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Lisaは、どちらかというと、ゲップ出しが苦手。いつも、授乳後、「また、来たか~」という表情で親父のように、ふぅ~っとタメイキをつきながら、私の肩に担がれ延々と背中をタッピングされ続けるのだ。大体、2回に1回はゲップにたどり着けず、1時間後くらいにだら~っと、ホラー映画のソンビさながらの無表情で白々とした液体を吐いてしまう。さて、昨夜もお決まりのように、私達の夕食中にプリンセスはお目覚め、そして、授乳。私達は、ドラマ「おしん」の幼少時代のDVDを観賞しており、あまりの切なさに皆、し~ん、と画面に見入っていた。丁度、おしんの母親が出稼ぎに出て、切なくも、おしんがその幼い足で1人で会いに行く、というシーン。私も、ドラマに見入っていたため、授乳中に寝入ってしまったLisaを起こすのもなんだし…と、座らせた姿勢で脱力したLisaを抱っこしていた。と、そのとき…Lisaが突然パッチリと目を開け、宙を見上げた。私は、しまった!起きてしまったか!!と、Lisaの泣き出し警報に構えたそのとき…ゲ~~~ッ!!と、世にも特大のゲップが出たのだ。うるうるおしんに見入っていた一同、一瞬凍りついた後、大爆笑。おしんドラマの切なさも何もかも吹っ飛んでいってしまった。ちなみに、特大ゲップをした直後に我らがLisaは意識不明になっていた…。全く…、プリンセスLisaはお騒がせ者。1日中見ていても飽きない。←百面相な事も加えてこれこそ、子育ての醍醐味なのだろう(か?)。
2004.04.29
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眠っていると、Sleeping beuty(眠りの森の姫)のように、魅惑的な美しさをかもし出しているLisa。←カンペキ親バカところが、起きて騒ぎ出すと、ひょっとこさんのような顔になる。さらに授乳後のゲップ出し時には、額にシワをよせ、まるでFM-Vのタッチおじさんのような顔。…まるで、彼女は怪人百面相なのだ。いや、百面相顔負け、というか…。一体、Lisaの本当の顔はどれなのだろうか…、このタッチおじさんのような顔で大きくなったらどうしよう…、と親心に将来の心配までしてしまう。というわけで、これがLisaのタッチおじさん顔初公開。トクとご覧あれ。これは、ひょとこさん顔。そして、これは…母も、セイもLisaの表情のめくるめく変化にはついていけない様子。ちなみに、我がプリンセスはそんなこと、へとも思っていない様子で、毎日百面相ぶりを発揮し続けている。更なるピクチャーギャラリーにご期待あれ。
2004.04.28
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Lisaは、今日で12Days Old。まだまだ、小さくて、小人さんという感じ。昨日は、爪がかなりシャープなのでヤスリを買ってきて磨いた。まだ手が不随意に動いており、自分の顔を爪でかき傷だらけにしてしまうのだ。さて、妊娠・出産を通してお世話になっていた助産師のクリスとのお別れの日が来た。出産後10日で助産師は地域の保健師とバトンタッチするのだ。そして、出産後1ヶ月経つと、GPへと引き継がれる。クリスとのお別れは、ちょっと寂しい気持ちになってしまったが、また、妊娠・出産の際には彼女が担当してくれるだろう(彼女が職を変えない限り…)。最後は、写真を一緒にとり、お礼を言って大きなハグで別れた。10ヶ月という長い間、母子の健康から教育までいろいろとお世話してくれたクリス。本当に、ありがとう。
2004.04.27
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Lisaは、あっという間に我が家のアイドルの地位を不動のものにした。Lisaがうちに来て、あっという間の1週間。我が家のタイムテーブルは、全て彼女の思うがままなのだ。例えば…ホカホカご飯が湯気を上げているときにLisaが泣き声をあげると……彼女が泣き止むまでご飯中止例が発令される。当然、彼女がスヤスヤご機嫌タイムに入ったときには、あったかご飯は冷えびえとしてしまっているのだ。もちろん、昼も夜も我が家のメンバーは彼女の思うまま。例え、夜中の3時であろうと、彼女が目覚めれば、全てのメンバーが目覚めることになる。(←ただし、仕事のある日は、セイは起こされるものの、お相手は免れる)まさに、”Princess Lisa”なのである。さて、子育てが大変だということは、風のウワサでよく聞いていた。私の友人も続々とMum and Dadになっており、彼らからいろいろと子育て秘話を聞いては、「大変やねぇ~。ま、頑張って~。」と、他人事のように同情していた。しかし…Princess Lisaを我が家に迎えた今、他人事どころではない。まさに、24時間シフトでプリンセスに付き添う付き人状態なのだ。(←ていうか、”シフト”じゃないって)しかも、「母乳育児」という私なくしてはプリンセスの気分を好転できない状況を選んでしまっている私は、縫合した股間の痛みに乳の張りも助け、現在慢性疲労真っ只中なのである。とはいえ、プリンセスの顔を見ているだけで、ゴクラク気分を味わえるから不思議だ。これは、まさにベビーマジックとでもいうのか。あぁ…、また、プリンセスが御呼びだわ…今度は、いつ日記をアップデートできるのか…
2004.04.23
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祖母が、逝ってしまった。まるで、Lisaの誕生を待っていたかのように、その5日後に息を引き取った。ほとんど最後は意識がなかったため、Lisaの誕生すら伝えられていたか定かではないけれど、祖母は遠い日本できっとLisaを感じてくれていたのではないかと思う。祖母の訃報を受けて、いろいろな思い出が走馬灯のように私の中を駆け抜けていった。私の幼少期には常に近くにいてくれた祖母。母に怒られているときには、常に私をかばってくれた祖母。リウマチの痛みと老人性痴呆症に最後まで闘い抜いた祖母。そうして、彼女はたくさんの思い出を残して、旅立っていってしまった。彼女の冥福を心から祈りたい。
2004.04.20
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陣痛を感じたのは、夜中の1時半。重い生理痛のようなものを感じて、目覚めた私は、おかしいなぁと思い、トイレへ。すると、10ヶ月ぶりにみる、膣からの出血。…とうとう、来たか…これが、第一印象。部屋に戻って、イビキを掻きながら寝ているセイを起こして、「出血してる。天ちゃんもうすぐ、来るよ」セイは、寝ぼけまなこで、「ん。それで?」あのね~、もっと緊張感持ってよ~!「でも、明日、仕事行かんと、オレがカギ持ってんねん。」…仕事よりも赤子でしょうに~!セイのバカ!!と、言っている間に、また、陣痛が始まった。1階で寝ている母親にも出血の旨を伝え、痛み止めのTENSマシーンを背中に張ってもらう。早速、スイッチを入れてみると、感覚としては電流が背中を走っているような感じ。そして、陣痛が治まると、休止にモードを切り替える。あ、そうそう、間隔測っとかないと。そう思って、測り出すと、その時点ですでに4,5分間隔。セイに、「マッサージ、マッサージ!」と、仙骨の辺りをさすってもらうが、あまりにも間隔が狭いので、セイは、最初私が冗談でマッサージをせかしていると思っていたらしい。私も、最初はもっと陣痛の間隔が広いものだと思っていただけに、いきなりの4,5分間隔に焦りを隠せない。もっと、ゆっくり来るもんじゃないの~??いきなり、こんな間隔じゃ、病院に行かないと…そういうわけで、セイに病院に連絡してもらうが、病院のナースは、陣痛が始まったばかりならもう少し家で様子を見たら、というアドバイス。陣痛の間隔は、もうすでに4,5分ごとなのに。しばらく経つと、陣痛がもっとひどく、重くなってくる。母も、出血しているし、病院に行った方がいい、と心配顔。私も、これで家で生まれてもらっても困るし…とセイに頼んでもう一度病院へTEL。そして、あわただしく準備をして、病院へ向かう。病院は、車で3分の近場。到着すると、早速デリバリースイート(分娩個室)へ通され、ベッドに横になる。その時点で、すでに陣痛が3,4分間隔でうだるような腰の重さ。もともと私は生理痛がひどい方だが、その10倍はあるだろうか。