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今日の志の輔ラジオ落語でデートのゲストは家族問題、夫婦問題などのアドバイスをしている東京家族ラボの代表池内ひろ美さんでした。池内ひろ美さんHP;http://www.ikeuchi.com/離婚経験者で「リストラ離婚」などという物騒な本を書いている、ということで最初はバリバリのウーマンリブ(古ッ!」の闘士かと思いましたが、実際はその逆。ジェンダーフリー教育の危機を叫び、夫婦仲がもっとうまく行くようにアドバイスしている女性と分かり、ほっとしました。なかなか面白い話もありましたが、詳細は省略。ただ、いまや「草食系男子」から「植物男子」になっているというのは衝撃です。日本人はこのまま人口減少で絶滅してしまうのでしょうか?そんな日本人の家庭、夫婦生活を正常に戻してくれるかもしれない?今日の落語は「短命」です。ほんのりエッチで思わず想像してニヤリとしてしまい、最後でプッと噴出すような艶笑落語の傑作?でしょう。さて、そんな日本人ですが、世界では改めて見直されているのではないでしょうか。震災被災者のみなさんの節度ある行動、互いがいたわり合い、困難を一緒に乗り越えていこうという姿は外国人に改めて日本人の素晴らしさを知らしめています。今回たまたま被災を免れた僕たちにも「いざと言うときは多分同じような態度がとれる、自分の周りの人々も東北の人と同様、日本人らしい行動がとれるだろう」という漠然とした自信?があるのではないでしょうか。こんなことを思って最近読んだ「東京に暮す」が頭に浮かびました。これはイギリス人婦人キャサリン・サンソムが1928年から1936年まで日本に滞在して接した日本人、そして日本の社会、風習などについて親愛の情を隠さずに書き綴った本です。そこに登場する日本は信じられないくらい今風、今とほとんど同じです。電化は既にイギリスより遥かに進んでいると彼女は断言します。「日本は東西世界の優れたところを併せ持つ強力な国です。きわめて保守的な人が望むようなあらゆる保守主義を持つ一方で、西洋のもので必要だと思うものは何でも採り入れています。しかしなんといっても日本人の最大の特徴は、自然と交わり、自然を芸術的に味わうことです。……」日本の若い娘は社会の中でとても華やかな存在であり、おばさんたちは大阪のおばちゃんのごとく恐れ知らずに行動し、家庭を取り仕切っています。職人たちは自分の技に絶対の自信を持ち、その点では誰にも譲らず、驚くべき手腕を示します。日本ではどんな安物の製品にも作り手の芸術性が表れているとも述べ、西洋の大量生産品とはまるで違うとも紹介します。「日本では産業主義の発達によって商品の質が低下したということはなく、鉛筆、ノート……包装紙や紐といったささいなものにもちゃんと作り手の個性が現れています。一般大衆の趣味がいいから、センスのよい商品が求められ、生産されるのです」ここに登場する昭和初期、これまで日本では軍国主義の暗い時代と一括りにされていた社会はそうした観念とは全く違う、まさに現代の我々の直系のご先祖さまがイキイキと過ごしていた社会です。長くなりましたが、最後に一節だけいかにも日本人だなあ、と感じさせる出来事を記して終わります。以前、ある日本人の紳士が私に「どんな宝物をお持ちですか。ご主人様は日本に長く住んでいらっしゃるから、美しい屏風を始め、いろいろな美術品を収集されたでしょう」と尋ねたことがありました。私は主人が収集したもののほとんどが、1923年の大震災で焼けてしまったとこぼしました。私があれも、これも、それも……と嘆くのを、紳士は同情しながら聞いてくれました。続いて私が「そのときは東京にいらっしゃいましたか、失われたものはありませんか」と尋ねました。紳士は微笑を浮かべながら「妻子をなくしました」と答えました。私は愕然とし、紳士を慰めようとしましたが、彼のほうは、私たちが楽しい話をしているかのように微笑み続けていました。実際、紳士は悲しみに浸っているわけにはいかず、思いもかけぬ不幸を知って動揺した外国人女性の気持ちを何とか鎮めなくてはならなかったのです。私たちはそんな国民です。
2011.03.20
