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一つだけアタクシを憔悴させることがある。ダニエルくんにセバと付き合っていることを話していないのだ。とりあえず、あと2週間で2週間半日本に二人で行くのでいろいろなことを考えると日本から戻ってきてからのほうがいいのではないか、ということになった。そもそも別れたのに一緒に日本に行くこと自体ちゃんちゃらオカシイことは重々承知なのだが。でも、ダニエルくんの顔を見るたびに言いたくてしょうがなくなる。喉元まで言葉が出かけていつも寸でのところでそれを飲み込む。言ってどうする、という気もするし、言わない後ろめたさもあり、複雑なところだ。ダニエルくんのためにドイツに留まる人生にあんなに抗っていたアタクシが、まともに日本語すら勉強することもしなかった彼に不満を抱いていたアタクシが、セバとならケニアに行ってもいいと本気で思って、このままドイツ語だけでセバと話すのも全然構わないと思っている。その変化をダニエルくんはどう思うだろう。方法は3つある。1.日本に行く前に言う2・日本から帰ってきたら言う3・帰ってきても明確に言わずに、徐々に明るみにしていくどうするのが最善の策か。わからない。
2005.10.31
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セバとアタクシはそれが本人の決めたことなら尊重すべきだと多くのことについて思っている。セバがケニアに行くこともアタクシは一度だって「あんな国やめておきなよ」とか言ったことはない。転職の口が見つかっていることを暫くの間セバに言うことができなかった。今住んでいる街から電車で一時間半南下した中都市に引っ越す必要があったからだ。セバが生まれた街。セバの大好きだったおばあちゃんが住んでいた街。友達とその転職先について携帯で話しているところをセバが偶然聞いてしまったので、概要を説明した。今の仕事を続けるよりも、その仕事のほうがケニアに言ったときにツブシが利くに違いないということも。「君の信頼できるところや慎ましやかなところを、それから君自身そのものを愛してる。そうでなかったらこんなに沢山一緒に時間を過ごさないさ」と、セバは昨日言っていた。一緒に過ごす時間。そのときそのときですべき物事があると昨日二人で行った礼拝の中で牧師は言っていた。それぞれの物事にはそのための時間が与えられている、というべきか。愛する時憎む時赦す時君、何年ドイツにいるんだっけ?とセバは聞き、「そろそろどうするか決める時期だね。ずっとここにいるのか、帰るのか」と言われた。アタクシが迷っていることを知っているセバ。日本に帰る時家族に会う時決心する時ドイツに戻る時ケニアに行く時と、セバは独り言のように言った。それぞれに与えられた時間。アタクシが家に戻る電車に乗って座席に座るとガラス窓越にセバが何かを叫んだ。普段はそんなことをしないのに。アタクシはよく聞こえずに首をかしげると、「ドアに来い」とゼスチャー。発車時間が迫っているのでドアまで走るとセバが「やっぱりだめだ。引越しちゃダメだ。これ以上遠くに行っちゃダメだ」そんなにはっきりとアタクシに何かを禁止したことがなかったからそれを聞いて胸が痛かった。お金がないのに、夜勤でヘトヘトなのに、他にきっとやりたいこともあるだろうに、アタクシに会いに来てくれたりアタクシを待っていてくれたりするセバを想って泣きたかった。セバと一緒にいる時間。もっと頻繁で長かったらいいのになぁ、と本当はいつも思っているけれどたぶんこれが今のアタクシたちに与えられた一緒にいるべき時間の在り方に違いない。今日はセバの住む地域は祝日で「朝11時ごろに起きて君のことを考えるよ」と、いたずらっぽく言っていたセバは、ケニアで研究するための奨学金の申し込みに必要な書類を今日書くと言っていた。ケニアで過ごす時間。決断する時。
2005.10.31
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ab heute haben wir Winterzeit. Das heisst, es wird abends noch schneller dunkel. Aber es ist kaum zu glauben dass es schon Winterzeit ist denn es ist ein superschoenes Wetter hier in Nord-Ost Deutschland. Sonnig und waermer. Wir haben heute 25 Stunde. Geschaenk vom Gott, damit ich mit Seba 1 Stunde laenger verbringen kann.Letzte Nacht war ich mit Seba und Tommy unterwegs. So schwer hier in Diaspola, irgendein cooles Club oder Bar zu finden. Wo wir erst waren etwas shiki-miki Bar mit schoenen Ueberblick direkt zum Hafen aber die Musil dort war nur von 80er. Ich dachte, die Leute hier kennen diese Lieder von dieser Zeit (80er) gar nicht.... oder wollen die jetzt erst sie kennenlernen... ?Wir haben letzte Nacht dauernd solche DDR-Witze erzaehlt. So viess dass ich nicht hier schreiben kann....Neue Bundeslaender, auch wo Seba wohnt, hat morgen Feiertag. Sued und West Deutschland hat Dienstag Feiertag. Nord Deutschland, wo ich wohne, hat keinen Feiertag. Pfff. Ich muss wieder nach Hause fahren und wieder 5 Tage durchhalten. Fielt mir sehr schwer ein.Schreib spaeter auf japanisch...
2005.10.30
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ちゃんとセバの住むR市に行く切符を買ってちゃんと持参するチョコレートバナナチーズケーキを焼いた。夜勤のセバから電話があって、今夜も忙しい、と言っていた。その街だけではなくて州全体でみても夜間診療をしている眼科というのが数えるほどしかないから駆け込み寺のように患者が来るらしい。アタクシは医者としてのセバを知らない。白衣姿を実際に見たこともない。忙しい、というのがどのくらいの忙しさなのかも知らない。切符も買ってケーキも焼いたのにアタクシはセバに放っておかれているようであまり機嫌がよくなかった。やっぱり行くの止める、とだだをこねたいようなきがした。だけどセバは患者と患者の切れ間に短い電話をいつもくれる。仮眠前の貴重な時間だったりするときもある。振り向きながら愛されているんだな、と思う。不安や不満に負けて大事なことを見失わないようにしないと、と強く強く願う。
2005.10.29
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暗証番号が来ない。財布の中には8セント(ユーロではなく)。...さすがのアタクシも危機感を感じて銀行に電話した。カクカクしかじか、とK氏に説明すると「あれー?おかしいなぁ。暗証番号は前のヤツがそのままつかえるはずだよ?」と悠長な様子。2回入力してエラーが出て、怖くなって3回目は試してないし銀行からのお手紙に数日以内に暗証番号が届くと書いてあることを涙ながらに訴えたらシステムで確認してくれた。・・・「昨日発送されてるから今日か明日着くはずだよ」今日ならセーフ。明日ならアウト。今日つく確率は多分35%くらい。何しろミュンヒェンから送られてくるから長い道のりだ。暗証番号がなくて電車の切符代が払えないからそちらにはいけません、とセバにはとても言えない。言えるわけない。やっぱり仕事を抜け出して窓口でおろすしかないのか。銀行カードがない生活をしてかれこれ8日。気が付けば給料日もとっくに過ぎている。そしてあまりの貧しさに痩せた。ちょっと。こ、これは…アタクシが密かに計画している、赤痢ダイエットinケニアに次ぐ大胆かつ生命の危険をはらんだダイエットだ。貧乏ダイエット。泣ける。両親は海の向こうで娘が自立をして安定した生活を送っていると思っているに違いない。それが、この清貧ぶり。申し訳なくて、泣ける。*********************************************昼休みに銀行に走って窓口で100ユーロゲット。今日焼く予定のチョコレートバナナチーズケーキの材料も買えるし明日の電車のチケットも買えるし、現地の活動費用にもなる。金があるっていうのは顕著に心が潤うものなのだ。感激。で、その足でトルコピザを買ってもしゃもしゃ食べながら帰社。お腹一杯。やはり貧乏ダイエットは難しい。以前、友人がエスプレッソをがぶがぶ飲んで胃を壊してまともに食べ物が食べられなくなるダイエットというのを実行しようとエスプレッソばかり飲んでいた。それを笑えないような貧乏ダイエット。リバウンドの危険性大。
2005.10.28
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昨晩はあまりの疲れに9時半にベットに入って10時には寝た。お利口な小学校低学年の子供みたいだ。と思う。ちなみに、銀行の暗証番号はまだ届かずそろそろ本当に本当にヤバイ。しょうがないから今日仕事を抜け出して窓口でおろすしかないが、そんな時間あるのだろうか。財布の中身は小学校低学年の子供よりも慎ましい。
2005.10.28
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好きだから頑張れるのか頑張るうちに好きになるのかこれは仕事のお話。どっちもありだと思う。今のアタクシはせめて後者を目指したい。好きだから一緒にいたいのか一緒にいるから好きなのかこれは色恋沙汰のお話。前者は自然。後者は気が付かないだけでありうる話。ちょっと離れてみただけで一緒にいたときに生じていた無理な部分、苛立ちとか我慢とか不満とか、が見えてくる。嗚呼。好きだから一緒にいたんじゃなくて、一緒にいるんだから好きでいなくちゃ、と思っていたんだなぁ、とボンヤリ思う。
