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2004年04月12日
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「真実のマレーネ・ディートリッヒ」を見た。
実は、88年頃に、やはりドキュメンタリー「マレーネ」を見ている。こちらは、「ニュールンベルグ裁判」で共演したマキシミリアン・シェルの監督作品であったが、マレーネのエキセントリックな面が印象に残り、あまり好感は持たれなかった。(但し、その対立は創造者同志の対立という点では大変に面白かった)
今回の作品は、現代史の中のマレーネ・ディートリッヒという扱いになっており、非常な感銘を受けた。

1901年に生まれ、女優としてハリウッドへ。第二次大戦中はナチスと戦い、戦後は祖国ドイツとの摩擦と対立。ハリウッドからも離れ、世捨て人のような、というより神話的存在の人物であった。

このディートリッヒのすごさは、彼女の活動、歌によって多くの人々を勇気づけ、生きる力を与えたことである。映画は戦時中の最前線への慰問を続ける様を描きながら、そのことを示していく。ナチスと戦う最前線の兵士にとって、ディートリッヒは弾薬、食料、医薬品、あるいは援軍と同等、あるいはそれ以上の存在であったことがよく描かれている。

さて、21世紀のディートリッヒは生まれるであろうか?
もし生まれるとすれば、彼女の歌は、「イン・ディス・ワールド」や「少女の髪どめ」に登場する人々に向けられるべきであろう。





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最終更新日  2004年04月12日 01時42分10秒
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