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先週は地震直後の特別番組で飛んだのでしょう、今朝は高田創(たかたはじめ)さんの後半でした。とくにいきさつの説明もなく始まりましたが、やはりこれは今の状況を反映した議論ではありませんね。対談は先週の継続で国債の残高が大きいことは問題、現在は国内でほとんど消費されているので金利も上がらないが、今後、国内資産も限られ、海外からの調達比率も増えるでしょう、と続きます。かつて日露戦争時には高橋是清が外債の募集で世界を回り、そのときに得た資金で勝利しました。このときに借りたお金もコツコツと返し続けて完済したのはずっと後と読んだことがあります。日本は海外から借りたお金をデフォルトしたことがない、というのも日本国債への信頼が続く理由でしょう。さらに過去に日本の国債を買った外国人は、金利は安いながらも一貫した円高で儲けている、とも語っていました。しかし、このままではいけない。やはり、財政規律をきちんとすべき、財政再建への道筋を示す必要があると続けました。これは幸田さんも同じ意見。でもこれらは東北・関東大震災以前の話。大震災で全ては変わりました。この国難とも言うべき大災害で災害復興のためにすでに日銀が引き受ける前提で震災国債10兆円の発行も検討されているのです。個人的には日銀で引き受けると言っても借金は借金、それより国家紙幣発行でまかない、個人補償をすべきと言う考えは先週も書いた通り。これが国難を日本復興の機会に変える唯一の方策だと思います。缶内閣には決断する能力も気力もやる気もないでしょうが。もう一つ。谷垣さんが缶内閣から提案された副総理、災害復興担当としての内閣への参加の打診を断ったそうですね。沈没寸前のぼろ舟に乗り込んで道ずれになるのは最悪の選択、普通の政治家としては当然の選択でしょう。でも誰か真の力量ある政治家であれば、政策には一切賛成しない、ただ震災復興それだけのために主導権をとると宣言して全部の権力を握り、どんどん仕事をしていくこともできるのですが。谷垣さんにできる最良の選択は、自分ではなくて佐藤正久参議院議員(もとイラク派遣自衛隊隊長)を復興担当として入閣させることではないでしょうか。ただし条件として、現在出動している自衛隊員10万人の指揮権をくれるなら、と言うのです。佐藤さんはイラクでの復興支援の経験もありますし、第一、自衛隊との意思疎通も抜群によくなるでしょう。北沢なにがしではダメです。そして見事に復興を成功させる、そのあと10万人を指揮してクーデターを起こして民主党を追い出す、というのはどうですか。ちょっと冗談が過ぎるかも。とにかく自民党は復活への劇薬を飲み損ねたのかもしれません。
2011.03.19
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東北・関東大地震の報道番組を見ながら、自分のパフォーマンスだけの缶首相に怒り心頭。これでは被災者の皆さんが可哀想、ということで、缶内閣の最善の対応を考えました。缶首相は国民、諸外国に対して以下の宣言をして実行するのがベストだと思います。まずこの内閣を1年間限定の震災復興内閣と宣言する。つまり缶は来年の3月12日、震災から1年目の日に辞任すると表明。そしてそれまでの間、全力で被害者の救済と復興に専念する。(つまりそれ以外の改悪法案は一切進めない)復興には資金が欠かせないが、重要なのは絶対に増税すべきではないということ。直ちに丹羽春喜教授を招聘し、国家紙幣発行の具体的検討に入る。そして世界各国に向かって、この国難に対して日本は国家紙幣を発行し、復興に入ると宣言する。断じて許可を求めるという態度はだめ。今であれば、各国も日本の自力復興の方針を認めてくれる可能性がある。こうして調達した資金はまず個人の家屋の復旧について2000万円を限度に全被災世帯に支給する。10万戸として2兆円。被災者のうち動けるものは希望者全員男女、年齢を問わず自衛隊隊員として採用し、復旧作業に従事させる。もちろん、不明家族の捜索、自宅の清掃、避難所での自活も全て復興業務とする。(自分で生活してくれるだけで十分な貢献)これに30万人が応じるとして給与300万円/人年(夫婦で応募すれば600万円/年となり暮らせる)としておよそ1兆円。合わせて3兆円だが、これに同額のインフラ整備費を加えても6兆円あれば足りる。つまり、国家紙幣の発行は10兆円あれば足りる。現在の日本のデフレギャップは少なくとも10兆円以上、丹羽教授の試算では百兆円のオーダーであるとのことなのでインフレは起きない。これにより財源が確保され、将来の不安が減った被災民たちは給料をもらいながら自力再生ができるので、それ以外の国民、自衛隊などへの負担が大幅に減り、インフラ整備にまい進できる。東北地方の産業は設備面、人員面のパワー低下により大幅に生産量低下を起こすが、これは残りの地域で増員、増産で対応する。失業率は劇的に低下する。繰り返すが、きわめて大きなデフレギャップがあるのでインフレが起こる可能性は少ない。これにより若干円安になるかもしれないが、それも望むところ。日本の経済はより強く再生し、必ず世界にも貢献できる。また、過去の対応との不公平についても「今は問わないでほしい。復興したあとで何かを考えたいが、いつの時代にも不公平はある。阪神・淡路大震災の被災民たちが不幸だったのは、そのとき、缶内閣でなかったことだ」と胸を張る。この最善の案の最悪なところは、これを実行できれば、缶内閣の評価が高まり、最悪内閣の継続があるかもしれないということ。しかし残念ながら、この究極の回復策は実行されないだろう。なぜなら缶内閣の第一の目的は日本という国家の弱体化なのだから。
