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夜のJR松江駅。アンティークな感じのする時計が、松江の風景によくマッチしている。○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
September 30, 2008
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やっと「ハリー・ポッターと死の秘宝」(J.K.ローリング/松岡佑子:静山社)を読んだ。なにぶん分厚いのと値段が高いので、しばらくは様子見をしていたが、やはり、最終巻は気になる。手元に図書カードがあったこともあり、近所の書店で、とうとう買ってきた。しかし、上下2巻は、なんともボリュームがある。とりあえず、上巻だけ読んでレビューを書くことにした。「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (J.K.ローリング/松岡佑子 :静山社) 前作の「ハリー・ポッターと謎のプリンス」の最後で、スネイプの裏切りにより、不死鳥の騎士団は、大きな打撃を受けるが、今回は、ヴォルデモートたちの攻勢がますます激しくなる。なんと、魔法省が乗っ取られ、権力を手にした死喰い人たちは、マグル狩りを始めるのだ。先般、当ブログの貴賓館「本の宇宙(そら)」で、ナチスドイツの興亡を描いた「第三帝国の興亡」を紹介したが、このあたりは、まるで当時のナチスドイツを連想する。もしかすると少しは、意識しているのかもしれない。 ハリー、ロン、ハーマイオニーの三人は、ヴォルデモートの追跡を逃れながら、ヴォルデモートの予備の魂を封じた分霊箱を探して破壊する旅に出る。 しかし、上巻が終わった時点では、分霊箱は、まだまだ残っているし、本当にあと1冊で話が完結するのか?かなり、話を急展開させて強引に終わらせないと完結は難しいような気がするが、まさか、ハリーたちがやられて、終わりだというようなことにはならないだろうな。○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら(追伸) 本日からまた所用により不在のため、コメント等へのお返事は木曜日の夜以降になります。更新もメールによる暫定更新となります。
September 29, 2008
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スパイダーマンといえば、もちろんアメリカンコミックスのヒーローの一人である。日本語に直せば「蜘蛛男」なのだが、こう書いてしまうと、どうも楳図かずおの世界を連想してしまう。やはり、「スパイダーマン」と書くのが良いだろう。金曜日の夜に、日本テレビ系の金曜ロードショーで、このスパイダーマンシリーズの第1作に当たる「スパイダーマン」を放映していた。この作品は、劇場で観たのも含めてこれで3回くらい観たことになる。、2002年のアメリカ映画だ。 内容は、冴えないいじめられっ子の高校生のピーターが、いかにスパイダーマンになったか、そして初めての敵であるグリーンゴブリンとの戦いについてである。最初は、スパイダーマンの力を賞金稼ぎに使ったりしていたピーターも、おじの死やグリーゴブリンとの戦いを経て、自分の生き方に覚悟を決めるという成長の物語でもある。さすがに、典型的なアメリカ映画らしく、迫力ある映像は、何回観てもすばらしい。でも、スパイダーマンを観るたびに、いくつかの疑問点が頭に浮かんでくる。以下に並べて書いておくので、誰か答えられる人はコメント欄にでも書いておいて欲しい。1.なぜ、アメリカンコミックスのヒーローは、全身タイツ姿が好きなのか。2.なぜ、ピーターは、遺伝子操作をした蜘蛛に咬まれただけで、蜘蛛の遺伝子が、人間に取り込まれるのか。毒にやられたというのならともかく、咬まれても遺伝子は人間に取り込まれないだろう。3.なぜ、ピーターは、蜘蛛のような姿にならないのか。「ザ・フライ」では、ハエの遺伝子を取り込んだ男は、姿形も「ハエ男」になる。スパイダーマンの姿も「蜘蛛男」になる方が自然だと思うのだが。4.なぜ、ピーターはMJとのラブに対して悩んでないのか。蜘蛛の遺伝子が子供に伝わるといったことになぜ悩まないのか。5.蜘蛛の糸を手首から出していたが、ここに出糸突起(蜘蛛がお尻から糸を出す部分)があるのだろうか。別にそれらしい機関は見えなかったが。全身タイツで、手首がおおわれている時は、あの糸は、いったいどこから出てくるのだろう。(出演)・トビー・マグワイア(ピーター・パーカー/スパイダーマン) ・ウィレム・デフォー(ノーマン・オズボーン/グリーン・ゴブリン) ・キルスティン・ダンスト(メリー・ジェーン・ワトソン: MJ) ・ジェームズ・フランコ(ハリー・オズボーン)○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
September 28, 2008