2005.10.27
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土曜日はトミーも来るんだよ、とセバが言っていた。富男、とアタクシが密かに呼んでいるトミーはセバがスペインに留学していたときに知り合った友達で、今は南の方で働いているが実家が北にあるので時々北上してくる。富男は凄い。ドイツの高校卒業試験の最高点は1,0というスコアなのだが富男くんは0,8というスコアを取った。どういうからくりだったのか知らないし、セバのスコアも知らないが。ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、英語、フランス語、イタリア語ロシア語をペラペラ喋る。イギリス、スペイン、ポルトガル、アメリカ、メキシコに留学経験あり。父は開業医、兄は企業のお抱え弁護士。本人は外科医。見かけも悪くない。背がスラリと高い。性格もとってもいい。穏やかで話し好きでしかも頭が良くて経験豊富だから話の内容が大変興味深い。話が上手い。へー、こういう人もいるんだなー、と思うような人。富男。しかし、そのありえない完璧ぶりがとても自然で、自然すぎてそれがとても不自然で、チンチクリン人間のやっかみか、とても胡散臭く感じる。謂れのないことでこうやって人から避けられてきたことも多いに違いない。ゴメンよ、富男。そう感じるのはヤナ姉さんも同じらしく「あの人はいつも持つ人だったから持たざるものの立場をきっとわかっていないに違いない」と言っていた。付き合っている人に欠けているものばかり目に付いて不満に思うがかけているものがない場合もそれはそれで文句のいいようがあるのだ。女は難しい。完璧を求めるよりも、欠点まで愛せる人を探した方がいいんだなぁとセバと富男と同席して思った。どちらにも失礼な話だ。
2005.10.27
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昨日のサッカー観戦は物凄く面白かった。タカハラがスタメンで出場していて、ゴールこそ決めなかったがなかなかいい動きだったと思う。試合内容は渋かったが、勝ったからヨシとしよう。転職した元同僚とも久々に会えたし。セバはセバで、研究発表がとてもよく出来て発表の後でChefarztが直々に握手を求めに来た、と満足していた。セバが一体全体どういう研究をしているのか皆目見当もつかず、チラリと本を除き見すると、正視していられないような写真が一杯載っているのでセバの仕事内容には近づかないようにしているが、きっといい医者になる、というアタクシのヨミ(期待)からすると研究発表が上手くいくことなんて判っていたわけで、「やっぱりねー」とアタクシは納得した。アタクシがサッカーを観て大騒ぎをしている間にセバは学生連盟の集まりがあってそのあと数人とビールを飲みに行くところだった。別々の町で別々の生活をしていて、「きみがいなくてさみしくてさみしくてしかたがない」とアタクシが思うほどセバにも思ってもらいたい気もするしその一方でそれぞれが充実した時間を過ごすほうが大事だよなぁ、と思ったりもして、結構複雑だ。週末まであと一歩。暗証番号はまだ届かず。
2005.10.27
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嗚呼。アタクシにしては珍しくネタ切れエネルギー切れ資金切れ(暗証番号未着)こんな不元気でサッカーを観にいけるのか。こんなお金がなくて競技場で何か食べるものはあるのか。ふぅ。
2005.10.26
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明け方、断続的に物凄い雨が降った。アタクシの寝室の窓は屋根裏の窓なので傾斜している。だから雨がざあざあと打ち付けてウルサイ。あまりの雨音に目が覚めてそれから眠ることができなかった。こんなに雨が降ったんじゃ雨漏りするんじゃないかと思うほど。それよりもまだ傘がないからどうしようと寝ぼけながら心配してやっぱりタクシーを呼んでクレジットカードで支払うしかないと起きながら悪夢を見るようにうなされた。でも、雨は止み、地下鉄に向かう道すがら冠水した道を整備する人々が忙しそうに働いていた。昨日は仕事から帰ってさっさとベットに潜ってダラダラとテレビを観た。セバもアタクシも疲れていて不機嫌で電話で溜息ばかりついていた。一度、詰まらない電話をしてからもう一度セバから電話がかかってきて「さっきはごめん。不機嫌で」と、謝られた。でも君が大好きだ、と。多分セバもアタクシと同じように仕事のことで悶々としていてだから刺々しくなっているというのは想像するに難くないのにセバのアタクシへの気持ちを疑い始めて不安になってその不安がセバに伝わって彼に余計な負担をかける、見事な悪循環だ。金曜日に飛んでいこうと思ったのに、セバはまた夜勤。土曜日のお昼頃着くように来てくれたら嬉しい、と言われた。アタクシの住む州は来週も通常どおりだが、セバの州は月曜日がカトリックの祝日だ。羨ましい。口惜しい。気分転換に今日は同僚と上司と取引先の社長でサッカーを観にいく。本当はルールもわかっていない人たちばっかりだけどみんなで凍えながら一緒に過ごせる時間はきっと楽しいはず。セバもいたらなぁ。
2005.10.26
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昨日寝る前にディスコのトイレでチップを貰ってトイレ掃除をしている52歳女性のドキュメントを観た。トイレを綺麗にする女は丈夫な子供を産む、という格言(?)を思い出した。観ている方が切なくなるような番組だった。仕事の内容ではなく、彼女の悟ったようなところが。その次に中国の経済発展について熱く述べる亜米利加人アナリストを観た。10年のうちに中国の経済レベルはアメリカを追い抜くとか。だから彼は中国に活動の場所を移した。ビジネスチャンス、経済発展なんかを最重要事項として考えれば中国というのはある意味「世界で最高の国」なんだろう。嗚呼、どうしてセバはそういうリストの限りなく下にあるであろうケニアに行きたいんだろう。お金があれば豊かになれると思ってアタクシも含めた沢山の人が見失いかけたことがそこにはあってセバの眼はそれを逃さなかったに違いない。それはなんなんだ。朝、メールをチェックすると、日本の友人から一通、手厳しいヤツを貰っていた。『どうしてよりによってケニアなのか。そのへんに町医者なんて一杯いるのにどうしてよりによってケニアに行きたがる眼科医なんだ』折りしもその直前に地下鉄の駅の銀行の広告にレーザー治療のスペシャリストでクリニックの院長である眼科医がprivatkundeとしてデカデカとポスターに載っているのを眺めたところだった。威厳があって無機質そうでいかにも医者というかんじで、あの人はケニアには行かなさそうだ。きっと、瀟洒な住宅街に家を持ってAUDI A8かなんかに乗るんだろう。嗚呼、セバがこういう人じゃなくて良かった。ケニアに行きたがって、ナイロビでもバイクにいつも乗っていたような、釣りが好きなセバでよかった。母には「悩み事が一杯で参ってます」とメールを入れておいたので暫く連絡を入れなくてもわかってくれるだろう。目的地は決まったから後はルートを入念に考えていけばいい。トイレ掃除の女性は、素手でトイレの詰りを直しながら客の嘔吐物をモップで拭きながら、笑顔で言っていた。「生活をしていくためにこれしかないならそれをやるだけだ。嫌だとか辞めたいとか思う余地はない」嗚呼。人生って。
2005.10.25
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実はアタクシ、傘を持っていない。引越しのときに持ってくるのを忘れていつでも取りに行けるわと思ったのに結局ダニエルくんと別れてしまったので気軽に取りにいける状況ではなくなった。幸い、天候に恵まれていた昨日までは大して支障がなかった。でも昨日から凄い雨。屋根裏部屋に住んでいるアタクシは雨が小ぶりになったり激しくなったりする変化を如実に知ることができる。どうして先週ダニエルくんのところに行ったときにみりんやらDITAやら植木なんかではなくて傘を回収しなかったのか悔やんでも悔やみきれない。昨日ずぶぬれで会社から戻り、ずぶぬれでタンゴを往復してもともと雨の中を傘なしで歩くのが大嫌いなアタクシは今朝も雨の音を聞きながら起きたくない起きたくない起きたくないとベットの中でもだえ苦しんでいた。傘くらい買えよ!と、思うかもしれないがアタクシの銀行カードが磁気でやられたため口座からお金を引き出せないのである。大きな買い物ならクレジットカードで出切るが傘1本は…。昨日、待ちに待った銀行カードが届いたのでタンゴの前に銀行へ行って小躍りしながらATMの前で操作をしたら『暗証番号が間違っています』と表示された…。あれ?銀行の担当者K氏は「暗証番号も同じまますぐに使えるよ」と言っていたのに…。2回入力して怖くなって止めた。ドイツの銀行は連続して間違った番号を3回入力するとカードがATMに吸い込まれて戻ってこなくなるかカードそのものにロックがかかるかになっている。ずぶぬれのまま家に戻って銀行からのお知らせを読むと「セキュリティーのため暗証番号は後日別便で届きます」と記載されていた。K氏の嘘つき。しかもこれじゃあ銀行カードがあっても全然役立たずだ。傘が欲しいー。ECカードの買い物でサインだけで買えるところと暗証番号が必要なところと2種類ある。...サインだけで帰るのはどこだ?というか店が開いているうちに仕事を終われるのだろうか。嗚呼、店と言えば、土曜日にジャケットをクリーニングに出して昨日取りに行こうと早く仕事を終わらせて(19時前)勇んでいったら月曜日ー金曜日・18時まで、土曜日・14時まで。…一生取りにいけないような気がする…。踏んだり蹴ったり撲られたり、とことんついていない。それでも、朝から夜22時までずっと断続的に患者を診てヘトヘト、と言ってニュースをみてから仮眠を取るセバから電話があったのが嬉しくて、愚痴も言えなかった。嬉しくて一日笑わなかった分を挽回するような笑顔を浮かべながらケニアの夢を見たことを話した。この前も書いたけどこの人がいれば銀行の暗証番号がないのも傘がないのも雨が止まないのもたいした問題じゃないやと思えてしまう。ま、せこいだけで本当にたいした問題じゃないが。
