこういったことを理解しているのである。さすがに細かいことまで知っているわけではないのだが、「議院内閣制」の説明文を読んだとき、頭の中に衆議院の国会風景が思い出され、イメージとともに理解することができる。そして「説明せよ。」と言われても、きちんと自分の言葉で説明することができる。丸暗記ではない。成績上位の生徒さんは、TVでニュース番組をよく見ていて、新聞も読んでいたりする。中3の公民の範囲を習い始めて、慌てて新聞を読んだりしているのでは遅い(それでもやらないよりはましなのだが)。「テストに出るからやる」ではなく、自然とそうなる習慣が大切である。とは言っても、もう中3になってしまった生徒さんに、今から習慣付けをしても、今回のテストには間に合わない。問題を作成し、講師によくポイントを置いた説明をするように指示をだし、今回のテストは乗り切ることになる。でも、高校生になってまた「現代社会」や「政経」で勉強しなくてはならないのだから、今からでも新聞を読むとかニュースを見るとかやっておくといいんだよね。やっぱり小学生のうちからそういった環境作りが大切かな。
2004/06/10
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生徒さんのお家にお電話すると、「最近、『○○大学の学生ですが、家庭教師サークルをやっていて・・・』という電話がすごくかかってくる!」というお話をよく耳にする。学生さんだからと、無碍に断るのも気がひけるとおっしゃるのだが、無碍にお断りしてください!業界の裏側を暴露してしまうと、家庭教師サークルをやっている学生は、テレアポなんてしてきません!ほとんどの場合、アルバイト情報誌にて学生を「テレホンアポインター(『電話受付スタッフ』とも言う)」として雇い、名簿を元に片っ端から電話をしているだけなのです。現役の大学生をアルバイトで雇っているので、電話での「○○大学の・・・」は多くの場合、本当です。ただし、実際は「サークル活動でやっている」というのは嘘で、裏で会社として事業をやっています。テレアポ担当の学生、営業担当の学生(無料体験で説明しにやってくる学生など)、実際に指導を行う学生、とすべて役割が決まっていて、「テレアポで感じがいいから」と思って、「無料体験」をお願いすると、全く違う学生が来るのはよくある話です。また、テレアポと営業を一緒にやる学生もいるので、「無料体験の先生と、実際の指導の先生が違う!」なんてこともよくある話です。さらに、テレアポで勧誘するところは、「高額教材」も抱き合わせのところが多いのです。「無料体験」中は「教材」の話はひとつもしないのに、契約の段階になったら、「この教材をご購入頂けないと、先生は派遣できません。」と言い出します。この教材、カード会社のローンを組ませてまで購入させられますから、注意してください。学生がサークルとして「家庭教師」をやるのは、実際あるのですが、そのようなサークルは、テレアポはしてきません。もし、「○○大学の学生ですが、、、」という学生テレアポがかかってきたら、「子供は海外の学校に留学中でそのまま向こうの大学に行きますので」と言って、早々に電話を切ることをオススメします。話を聞いてはなりません。完璧に練り上げられたマニュアルのトークに絡めとられてしまいます。今、S県でこの手の会社が熱心に営業活動していると業界筋から聞いたので、S県の方、注意してくださいね!(今日はちょっとDeepなお話でした)
2004/06/08
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「どのくらい宿題を出せばいいんですか?」今日、研修を受けていた講師の人から質問が出た。常日頃、「宿題はきちんと出すように」と講師の人には言っているのだが、改めて「どのくらい?」と聞かれると、生徒さんによって違うから一概に「1日プリント1枚」のように量は決められない。宿題は「生徒さんが教えた内容をきちんと自力で解けるようになってもらうため」に出すものなので、結論から言うと「教えた内容を理解できるようになるまで」なんだけど、これが生徒さんによって違うから難しいんだよね。ある生徒さんは、数多く問題をこなした方がいいけど、別の生徒さんは、問題数をしぼってじっくり解いた方が良い。質問をした講師が担当する生徒さんの様子を考えると、「多く出すより考えさせる問題でじっくり取り組んでもらう」方がいいタイプだったので、そう講師に伝える。そして、毎日最低30分は勉強する量で設定して出す、と付け加える。すると、講師が「でも他の科目(直接教えていない科目)もあるから、数学ばかり出しても駄目ですよね。」と言った。非常に良い意見である。家庭教師には数・英だけ習っていたとしても、テストのときは生徒さんは他の科目もあるので、その他の科目の勉強もしなくてはならない。