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「みつばの郵便屋さん」シリーズ2。秋宏にも後輩ができて、指導や相談にのりながら、異動でやって来た年上の谷さんにも気を使いつつ、彼女もできて幸せな毎日かとおもいきや、ちょとしたっ事件も起こる。ところで、郵便は番地が合っていれば、宛名がその家に住んでいない人でも届くものだと思っていたが、このシリーズを読むと、そうでもないらしい。転入、転出をチェックし、住んでいるかどうか尋ねたりもしている。秋宏の人柄のせいか、配達先で声を掛けられることが多く、色んな出会いがある。特に小学校の先生とのやりとりが良かった。みつばの郵便屋さん 先生が待つ手紙 (特装版 小野寺史宜の「みつばの郵便屋さん」シリーズ 2) [ 小野寺 史宜 ]
2025.02.26
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とても心温まる物語でした。人間の優しさ、強さ、弱さ、我儘、全部ひっくるめて平さんとエコさんの人生でした。男らしく、女らしく、という近代日本の価値観が、男尊女卑を生み出した。家庭内暴力も、学校や職場でのいじめも、女性の低学歴もそうだ。日本社会の歪みが全て取り込められた作品だった。わたしの知る花 (単行本) [ 町田そのこ ]
2025.02.26
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30年前に起きた誘拐事件。身代金の受け渡しに失敗し、犯人は捕まらなかった。被害者の4歳の男児は3年後に祖父母のもとへ帰って来た。空白の3年間を当時関わった刑事や新聞記者が追いかける。文面から写実絵画の写真とは違う素晴らしさが伝わってくる。逆に、純粋に絵を描きたいだけの画家を取り巻く裏世界のドロドロも凄かった。最後に3年間の真実が分かるにつれて、涙がにじんできた。感動作でした。存在のすべてを [ 塩田武士 ]
2025.02.16
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夜だけ開館する私設図書館。亡くなった作家の蔵書が収められている。入館料千円、年間パスポート五万円。そこで働く職員は寮と夕食の賄い付き。入館料を払っても一度は行ってみたい。好きな作家が生前どんな本を読んでいたか、少し興味がある。なぞのオーナーとオーナーにsnsでスカウトされた訳あり職員と実在の本に登場する料理を出してくれる図書館で起こる事件。お腹も心も満足です。図書館のお夜食 (一般書 428) [ 原田 ひ香 ]
2025.02.16
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恋愛をテーマにした短編5篇。作家さんの恋愛観が現れているのか、そういう恋愛もあるのね❤️という感じ。表題作は現在のことなのか、未来のことなのか、女子中学生と叔母の恋バナがぶっ飛んでいた。「いくつも数える」は歳の差婚が気持ち悪い、という話。会社の同僚や婚活で出会った女性との年齢差をまず計算してしまう男性。恋愛に歳の差は重要かな❓新しい恋愛 [ 高瀬 隼子 ]
2025.02.08
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大人が勝手に始めた戦争で犠牲になるのは子供たちだ。本格的なミステリーかと思ったら、戦災孤児の話だった。決して過去のことではない。今も世界では大人の都合で戦争が起きて、何の関係もない子供たちが死んでいる。最後までグイグイ読ませる構成で、あっという間に読了。「一万年愛す」は宝石の名前だった。罪名、一万年愛す [ 吉田 修一 ]
2025.02.05
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『みつばの泉ちゃん』を読んで、『みつばの郵便屋さん』シリーズがあることを知ったが、地元の図書館に蔵書がなかったので忘れていた。そしたら児童書の新着コーナーに特装版が全8巻購入されていました平凡な郵便配達員の明宏にもドラマチックな日常があり、泉ちゃんも出てきて、同じ場面が現れる。いや、こっちの方が先だ。「おまえなんかいなくても地球は回るんだよ」泉ちゃんの彼氏の言葉は何回聞いても酷いな。みつばの郵便屋さん (特装版 小野寺史宜の「みつばの郵便屋さん」シリーズ 1) [ 小野寺 史宜 ]
2025.02.05
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