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『バッドサンタ』 (2003) BAD SANTA 上映時間 91 分 製作国 アメリカ ジャンル コメディ/ドラマ 公式サイト /eiga.com サンタに仮装した中年ダメ男が繰り広げるハートフル・ブラック・コメディ。サンタのバイトを隠れ蓑に毎年クリスマスに金庫破りを繰り返す男と、彼を本物のサンタと思い込んでつきまとういじめられっ子の肥満少年との奇妙な交流を下品な笑いを散りばめつつハートウォーミングに描く。監督は「ゴーストワールド」のテリー・ツワイゴフ。主演は「チョコレート」「バーバー」のビリー・ボブ・ソーントン。史上最悪のサンタクロースより、メリークリスマス!! 11月がきますね。 まもなくクリスマス。 こんなサンタ・ストーリーもおもしろい。 ビリー・ボブ・ソーントンが かっこよく見えちゃうんです。だらしないダルダル男なのに。(笑)<不良サンタ>をソーントンがやる、、って聞いただけで、観たい!っと思っておりました~。あのシニカルさ。 駄目おやじ。彼がやるとそれほどみじめったらしくも重くもないです。 しかし、、子供に近づけたくないサンタです。(笑) サンタの衣装を着ていると 自然に善人に見えちゃうんだからおいしいですよね。それを逆手にとって、泥棒サンタ。こどもとの触れ合いで なにやら心境の変化が現われる。「俺は ホントはサンタじゃない」 わかっちゃいても、クリスマスのサンタっていうのは夢を与えてくれるもの。 という、イメージがとても大きいので、少年が慕ってきたり、女性も寄ってくる。とても盛り上がるわけでもないし、子供との心温まるものすごい<感動シーン>があるわけでもないです。そもそもこの子役はあまりかわいくなかった。 かわいくないというのは容姿がで、性格は純真な子です。その子豚のような純真さに胸打たれて、、なんですが、さすがコーエンさん方、仰々しくないさりげない交流ぶりです。 血のついた木彫りのおもちゃと血のついた象のぬいぐるみの交換、とてもさりげなく 二人の絆を見せてくれました。てっきり死んじゃうのか?。。ッと思いましたが、さすが、しぶとい。。ソーントンのいかついんだけど、どこか寂しげでどこか優しげ、滑稽な表情や風貌が、とても生かされてるっと思いました。 ソーントンの映画では 監督作品の「スリング・ブレイド」がとても衝撃的でした。 子供の純真さを大切に描いてくれましたね。「狂っちゃいないぜ」「バーバー」「チョコレート」と、「バッドサンタ」の顔の表情にものを言わせる演技が好きです。 「バンディッツ」「シンプル・プラン」の正反対の男キャラはわざとらしい。。面白いけど。 くえないおやじっというのがぴったりだわ~。 この映画をディケンズの「クリスマス・キャロル」に似てると例えるのは、飛躍しすぎの気取りすぎですが、あのケチでひねくれたスクルージをビリー・ボブ・ソーントンがやったら、さぞかし面白いだろうな~と、ふと、思いました。複雑な哀愁をたっぷり見せてくれるんではないかと。。 でも、傲慢で冷酷な金持ち、、というのは、彼には似合わないか。。??負け犬の役をコミカルにやるほうが、ずっと似合ってる~。。 監督: テリー・ツワイゴフ Terry Zwigoff 製作総指揮: イーサン・コーエン Ethan Coen ジョエル・コーエン Joel Coen 出演: ビリー・ボブ・ソーントン Billy Bob Thornton ウィリー トニー・コックス Tony Cox マーカス ローレン・グレアム Lauren Graham スー バーニー・マック Bernie Mac ジン ジョン・リッター John Ritter ボブ・チペスカ ブレット・ケリー Brett Kelly キッド ローレン・トム Lauren Tom アジェイ・ナイデュ Ajay Naidu クロリス・リーチマン Cloris Leachman (クレジットなし) クリスマスを間近に控えたアリゾナ州フェニックス。何よりも酒と女が大好きな中年男ウィリー。彼は毎年クリスマスシーズンになるとデパートでサンタクロースの格好をして子供たちの相手をするバイトをしていた。でも本当の姿は、書き入れ時で売り上げが詰まったデパートの金庫破り。今年も妖精に扮した小人の相棒マーカスと共に、とあるデパートに狙いを定め、サンタの扮装で好きでもない子供たちと一緒に写真を撮るウィリー。ところが、そんなウィリーに一人の冴えない肥満少年がなついて離れない。最初は邪険にしていたウィリーだったが、ひょんなことから少年の家に居候するハメになり…。
2005年10月31日
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『『サイドウェイ』 (2004) SIDEWAYS 上映時間 130 分 製作国 アメリカ/ハンガリー ジャンル ドラマ/コメディ公式サイト /eiga.com 「アバウト・シュミット」のアレクサンダー・ペイン監督がワインを題材に人生の奥深さと素晴らしさを語るロード・ムービー。ワイン好きの冴えないバツイチ中年男が、結婚を目前に控えた親友のため、カリフォルニアのワイン・カントリーへの旅を計画、対照的な性格の中年独身男2人によるワインと女性を巡る珍道中がユーモラスかつしみじみとしたタッチで綴られてゆく。全米で2004年の映画賞を席巻した話題作。主演は「アメリカン・スプレンダー」のポール・ジアマッティ。共演に「ジャングル・ジョージ」のトーマス・ヘイデン・チャーチと「キャンディマン」のヴァージニア・マドセン。 カリフォルニア、ワインロード 人生が熟成していく贅沢な寄り道… こんなに笑えるとは 思いませんでした。おじさん二人の珍道中、クスッと笑えるくらいかなっと思っていたのですが。意外にも しばしば大爆笑でした。笑いと哀愁ですね。 結婚前に思い切り馬鹿をやらかしたい珍(チン?)ロードムービー。 <親友>、でもイケメンの男性ふたりではないく、バツイチの元妻に未練たっぷりのお腹のでた髪の薄くなったマイルズおじさんと、長い気ままな独身生活にピリオドを打つ覚悟があやふやなジャックおじさん。爽やかな青春ロードムービーとは程遠いんですが、若者には出せない滑稽さがおかしかったです。 ふたりがホテルに腰をすえてから、段々おもしろくなりました。マイルズは元妻の再婚を聞いて切れたり、ふさいだり。ワイナリーでは 切れてワインを浴びちゃったり。それをジャックがなだめたり励ましたり。 このミック・ジャガー似のジャックが また女性にやたら手が早い、手際がいい。それに批判的なマイルズ。なんでもないおじさんふたりの会話が退屈させません。ジャックが、鼻血が出るまでと、鼻血を出してからの「スケコマシ」ぶり。特に財布を取り戻すにいたる 最後のほうの盛り上がりは、笑いが止まらなかったです。 一方で、<人生も半ばに来たのに何もまともに出来てることがない>悩みや葛藤も。 あのおじさん二人は、望み通り、思い出がたっぷりできた旅が出来てよかったですよね。おじいちゃんになって、きっと思い切り笑えるだろうねー。結婚式に何故、鼻が。。(笑)4人の男女と ワインが素敵なおはなしでした! 監督: アレクサンダー・ペイン Alexander Payne 出演: ポール・ジアマッティ Paul Giamatti マイルス トーマス・ヘイデン・チャーチ Thomas Haden Church ジャック ヴァージニア・マドセン Virginia Madsen マヤ サンドラ・オー Sandra Oh ステファニー メアリールイーズ・バーク Marylouise Burke マイルズの母 ジェシカ・ヘクト Jessica Hecht ヴィクトリア 小説家になる夢を捨てきれない中学校の国語教師マイルス。いつまでも離婚の痛手を引きずり神経質なところのある彼は、ワインのことになると一家言もつこだわり派。そんな彼の学生時代からの親友で、いまは落ち目のTVスター、ジャックがついに結婚することに。そこでマイルスは、結婚前最後の独身旅行を男2人で楽しもうと、安ワインの味しか知らないジャックをカリフォルニアのワイナリー巡りの旅へと連れ出す。バチェラー・パーティよろしく、ハメをはずすことしか考えてないジャックに対し、必死にワインの素晴らしさを語って聞かせるマイルスだったが…。
2005年10月28日
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『ブエノスアイレスの夜』 (2001) VIDAS PRIVADAS 上映時間 105 分 製作国 アルゼンチン/スペイン ジャンル ドラマ シネトピ 公式サイト スペイン・マドリードに住む42歳の女性カルメン。アルゼンチン貴族の娘である彼女は、20年前のクーデター以来、心を閉ざし独りで生きてきた。当時の過酷な経験から人を精神的にも肉体的にも愛することが出来なくなり、聴覚だけが異常に敏感になってしまっていた。父の危篤の知らせを受けて、、。カルメンにセシリア・ロス。グスタボにガエル・ガルシア・ベルナル。 ギリシア悲劇「オディプス王」を下敷きに、1976年にアルゼンチンで起きた軍事クーデターによって人生を狂わされた男女を描く。監督フィト・パエスデビュー作セシリア・ロスは妻 「アマロ牧師の罪」でも感じましたが、ガエルくんは、衝撃的、問題作的な話に意欲的に出てますよね。 普通だったら嫌悪感を感じるような役ですが、嫌悪感のヶの字も感じないのはさすがです。 それどころかやっぱ、愛らしいというか、いじらしいというか、、。 日本でいったら、妻夫木くんがドロドロの「獄門島」とか「犬神家の一族」に出てるような感じでしょうか~。。セシリア・ロスは三田佳子あたり?。。 うーん。。想像したくない図です。セシリア・ロスは存在感すごいですね。。監督(フィト・パエス)が、旦那だったとは。 鑑賞中、途中湧き上がった正直な気持ちは、きもちわるっ(ごめんなさいです。)でしたが、、ドロドロしそうなのに、淡々としてて、主演二人の力なんだろうな~。 「バッド・エデュケーション」も見ねば。。以下ネタバレおおいに含む感想↓映像はそれほどインパクトないんですけど。「オールド・ボーイ」もかなり生々しくて、食欲なくなりました。。ガエルくんが吐くシーンは、そりゃ吐きたくもなるよねー。。と思いました。<近親○○>という悲劇はどうもね。。ガエル君が、父親を撃つのがはじめ”なぜ、そうする?”っと意味不明でしたが、ギリシャ神話の「オイディプス」がテーマなら、あの殺人は必然なんだな。「オイディプス王」のテーマは<近親相姦>と<父親殺し>ですから。 「オイディプス王」の神話だと、知らずに父王を殺して母親と結ばれるそうですが、映画では実の父親じゃない。 でもグスタボにとっては、育ての親にあたる彼が、実の親の仇でもあるわけだから、。展開理由としては納得いかなくもないです。 実際に手を下したわけではなくとも。クーデターで、軍人が貴族を殺したのは事実なんだし。 日本なら、育ての親の愛情も考慮した展開にしそうですが。。だって、かわいがって育てたのはありあり感じましたよ。 ああいう展開は ラテンの血がなせる熱情? クーデター当時の政治情勢は、よくわかりません( 当時のアルゼンチンの情勢については、パンフに野谷文昭氏の解説が)。。 一種の錯乱状態、ショック状態に陥ったのかもしれないけれど。 育ての親の言い分を、もっと聞きたかったけど。 あの、父親、「財産はすべてやるんだから。文句ないだろう。」の一点張りでね。。 カルメンの自殺未遂はどうして??グスタポが実の子だと気付いた?だったら、なにか身体に我が子の印をみつけたとか、なんとか1ショット欲しかったな。 。ラストの「そんなに悪い結末じゃない」じゅうぶん悪いんだけど、ちょっとホッとしました。本人達の気持ちの持ちようでしょうからね。。。ふたり、せっかくめぐり合えたのだから。、しあわせになって欲しいよ~。セシリア・ロスにも監督との間に息子がいるそうですよね。 あの、セーターをかぶせるトコは母と息子だったですよね。。いろんな思いの果てのあの姿。 複雑な演技、すごいですよね。 ●「オイディプス」は心理学や精神分析にしばしば使われる「エディプスコンプレックス」(母と男児間の愛情、父と男児間の憎悪反発)という言葉の語源といわれてる。 フロイトは「オイディプス王」に近親相姦と父親殺しを主題に見出した。 監督: フィト・パエス Fito Paez 出演: セシリア・ロス Cecilia Roth カルメン ガエル・ガルシア・ベルナル Gael Garcia Bernal グスタボ ルイス・シエンブロウスキー Luis Ziembrowsky アレハンドロ ドロレス・フォンシ Dolores Fonzi アナ カローラ・レイナ Carola Reyna ロクサーナ エクトル・アルテリオ Hector Alterio カルメンの父 チュンチューナ・ヴィラファーネ Chunchuna Villafane カルメンの母 リト・クルス Lito Cruz ベルトリーニ海軍大佐
