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先週の週末にかけて、冷蔵庫がぶっ壊れ、鬱になってしまった話のその後。月曜日に、不動産に朝一で、「冷蔵庫、ASAPで何とかしてください!!」と、再度メッセージを残し、その後、10時半ごろにその不動産から連絡が入り、冷蔵庫専門の修理工をアレンジしてくれる、ということになった。アメ~ジング!なんて、早い対応なの!!イギリスにすんで3年半、この対応の速さは異様にも思えた。しかし、ここで安心してはいけない。事が完全に終るまで、手を抜いてはいけないのだ。なにせ、イギリス人の悠長さ(というかレイジーさ)をなめると、後で泣き寝入りすることになる。(←経験済み)とにかく、プッシュ!プッシュ!!していかないと、「ハイ、ハイ」と口ばっかりでなかなか腰をあげないのがイギリス人のさがなのだ。修理工が来るとのことなので、「いつ来るんですか~」と、時間確認の意味で聞いてみると、予想通り、「分からないけど、今日中には」といういい加減な返事。また暗雲立ち込める…。「今日中」、「後で」、の言葉はイギリス人の十八番である。その言葉にだまされて、何人の日本人が泣いてきた事だろう。そこで、「今日中、っていうか、ホント緊急なんで、できるだけ早くお願いします!!!」と、普段は温和な私もこのときばかりは青筋を立てて、喰らいついた。その甲斐もあってか、修理工は2時半ごろに家にやってきた。おぉ~、早いじゃん。と、またまた感動しつつも、まだまだ!直してもらわないと意味ないんだから、と自分に鞭打って、厳しい顔つきで対応。(きっと、怖そうなアジア人のねーちゃん、と思われたに違いない)その修理工のポールというおじさんは、冷蔵庫の裏からなんやかんやいじっていたが、しばらくして冷蔵庫をもとの場所に戻し、私に向き直った。ポール: 「コンプレッサーが壊れているね」私: 「こ、こんぷれっさ~?って、なんですか」ポール: 「まあ、冷蔵庫のモーターみたいなもんだね。取り寄せ、交換に200ポンド(4万円程度)くらいかかるから、新しいの買ったほうがいいと思うけど…。まあ、それは大家の一存だからね。大家さんに話しておくよ」私: 「じゃ、じゃあ、もうしばらくかかるって事…ですよね」+(がっくりの表情)ポール: 「まあ、新しく購入するのなら、そんなにかからないと思うけど、コンプレッサーの取り寄せだと、どうだろうね」私: がーん。ということで、冷蔵庫は直らず、コンプレッサーの交換または新品の購入、という選択肢はできたものの、私にはどうすることもできず、その日はそのまま過ぎていった。翌日になって、大家が連絡してきた。どうやら、新しい冷蔵庫を購入することに決めたらしい。しつこいだろう、と思いつつ、「できるだけ早くしてくれませんかね~##」と念を押す私。というのも、金曜日に冷蔵庫が壊れてから、ほぼ毎日スーパーにお買い物に行かないといけないのに加え、作りすぎのおかずをストアすることもできず、同じ料理を2日続けて食べたり、ぬるい牛乳を飲んだり(←妊婦なのに…)、本当に生活自体に支障が出ているのだ。これで、私が下痢にでもなったら責任とってもらうわよ~ったく。大家さんも、私が捨てたものを弁償しろとでも言わんばかりの勢いだったので、怖気ついたのか、その後1時間位して、「金曜日に配達してもらうことになりましたから」と異例のスピード連絡があった。ふう。ようやく、事が片付きそうだわ。でも、まだまだ、安心はできない。金曜に冷蔵庫が届いて、ちゃんと動くのを確認して初めて、全ての悪夢が終るのだ。それまで、息を抜かずに、がんばれ、麗秋。
2004.03.31
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日曜は、冷蔵庫の悪夢から来た鬱をおして、ホスピタルツアーに行って来た。これは、分娩室や病棟の見学が主のツアーで、病院付属の助産師が親切にいろいろな資料と共にアドバイスまでしてくれるというなかなかいけたツアーだった。まず、産気付いた妊婦を下ろす駐車場の説明、そこから直接分娩病棟(デリバリースイート)へ。デリバリースイートは個室8室+緊急オペ用にオペ室一つで構成されている。私は、いかめしい分娩台とかを想像していたが、それぞれの個室には、普通のベッド、胎児モニタリングの機械、アームチェアにラジカセ、テレビなどがついていて、8つのうち2つはプール付き(と言っても日本のお風呂の3倍位の大きさ)で、水中出産もできるようになっていた。セイも、普通の個室みたいやなぁ~と、つぶやいていた。彼は、どんな分娩室を想像していたのだろう…さて、その後、二階の産科病棟=産後に過ごすまたは、分娩待ちをする病棟 の見学。妊産婦はポツポツいるくらいで、病棟自体はとても静かだった。その日のツアーを引き連れていた助産師の人はすごく早口だったが、彼女曰く、分娩が順調に行った場合、出産後6時間で退院できる、との事。それを聞いて、私は、思わず、やった~と、言って、周りからクスクス笑われてしまった。だって…、病院きらいだもん。いずれにしても、出産後、10日間は助産師が毎日家庭訪問して、母親と赤ちゃんの様子観察をしてくれるし、病院で夜を過ごすなんて絶対にいや~、と思っていた私に、一筋の光が見えた瞬間だったのだ。まあ、「出産が順調に行った場合」だから、予定は全く未定には違いないのだが。そういうわけで、病院ツアーは出産、分娩をイメージする上でとっても役に立ったように思う。分娩、うまく行くといいなぁ~。でも、天ちゃんが元気に生まれてくれたら、それだけで十分だけどね。
2004.03.30
