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何週か飛ばしましたが、今週のゲストは元警視総監の米村さん。今年の1月にも登場されています。今回は危機管理の専門家として、まずオサマビンラディンの殺害について問われて答えます。これは継続する戦争行為の中で起こったことで殺害もやむなし。9.11当時は日本にもテロの危険はあった、と言われます。アメリカはオサマビンラディンの偶像化を防ぐために死体をイスラムではなじみのない水葬にしたり、アジトにはポルノがあったなどと情報リークしている。どこまで真実かはわからないが、極力、アサマビンラディンを矮小化する意図をもって情報を流しているのは確かであり、ある程度成功しているのも事実。あれ以後、大規模なテロはまだ起きていない。(米)後半は震災、津波から福島原発事故の対応について、名指しは避けながらも官邸など政府の中枢に対して厳しいことを言います。危機管理、情報管理が無茶苦茶で発表される情報がコロコロ変わりますから、非難は無理もないことです。米村さんの先輩である佐々淳行さんは危機管理という言葉を生み出した危機管理の第一人者。昭和50年代に書かれた「危機管理のノウハウ」は非常に面白くて参考になった、とも語りました。実は僕もこの文庫版をずっと以前に買って読んでおり、その面白さは同感です。しかし、現場は違う、と後輩は言います。危機管理ほど傍で見ているのと自分が当事者になることの落差が大きなものはない、とつぶやきます。きっとそうなのでしょうね。危機に当たっては最悪を想定して準備、対処しろと言うがなかなかそうはできない。また危機管理の第一条は「第一報は信じるな!」ともいうそうです。間違いようのないことですら、様々な情報が飛び交い、第一報がまるで事実と違っていた、ということはよくあったそうです。そこには、少しでも希望的なことを聴きたくなる、という人間の心理も入るから。そういう時は覚悟して決断するしかない。危機において、失敗が起こるのは当然、肝心なのは致命的な失敗を避け、失敗を修正しながら状況を修めていくか、これしかない。そしてそれには普段からの準備しかないのです。(米)現在の事態に関して「全力でやっている」とすぐ言いますが、全力でやるのは当たり前。「政府の決断、処置について後世の歴史が判断してくれると思う」とも言うが、これもいいわけ。日本人が本来持っていた美学に反する態度。どうしても言いたいなら、自分の日記にでもこっそり書いておくこと。言い訳したくなるのはわかるが、それではだめ。トップとはそんなものではない。厳しいけれど、当たり前のことを語って今週は終わりです。
2011.05.29
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国会ではまた缶首相が海水注入をやめろと言ったとか言わないとかで不毛のいい争いをやっています。でもユルユルの谷垣さんの追求ではどうしようもなし。彼らは中国と同じく、まったく自分の言動に責任を取らない、嘘を恥じない輩だから、いくら言っても認めないでしょう。それにしても、驚くのはこれら様々な会議の議事録を一切取っていないということです。我々の会社の普通の会議でも議事録を取るのは基本的なルール、ましてや国家の重要な会議で優秀な官僚たちがたくさん並んだ会議で誰も議事録を残さないなんて信じられません。きっとどこかにあると思います。実際、多くの人は携帯やポータブルボイスレコーダーで記録を残しているはずです。公式にではなくても秘かに。その人たちがボイスレコーダーの記録をネットに公開して、缶首相の罵声や脅しの声を公開すれば、一気に世に真実が伝わるのではないでしょうか。尖閣列島漁船衝突事件の真実が一色さんの勇気あるビデオ公開で明らかになったように、第二の一色正春氏が出さえすれば、日本は変わります。東北の被災者たちも救われます。出でよ、第二の一色正春!