2005年10月27日
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『海猫』 (2004) 上映時間 129 分 製作国 日本 ジャンル ロマンス/ドラマ 公式サイト /シネトピ タイトル「海猫」のようにしなやかではかなげな佇まい薫:伊東美咲。荒々しく無骨な夫・邦一と、包み込む優しさの義弟・広次。このふたりの対照的な愛し方が、愛憎劇の肝。森田芳光監督は「失楽園」に続いて、禁断の愛を高尚な純愛に昇華。3人の男女の愛憎劇に加え、薫と薫の母、そして娘たちという、三代に渡る愛の軌跡という縦構造を加え、一層重厚なドラマに仕上げられた。薫の母に大女優三田佳子、娘役にミムラ、蒼井優。愛のドラマをじっくり堪能。 地味で、陰気で、ドロドロな男女の愛憎物語ですが、、ついついはまった。おもしろかった。つくづく、夫婦、男女は相性の善し悪しがあるんだな~とか。薫がじれったいぞ~とか。。映画を見るとこんな感想しか出ませんが、原作のほうは、函館の土壌風土や人の情けや、三人の内面を、もっと深く感じれるのではと、読みたくなりました。共稼ぎもいいとこで、毎日が肉体労働。姑付き。現代なら嫁不足に悩む村の典型では?「オラの村さ嫁っ子に来い」企画、前に良く見てましたよ~。 こういう厳しい仕事でも大丈夫と嫁に行けるのは、<強さと明るさを合わせ持つおんな>だね~。 それに相手をよっぽど好きでないと。。あの漁師の仕事がとにかく厳しそうよ。 ●兄:邦一(佐藤浩一)は厳しい漁師の家の長男、家を守る責任、地元の漁業団体のリーダー、頼もしくも粗野で無骨な海の男の風貌。 その守ってくれる強さに惹かれて、薫は嫁いでくるのだが。。●弟:広次(中村トオル)は、繊細、詩的な心を持ち、薫の顔の聖母の絵を描いちゃってたりする。仕事は工場勤めと平凡だけど、ロシア人の牧師と交流を持つなど、視野の広さ、優しさがある。 海猫を思わせる青い目の薫にいつから憧れていたのか? ●薫ロシア人の血をひく、儚げな女。(原作では伊藤美咲よりもっとはかなげのよう)南茅部の漁師・赤木邦一のもとへ嫁ぐが、繊細な?嫁にいらだつ夫。普通のサラリーマンの夫ならよかったのにね。以下ネタバレの嵐↓薫は「私って、こうなの。こうして欲しい」とはっきり言わない。乗り物酔いするたちで、<昆布漁の朝>に、こそこそと酔い止めの薬を飲んで、それを知った夫:邦一は 腹立たしいやらがっかりやら、という表情。いろいろ気を配ってくれる男性の方が一緒にいて幸せなんだろなー。 夫・邦一ははっきり言わない薫が分からないんだろう。”透き通るような白い肌で人形のように美しい薫(原作より)”を、夢中で好きな反面、自分の分身とは思えない女なのかも。。それに、<昆布漁は夫婦でする>とこだわってる。 漁師夫婦として邦一には大事なことみたい。 でも、それが辛そうな嫁。 対照的に「昆布漁って、夫婦でするんでしょ。どうやるのか教えて」っと関心を示し楽しそうな、愛人の彼女は、この人とならうまく暮らせるかもっと思わせる。 その場限りの関心で終わるのかとも思ったけど。。看護婦の愛人、なかなかよさげな人なんだよね。彼女は、陽気で愛情表現もはっきり、看護婦という仕事柄からもわかるしっかりした強い性格。献身的に夫を支えられそうで、こういう女性のほうが、邦一の よきパートナーになれそうだ、と感じた公園デートの場面でした。そんなこんなで二人の気持ちは どんどん離れて行ってるんだよねー。●兄と弟「弟なんて、何処の家でもやっかいで 勝手な者さ」「アニキは いつだって、自分の思い通りに行かないと気がすまないだろ」兄弟は 共通点がとんとないらしい。漁師仲間の村人が家に集まると、兄:邦一はその中心。弟:広次は輪の外からそれを見てるという図がしばしば出てくる。 性愛シーンも、それぞれの愛し方違うよね。 邦一は一方的に支配してばかりだし。広次は薫ヘの気遣いが感じられるし。 (←おばさんは深読みしすぎ~?(笑))一度っきりなんだけど、弟:広次との方が じっくり愛してくれちゃって、薫もリラックスしてる感じだよねー。 薫のお産を見守るのは広次だし。彼が心配そうにワインを手に薫の産みの苦しみ声を聞き続ける、、なんとも皮肉な3角関係を象徴してました。 折り悪く産気づいたのは、漁業団体で揉め事が起きた晩。ことの収拾に夫は行かなければならない。まあ、肝心な時にいない夫は、よくいますから、特別ひどいっとは思いませんが。揉め事で怪我した兄は入院、そこで親切にしてくる看護婦が愛人になっちゃうんだ。。 兄が入院中なにくれと支えてくれてたのが広次。 つかのまの幸せだったねぇ。。退院してきた兄は早速カオルを抱いて、弟は浜辺で夜の海をみつめ、翌朝出て行った。「俺は嫌だよ。兄貴があんたを抱いた。ここへは二度と戻らない。」 辛いトコだよね~。それほど、昔の時代ではないのだし、離婚だって出来ただろうに。あんなラストになってしまったのは、薫の弱さだな~っと思うのです。。漁師の女房なら、たとえば夫が海難事故で 亡くなる可能性だってあるんだから、そしたら、どんなことしても、女手ひとつで子供を守り、生き抜かなくてはならないでしょう。 カオルにはそういう<気概>が感じられない。産後の肥立ちが悪く監禁されていたせいもあるだろうけど、。 一度は実家に逃げ出そうとするんだけど、体力の無さに阻まれる。乳飲み子と小さい子二人つれての逃避行は 厳しいです、確かに。 兄と弟の間で、ただ流れのままに流されてるという印象もあり。「源氏物語」にこういう女がいますね。 ひかる源氏の息子の代のはなし。 <匂宮>と<薫君>の間で揺れる、<宇治十帖の巻>ふたりの男のどちらにも決められずどっちにも身を任せて、しまいに河に身を投げちゃう。 事の決着をつけるために自分の生を絶つ、こういう逃げ方は女ならでは? あの、(姑)かあちゃん、最初は薫をかわいがってたのにね、最後の方では思いっきり姑根性出してましたね~。実の子でない嫁には冷たいなー。<寝てばかりの使えない嫁>呼ばわりには、ムッカ~っときました。昔はざらだったんだろうけどね。。男の子が産めない、体が弱い嫁は形見が狭かったのね。。 監督: 森田芳光 出演: 伊東美咲 野田薫 佐藤浩市 赤木邦一 仲村トオル 赤木広次 ミムラ 野田美輝 三田佳子 野田タミ 深水元基 野田孝志 角田ともみ 幸子 蒼井優 野田美哉 鳥羽潤 高山修介 小島聖 啓子 白石加代子 赤木みさ子 「失楽園」「阿修羅のごとく」の森田芳光監督が北海道を舞台に狂おしき悲恋を描くラブ・ストーリー。谷村志穂の同名小説を映画化。漁師の家庭に嫁いだ人妻が夫とその弟との愛に揺れ苦しむさまを情感豊かに綴る。主演は「模倣犯」の伊東美咲。共演に「壬生義士伝」の佐藤浩市と「ロスト・メモリーズ」の仲村トオル。 1980年代半ば。この日、野田薫はそれまで住んでいた函館を離れ、峠ひとつ隔てた漁村・南茅部の漁師・赤木邦一のもとへ嫁ぐ。ロシア人を父に持つ薫はその日本人離れした容姿が人目を引いてしまい、街の暮らしに息苦しさばかりが募っていた。そんな時、薫はふとしたきっかけから漁師の邦一と出会う。そして、武骨な邦一に対して街の人間にはない頼もしさと心の安らぎを感じ惹かれていったのだった。慣れない漁師の生活も、邦一の愛に支えられ懸命にこなす薫。やがて2人の間には娘・美輝も生まれ、このまま幸せな暮らしが続くかと思われたのだが…。
2005年10月26日
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『ロスト・チルドレン』 (1995) LA CITE DES ENFANTS PERDUS 上映時間 113 分 製作国 フランス ジャンル SF/ファンタジー 夢泥棒の話。5歳以下のこども達の誘拐が続発。弟を誘拐された知恵足らずの怪力男(ロン・パールマン「ヘルボーイ」)が、子供窃盗団のリーダー少女と共に救出に奔走する。「デリカテッセン」のジュネ&キャロが描くファンタジー。完全に二人の世界。<一つ目教団>とかシャム双生児の姉妹とかノミを使った殺し屋とか、登場人物のキャラも最高。ゴルチエの衣装も完璧にハマってます。… 1995年のカンヌ国際映画祭でオープニングを飾った作品バートンorギリアム好きは観て損なし:「ロスト・チルドレン」劇場用パンフレット原稿:「Movie Gong」Vol.17,2001年秋号:「中央公論」1998年3月号オープニングの5分ほどで、作品の傾向がはっきりします。見続けるか、停止ボタンを押しちゃうか。。4~5歳くらいの男の子の部屋。男の子はホッペがぷくぷくでいかにもかわいらしい。 窓辺にはくまのぬいぐるみや ブリキのおもちゃ、セピア調でクリスマスの雰囲気。 暖炉からサンタクロースが降りて来る。サンタをみてうれしそうな笑顔の少年。 すると、これはイブの夜で、子供は夜中に目を覚ましてサンタが来たトコを見ているのね。。 ところが、あとからあとからサンタがやってくる。 部屋はサンタで一杯になり、部屋がグンニャリ歪み始める。 サンタの連れてきたトナカイが ボタっとフンを落とす。 クリスマスの幸せな暖かな雰囲は一気に台無し気分。 無気味です。 男の子はたのしいどころではない! ベッドを降りて、一散にくまのぬいぐるみのもとへ走りよる。 脅え、泣き叫びながら。。このサンタどもは一体、何者?泥棒か。。こんな<悪夢>を見ている子供は、すぐに抱き上げて抱きしめてあげたくなる。作中の子供は本気で泣いてるじゃないか~。。かわいそうに~。やがて 絶叫する老人のアップに変わる。悪夢を見ていたのは老人だったらしい。どうやら老人は、不思議な装置で<夢>を共有していた?<夢>を見れない為に急速に老化する、という遺伝子欠陥のある老人なのだ。<夢>に詳しいわけではないけれど、幼い頃の自分も見たことのある、寝苦しい夢ってありますよね。 