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2007年12月16日
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カテゴリ: 読書レビュー
リュミエールとは映画の原点である。それは映画史の上からも
技術的な面からも共にそうである。
現在の映画の始まりはリュミエール兄弟であり、エジソンと共に
映画の父と呼ばれている。
リュミエールとはフランス語で「光」を表す言葉であり、技術的
には「光」こそ映画の原点である。光がなければ、映画は成立し
ない。
その光については去る11月に亡くなったモーリス・ベジャールを
描いたドキュメンタリー映画「ベジャール、バレエ、リュミエール」

生じると思っているが、天地創造でも神はまず『光あれ』と言われ、
太陽や星を作られたのは4日目だ。まず光なのだ」という意味のこと
を言っている。
そうなると「光」によって生まれた映画とは、この世とは別のもう
ひとつの世界(一種のパラレル・ワールドか)を作り出しているので
はなかろうか?
セオドア・ロザック作「フリッカー、あるいは映画の魔」という壮大
かつ空前説後の小説は、まさにこの世と並行して映画が作りだした
もうひとつの世界の秘密を探検するような内容である。
この小説の面白さ、すごさ、魅力についてはリンクしている カインさん
が圧倒的な熱意と愛情で書かれているので ここ
して、このような物語は演劇でも、音楽でも、小説でも映画以外の
ものでは決して成立たないと思う。それは映画がリュミエール、つまり
光によって生まれているからではなかろうか?

それにしてもこの本が品切れとは!





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最終更新日  2007年12月16日 00時23分44秒
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