TENSマシーンの鎮痛モードはすでに10まで上がり(強さを1~15まで調節できる)、担当の助産師、シャロンが、エンテノックスの笑気ガス(麻酔ガス)を手渡してくれる。後でカルテを見て知ったことだが、入院時で子宮口はすでに8cm開大していた。陣痛時にエンテノックスガスを使っていたが、吸っていると不思議~な感覚に襲われる。多分、入院して、20分くらいで、陣痛時すでに「アウアウ」言っていたのだが、まるで他の誰かが私のために叫んでくれているような感覚。羞恥心も何もなし。周りの音も自分の声も聞こえるものの、どこか違う所で観賞している感じなのだ。陣痛が治まると、ガスをはずし、下界に戻ってくる感覚で、ふうぅぅ~、とリラックスする。横にいて、私に冷やしタオルで汗を拭いてくれたりしていたセイは、「スケアリ~やなぁ(私の叫び声に対して)」と、びっくりしている様子。母は、落ち着いて私を見ている。入院して30分ほど経った頃だっただろうか、そうこうしているうちに、すごくいきみたい気分になってきた。セイに頼んで、シャロンを呼んでもらう。シャロンにプッシュしたい気分になる旨を伝えると、シャロンは、しょうがないわねぇ~、という感じで内診をする。ところが、「オーマイガっ!もう、すぐそこまで来ているわよ~!」という、シャロンの声。急いでもう1人の助産師を呼び、人工的に破水させて、赤ちゃんの保育器まで登場する。私は、「えぇ、そんなに早いの~!」と、自分でもオドロキを隠せない。正直、心の準備も何もなかったが、プッシュすればいいんやからガンバろ、という思いと、エンテノックスで自分も外野気分を味わえるのとで、痛がりで怖がりの私でも何とか乗り越えられる…かな、というかなり他力本願的な思いにも助けられていた。人工破水させたせいで、温かいものが股の間を流れていく。陣痛は、すでに1分ごと、またはそれより短い間隔で襲って来ている。シャロンが、「POO(お通じ)したいでしょ、POOをしていいから、いつもするように、出すようにね!」そう。すごく、そういう気分だった。とにかく、史上最大のうOこがスタックしていて、出したい~、という気分。そういえば、日本じゃお産前に浣腸するんじゃなかったっけ…と、ふと頭をよぎるも、その頃には羞恥心も何もない状態。セイも母もいる前で、大股広げて叫んでいるのだから。しかも、日本のように、足台に足を乗せて、タオルで覆ったりもしていない。もう、自然そのものの状態でのお産なのだ。シャロンの声が遠くから聞こえる。「次、陣痛がきたら、思いっきりプッシュするのよ!足を両手で持って、思いっきり股を開いて!」来た。すっご~い、ビッグ・ウエ~ブ。降りてきている。本当に、大きな大きな、アレが!!もう、何がどうなっているのか全然分からない状態で、とにかく、自然の摂理とでもいうのか、つまったものを押し出す、という気持ちで押した-----。「ほら、レイ、頭が見えてるよ!!」母の声が遠くから聞こえた。つぶっていた目を開ける。あっ、本当!股の間に小さな頭が見えた。不思議にも痛みは全然感じない。「レイ、次、もう一度、頑張ってプッシュ!」シャロンの声にあわせて、思いっきりプッシュ、プッシュ、プッシュ……!そして、大きな大きな開放感と共に、赤ちゃんの体が出てきた!!グルグルとぐろを巻いた臍帯の向こうに赤ちゃんが。オギャ~、オギャ~、オギャ~…!!!元気な泣き声が聞こえてくる。シャロンの言われるままに、セイが臍帯を切っているのが見える。そして、そうこうしているうちに、シャロンが赤ちゃんを私の腕に持ってきてくれた。赤ちゃんは、予想に反して女の子(10ヶ月間”天ちゃん”呼ばわりしてきたのに…)、体重は2650gだった。ずっしりとした、赤ちゃんの重みを感じながら、ほっとする私。「あぁ、ようやく会えたね…。生まれてくれて、ありがとう…」生まれたらきっと感動して泣いてしまうだろうなぁ~と思っていたが、感動というよりは、開放感と安心感でほっとする私。ところが…「信じられないわ…、あんなに安産だったのに…」シャロンと他の助産師の話し声が聞こえてきた。どうやら、会陰裂傷しているらしい。正直、会陰切開や裂傷のことについて出産前はかなりナーバスになっていた私だったが(←痛がり屋)、出産を終えた今、何が来ても大丈夫、という気持ちだった。イギリスでは、助産師が会陰裂傷の縫合をするのだが、何針か縫った後シャロンが、「出血が止まらないわ…、かなり深いわね。