言葉を覚える前の赤ちゃんには出産時の記憶があるそうです。 私も覚えているのは白っぽい泡が(水?)見える、やたらに怖い思い出の半昏睡状態。。子供て、ひとりでスッと寝れないんですよね。寝付くまで抱いたり歌ったり、、それは<眠り>への恐怖があるからなんだそう。この映画は、そんな、幼児時代の、夢や眠りへの恐怖を思い出させます。「アメリ」でお馴染みの赤と緑のイメージカラーが、本作でもあちこちに登場。甘さと苦さを混合したような、寓話の世界。登場のキャラクター全てが異形の魅力に満ちている。好みによって好き嫌いがはっきり別れるでしょう。●監督ネタ・「エイリアン4」。これはハリウッドの製作側がジュネを招待して作らせたもの。 この作品の後、ジュネはフランスでの製作に特化するようになり、その姿勢が「アメリ」の世界的大ヒット、続く「ロング・エンゲージメント」が巨額の予算を得たことにつながった。・ジュネ&キャロの監督コンビは「デリカテッセン」「ロスト・チルドレン」で異形の世界観を作り上げた。「アメリ」と「ロング」はジュネ監督単独の作品の故か毒々しさは 二人のコンビのカラーとは違ってますね。・ジュネ監督は<ハリポタ5>の「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」の監督依頼を断ったそう。。「エイリアン4」で懲りたのか。実現してたら ますますダークで、シュールなハリポタ映画になったでしょうが。●スタッフ製作は ジュネ&キャロのデビューをさせた、クローディー・オサール、共同脚本はジル・アドリアン、撮影は「デリカテッセン」「セブン」でハリウッドに進出したダリウス・コンディ、音楽はデイヴィッド・リンチ作品で知られるアンジェロ・バダラメンティ、衣裳は「キカ」「プレタポルテ」(出演)の売れっ子デザイナー、ジャン=ポール・ゴルティエがそれぞれ担当。 監督: ジャン=ピエール・ジュネ Jean-Pierre Jeunet マルク・キャロ Marc Caro Claudie Ossard 脚本: ジャン=ピエール・ジュネ Jean-Pierre Jeunet マルク・キャロ Marc Caro ジル・アドリアン Gilles Adrian 出演: ロン・パールマン Ron Perlman ジュディット・ヴィッテ Judith Vittet ドミニク・ピノン Dominique Pinon ダニエル・エミルフォルク Daniel Emilfork 声の出演: ジャン=ルイ・トランティニャン Jean-Louis Trintignant 「デリカテッセン」の奇才ジャン=ピエール・ジュネ監督によるファンタジックなSF寓話。舞台イメージとしては「デリカ~」では描かれなかった外界の物語とも取れる世界で、鉄サビ色の工場のような未来世界の中に産業革命時代のような近代初期のノスタルジックな雰囲気を漂わせ一種独自の世界観を描き出すことに成功している。物語は一つ目族と呼ばれる半盲人の集団に弟を誘拐された知恵足らずの怪力男が弟救出のため奔走する。と言う話を、子供窃盗団のリーダー的存在にある、姐御肌の少女との恋愛を絡め描いてゆく。外見は大人と子供の二人の交流が、精神年齢を一緒(もしくは少女の方が上)にすることで違和感として描かれ、それが荒廃した世界と対比していっそう純粋な清らかさを醸し出している。特に少女役のジュディット・ヴィッテの熟女と少女の混在した魅力が作品により深みを与え印象的。
2005年10月25日
『レッド・アイ』Red Eye上映時間 90分未満製作国 /アメリカ 2006年アメリカ公開(日本未定)ジャンル/サスペンススリラー 「スクリーム」シリーズのウェス・クレイヴン監督のサスペンス・スリラー映画。 飛行機の中で隣り合った男性が、実は…。と、出口のない機内で繰り広げられる駆け引き。「きみに読む物語」のレイチェル・マクアダムスと、「バットマン・ビギンズ」「28日後」のキリアン・マーフィ主演。 タイトル「レッド・アイ」は、早朝や夜間の飛行便の意味。睡眠がとれなく眼が充血するからだそう。 公式サイトキリアン・マーフィの、気になる作品です。彼は、不気味チックでいいなぁ。時間も短くて 絞まってそうだし。来年以降、まだまだ先の作品ですね。 監督 : ウェス・クレイヴン出演 : キリアン・マーフィーレイチェル・マックアダムス ストーリー ホテル勤務のリザは祖母の葬式を終え、夜行便でマイアミへと戻る途中。天候不良で飛行機を待つリサは、ジャックと親しくなる。やがて搭乗、ジャックは隣席だった。 さりげないジョーク、気の効いたジャックとの会話に引き込まれるリザだったが、彼の突然の告白に激しく動揺する。彼の計画のカギはリサで、協力しないと○○を殺すと脅される。
2005年10月24日
『ステルス』 (2005) STEALTH 上映時間 120 分 製作国 アメリカ ジャンル アクション/サスペンス 公式サイト 無人ステルス戦闘機の暴走を食い止めるため3人の精鋭パイロットが立ち向かうサスペンス・アクション。監督は「ワイルド・スピード」のロブ・コーエン。出演は「メラニーは行く!」のジョシュ・ルーカス、「テキサス・チェーンソー」のジェシカ・ビール、「Ray/レイ」のジェイミー・フォックス。 ロブ・コーエン監督インタビュー「私は『トップガン』の大ファンなんだよ」とのお言葉の通り、「トップ・ガン」と「アイ、ロボット」が足されたようなお話。 「トップ・ガン」のヒーロー、トム・クルーズのライバルが<人工頭脳の戦闘機>という感じでした。 空母艦や戦闘機が大好きな人は楽しめるでしょう。軍の全面協力があったのか、最新技術で迫力満点。 我が家の長男は見終わってフラフラ、目の周りがゲッソリ青くなっていました。ジェット・コースターが嫌いな方は要注意かも。「具合悪いの?!」「大丈夫だよ」「もしかして、、泣いてたの?!」「違うって、俺は映画見ると、いつもちょっと、頭がぼんやりするんだよ。」具合が悪いのではなく、映画の世界に浸りきって、現実になかなか戻ってこられなかったらしい。。ジェシカ・ビール インタビュー「最も苦労したのは、北朝鮮のシーン」主演女優のジェシカ・ビールは、このほど米エスクワイア誌の調査で“世界でもっともセクシーな女性”に選ばれており、そのサービスショットもきっちり収録。ひょっとしたら、ジェシカ・アルバとともにダブル・ジェシカ時代の到来かも知れないですね。 上空○○万キロメートルからの脱出は、実際苦しそうで、彼女が一番からだ張ってる~っと感じましたよ。<3人のパイロット、世界を又にかけての任務>ネバダ砂漠 ファイロン飛行訓練演習場フィリピン海上 航空母艦エイブラハム・リンカーンミャンマー首都 ラングーンタイ北部チェンマイタジキスタンパミール山脈ロシア飛行禁止区域北朝鮮ロシア上空無人給油ステーションオホーツク海近辺上空 ロシア戦闘機と戦闘アラスカ超高速、はるか上空での戦いぶりは、地べたを這うようような人の群れは蟻のよう。 感覚が麻痺します。 だけど「トップ・ガン」とほとんどはなしは一緒だわ~。 とりあえず、素晴らしいテクノロジーを楽しみましょ~。この映画を観た日の晩御飯の話題は、・世界で一番強い国はどこか・世界で一番戦争が多い国はどこか・世界で一番金持ちの国はどこかそして逆に・弱い国、貧乏な国、戦争の無い国は?こういった子供からの無邪気な?質問、なかなか面白かった。子供は、一体、自分らの住んでるこの世の中ってどういう仕組みになってるんだ~っと素朴に感じたようです。 さて、世界で一番強くて金持ちで戦争が好きな国って~、、??(笑)そうそう、一番好きな国は?って話題もでました。その場合は、「もし誰かに一番好きな国は って聞かれたら”日本”って、胸張って答えるように!」っという教育を行いました~(笑)「じゃあ、二番目に好きな国は?」「それは どこでもいいぞ~。好きにこたえていいぞ~。」っと、、(笑) 監督: ロブ・コーエン Rob Cohen 出演: ジョシュ・ルーカス Josh Lucas ベン・ギャノン ジェシカ・ビール Jessica Biel カーラ・ウェイド ジェイミー・フォックス Jamie Foxx ヘンリー・パーセル サム・シェパード Sam Shepard ジョー・モートン Joe Morton リチャード・ロクスバーグ Richard Roxburgh イアン・ブリス Ian Bliss 近未来のアメリカ。海軍では極秘にテロ対策プロジェクトが進められ、ベン、カーラ、ヘンリーの3人のパイロットが選抜された。彼らは最新のステルス戦闘機に乗って厳しい演習に取り組み、やがて空母へ乗艦することに。すると、3人には突然新しい仲間が加わることが告げられる。その4人目のパイロットとして姿を現わしたのは、“エディ(E.D.I.)”と呼ばれる最新鋭の人工知能を搭載した無人ステルス機だった。戸惑う3人を尻目に驚異的な能力を見せつけるエディ。だがある時、エディは突如暴走し始める…。
2005年10月24日

これから観られる新作ファンタジー7本テリー・ギリアム監督の「ブラザーズ・グリム」がまもなく公開。秋冬公開の話題作から、製作の決まったものものもズラリ!いまやファンタジーは 映画ネタの山ですね。さあ、なにをチョイスします~? ハリー・ポッターと炎のゴブレット 11/26~公開魔法学校やハリーの初恋にも注目 公式サイト最終章へ向けすべてが大きな展開を見せる人気シリーズ第4弾。世界の三大魔法学校の生徒が1年をかけて魔法の力を競う対校試合や、ハリーとロンの仲たがい。さらにはハリーの初恋模様も描かれる。 タイドランド(原題) 06年公開ギリアム節全開! 現代版”アリス” 公式サイト「ブラザー・グリム」に続くテリー・ギリアム監督の新作。テキサスの大草原を舞台に4対のバービー人形と遊ぶ10歳の少女がイマジネーション豊かな冒険を繰り広げる。現代版「不思議の国のアリス」。 ザスーラ 12月公開のろわれたゲームの謎 宇宙で兄弟が奮闘 公式サイト絵本の世界がそのまま現実になった「ジュマンジュ」の続編。のろわれたボードゲーム”ザスーラ”によって宇宙空間に放り出された兄弟が主人公。流星群やエイリアンの登場など。宇宙での壮大な冒険が楽しい。 ナルニア国物語 06年3/4~公開魔法の国が舞台の壮大なファンタジー 公式サイト全世界8500万部の売上げを誇り、英国作家C.S.ルイスのファンタジーを映画化。7巻からなる同作シリーズ1作目がこれ。ある4人の兄弟が、魔法の国ナルニアへの扉を見つけ物語が始まる。 ティム・バートンのコープス ブライド 10/22~公開死んだ花嫁と結婚した 青年の奇妙な日常公式サイトティム・バートン監督によるストップモーション・アニメ。19世紀の欧州の村を舞台に、死んだ花嫁と結婚させられた青年の奇妙な日常を描く。ダークなテイストとロマンチックな語り口はさすが! ナイト・ウォッチ 06年公開ロシア発のダークなホラー・ファンタジー 公式サイトロシアのベストセラーSF小説を映画化した3部作の第1作。現代のモスクワを舞台に、中世から続く光と闇の勢力の戦いを、壮大なスケールで描く。タランティーノも熱狂したダーウな作品。 ブレイブ・ストーリー 06年公開原作は宮部みゆき 製作費は10億円超!公式サイト宮部みゆきの小説をフジテレビとアニメ製作会社ゴンゾが映画化。10歳の少年ワタルが、重病の母親を助けるため”幻界”へ旅立つ物語。世界配給も視野に入れた制作費10億を越すビッグ・プロジェクト。 製作決定 まだまだ続くファンタジーブームスピルバーグ監督の「ライラの冒険 羅針盤」「ライオンボーイ」リュック・ベンソン監督の「アーサーとミニモィたち」ハリポタは見逃せません!(笑) ギリアム監督のもティム・バートン監督のもね! 宇宙が舞台の「ザスーラ」も「ジュマンジュ」の続編なら気になるところ。。宮部みゆきは時代劇は好きだけど、ファンタジーものは嫌いなのでどうしようかというところ。でも、ビッグ・プロジェクトっと聞くと。。それに子供には受けそうだなあ。 ロシア発のホラー・ファンタジーって、恐そうだけど、中世の香り漂う「ロロード・オブ・ザ・リング」や「ヴァン・ヘルシング」が好きな人にはお薦めだって。 マイ・ファミリー向きですわ~(笑)