2005.10.25
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やることいっぱい時間はギリギリやる気なし「すみません、ケニアに行くので退職します」と、ある日突然何の前触れもなく上司に辞めるギリギリ6週間前に言った時の上司の顔を想像してみてウットリしてしまう。あんまりケニアのことばかり考えていたので昼休みに会社のトイレでうたた寝していたら(普通はしないのか?)ボンヤリ夢までみた。どんな夢だったのか思い出せない。セバと一緒にケニアにいた夢。ケニアの先なんて考えたくないけど、アタクシは知っている。ケニアの次はインドに行きたいとセバは思っている…。
2005.10.24
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いつか行ってみたい場所はブエノスアイレスだ。もう日本にいるときから変らないし、ドイツに来てからも同じ思いだし、アフリカに行っても同じように思いつづけるに違いない。行ったこともないから全容を知らないがブエノスアイレスが南米の巴里と呼ばれるのが何となく納得できる。セバが「いつか行ってみたい場所」としてブエノスアイレスを挙げたとき嗚呼、この人とは絶対にウマが合うに違いないと無条件で思った。もう随分前のことだ。どうしてだから判らないけど何だか惹かれる、と理由も一緒だった。遠い遠い、南米の巴里。それがどうだ。どこをどうしたらケニアになるんだ。セバは昨日行っていた。ケニアはさ、何だかんだいって比較的長期に渡って戦争も内戦もない国だから安定してるよ。比較的ね。ま、何ていうか、阿弗利加の瑞西って感じだよ。嗚呼。阿弗利加の瑞西。絶妙な表現である。と、いうか前者と後者が全然合ってなくて全然想像できない。阿弗利加の瑞西。もう渋く笑うしかない。・・・選べるなら南米の巴里が良かったが。
2005.10.24
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もう駅に行く時間が迫ってるのに「マッサージして」とセバが言い出して「寝ちゃったかどうかすぐに分かるように、その間ケニアの話をして」と交換条件を出した。ケニアの自然が凄いこと、ケニアの人たちが子供みたいに純粋なこと、ケニアならドイツで10年かけて積む医者としての経験を2年で積めること最初にケニアについたときはUターンしてドイツに帰りたかったことネットで調べたり一般的な意見として耳にしたのとはまた違うセバが経験した「ケニア」について彼は話してくれた。アタクシを説き伏せようとしているわけでもなかったのでアタクシは身構えずに聞いていた。「私も行けるの?」と、殊勝な言い方で聞いてみると「僕たち二人一緒に行くんだよ」とセバは言っていた。今日はたまたまセバがパソコンを持ってきていたので写真を見せてあげると、言ってケニアの写真を見せてくれた。観光の写真だけではなくて東アフリカ諸国から集まってきた盲目の人々の診察をしている写真や現地の医療チームとの記念写真もあった。全て見慣れない光景。「君がもし特に黒人と上手くやれそうに無いならナイロビには白人のコミュニティーもあるし」と、セバ。ナイロビでアジア人のアタクシが白人のコミュニティーで上手くやっていくほうが大変に違いないが。いずれにしても、もっと頻繁にこのことを話し合わないとね、とセバは言っていた。まだ全然具体的な話じゃないけど今から少しずつでも情報収集をしておいて損はないよ、とも。ドイツで仕事を辞めて引越しをして慣れないナイロビでノンビリしたケニア人にイライラしたり衛生観念を覆すような出来事に遭遇したり食事が合わなかったり、現段階で想像しうる限りのネガティブなことを思い描いてみる。ひったくりにあったり、マラリアにかかったりする精神的打撃がどれくらいなのか想像もつかないが、赤痢一歩手前レベルの下痢をするのは非常に辛そうだ。セバは助けてくれるだろうか。そして、独りでナイロビに行くセバを空港に送る場面から、そのときから始まるドイツーケニア長距離恋愛の孤独な日々を思い描いてみる。寒いドイツの冬に独ぼっちで黙々と今の仕事のストレスと闘って、ひたすら家と職場の往復で、夜寝る前にセバは元気かなぁ、マラリアにかかってないかなぁと案じる日々を1年なり2年なり。安月給から爪に火を灯す思いで貯金して上司と同僚に頼み込んで長期休暇をとってケニアに飛んで、セバに会って3週間後にはまたドイツに戻る。どっちが辛いのか。答えは出てるじゃないか。「慣れないベットでよく眠れなかった。僕、ナイーブだから」と、言ってアタクシのベットで昼寝をしていたセバ。アタクシも途中から一緒にウトウトした。温かい腕に巻かれて耳元で寝息を聞きながら、アタクシは無条件に完結した幸せを感じた。お金も無くて銀行カードも無くて狭い部屋で天気も悪くて家事は溜まってて週末は終わりで仕事は終わらず考えるだけでアタクシをゲンナリさせることは無数にあるのに怠惰にセバと昼寝をしているだけでそんなのはどうでもいいやと思えてきてしまう。そんなセバと離れてまで安全圏のドイツに留まるよりもアタクシはやっぱりセバといるためにセバの行くところに行きたい。物事は思ったよりもずっとシンプルだ。そうするためにどうしたらいいのか、何ができるのかこれから沢山考えなくちゃいけない。ここを離れることやケニアでの日々がアタクシの人生そのものにとってもプラスになるように、そこのところは全てアタクシの手にかかっている。ここに残ることよりもセバとケニアに行くほうが自然だとすら思える。嗚呼、これが。これが人生を変える出会い。これが、その出会いなのか。全存在として抱かれいたるあかときの我を天上の花と思はむ
2005.10.23
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セバといると「あー、普通だなぁ」と思う。ナイロビにいてもこの人と一緒なら「あー、普通だなぁ」と思いながら料理をしたりお茶を淹れたり一緒にDVDを観たりするのかもしれないと一瞬思ってしまった。危ない危ない。
2005.10.23
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昨日は久々にジョギングに行った。チョロっと8kmしか走らなかったのに昨晩は疲れて半身浴のあと『アナトミー2』を途中で断念してさっさと寝た。今朝はちょっと筋肉痛。これから、肉団子のトマト煮を作って部屋を片付けて終わる頃にはセバが着くだろう。ケニアについて何人かの人に相談をした。『悪魔の辞典』という素晴らしい本に「相談をするときその人の中ではすでに答えはでている。」みたいな記述があった。でもアタクシの答えは本当に出ていない。たとえば、日本とヨーロッパで遠距離恋愛をしているカップルの片割れがヨーロッパに移ってくるというのとは違うレベルのオハナシだ。どうしてアフリカなんだろう。カンボジアやパキスタンなんかだったとしてもアジアであるということで大分安心感が違う。アフリカ・・・。阿弗利加!やはり数週間実際に行ってみたほうがいいに違いない。このままだと永遠に悩み続けられるような気がする。
2005.10.23
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セバが昨日の夜電話をくれた。セバはB市の伝統ある大学に通っていた頃、学生同盟に従事していた。普通ドイツの学生同盟というのは、伝統的に男子学生のみで運営されている。大学に女子がいなかった頃からの伝統で。その学期初めのパーティが昨晩あるとかで、背後では準備に追われる人の声、ピアノの音、物音が聞こえていた。セバは「何だか新しいことがいっぱいでちょっと大変」と言っていた。きっと以前と変わらない同盟や友人を想像して楽しみにしていたのに数ヶ月の間に意外なほど多くのことが変化を遂げていて、それに戸惑い少しがっかりしたのだろう。「やっぱりここに来ないで君と過ごせばよかった。日曜日に会えるのが 物凄く楽しみ。」と、セバ。可愛いこと言ってくれるじゃないか。「愛してる」と、言って電話を切ったセバ。周りに人がいるとかいうことを全然気にせず声をひそめるわけでもなくさらりと言えるセバが素敵だ。*********************************************************さっきの日記でテレビをベットルームに移したと書いたが居間にいるときはいつもラジオを聞いているRadio HH。今、そこで衝撃的なことを聞いた。私は10年来Prilで髪を洗ってますPRILというのは、ドイツの食器洗剤。曰く「普通のシャンプーはビタミンだの何だのが一杯入っていて髪によくない。PRILで洗うと本当に汚れが落ちたのがよくわかります!みなさん試してみて!」その後、別のリスナーから「PRILだけじゃなくてALDIの○○○もイケます。レモンとアップルの香りが気に入ってます」という投書。嗚呼。嗚呼。嗚呼。嗚呼。嗚呼。嗚呼。まだまだ奥が深いドイツ。
2005.10.22
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午後遅く、職場でどうも集中力に欠けた。夕方職場から帰る地下鉄の中で全身脱力するくらい疲れて寝た。iPodで聞いていたノルウェー語のヒアリングが全部ドイツ語に聞こえた。寝ぼけているほうが理解力が高まるのか、はたまたただの夢か。さっさと夕飯を食べてテレビを観ようとベットへ。本当は居間にあったテレビをセバがベットでテレビを観たいと移動させたきりそのままになっている。テレビを点けたままウトウトして22時にピルを飲む時間なので携帯のアラームが鳴って根性でピルを飲み下して寝た。何度か自然に目も覚めたし、起きなくちゃと目を覚ましたのに結局起きられずベットを出たのは朝9時半。実に11時間半寝たことになる。まだ疲れているのか、単に寝すぎかまだまだ寝れそうだ。あー。本当は結構疲れを溜めていたんだなー、アタクシ。今日は、食料品の買い物をして、ジョギングして、夜はもしかしたらタンゴに行く。
2005.10.22