2011.05.24
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今日のゲストは先週に続いてレブロン社長の浅見隆さんでした。先週も二人で「今回の震災で、日本の製造業の強さ、世界中の企業に対する部品供給での重要さなどを再認識させた」と語りますが、今後は日本もグローバル化していかなければならないという話になりました。今週は日本から海外に発信する情報力の弱さ、戦略性のなさから始まりました。幸田さんが「福島原発事故のレベルは7である、と突然発表したが、これによって観光客が減るなど、どれだけ国益が損なわれたのか」と嘆きます。浅見さんも「世界各国はそれぞれ国益をかけて外交、宣伝を行っており、国益をベースにしたコミュニケーションをしなければならない」と同意します。日本は国際発信力が徹底的に弱い、外国と国益をかけた議論、ディベートのできる政治家はいないのか、と嘆きが続きますが、そうですね。先日のG20でも「日本の経済復興をどうするか、みんなで協力しようというのがメイン議題だったのに、日本の財務大臣がポツンと一人座って誰とも話をしていない映像が流れたが信じられない」と浅見さん。中国は、いいか悪いかは別にして国際社会にはっきりしたメッセージを送る。日本以外の国はディベートの論法でコミュニケーションをしてくる。日本も事実に基づいた明快なコミュニケーションをすべき。日本の政治家にそれができないのは、本当のグローバルな世界を見ていないからではないか、とも言われます。(浅)ただ、ここは僕にはやや疑問で、毛沢東時代の中国などほとんど世界の国々と付き合いがない中でも国益を考えた、自己中心的な発信力を発揮できたのですから、必ずしも外の世界を見る必要はないと思います。要は国内外を問わず、コミュニケーションの仕方が違うのではないでしょうか。中国は国内でも自己主張しなければ埋没する(世界の国々も同じ)、日本は自己主張するのではなく、お互いが察し合いコミュニケーションをするという根本的な違いがあるのでは。さはさりながら、多数がそういう国であれば、日本も自己主張的コミュニケーションの得意な人間を訓練してある程度備えるしかないのかもしれません。単に国を開いただけでは無理だと思います。浅見さんもレブロン日本法人の社長として世界中のレブロントップと話をしますが、喧嘩をするように言い合わないと相手に伝わらない、現実にそうしている、と語ります。日本人は言葉が足りない、そこまで言ってはいけないと思っている。このマインドを大きく変えないと日本はどんどん衰退していく気がする、と心配します。普通景気の動向にあまり左右されない化粧品業界ですが、今回の震災とそれに続く自粛ムードの中で20%程度の業績ダウンを余儀なくされている、と浅見さん。でも女性が化粧をすると気分も変わる、全体も明るくなるんです。(幸)「外装整えば、内装自ずから整う」といいます。化粧をすることで気分も変わるのです。レブロン創始者の言葉として「我々はボトルに入っている夢を売っている」というのがありますが、まさにこれです。ボトルに入っているのはマニキュア液という物質ではなくて、きれいになるという夢であるということ。これが化粧品の力。(浅)化粧品やきれいな衣装はmustではなくてwantな商品。持つと心の安堵感、心地よさが出るのではないでしょうか。(浅)日本人は相手を思いやる気持ちが強すぎて、こんな時に自分だけ普通の生活はできない、と考えてかえって萎縮してしまいがち。でもそうなるとお金が回らず、どんどん経済も悪化してしまします。(幸)まさにこれはデフレスパイラルですね。「幸せだから笑うのではない。笑うから幸せになるのだ」という言葉もあります。こういう時だからこそ、あえて笑うことが必要。(浅)被災していない人は普通の生活をして消費を支えることが必要。女性は本来、タフなんだからこういう場面で景気回復、気分回復の牽引役になってほしい。(幸)浅見さんはいつも明るく見えますが、困難や大変なことをどう乗り越えているのですか。(幸)第一にポジティブ・シンカーであること。「過去と他人は変えられない」と割り切って、未来を見て、自分を換え、状況を切り開いていくことです。そのために100%エネルギーは未来に向けていきます。(浅)リーダーの条件は楽観主義であること、ポジティブであること。下の人に希望を持たせることのできる人でないとだめなのです。(浅)ここで今週は終わりです。リーダーと言えば、また缶首相はやってくれました。浜岡原発を停止する!という唐突な発表です。これは新聞の書き方かもしれませんが、これを読むと浜岡原発も停めなくてはならないほどだめなのか、と暗い気持ちになります。確かに津波対策など必要だと思いますが、その場合「対策を早急に打つ」ということで強調すべきであって、「原発を止める」というメッセージを強める必要はないのです。まさに悲観的なリーダーです。民主党政権、缶首相は望ましいのリーダーの正反対、彼らはリーダー失格です。「私は国民のことを考えています」という人気取りを狙っただけ、と産経は書いていますが、これもまだ甘い。「日本の国民は何が大切か、今何をすべきかもう知っている。粛々と原発の安全策をすすめることであり、思いつきの原発停止では人気取りにはならない」と指摘すべきです。もし首相の唐突発言で支持率が上がるとすれば、日本人の堕落が想像以上に進んでいる証明でしかないでしょう。さてどうなりますか?ではまた来週。
2011.05.07
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