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短編6つ。男と女の心情がここまで違うと,読み手としては、かえって気持ちがいい。悪妻、悪女はよく耳にするけど、悪夫、悪男は聞いたことがない。世の中の評価がみんな男目線だから。家事が出来ないだけで悪妻呼ばわりされるのは心外だな。家事の出来ない男はたくさんいるのに。もっと悪い妻 [ 桐野 夏生 ]
2025.05.28
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漫画版の第3弾。歴史の覇者篇。古代から現在にいたるまで、人類史を突き動かしてきたものは何か帝国主義、貨幣経済、宗教について分かりやすく描かれている。特に宗教については、アニミズムから、一神教と多神教、仏教について解説されている。一神教徒にとって他の宗教はすべて異教であって受け入れられないもの、寛容性が無いという以前の問題なんだな。北朝鮮の体制が戦前の日本と同じというのも再認識した。また、続編があるらしい。漫画 サピエンス全史 歴史の覇者編 [ ユヴァル・ノア・ハラリ ]
2025.05.28
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自分のことを「ナチュラルボーンチキン」と言うミュージシャンまさかと、バツイチ45歳編集者勤務浜野との会話がバシバシ刺さってきてイタ気持ちよかった。辛かったのは浜野が結婚していたときに子供が欲しくて不妊治療をするが、夫が協力的でなく気持ちが離れてしまうところ。生殖医療が進んでも男性より女性に多くの負担がかかることは変わりない。密度が高く、内容の濃い文章で、ちょっと疲れた。ナチュラルボーンチキン [ 金原 ひとみ ]
2025.05.21
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ミヒャエル・エンデ作『モモ』の初めの部分が絵本になった。絵も素晴らしく、何も語らないモモが風景に溶け込んでいる。道路そうじのベッポさんがモモに話を聴いてもらうところが、のんびり、ほっこりする。名作です。モモ(絵本版) [ ミヒャエル・エンデ ]
2025.05.21
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明治神宮の森ができて100年経ったのを記念して作られた絵本。日本中から木々が運ばれて人工的に作られた森は人の手が加わっていないので原始の森に近づいているそうだ。周りには高層ビルが立ち並び、街は開発されても、この森はずっと変わらないだろう。100さいの森 [ 松岡 達英 ]
2025.05.21
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1970年代にピル解禁や女性の中絶の自由を主張し女性解放運動を主導した塙玲衣子の物語。モデルになった人物がいるらしい。私も中学生の頃生理痛が酷くて養護教諭の先生に相談したら、試験や修学旅行の日に生理にならないように、遅らせる薬をもらって飲んでいた。今考えればピルだったと思う。派手な活動方法はともかく、50年前にこういう運動をした女性がいたことで男性側の考えが少しずつ変わっていって、女性が少しは生きやすくなったのかもしれない。オパールの炎 (単行本) [ 桐野夏生 ]
2025.05.15
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あさりを食べたら、小さな石が出てきた。あさりが海で吸い込んだ砂はどこからきたかすぐに調べに行くおかあさんの行動力がすごいあっという間に川の源流へ。物語はどんどん広がって、漬物石、墓石、宝石、月の石、果ては地球の成り立ちまで。楽しい旅でした。いし [ 中川ひろたか/作 ]
2025.05.15
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そういえば、気持ちってころころ変わるよね。気分がふさがっているときは、肩が凝ったりして体が重い。心と体はつながっているんだ。還暦過ぎてこんな当たり前のことに気づくなんて、遅いよなーこころころころ [ 新井 洋行 ]
2025.05.15
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『となりまち戦争』から20年。パンデミックを経験し、世界のあちこちで、特別軍事作戦とかテロへの報復とか勝手な理由をつけて事実上の戦争が起きている。これはコロナ禍の日本人の行動を目の当りにしたからこそ生まれた物語だと思う。そして怖いのは、訓練された工作員が思想や宗教にこだわらない日本人の過去の記憶を書き換えることは容易なのだ、と言うこと。濃い内容で、ネット社会の中での戦争の意味を考えさせられた。みしらぬ国戦争 [ 三崎 亜記 ]
2025.05.14
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『せかいはふしぎでできている』と同じ作者の続編。8歳の女の子ソフィアは住んでいる町に公園作るために市役所へ行き、お願いするが、子供には出来ない、と言われてしまう。でも、市役所や町の人を動かして味方にしてしまう。勇気ある女の子の話。行動あるのみ。ちいさな こえが みらいを かえる! [ アンドレア・ベイティー ]
2025.05.07
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『失敗なんかこわくない』と同じ作者。3歳になった女の子エイダは知りたいことがたくさん。毎日「これなあに、どうして、なぜ?」の繰り返しで、パパとママはカンカン!でも、知的好奇心は果てしない。世界は広くて知らないことだらけだものね。せかいは ふしぎで できている! [ アンドレア・ベイティー ]
2025.05.07
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ひとりぼっちでも、いいこともあるんだ、と思わせてくれる絵本。すてきなひとりぼっち [ なかがわちひろ ]
2025.05.07
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ものすごくストレートなタイトル。いきものはいきものを食べなければ生きていけない。「ぼくはしんでやれない。だれもぼくをたべないから」谷川俊太郎さんの詩は深い。しんでくれた [ 谷川 俊太郎 ]
2025.05.07
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職業が全く違う中年男性4人が喫茶店をハシゴしながら怪談を語る物語。みんな忙しい仕事をしているのにわざわざ京都、神戸、横浜など違う場所に集まって最近聞きかじった怖い話を披露する。それが仕事の問題解決につながったりするが、大半はどうでもよい内容。「不連続の世界」の続編らしいが、17年も前の作品だ。読んでなくても十分楽しめた。珈琲怪談 [ 恩田 陸 ]
2025.05.01
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