2005年10月19日
『この胸いっぱいの愛を』 (2005) 上映時間 130 分 製作国 日本 ジャンル ドラマ/SF/ファンタジー 公式サイト 20年前にタイムスリップした青年が叶えられなかった願いを果たすため、思い焦がれていた女性の命を救おうと奔走するファンタジー・ドラマ。塩田明彦監督らが、「黄泉がえり」でコンビを組んだ梶尾真治の著書『クロノス・ジョウンターの伝説』の中の一篇『鈴谷樹里の軌跡』を大胆に脚色し映画化。主演は伊藤英明とミムラ。 もし、人生でひとつだけやり直すことができるなら… 30歳からみた小学生の自分。 あまりの幼さに、反発されて睨まれても、つい 、ふふっと微笑んで肩に手を回したくなる。 「海猿」の伊藤さんて、優ししくで包容力ある人だな~っとその魅力を始めて感じました。 小学生の自分への「生活改造10か条」っというのは 笑えます。 確かにね~。(笑)おいおい、自分、もっとマシな人生を送りたかったら、これくらいはやっとけよな~、っと言いたくなるでしょうね(笑)予告を見てたので <カズミねえちゃん>はどんな風に登場するんだろうっと楽しみでした。 20年前の記憶を手繰り、当時の自分の悩みや孤独も徐々に思い出され、何故自分が20年前のこの場所にタイムスリップしてきたのか、<自分に何が起こったか>が明らかになり、やがて<結末>へ。 それは、まったく予想してない、<何>と<結末>でした。 ただ、ラストまでとても長く感じました。 <ヒロとカズミ姉ちゃん>のエピソードだけでなく、他のエピソードもあったからでしょうが、他のエピソードも それぞれとっても良かったです。 脇のエピソード3つの方が ジ~ンときたくらい。 メインの話がちょっとダラダラに感じた分、サクサク挿入されるのが 心地よかった。メインの話、<子供時代のヒロ & 大人になったヒロ & カズミ姉ちゃん>の話は最初は 2人のヒロの 仕草が同じとか、反発し合うのが面白いでう。 だんだん、結構重くなっていきました。 ”カズミ姉ちゃんが死ぬ” と話が進むんですから。 このへんは沈滞ムードで観てるほうは長く感じるようになりました。 途中見てて”寒!”と感じる場面がいくつかあり、どれもミムラさんがらみでした。 普段のにこやかな雰囲気と違い、死を目前にして苦悩するという難しい役。 不機嫌、やる気無し、「どうして私がこんな目に合わなくちゃいけないの!?」っと恨みつらみな表情。 健闘してるとは思うのですが、、ちょっと彼女には荷が重い役だったんではないのかな~。。 オーケストラのステージでの演奏シーンが 一番寒かったです。 でも、バイオリン教室の風景や みかんを拾うシーンは良かったです。 ミムラさん、がんばれ。 もう少し演技に一定の力量がつけば、安心して見れる女優さんになるでしょう~~。なんて、おこがましい事、すみません。。 あの指揮者の人、うそ臭い。。本物の指揮者なのかすっごい気になります。 よかったのは脇役の皆さん。 宮藤官九郎の<影の薄い男>ぶりがおもしろかったですね~。名前も臼井(笑)。 愛川欽也さん 吉行和子さん 倍賞千恵子さん、中村勘三郎さん。。っと、とっても良かった、ちょっとしか出ないのに感動をくれました。 素晴らしいです。 監督: 塩田明彦 原作: 梶尾真治 『クロノス・ジョウンターの伝説』(朝日ソノラマ刊) 脚本: 鈴木謙一 出演: 伊藤英明 鈴谷比呂志 ミムラ 青木和美 勝地涼 布川輝良 宮藤官九郎 臼井光男 吉行和子 鈴谷椿 愛川欽也 青木保 富岡涼 ヒロ 臼田あさ美 布川靖代 坂口理恵 ハル ダンカン Dankan ヤクザの兄貴 金聖響 間宮浩介 古手川祐子 吉原園子 中村勘三郎[18代目] 花を愛する男 倍賞千恵子 角田朋恵 2006年、百貨店に勤める鈴谷比呂志は、出張で小学生時代を過ごした北九州・門司を訪れた。そこで郷愁に浸る比呂志だったが、その時ふと一人の少年に出くわす。彼はなんと、“ヒロ”と呼ばれていた20年前の自分だった。比呂志は知らぬ間に1986年にタイムスリップしていたのだった。そしてある出来事がきっかけで、比呂志は祖母の旅館でヒロと奇妙な共同生活を始めることに。そんなある日、彼は憧れの女性“和美姉ちゃん”と再会する。難病を患いながらも手術を拒否してこの世を去ってしまった彼女を、今なら救えるかも知れないと考える比呂志。一方、比呂志と同じ飛行機に乗り合わせた3人の男女も同様にタイムスリップしていた。彼らもまた、20年前のこの時代にそれぞれある思いを残していたのだった。
2005年10月18日
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『セイブ・ザ・ラストダンス』(2001) SAVE THE LAST DANCE 上映時間 113 分 製作国 アメリカ ジャンル ロマンス/ドラマ/青春 シネトピ 「ハムレット」のジュリア・スタイルズ主演で、一度はバレエへの夢をあきらめた少女が、自らの夢に向かってひたむきに努力する黒人少年と出会って再びバレエに目覚めていく姿を爽やかに描く青春ラブ・ストーリー。名門のジュリアード音楽院への進学を夢みてバレエに情熱を燃やす少女サラ。しかし、大事なオーディションの最中に最愛の母を交通事故で亡くしてしまう。サラはそのことで自分を責め、バレエへの夢をあきらめてしまう。そして、幼い頃に別れた父ロイの住むシカゴで新たな生活を始めるが……。 爽やかです~。青春だ!(笑)ダンスで友だちの輪!って、割と定番な青春成長物語ですが、、よかったですよ。白人と黒人の友情、恋愛、敵対、親子の情などが、重すぎず描かれてました。高校の生徒の半分が薬中毒で、少年院帰り、未婚の母がいとも当たり前、黒人社会の暗い面はサラッと描かれてます。●ジュリア・スタイルズムスッと不機嫌な表情。落ち着いた低音の声にかわいげのなしゃべり方、だけど、結構好きだな~。いわゆる美人ではないですが、ダイアン・レインをいかつくしたような~。でもね、バレエの見せ場は弱いかな。 彼女、身体は柔らかいけど、バレエ・ダンサーの体型ではないよね。 「バレエ・カンパニー」で観るダンサーたちのあの、スレンダーで柔軟な強靭さはありません。 主人公サラのように、バレエの素養がジュリアード合格ほどあって、ヒップホップも体得したんなら、バレリーナだけじゃなく、もっと広くダンサーの道が拓けるでしょうが。ブロードウェイとか。●ヒップホップって何?あんまり、知らない私には、デレクがステップを伝授するレッスン風景が面白くてためになりました。 ステップだけでなく、座り方もダラッと(笑)歩き方もゴリラチックに(笑)服装も、ダボダボと。 リズムと脱力?がミソなんですね~。 デレクがかわいい♪ 姉さんのシェニールも生き生きしてます。父親ロイが、幼い頃に別れた娘のためにこしらえた部屋が素敵でした。二人暮しをスタートした頃のギクシャクした感じったら、、。お父さん、娘と暮らせてうれしい反面、戸惑ってもいるんだろうな~。「お前が生まれた時 永遠に仲のいい父と娘でいられると思った。けれど、成長したお前は 私の支えなどなくても才能豊かなリッパな娘だった。そして 父親を憎んでいる。」も~。泣かせる言葉です。 はい涙ポロリンでした。お父さん、ジャズミュージシャンという設定だったけど、一度も演奏が無かった。 部屋にそれらしき楽器やステレオがあるばかり。 出番が少ないなりにもちょっと、見せ場をあげてもいいのにね~。 監督: トーマス・カーター Thomas Carter 出演: ジュリア・スタイルズ Julia Stiles サラ ショーン・パトリック・トーマス Sean Patrick Thomas デレク ケリー・ワシントン Kerry Washington シェニール フレドロ・スター Fredro Starr マラカイ テリー・キニー Terry Kinney ロイ ビアンカ・ローソン Bianca Lawson ヴィンス・グリーン Vince Green イリノイ州の田舎町で育ったサラ(ジュリア・スタイルズ)は、バレエを愛し、名門ジュリアード音楽院への進学を夢見ている。しかし、オーディションの最中に母が交通事故死。自分のせいで母を失ったと思い込んだ彼女は夢をあきらめ、幼い頃に別れたミュージシャンの父ロイ(テリー・キニー)とシカゴで全く新しい生活をはじめる。ほとんどが黒人の占める高校で、ようやく人気者の少女シェニール(ケリー・ワシントン)と親しくなるサラ。そして、彼女の弟でダンスのうまいデレク(ショーン・パトリック・トーマス)は、母の死を引きずるサラをヒップホップの世界へと連れ出し、2人は互いに惹かれ合っていく。
2005年10月17日
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『ホネツギマン』 (1998) THE NAKED MAN 上映時間 98 分 製作国 アメリカ 公開情報 アルバトロス・フィルム ジャンル コメディ/格闘技 昼はカイロプラクティックの整体師、夜は正体不明の人気プロレスラーとして活躍していた主人公が、愛する家族を奪われ復讐に燃えるインディーズ系異色コメディ。監督はこれが初メガフォンのJ・トッド・アンダーソン。共同脚本には「ファーゴ」「ビッグ・リボウスキ」のコーエン兄弟の弟イーサンが参加。 《公開時コピー》復讐するは、最強の骨にあり。コーエンの香り、漂ってます~。主人公は生真面目がベースの切れちゃったプロレスラー。 コスチュームが又奇抜で「内臓爆発男」とたびたび悪口言われます。 内臓じゃなくて、彼がこだわっているのは骨なんだけどね。 整体師なんだから、骨を整えて直すべき人なのに、ボキボキ背骨折りの殺人犯っになっちゃったてのは、、また究極の痛いジョークな世界。謎のあぶない男ふたりに、父と母と身重の妻を殺されるシーンが、また、異様~。 身体障害者の杖が銃に変わって襲ってくるなんて、普通じゃ考えられない発想ですよー。身重の妻はかろうじて 助かるんだけど、主人公はそれを知らず、復讐の放浪の旅へ。 はっきりくっきり、B級映画です。コーエン好きなら、見てみよ~。でも、わりと真面目な復讐劇でしたね。 監督: J・トッド・アンダーソン J. Todd Anderson 脚本: J・トッド・アンダーソン J. Todd Anderson イーサン・コーエン Ethan Coen 出演: マイケル・ラパポート Michael Rapaport エドワード・ブリス・ジュニア マイケル・ジェッター Michael Jeter スティックス・ヴェローナ ジョン・キャロル・リンチ John Carroll Lynch ドライバー アリヤ・バレイキス Arija Bareikis キム レイチェル・リー・クック Rachael Leigh Cook ドロレス マーティン・フェレロ Martin Ferrero サミー ジョー・グリファシ Joe Grifasi コスキ ジョン・スラッテリー John Slattery バーンズ ピーター・トームケ Peter Thoemke エドワードの父 ナンシー・プランク Nancy Plank エドワードの母 少年時代、イジメにあっていたエドワードは、強くなりたいとレスリングを習うようになる。たくましく成長したエドワードは、やがて完璧な肉体を追求していく中でカイロプラクティックに目覚め、整体師への道へ進む。薬を信奉し薬局を営む父とはそのことで対立し家を出るエドワード。彼はその後、昼はインターンの整体師として働き、夜は人体模型柄のボディスーツに身を包むプロレスラーとして活躍するようになる。しかし身重の妻キムの希望でレスラーを引退し独立開業を決意したエドワードは、キムを連れ故郷へと戻り、開業の準備を進めるのだが…。
