フリーページ

2005年10月28日
XML
カテゴリ: 読書レビュー
ある事情で松本清張の「点と線」を再読することになった。
推理小説というのは「犯人」と「トリック」がその核であるので、
それらが判っている作品を再読するとどうなるかという興味も
あったが、これがなかなか面白い!
以前読んだときからかなり時間が経っているということもあるが、
再読に値する作品である。
「日本の推理小説の概念を変えた記念すべき作品」との評がある
作品で、その通りだと改めて実感。
昭和32年という旅が贅沢であった時代で、背景となる交通事情

今なら、こんなことはありえないとか、今なら、こんなことは
しないよなという突っ込みを入れる余地は全くない。そのような
ものをはねつける力があるのだ。

この作品の核は「アリバイ崩し」である。
実は犯人はある程度、示唆されている。そうした設定のもとで
時刻表を駆使しながら、しかし、数字遊びに終わるのではなく、
人間が持っている思い込みを交えて探偵(警察)と犯人との知恵
比べに読者も引き込まれ、ついつい推理に参加してしまう。
殺人現場は福岡・香椎の海岸であるが、北海道までの範囲で物語は
展開する。
背景に組織悪があり、それもこの作品が持つリアルさを引き立てて、

ことがわかる。
「私はこれで推理小説が好きになった」と言う人が多いのも納得で
ある。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005年10月28日 00時43分47秒
コメント(10) | コメントを書く
[読書レビュー] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

哲0701

哲0701

コメント新着

リボン@ Re:原田芳雄と深作欣二は、何故、本格的にタッグを組まなかったのか?(07/25) 原田芳雄さんはヤクザ映画は嫌いだったみ…
国民洗脳から目を覚ませ!@ Re:メンフィスに行く日本人(07/02) 馬鹿メディアである、テレビ、新聞、週刊…
背番号のないエース0829 @ まず、木村拓哉 「マスカレード・ナイト」に、上記の内容…
王島将春@ Re:「ディア・ハンター」はお嫌い?(11/06) はじめまして。福井市在住の王島将春(お…
http://buycialisky.com/@ Re:映画しりとり遊びをやってみた!(03/15) mix cialis and viagraviagra cialis levi…

お気に入りブログ

絵本「かたあしの母… New! みらい0614さん

カプリコン・1★国家… New! 天地 はるなさん

通院とケアマネとわ… k-nanaさん

泥棒は嘘つきの始ま… ポンボさん

ベリルの日記 エメラマリンさん

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: