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≪トゥパク・アマル≫(インカ軍)
反乱の中心に立つ、インカ軍(反乱軍)の総指揮官。40代前半。
インカ皇帝末裔であり、植民地下にありながらも、民からは「インカ(皇帝)」と称され、敬愛される。
インカ帝国征服直後に、スペイン王により処刑されたインカ皇帝フェリペ・トゥパク・アマル(トゥパク・アマル1世)から数えて6代目にあたる、インカ皇帝の直系の子孫。
「トゥパク・アマル」とは、インカのケチュア語で「(高貴なる)炎の竜」の意味。
清廉高潔な人物。漆黒長髪の精悍な美男子(史実どおり)。
≪アンドレス≫(インカ軍)
トゥパク・アマルの甥で、インカ皇族の青年。20歳。
剣術の達人であり、若くしてインカ軍を統率する立場にある。
スペイン人神父の父とインカ皇族の母との間に生まれた。混血の美青年(史実どおり)。
ラ・プラタ副王領への遠征から帰還し、英国艦隊及びスペイン軍との決戦において、沿岸に布陣するインカ軍主力部隊にて副指揮官を務めていたが、急遽、トゥパク・アマルの密命を帯びて旅立つことになった。
≪コイユール≫(インカ軍)
インカ族の貧しくも清らかな農民の女性。義勇兵として参戦。20歳。
代々一族に伝わる神秘的な自然療法を行い、その療法をきっかけにアンドレスと知り合う。
アンドレスとは幼馴染みのような間柄だったが、やがて身分や立場を超えて愛し合うようになる。
現在は、敵将アレッチェの看護を担当している。
『コイユール』とは、インカのケチュア語で『星』の意味。
≪ホセ・アントニオ・アレッチェ≫(スペイン軍)
植民地ペルーの行政を監督するためにスペインから派遣されたエリート高官(全権植民地巡察官)で、植民地支配における多大な権力を有する。
有能だが、プライドが高く、偏見の強い冷酷無比な人物。40代前半。
名実共に、トゥパク・アマルの宿敵である。
ペルー副王領の反乱軍討伐隊総指揮官として、反乱鎮圧の総責任者をつとめる。
捕えたトゥパク・アマルに暴行を加えていた際に引き起こされた火災によって重篤な火傷を負い、現在は砦を制圧したインカ軍による治療を受けている。
≪サレス≫(中立)
腕利きの医師。スペイン人ではあるが、政治的には中立の立場。50代後半。
◆◇◆はじめて、または、久々の読者様へ◆◇◆
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