2005年10月17日
楽天の大好きなお友達 ノーバディーさん から夢バトンをいただきました。Q1. 小さい頃、何になりたかった?1.新聞記者(中学校の頃)ミステリーが好きだったので、事件を追いかけて記事を書きたかった。わりと真面目に希望。2.翻訳家(高校の頃)外国小説が好きだったので、手っ取り早く読めるんじゃないかな~っと。。小説家になるほど才能ないけど、人のストーリーなら、っと安易な考え。もっと大事なことを忘れていた、英語力。。3.スッチー(就職活動の頃)なんか、華やかだし、外国にあちこちいけるし、ブランド物のお買い物も一杯出来そう!というミーハー根性。Q2. その夢は叶いましたか?1.いろんな場面、人と、太刀打ちする世渡りや、とっさの判断力、決断力、行動力等が自分には欠けてるっと認識~。 新聞記者とコンパして、終わりました。2.英語の勉強が身につかず、挫折~。英会話の先生が「チャーリーとチョコレート工場」のおじいちゃんのようで、強烈すぎた。←っと人のせいにしてなまけた不精モノ。。3.やっぱり英語力がネックに!Q3. 現在の夢は?ダイエット成功 ← いつものことじゃ~。毎日、映画三昧 もうひとり子供。。 ← ほぼ無理です。Q4. 宝くじ3億円当たったら?・家族で海外旅行!フランス、パリならもちろん、「ムーラン・ルージュ」のモンマルトルの丘方面や、「オペラ座」もはずせないですよね~。ベルサイユ宮殿もね~。パリに一度行きましたが、その時にはパリにいるありがたみを認識してなかったです。 やっぱヨーロッパ方面に行きたいです。 南米や中東も興味ありますが、厳しい情勢がおさまればいいですけど!アメリカなら、ニュー・オーリンズに行きたいと思いましたが、、救援募金しなくちゃですね。・宇宙旅行の予約切符 ・地道にローンの支払いですかねQ5. あなたにとっての夢の様な世界とは?タフな男に生まれ変わって、自分の<夢>をどこまでも追いかけて めいっぱい生きる。 感動の人生を送る。120パーセントの力を出し切る。↑ あ~あ、映画の見すぎ(笑) Q6. 昨晩みた夢は?朝になると忘れます。。^~^;Q7. この人の夢の話をきいてみたいと思う5人は?皆さん、お忙しそうだし。。選出も難しいので、今回は回しません。ぜひとも<夢バトン>語りたいという方は、もちろんどうぞ!
2005年10月17日
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『スピード』 (1994) SPEED 上映時間 115 分 製作国 アメリカ ジャンル アクション/パニック 時速50マイル以下になると爆発する路線バスをメインに、爆弾魔とSWAT隊員の攻防をノンストップで描くジェット・コースター・アクション。次々起きる危機また危機とその解決手段がゲーム感覚で展開されていく様は、“秒刻みのクリフハンガー(スタローンの映画の事ではない)”とでも呼ぶべき映画的興奮に満ちている。余計なキャラクター描写を極限まで切り詰め、過去のアクション映画のエッセンスを凝縮させた脚本のG・ヨスト、撮影監督の経験を活かしビジュアルで語る事に徹底したJ・デ・ボン、二人の“新鋭”の果たした功績はあまりにも大きい。 キアヌも、サンドラ・ブロックも若い!キアヌは颯爽としてる!♪サンドラもピチピチ肌だわ。サンドラは、この映画でがさつ女の異名を持ってしまったのかしら。たしかに、50マイル以下になると爆発するんだから、速度は落とせないでしょうが、軒並み車を ガガ~ッとこすって走るのは、、愛車にされたら泣くよね。。それにしてキアヌって、走り方が特徴的だなあ。ちょっとO脚ぎみというか、「マトリック」で逃げる時の全力疾走と全く同じよ、歩幅が横に広い"おれ、はしってます!"という、激しい走り方。陸上のフォームとは程遠いね。「スピード」でキアヌを、初めて知りました。その後「マトリックス」で、ああ、「スピード」の人だったのか、と。改めて、何年かぶりに見ると、アクション映画らしい映画ですね。 「警察だ。」という表現でしたが、制服や、エレベーターからの救出作業なんかを見るとSWATの仕事だよね~。「SWAT」(コリン・ファレル)が出来て、特殊任務の専門家をSWATというのね、と認識。それ以前は<警察>とひととくくりだったんですね。それにしても、あの、隊長。まるで活躍してないのが一番面白い。自信満々で「建設中の高速道路に行け!」っと思ったら、途中で切れてるから、なんとかしろってさぁ~。そしてバスが飛ぶってさぁ~。あ~おもしろい。 さらに、サンドラ・ブロックのように女性がバスを運転し続けるのもさぁ。もっとキアヌ以外のSWATの人間が乗り込んでもいいのにね? 犯人は降りちゃ駄目、って言ってるだけで、乗っちゃ駄目って言ってないモンね。 爆弾につていも、キアヌの同僚がいろいろアドバイスしてたけど、なんで専門家を呼ばないのか?そして 最後に飛行機ニつっこんで破壊しちゃうのは、人が乗ってたらどうするんだ? っと、いろいろな意味で、楽しめました。 ●「トゥーム・レイダー」「ツイスター」「スピード」ですごい当てた監督ですね。「マイノリティ・リポート」「リベリオン」等にも製作で関わってる。アクション、ハラハラドキドキものには定評が。「スピード」が監督1作目 。以前は「ダイ・ハード」「レッド・オクトーバーを追え」「フラット・ライナーズ」「ナイルの宝石」などなど、面白い映画をたくさん撮影してたのね。 監督:ヤン・デ・ボン Jan de Bont 出演: キアヌ・リーヴス Keanu Reeves ジャック・トラヴェン デニス・ホッパー Dennis Hopper ハワード・ペイン サンドラ・ブロック Sandra Bullock アニー・ポーター ジョー・モートン Joe Morton ハーブ・マクマホン ジェフ・ダニエルズ Jeff Daniels ハロルド・テンプル アラン・ラック Alan Ruck スティーヴンス グレン・プラマー Glenn Plummer リチャード・ラインバック Richard Lineback
2005年10月16日
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『かげろう』 (2003)LES EGARES STRAYED 上映時間 95 分 製作国 フランス ジャンル ドラマ/ロマンス/戦争 公式サイト ◇ シネトピ2003年 カンヌ国際映画祭 コンペ作品 第2次大戦下のフランスを舞台に、2人の子どもと戦火を逃れた未亡人が、ミステリアスな青年の導きで辿り着いた森の奥の安全な屋敷で青年と一緒に避難生活を送る異色ラブ・ストーリー。監督は「ランデヴー」「野性の葦」のアンドレ・テシネ。「美しき諍い女」のエマニュエル・ベアールが理性と本能の狭間で葛藤するヒロインを熱演。共演はフランスの新星ガスパール・ウリエル。 戦火の恋というのかな。異色ですけど。「イングリッシュ・ペイシェント」「ロング・エンゲージメント」等と比べても、遜色ない面白さです!エマニュエル・べアールは二人の子供を連れ、戦争の襲撃を逃れてパリ郊外へと避難。国道には避難する人々があふれていた。そこへドイツの飛行機が現われる。パリ市街を破壊するだけでなく、次々と爆弾投下。 一般市民がどんどん飛ばされます。戦場じゃないのに。。民間人が逃げてるのは歴然なのに、なんで!?。 そんな恐怖の一瞬、一人の青年が子供のひとりを抱き上げて敵から丸見えの場所から敵機の目をさえぎる森へと走り出す。 一家と見知らぬ青年のこの出会いは、でも、友好的では無い。べアールは、感謝するどころか、子供を守る母の本能で闖入者、不審者に警戒の目を向ける。 ここは、たしかに青年が、頼れる存在か見極めが難しいところ。実際、ギャスパー・ウリエルは坊主頭で、ちょっと悪っぽい。 一家を助けた後も、後腐れなくサッサと 立ち去る。 関わるのは面倒くさい、社会に自分は受け入れられないのに慣れてる、そんな雰囲気。 だけど、長男が彼を頼ろうと母を説得する。 長男は、一家の唯一男としての自覚が芽生えてて、生き残れる道を模索してるんだけど、いかんせん、まだ子供で、手段も知恵も足らないことも自覚している。そして母親の判断に疑いの目を向けている。 母親は大勢いれば心強いからと、また国道に戻りたがっていたから。 それじゃ、また襲撃を受けちゃうよね。そこに登場した年上の青年なら、自分ら一家も生き残れるかもっと思う。 この辺の微妙な緊張感が面白い。 監督は家族の中にひとり闖入者が混じった時の心理に関心があったそう。 始めは長男が兄のように慕ってることが一家と青年の磁石になるのだけど、やがて、青年の調達してくる食料や、行動力、また、ふと見せる繊細さ?に警戒していた母親も心を開いていく。青年の正体が最後まで謎のままなのも、ラストへの興味を惹きますね。兵士の遺体から持ち物を奪ったり、まともじゃない感覚も感じさせるんだけど、べアールの作る食事を「家の食事みたいだ」っと喜んだり、「親のことは話したくない」とか、恵まれない生い立ちだったんだろうな、、っと、母心をくすぐるのですよね。 粗暴なようで繊細。少年のようで、大人の男のようで、ギャスパーくんが大注目を浴びるのがわかりますよ。 そして、なんとなく不気味さも。、「ヤング・ハンニバル」も楽しみですよね。それにしてもパッケージの、ベアールとギャスパーが抱き合う絵はいただけないです。 あれで、見ようという気がずっと損なわれていたので。、いかにもな戦時中の、道行きの恋みたいなイメージが、あれで出来てしまっているのよね。でも、見てみたら、そんなことがメインではない。 そりゃ、そうなるのだけど、そこまでになる心理が、見どころです。あの 緊張感。(アンドレ・テシネ作品って、いつもプロモ失敗しているという 声がありますね。)エロチックなシーンもあるけど、わりとあっさりです。フランス映画は、男女のことがとても繊細に上品にエロチック。 淡々としたストーリーは正にフランス映画らしいフランス映画。●ポスト・ヌーヴェル・ヴァーグの代表的監督のひとりアンドレ・テシネ『野生の葦』、『深夜カフェのピエール』、『ランデヴー』など作品の評価はもちろん、ジュリエット・ビノシュ、本作にも主演しているエマニュエル・ベアール、カトリーヌ・ドヌーヴなど女優たちの魅力を引き出すことでも定評のある監督第2次大戦下のフランスを舞台に、2人の子どもと戦火を逃れた未亡人が、ミステリアスな青年の導きで辿り着いた森の奥の安全な屋敷で青年と一緒に避難生活を送る異色ラブ・ストーリー。監督は「ランデヴー」「野性の葦」のアンドレ・テシネ。「美しき諍い女」のエマニュエル・ベアールが理性と本能の狭間で葛藤するヒロインを熱演。共演はフランスの新星ガスパール・ウリエル。 監督: アンドレ・テシネ Andre Techine 出演: エマニュエル・ベアール Emmanuelle Beart オディール ギャスパー・ウリエル Gaspard Ulliel イヴァン グレゴワール・ルプランス=ランゲ Gregoire Leprince-Ringuet フィリップ クレメンス・メイヤー Clemence Meyer カティ 1940年6月、フランス・パリ。この戦争で夫を亡くした教師のオディールは、13歳の息子フィリップと7歳の娘カティを車に乗せ、ナチス・ドイツ軍の侵攻から必死に逃れていた。だがその途中、車が爆撃に見舞われてしまう。一緒に避難していた人々が次々と死んでいく中、オディールたちは不思議な魅力を秘めた17歳の青年イヴァンに助けられる。母子はイヴァンを警戒しながらも、彼に導かれるまま森の奥深くへと進んでいく。やがて彼らは、無人の屋敷に辿り着く。4人は安全なこの地で一緒に避難生活を始めるのだったが…。