2011.03.14
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今週のゲストはアキバ系女王と呼ばれる桃井はるこさん、もちろん今日まで名前は知りませんでした。アニメ系の歌のシンガーソングライターとしてご活躍、とのことです。最初、志の輔師匠がものすごい歳の差、といいましたのでどんな子だろう?と思っていたら本人が「こんな格好をしていますけど33歳です」と発言してアレッという感じ。確かに声も相当若い、いわゆるアニメ声、という感じでしたから。彼女がアキバ系の女王と呼ばれるのは、当時、まだ電器の町として有名だった秋葉原の路上で初めて歌ったからだそうで、渋谷、原宿には既に先客がいたので、新しい場所を開拓したかった、からのようです。もう10年以上前のお話。そして今の秋葉原はアキバ系と呼ばれる若者たちの聖地。まさに彼女は先駆者ということですね。しかしその秋葉原でも、かつてはミニライブなどで賑わった石丸電気のCDショップが閉店になるなど、世の移り変わりは激しいようです。ネット配信のせいでCDが売れないからでしょう。今や彼女の活躍の場は日本の枠を飛び越えて海外までも広がっているそうです。最近ではメキシコに行って、そこで日本アニメファン数千人のイベントで歌ったそうです。その熱気は日本人には想像もつかない、彼らは日本語でアニメを見て、アニメソングを覚えている、だから桃井さんにも日本語で歌ってもらいたがり、それに合唱するそうです。海外でのアキバ系、ロリータ系、アニメなどの人気は驚くほど、世界中に熱烈な日本ファンがいて、彼らの夢は日本に来ること、そして秋葉原、渋谷でショッピングをすること。そんな日本への片思い的な愛情に日本人はまるで気づいていないといいます。これらの状況は櫻井孝昌さんの一連の著作「ガラパゴス化のススメ」「日本はアニメで再興する」「アニメ文化外交」「世界カワイイ革命」などで知りました。櫻井さん曰く、世界にこれだけ日本を求める若者たち、マーケットがあるのにこれに応じないのは巨大なビジネスチャンスを逃している、自動車や家電にいつまでもこだわるのではなくて、他国に追従できない日本文化をもとにしたビジネスに注力すべきだ、と熱く語ります。ついでと言っては何ですが、櫻井さんの著作を読んでいて、中にあったロリータ系の少女を主人公にした映画と原作小説「下妻物語」を知って読んでみました。これが漫画チックというか漫画そのものの展開ながら結構面白くて楽しめました。そんな背景があったので今日の桃井さんの話は実によくわかりました。桃井さんの公式サイトを見るとまさにそれ以上の活躍ですね。・ 桃井はるこさん公式サイト;http://rg-music.com/momoi/今週の落語は六代目三遊亭円生師匠の「やかん」でした。前も書いたことがありますが、僕は円生を生で見ています。感動するほどうまい人とは思えませんでしたが、今では昭和の名人です。「やかん」は横丁の先生がものの言われについて知ったかぶりをして次々珍説を唱えるというもの。「嫁入り」は何で「よめ」というのか。「新郎に目が二つ、新婦に目が二つ、二人合わせて四つの目でよめ」という知ったかぶり。「かかあ」も「家」と「家」がくっついて「かか」で長くいて欲しいから延ばして「かかー」など。あとはこれらの繰り返しで17分もたせますから、すごいといえばすごい。最後はやかんのいわれを聞かれて「戦国時代、不意打ちを食らった武者が兜の代わりにやかん(当時は水差し)をかぶって戦場に出たら、そこに矢が当たってカーンとなる。これでやかん、という毎度のお笑いです。桃井さんも素直に感心していますが、彼女らしく「おたく」のいわれを紹介してくれます。ゲームの新発売を並んで待っている間に隣の人と会話を始めるとき、失礼でなく、親し過ぎもせず、そこそこの呼び名として「おたく」が始まったとのこと。僕も聞いたことがありました。ではまた来週。
2011.03.07