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今朝、中央駅でセバを見送ったときに「オリコウサンでね。私のことなんて考えないでいいからいっぱい楽しんで」と、セバに言った。せっかく大学の頃の友達と会えるのにアタクシのことを思ったりするのは勿体無いと思ったから。セバは「ちょっとは僕がいなくて寂しいと思ってね」と、言って去っていった。寂しく思う前に日曜日がやってくるだろう。アタクシは基本的に甘ったれで我儘で嫉妬深くて意地っ張りである。好きになった人とは一日中ベタベタしていたいし会いたい時に会えなくちゃ嫌だし好きといわれるまで好きといいたくないし自分が相手を想う以上に相手に想われていたいしそれを確認できるほどの言葉と態度がほしいしかし、最近のアタクシはちょっと違う。セバが遠くに住んでいるのは勿論寂しいけどR市でセバが充実した生活を送ってるとアタクシも嬉しい。セバが大切な言葉を気軽に口にしない人でもアタクシがアタクシの気持ちを過不足なく表現することの方が大事だと思う。相手に過度に依存していないところをセバとの関係でアタクシは学んだ。彼は故意にそうしているわけではなく、忙しい仕事や先のことへの悩み、社会活動への参加の忙しさの中で本当は「女なんていらねえ」という状況なのに彼なりにいろいろ考えて、その状況でもアタクシと「うまくいくか試して」みたくなったらしく、だからベッタリしたところがないのだと思う。そいういのにするりと適応したアタクシも一応成長したのかなと自画自賛をしてみる。やはり、色恋沙汰は人間を成長させるのか。どの色恋沙汰がアタクシを成長させたのかは全然見当もつかないが。それともただ単にアタクシがかなりいい加減な情熱のない無気力人間になっただけなのか。紙一重。
2005.10.21
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セバは予定より遅く到着して今朝早く発った。夜10時過ぎに血が滴り落ちるステーキを300g食べてもその直後にスヤスヤ眠れるところが天晴れだなぁと思った。アタクシがいつも乗っているより2本(20分)早い電車に乗って中央駅で途中下車してセバがICEに乗り込むのを見送った。駅へ向かう地下鉄の中でセバは唐突に「そういえば大使館に聞いた?」どの大使館?何を?とまだまだ寝ぼけていたアタクシはぴんとこなかった。「日本大使館。ケニアのこと」と、言ってからセバは「でもまだ時間があるか」と自分に言い聞かせるように言うので「どのくらい?」と恐る恐る聞いてみると「1年」という返事。最初に打診されたときは2年後という話だった。ある程度の経験を積んだら一刻も早くケニアに行きたいのだろう。今の状況でケニアにアタクシが行くのはいくつか問題がある。配偶者ではないアタクシがセバの研究留学に付いて行くだけでビザが下りるのか。仕事を辞めてしまって1年後なり2年後ドイツに戻ることは可能なのか。ケニアネタは面白おかしくしようとするととことん笑えるし、実際の体験談もかなり興味深いのだが現実的な問題を考えると結構シビアにならざるをえない。1年。と、聞いて安心したような焦るようなそのどちらでもあるような複雑な気分になった。もし、本当に1年後に「ケニアに発つ」なら半年後には「準備」の開始が必要だろう。事務的準備の前に確固たる「決心」が必要だろう。逆算していくと時間は思ったよりも多くない。セバはアタクシと一緒にケニアに行ける事を信じて疑っていないようにごく当たり前のことだと思っている。その迷いの無さがひたすら眩しい。アタクシにとって一人でゼロから築き上げたドイツでの生活やキャリアや人間関係をおきざりにしてまでケニアに行くことが正解なのか、そもそも可能なのか。そこまでセバに人生を委ねていいのか。遠くない将来に多きな変化をもたらす決断をしなけらばならない...。執行猶予は、最長1年。アタクシの夭折した銀行カードについてセバに話して笑われた。今朝、セバが電車に乗り込む前に「君、お金ないんでしょ」と50ユーロ(貸して)くれた。数日だったら無一文でも平気、と言うアタクシを制して「もしものことがあったら」と食い下がり仕舞には「これで買い物して日曜日にまた美味しいもの作って」と。美味しいものを作るときのBGMに必要なCDとか美味しいものを作るときに着る服とか美味しいものを作るための買い物に行くためのバックとか美味しいものを作るための料理の本とか美味しいものを作るためのレシピを保存するUSBメモリとか思わず買ってしまいそうで怖い。本当に怖い。(全然学んでないアタクシ)セバは日曜日のお昼に戻ってくる。
2005.10.21
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オレンジとチョコレートがふんだんに入ったケーキを作った。これは明日セバが電車に乗ってB市に行くときのためにコーヒーと一緒に包んであげようと思う。今日はリクエストに応えて凄い牛肉の塊と人参のポタージュとベイクドポテトのサワークリーム添えとサラダを。銀行のカードが磁気にやられてしまって一銭たりとも引きおろせなくても仕事が忙しくて胃がキリキリ痛んでもそんなことどうでもいいや、と思えてくるくらいセバが来てくれるのが嬉しい。セバが来てくれるのをアタクシがどんなに喜んでいるかケーキやらステーキやらセバ用の自転車やらから少しでも伝わればいいなぁといつも思う。黄色い花やらアタクシ用の釣り道具やらアタクシ用の部屋やらから何となくセバの気持ちが伝わるように。
2005.10.20
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「ケニアにいったらマッサージサロンを開業すればいい」と、セバに言われた。マッサージをするのが好きだ。されるのが好きだからするのも好き。医者のセバにはかなわないが我流でも結構重宝されている。ケニアの人もアタシタチみたいにストレスから肩凝ったりするの?ケニアのマッサージサロンと検眼医って全然儲からなさそう、と言って二人で笑った。そういう風に最近は会話の中にすっかり「ケニアで」という仮定の話が定着している。その自然さに不自然さを覚える。「まー、諸状況から考えると全く無傷で1年間暮せる可能性は2%くらいじゃない?」と、友人が神妙に言っていた。無傷の定義もどの諸状況から考えたのかもよくわからないが、少なくてもマラリアかひったくりに会うんじゃない?と。マラリアとひったくりの上に何段階も想定されるところが怖い。「旅行ならいいけど暮すのは辛いと思うよ」と、別の友人は言っていた。マダガスカルに住んだことがあり南ア、ケニア、タンザニアにも足を伸ばした経験のある青年。「結局どこもそれなりに危険なんだからあとは確立の問題。ルフトハンザに乗って事故に遭うか、アエロフロートに乗って事故に遭うか程度差じゃないのかな」と、いうのはアフリカのケニアよりもうちょっと情勢の不安定な国で長く働いていたアタクシの勤め先のどこかの支店のマネージャーの談。どうしよう、と思いつつもまだまだ非現実的なお話という感覚が抜けずだからアタクシはケニアネタの話をするのも好きだし、セバが話してくれるケニアでの日々も異国の昔話を聞いているようでうっとりする。それでも本当にセバがケニアに行くことになってそのときもアタクシについて来て欲しいと思っているなら、お金が無くても仕事がやめられそうになくても、Nachmieterが見つからなくても、もぅどんなことをしてでもついて行ってしまうんだろうなぁと思う。ひったくりとマラリア程度(?)で帰ってこれるなら悪くないかも。
2005.10.20
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仕事の帰りにスーパーに寄って、あれもこれもそれもと買いまくった。引越しのせいで基本的食材がかなりかけている我が家。とりあえず今回サラダ油と粉砂糖を確保した。支払いの段になって、カードで支払えないことが判明。・・・『読み取り不可能』って出てます、とレジの受け口なオネエサンに言われる。普通銀行残高がないと、『支払い不可能』と表示される。百戦錬磨の経験済みである。もう、残高云々の前に口座の存在自体が抹消されてアタクシという顧客のデータの入ったカードも役立たずになったのか?!と人間の尊厳を傷つけられた被害妄想に襲われる。いや、まて。最近買った携帯電話についてきたケース、あれの開閉は確か磁石。磁石。・・・磁気に近づけないでください。というものは何だったっけ?クレジットカード?・・・日本だとその場で対応してくれるけどドイツはどうなのかしらねー。と母。10日かかります、とか平然と言われそう。そうしたらその都度その都度窓口で金をおろすのか。窓口が開いている時間に仕事が終われるとは思わない。明日は木曜日。銀行が18時まで開いている唯一の曜日である。急げ、アタクシ。気がつけば財布の中は2,3ユーロ・・・。耐えろ、アタクシ。(買い物はECカードではなくてクレジットカードで払った。全滅していなかったのが不幸中の幸いである。)いや、ある種の究極的節約方法ではあるのだがここまでくると生死に関わりそうで継続する勇気はまだ無い。まだ。****************************************************一夜明けて銀行に電話。アタクシの担当者登場。電話で話すと滅茶苦茶素敵で実際に見ると…(以下略)のK氏。メディ●マルクトとかS●TURNとかのレジには磁気が通ったセキュリティーシステムがあるんだけどその辺で買い物した?と聞かれ、かくかくしかじか携帯電話のケースの話をした。あー、きっとそれだね、とK氏も納得。あんなに小さな磁石がアタクシの銀行口座への道を閉ざすとは。口座が空っぽながらも腹立たしい話である。じゃ、郵便で送るから。・・・すみません、アタシ引っ越してたんです。住所変更しろよ!とK氏はもちろん怒ったりしない。アタクシってそんなに上客なのかしら、と思わず勘違い。普通は書面で提出しなくちゃいけない住所変更も電話で済む。さすが、アタクシ上客。と、いうのは大嘘でK氏はダニエルくんのお友達なのである。やはり恐れていた通り郵送には3,4日かかるらしい。月曜日に受け取れたらそれこそラッキーというものだ。せっかく給料が入るというのに。その前に週末をどうやって生き延びればいいんだ。2,3ユーロで!小学生だって最近はもっと持ち歩いているに違いない。嗚呼。寒い。色々な意味で。
2005.10.20
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セバとレストランで食事をして別々の物を頼むといつも「君が食べているもののほうがいつも美味しそう」と、皿ごと交換してしまう。アタクシは文句も言わずに交換した方を食べていると「やっぱりどうしても君が食べているものの方が美味しそう」とまた交換をしたがる。そのくせ自分が食べているものをアタクシにも「お口アーン」で食べさせたがるから何が何だかわからない。中学校の家庭科でそういうふうに別々の物を食べるのを個食と呼ぶと習った記憶がある。一人で食べる孤食と並んで食を通じてのコミュニケーションによろしくないらしい。そう思うと、このお皿ごと交換作戦は個食のマイナスポイントを幾分挽回しているような気もしなくはない。でもやっぱり同じ物を一緒に食べたほうがいいと思う。こういう暮らしをしているとそういう機会が必然的に減るから余計だ。3cmのステーキでも4cmのステーキでも焼きますとも。