私の手に負えそうにもないから、ドクターを呼ぶわ」と、ドクター登場。そこから、20針は縫われただろうか…肛門の辺りまで裂傷しており、出血も500cc以上を数えた。どうやら、分娩時、必要以上にいきみ過ぎたらしい…。(←でも、あの状態で”いきみ”を加減するなんて、インポッシブル!!)私は、出血しているし、かなり体力も使ったから、水分補給をしないと…、と持参したミネラルウォーターをがぶ飲みしていた。悪夢の縫合を終えると、今度は赤ちゃんへ初乳をあげる。出産してすぐの母乳は、コロスタムを含む栄養素がたっぷりなのだ。また、赤ちゃんが母乳を吸うことによって子宮復古を促すという。そうこうしているうちに、また、シャロンが登場。今度は何かと思いきや、「お風呂に入るでしょ?ラベンダーオイルを入れておいたから、気持ちいいわよ~」と、進めてくれる。日本じゃ、縫合後のお風呂なんて、禁忌もいいところなのに、いきなりお風呂かい…と思いながらも、郷に入れば最後まで郷に従うか、と腹をくくって、セイに付き添われてバスルームへ。その時点で、すでに歩行している自分が信じられなかった。ラベンダーの香りのするお風呂へ浸かり、すっきりして、産科病棟へ。病棟では、スタッフ待遇ということで、個室を提供してもらえた。そんなに出血もしたし、縫合もしたから、無理かなぁ~と思いつつ、「いつ退院できますか?」と、聞いてみると、「小児科医が赤ちゃんを診察してOKなら、今日中に帰れるわよ」という返事。さすが、イギリス…。日本の常識は、どこまでも通用しないらしい。しかし、早期退院を望んでいた私には思いも寄らぬ朗報で、半日入院し、赤ちゃんの健康を確認した後、当日無事退院するに至った。この出産体験を通して、人間ってすごいなぁ~、私もやっぱり自然の一部なんやなぁ~と当たり前のことに感動した。これから、たくさん大変なことが待っているだろうけど、セイとLISAと共に頑張っていこうと思う。
2004.04.16
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今日は、簡単なご報告まで。4月15日朝3時40分に、2650gのBaby Girlが誕生しました!陣痛が始まってから2時間のスピード出産でした。詳しいことは、また後日報告しま~す。
2004.04.15
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またまたくだらない話。うちの旦那のセイは、よく寝言を言う。以前、中国語で寝言を言って、私が「パードン?」と尋ねると親切にも同じ事をゆっくりと言ってくれた(本人は全く覚えていない)事があったが、今日は、なんと日本語版だった。私が、zzzzzと安眠していた時…「そうだよ!」と、セイが突然大声で寝言を言ったのだ。私は、しばらく、「……」と、唖然としてセイをまじまじ見てしまったが、彼はぐっすり寝ている様子。「そうかなぁ~」と冗談で言ってみたが、奴はその後また、グォ~とゴジラもどきのイビキを掻き出したのだ。もちろん、朝になってセイに尋ねてみると全く覚えていなかった。ところが、不思議なことに、私とセイはその日同じような夢を見ていたのだった。たくさんの学生がいて、競技を選ぶ、というような内容のもので、私はテニス、彼はマラソンをそれぞれの夢の中で選んで競技活動に励んでいた。私の夢には私の小学生、中学生時代の友人+セイが、セイの夢には、彼の小学生、中学生時代の友人+私が。私は大きなホテルのようなところに収容されていたのが、セイが私を探して携帯に電話をしたところホテルに私がいることが分かったとか。なんとも不思議なことがあるものだ。彼が、「そうだよ!」と叫んだのは、私を探しているときだったのかもしれない。それにしても…、これば、ベビーマジックなのだろうか…??謎は深まるばかり…
2004.04.14
