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今週の幸田さんのゲストは横浜銀行頭取の寺澤辰磨さんでした。寺澤さんは1971年大蔵省入省後、関税局長、理財局長、国税庁長官などを歴任された後、都市再生機構理事長代理、駐コロンビア大使を経て今月から横浜銀行頭取、だそうです。まさに見事、華麗な経歴ですが、一点気になること、今週言いたいことはこれ一つ、つまりこれこそ天下りの典型ではないか、と言うことです。もちろん、ご本人の能力を買われてということでしょうが、民主党の主張は天下りの廃止でしょう。もともと期待ゼロの民主党ですが、あまりにも国民を馬鹿にしている仕業ではないかとまた怒り心頭。個人的には力のある人が民間に出て能力、人脈を生かして仕事をすることは大賛成ですが、民主党は自分の言ったことに責任を持ってほしいと思います。寺澤さんは理財局長になった時に「国債のことは知らないだろう。これで勉強しなさい」とある人から幸田さんの「日本国債」を渡されたとか。そして理財局長時代、日本国債の様々な制度改革をされたそうです。理財局長として資金を調達してきた後、国税庁長官として国債の信用の元となる税金の適正な徴収にむけて努力する立場に代わったということで、ある意味、大蔵省の中のエリートの流れもちゃんと考えられたものなのですね。島根県益田市出身で、当地で亡くなったという伝説のある柿本人麻呂にちなんでつけられたお名前、というところが山口県出身の僕としてちょっぴりだけ親近感あり。来週はコロンビア大使時代のお話が聴ければ、と楽しみです。志の輔さんの今朝のゲストは元宝塚スターの彩乃かなみさんでした。初めて聞くお名前ですが、全くの素人、高校1年生まで芸能界などまるで興味なかった少女が、夏休みにたまたまテレビで見た宝塚の舞台に「私の求めていたのはこれだ!」と感動、そのあとは両親の反対もなんのその、塾をやめ、バレー教室に通って自分の意志を貫き、宝塚受験3度目にしてようやく合格したという話には感動しました。人間、だれにもこのような運命の瞬間、と言うようなものがあるのでしょうか。今日の落語は五代目古今亭今輔師匠の「旅行日記」でした。昭和30年代、まだまだのどかな時代の山ブーム描かれていました。オチはシュールと言うかブラックユーモア、木賃宿で供された鶏料理、豚肉料理の秘密ですが、現代のミートホープ事件などなんのその、という感じですね。ではまた来週。
2011.06.26
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今週も先週に続いてフェルドマンさんの登場です。今朝は、まずアメリカ国債の見通し、法律の発行額上限に迫っているアメリカ国債はどうなるのか、という質問から始まります。国際通貨である米ドルは刷り放題、国債も必要に応じて発行できる(買い手がいる限り)と思いきや、国債としては上限があるのですね。しかし今朝の新聞にもありましたが、連邦準備制度理事会はリーマンショック以後、ドルを刷りまくって住宅ローン証券を買い取り、国債を買い支えてドル資金発行額を3倍にも増やしたそうです。結果としてドル相場は安定し、ドル安にはなったけれどもインフレは許容限度内に収まり、株価は上昇するなどそれなりにうまくやっているようです。日本が今やるべきなのはまさにこれだと思うのですが、それはさておき。フェルドマンさんはこれもチキンレースの様相を示しているが、結局は何とかなると語ります。法律の発行上限をどうクリアするのかは特に説明ありませんでしたが、世界に今、ドルに代わる基軸通貨はなく、また世界の投資需要を満たす金融商品もすべてドルで賄われており、これに替わるものはないとします。ユーロはダメ、ルーブルも無理、元など透明性もゼロで問題外。円は市場規模はあるが商品が国際化されていない、そんな引き算で行くと当分、米ドルだけのようです。かくして悪い共存状態、消極的理由でドル体制はこれからも当分続いていく、という結論でした。これを呑兵衛とバーテンの関係に例えて、呑兵衛は金がなくても酒が飲みたい、バーテンは酒を売りたい、だからカードを使わしてくれ、というと認めてお金を貸す。それが続いている状態で、誰も本当は得をしないのだけど続いている、と言われます。ただしこれがアメリカにとってプラスかというとそうではない。何をやっても基軸通貨として生き残るというのでは財政規律が働かない、経済を良くしていこうという真面目な態度が生まれない、と叱ります。今後、中国13億人、インドも10億人以上さらには中近東の民主化でも10億人が世界経済に参加してくることが考えられ、何が起こるかわからない世界。日本は少子高齢化でデフレ傾向だけれども、世界は違う。今後もこの新興国の成長は続きますか?と幸田さん。わたしは続くと思います、続かなければ国内で「なぜ先進国だけが豊かなのか」とものすごい政治問題、対外的には戦争になります。だから成長を続けさせないといけない、とフェルドマンさん。生活水準を上げて平和な世界を作る。そのためには共存が必要で資源も獲得競争をするのではなくて、共同開発をしてうまく使っていくのがみんなにとってプラス。