たくさん宿題を出せば当然その科目の成績は上がるが、そのせいで他の科目の勉強がおろそかになってしまっては元も子もない。そこで、先ほど研修でやった「宿題の出し方」に関して補足説明をし、生徒さんにとって適切な量での宿題で設定するように伝える(数・英だけはなるべく少しでもいいから毎日やった方が良いので)。そういえば、宿題の「質」については体系的なものがあるが、「量」に関してはまだきちんと数値化できていないなぁ。生徒さんの理解度や問題への考え方について、自分の中では感覚として「量」の設定があるのだが、これがまだ体系的には組みあがっていないので、「量」について、よく考察していかなくては。
2004/06/07
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今日、昼間「噂の東京マガジン」というTVを見ていたら、「消しゴム」の特集をやっていた。消しゴムが出来るまでや、食玩のようなおもしろ消しゴムまで紹介していて、とてもおもしろかった。消しゴムは重要なアイテムである。消しゴムをあまり使わない生徒さんは、成績が伸び悩む。私は消しゴムは「MONO」の60円のタイプのものを愛用している。「MONO」は良く消えるし、60円の小さい消しゴムは使い勝手がよく、色々なペンでパンパンになっている私の筆箱の中に納まりもよい。生徒さんの消しゴムは、小学生の人は、「まとまるくん」というものを使っている人が多い気がする。「まとまるくん」は100円の消しゴムの中ではちょっと大きめで、消しくずが名前の通り「まとまる」ので、いっぱい消して書いてをやっている生徒さんにとって、消しクズが机の上で散らばらないのが良いのだろう。また小学生は消しゴムを力入れて使うので、「MONO」のようなちょっと柔らかめのものだと、途中で割れる可能性もあるから、「まとまるくん」ぐらいの硬さが使いやすいのだろう。これが中学生ぐらいになると、「AIR-IN」というタイプの消しゴムを使う生徒さんが増える。この消しゴムは「いつもカドで消す感触」というよく分からないキャッチフレーズがついているのだが、私にはどのあたりで「カドで消す感触」となるのかは不明。「AIR-IN」は、MONOに比べてパッケージがおしゃれなのも中学生には良いのかもしれない。高校生になると、MONOを使う生徒さんが増える。このころになると、匂いつきだとか、かわいいだとかの消しゴムを筆箱に入れる生徒さんはいなくなり、実用性の高いものを使い始める。そういう点で、「MONO」は実用性が高く、かつどこでも売っているという入手のしやすさで、持っている生徒さんが多いのだろう。成績の良い生徒さんは、文房具にもこだわりがある。職人さんが道具にこだわりがあるように、成績の良い生徒さんも、「書く」という道具にこだわりを持っている。勉強が苦手な生徒さんは、筆箱に「集中力が高まる」だとかの匂いがついている筆記用具が入っていたりする。きっと自分でも頑張りたい!と思って購入したと思われるが、そういったものに頼って「集中力を高めよう」とすがっていてはイカンのだ。だけど、シャーペンは「Dr.グリップ」を使っている生徒さんが多いね。私はだめなんだよね、あのシャーペン。ちょっと重すぎて。もっと軽くて持つところにクッションがついているタイプの方が好きだ。たかが文房具、されど文房具。
2004/06/06
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おかめいんこのペットのちゅったん(♀)。HPに載っている写真よりも、現在、また一段と大きくなっている。ちゅったんは、ダンナさん(ノーマル種、ちなみにちゅったんはルチノー)と仲良く暮らしているのだが、数週間前からおしりの辺りがふっくらしてきた。「あっ、これは妊娠中だ!」と思い、外で遊ばせたいのをずっと我慢している日々が続いていた。インコも妊娠中はイライラするらしく、敷材をザッザッとほじくり返していた(彼は「巣を作っているんじゃないか」と言う)。いつ卵を産むのだろう、とワクワクして待っていたら、今日、ダンナさんといちゃついているちゅったんを発見!あれ? 卵を抱えていたらいちゃつかないよなぁ、と思い、巣箱からちゅったんをムニュッ(前よりすごい重い)とつかんで取り出して、彼におしりの辺りをつんつんしてもらった。「肉がぼよんぼよんしてるよ。」えっつ! 肉? 卵じゃないの?「卵だったら硬いだろ~! これはあきらかに肉だね!」え~!!! 妊娠中じゃなかったの?! ただの「おデブさん」なだけなのね~!!なんの為に外で遊ばせたいのを我慢していたのか、とがっくりする私。久しぶりのお外で、飛びまくるちゅったん。敷材をほじくり返していたのは、何?「外で遊びたいのに、出してもらえないからイラついていただけじゃないの?」それだけだったんだ。。。飛んで疲れたちゅったんは、彼の肩にとまって毛づくろいをはじめている。なんだよ、ちゅったん。も~こうなったら、いくところまで行ってもらおうじゃないか! と ちゅったんを日本一のおデブインコにしようと決意したのであった。