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今週のゲストはみずほ証券投資戦略部長チーフストラテジストの高田創(たかたはじめ)さんです。お二人とも専門が同じということで、国債の話で盛り上がりました。・高田創;みずほ証券投資戦略部長チーフストラテジスト(日本証券アナリスト協会検定会員)。1982年東京大学経済学部卒。1986年オックスフォード大学開発経済学修士課程修了。 1982年日本興業銀行に入行し、日本興業銀行市場営業部、審査部、興銀証券投資戦略部を経て、2000年より現職。 <主な著書>『国債暴落』(共著、中央公論新社)、『日本のプライベート・エクイティ』(共著、日本経済新聞社)など。直近では「世界国債暴落 日本化現象」を発行。つい最近、S&P社、ムーディーズなど海外格付け機関が日本の国債の格付けを引き下げました。そのわりには日本の国債は下がらない。マーケットは冷静ですよね。(幸)これをどう考えるのか。海外が警鐘を鳴らしたことで、日本政府も財政規律を正すだろう、財政再建に舵を切るだろうと期待してのことでしょう。(高)そういうタイミングで首相の「疎い」発言には驚きました。日本の政治家は経済に詳しくないところをクリーンさのアピールになると自慢する傾向がありますが、これではダメじゃないですか。しかし(日本ではもともと政治に期待していないのか)マーケットも反応が鈍いですね。(幸)国債の調達力は国力そのもの。金利に影響がなかったのはなぜか、というと昨年の段階からS&P社もずっと言っていたので、折込済みというところもあったのでは。難しいのは、今回の問題は日本だけではないということ。10年前は「日本国債暴落論」を言ったが、現在は世界中の問題になっているのです。それが国債の日本化現象と言うこと。日本の国債だけの問題ではなくなっています。だからこのままどこまでも格付けが下がるかというとそうともいえない。日本の国債の格付けを下げるとほかの国の国債も格付けを下げざるをえなくなるので、難しいのです。(高)資金調達力という意味ではアメリカのほうが問題ですよね。お札を刷って国債を売りまくっています。一時期は日本や中国がたくさん保有していましたが、現在、最大の保有者はFRB、中央銀行になっています。タコが自分の足を食べているようなもの。(幸)世界には二大「狼がきた」発言というのがありますが、「アメリカのドル」と「日本国債」の暴落です。「暴落するぞ」といわれ続けていながらここまで何とかきたのです。(高)ところが、自民党も暴落を想定して対策を考えるようなことをし始めています。「Xデイプロジェクト」などと言っていますが、現状には自民党にも責任があるはずなのに、何とか暴落を防ぐ、そのために財政規律を正すという気持ちが見えません。(幸)ここで中間です。これまで何とかやってきましたが、突然、国債が暴落したら金利は急騰するし、ずっと低金利でやってきた企業も銀行も慣れていないのでうまく対応できないだろうというのが心配です。(幸)メガバンクの資産が大きく目減りするということになり、日本の金融機関の損害も大きいですよね。ただ、暴落の議論をあまり軽はずみに言ってはいけないと思います。同じような危機を抱えながらもこれまで何とかやってきました。これがある種の国力というものです。(高)日本の場合、莫大な対外資産を持ち、外貨準備も持っていますからね。(幸)金融機関も売りたくても売れない状況の中で、どういう風にしてリスクを管理していくのか。Xデイに備えておくのか、それしかありません。それより、政治として財政の規律をどうもっていくか、が大事です。(高)ヨーロッパ、アメリカ、日本では国債に対する感覚が違うように思えます。ヨーロッパではかなり厳しく財政再建にシフトした政治に向かっており、日本とアメリカはまだそこまでいっていません。(幸)基本的に、日本の場合は国際収支がプラスだからでしょうね。(高)今は国債のほとんどは国内で消化されており、資金を国内で借りている段階。でもあまり先行きが不安になるとお金は外に出て行くようになります。これがつまりキャピタルフライトという問題です。(幸)それが起こっていますが、増えすぎると問題です。でも外に出て行ってもこれまではずっと円高できているのでうまくいっていない、為替差損がでているという状況です。(高)でもこれからはどうなるか分からないのでは。だからこそ、政治家も金融に疎いとはいえないし、財政規律を守ると表明して、キャピタルフライトを防がねばならないのです。高田さんは前回の仕分けも参加されましたよね。政治家の本音はどうなんですか。(幸)実は前回は、仕分けによって削減した金額より、仕分けの姿勢を見せたおかげで金利が下がって、国債の調達コストが下がった効果のほうが大きかったのです。だから一応、私の参加した仕分けは効果があったと思っています。(高)姿勢を示すことが重要なんですよね。出て行くものをいかに削減するか、さらにいかに需要を喚起するか。日本は財政再建に取り組むという姿勢を示すことです。これが大事と語って今週は終わりです。来週も高田さんの話が続きます。ではまた来週。
2011.03.06
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