ここから後半です。ヨーロッパは今、長期金利が上昇するなど大変になっているが、このあとどうなっていくのか。(幸)ヨーロッパは財政規律なく、お金を借りて豊かな生活を続けてきた状態。生活水準が高すぎたということでアメリカと同じ。公務員給与、引退後の年金制度の見直し、若い人の生産性をどうやってあげていくか、など成長戦略を考えて初めて財政問題も改善していけるのです。(フェ)こうした中で日本は復活していけるのか、たとえば自動車産業は再び世界の中で活躍できるのか?(幸)絶対にできると思います。日本の自動車産業がこれまで伸びてきたのはなぜかというと誰よりも早く次の技術を生み出してきたから。マスキー法に一番に対応し、省エネカーの分野でも先頭を切ってきたのです。(フェ)危機に対する対応の速さ、強さという日本人の良さを生かしたい、と幸田さん。また幸田さんはTPPについて日本の参加是非を問いますが、ここでもアメリカ人らしく?メリットが大きい、救い主になりますと言い切ります。ただ、日本の美味しくて安全な農産物がTPP加入で世界中に輸出される、というのは論理の飛躍が唐突では?すぐに言い足して、これにより日本の農業政策が改善されるということで、その結果、農地法が改正されて土地の活用が自由になればやる気のある個人、企業が農業に参画して日本の素晴らしい農業技術が生かされた競争力ある農業がおこなわれるとつながるようです。でもそういうことはTPPとは関係なく外圧でなく自分たちで議論して農業政策の改善をすべきでしょう。最後に、これから国民一人ひとりはどう対応していくべきですか、と幸田さんは問います。それに対する答えは「自立する」ということ。これまで20年以上続いた政府の政策は、国民に依存心を抱かせるものだったが、過去の日本、たとえば明治時代の日本は違いました。だから、日本人一人一人が「自分でやるぞ」という気持ちに戻ってやれば必ず復活します。「自立心」がキーワード。幸田さんも今、過去の日本をテーマにした小説、外債獲得に苦労した時代、を書こうとしていて高橋是清を調べている、と語ります。フェルドマンさんは日本に長く住んでいるが、日本の魅力は?(幸)非常に民度の高い国民。住み易い国であるということ。(フェ)民度は高いが、今東京は寂しくなっている、という人もいます。東京が元気になってほしい。そのキーワードは自立ですね。一方で最近の若い子は草食系と言われながら、震災被災地へのボランティアに向かうなど非常にいい面もでてきました。(幸)問題があるのは逆に年寄りの世代。(フェ)若者の覚醒と行動、年寄りのサポート。これがポイントです、と語って今週は終わりです。
2011.06.19
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今週のゲストはモルガンスタンレーMUFG証券株式会社 経済調査部長のロバート・アラン・フェルドマンさんでした。幸田さんを聴き始めて初めて登場された外国人、とはいえテレビでもコメンテーターとしてもおなじみで、日本語もペラペラ、テレビより落ち着いて話をされるなあ、と好印象を持ちました。当然のように今回の大震災を受けてどういう風に感じたか、という話から始まりましたが、フェルドマンさんは、「今回は日本の素晴らしいところと悪いところがはっきり見えた」と語ります。まあ様々な場面で言い尽くされたとはいえ、「国民は極めて民度が高い。普通の国なら暴動が起こるところでも列を作って待っている。また、被災地にある工場設備の立ち上がりが非常に早い。日本中から支援者が一気に集まって立ち上げるチームワークがすごいというところ」「悪いところは何かというと政策の進み方が悪い、遅い。これは一人一人の政治家が悪いというより制度が悪い。正しい方向に動けない状態。自民党も民主党の小さな派閥に分かれていて一つの方向に進めない」「日銀も最初はどんとお金を入れたが、そのあとは動きが少ない。デフレを脱却できるように政府も日銀に働きかけるべき。縦割り行政が復興を邪魔している」フェルドマンさんは現在の日本の混乱を政治家、指導者が悪いというより制度の問題としているところが、僕とも違うし、おそらく幸田さんとも違うようです。ただ正直言って、民主党にも自民党にもこの人が首相になれば、という人はいないかもしれませんね。ここでどうすれば政治がよくなるか、という幸田さんの問いにフェルドマンさんは、一票の格差をなくさなければいけないと一見、別の方向に行きます。その意味は、政治家も普通の人なので、まずは当選しなければならない。そのために行動する。その際、最も投票率の高いのは高齢者であり、高齢者の嫌う法律、歳出削減のために年金を抑える、医療費の改革というような政策は取れない、ということです。しかも高齢者は地方に多いので、一票の格差はその方向に働きやすい、と続けます。次に幸田さんは、今回の震災で日本の製造業が世界に与える影響の大きさ、サプライチェーンの中心をなしていた、ということに話を移します。