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2010年01月16日
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テーマ: ニュース(96827)
カテゴリ: 映画の話題全般
双葉十三郎さんが亡くなられた。
この方もまたエリック・ロメールと同じく、私にとっては
不死身の、死ぬことはない存在であった。
「スクリーン」に長期にわたり連載された「ぼくの採点表」
は私にとっては映画評論の基礎になったようなもので、映画
の見方を教えてくれたものであった。
他の映画評論家の方々があまり対象にしなかったB、C級作
品やホラー、SF作品までもきちんと評論されていたことが
私にはうれしかった。

双葉さんの「ぼくの採点表」という偉業は映画界の「遺産」
として永久に残しておくべきそのようなものだと思う。
エリック・ロメール、そして双葉十三郎は共に歴史を感じ
させる存在であった。

心よりご冥福をお祈り致します。






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最終更新日  2010年01月16日 13時28分37秒
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きたろう さん
キネ旬ベスト10特集号を買った。その次号予告に衝撃的な記事が掲載されていた。双葉十三郎先生の死去。今年もキネ旬選考委員の中に先生のお名前を見ることはなかった。御高齢ということも知っていたし、いつかこういう日が来る事も想像していたが、とうとうその日が来てしまったのだ。これほどの大評論家が亡くなっていたのに、一月も遅れて報道されたことに驚いた。双葉先生の映画批評を初めて目にしたのは、38年前の「スクリーン」5月号。高校に入学して、映画館で初めて外国映画を観た。「ローマの休日」と「エデンの東」のリヴァイヴァル上映だった。どちらも、田舎の高校一年生男子を虜にするのに十分魅力的な作品だった。以後、「スクリーン」を購読し、飯島正先生や津村秀雄先生や清水千代太先生の評論を貪る様に読んだが、中でも一番素直に心に入ってきたのは、双葉先生の「ぼくの採点表」だった。双葉先生の著作が読みたくて、学校の図書館や市立図書館で白水社のアメリカ映画史を探し漁ったことも有った。しかし、なんといっても、双葉先生の面目躍如しているのは、やはり、「ぼくの採点表」ではないだろうか?トパーズプレス社から「ぼくの採点表」がまとまって刊行されることを聞いて小躍りしたのは、私だけではなかっただろう。全国の双葉ファンが待ち望んだ本であった。刊行日がこれほど待ち遠しかった本は私にとってこれ以前もこれ以後もない。
映画の観方、文章の書き方を田舎の高校生に教えてくれた双葉先生の知性と理性と感性が凝縮された名著だった。先生の評価された作品が歴史の篩に落とされることも無いし、先生の著作が古びる事も無い。優れた作品を平易な文章と上級なユーモアで的確に批評するという誰でも出来そうで誰も出来なかったことを成し遂げた唯一無二の偉大な批評家に合掌。
(2010年02月10日 12時30分35秒)

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