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冷蔵庫がぶっ壊れた。事の発端は、金曜の夕方。セイが帰ってくる前に、冷凍庫に隠してあるハーゲンダッツのアイスクリームを内緒で食べてしまおう~、と思い、冷凍庫の底の底から取り出して、蓋を開けた瞬間、ドロ~っとしたクリーム色の液体に大好きな黒クッキーがふわふわ~っと浮いているのが目に入ったのだ。そのときの私のショックと言ったら…「……!!!!」しかし、その時点では、私はまだ事の重大さを理解していなかった。さて、冷蔵庫の話は少し置いておいて、恐るべしイギリスの家電事情について少し書いて行きたいと思う。…と~に~か~く、イギリス製の家電という家電はとことん壊れる。私のイギリス3年半の間に、テレビ2代目、DVDプレーヤー3代目(最近、パナソニックのDVDプレーヤーを購入)、ラジカセ3代目(最近、ソニーのMDコンポを購入)、炊飯器2代目(保温が効かない→すでに日本製に交換を検討中)、Faxつきマルチプリンターは電源を切るたびにインストールのやり直しが必要で、壊れたテーブルランプは数知れず。一体…ど~なってんねん!!と叫びたくなる。とにかく、日本製以外の家電という家電は、質が悪いに留まらず、めちゃめちゃ壊れやすい。そして、必ず購入時に、「3年間の保証をつけますか~?」と、聞かれるのだ。もちろん、保証をつけるのにさらに余分なお金がかかる。そして、その割りに条件が厳しく、修理で電話をかけても全然つながらなかったりするのだ(しかも、フリーコールじゃない##!)。じゃあ、全部日本製を買えば?と思うかも知れないが、日本製はとにかくバカ高い。イギリス人も日本製家電には一目置いており、日系家電会社はしっかり顧客の足元を見て、値段を吊り上げている。つまり、一般庶民の私には、手が届かないのだ(と言いつつ、最近諦めに入って、日本製家電を見ると財布の紐が緩んでしまう)。さて、冷蔵庫に話を戻すが、金曜の夕方の時点では、ひそか~に、冷凍庫内のものは融けてきていたのだが、氷もまだ水っぽくも原型を留めており、うい~ん、と冷蔵庫の動く音はしていたし、電源を切ってまた着けたら直るだろう、くらいに思っていた。し~か~し。土曜の朝に目覚めて冷凍庫を開けた私は、その場で凍り付いてしまった。全ての氷は融けて水と化し、凍らしていた肉類、魚類はふにゃふにゃ、まだ、その時点ではそれらは悪臭さえ放っていなかったものの、プラスティックの腐ったような変なにおいが冷蔵、冷凍庫内に充満し、底には、水と肉の赤い汁が混ざったもので水浸し、というなんとも言えない状況になっていた。「も~、なんでこんなときに冷蔵庫が壊れんねん!!!バカヤロ~」と、ひと吠えしてみたものの、叫んでばかりもいられないことに気づいた私は、その冷蔵庫は現在賃貸している家に付属していたものだったので、不動産会社に急いで朝一で電話した。最初、状況説明したときには、「そうですね~、でも、ほら、週末だから。月曜辺りに直しに着てもらうことになると思いますよ」という悠長な返事。しかし、月曜まで待っていたら、冷蔵、冷凍庫の中身は全て駄目になってしまうのは目に見えている。ここで、引き下がるわけには行かない。私: 「ちょっと~、それじゃ困るんですけど。ただでさえ、冷凍庫の中身はほとんど融けてしまっているんですよ~。このまま月曜まで放っておいたら全部腐ってしまうじゃないですか##」不動産: 「分かりました。じゃあ、とりあえず連絡してみますけど、修理の人が見つかるかどうかは保証はしませんよ」私: (それじゃ、いっしょやんけ…と思いつつ…)「と、とにかく、急ぎでお願いします~。さんきゅ~」喰らいつけるとこまで喰らいついてみたものの、その後10分後くらいにその不動産より電話があり、不動産: 「当たれるとこは当たってみたんですけど、誰も捕まりませんでした~。留守電にメッセージ残しておいたので、もしかしたら誰かから連絡があるかもね~」私: (そんな奇跡みたいなこと、あるわけないやろが…と思いつつも、)「どうも~」と言うしかなかった。そして、使えるものは土曜の夜に使ってみたものの、冷凍庫にためていた膨大な量の肉・魚類は使いきれるはずもなく、日曜の朝には肉類は全て黒くなり、冷蔵庫のミルクは生温く、バターはふにゃふにゃ、ぬるいヨーグルトは食べる気もせず、ほとんどのものはゴミ箱行きとなってしまった。もともと倹約家で、無駄な物を捨てるのが大嫌いな私は、この「捨てる」過程に伴って、日曜はばりばりの鬱になってしまった。そんな私に、セイは何とか生き延びていた野菜類やかまぼこを使ってチャーハンを作ってくれたが、私の欝モードは度を増すばかりだった。大体…、この冷蔵庫、どう見ても買って2,3年くらいにしか見えない。どうして、壊れるわけ!?イギリス家電のバカヤロ~!私の食材を全部奪いやがって~!!私のサンデ~までぶち壊して~!!!き~!!!!(妊婦にストレスは禁物)←手遅れそういうわけで、ただいまの月曜の朝。当然のことながら、まだ誰からも音沙汰がない。もちろん、朝一であのUSELESSな不動産に再度、「ASAPで~!」と、メッセージを残しておいた。もう、冷蔵庫の中身は空だが、このままでは、まともな生活すらできない。ただ、修理工が来たとしても、直るかどうかは定かではない。(←はっきり言ってイギリス人、当てにならない)いつになったら、イギリス家電の悪夢は終るのか。乞う期待あれ…
2004.03.29