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イースター中に大変な事実が発覚した。いつもどおり、バスルームでシャワーを浴びた後、 「相変わらず、我ながらでかいお腹やなぁ~」 と、まじまじお腹を見ていたそのとき…脇腹の下、太ももの付け根辺りに、いつかどこかで見た、あの赤いミミズのような線。 「え~~~~!!!!」 こ、これは…まさか… …そう、恐れていた、かの有名な(?)、妊娠線が出現していたのだ。あぁ、これでとうとう、ダンなのセイと2人合わせて妊娠線カップルになってしまった…。(ダンなのセイの妊娠線については、こちらを参照)それだけは避けたくて、妊娠線予防のクリームを中期頃から塗っていたのに、お腹周り・お尻中心で、太ももになんて塗っていなかったのだ。まさか、こんな所に出現するなんて!! でも、体重は、ただいま人生MAXを驀進中で、現在+15キロ!(←何とかの不養生とはまさにこのこと)この体重の増え方を見れば、妊娠線の一本や二本、出ても不思議はないか…(最近諦めに入っている) あぁあ。それにしても、早く生まれてくれないかなぁ~。そんなに、食べているわけでもないのに、食べたもの全てが体重に加算されている気がする今日この頃。このまま行ったら、20キロ増も夢じゃない。(←やけくそ)食い止めたくて、最近テニスを始めたものの、全っ然効果なし。 ま、でも、ここまで来たら、とにかく赤ちゃんさえ元気ならそれでいいや、という気がする。でも、出てこれるサイズでいてね。
2004.04.13
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イースターは、ホラー映画シリーズになった。ホラーではないかもしれないが、最初のグッドフィライデーは、「パッション」というイエスキリストの最後の12時間をリアルに描いたメルギブソン監督の話題作を観に行った。ちなみに、私の母は、敬虔なクリスチャンで、英語が分からなくとも(と言うか、英語の字幕だったが)ほとんどのストーリーを知っていたので、理解できた様子。ただ、映画自体が、あまりにも拷問がリアルで、かなり疲れた。ちなみに、2時間じっと座っているのも臨月妊婦にはかなりハードワークだった…。さて、2日目は、ロンドンにある「IKEA」というヨーロッパでも最大手の家具、インテリアの展示場へ。その後、「仄暗い水の中から」(英題:DARK WATER)という「リング」の中田秀夫監督製作のホラー映画を鑑賞。音響効果も助けて、恐怖度+++。母は、あまりの恐怖感に耳を塞いで観ていた。私は、というと、天ちゃんが異常にポンポンお腹の中で動いており、「これは、ちょっと胎教によくないかなぁ~…」と、思いながらも最後まで鑑賞。ちなみにセイは、楽しみながら観ていた。3日目は、お決まりの「リング」そして、「リング2」。「リング」を観終わった時点で私はかなり疲れていたのに、「リング2」まで好奇心に勝てずに、無理強い鑑賞。映画が進むにつれ恐怖感もかなり増して、キャーキャー言っていた、そのとき…お腹が異常に張ってきて、天ちゃんの胎動に合わせて腹部がシクシク痛み出したのだった。これは、もしや…陣痛!?母もセイも真っ青になりながら、「麗秋、大丈夫!?陣痛!?」私は、陣痛なんて経験したこともないから、それが陣痛の痛みなのかどうか分からず、「わかんないけど、痛~~~い!!天ちゃん、動かないでよぉ~~」と叫んでいた。ところが、映画が終ると(←結局痛みに耐えながら最後まで観たおバカ妊婦の私)、痛みはピタっと止んでしまい、その後うんともスンとも言わなくなった。母は、「今夜辺り、天ちゃん、来るんとちゃうか…?」と、寝る前に相当心配していたが、朝になっても痛みは戻ってこない。胎動はいつも通り、まるで何もなかったかのような静けさ…そういうわけで、やっぱりホラー映画は胎教にはよくないらしい、と言うことが発覚(←というか、常識?!)。ホラーなイースターは、そうやって暮れて行ったのだった。
2004.04.12
