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台湾南部で6月ごろ白い雪のような花をつける樹木。日本名で「ヒルギモドキ」 台湾では「欖李」(ランリー)戦前に住んでいた台湾で6月に見た白い雪のような花が忘れられない祖母。その記憶を辿って孫の「未来」が台湾を旅して、日本語を話せる台湾人に助けられながら祖母が見た「6月の雪」を見つける。台湾の複雑な歴史について初めて知ることも多かった。オランダの植民地から解放されたら日本の植民地になって、戦後は中国本土から蒋介石の国民党がやってきて、38年もの間、戒厳令が敷かれ、解除されてやっと30年経った。そのせいで台湾の人は感情を表に出すことができず、みんな無表情になってしまった。以前、東山彰良の「流」を読んだ時も、台湾の歴史を知らないことを痛感した。観光客としてでなく日本人として台湾を旅行してみたいな。六月の雪 [ 乃南 アサ ]
2019.09.29
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図書館の「敬老の日におススメ」コーナーで知らない落語家さんの本でしたが、落語の包容力に引かれて読んでみました。立川談慶なんて聞いたことなかったけど、慶応大学卒でサラリーマンを経験し立川談志の弟子になった変わり種?落語の噺と高齢化の現代、談志師匠のエピソードを織り交ぜて書かれています。自分勝手な感想ですが、(いつもそうだけど)「この人の落語は聞きたくないな」「だから、本を書いているのかな」と、思いました。『長屋の花見』『芝浜』『死神』など落語の内容を紹介する部分は江戸時代の風俗が生き生きしていて「与太郎」が飛び出してきそうでとても面白い。でも、ほかの部分が非常に退屈でなかなか読み進まない。なぜ?老後は非マジメのすすめ [ 立川談慶 ]
2019.09.24
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「螺旋プロジェクト」第8弾。いよいよ最終章!時代は21世紀も終わりに近い頃。東京の中心に東西を隔てる壁ができて四半世紀過ぎた。しかし、東西の争いは沈静化し、壁をはさんだ東西の行き来もなんとなくできるようになっていた。東京には不眠症が蔓延し、それを解消すべく、雑多なビジネスが東西で展開されていた。睡眠コンサルタントとして眠る薬を開発していたシュウは突然、眠りから目覚める薬を開発するように命じられる。手がかりは「王子」⇒「八人の王子」⇒「八王子」登場人物が多いので巻頭の「登場人物紹介」を何度も見返しながら、長編を読破しました。最後は「めでたし、めでたし」という感じで、赤ちゃんが産まれて、「おおる、おおる」と泣き声を上げる。もしかして、「ALL、ALL」螺旋は生物の「DNA」のことなのかなあれ結局のところ、問題はなんだっけ太古から未来まで8冊読んだけど、こういう企画も面白いですね。知らない作家さんにも出会えるし、違う作家による、連続した、壮大な物語を堪能させてもらいました天使も怪物も眠る夜 (単行本) [ 吉田 篤弘 ]
2019.09.18
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「螺旋プロジェクト」第7弾。大森兄弟は初めてです。兄弟で一つの作品を作る作家さんっていままでいたかな?いくら兄弟とはいえ、別々の人格が同じ作品を制作するなんて。共作とは違うでしょうね。どうやって書いているのかな?大森兄弟の制作過程が気になってしょうがない。今回は太古、日本でいえば縄文時代より昔、旧石器時代より遡る感じですね。海の民「イソベリ」は豊かな海の潮溜まり近くに住み漁をしなくても、潮溜まりにやってくる豊富な魚を食べて幸せに生きていた。「死」を知らずに。体が動かなくなって、呼吸をしなくなったら、船で近くの島へ連れていかれる。そこで鱗が生えて、ひれが出て、魚になって生きるという。だから、イソベリは怪我をして、体を痛めても全然不安にならない。「死」と言う概念がないから、体を大事にしない、命を惜しまない。これは幸せなことなのかな?ウナノハテノガタ (単行本) [ 大森兄弟 ]
2019.09.10
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「螺旋プロジェクト」第6弾。「つきひとおとこ」と読みます。月の異称で、月を擬人化し、男性にみたてていう語(全訳古語辞典)初めての作家さんです。時代物が得意なようですね。難解な言葉の羅列に苦しみましたがなんとか電子辞書を引きながら読了。天皇家と藤原氏の系図が巻頭にありますが、生没年や在位年などが良く分からないので辞書を引きながら自分でノートに書いてみました。疲れた。気が付いたことは、血族結婚がなんと多いことか。聖武天皇以前は皇族同士が結婚することが当たり前だったが、藤原氏の娘を母に持つ聖武天皇は山である天皇家と海である藤原家両方の血を引く初めての天皇になった。母は自分の産んだ子が天皇になるという恐ろしさから気鬱になってしまい母子は何十年も会うこともなかった。女帝の祖母(元明天皇)や叔母(元正天皇)に育てられ、藤原氏の娘である母の妹(光明子)と結婚し、さらに妻は皇族以外で初めての皇后になる。藤原氏の権力が強かったことは理解できますが、母も藤原氏、妻も藤原氏、しかも妻は母の妹です。叔母さんと結婚したってことですよね。恐ろしや、藤原不比等の権力欲。今回は聖武天皇の中で山族と海族の血が戦っている内容でした。月人壮士 (単行本) [ 澤田 瞳子 ]
2019.09.06
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