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さて、昨日でとうとうお腹の天ちゃんは36週目に突入。今週から、助産師のクリスとGPのDr.スミスの2人に交互で毎週検診を受けることになるそうだ。予定日まで4週間。ふり返ってみると、長かったような、短かったような…昨日のクリスとの検診では、ようやくこの間のGTT(血糖負荷テスト)の結果がでて、妊娠性糖尿病は否定された。と言っても、やっぱり境界辺りをウロウロしていて、正常値ではないので、妊娠期間が終ったら、テニスを含めて運動を再開しようと思う。最近は特に、体が重くて、思うように動けず(←かなり言い訳)、B型人間のいい加減さも加わって、ほとんど運動らしい運動をしていない割りに普段の1.5倍は食べているので、まあ、血糖が上がってもしょうがないか…と、正直諦めに入っているのだ。さて、ここ2,3日辺りから、天ちゃんが動くに伴って、恥骨辺りにシクシクと痛みを感じるようになってきた。恐らく、天ちゃんが骨盤に下がってきているのだろう。…これが、結構痛い。もともと、私は痛みに強い方ではなく、小さい頃には(といっても、小学校2,3年の頃)歯医者が嫌いで、連れて行かれるたびに歯医者さんの指を噛み続け、ついにその歯医者さんに愛想を着かされた私は、挙句の果てに子供病院に転送され、全身麻酔で歯の治療を余儀なくされた経緯の持ち主なのだ。(←威張ることじゃないってば)そういうわけで、こんな恥骨痛でヒーヒー言っている私。陣痛なんてきた時には大騒ぎになることは目に見えている。セイにも、「…そういうわけで、陣痛きた時には、ヨロシクね~」と、しっかりクギを刺しておいた。ちなみに、陣痛時のマッサージの練習~、とかこつけて、マッサージまでしてもらった。あ~、気持ちよかった。来週には、母がイギリス入りする。気持ち的にもだんだんお産に向けて準備ができてきた、かな?(←かなり怪しい)あと、少し、妊娠期間を精一杯楽しもうっと!
2004.03.25
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今日の日記はしょーもないので、忙しい人は、飛ばして読んでください。昨夜の出来事。2人一緒にベッドに入っても、大抵、いや、十中八九の割合で、セイが先にイビキを掻き出す。昨夜も、例に漏れず、セイがすごい勢いでイビキを掻き出した。あまりにもエスカレートして耐えられなくなったときには、こっちから寝返りを打ったり、わざとセイにぶつかったり最後には、「うるしゃーい!」と叫んだりして、イビキ阻止に努めていた私だったが、と、突然セイが何かを口走ったのだ。…しかも、中国語で。セイ: 「▲□×△○∵~◎」答えないだろうなぁ~と踏みながら、セイの耳元近くで、「パ~ドン?」と言ってみた。すると、なんと、今度はセイが、同じ事をゆっくり言い出したのだ。セイ: 「▲~□~×~△~○~∵~~◎」私は、こ、こいつ人をバカにしてんのか!と思い、「ちょっと~、英語で言ってよ!」と、言った瞬間、また、セイが、ゴジラのような勢いでイビキを掻き出した。その場に取り残された私は、い、一体今のは何やったんやろ…と、しばらく絶句するしかなかった。翌日、セイに聞いてみると、当然のごとく、何も覚えていなかった。以前、日本から帰ってきたばかりの私が、寝ぼけて日本語をしゃべり続けたことがあったが、まさにこれはセイの無意識下のリベンジったのかも知れない。*詳しくは、こちらをご覧下さいませ。
2004.03.23
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土曜日は、クミちゃんと共にオックスフォードにお昼を食べに行き、観光名所のクライストチャーチでお昼時のお散歩を…と思った矢先、嵐のような突風が吹き荒れ出し(イギリスではこれを”ゲイル”という)、まともに歩ける状態でなくなってしまった。…ったく、イギリスの天気は全く予想だにできないのである。これが日本なら、まさに瓦でも飛んできそうな勢いで(イギリスなら、ヒツジ??なんちゃって)、身重に鞭打って危険を冒すのもなんだし、ということで仕方なくクミちゃんとは、そこでさよならして、そのまま帰途に着くことになった。(クミちゃん、遠い所を遊びに来てくれて、どうもありがとう!) 帰る途中、この突風のせいで道路のど真ん中に大木が倒れ、道が一方通行になるなど、かなり道路事情にも影響が出ていた。 そして、あくる日の日曜日は、久しぶりにセイと2人でゆっくり過ごした。 これは予てからのセイのお願いであり、本当は、プールに行きたかった私だったが、それをぐっと我慢した。 もともと、私は、家でじっとしていられるタイプではない。とにかく時間があれば、外に出て何かアクティビティー、つまり、何かその日の一大イベントが欲しいのだ。ウインドーショッピングでもいいし、スポーツでも、ドライブでも、もちろん、日帰り旅行なんかだと、2、3日前からウキウキハッピーモードになってしまう。 でも、旦那のセイは、放っておくと、一日中でもテレビの前で寝そべってボーっとできる人間なのである(←要するに、オヤジ)。そのことで、私達はよく意見の相違を見てしまう。しかし、先週は、ケンブリッジ、今週はオックスフォードだったので、今回は、仕方なく百歩譲って、日曜日はセイに合わせることにしたのだ。 …ところが、これがなかなかよかった。 昼間からベッドに寝そべって、私は、クラッシックを聞きながら、読書。セイはその横で、中国語のDVDをイヤホンにて鑑賞。小腹がすいたら、ティーとクロワッサンを食べ、読書、DVDに飽きたら、2人で将来のことや友達のことを話したり、おなかの天ちゃんに話しかけたり…と、なかなか優雅に時間が過ぎていった。そして、よく考えてみると、こんなにゆっくり何にも邪魔されずに2人の時間を過ごしたのは、すごく久しぶりのことだった。 そういうわけで、外に出たがりの麗秋も、時にはイベントレスな週末を過ごすのもいいなぁ~と、再発見したのでした。
2004.03.22