2005年10月14日
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『モナリザ・スマイル』 (2003) MONA LISA SMILE 上映時間 120 分 製作国 アメリカ ジャンル ドラマ/コメディ/ロマンス 公式サイト ◇ シネトピ ◇ eiga.com 「エリン・ブロコビッチ」でアカデミー賞主演女優賞を受賞したジュリア・ロバーツ「スパイダーマン」のキルステン・ダンスト 「セイブ・ザ・ラスト・ダンス」のジュリア・スタイルズ 「セクレタリー」のマギー・ギレンホール 。 監督は、イギリスの実力派マイク・ニューウェル。精緻な人間ドラマ「フェイク」から、ロマンティックでユーモア溢れる「フォー・ウェディング」、そして来年末公開予定の「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」の監督を務めるなど、幅広いジャンルで多才ぶりを披露している。 実在の名門大学ウェルズリー大学を舞台にしたこの映画は、脚本家のコナー と マーク・ローゼンタールのコンビ(「猿の惑星/ティム・バートン」)が数年前に ヒラリー・クリントン(元クリントン大統領夫人 次期アメリカ初女性大統領候補)がウェルズリー大学在学時代を振り返った手記を読んだ事からヒントを発した。ヒラリーが在学した60年代は女性に選択肢はあったが、その一世代前には、まるで違っていた。”<午前中はフランス語と物理学>を勉強し、<午後は夫の上司へのお茶の出し方>を学んでいた。” 新任の美術教師キャサリン(ジュリア・ロバーツ)が、伝統ある女子大学に赴任し、自分の夢を叶えようとする。大学側や学生にとって重要で価値あるものは教育よりもエリートの恋人からもらう婚約指輪。キャサリンが生徒に教えたい事とはかけ離れた方針でした。大学の方針に合わないキャサリンは徐々に大学側からにらまれる。がっかりするキャサリンが発する言葉の数々。「最高の大学と聞いていたのに、騙されたわ!この学校は 国の指導者の育成ではなく、その妻の養成学校だったのよ!実態はただの花嫁学校なんだわ!」「アメリカ一 優秀な頭脳の持ち主達なのに、もちぐされ。。云々。。」「女性本来の役割を否定しよう、と教えたつもりはない、さらなる高みを目指して欲しいと教えてきたつもりなのに。。云々。。」 家庭の主婦におさまるだけでなく、国を背負うことだって、女性も出来るはず。キャサリンの女性の地位の向上、生き方の自由を求める思想は、真珠湾攻撃の第2次大戦後の、アメリカのウーマンリブの始まりの頃なのか。大学の校長のこんな言葉もあった。「100年前は 女性が大学に行く事は 有り得ない事だったのよ。」校長(女性)にとって、この大学は誇りであり、自身の時代の女性の先駆者なのでしょう。けれど、若い世代の教師キャサリンはもっと貪欲。世代から、世代へと、変化はゆるやかに、それでも 進んできたのですよね。それぞれの時代の女性の先駆者は苦労して 女性の生き方を切り開いてきたのを感じさせる言葉です。 周囲の敷いたレールをただ歩くのではなく、自分で活路を切り開く。<自主性>やを生徒達に目覚めさせようというのが、キャサリンの教師としての夢。前の世代から、またさらに、進んだ考えということ。今は、「女性学」なんて講義もあり、「歴史的」「民俗学的」「社会学的」「生物学的」に、<女性>について考え、学ぶ事が出来る時代になりました。 <女性>というポイントだけで、膨大な情報があるんですよね。「モナリザ・スマイル」でも、そんな<女性>の一時代を垣間見れます。映画では、この頃の女性を忠実に描く為に、ファッションは下着から、お化粧はファンデーションから、当時のものを再現使用したらしいのです。あの頃のプローポーションには、当時のガードルやブラジャーが必要で、あの頃の肌合いを出すにも当時のファンデーションが必要な様です。そんな当時の女性たちの美も楽しむことができました。●キルステン・ダンスト女生徒たちのリーダー的存在で意地の悪いベティ 「スパイダーマン」ジュリアの初日のドキドキの授業で、準備していったスライドを見せながらの美術の授業内容を ベティを筆頭に学生は 教科書は全て予習を済ませていて、「他に授業がないなら、自習にしていいですか?」っと教室を立ち去る、すごーく感じ悪い才女。 彼女の母は母校出身のいわゆるPTA会長。教師の採点も校長行い、首にしてしまう程の権限がある。 だから娘にもにらまれたらひとたまりも無い。 けれど、表面は優等生で恋人とも熱々で、、っと見えるけれど、内面は??●ジュリア・スタイルズキャサリンを尊敬する優等生のジョーン「セイブ・ザ・ラスト・ダンス」ベティの親友で、やはり優等生。 始めは ベティとともに 新任教師の自尊心をメッタ切り?にするけれど、ふと、自分の夢を明かしたことでキャサリン(ジュリア)から、期待をかけられ、後押しを得る。それで、ベティは怒るのだが、ジョーン自身は、キャサリンを尊敬するようになり、イエール大学法学部合格を喜び合い、自分の進路についても 進学か結婚かキチンと考え決断する。キャサリンは両立を進めるのだが、彼女の決断は??●マギー・ギレンホール奔放なジゼル 「セクレタリー」の演技が絶賛された。”あなたのことを皆、売春婦と呼んでいるのを知ってる?”傷ついたベティが ジゼルを罵倒するんだけど、ジゼルはベティの苦脳に理解を示し、抱きしめる。 はじめから、自堕落な雰囲気がかなり濃く、撒き散らしているんだけど、自分の苦悩に押しつぶされて、他人も不幸にしようとするベティとは違い、ジゼルは心の暗黒を知るからこその 懐の深さ、知性を持っているよう。上流のお嬢様<枠>に当てはまらない自分の理想像をキャサリンに見て、憧れる。●マーシャ・ゲイ・ハーデンキャサリンの同僚のナンシー「ミスティック・リバー」「ポロック/2人だけのアトリエ」でオスカー、実力派。。行きおくれのオールド・ミスなのだけど、お嬢様学校の大事な授業<午後の上司へのお茶の出し方>等、レディの礼儀作法の先生という、皮肉な役どころを、さすが、哀愁とコミカルを漂わせて絶妙~。●監督はマイク・ニューウェル精緻な人間ドラマ「フェイク」から、ロマンティックでユーモア溢れる「フォー・ウェディング」、そして来年末公開予定の「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」の監督を務めるなど、幅広いジャンルで多才ぶりを披露している。婚約指輪だ、女性もキャリアだ、、というあたりは「キューティー・ブロンド」を思い起こさせます。 此方の方がずっと地味ですけど。 監督: マイク・ニューウェル Mike Newell 出演: ジュリア・ロバーツ Julia Roberts キャサリン・ワトソン キルステン・ダンスト Kirsten Dunst ベティ ジュリア・スタイルズ Julia Stiles ジョーン マギー・ギレンホール Maggie Gyllenhaal ジゼル ジニファー・グッドウィン Ginnifer Goodwin コニー ドミニク・ウェスト Dominic West ビル ジュリエット・スティーヴンソン Juliet Stevenson アマンダ マーシャ・ゲイ・ハーデン Marcia Gay Harden ナンシー ジョン・スラッテリー John Slattery マリアン・セルデス Marian Seldes ドナ・ミッチェル Donna Mitchell テレンス・リグビイ Terence Rigby トファー・グレイス Topher Grace 1953年、ニューイングランド地方。名門女子大、ウェルズリー大学に女性教師キャサリンがカリフォルニアから赴任してくる。彼女は美術史の助教授として就任し、優秀だが米国一保守的といわれるこの大学に自立心を育てるなどの教育方法で新しい風を吹き込もうと意気込んでいた。しかし先輩教師は、学生にとって重要で価値あるものは教育よりもエリートの恋人からもらう婚約指輪、とキャサリンの考えを一蹴する。それでも彼女は期待を込めて初日の授業に臨むが、早速したたかな優等生ベティら女生徒たちの反発に翻弄されてしまう…。
2005年10月13日
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『仮面の男』 (1998) THE MAN IN THE IRON MASK 上映時間 132 分 製作国 アメリカ ジャンル ドラマ/歴史劇 太陽王と呼ばれた皇帝ルイ14世と仮面の男の謎を描く大河ロマン。文豪アレクサンドル・デュマの名作『鉄仮面』を、「ブレイブハート」の脚本家で本作が監督デビューとなるランダル・ウォレスの監督・脚本で映画化「ロミジュリ」を観て、そういえば私はデカプリオ作品ってほとんどみてないや~っとおもったんですよね。「タイタニック」くらいでした。「ザ・ビーチ」は 結構面白かった。ので、コレ。 デカプリオくんはルイ14世(フランス王(在位1643~1715)。大王le Grandまたは<太陽王>le Roi Soleilと称されたブルボン王朝最盛期の王(江戸幕府第5代将軍徳川綱吉〔1646~1709)とほぼ同時代〕)。「朕(われ)は国家なり」という名セリフ(ホントに言ったかかどうか??ですが)絶対主義王制を確立し、ベルサイユ宮殿を建造、当時の国内外に権力国家を誇り、君臨。 映画はフィクションでしょうが、王様の無類の女好きとか 国民の財政圧迫による不満などは事実。おじさま四銃士が最高!(正確に言えば 「ダルタニアンと三銃士」)マルコビッチのハゲかけのロンゲ、趣きありますよね~。ドバルデューの精力絶倫男気取りは もう おちゃめ!って感じですし。 ガブリエル・バーンのダルタニアンの高潔さが作品を引き締めてます。「ユージュアル・サスペクト」なんかの渋さとはまた違い はじめ誰?ッと思いましたましたな~。ジェレミー・アイアンズは、しまった出演作品ほとんど知りません。最近公開の「ベニスの商人」(2005)でアル・パチーノと対を張ってるなんてすごいぞ~。 司祭なのに陰謀の黒幕者、4人のなかでのブレインで頭脳派ですね。「ダイ・ハード3」の敵役か。