2005.10.19
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昨晩はダニエルくんのところで玉葱ケーキを作って食べた。前住んでいた家を訪ねていくのは奇妙な感覚がして暫くキョロキョロしていたが。家捜しのように棚や引出しを開けてアタクシの所有物を回収した。(厚かましい!)当り障りの無いことばかり話そうとしたのに、アタクシの生活は当り障りのあることばっかりなので、奇妙な間ができたりして慣れない台詞の読みあわせみたいなぎこちなさだった。それでも昨日は罵声を浴びせることもなく距離を保ちながらそれなりに穏やかな時間が流れた。昨日の夕方までは結構悶々としていたのに。仕事の後でセバに電話をした。出身大学で友達に会うとかで金曜日に休暇を取って長めの週末をライン川沿いの町で過ごすことになっていた。R市のヘボ空港から直行で飛ぶと値段が高く、R市から電車だとアタクシの街は通過せずアタクシの街から飛ぶ飛行機も格安チケットはもうなくて、ここから電車だと回り道で時間がかかる。「もう行くのやめようかなー」と言い出すくらいどの手段も一長一短だった。そして悩んだ末、木曜日の夜にアタクシの街に来て一泊して金曜日の朝NRWに向けて出発。日曜日の早朝に帰路について午後早くこの街に到着して一休み。というスケジュールを立てた。今週末は会えないと思っていたので思わず道端でピョンと飛び跳ねたほど嬉しかった。金曜日の夜、土曜日、日曜日の午前中が空くとかなりいろいろなことができる。ひさびさにタンゴパーティにも行けるし、土曜日の午後はタンゴのワークショップがあるし、日曜日の午前中にもっと久々にジョギングにいけるかもしれない。それらを全部やってもセバに会える。なんて素晴らしい週末なんだ。嬉しくて上機嫌で「木曜日何が食べたい?何でも作ってあげるー」と言うと「スシかなー。それか、3cmくらいあるステーキ」...その3cmくらいあるステーキとやらはアタクシが作らなくてはいけないものなのだろうか。B●OCK HOUSEに行けばいいのに…。今日は恒例の大掃除と洗濯と食料品の買い込みと料理で大忙しになりそうだ。
2005.10.19
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去年の今ごろアタクシは日本にいて函館で海栗など食べていた。その間にダニエルくんはティモシーたちと玉葱ケーキを作って食べていた。ケーキとは言ってもキッシュみたいなもので食事になる。一応秋の味覚ということになっている。別に秋以外に食べられないものでもあるまいが。去年、玉葱ケーキを逃した。今日、ダニエルくんに玉葱ケーキを食べにおいでといわれている。げんなりするほど気が乗らない。ダニエルくんに会ったら昨日の続きでまた酷いことを言ってしまいそうだし家で何となくゆっくりしたい気分でもあるしダニエルくんのうちからアタクシの自宅まで夜帰る寒さと所要時間を考えると面倒くさいような気もする。でも、もしも行かなかったらずーーーーーっとセバからの電話を待ってしまいそうだしお腹がすくに違いないし(自分で何か作れよ!)ダニエルくんのところにあるアタクシのものを回収したいし結構な葛藤が心の中で繰り広げられている。週末に延期してもらうテもある。そこまでしてダニエルくんに会う義理も玉葱ケーキを食べる価値もあるのかどうかわからないが。具合が悪いことにしちゃおうか…。
2005.10.18
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昨晩のタンゴはダニエルくんにダメダシばっかりしていた。リズム感が無い。音楽を聴きながら踊れない。リードの仕方がなってない。そもそも習ったそばからステップを忘れる。これだけ揃えばアタクシをカリカリさせるには充分。ま、人のことはいくらでもとやかく言えるわけで。でも、久しぶりに踊ったタンゴは本当に楽しかった。目が回るほどくるくる回ってうっすら汗をかいてやっぱりタンゴを習ってよかったと思う。セバは「君と踊らなくちゃ意味が無い」と言ってR市でのレッスンを辞めてしまった。おでこをくっ付けてクスクス笑いながら踊るセバとのタンゴがやっぱり一番好きなんだけど。嗚呼。よかった。今日もダニエルくんに酷いことを言わなくて済んだ。と、思ったのにふとした拍子にタンゴ教室から地下鉄の駅までの数百メートルの間にやっぱり気持ちが爆発して堰を切ったように言い出したらとまらなくなってしまった。貴方を通じて知り合った人は結局あれ以来なにも連絡をしてこない。つまりは私なんてその程度の存在でしかなかったのよ。そうでしょ。それに、あんなに私の自尊心を傷つけたCのところに、あなたがホイホイ訪ねていくようになって、それがどんなに私を哀しくさせているかないて全然わかってないんでしょ。まるで、私がそもそもそこに存在していなかったみたい。この街に私はヤナ姉さんしかいない。こんな街にいたくないからR市にいくといつもいつも安心するわ。と、一気に言い捨てた。でも珍しく泣かなかった。ダニエルくんは驚いていた。まるでそこにはいなかったみたいにと言ったことで自分を自分で酷く傷つけたような気がした。何と言うか、事実を直視するのは結構辛いものがある。普段は絶対に使わない「Schei●se」という言葉を使ったことにダニエルくんは眼を丸くしていた。「この街の生活はScheis●seだ」と言ったような気がする。言い終わったところで計算したかのように地下鉄の駅に到着した。アタクシは地下鉄、ダニエルくんは自転車。どちらかというとダニエルくんの方が泣きそうな顔をしながら「オヤスミ」別れた。「自転車気をつけてね」も何も言わず振り返りも手も振りもせずアタクシは無機質にその場を立ち去った。あーあ。アタクシ、最低。それなのに、今日はダニエルくんが玉葱ケーキを作るんだけど、ということで招待されている。気分が乗らないと言って断ることも可能だが、いくつか置き去りにしているアタクシの私物を回収したい気もする。家に帰ってからセバに電話しようと思ったが、きっともう寝ている時間だったのでそのままにしておいた。R市に行って安心するのはセバがいるから、とダニエルくんに言わなかっただけまだいいかな、と自分自身を納得させながらアタクシもさっさと寝た。今週末は多分セバに会えない。
2005.10.18
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中学校の頃使っていた岩波国語辞典で「洒落」だったか「駄洒落」だったかを引くと、例文に『スキーが好き』と書いてあった。その後、改訂版が出てしまったので今でも記載されているか謎だが一見堅そうな岩波書店も密かにお茶目なんだなぁと思ったものだ。スキーが好き嫌い。赤道直下とはいかないまでも熱帯雨林気候の国で生まれ育ったアタクシ、三つ子の魂百まで、を地で行っているので、雪が苦手である。海から遠くない北ドイツのこの街に引っ越してきたときは雪が少ないのでシメシメとほくそえんだものだ。スキーは無理矢理スキー教室に参加させられたので一応できるが楽しさがイマイチわからない。いや、きっともっと上手ければ楽しいに違いないが。週末に夜な夜な海辺で釣りをした後で、ガタガタ震えながらソファーで毛布に包まっているとセバが呟いた「スキー休暇みたいだ」と。そうだ!スキー休暇に行こうよ!!!!!!突然、名案のようにセバ。パパがいつも僕を連れて行きたがるんだけど、君が一緒なら楽しそうだ。どうせ旅費はパパが出すから気にしないでいいよ。そうしようそうしよう。スキーの後はサウナに入いればポカポカだし。云々。スキーにセバのパパと行くなんて!絶対に嫌!「あたまがいたいからすきーにいかないでおへやでまってる」とかいう嘘(セコイ)が使えない。セバパパは一般医。きっと何でもお見通しに違いない。怖い怖い。一週間のスキー合宿(?)よりも一年のケニア生活を選びたい。
2005.10.18
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今日、ダニエルくんと会うときに蒼白の顔で登場して「貴方のお陰で全然覇気がありません」というのを演出しようと思ったのに(最低)何故か頬っぺたが赤い。端的に言うと顔が火照っているのだ。どうしたんだろう。他の部位(指先とか足先とか)はむしろ冷たいくらいなのに。・一週間ぶりに出張から戻った上司に叱られそうでドキドキしている。・エネルギーの供給と消費のバランスが取れてなくて無駄にエネルギーが 有り余っている。・ダニエルくんにむかついていて頭に血が上っている。・更年期障害(!?)・セバのことを考えて胸がドキドキ・風邪ざっと以上の原因が考えられる。でも風邪の割には意識もハッキリしてるんだが、昨日の厳寒バイクの旅(130Km/h 一時間 スカート着用)を考えると風邪を引いても不思議じゃない。バイクを降りたとき、膝が冷えすぎていて曲げ伸ばしが出来なかったほど。・・・・嫌な予感。
2005.10.17
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本当を言うと、ダニエルくんには今あまり会いたくない。ダニエルくんを通じて知り合った友達は二人が破局したらウンともスンとも連絡をよこさないに違いない。だって彼らは「ダニエルくんの」友達なんだから。と、アタクシは以前から主張していたけれどダニエルくんはそれとはまた別の見方をしていた。「君が僕の彼女だからあの人たちが君に優しいんじゃなくて、君が君だから彼らは君に優しいんだ」と主張していた。蓋を開けてみると…アタクシの主張が正しかった。別にダニエルくんの友達から電話がかかってきて慰められたりしてもどう反応していいか判らないけれど、結局そんなもんよね、と気が抜けたような失望したような気持ちがする。それ以外にも、ダニエルくんとその交友関係を巡って憤慨するようなことがあり、薄情なのはダニエルくんの友達以上にダニエル自身かもしれないと思い始め、こんな気持ちのままダニエルくんと会ったらまた酷いことを言ってしまいそうだ。君に困ったことがあったら絶対に力になる とかちょくちょく連絡する とか一緒に映画に行ったりサイクリングに行ったりしよう とか散々奇麗事を言って別れたくせにそんなことをする気配は微塵もない。結局、僕を通じて知り合ったとしても彼らは君の友達でもある、と言ったのと同じくらいの絵空事だったのかもしれない。そう思うと自分勝手だとわかっているけれどやはり腹が立つ。きっとこの苛立ちと人間不信が最近の不元気の原因の一つなのかもしれない。それでもタンゴが踊りたいので今日は久々にダニエルくんに会う。共通の趣味があることできっともっと仲良くなれると思って始めたタンゴが結局は最後の砦となった。皮肉な話だ。