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天ちゃん、とうとう38週目になりました。パチパチ。というわけで、昨日早速、38週目検診に出向いた所、助産師のクリスに、「38週にしては赤ちゃんが小さいわね」と、言われてしまった。でも、エコーを使って予想体重を出したわけでもなく、触診だけで何が分かるんじゃ~、とツッコミたいのをぐっとこらえて、「やっぱり、イギリス人と比べたら、小さいんでしょうかね~」と、控えめに言ってみたら、「そうかもね」という、あいまいな返事。結局、来週また病院に行ってエコーの取り直しとなってしまった。私としては、小さく産んで大きく育てばいいと思っているので、赤ちゃんが小さくてもいいのに…(というかその方が出産も楽そうだし…←自己中妊婦)ちなみに、そのクリスの検診のあったGP診療所で、同僚妊婦のダリーに会った。彼女はまだ36週目の割りに、私の1.5倍はあろうかというお腹。やっぱり、こういう人と比べられるから、小さいと思われるのよね~と、思いながら、ダリーに母を紹介し、しばらく立ち話をした。彼女も一人目の赤ちゃんで、すごくエキサイティングな様子。もしかすると、一緒に入院になるかもね~なんて、冗談も言いながら…そういうわけで、来週また天ちゃんとエコーでお目にかかれることになった。ちなみに、前回テニスをしてから、癖になり、最近毎日妊婦テニスをしている私。といっても、母が走ってばかりで、私は止まったままの手打ちテニス。それでも、夜はぐっすり眠れて、便秘も治り、体重コントロールにも貢献している様子で、一石三鳥。天ちゃんにも早く降りてきてもらいたいし…ちなみに、今日からイースターホリデーで、ここイギリスは目下4連休のお祭り騒ぎ。旦那のセイも4日間お休みということで、昨夜は母も含めて3人でトランプゲームの大富豪で盛り上がった。ちなみに、こういう大きなホリデー中は病院スタッフが不足するのがここイギリスの悲しい常識。安全な出産をするためにも、このホリデー中は天ちゃんにはおとなしくしていてもらわないと。では、皆さん、ステキなイースターを!!
2004.04.08
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先日、TENSマシーンという陣痛時の痛み止めの機械を借りてきた。これは、イギリスではかなりポピュラーな陣痛時の痛み止めで、背中の皮膚を介して電気の波動を流し、痛みの神経伝達を妨げ、また、体にもともと備わっている鎮痛力(エンドルフィン)を刺激して、痛みを抑えるというスグレモノである。私は、もともと痛みに弱い。以前日記にも書いたが、小学生時代、全身麻酔で歯の治療を余儀なくされた経験の持ち主でもあり(←自慢することじゃない)、とにかく、痛みに弱いのである。そういうわけで、どう考えても陣痛から分娩までの痛みを何もなしで乗り切るのは、不可能に近いと思われる。最終手段としては、硬膜外麻酔で無痛分娩の選択もあるが、そうなると、入院をまぬがれないし(正常分娩だと、産後6時間で退院できる)、いきむタイミングも分かりにくく吸引分娩や管子分娩となって、赤ちゃんの頭を傷つけることもあるらしいので、できれば、避けたい。そういうわけで、一応、このTENSマシーンと笑気ガス、そして、ペチジン(モルヒネ系の薬品)で一連の痛みを乗り切る予定である。ところで、昨日母と話していると、母の分娩はいずれも(私、弟のヒロシ)おしるしがあってから3時間のスピード分娩。しかも、ほとんど痛みもなく、いきむとポンっと生まれた、とか。こういうのって遺伝するのかしら…だといいなぁ…いずれにしろ、天ちゃんとご対面する日は着々と迫っている。とにかく、出産がうまく進むよう、祈る日々である。
2004.04.07
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母が来て、初めての週末。土曜日は、ロンドンへお買い物。出産前には、これが最後のロンドンになるだろうと予想して、日本食、中華食を買い込み、安い国際電話テレカもまとめ買い。ついでに日本円をポンドに換金して、任務完了。かわいそうに、セイと我が母は大荷物を抱えて帰ることになった。(私は、半分手ぶら)さて。日曜日。この日は、お天気もよく、朝から太陽がサンサンと照っていた。母が、「こういう日は、外で運動したいわねぇ~」と、つぶやいた。私も、散歩くらいなら…と思っていたのだが、次の瞬間、恐ろしい言葉が聞こえてきた。「どうせなら、テニスしたいわねぇ~」……。私は、セイが、「まあ、テニスは、レイは今ちょっと無理ですからね~」と、夫らしく言ってくれるものだと思っていたら、「そうですねぇ、お母さん。じゃ、テニスしましょっか?」と、奴はまた、調子よく相づちなんて打ちやがったのだ。こ、こんにゃろ~う。私は、臨月まっさかりの妊婦なんだよぉ~!