やっぱり頭脳勝負の策謀家が似合ってますね。ところで、ダルタニアンが実は王妃と長年の恋人だったって、、まるで「源氏物語」の光源氏と藤壺の関係のようではないですか! 身分を越えた不倫愛は何処にでもあるんですな~。 それにしても、女優陣はパッとしなかったですね~。クリスティーヌは、放蕩者の我儘なルイ14世の心を捉えるくらいなんだから、もっと美女だったらよかったんでは?~なんか、物足りない。でも、まあ、これは<おとこたちの映画 おとこの美学>ということで、女優は抑え目にしたのかしら。はっきり言って、淀川長治先生がおっしゃるように、新星デカプリオを重鎮俳優4名で盛り上げた、という作品ですよね。「(略)つまり、4人の大人がじつは表看板。 この人たちで囲んで若者の弱点をかばったわけ。だからなかなか商才のカタマリの映画だ思いますねぇ。 この4人の名優、本当は出たくなかったけど、きっと大変なギャラをもらったのよ。そうじゃなかったら出ないよ、マルコヴィッチもドパルデューも主役を張る役者。子供が主演でこの大人たちが「共演」なんだから凄い。みんな割り切って、あ、そうかそうか、俺たちで守るんだ思って出たんでしょう。 これこそが、ハリウッドのスターシステム映画。監督はこれが第一作の新人です。ほかの監督、いやがって断ったんでしょう怖いから。スタッフにはいい人を揃えていますよ。衣裳、キャメラマン、みんな一流。 これほど豪華、華麗な時代劇、ハリウッド映画では珍しい。これだけ金をかけて、衣裳も考証も一所懸命やっています。だからみごとな時代劇です。この贅沢さも、ディカプリオをかばっているわけね。ディカさんは神のいけにえ(=ハリウッドの宝)でした。(淀川長治 ニューシネトークより)」だけど、1998年のラジー賞 双子役だからレオ様が二人で…カップル賞~! シュワちゃんも同じ賞を貰ってなかった? やっぱり いけにえ。。?デカプリオファンもうれしい、ヒストリーファンも満足、というのを狙ってうまく行った感じですよね。 デカプリオは、双子の人格の使い分けもうまくやったなっと思いました~。 兄の方は憎憎しく、弟の方は清清しく、別人格でしたよね。 それにあの、ゾッとする小道具の鉄仮面や 銃士隊の忠義の精神は ヒストリー映画気分が、盛り上がりました! ランドール・ウォレス監督って、「パール・ハーバー」も当てた人なんですね。 大作監督ですね? 鉄仮面(上) 鉄仮面(下) 監督: ランドール・ウォレス Randall Wallace 製作: ランドール・ウォレス Randall Wallace ラッセル・スミス Russell Smith 原作: アレクサンドル・デュマ Alexandra Dumas 出演: レオナルド・ディカプリオ Leonardo DiCaprio ルイ14世/フィリップ ジェレミー・アイアンズ Jeremy Irons アラミス ジョン・マルコヴィッチ John Malkovich アトス ジェラール・ドパルデュー Gerard Depardieu ポルトス ガブリエル・バーン Gabriel Byrne ダルタニアン アンヌ・パリロー Anne Parillaud ジュディット・ゴドレーシュ Judith Godreche エドワード・アタートン Edward Atterton ピーター・サースガード Peter Sarsgaard ルイ13世に仕えた親衛隊の面々であるアラミス(ジェレミー・アイアンズ)、ポルトス(ジェラール・ドパルデュー)、アトス(ジョン・マルコヴィッチ)もすっかり年老いた。その中でただひとり、ダルタニアン(ガブリエル・バーン)だけが銃士隊長として若きルイ14世(レオナルド・ディカプリオ)の下に仕えていた。度重なる戦争によってフランスの国民は極度の飢えに苦しめられていたが、宴にうつつを抜かす日々。そんな国王に恋人クリスティーヌ(ジュディット・ゴドレーシュ)を奪われたアトスのひとり息子のラウルは戦地に送られ死に、アトスは国王に復讐を誓う。一方、イエズス会の首領アラミスは、かつての盟友を集め、バスティーユ牢獄に幽閉されている仮面の男と国王をすり替える計画を提案。
2005年10月08日
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『ザ・ビーチ』 (1999) THE BEACH 上映時間 118 分 製作国 アメリカ ジャンル ドラマ 公式サイトシネトピ レオナルド・ディカプリオ 主演のミステリアス・アドベンチャー。ロバート・カーライル共演。監督に「トレインスポッティング」のダニー・ボイル。 ティルダ・スウィントンが見たくて 観ました。ボイル監督 ハリウッド作品2作目ですね。あんまり期待しないで観たのですが、結構面白くて、<自然>と<文明>について考えたりしました。 旅人たちの間で 口コミで噂になっていた"楽園"(=手付かずの<自然>)そこのリーダー役が スウィントンでした。「コンスタンティン」での悪魔的な天使の怪演が強烈でしたよね。-----------→「猟人日記」では、うらぶれた中年女で、こっちもリアルだったし~。「ザ・ビーチ」では、カリスマ的なリーダー。貴族的な顔立ちで気品があり、典型的なイギリス女性ですが、女王役も 貧しい女も 人間以外でも なんにでも変貌しそうな人ですね~。「ザ・ビーチ」のカリスマリーダーも良かったです。目的の為には他のことを犠牲にするしかないという姿勢。目的とは この美しい”楽園”を<文明>に毒されたくないというご立派なものです。他のメンバーを、有無を言わさず従えさせる知性、決断力、統率力、冷酷さ。彼女には どこか中世時代的な威厳が備わってる。大きな目的の前には <人の命>は、犠牲にしても仕方ない。中世時代や戦争とか、平常時ではない異常時にはそういう価値観が生まれますね。だけど、現代、ひとりひとりの命より大事なものなんてないって、教育が行き渡ってますから。いくら何も真剣に考えたくない浅はかな若者でも、なんか、おかしいぞっと気付くわけですよね。彼女の島への情熱は、結局惨めな形なかたちに終わってしまった。<楽園>が、徐々に<人の命>を軽んずるようになっていく展開は 皮肉でしたね。ルールを破ったり 足手まといになる事をしたら 容赦なく切り捨てられるコミュニティーと化してしまった。それに 皆うすうす感じ始めていたんだけど、やがて決定的に知らされる。「わあ、ここは<楽園>なんかじゃない」!っと戦慄が走り、目が覚める。自然だけだったら<楽園>のままだったろうに、それを汚したのはほかならぬ自分達だったのね。そもそも<自然>っていうのは 人間には厳しい場所ですよね。それを人間が住みやすいように開拓して築いたのが<文明>。<文明>から逃げてきたのに、結局、<文明>にまたもや逃げ帰ることとなっちゃった。集落の運営というのは思ったより難しい。<文明>には人を守る機能が働いているんだよね、と感じましたよ。私は、クーラーも効かない、病院もない、そんな原始的な生活は不便で長くは続けられないわ。ちょっと買い物にいけば 晩御飯の材料や日常品が手に入る生活の方が良いです。キャンプは一泊で充分です。それに、あんなふうにプライバシーのない雑魚寝の小屋住まいは、する元気ありませんよ。若い時は長い合宿生活感覚で、楽しいでしょうが。。仕事や義務やしがらみから逃れられて 気楽な気分を満喫というのはよいでしょうけどね。、それに 自然に触れると確かにすごくリフレッシュできます! <文明>から逃げて<自然>がえりがしたい、っというのは、どっか人間誰しも、根っこのとこであるんでしょうね~。衣食住や安全を確保するって、なかなか厳しいことですよね。<文明>の持つ 利便性 安全性 規則や法律だって 元々は社会をうまく運営していく為のものなんだよね。あんな ちっぽけな島で 少人数なのに 全員が快適に無事に未来永劫暮らしていくのは 結構難しいことだなあっと思いました。 でも、ティルダ・スウィントンのカリスマ・リーダーは、あの<楽園>で理想郷を、仲間と作れるって本気で信じてたんだろうな~。自分のしている事は間違ってないっとも思ってたんだろうね。 皆が逃げてからも また新たな旅人が訪れたりして もう一度 がんばっているのかな?地元の麻薬栽培人とうまくやっていくのかな?デカプリオがゲームの中のキャラみたいになって、精神的に壊れたっのには 思わず吹き出しちゃいました。 なんだか取ってつけたような。。(笑)でも彼の行動で 地元民を 怒らせてあの 終結へと向かったんですよね。 デカプリオ演じるリチャードは、どうも性格が一貫してなくて、つかめず、感情移入は出来無かったですが。 性格描写するほど 個性は無い主人公でしたよね。 冒険を求めた旅人で。 旅先では いろいろあったけど良い思い出だ、みたいな。 だけど それに殺人も含まれるのはいかがなものかと、とがめだてするのは白々しいのかな?”若い時は無茶してもいいけど 良識ある大人に いずれは皆なろうね”ようするに、そういうまとめ?●ダニー・ボイル監督イギリスのテレビ界でキャリアをスタート、92年に長編テレビ・ムービー「死体強奪」を初演出。94年に「シャロウ・グレイブ」で劇場用映画監督デビュー。その2年後に撮った「トレインスポッティング」でのシュールな表現が話題となり、一躍注目される。ハリウッドに招かれて「普通じゃない」を監督、2000年にレオナルド・ディカプリオ主演で異色ドラマ「ビーチ」を完成させた。巧みなストーリー構成とブラック・ユーモアが特徴。 監督: ダニー・ボイル Danny Boyle 出演: レオナルド・ディカプリオ Leonardo DiCaprio リチャード ティルダ・スウィントン Tilda Swinton サル ヴィルジニー・ルドワイヤン Virginie Ledoyen フランソワーズ ロバート・カーライル Robert Carlyle ダフィ ピーター・ヤングブラッド・ヒルズ Peter Youngblood Hills ジェリー・スウィンドール Jerry Swindall ギョーム・カネ Guillaume Canet パターソン・ジョセフ Paterson Joseph エレーヌ・ドゥ・フジュロール Helene de Fougerolles 平凡な生活に飽き冒険を求めてタイにやってきたアメリカ人青年リチャード(レオナルド・ディカプリオ)。彼は泊まったホテルでドラッグ漬けの男ダフィ(ロバート・カーライル)と知り合い、地上の楽園と呼ばれる孤島の話を聞かされる。翌日、リチャードは自殺をしているダフィの部屋から、彼の手書きと思われる楽園の場所を示した地図を発見する。リチャードは同じホテルに泊まっていたフランス人カップル、エチエンヌ(ギヨーム・カネ)とフランソワーズ(ヴィルジニー・ルドワイヤン)と共に伝説のビーチを目指すが...。エメラルドグリーンのビーチに見せられた人々、自分達だけで作り上げた楽園のコミュニティ。それはマリファナと血にまみれた人々の欲望が渦巻く悪夢の島へと変貌を遂げていく。現実から目を背け、楽しいことだけを見ようとする人々の空虚な心と美しい島の風景がミスマッチし、観客を南国の島へと案内してくれる。まるでランボー?と思われる野生的(?)になろうとしているディカプリオの姿も必見!特に島の中をスーパーマリオさながらにゲーム感覚で散策するシーンは普通じゃなかなか見られない!ダニー・ボイル監督ならではのクレイジーなストーリー展開にあなたは果たしてついていかれるのか?