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これは、「熊野神社」。紀州の熊野本宮を勧請したものと言われている。かっては、広大な境内を誇っていたらしいが、現在は、こじんまりとした神社だ。この近くには、京都大学熊野寮がある。このブログの初期の連載「思い出シリーズ」の 「盾の下敷き」という記事で紹介した友人は、実はこの寮に住んでいた。もう、はるか昔の思い出だ。○熊野神社 ところで、この熊野神社は、京都土産として有名な「八つ橋」発祥の地である。この八橋の中興の祖と言われている「西尾為冶」の像が境内に置かれている。○西尾為冶像○餡入り生八つ橋「おたべ」 最後は、「京大付属病院」。うろうろと迷いながら歩いているうちにこんなところに出た。京大に学部4年、大学院2年と6年も通いながら、用がなかったので行ったことがなかったが、こんなところにあったんだ。○京大付属病院 この南禅寺界隈散策シリーズも、この回をもってやっと完了である。それにしても、春に行ったのものを今頃掲載とは、少し深く反省。でもまだまだ掲載が遅れている写真がたくさんあるので、性懲りもなく時期外れのものを掲載していく予定だ。○応援クリックお願いします。 (南禅寺界隈散策:完)○「細見美術館から京都市美術館(南禅寺界隈散策番外1)」の記事はこちら○泊まったホテル「R&Bホテル京都駅八条口 」 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら(追伸) 本日の当ブログ貴賓館「本の宇宙(そら)」は、貴賓館オリジナル記事「幽霊狩人カーナッキの事件簿」を掲載しています。併せてご覧ください。
September 27, 2008
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「灼眼のシャナ」(高橋弥七郎:メディアワークス/角川書店)は、人間の存在の力を喰らい、世界のバランスを乱す「紅世の徒」(ぐぜのともがら)と、それを阻止しようとするシャナ達フレイムヘイズとの戦いを描いた一連の人気シリーズである。今日は、その11巻目を紹介しよう。 この巻では、前回の、ちょっと悲壮な話からがらりと変って、シャナや坂井悠二たちの通う御崎高校恒例、楽しい学園祭のお話だ。ストーリーが、戦いの話一直線ではなく、時折こういった学園ドラマといった感じのエピソードが織り込まれているのも、このシリーズの魅力の一つだろう。 御崎高校の学園祭・清秋祭は、地域の商店街も巻き込んだ、一代イベントだ。そして、そのメインイベントが仮装パレードである。シャナ達のクラスの出し物は、「オズの魔法使い」と「ロミオとジュリエット」。シャナや悠二、吉田一美といった、いつもの仲間が代表に選ばれる。誰がどの役をやるかはくじ引きで決まる。悠二と一緒にロミオとジュリエットをやりたいシャナと吉田一美の気合いの入れ方が面白い。 しかし、はさすがに、楽しい学園祭の話題だけということはない。悠二が、練習で初めて封絶を行った時に現れた「銀色の炎」。これを見たヴィルヘルミナやシャナは呆然とする。そして、最後は、悠二が宿している宝具・零時迷子を巡って、新たな事件の発生を予感させて、次の巻に繋がっている。これでは、早く次の巻も読みたくなってしまう。 ○応援クリックお願いします。 ○「灼眼のシャナ10 」の記事はこちら「灼眼のシャナ11」(高橋弥七郎:メディアワークス/角川書店)風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
September 26, 2008
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「トランスフォーマー」は、日本のアニメをリメイクした、2007年公開のアメリカ映画だ。スティーブン・スピルバーグが制作総指揮をしたことでも有名である。もちろん、一般的に、リメイク版が必ずしも面白いとは限らない。だいぶ前の話であるが、「ゴジラ」のリメイク版なんて、単なるジュラシックパークの亜流のような作品になってしまっており、ゴジラが本来持っている、崇高さといったものが、完全に欠けてしまっていた。しかし、この「トランスフォーマー」は面白かった。●DVD「トランスフォーマー」 内容を簡単に説明すると、はるか昔に地球に流れ着いたオールスパーク(キューブ)という不思議な物体をめぐって、宇宙を征服しようとするメガトロン率いるディセプティコンと、それを阻止しようとするオプティマスプライム率いるオートボットが、地球を舞台に戦うというものだ。オールスパークから放出されるエネルギーを浴びたメカは、生命を持ったロボットになってしまう。メガトロンたちは、このエネルギーで、地球のメカを金属生命体に変えて軍団を作ろうとしているのだ。そうなれば人類は滅びてしまうのだ。 変身シーンや戦闘シーンがものすごくリアルで、迫力たっぷりである。日本の映画だと、予算の制約なんかで、残念ながら、ここまで贅沢に作るのは難しいだろう。(監督)・マイケル・ベイ(制作総指揮)・スティーブン・スピルバーグ(出演)・シャイア・ラブーフ(サム・ウィトウィッキー)・ミーガン・フォックス(ミカエラ・ベインズ) ほか○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