2005.10.17
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昨日、バイクで中央駅に行くために外に出て冷たい風を浴びながら「そろそろ冬だね」とセバは言った。天気のいい日が続いていつになったら陰鬱な雨が降るんだろう、と雨ばかり気にしていたら一気に秋から冬に季節は移りつつあった。嗚呼、そろそろ冬だ。「僕、R市に引っ越してきたんだよ。」と、セバがSMSを送ってきたのはまだ7月の後半だった。それは金曜日の夕方で、暑くて晴れていてまだ太陽が照っていた。一緒にL市に行こうよ、と電話してきたセバの押しに負けてアタクシは頷いて、そしてその週末アタクシは本当に久しぶりにセバに会った。その日は物凄く暑くて午後から振り出した雨はなかなか止まずバイクに乗って帰るセバのために雨が小ぶりになるのをずっと待っていた。別れ際に「またちょくちょく会えるかな」とセバに聞かれた。その言い方の距離の取り方がとても絶妙だった。勿論、とニッコリ笑って頷くことができる素敵な聞き方だった。あれからたったの3ヶ月という気もするしその3ヶ月が途方もなく長かったような気もする。多分セバにとっての3ヶ月も同じだったに違いない。「ボクタチ、うまくいくか試してみたいんだけど、君はどう?」と、聞かれたのは秋が加速してきてアタクシの体調がどん底だった頃だ。その聞き方もやっぱりあの人らしいと思ってアタクシはまたただ頷いた。週末は週末で二人とも刺々しくて意見の衝突というか感情の行き違いでお互い優しくなれずに途方に暮れてアタクシがボロボロ泣き出したらセバは驚き呆れてアタクシを撫でながらダイジョウブだよ。きっと二人で二人が上手くいく方法が見つかるよ。と言ってくれた。アタクシはまたただただ溜まって頷くしかできなかった。次の3ヶ月で少しでもセバの生活とアタクシの生活が落ち着いて二人の心にもゆとりができていればいいのだけど。
2005.10.17
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アタクシは元気がないといつもセバに「ねぇ。何か素敵なこと話して」とねだる。セバは本当に素敵なことから、あまり素敵に聞こえないことまで一生懸命考えて話してくれる。今日はアタクシがセバに「素敵なこと」を話す番だった。セバは朝からとても機嫌が悪かった。原因の一端はアタクシにあり彼自身にあり、彼を取り巻く状況にあった。「何か素敵なことを話して」といわれて、アタクシは「今週4日だけ働いたら友達に会いにB市に行けるでしょ。友達と会って話して飲んだらまた頑張ろうって思いながらこっちに戻ってこれるよ。素敵でしょ」と話した。セバは否定も肯定もせずにアタクシの髪を撫でながら「君もそれと同じくらい素敵なことだ。一緒にいていつも楽しい」と言ってくれた。それでもアタクシがH市に帰る電車に乗るために中央駅に向かう直前までアタクシはセバに、セバはアタクシに、そしてそれぞれ自分自身に対して不機嫌だった。二人ともそれぞれもの街で生活があって、現状以上の何かに到達しようともがいていて、疲れて、悩んで、迷っていて、それが原因で相手に対して優しく出来なかったり当たってしまったり独りになりたくなったりしてしまうのが悲しかった。直接的に悪いのは相手ではないのに。もうホームに到着してる電車の脇を歩きながらあんなに泣いたのにろくに理由も説明できないでごめんなさい。でもこの週末アナタが一緒にいてくれただけで本当に助けられてたよ。ありがとう。素敵な週末を有難う。と、何とか言った。セバは僕には僕の問題があって、そのことを考えると止まらなくて誰かを思いやる余裕もなくなってしまいそうだけど、そんな中でも僕は君を愛してるから。と、言ってくれた。生活の全てが愛や恋のポジティブさに満ち溢れていたら素敵なのに。アタクシもセバも生活のストレスが愛やら恋にもストレスを感じさせている。次に会うときはもっともっと二人で沢山笑いたい。この悲しみの原因をちゃんと話せるくらいに自分と向き合わなくちゃ。それでもやっぱり思う。素敵な週末だった、と。セバがいてくれて本当に本当に感謝している、と。
2005.10.16
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バイクに乗って40km。バルト海に面したリゾート地にFerienhausという長期滞在型のペンションのような一軒屋を借りた。家具も食器も全て揃っていて一泊40ユーロ。キッチン、居間、寝室、ばするーむつき。安い。寒いのに相変わらず釣りをした。セバがこの寒い天気の中、冷たいバルト海におもむろに全裸で飛び込んだときはどうしようかと思ったが。海底に引っかかってしまって取れなくなった釣りのアクセサリー(名前が分からない。擬似魚。)をどうしても取り戻したかったとか。アタクシは相変わらず元気がなくボンヤリしてばかり。
2005.10.15
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17時過ぎに職場を去って、中央駅に寄って明日の電車のチケットを買って電車に揺られている間にどんどん悲しくなっていって家に帰ってメソメソないた。ああ。セバに素敵なことでも話してもらおうと思って電話したとたん「泣いてたの?」と見透かされてその場で号泣した。嗚呼、何でこんなに悲しいんだろう。きょう一晩メソメソしたら大丈夫だから明日会おうね、と言って電話を切って景気付けに秘蔵のふかひれスープにご飯と卵をいれて雑炊を作った。そこにセバから電話があって「あと一時間で今日の最終が出るからそれに乗って」アタクシは、雑炊のことと電車のチケットの有効期限が明日からであることを説明して、明日行く、と言い張ったのにセバはそんなこと聞かない。とにかく到着時刻に駅に迎えに行くからと、言い残してセバは電話を切って学生連盟のパーティへ行ってしまった。アタクシはとるものもとりあえず、泣きはらした顔で、雑炊を弁当箱につめて、家を後にした。ドイツ鉄道のサービスカウンターで日付の変更について散々揉めた末無理やり変更してもらい、電車に乗って雑炊を食べた。ぬるい。いつもは急行に乗るのに、この最終電車は鈍行。急行より30分余計に時間がかかるが、いちいち停車駅が多いので気分的にはもっと長く感じるし座席の座りごこちも悪いし、客層も悪いし、泣きすぎて頭は痛いし眠いしで2時間半でかなり憔悴した。中央駅でセバと会ってセバの家に行って今日はとりあえずお互い疲れてるからさっさと寝よう、と言っておやすみをした。アタクシはアスピリンを貰ったのでかなりよく眠れた。深夜セバがビールの飲みすぎ(4リットル)が原因でゲロをしていたのを夢の中で聞いていた。目を覚ましたくないなぁと思いながら。そうやって、盛り沢山の週末は幕をあけようとしていた。
2005.10.14
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きっともう仕事が終わった頃だと思ってセバに電話をしてみた。仕事帰りに花屋に立ち寄って花を買うところだった。「君の好きな黄色い花を買ったよ」と言っていた。いつもアタクシがセバの処へ行くときは必ず花を買って部屋のあちこちに飾っておいてくれる。優しい人。きっとアタクシの元気がないから黄色い花を買ったんだろう。黄色い花が一番好き、と前に言ったから。昨日の電話で、泣きながら「元気が出るようなステキな話をして」と言ったら「週末、僕たちは湖に行って(その後計画を変更して海岸になった)釣りをするんだよ。天気もいいみたいだから絶対に綺麗で楽しくて二人で一杯大きな大きな魚を釣って、夜は一杯魚を食べるんだよ。ね?素敵でしょ」と、言っていた。週末ももうすぐで、海岸は素敵だと思うし、セバはいるし、天気もいいのにアタクシは本当にヘトヘトに元気が無い。一体、どうしたのかわからないほど理由の無い悲しみに襲われたきり這い上がれない。こんなのは多分数年来なかったような気がする。コペンハーゲンに行くときも体調が悪くてアタクシのせいでいけなかったわけだから、せめて今回だけは元気になって楽しかったねと言って日曜日にさようならをしたいのに。哀しくなる理由なんてどこにもないのに。どうしたんだろう。夜勤明けの疲れた顔で金曜日の午後に一人で黄色い花を選んでいるセバを想像して泣けてくる。嗚呼、どうしてこんなにアタクシは凹んでるんだろう。
2005.10.14
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昨夜、2回セバに電話した。いつも夜勤の時は暇でテレビを観てさっさと仮眠するのに昨日に限って子供から大人まで急患が相次いで、大きな病院でたった一人の医者だったので小忙しくしていたようだ。「ごめん、あとで電話するね!」と、そそくさと切られた。暫くして、やっと時間が出来た、と言ってかけなおしてきてくれた。久しぶりにゆっくり話せてアタクシはずっと抱え込んでいたモヤモヤが溢れ出てメソメソと泣いてしまった。何だか良くわからないけど哀しい。と、言うとセバは、今日一日ずっとそうだったのか、本当に具体的な理由は無いのか、と聞いてから「僕にも時々そういうことあるよ、理由も泣く哀しくなること。でもそうやってたまに泣いて哀しみを吐き出すのも悪いことじゃないと思うよ。ちょっとすればまた哀しくなくなるからダイジョウブだよ」と慰めてくれた。嗚呼、本当に優しい人だ。彼は絶対にいいお医者さんになる。この子は成績がいいから医者になれる、と高校の進路指導で言われることがあるけれど、この子は心が優しいから医者になれる、とは誰も言わない。本人の名誉のために言うが、セバは一応成績も良かった。卒業までやたらとかかるドイツの大学で医学部を最短年数で卒業したほど。でもそんなことがどうでもよく思えるくらいセバは本当に心優しい人だ。アタクシは白衣を着た医者としてのセバを見たことがないから想像の域は越えないが。「他の医者たちは眼しか看ないんだ。僕たちは眼科医だけど、その病気の原因が精神的なものだったら、話を聞いてあげるくらいできるはずじゃないか」と、この間は病院の方針に納得が出来なくて悶々としていた。セバがもっと近くにいたら、アタクシは「心が痛いです」と宿直の彼がいる病院に駆け込んだだろう。「下の階で患者が待ってる」と、言って小走りで階段を下りながら話すセバ。背後で指示を仰ぎに来た看護士の声やら患者の声が聞こえる。「ダイジョウブだからあんまり哀しまないで。土曜日に会おうね」と言い、そして「ich hab dich lieb」と言ってから「ich liebe dich」と言いなおして患者のところへ行ってしまった。土曜日、日曜日と湖の掘っ建て小屋を借りて釣りをして釣った魚を料理してゆったり過ごすことになっている。天気予報では日中14度。土曜から日曜にかけては最低気温三℃まで下がるらしい。掘っ建て小屋で寒い思いをするのは嫌だなぁ。しかも魚が釣れなくてひもじい思いまでしたらどうしよう。そして明日は土曜日なのに6時20分の電車…。人生、憂いが多い。
