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初めての作家さん。超短編集で高齢者向けの話だからか、字が大きくて読みやすい。高齢者ならではの本音が盛りだくさんで、これから老齢期を迎える私にはとても参考になる内容で、楽しく読ませてもらいました。死んでしまえば最愛の人 [ 小川 有里 ]
2024.01.31
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6篇の短編集。全てが新型コロナのパンデミック絡みの話。タイトルは「罪」+「パンデミック」という意味かな。最初の3篇は怖かったけど、後の3篇はなんとかハッピーエンド感があってよかった。パンデミックのおかげで?生まれた物語でした。ツミデミック [ 一穂ミチ ]
2024.01.31
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小学生にとっては、担任の先生が変わることは重大事件です。教師も人間だから性格も価値観も違う。こうして大人を観察していくんだろう。ズル休みを容認してくれるお父さんやお母さん。悩みを聞いてくれる夕焼け文庫のおばさん。漢字の面白い勉強法を教えてくれるボランティアの大学生。いろんな大人と関わって成長していくんだね。地元の図書館のリサイクルでもらってきた本なので、20年以上前の本でした。まだ、土曜日が休みでなかった頃の話です。【中古】 ぼく先生のこときらいです / 宮川 ひろ, 長野 ヒデ子 / 偕成社 [単行本]【メール便送料無料】【あす楽対応】
2024.01.22
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表紙の焼きそばの絵がとてもおいしそう。物語の中にも出てくるが池波正太郎も愛した、揚子江菜館の上海式肉焼きそば。食べてみたい。一話ごとに古本屋の珊瑚さんが推す本の名前と料理がセットで来るところが面白い。そして、源氏物語に「輝く日の宮」という失われた帖があるということも、本居宣長がいなければ今に伝わっていなかったことも初めて知った。古本食堂 [ 原田 ひ香 ]
2024.01.22
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初めての作家さん。音楽教室での著作権の問題は裁判にもなったので知っていたが、全日本音楽著作権連盟は実際に潜入調査を行っていたのだろうか。上司の命令とはいえ、音楽講師に嘘をつくことは人間として嫌だろうな。でも、主人公はチェロを再開したことで悪夢から解放されたし、不眠外来の医師にも正直になれた。音楽には人の心を癒す効果がある。ぜひ、映像化してもらい、チェロの演奏を聴きたい。ラブカは静かに弓を持つ [ 安壇 美緒 ]
2024.01.22
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知らなかったが、温泉の定義はかなりゆるい。温泉成分が1リットル中1グラム以上含まれていれば、水でもOK。逆に、温泉成分が無くても、源泉の温度が25度以上ならOK。専門的な記述もあるが、温泉の種類や効果など勉強になった。旅行に行くときに参考にしよう。SUPERサイエンス 知られざる温泉の秘密 [ 齋藤 勝裕 ]
2024.01.17
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宗教二世の話。あとがきにも書かれているが、安倍さん銃撃事件の前からカルト宗教や二世問題について書かなければならないと思っていたそうです。物語の舞台になった団体は、辻村深月「琥珀の夏」に出てきた団体に似ていた。教祖様を中心に自給自足で社会と隔絶した生活を送る人たちは、その子供たちも、これが幸せだと思いこむ。結局、大人の都合で世間の煩わしさから逃げているだけなのに。教祖様が死んだらどうなるのだろうか。はーばーらいと [ 吉本ばなな ]
2024.01.17
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『鈍色幻視行』の核となる小説。昭和初期の2.26事件前夜のような内容。夜果つるところ、とは戦のない世界のことかな、と思った。表紙がリバーシブルになっていて、謎の小説家「飯合梓」の作品としても読める。作者はメタフィクションを書いてみたかったそうだ。再度、『鈍色幻視行』を読んでみたくなった。夜果つるところ [ 恩田 陸 ]
2024.01.12
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2日間の出来事が、鈴木・鯨・蝉、3人の目線で連続して描かれる。全く接点が無かった3人が、ある事件に関係して徐々に接近していく。手に汗握る読書でした。「昆虫も人間も数が多くなると、凶暴なのが出てきて争いになる」という言葉が身に染みた。そもそも、「777」が読みたくて閉架書庫から出してもらった本。次は「マリアビートル」へ行きます。追記:東京駅に止まらない快速列車なんてあるのかなグラスホッパー (角川文庫) [ 伊坂 幸太郎 ]
2024.01.12
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5編の短編集。読み終えてから、タイトルの意味が分かった。精神的支えになっていた人は、死んでから分かるものなんだな。「くろい穴」は手間のかかる栗の渋皮煮の栗の虫食いの穴の話。虫食いの栗は壊れやすいのに、何回煮ても最後まで崩れずに残った。虫食いの栗を応援したくなった。あなたはここにいなくとも [ 町田 そのこ ]
2024.01.04
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続編が出るとは思いませんでした。孫にお正月のプレゼント。新年から笑わせてもらいました。大ピンチずかん2 [ 鈴木 のりたけ ]
2024.01.02
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「チルドレン」の続編。あれから20年。陣内は主任になっていたが、破天荒ぶりは変わらず。過失で死亡事故を起こしても、故意に車で人を轢き殺しても、犯人が少年であっても、被害者家族にとっては家族を殺されたという事実は変わらない。車が発明されなかったらよかったのに、と言う加害少年の言葉は重い。サブマリン [ 伊坂 幸太郎 ]
2024.01.01
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