これに対してフェルドマンさんは、これは素晴らしいことだったが過去の話、必ずどこかの国が東北の穴を埋めようとします、と警鐘を鳴らします。日本の企業を誘致し、技術、顧客を獲得しようと世界中の国が虎視眈々と狙い、動いているのです。幸田さんも、日本国内の企業ですら、東北を諦めほかのところ、ほかの国に拠点を移そうとする動きがある。雇用も法人税も技術も失われると訴え、対策を問います。フェルドマンさんの提案は大きな制度改革、たとえば甚大被害地に工場を建てる場合は10年間法人税ゼロ、というような政策をだせば復興は進むというものです。法人税がゼロになれば企業は集まります。するとそこには雇用が生まれ、結果的に税金も法人税以外の形で地域に落ちるのです。なるほど、いい考え。その場合は、国内で立地を奪い合う形ではなくて海外からの誘致も必要かもしれません。これによって雇用が増え、賃金が上がると日本経済の懸案であったデフレ脱却も可能になる、とフェルドマンさん。後半、日本経済全体の回復のスピードについての話になります。フェルドマンさんの予測では9月まではGDPの伸びはマイナスかフラットで10月から回復、しかしそれも年率で3~4%ということです。年ではプラス成長は無理。これは政府の予測よりかなりきつめ。日銀はとんでもなく楽観過ぎると厳しい指摘。早く政策転換をすべき、と続けます。サプライサイドの復興は思ったより早いのに、政策サイドの責任である需要の回復のスピードが遅い。これによりデフレ脱却は一層遠のいている。司令塔がしっかりせず、それによって縦割り行政の悪影響も大きくなっているから、と厳しいですが、その通りだと思います。幸田さんは「復興需要はあるのに、供給側が工場の復旧など半ばでサプライ側がついてきていない、という人もいるがどうか」と聞きます。フェルドマンさんも最初はそう考えていたが、現実には企業の反応、復興の動きは早く、需要側は遅い、これは予想外だった、と言います。制度の問題が復興の足を引っ張っているのですね、と幸田さんも嘆きます。原発の定期点検の問題一つをとっても運転再開には地域の同意がいるとなるとどんどん停止してしまう。そしてこれは復興に水を差す。全体としてどうすべきなのか、整合性のとれたものに制度設計をやり直すべきとフェルドマンさん。幸田さんも同意。最後にこれらを進めるための財源の話に進みます。ここでもフェルドマンさんの考えははっきりしています。増税はダメ、ということ。税率を上げて税収の増えた例はわずか、ほとんどの場倍、税金が増えると消費がそれだけ減ってしまうそうです。幸田さんも同じ意見、そして僕もまったく賛成です。増税はせずに国はここでデフレ脱却も含めてお金を使うべき、というのがお二人の意見一致です。しかしお金はただ使えばいいというのではありません。お金はよい使い方をすべき。それはどういうことかというと、国民の生産性を上げるようにお金を使うということ。技術開発やそのための人材育成にお金を使うべき。お二人のお話が佳境に入ったところで来週に続きます。
2011.06.11
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今週の幸田さんは元警視総監米村さんの後半です。危機管理についての話が続きましたが、頭に残ったのは、「自分は危機管理の専門家と言われるがそんなものではない。危機管理を行う場を経験してはきたが、決して成功と呼べるものはない。危機管理とはうまく行かないもの。でも責任を自覚してやるしかない。経験を積み重ねて、少しでも失敗を小さく、減らすようにしていくしかない」という言葉でした。これだけ謙虚な人がいる一方、あの首相はなんですか!缶首相は仲間である鳩山某を誤魔化し「ペテン師だ」と怒りを買う。そして結果的に仲間の民主党議員をだまくらかし、国民を愚弄する。今日の産経新聞で阿比留さんが「例える状況は違うのだが」と断りつつ、こんな人間は「死して屍拾うものなし」とかつての人気ドラマ「大江戸捜査網」の決め台詞を投げつけていましたが、まさに使命に殉じた隠密同心に失礼でしょう。今週の金曜日、宮崎さんがマット安川さんのラジオに出演したのを聴きました。中国の政治、経済情勢などを中心に縦横無尽に語ってくれたのが面白かったですね。宮崎さんのブログを読んでいるので、話としては初めてというものはありませんでしたが、中国は張りぼて国家と言う辺り、表通りには高層ビルが林立するが、一歩裏通りに入るとボロボロの建物、数千円で一か月を暮す人たちが殆どというところは実感がこもっていました。共産党は上から下まで、自分の役職で得られる利権を利用して利殖に励む、その結果、国家や同朋がどうなっても構わないという人間で一杯です。そこにはとても日本のような、譲り合い、助け合いの精神はありません。それなのに、日々日本のほうが衰えていくのはどうしてでしょう?自立しようという国家意思が発揮されていないから、としか言いようがありません。国民の希望は、普通の人々の連携、覚醒の中にしか残されていないと感じました。ではまた。
2011.06.04
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