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フライデーナイトは、パンケーキナイトになった。事の始まりは、てんぷら作りで余った卵白。あまった3つ分の卵白を見て、何とかしてこれを使いたいなぁ~と思った私は、クミちゃんに、重大任務を託した。麗秋: この卵白使って、なんかおいしいデザート作ってよクミ: え…それまで、のほほんとメールチェックをしていたクミちゃんの背中に急に緊迫感が走り出した。クミ: …。う~ん、そうやなぁ、卵白やったら、メレンゲがつくれる、かも麗秋: め、めれんげって何??クミ: えー、レイちゃん知らんの?甘くて焼き菓子のようなデザートやで。麗秋: ほぉ~。ほな、作ってよ。クミ: え…。作り方知らん。麗秋: なんじゃそれ。そして、次の瞬間、なぜか私は無性にホットケーキが食べたくなった。麗秋: …。ねえ、ほんなら、ホットケーキつくろうよ~。クミ: え…。卵白使うんちゃうの?麗秋: 卵白使ってホットケーキできひんかな?クミ: ほんな、無茶な…。そういうわけで、クミちゃんは、私の無茶なお願いをかなえるべく、栄養士のタカコさんに連絡するハメになった。こういうときに持つべきものは、専門知識を持った頭のキレる友人である。さて、タカコさん曰く、卵白を一生懸命泡立てることによって、フワフワのホットケーキが作れるでしょう、ということでした。ちなみに、そうすることで、本来はホットケーキ作りに欠かせない、ベーキングパウダーを補える、とのこと。す、すばらすぃ~!!それは、卵白とホットケーキの要求がピッタリと一致した瞬間であった。ところが…早速ホットケーキ作りに乗り出した私達に、更なる問題が襲いかかった。クミ: ねえ、泡だて器ってどこにあるの?麗秋: 泡だて器…?そんなん、こっちに来てから見たことないわ。ベラとかやったらあるけど…クミ: …。泡だて器ないと、卵白泡立てるのなんて、絶対に無理やで。麗秋: ダメかなぁ~。クミ: うん。ぜったいに無理!あぁぁぁぁ、せっかく今日はパンケーキが作れると思ったのに…!しばし落ち込む麗秋であったが、そこから、一発逆転ホームランの名案を思いついた。麗秋: ねえ、クミちゃん、知ってる?テスコ(イギリスの代表的なスーパーマーケット)って24時間営業やねんで。クミ: そ、それって、今から買出し!?麗秋: オフ・コース!そういうわけで、フライデーナイト-フィーバーの如く、夜の10時過ぎからホットケーキのためだけに近くのテスコにお買い物に行くことになった。ちなみに、2人とも、夜のくつろぎモードになっていたため、まるでオバちゃんの買出し状態で、私はツッカケ、クミちゃんは半身パジャマにスニーカー状態でのお出かけと相成った。その後、帰ってから作ったホットケーキのおいしかったことは、言うまでもない。ちなみに、棚の中から、賞味期限の過ぎたベーキングパウダーが2缶も見つかった(昔イギリスにステイしていた友人が私に託して行ったもの)。こういう機会がないと、普段使わない眠ったアイテムを見つけることはなかなかないのだ。(←ただの言い訳)そういうわけで、かなりのハッスルはあったものの、パンケーキナイトは無事終結を迎えた。あ~、おいしかったぁ!(←また太ってしまったことに全く気づいていない麗秋)
2004.03.20
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今に始まったことではないが、最近、恐ろしいくらいよく寝る私。昨日は、気が付いてみると(というか、セイの電話で)4時半(←もちろん夕方)に目が覚めた。いろいろな参考本によると、妊娠後期には眠れなくなる、という話なのだが…今朝もセイを駅まで車で送っていく際、セイ: 昨夜、よく眠れたん?私: うん。ばっちり。セイ: …ていうか、昼の4時まで寝てて、何でまた夜もぐっすり眠れるわけ?私: …。ほ、ほら。赤ちゃんをお腹に抱えているって言うのは、それだけでかなりのエネルギー使うんだからー。そ、それだけ休養が、必要なのよ。セイ: それ、めちゃ都合のいい言い訳とちゃう?私: ぐ…そういうわけで、旦那のセイもいい加減、呆れ顔。だって…、気が付いたらそんな時間やってんもん…ぐすん。こんなんで、天ちゃんが生まれてから、やっていけるんやろうか…(←かなり疑問)さて、今日は、この間アダプテーションのトレーニングが始まってバリバリのクミちゃんが、イングランドの南の果てから遊びに来てくれる。昼ぐらいに着くって言ってたから、今からもうちょっと寝よっかなぁ~?(←懲りない奴)でも、…友達が車で送ってくれるとか言ってたし、来てもらって、パジャマでお迎えじゃ悪いしなぁ…悩みどころやわ。(←悩むなー)…そういうわけで、相変わらずムーミンな麗秋でした。
2004.03.19
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とうとう、お腹の天ちゃんは昨日で35週目に入った。この記念すべき日に、ブリーチ(逆子)の確定診断をすべく、エコーを受けてきた。エコー技師: ほほぉ~。頭が下にありますねぇ~。BPD(頭部)測定できないくらい、下に下がってますよ~。私: えー、ホントですかー。よかったぁ~。これで、一つ心配事が取れましたー。…しかし、それは「3分ラクラク出産」の夢が打ち砕かれた瞬間でもあった(くわしくは、3月12日の日記をご参照ください)。う…、私のラクラク出産計画が…(←世の中そんなに甘くない)そして、もう一つの事実。わが子、天ちゃんのお尻は石のように硬いということだ。なにせ、ドクターが頭と間違えたくらいなのだから。…全く、どんなお尻なんやろ…(←出てきてからのお楽しみ、じゅるっ)そういうわけで、ここまで来てかなりてんやわんやしてしまったが、幸か不幸か、めでたく経膣分娩にたどり着けそうである。ところで、中国人の旦那のセイは、相変わらず、「男の子やったら、絶対早く生まれるで。それは、中国の常識や」と、言い続けている。最初は、「ふっ。そんな統計どこからとってん。中国人めっ」と、鼻で笑っていた私も、最近まるで、それが暗示のように、本当に男の子だったら早く産まれそうな気がするから怖い。しかも、それで早く産まれでもすれば、「ほれ見たことか」と、セイの低い鼻が高くなるのは目に見えている。せめて、40週まで持ってくれるといいんだけど…まあ、どうあがいても、後1ヶ月少しで全ての結果が出るので、乞うご期待あれ!