テニスなんて!!しかし、ここは資本主義、多数決優先の国(←意味不明)そういうわけで、なぜか、臨月にまでなって、今まで我慢してきたテニスをするハメになってしまったのだ。ところで、私の家族はテニス家族。父母は出会った頃よりテニスをし、私も弟も小学低学年でテニスを始め、弟に関しては、実業団でテニスをするまでになった(去年退職)。この調子で行くと、きっと、天ちゃんも幼い頃からテニスを始めることになるだろうし、まあ、胎教程度に体を動かすのはいいっか(←かなり無理な方程式)、と単純な私はそこで納得してしまった。ちなみに、テニスコートは病院の真横にあるため、万が一のときは、産科へ30秒で直行できるという超便利な場所にも位置しているのだ。ここまで好(?)条件が揃えば、OK!(…か?)そういうわけで、臨月妊婦の麗秋は、まさに10ヶ月ぶりにラケットを握ることとなったのだ。打ち始めは、少しカンに狂いがあったものの、10分もすると以前のようにパンパンとリズミカルに打てるようになり、思ったより息も上がらず終ってみると、結構よい運動になった。さすがに、体は思うように動かなかったが…終わり際に母は、冗談で、「今夜辺りきたりしてね…」と、笑っていたが、その日の夕方になると、お腹の天ちゃんが今までになく動き始めたのだ。外から私のお腹を見ていてもまるでエイリアンが中にいるように不随意に動いているのだ。それも、今までだと胎動の時間は大抵長くても20分くらいで治まってしまうのに、その日は1時間以上継続してかなり激しい胎動があり、本当に大丈夫だろうかと心配するほどだった。ちなみに、母は妊娠8ヶ月頃までほぼ毎日テニスをしていたため、8ヶ月ですでに赤ちゃんが骨盤に降りてきており、産科医に、「もう、いつでも取り上げまっせ」と言われていたらしい。やっぱり、この母にしてこの娘…じゃあ、麗秋の赤ちゃんは…??こうご期待!
2004.04.04
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とうとう、待ちに待った(?)母の渡英日がやってきた。今回の母の渡英は私の産前産後のお手伝いがメインだが、母は半分ホリデー気分で来ているようで、お出かけ用のスーツからテニスラケットまでしっかり持ってきている。心配していた37週目妊婦によるヒースローまでのお迎え(車で往復2時間)何とか無事に済み、セイと母も何度か面識があるため、最初からなかなか和やかムードをかもし出し、全てが順調に進んでい…た。しかし。母は、到着翌日から超ハッスルして、リビング、トイレ、ベッドルームと、家の隅々まで掃除をはじめ(キレイにしていたつもりだったのに…)、到着2日後には、腰痛でぶっ倒れてしまった。(←母を知る人はやっぱり…と思っているはず)…ていうか、お母様、お手伝いをしていただけるのはありがたいんですが…、産前産後に余力を残しておいて頂きたいのです……ていうか、産前産後に寝たきり老人のお世話までできませ~ん。母は、もともと腰痛もち。幸いにもコルセットを常備しており、私の家のストックシップを腰に張って、3日目からスローダウンしてもらった。全く…世話が焼けるんだから…と言いつつ、母が来てからは家事も楽になり、レイジー妊婦の私にとっては大変ありがたい存在である。でも、あんまり無理はしないでね。
2004.04.03
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冷蔵庫がぶっ壊れ、生ぬるい牛乳を飲む日々を送っていた37週目妊婦の麗秋にも、とうとう日の目を見る時が来た。決戦は金曜日。←パクリ冷蔵庫が金曜日に届くという連絡を大家から受けた際、「いつ頃届くんですか~?」と、あまり期待せずに聞いてみたところ、「時間の指定はできないらしいので、頑張って待ってください」と、予想通りの返事が返ってきた。せめて、「午前」とか「午後」とか大まかにでも指定できたらと思うのだが、午前・午後指定をするだけで、配達料があがる国でもあるので、きっと、大家の奴、配送料をケチったに違いない。ちょっとイヤミでも言ってやろうかと思ったが、産休中の超ヒマ人妊婦の身であまり説得力もなさそうだし、母もいて暇つぶしもできるし、いいっかと思いなおし、金曜日は一日がかりで冷蔵庫を待つ覚悟を決めた。