フリーページ
全て
| カテゴリ未分類
| 浜んまち映画祭
| 「甘い人生」
| 作品レビュー（日本映画）
| 読書レビュー
| 時事
| 作品レビュー（外国映画）
| 映画の話題全般
| 映画スタッフ
| 映画俳優
| 長崎の話題
| 映画監督
| 作品レビュー（中国、香港、韓国、台湾）
| 硫黄島２部作
| 実録・連合赤軍
| 映画「靖国」
| 演劇
| アクセス数
| 哲学カフェ
| ソーシャルネットワーク
2009年11月27日
カテゴリ： 読書レビュー
奥田英朗の新作「無理」を読むんだ。昨年の「オリンピックの
身代金」は読んでいないが、これは「邪魔」と「最悪」につな
がる「奥田ワールド」の快作である。
舞台はゆめの市という架空の地方都市。そこに生きる人々の中
の五人が描かれ、一種の群像劇であり、「ショート・カッツ」
によく似ている。
商店街はさびれ、大型ショッピングモールだけが客を集めてい
る状況の中でこのまちへの将来の希望は全く持てないという有
様が実によく描かれており、登場人物たちの生活や行動にある
決して笑い事ではない。
地方都市の低迷を、趣味の悪いショッピングモールや郊外レス
トランなどののぼりや看板、それらが象徴する文化度の低さ。
何よりも希望を持たない人々の集合体という有様を実にリアル
に描いた点で、この小説はまさに現代を描いて秀逸である。
もちろん、ストーリーは面白い。これは映画化したら、もっと
面白くなるはず！
身代金」は読んでいないが、これは「邪魔」と「最悪」につな
がる「奥田ワールド」の快作である。
舞台はゆめの市という架空の地方都市。そこに生きる人々の中
の五人が描かれ、一種の群像劇であり、「ショート・カッツ」
によく似ている。
商店街はさびれ、大型ショッピングモールだけが客を集めてい
る状況の中でこのまちへの将来の希望は全く持てないという有
様が実によく描かれており、登場人物たちの生活や行動にある
決して笑い事ではない。
地方都市の低迷を、趣味の悪いショッピングモールや郊外レス
トランなどののぼりや看板、それらが象徴する文化度の低さ。
何よりも希望を持たない人々の集合体という有様を実にリアル
に描いた点で、この小説はまさに現代を描いて秀逸である。
もちろん、ストーリーは面白い。これは映画化したら、もっと
面白くなるはず！
お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
[読書レビュー] カテゴリの最新記事
-
「草子ブックガイド」と「一瞬と永遠と」 2011年10月20日
-
小説「モールス」読書中 2011年10月03日
【毎日開催】
15記事にいいね！で1ポイント
PR
キーワードサーチ
▼キーワード検索
哲０７０１
世界中の映画と出会いたい
コメント新着
10/22-2：山形県・山…
New!
天地 はるなさん
通院×2
New!
k-nanaさん
「おすわり」２
New!
ポンボさん
映画「海の沈黙」
New!
みらい０６１４さん
3279. 初冬の日没 New! カズ姫1さん
通院×2
New!
k-nanaさん「おすわり」２
New!
ポンボさん映画「海の沈黙」
New!
みらい０６１４さん3279. 初冬の日没 New! カズ姫1さん
© Rakuten Group, Inc.