2004.03.18
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昨夜、とんだ悪夢を見た。それは夢の中で、私がなぜか忍者に誘拐されるというかなり現実離れしたものだった。電気が消され、足をとられた私は、床に転びそうになりながら、一味にキャッチされ、むむ、こやつらはプロの誘拐集団や!と、敵ながらあっぱれ如く感心しながら(←意味不明)、担いで誘拐されるところで、叫ばないと誘拐されちゃう!という思いに取り付かれ、思いっきり叫んだ。…そう。私は、実際に叫んでいた。私: セ~イ~く~~~~~~~~ん!セ~イ~く~~~~~~~~~~~~~~ん!!!精一杯叫んでいるのに、まるで、地の底からの呻き声のようにしか声が出てこない。そうこうしているうちに、セイに揺り起こされて、目が覚めた。セイ: 大丈夫か?気でもおかしくなったんか??私: ニンジャが私を誘拐しようとしたの。セイ: なんじゃそれ!?私: セイが急にいなくなったんやもん。あ、もしかして、私ホントに叫んでた?セイ: 思いっきり。私: だって、すごい怖かってんもん。セイ: オレの方が怖かったわ。私: ぐ…、すんません…。私は、恐怖感と夢だったという安堵感との両方で、涙がポロポロ出てきて止まらない。そんな私を、セイはしばらくの間、相手をしてくれていたものの、今度は、彼が恐ろしい勢いでイビキをかきだした。う、うるさい…ってば。しかし、自分のうわごとでセイを起こしてしまった手前、なんだかイビキ阻止するのも申し訳なくなってしまった私は、そのままセイのイビキを子守唄に、朝までベッドでゴロゴロするハメになった。それにしても、後になって考えてみると、無意識にセイの名前を呼んだ自分に拍手を送りたい。これが、他の男性の名前を叫んでいたりでもしたら、悪夢どころか、とんだ夫婦喧嘩になっていたところだった。だから、潜在意識ってコワイ。普段から、ちゃんと自分に言い聞かせておかないとネ。
2004.03.15
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日曜日は、ペアレンタルクラフト(母親学級)に参加した。私の助産師、クリスも講師として参加していたため、知った顔もあり、リラックスして出席することができた。もちろん、旦那のセイ、そしてお友達ののりちゃんも将来を見越して、お勉強のために参加した。日本の母親学級に参加したことがないのであんまり比べることはできないが、授業を聞く、というよりは出席者参加型の面白い会だった。全ての参加者はカップルで参加していたが、最初に自己紹介、そして、その日の大体の流れの説明を受けた後、出産・分娩にまつわる症状のカードを渡されて、みんなで分娩1期から3期までの順序を試行錯誤しながらリスト作成して行ったり、入院のタイミングを話し合ったり、また、痛み止めの説明(アロマセラピーから、硬膜外麻酔まで全ての選択について)、そして、最後はゲームで盛り上がり、すごく楽しみながら、勉強することができたように思う。ちなみに、イギリスでの入院のタイミングは、陣痛が大体5分ごとになってからだという。それまでは、家で、お風呂に入ったり、マッサージをしたりしてリラックスしながらそのときが来るまで待つらしい。ちょっと、遅いんじゃないかなぁ、という気がしないでもなかったが、私も、病院で陣痛と闘うより慣れた場所で過ごせる方がおのずとリラックスできてよいのではないかと思う。天ちゃんは、相変わらずお腹の中で暴れまわっている。最近は、両腹に角ができたり、おへその辺りがボンと突き出たり、やりたい放題している。さて、のりちゃん伝授の逆子体操もボチボチやり始めたが、こればっかりは、なるようにしかならないので、回転してくれればいいし、しなければ、それはそれでまあ、何とかなるっしょ、という気持ちでいる。ここまで来て、ようやく、ああ、もうすぐ出産なんだなぁ、という実感が出てきた。早く、天ちゃんとご対面したいな~。(でも、まだよん)
2004.03.14
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土曜日は、日本人看護師のOFF会、ケンブリッジのお茶会に参加した。今回は、カップル参加も多くて、日本人、イギリス人、フランス人、中国人、となかなか国際色豊かな集まりになった。また、日本人の面子は前回とほとんど変わらずだったので、OFF会というよりは、友人の集まりのような感じ。私は、もちろん旦那のセイと今回看護師プログラムでイギリスに来ている友人ののりちゃんとの3人で会に乗り込んだ。面白かったのは、のらさんの旦那さん、トニオさんとのりちゃんの下ネタコンビ。2人の間から、放送禁止用語がポンポン飛び交い、ノンアルコールながら超ハイテンションでイギリスの由緒正しき大学の街を震撼させていた。周りがイギリス人でよかった…。これを日本でされたら、私は間違いなく他人のふりをしていただろう。さて、それは置いておいて、ケンブリッジといえば、パンティング。小さなボートに乗って、午後のひとときを…という感じだ。私達は、11人という大人数で一つのボートに乗り込んだ。盛りが付いたカモの水しぶきを浴びながら、パンティングが進んで行くうち、なんと他のボートから、ただ、誕生日だからという理由だけでボートから川に突き落とされている男の子を発見。バースデーソングは各ボートからお情けで流れて来たものの(私も歌ったが…)、誰も、こんな寒い時期にそんなバースデープレゼントいらないわ、と思っていたに違いない。ちなみに、パンティングの様子を写真に収めてみました。その前に食べた、日本食ランチのうなぎ弁当のおいしかったこと。前日も家で巻き寿司を10本以上、のりちゃんのペースにのせられてドカ食いしていた私は、お茶会が終る頃には、足がしっかりと浮腫んできて、家に帰って体重を計ると、週末だけで2.5キロも増えていた…。そういうわけで、相変わらず人生MAXを日々更新している私。(←しっかり自慢している)天ちゃん、早く生まれないと、出てこれなくなっちゃうかもね~。あと、一ヶ月以上もあるなんて…(考えないようにしよっと)後、このお茶会の主催者、ヒツジさん、ノラさん、本当にお疲れ様でした。私もセイものりちゃんも心行くまで楽しめて、ホント感謝してます。どうもありがとう!
2004.03.13
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昨日のGP(かかり付け医)定期検診で恐ろしい事実を耳にした。GP: もしかすると、ブリーチ(逆子)かも知れないわね私: え?ブリーチって…そ、そんな…、今まで順調に来ていたのに…GP: はっきりは分からないんだけど、そんな気がするの。ここでは確定診断できないから、来週病院でエコーを採りましょう私: は、はい…。そういうわけで、来週エコーを取りに病院に行くことになった。そして、今まで、全然頭の片隅にもなかった、「CAESAREAN-SECTION(帝王切開)」という言葉が頭を回りだした。学生時代、C-SECTIONをする妊婦さんを見たことがある。赤ちゃんに影響するため、全身麻酔ではなく、硬膜外麻酔、つまり意識のある状態で手術をするのだが、その妊婦さんはこの世のものとは思えないほどの恐怖感を抱いている様子で、泣き叫んでいた。右も左も分からず、その妊婦さんに付き添っていた看護学生の私は、ただただ、彼女の手を握って、「大丈夫ですから、落ち着いてください」と言うのがやっとだった。麻酔科医が麻酔が効いてきているかどうか確認しなければいけないのだが、そんなことできる状態ではないくらい、その妊婦さんは動揺しており、結局のところ、麻酔の効きの確認がかなり不確かな状態で開腹することになってしまったのだが、赤ちゃんを取り出すまでに、3分とかからなかった。それが、後にも先にも私のC-SECTIONを印象付ける唯一の決めてとなっているわけで、正直、自分がどういうリアクションをとるのか全く分からない。ま、でも、逆に考えれば、麻酔の効きが確かであれば、痛みなく、3分で出産ができるのだから、楽といえば楽。物は考えよう、とはこのこと、かもね。でも、そうなると、入院1週間はまぬがれないのだけれど…そういうわけで、運命の日は来週の木曜日。天ちゃ~ん、それまでに、ちゃんと元のポジションにもどりなしゃ~い!!!
2004.03.12
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天ちゃんは、今日でめでたく34週目を迎えました。あと、3週間で、いつ生まれてもいい状態。まだ、全然実感がわかないけれど、土壇場になってあわてるのは嫌なので、昨日病院グッズだけそろえてみた。それにしても、天ちゃん用に買った、新生児用オムツの小さいこと…(かわい~)←今からすでに親バカところが昨夜…、寝ているとみぞおちに思いっきりカウンターパンチを食らった。思わず、隣でイビキをかきながら寝ているセイをジロリとにらんでみたものの、どうやら彼はシロのよう。では、誰…??そう。犯人はなんと、お腹の天ちゃんだったらしい。それにしても…本当に体の芯に響くような、天ちゃんパンチ。(というか、キック)あまりにも痛くて、また、蹴られたらどうしよう、という恐怖感から結局朝まで眠れなかった。(と言うわけで、この後ベッドに直行予定)あぁあ、やっぱり、ゴンタ坊主の男の子なんかなぁ~。このままじゃ、先が思いやられるわ…
2004.03.10
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このウイークエンドは、マイホーム巡りに明け暮れた私達夫婦。何にしても、気に入った物件にめぐり合えた私達は、なんてラッキー!さて、土曜日の朝から夕方まで5つの不動産から私達の要求に見合う8件あまりの物件を見て回った。8物件のうち、2件はまさに私達が探していた物件で、その二つを見合わせて来週中にお返事をさせてもらうことにした。イギリスのマイホーム探しは、日本のそれとは少し違い、ほとんどの場合(よっぽどリッチでなければ)中古物件のなかから探すことになる。不思議なことに、新築物件は全くといってよいほど見当たらない。いずれにしても、中古物件といっても本当に様々で、家のリフォームから庭の整備まで全て施されているものもあれば、壁紙の張替えから、システムキッチンの導入、トイレシートの付け替えまで全てしなければいけない物件もある。もちろん、後者の場合は値段が安くなるのは言うまでもない。私達の場合、あまり時間がないのとイギリス人の十八番、DIYと呼ばれるものはほとんどしないので、前者のリフォーム済みの家を目標に立て、探していたのだが、今回めぼしを付けた両物件ともよい環境、リフォーム済み、コンサーバトリー(ガラス張りの庭に突き出たエクステンション部屋)付き、そして、屋内駐車場と揃っている。後は…値段交渉。中古物件、というからにはすでにオーナーが住んでおり、そのオーナーと私たち、バイヤーを不動産屋が間に入って交渉してくれる。大抵、二つの物件を競争させ、条件のよいほうを選ぶ、というのがうまいやり方。ただ、交渉を長引かせてしまうと他のバイヤーが物件をかっさらってしまう危険性もあり、要するに”ギャンブル”である。ちなみに、両物件とも大変人気があり、その日だけで5,6バイヤーが見に来ているとか…。うかうかしてはいられない状況である。ただ、私達は、ファーストタイムバイヤー(要するに、初めてのマイホームバイヤー)と言って、売る家がない身分なので気に入った家にすぐに飛びつける分、有利なのである。さて、交渉はどう転ぶのでしょうか…こうご期待あれ!