2005.10.14
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セバの自転車を引き取りに行った帰り道に派手に2回転んだ。サドルが高くて足が地面に着かない。ドイツ人みたいに一時停車した瞬間にサドルから前方に飛び降りたり、片側に飛び降りたり出来ない。歩道と並行している自転車専用道路で危なっかしく走るくらいなら転ぶだけで済むが、車に混ざって車道で走ってるときに一時停止できないのは命に関わる問題である。後半は怖くてずっと自転車を転がしてきた。給料日までの日数を数え、今月の散財振りを思い返し、まぁ、今月は楽勝だろう、と思い銀行にて残高をチェックしてギャフン!と声を上げそうになった。マイナス○○○ユーロ!!!!!!とても、就業している人間の銀行残高とは思えない!!!うーむ。やはり、引っ越したせいで家賃が上がったのに前と同じ調子でパカパカお金を使っているからいけないのだろうか。と、自問自答してみたが、そんなの火を見るより明らかである。家賃が上がったセバのところへ行く交通費自賠責保険電話代電気代などなど、今まで払っていなかったものを払うようになった。と、言ってみたもののどれもたかが知れている。やはり一番の問題は家賃とどっこいどっこいのクレジットカードの請求。アタクシ、馬鹿?ってくらいな金額だった。嗚呼。いつも聴いてるラジオの「この音なーんだ」で「マトリョーシュカ」と答えてさえいればアタクシは今ごろ約1700万円を手に入れていたのに。散財の後の後悔・・・・ プライスレスこんなんで来月日本で活動できるのだろうか。嗚呼、でも11月はボーナスだし・・・。
2005.10.13
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ここのところ気分が浮かない。昨日、自転車を漕いでいたときはすっきりしたのにやっぱり身体のダルさがと無気力ぶりが抜けない。セバは夜勤と通常勤務と学生連合の学期始のコンパ(女性禁止)の予定が入っていて大忙し。アタクシは土曜日にR市に行くことになっている。意味もなく不機嫌なアタクシを宥めて欲しいのに忙しいセバはいつもバタバタしていてそれが気に入らなくてますます不元気になる悪循環。元気がないとセバが心配をして聴診器を持ち出すので(エロい)元気が無くても元気なふりをしたいのに、後ろ向きなことを考え始めると止まらず何もかもが馬鹿みたいに思えてくる。この間、コペンハーゲンに行けずにダラダラしていたリベンジとして今週末はウチとセバの中間点にある湖の湖畔の小さなバンガローを借りることになっている。セバは釣りをして、アタクシは例のカメラで写真を撮る。嗚呼、早く元気にならないと。自分の感受性くらい自分で守れ馬鹿者よと、茨木のり子も言っていることだし。
2005.10.13
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今日はロングブーツにデニムをインにしてみた。アタクシの隣に住むシャネルの香水がぷんぷん香る金髪のベッピンさんも同じような格好でトレンチコートにサングラスをかけて週末にお出かけをしていた。彼女はかっこいい。職場の仲良しペーターの所に用があってテクテク歩いていくと長靴を履いた猫がやって来たと、言われた…。 ・・・隣人のべっぴんさんが同じ格好をすると様になってるのに…。嗚呼、適材適所ってこのこと。
2005.10.13
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秋晴れが続いていてアタクシは自転車に乗ってばかりいる。朝、地下鉄の駅に行くときも自転車。仕事から帰って来てそのまま自転車でフラフラ放浪。おかげで随分といろいろな道を覚えた。でも、その愛する自転車の調子がどうもおかしい。ペダルが重くてギアを軽くしても、どうも重い。体力が落ちたのかと思った。今日、仕事の帰りにクラウスのところへ自転車を持っていった。クラウスはグナーのお兄さんで自転車が好きで趣味が高じて知り合いのサイクリングショップを手伝っている。アタクシの自転車はこの店で買った。自転車の状況を見て一言「二人乗りしたでしょ」。げ、ばれたか・・・。二人の乗りのし過ぎで後部タイヤの放射線状に張ってあるスチールが歪んでいて、それがブレーキに引っかかって回転を鈍く重くさせていたのだ。二人乗りなんて信じられない!と、クラウスはブツブツいいながら歪みを手作業で直してくれた。「今度、このタイヤが本格的に歪んだら機械にかけて直すかタイヤ交換だぞ。そしたら最低でも70ユーロは覚悟しておくんだな」と脅された。・・・・考えるアタクシ。最近、アタクシは運動不足である。原因は週末にジョギングの時間が取れないことにある。アタクシがR市に行ったりセバがこちらに来たり。セバが来たときに一緒に20km走りましょ、とはとても言えない。じゃあ一緒にサイクリングをすればいいんだ。と、言うわけでクラウスのところで中古自転車購入。70ユーロ。もともとクラウスの自転車だったのでとても手入れが行き届いている。明日、取りに来る約束をした。サドルを一番低く下げてもらっても足元がおぼつかない。赤信号で止まったら転ぶかもしれない・・・。今日はとりあえず自分の自転車で家まで帰った。嗚呼、軽い、軽い、軽い、軽い。嬉しくて街を一周して帰ってきた。もうセバと自転車の二人乗りをできないのが残念である。セバがこっちにくる再来週末が晴れますように。
2005.10.12
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「今まで誰かを愛したことが無いのにどうしてそれが愛だってわかるの?」ティル・シュヴァイガー主演のBARFUSSという映画に出てくる台詞。もう、これは卵が先か鶏が先かという類の問題じゃないか。一番最初に愛したのが愛だとわかるにはどうしたらいいんだ。ティル・シュヴァイガ―なら判るのだろうか。あの顔の渋さと声(喋り)の軽さが合わないような彼なら。昨日ヤナ姉さんに「あなたはセバのことが好きになったの?」と、聞かれて「わからない」と答えたら「あなた自分がセバを好きか好きじゃないかもわからないの?」と呆れられていた。「今までにセバを好きになったことが無いから、これがセバを好きだっていう気持ちなのかわからないわ」と、旋毛曲がりなことを言いたかったが、旋毛曲がりというよりもオツムが弱いと思われそうなので止めた。同じ質問をホセにされて、同じように答えたとき、ホセは笑って「トップ・シークレットってヤツだな」と何もかもお見通しのように言っていた。今までに誰かを愛したことがあっても、愛だとわからないこともあるし今までに誰かに愛されたことがあっても、愛されている確信が抱けるようになるわけじゃないし全ては微妙なのだ。卵の外見、色、重さがちょっとずつ全部違うように。*******************************************************************写真はフリマで買ったアンティーク・カメラ。重くて大きくて操作が面倒で、写真を撮ることが何かの儀式のようだ。このカメラが生まれた50年程前というのは写真を撮ることはそういうことだったのかもしれない。一写入魂、みたいな気持ちでカメラを構えるなんてデジカメじゃ絶対にしない。どんな写真が撮れているか楽しみ。
2005.10.12
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昨日、ヤナ姉さんの家でDVDを観ながらおしゃべりをした。二人でブラピはかっこいいか、というテーマを熱く議論した。かっこいいかかっこよくないかでいえば間違いなく前者だが好みの問題でいうと「あたしは金髪よりももっと濃い髪の色の人が好き」という姉さん。だからってクライヴ・オーウェンは濃すぎだろう。姉さんはセバとダニエル・ブリュ―ルが似ているとさかんに主張。二人の共通点は母親がスペイン人で父親がドイツ人であること、眉毛が繋がってそうに濃いこと、以上の2点のみ。セバの顔がイェーガーシュ二ッツェル(ポメス添え)とパエリアの併せ技ならアタクシの顔はざる蕎麦である。そのくらいセバの顔は濃い。近い将来クライヴ・オーウェンみたいになったらどうしよう。そこがセバのいいところよ!と、ヤナ姉さん。濃い顔推進委員会。反応に困っているとじゃあ、貴方は一体どの俳優が好きなの?と、聞かれる。・・・・ビリー・ボブ・ソートン。充分に濃い。でもそれ以上に好きなのは・・・・・風間杜夫とイッセ―尾形彼らのよさはヤナ姉さんに伝わらないであろう。9時から17時までしか働いていないのに22時過ぎにはもう寝ていたセバ。(羨ましすぎて)口惜しいのと話せなくて寂しい恨みを晴らすべく携帯で撮った写真を公開。濃い。
2005.10.12
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「僕は絶対に彼女とは喧嘩しない」と、週末の午前中にポルトガルカフェにてセバがヤナ姉さんに自信満々で宣言してから早2週間。本当に喧嘩をしていない。険悪になったことも、アタクシが直接の原因でイライラしているところも見たことが無い。実はハラワタは煮えくり返っているのかもしれないが。ダニエルくんだってすぐに怒るようなタイプではない。大概アタクシが理不尽にイライラしたて言いがかりをつけて臍を曲げて八つ当たりをして、混乱したダニエルくんが「何なんだよ!」と断末魔の悲鳴をあげていただけなのだ(アタクシ最低。)それは結構初期の頃からそうだった。しかし、セバといると全然イライラしない。自分レベルに身勝手で我儘な人間と一緒だと突然心の構え方がゆったりしてくるのである。嗚呼、不思議。アタクシにこんなに包容力があったのかー、と自分でもびっくりするくらい。これが毒を以って毒を制すというヤツに違いない。・・・・というのは、大嘘。セバはアタクシなんかに比べれば我儘でも自分勝手でもない。包容力があるのはセバの方なんだと思う。小さなことが原因で泣いていた子供が泣く行為に触発されて何が気に入らないんだか自分でもわからないけどとにかく癇癪を起こしてしまったときに、セバが登場したら絶対に上手に癇癪を沈められるだろうなぁと思う。ってことは癇癪持ちの子供レベル?アタクシ??ま、そういう風にあの人は理に適った不思議な優しさを持っている。しかしアタクシはちょっぴりセバと喧嘩がしてみたい。理性を失ったセバにスペイン語で怒鳴られてみたい。聴診器でぶたれたらどうしよう。釣りの餌にしてる蜂の幼虫(めちゃくちゃ気持ち悪い。うじ虫みたい)やら水辺に生息してる真っ黒で滅茶苦茶臭いミミズを背中にいれられたらどうしよう。(そんなものが、冷蔵庫に保管されているセバの家。)嗚呼、ここまでいくと喧嘩っていうよりイジメ?っていうか、こんなこと書くとアタクシがマゾみたいだ。もうちょっと微笑ましい喧嘩をする日を心待ちにしつつ大船に乗ったつもりで今後も我儘自分勝手偏屈人間でいくつもり。