2004/06/05
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中間テストが返ってくる今日このごろ。中学1年生にとっては初めての中間テスト。小学校の時とは違い明確に学力が点数化されるので、お家の方の興味もかなり高い。結果をお聞きするために、お家の方にお電話する。「社会が思った以上に出来ていないんです。すごく点数が悪くて。。。」社会は直接指導科目に入っていないが、ウチは全科目フォローをしているので、対応策を考える。どう出来ていないんですか?「○○点なんです。こんな点数、私も主人も学生時代に見たことなくて、すごくびっくりしていて、どうすればいいんでしょうか?」点数だけお聞きすれば、確かに「勉強していないんじゃないか」と思われる点数ではあるのですが、テスト前に学習状況をチェックしたとき、彼は勉強していたので、私からするとなんでその点数になったのかが疑問ですね。「でも、○○点では。。。 やっていないのと同じですよね。」彼がやっていなかったら、確かに非常な問題ではあるのですが、勉強していたのは事実です。一番マズイのは、「勉強してもこんな点数だったらやらなくても同じじゃないか。どうせ怒られるんだから。」と感じて勉強に対する努力をしなくなることなんです。点数だけで判断するのは危険です。初めてのテストだから、思ったように実力が発揮できなかっただけかもしれないし、覚え方に問題があったのかもしれない。彼なりにがんばったところはあると思うので、そのがんばりが点数に結びつくようにどうしていけばいいか、の対策を考えることが大切だと思います。点数だけみてお子さんに言うのではなく、がんばったところはまず認めてあげて、その上で結果、こうなってしまったのはどうしてだろう、と考えると、次のテストは結果が違ってきますよ。「そうなんでしょうか。」勉強はずっと続くので、今回のことを次回に生かせるようにしませんか。ちょっと一緒にテストの考察をしていきましょう。お母様と一緒に今回のテストの考察を行ったところ、お母様は彼は勉強していたのに、実力が発揮できず点数が取れていなかったことをご納得された。「あの子は勉強していたんですね。」えぇ、やっていましたよ。やっていたのに点数が取れていなかったから、本人もがっくりしていると思いますよ。「すみません。これからは点数だけで判断しないようにします。」テストの点数をとっていなければどうにもならない、というのは否定できませんが、それだけで判断すると今後に影響することがあるので、点数だけで「勉強していない!」と決め付けないことが大切です。
2004/06/04
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「英語は私が教えているのですが」今日、入会された中学生の生徒さん。お母様が今まで英語はみていらっしゃったとのこと。私はお母様が教えられるなら、その方が良いと思っているので、早速お母様に英語の教え方をお伝えする。お母様がお子さんに教えになられる場合、お子さんの性格をよく把握していらっしゃるので、私がこういう教え方はどうでしょう? と提案すると、「あぁ、そのやり方だとウチの子には合わないわ。」とすぐお子さんにあった最適な指導方法が分かるので、話は早い。まずは言葉のかけ方から。とにかくほめることが大切ですね!「やっぱりそうですか。今までは、『出来るのが当り前』という感じで声かけしていたので。。。」ん~、ほめると良くないと思われる方もいるのですが、約束したことを守らないときは確かに厳しく言うことが大切なのですが、勉強のときは基本的にほめた方が良い結果になりますよ。当社では、講師に『誉め殺し』のような感じで言うこと、と研修時にやっています。「ついつい『どうして出来ないの!』って言ってしまって・・・」お気持ちは分かります。でも、出来ないからお母様に教えてもらおう、と思っているので、その気持ちを汲んであげて欲しいんですよ。日々忙しく過ごしている中で、お母様も大変だと思うのですが、まずお気持ちだけでも、「ほめよう」と思われれば、最初はなかなか大変でも、徐々に声かけもうまくなりますよ。あきらめないでがんばってください。「この前教えたことをすぐ忘れたりするので、頭くることがあるんですけど、なるべくほめるようにしていきますね。」そうですね。ただ、英語の場合、お母様が習われていたときとかなり学習内容が変わっているので、お子さんも理解しづらいということをご理解頂ければと思います。