2004.03.08
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昨日は、仲良しのお友達、ゲイルがうちに遊びに来てくれた。ゲイルは、30代後半のとっても魅力的な形成外科のドクター。リサーチのため、日本の盛岡に3ヶ月滞在していたこともあり、大の日本通で、初めて会ったときから妙に息が合い、いつの間にか家を行き来する仲になっていた。昨日は、先日、彼女のバースデーパーティーの招待を先約のためお断りしたので、その穴埋めをするために、ジャパニーズランチをご馳走すると約束していたのだ。やっぱり、日本の家庭料理がいいかなぁ~、と思い、ひき肉じゃが、茄子の揚げ浸し、ブロッコリーの明太子マヨネーズ和え+クギニ付け、コーンクリームコロッケ、豆腐のお味噌汁、そして、ご飯、というラインナップを揃えた。(←といっても、半分は前日の残り物だったが…)味はともかくとして、ゲイルは上手にお箸を使いながら、ご飯もおかわりをして、最後まできれいに食べてくれた。お粗末さまでした~。その後、同僚のゴシップ(←お約束)や自分達のプライベートな話でかなり盛り上がり、気がつけば、夕食時になってしまっていた。さて、彼女は2週間後にはインドに飛び、3ヶ月間の経験を積み、その後、レジストラー(シニアのドクター)として帰ってくる予定だ。ここで、少し説明が必要になってくるが、イギリスのドクターには、House Officer(HO), Senior House Officer(SHO), Registrer(Reg), Consultant と4つの等級があり、コンサルタントがトップのドクターで、一つ等級をあげるのに大変厳しい試験があるそうだ。ゲイルは先日その試験をパスし、インドでの形成分野の経験を積んで晴れて、レジストラとして戻ってくる、というわけだ。そして、もう一つ。彼女にとって、今年は大きな年になる(予定)。なんでも、今付き合っている彼(彼もドクターでコンサルタントらしい)と今年中に結婚するそうだ。GOOD LUCK TO HER!インドに行ってしまうのは寂しいけれど、また、帰ってきたら一緒に飲もうね!今日は、遠い所遊びに来てくれて、どうもありがと~。
2004.03.05
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母の渡英が決まってから、早速航空券の予約を入れたものの、よくよく考えてみると、母が決めた渡英日は4月15日。そのとき私はすでに39週目に突入しており、母のヒースロー空港へのお出迎えはかなり無理だということに気づいた。(←気づくの遅すぎ)助産師のクリスにも、「ちょっと…、うーん、かなり無理があるわね」と、止められた。ちなみに、旦那のセイは運転免許を持っていないため、問題外。(全く、使えない旦那…)セイに話すと、「ほな、オレが1人で迎えに行って来るよ」とは言ってくれたものの、もし、その日、または前日に私が産気付いていたら、セイだって病院に釘付けになっているはず…。そういうわけで、”セイのお迎え案”もかなり不安を伴う。母に話すと、電話の向こうながら、青ざめているのが分かった。「ど、どないしよ~。私1人でそこまで絶対行けへんって…」と、いつもしゃきしゃきの母から、かなり弱気な発言。挙句の果てに、「やっぱり、行くんやめよっかなぁ~…」とまで、言い出す始末。ちょ、ちょっとお母さん、待ってよ~。もう、辞表も提出したんっしょ~。そんなことで諦めないでよ。とは言ったものの、母の不安も分からないでもない。何しろ、1人で海外に行ったことのない60前の母にとっては、この状況はまさに、”ミッションインポッシブル”なのである。しかし、どうあがいても私の出産予定日は変更できない=母の渡英日を変更してもらうしかない、ということになった。母の退職予定日は3月末日。…う…かなり無理がある…しかし、ラッキーにも、25日には、仕事を終れる、ということだったので、デッドラインは4月1日。4月1日に航空券を変更する、ということにあいなった。(早売りチケットだったため、変更に5万円もかかったが…涙)さて、4月1日といえば、私は37週目。それでもリスクは伴うが、私がいけなくても、せめて、”セイのお迎え案”は確実に実現できそうなので、大きな進歩である。ところが、昨日、母親から連絡があり、ナント3月末で辞める予定だった仕事を、昨日、3月1日付けで辞めてしまったらしい。相変わらず、母のすることは人並み外れて、派手だ。(会社にとっては、えらい迷惑…)まあ、それでも残っていた、公休、代休、有休を全て使い果たしての3月末退職、ということで、受け入れられたらしく、3月末にあわただしく渡英するよりは、3月いっぱい日本でゆっくりとした後渡英できるので、結果的にはよかったのではないかと思う。そういうわけで、カンペキフリーとなって、母はキレイさっぱり4月1日のエイプリルフールに渡英するらしい。さて…、37週に突入した麗秋は果たして母をヒースローでお出迎えできるのでしょうか???こうご期待!