2005年10月07日
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『しあわせな孤独』 (2002) OPEN HEARTS [米] 113 分 製作国 デンマーク ジャンル ドラマ/ロマンス 公式サイト ◇ シネプレックス2002年秋、デンマーク国内で8人に1人が観るという大ヒットした人間ドラマ 誰も予期していなかった一つの交通事故を境に回り始める男女4人の切ない運命のいたずらを描いた愛の物語。監督はCFやミュージックビデオも手掛けるデンマーク期待の新鋭スザンネ・ビエール。「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のラース・フォン・トリアー監督が提唱する“ドグマ”という人工的な照明を使わずに手持ちカメラのみでロケーション撮影を行う手法を用い、人間の生身の姿をあぶり出しその内面に深く踏み込んでいく。 <セシリとヨアヒム>たった今まで二人は笑い合ってキスして、プロポーズされて婚約してまさに人生これからッと言う時、いきなり奈落に突き落とされた。 彼が全身麻酔になってしまった。 <マリーとニルス> 子供3人、女の子はティーンエーンジャーでイライラさせられるけど、下の息子はまだ8歳と6歳でかわいいし、夫は大学病院勤務の医者で、平凡だけど満ち足りた生活。それが、一瞬の不注意で事故をおこして、事故の相手の一生を台無しにしてしまった。突然の事故により ふたつのカップルは出会います。マリーがニルスに言います。「あの子はまだ23歳よ。」(←セシリのこと)それは 夫ニルスに対しての警告めいたセリフでしたが、23歳という若さで婚約者が重度の障害者になってしまった状況が果たして受け入れられるか?という疑問につながりました。 若いから耐えられないとは、一概にはいえないでしょうが。セシリは23歳。 確かにもう大人の女性でしょうが、まだまだ、どうとも人生を変えられる年齢です。 自分を抱きしめる事のできない彼に一生添い遂げられるか? それで、徐々に彼女の<若さ>や<美しさ>や<もろさ>が 露呈しいきます。思慮浅い人間では決してないんでしょうが、、彼女を批判的に見るとも違うし、共感とも違うんだけど、、。こうなったらどんなことが正しいとか悪いとか判断は難しいです。 人は誰もがそんなに強いわけじゃないし。自分たちの<子供>だって望めない、などを思ったり。 事故直後は、二人の愛は変わらないと信じてるんだけど。 彼を愛しているし、支えていたいし、傍にいたいと思ってるだけでは 彼を救えない。 専門家じゃないんだし、まして恋人だと 余計に難しいことだというのが 見てて切実に感じました。そして、彼。彼には、自分の体に起きた事、現実、将来、総てが受けいれらる余裕が無い。彼女のことも 受け入れられず、拒否してしまう。彼女にあたりちらし 病院には来ないでくれと言う。そんな風に殻に閉じこもって 総てを呪い 無気力になる。彼女は そんな彼にどうしていいか分からずに結局慰めと支えを安易に求めてしまう。やがて、彼女が見舞いに現われなくなるにつれヨアヒムは、「彼女から 電話はあったか?」っと気にします。「電話はあるわよ、毎日」彼のような重度障害者の苦しみを 知っている眼差しの看護人。専門家。ただ一人の彼の理解者ですが、彼はとても残酷な言葉を投げかけてしまいます。彼の陥っている地獄が またもや感じられました。それでも、最後に、二人の関係について彼は決断します。淡々とした表情が かえってたまらない。ヨアヒムが一番 不幸なのに。「僕らは ちょっと ついてなかったんだよ」<ついてない>という軽い表現が、なんと重いことか。でも、4人の苦しみが ほぼ均等に?描かれてました。ただ マリーは、大変な事故をおこしてしまった割には あんまり悩んでるようではないのが、??でした。冷静すぎるような気がしますね。 それとも苦悩をこらえていたのか?マリーが「もう少ししたら ママは元気になるから」っと、ある朝 泣きじゃくった後に子供に言うシーンは母として共感を覚えるものがありましたが、でも、夫婦間の問題のことです。彼女は 重大な事故への認識が浅く、娘だって気付いたことに気付かないというのは、、。ちょっと鈍感な気がするんですけど。、でも、結婚10年以上の夫婦は そんなものかな。夫はなんと言っても 誠実な人なのですから。ニルスが最後「僕たちは、こうなる運命だったんだ」っというセリフは、なかなか含みがありました。結局 どうなったのか。、明確に描かれずに 終わったので 想像しちゃいます。以下ネタバレ↓1ニルスとセシリの 付き合いが復活し続く(二人とも 何も問題ない人格のようなのでどっちかというと続きそう)2ふたりの関係は 破綻する (年齢差や、その後の状況で冷めてしまう) ニルスは、家に帰るのか? 家庭に戻るのか? セシリは やがて別の男性と出会う?ほんとに いろいろ考えちゃう映画でしたね~。皆、普通の人、普段だったら、、そんな行動は取らないでしょうという感じの人たちですよね。特に ニルスは良識もありよき夫で父親でしょうに。やっぱり「彼女はかわいそうな人なんだ」っと娘に 言ってたように、男性は可哀想で綺麗な若い子には弱いのかしらん、だって、一番かわいそうなのはヨアヒムなのにね~。<重大な事故>をおこしてしまって妻は なんだか すごいしっぺ返しが来たようでした。加害者側と被害者側と、普通なら はっきり線が引かれそうなものですけれど、。ヨアヒムの両親にしてみれば、セシリの行動は許されないことですよね。加害者の夫と不倫。 息子と婚約解消なんて。マリーの家庭(加害者の家庭)だって、皆がみんな、そうとは限らないとはいえ 破綻してもおかしくない。 映画ではきっかけが二人の不倫でしたが、そういう形でなくても、なんにも 前と変わらずのほほんと過ごす、、というのは、ありえないことでしょう。。などなど。。思いをめぐらしてしまいました。エンディングの音楽がまた 良かった~。ドグマ手法のせいかどうか分かりませんが、”人間の生身の姿をあぶり出しその内面に深く踏み込んでいく。”というのが 確かに感じられました。●デンマークの映画といえば、『子供たちの城』、『ペレ』のピレ・アウグスト監督、ビョーク主演の、カンヌで受賞など大きな話題となった『ダンサー・イン・ザ・ダーク』、『奇跡の海』のラース・フォン・トリアー、『バベットの晩餐会』などの良質な作品がありますね。 監督: スザンネ・ビエール Susanne Bier 製作: ヴィベク・ウィンドレフ Vibeke Windelov ヨナス・フレデリクセン Jonas Frederiksen 製作総指揮: ペーター・オールベック・イェンセン Peter Aalbak Jensen 原案: スザンネ・ビエール Susanne Bier 脚本: アナス・トーマス・イェンセン Anders Thomas Jensen 音楽: イェスパー・ヴィンゲ・レイスネール Jesper Winge Leisner 出演: ソニア・リクター Sonja Richter セシリ マッツ・ミケルセン Mads Mikkelsen ニルス ニコライ・リー・カース Nikolaj Lie Kaas ヨアヒム パプリカ・スティーン Paprika Steen マリー スティーネ・ビェルレガード Stine Bjerregaard スティーネ 女性コックのセシリと博士号取得を目指す大学生ヨアヒムのカップルは、結婚を間近に控えていた。だがある日、セシリの目の前でヨアヒムが交通事故に見舞われる。そして、彼は病院で一命を取り留めるも、全身不随になってしまう。ヨアヒムを轢いたのは、この病院の医師ニルスの妻マリーだった。彼女は助手席に座っていた娘スティーネと口論中、前方不注意で事故に至った。事故以来、絶望感から心を閉ざし、セシリまで受け入れなくなるヨアヒム。傷つき打ちひしがれるセシリ。そんな彼女の支えになろうとニルスは優しく接するのだったが…。
2005年10月06日
10月、に限らず気になる作品 夏のヒット作がが続々きますね~。トップにアフィリを貼りました。どうですか、この豪華なる作品の数々、、って思うのはわたしだけ~?「SW」が無いのは寂しいですが。「宇宙戦争」「バットマン・ビギンニンズ」「アイランド」「サハラ 死の砂漠~」っとアクション系がどっときますね~。そしてそして 「バタフライ・エフェクト」ですよ! コレはレンタル開始になったら しばらく 貸し出し中でなかなか借りれないんじゃないでしょうか?シネコンでやってなくて見れなくてって人も多かったンでは?でも、なんと言っても「海を飛ぶ夢」でしょ~。これは、感激のあまりkaoritalyさん は日記にはかけなかったそうですし、ぷちてん525さんに、sunny16さん、っとご覧になった方は皆さん絶賛!これは 心して見たいですね~。「エターナル・サンシャイン」もかなりおもしろいようですね。 ちびぱく庵さん 何度も見に行かれたとか。「電車男」に「真下正義」っと日本映画も最近 面白そうですよね!「オペレッタ狸御殿」を せびせびさんは ツボにきたそうです。10月は そんなに レンタル作品多くないようなので、12月までまたがって 貼ってしまいました。「トリコロール」三部作がDVD化になったようなので、一緒にはっちゃいましたん。まだまだ 他にも 面白作品ご存知でしょうが、 なにか 抜けていたらすみませ~ん。
2005年10月04日
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