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映画とは思わなかった。もちろん評価の高い映画であるとは知っていたが。
この楽しい映画の一部と、たまたま同時期に見た「赤い靴」と重なる部分
があって、それは何かというと芸の追及と個人的な人生における幸福の追
求の選択のことである。「赤い靴」は極めてシリアスであり、残酷なお話
しなのであるが、この「バンド・ワゴン」では全くそのようなことは感じ
させない。選択の結果も、選択するにあたってのパートナーの態度が全く
違うのである。
もちろん、楽しいミュージカルという装いもある。
きびしい状況を描いても、そこを洗練された楽しさで包んで観客をリード
する技術が、特にMGMミュージカルでは優れていたのではないか。
そうしたことが「思想的には深みはない」が、長年にわたり、多くの観客
に映画の楽しさを提供したことには間違いない。
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