2005.10.11
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これじゃあ寒いと承知で薄着で生足にブーツ(年齢的にアウト?)で家を出て、さらに寒いのを承知で地下鉄の駅まで自転車ですっ飛ばした。嗚呼、寒かった。会社への道のりでずっとケニアのことを考えていた。昨日の夜、タンゴに行かなくて暇だったのでメールの整理をしていた。そのときに、以前セバがケニアから送ってくれた写真付きのメールが出てきた。これを貰った当時はセバとアタクシは友達以下顔見知り以上でセバがいつケニアに発ったのか任期はどのくらいなのかさえ把握していなかった。そして貰った写真もちらっと感慨なく見てそれきりだった。写真の中のセバは今よりも痩せていて精悍で日に焼けていて笑ったり眠そうだったり真剣な表情をしている。そこに写っているのはアタクシが良く知るセバなのに写真の中のセバはケニアにいる。とても近くに感じている人が限りなく遠く思える場所にいる不思議さ。その不思議さに取り憑かれてケニアのことばかり考える。アタクシが生まれ育った東南アジアの国の空港を降り立つと香辛料の混ざったような匂いが湿度の高い空気に乗って漂ってくるようにケニアの空気はケニアの匂いがするに違いない。ケニアの匂いってどんなろう。そう考え初めて、ケニアに一度行くのも悪くないと思えてきた。クリスマス前後に一週間、セバは無条件で休暇がもらえることになっているので大晦日前後に一週間有給を取って、合計2週間ケニアに行こうか考えているらしい。アタクシは年内の有給はもう無理そうだから、2月の上旬まで待って欲しいと次に会った時に頼もうかと思っているほど。嗚呼、ケニアの匂いって…と、思っているうちにドイツは秋の匂いが日に日に増している。加速する秋。
2005.10.11
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先週の後半からダニエルくんがインフルエンザにかかっている。大分よくなったと思って仕事に行ったけどやっぱり調子が悪くて早退してきたようで、今夜のタンゴレッスンもいけないと電話があった。ごめんね、と。タンゴレッスンも楽しみだったけど、ここのところレッスンの前にカフェでダニエルくんとお茶をするのが恒例でそちらもとても楽しみにしていた。ギクシャクとしながらもお互いの私生活が気になってしょうがないアタクシたち二人の定例報告会みたいなものだ。ま、一緒に踊ってアタクシまでインフルエンザになっても参ったが。週末にちょっと用があって電話したときはもっと具合が悪そうで「じゃあ熱があるかどうか測って、ゆっくり寝てたほうがいいよ」とか言っているのをそれとはなしに聞いていたセバは「何か滋養のあるものを作って持っていってあげたほうがいいんじゃない?僕も一応医者だから一緒に行って看てあげられるし」と言ってくれた。嗚呼、なんてセバらしい提案だ、と思いつつもアタクシは困ったように笑いながら首を横に振った。風邪でうなされているダニエルくんのところにアタクシとセバが二人仲良くやってきて食事を作ったり、お医者さんごっこ(?)をしたりするのはいくらなんでもダニエルくんが可哀想だと思ったから。ダニエルくんが風邪を引いてもそこはかとない責任を感じセバと楽しい時間を過ごせば過ごすほど何故か未だに後ろめたく1人で入ると溜息が止まらない。
2005.10.10
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実は週末のセバは元気が無かった。セバにはこの町に住む20年来の大親友、マイクという友達がいる。アタクシに会いに来るのと同じくらいマイクと会うのを楽しみにしている。(いや、それ以上かも)スペインを旅行したときの写真にもマイクが写っていてロビー・ウィリアムスとクラブのトイレで一緒に用を足した大晦日のパーティの話にもマイクが出てきた。とにかく、とっても仲良しなのだろう。しかし、最近マイクが変なんだ、とセバは言う。なかなかセバに会う時間が無い。会いたがらない。会ってもどうでもいい話(彼女が出来ない、とか)ばかりだとか。この週末も、金曜の夜に一緒にマイクと食事をしてその時はアタクシが誰かマイクに丁度いい女友達を知らないかということしか話さなかったらしい。土曜日はアタクシたちもマイクも街にいたから一緒にお茶でも飲もうと言ってたのに「買い物してるから」とかいう理由で会えず仕舞。日曜日も二人でお茶する予定だったらしいがマイクが友達とE川に出かけてしまい実現しなかった。まるで、デートに誘い続けてことごとく断れ続ける哀れな青年のようなセバを見ていて痛々しかったし、さすがのアタクシもマイクに対して「それはちょっと酷い」と思い始めていた。セバは憤りつつ、少ししょぼくれながら言った。「彼はこの町に住み始めて7年だけど、最近とくに変ってきたんだよね。多分、間違った友達のせいで」「間違った友達」ってどんな人たち?とアタクシが聞くと真似をしてくれた。Hey,Aller!とか挨拶をする種類の人達らしい。アタクシがいつもチャラいなぁと思っている人たちだ。環境と周りの人間が人を変えるんだ、と言っていたセバの寂しそうな表情。アタクシが実際に会ったマイクはとてもいい感じの男の子でセバのことを「バスティン」と呼んでいた。今はもう誰もその呼び方で呼ぶ人はいない、セバがまだ小さな頃に呼ばれていた愛称。今でもそんな風にセバを呼ぶのに、そんなに自然に残酷に変わってしまったマイクにセバは傷ついている。嗚呼。アタクシはドイツに住んだこの数年で一体どんなふうに変ったんだろう。そしてアタクシの友達は。来月日本に帰るのが怖くなってきた。
2005.10.10
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セバが帰った。週末にセバと過ごす時間のためだけにそれ以外の長い長い面倒くさい時間を耐えているような最近。セバを駅に送りに行った。中央駅は何度もアタクシと歩いたことがあるくせに今日に限って、中央駅の大きさに目を奪われていた。「あああああ、すごーい。こんなにデカい中央駅なんてー!!!」と、驚嘆の声を上げたと思ったら、突然アタクシのほうを向いて「君が大好きだ!この駅はこーんなに大きくて、君はこんなに小さいのにこの駅の全部よりも僕には君のほうがずっとずっと価値がある」と言った。唐突で、比べる対象が中央駅で、何だか思わず笑ってしまったけれどよくよく考えるとあの人らしいユニークな言い方だ。それから昨日の夜、セバが姉ちゃんに電話をする、と言い出したことがあった。セバの姉は心理学の博士号を取った心理学者で、婚約者である弁護士と同棲をしている。心理学者と弁護士の組み合わせなんて離婚のときに血を見そうで恐ろしいが。婚約者と挨拶をして電話を取り次いでもらったセバが姉に向かって最初に言った言葉。「姉ちゃん、オレオレ。あのさ、連絡しない間に僕ももう一人じゃなくなって今、H市にいて手料理を食べてるんだけど・・・(以下略)」”もう一人じゃなくなって”というのはつまり「彼女が出来た」ということなのだが”もう一人じゃなくなった”と言ったのが”もう独りじゃなくなった”というようにもとれる言い方で、それを聞いてアタクシは胸の奥がジワーっと温かくなった。そんな週末も過ぎて、セバはまたディアスポラとセバが見下すR市で医者としての5日間を、アタクシはこの街でOLとしての5日間をまた生き抜く。有り余るほどお金があるわけじゃないし、小さな悩み事は数え切れないけど仕事があって自分の力でちゃんと生きていけて、頼りすぎるわけでも頼られすぎるわけでもなく、アタクシの隣を歩いてくれるような人。引っ張ってくれるわけでも、引っ張られようとするわけでもなく。一人だけど独りじゃない。
2005.10.09
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セバといて、嗚呼アタシタチ似てるなぁと決定的に思うことは妙な金銭感覚の無さである。多分、お互い子供の頃からきちんとしたお金の使い方を学んでこなかったに違いない。引っ越したときの敷金やら家具の購入やらでお金が無いとセバがブツブツ行っていたときに「あとでオヤジにちょっと送金してもらおう」と、言ったのを聞いてやっぱりねぇと確信した。度合いで言うとアタクシのほうが酷いが。しかし、その金銭感覚の無さでアタクシ達は刹那に楽しむことが出来るし金の有無なんてとりあえず問題にせずイロイロなことを計画してウットリ夢見がちになることも出来る。ケニア旅行がその最たる例だと思っていた。しかし、昨日セバは「あのさぁ、S市の湖畔に小さなバンガローを借りようよ」と言い出した。ちょうどアタクシの街とセバの街の中間にある風光明媚な美しい街だ。湖畔の小さなバンガローの家賃が月々いくらなのか全然しらないし、セバも「そんなに高くない」という認識のみなのにアタクシ達は湖で泳いだり釣りをしたりBBQをしたりする話をしてすっかりその気になっていた。救いようが無い。そう言えば、友人カップルが「彼とお金をパーッと使いたいね、って話になって二人で凄く高いフレンチ・レストランに行って500ユーロ分も食べてきた。馬鹿でしょー」と以前言っていた。がははは、と笑いながら。金銭感覚の無さを楽しめたり、無駄遣いの方向が一緒だったりするのはとても大事なんだなぁと思う。大体、セバがしっかりした金銭感覚をもっていたら、貧乏研究医のくせに一週間おきにアタクシに会いに来るなんてしなかっただろう。本当にそうするのが当たり前のようにこの街に足しげく来てくれているのにその一方で、嗚呼なんでこんなに金が無いんだろう、と首をかしげている。この調子だとケニアに行って、バンガロー借りたのに、どうして二人とも働いているのにこんなにお金が無いんだろうね、と二人で首をかしげるはずだ。
2005.10.09
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