金曜は街に出かけたかったのだが、案の定、1時を過ぎても音沙汰なし。だんだん、「ほんまに来るんやろか…」と、不安になってきたが、超ホリデー気分で心が寛大になっている母は、「まあ、ゆっくり待とや。そういうお国柄なんやろ?」と、渡英2日目にして、レイジーなお国柄に妙な理解を示している。昼食時で腹の虫も鳴き始め、動ける範囲が1畳半ほどしかないうちの狭い台所で料理中に配達業者が冷蔵庫の交換をしに来るのが嫌だった私も、あきらめに入り、手早くたまご丼を作って、食べ始めたそのとき…CURRY(イギリスの大手家電会社)の大きなトラックが家の前で止まった。ピ~ンポ~ン♪「絶対こういうタイミングで来るんよね~…」ホカホカ湯気の上がるたまご丼を見つめながら、私はそうつぶやき、家のドアを開けた。そこには、ちょっと暑苦しそうながっしり小太り系のイギリス人のおんちゃん2人組みが、ニコニコしながら立っていた。おんちゃん: 「冷蔵庫の配達~っス」麗秋: 「は~い、待ってました。古いのも持っていってもらえるんですよね?」おんちゃん: 「どうしよっかなぁ~」麗秋: 「(持って行ってくれるって大家さん言ってたもん)たのんまっせ~。」おんちゃん: 「しようがないなぁ~。キミの瞳に免じて、持っていってあげよう」麗秋: (なんて、恩着せがましいおんちゃんや!最初っから持って行く予定やったくせに~)ニッコリ^_^##イギリス人は、このおんちゃんのように陽気な人が多い。日本人のように、黙々と仕事をする人はまずいないのだ。母が、おんちゃんたちが帰ってから、「面白い人たちね~」と、感動していたので、「だから、イギリス人は仕事が遅いのよ。良し悪しやで。」と、クギを刺しておいた。まあ、こうして、イギリス家電の悪夢はめでたく幕を閉じることとなった。一波乱あったものの、冷蔵庫が壊れてから、ぴったり1週間で新品の冷蔵庫がリストアされたことは、ここイギリスでは神業に近い(特に、賃貸物件で、大家-不動産を介している場合)。そして、下痢にもならず、頑張った自分自身も褒めてあげたい。←これこそ、神業!?
2004.04.02
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とうとう、我らが天ちゃんも昨日で37週目を迎えた。実感…あんまりないけど、もう、いつ出てきても大丈夫な大きさには育っているらしい(私のお腹のサイズを見るとよく分かる…)。ちなみに、私の体重もどんどんどんどん際限なく増えていき、最近半分諦めに入ってきた…現在+13キロ。日本にいたら、間違いなく助産師にクギを刺されているだろう…しかし、担当のGPには、「体重も順調に増えてますね~。その調子、その調子」といわれて、いい気になってしまった私。やっぱり、イギリスのこのいい加減さが私の肌には合っているのかも…いずれにしても、天ちゃんが出てこれるサイズに留まっていてくれることを願う日々である。さて、37週目のGP検診では、天ちゃんはまだ骨盤まで降りてきていないとの事。いつになったら降りてくるのやら…そして、その日にしてくれればいいものの、採血の用紙を渡され、明日また来てくれと言われた。仕方ないので、次の日に採血だけのために行ったら、40分も待たされた挙句、採血管がきれてしまっているので、また明日着てください、と言われ、半分切れそうになった##。採血管くらい、用意しておけよ、ったく…私だって、暇じゃないんだから←うそしかし、私を担当したナースが、「明日は、必ず私が這ってでもこの採血管だけは他のGPから盗って来るから、ごめんね~。また、明日ね♪」とおちゃめに言われ、「OKですよ~」と、調子よく返事してしまった…←単純そういうわけで、翌日、またまたGPへ向かった私。まさに、3度目の正直。これで何かあったら、承知しないわよ~と思っていたが、その申し訳なさそうに言い訳していたナースが、しっかりよそのGPからその問題の採血管を盗んできていた。さすが…やることが大胆だわ。まあ、そんなこんなで、GP検診、採血に結局3日を要したが、全て無事に終った。天ちゃんも無事に育っており、残す所、あと少し。頑張って、しっかり育ってや~。
2004.04.01
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