今の教科書は命令文を文法で習っていないのに、いきなり命令文が出てくるし、所有格もきちんと整理して習わないので、「Your」がつくと全部「You」と同じだと思って、be動詞は「are」になりますからね。「やっぱりそうですか。なんか教科書見たらすごく文章が簡単な気がして、それで子どもに『分からない』と言われると、『どうして?』って思ってしまうんですよ。『are』の間違いはウチの子はしますね。」「are」はかなり間違える生徒さんが多いですよ。「ウチの子だけではないんですね。」えぇ、かなりの割合で間違えてます。「それを聞いて安心しました。」・・・・その後、今学期の範囲ではどうやって教えたら良いか、具体的にアドバイスし、文法が苦手な生徒さんに非常にオススメの問題集があるので、それをお伝えする。最初の頃は「やっぱり私が教えない方が・・・」と感じていたお母様は、話の最後の方は「がんばって教えます!」と明るい表情をされた。お母様とのお話で、私の方もどういう教え方が生徒さんにとって最適なのか、かなり把握ができた。よし、じゃぁ今度はこれを担当講師に伝えて、指導をまかされた科目をがんばらなくては!とにかく今度のテストで成績を上げて、生徒さんに自信を持ってもらうようにしないとね!
2004/06/03
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昨日、大学の学費を調べていて講師の子と色々話をしていたのだが、偏差値は高いのに、就職は厳しいというある大学の学部の話が出た。某有名私大にあるその学部(文系)は、学部名からして昔からある学部とは一味違う学部である。その一味違う授業内容に興味を持つ人が多く、入学時点ではなかなか難しい位置にある。ところがこの学部、ちょとここでは言及できないが、ある理由から就職はかなり厳しいとのこと。理由を聞けば確かにそうかもしれないとは思う。一生懸命勉強して入ったのに、企業から嫌われる学部だったとは! その学部にいる講師の子は、「失敗しました」と言っていた。彼らからしてみれば、大学名を言ったまでは良かったが、学部名を言った途端難色を示されると、入試のとき同じ大学の別の学部に行っておけば、と思うらしい。就職なんて、学部名云々よりも本人の問題だとは思うが、不利に働く要因にはなるのだろう。私のときでも「就職難」とは言われていたが、今はもっと大変そうだ。まぁ、何でも後ろ向きに考えるとろくなことがないから、前向きに考えましょう!
2004/06/02
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昨日、ある方とお話していて、大学の学費が話題になった。私がうろ覚えでお答えしていた金額があっているのか気になったので、念のため調べることにした。HPで色々と見ていたら、文部科学省でまとめた「国立・公立・私立大学の授業料及び入学料の推移」を発見した。この一覧表では、平成14年度までしか載っていないが、ちなみに平成16年度の国立大学と早稲田、慶応大学の入学金、授業料は、下記の金額である。■国立大学 入学金:28万2000円、 授業料(年間):52万800円■早稲田(文系) 入学金:29万0000円、 授業料(年間):70万5600円■慶応(文系) 入学金:34万0000円、 授業料(年間):69万0000円(注)私立はこれ以外に諸経費が約15万円前後かかる。こうしてみると、入学金だけ比較をすれば、いまや国立大学と早稲田大とでは8,000円の差しかない。私立によっては国立より入学金が安いところもある(中央大学文系は24万円)。しかし、昭和50年は、文部省の表を見ると、国立は私立の約半額で、授業料にいたっては、なんと1/5だった!この表を見ると、ものすごい勢いで国立大学の学費が上がっている。「私立格差を無くす」という方針で学費アップを図っていた国立大学は、その言葉通りになっている。今や私立格差は1.6倍らしい(昭和50年度は5.1倍だった)。平成16年度より、国立大学は独立行政法人となったので、今まで一律だった大学の学費は、今後大学によって変わる可能性もあるのだが(今年はどの大学も一緒であった)、私立よりとても安いということは有り得ないだろう。アメリカの大学の学費はとても高いが、その分、奨学金制度が整っている。地方出身の講師の子で、「自分で頑張ろうと思ったのに、「日本育英会」(現「日本学生支援機構」)ではねられた」という話を聞くと、学費アップと平行して奨学金も整備していかないと、国立大学の学費が安くない現状、未来は厳しいのではないかと感じた。
2004/06/01
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