2004.03.03
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セイの中国からの友人ソンチョウがうちに来て、早3日経がたった昨夜。私は、いつもどおり、朝4時ごろに目が覚め、いそいそとトイレへ。さて、うちの家は、2階にバスルーム(トイレ)にベッドルームが一つ、1階はリビングになっていて、ソンチョウはリビングのソファーベッドに寝ている。彼はどうやら眠りが浅いらしく、昨夜も私がトイレに行った後にゴソゴソっと1階で音がしていたので、できるだけ抜き足差し足で行ったものの、やはり階下に明かりがつき、起こしてしまったらしいことに気づいた。「ご、ゴメンねぇ、ソンチョウ」と、心の中でつぶやきながら、部屋へ戻ると、室温が異常に高い。ちょっとヒーターの温度下げんといかんわ…のどもカラカラやし…そう思っている間に、ソンチョウが2階のトイレに上がってきたので、彼が用を足しているうちに入れ替わりに、と、ダッシュで1階に降り、ヒーターメーターを下げて、台所で水を飲んだ私は、さて…と階段を上がって行きかけた瞬間…ガチャっと、トイレのドアが開く音がした。およっ?ソンチョウえらく早いわねぇ~と思いつつ、あがっていくと、彼が、「ん!」と、つぶやいたのを聞いたのと同時に、大変なものが目に入ってきた。な、なんと、彼は、真っ裸のふるOんで仁王立ちになっていたのだ。そうなってしまったからには、もう後戻りできない私は、「きゃぁ~、ごめんなさい、ごめんなさい!!」と、わけもなく謝りながら手で顔を背け、超ダッシュでベッドルームに戻って行ったのだった。ラッキーにも(?)、そのときの私はコンタクトレンズもめがねもかけておらず、0.02以下の私の目には詳細は見えなかったのだが(残念...うそうそ)、それにしても、なんてこと!翌日どんな顔で彼に会ったらいいのやら…と、思えば思うほど、目が冴えてしまい、結局そこから一睡もできなかった。朝、セイに話すと、「あっはっはっは!そりゃ、大変やったなぁ~。で、どうだった?」…だから、見てないってば~!セイのあほ!他人の旦那の裸なんかにゃ興味ないわよ!…。も~、人事やと思って。ちなみに、朝、階下に下りていくと、ソンチョウは私と目を合わせようとしなかった。まあ、仕方ないかもしれないけど、でも…、人んちに来て、裸で歩き回るのは、ちょっと倫理的にも問題あるんじゃないの?仕方ないので、セイに、「今度海外旅行するときは、パジャマくらい持ってきなさいってソンチョウに言っといて」と、彼の将来性を憂慮して、言付けた私はなんて親切。でも、やっぱり、中国人って手ごわいわ…。(←日本人にはありえない事件)そういうわけで、恐ろしい真夜中の事件はこうして幕を閉じた。
2004.03.02
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日曜日は、セイの中国からの友人、ソンチョウを迎えた。彼は、丸々っとしてて、天神さんみたいな顔をした、気さくで人のよさそうな私と同い年のチャイニーズジェントルマンだ。彼は、セイの父親の親友の息子さんで、セイの父親の会社で働いている人らしい。せっかくなので、のりちゃんがロンドンに帰る前に、4人でパブランチなんて食べることにした。さて、パブに入ってから、とっても妙なシチュエーションなことに気づいた。2人のチャイニーズジェントルマンと2人のジャパニーズレディー。中国語、日本語、そして、英語が飛び交うなんとも不思議なランチタイムとなった。時折、セイとソンチョウが中国語で熱く語り合うシーンがあったが、まさに私とのりちゃんは入るスペースがなかった。そのとき、のりちゃんが、「なんか、これって、ホモレズカップルみたいに思われないかなぁ~、ぐひひひ~」というようなアホな話を境に、どんどんとお下街道をまっしぐらに駆け下り、かなりエスカレートしてきたところで、セイとソンチョウは一段落着き、お互いに何を話していたのか、という話題になった。セイは、「僕達は、将来のビジョンについて話をしていたんだ。ゆくゆくは、お互いビジネスパートナーとして、やって行きたいと思っているんだ」そして、当然のごとく、私ものりちゃんも、自分達の話していた話題をふり返り、言葉をなくしてしまった。「……。」「ちょっ、ちょっとどうするよ~、レイ、これじゃ、日本人レベル低いと思われるって~」「のりちゃん、それは、日本人じゃなくて、私らが,レベルひくいんやって」「あ…、そっか」そういうわけで、「私達、ちょっとレディーストークをしていたのよね~、ウフフフ」(汗)と、笑顔でごまかすに至ったのだった。それにしても、楽しい時間が過ぎるのはいつも早い。楽しいランチのひとときを終え、すでにのりちゃんのロンドンに帰る時刻が迫っていた。今回は、本当に会えて嬉しかったよ~。また、再来週ロンドンに遊びに行くからね!(←懲りない妊婦)
2004.03.01
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