September 25, 2008
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南禅寺から、平安神宮まで、目的のところは訪れたので、後は帰るだけだ。バスの便が良いところまで、適当にぶらぶらと歩くことにした。ここからは、歩く途中で見つけた面白いものを紹介しよう。 このモニュメントは、京都市勧業館の前にある「朱雀舞」。1996年に清水九兵衛によって制作されたものだ。清水九兵衛は、愛知県大久手町(現名古屋市)生まれの彫刻家・陶芸家である。抽象彫刻の第一人者らしい。この彫刻、写真でちょっと見えるように、側が自転車の駐輪場代りになってしまっているのはご愛敬。○朱雀舞 こちらは、「細見美術館」。大阪の実業家、 細見家3代のコレクションを展示しているとのこと。聞いたことがないと思ったら、平成10年開館と、まだ新しい美術館だ。入口付近に、和服の人々がたむろしているのが、いかにも京都らしい。○細見美術館 帰り道を歩いていると、袴のような物を穿いた、ちょっと変わった服装の外国人がたむろしていた。みんなものすごく体格が良い。いったいどうしたんだと思っていたら、この建物に入って行った。看板を見ると「京都市武道センター」。なるほどと納得。○「京都市武道センター」○応援クリックお願いします。 (続く)○「平安神宮参道(南禅寺界隈散策9)」の記事はこちら○泊まったホテル「R&Bホテル京都駅八条口 」 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
September 24, 2008
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短編の得意な作家は多いのだろうが、北森鴻は、間違いなく短編の名手であろう。今日紹介する「メイン・ディッシュ」も、彼が得意とする連作短編集である。 劇団「紅神楽」の主催者で看板女優の紅林ユリエは、劇団の仲間から「ねこ」の愛称で呼ばれている。ユリエの部屋にはもう一匹ネコがいる。こちらも、本物の猫ではなく、名前が三津池修なので、仲間内から「ミケ」さんと呼ばれているのだ。ミケさんは、名探偵かつ名料理人である。彼らの周りで起こる事件を、美味しい料理を作りながら、解決していくのだ。ところが、ミケさんは、ネコさんが、かって推理小説大賞受賞者の泉谷と暮らしていたことを知って姿を消してしまう。どうもミケさんには、何か秘密があるようだ。 ネコ型ウッドクロックキャリコ 三毛猫 物語は、ネコさんの劇団仲間とミケさんを中心に展開していく。しかし、このメインの物語が一直線に進んでいくのではなく、フェーズの違う話と交互に入れ替わりながら進行していくのである。一見関係のないような話が、最後の方でうまく収束していく。交互に進む、ユーモラスなタッチのメインの物語と、ちょっとシリアスなサブの話との対比が面白い。 考えてみれば、この短編集は典型的な北森作品と言えるだろう。この作品での、料理人=名探偵というパターンは、以前このブログでも紹介した「花の下にて春死なむ」などの「香菜里屋(かなりや)」シリーズや「親不孝通りディテクティブ 」などでおなじみだ。また、フェーズの違う2つの話が交互に入れ替わりながら話が進んでいく手法は、「メビウス・レター」でも使われていた。だからといって、決して安易なつくりにはなってはおらず、読者の期待に十分応えてくれるだろう。「メイン・ディッシュ」(北森鴻:集英社)○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
September 23, 2008
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横山秀夫と言えば、警察小説の書き手として有名だが、内容が重いものが多いので、あまり続けて読むのは気が進まない。しかし、ある程度時間が空くと、また読みたくなってくるということで、久しぶりに読んだのが「真相」(横山秀雄:双葉社)である。「真相」(横山秀雄:双葉社) この作品は、5つの短編で構成されており、それぞれの話には、思いもよらないような秘密が隠されている。●真相 税理士の篠田佳男は、10年前に息子を殺されていた。その犯人が捕まったことから、佳男の知らなかった息子の姿が明らかになる。●18番ホール 県庁に勤める樫村浩介は、国から出向してきたキャリアの上司とうまくいかないことから、進められていた村長選挙に出馬しようとする。村にはパターゴルフ場の開発計画があった。、その18番ホールの予定地には、樫村にとって重大な秘密が隠されているようだ。●不眠 会社をリストラされ、睡眠に関する治験のアルバイトをしている山室隆哉が早朝に出くわした、見覚えのある「ワインレッドのビガー」。その時刻に、ソープ嬢が放火殺人の被害にあっていた。●花輪の海 再就職の口を探している城田輝正は、大学時代の空手部の合宿で、同級生が死亡していた。空手部は、OBや上級生による暴力が支配する地獄のような場所であった。●他人の家 貝原英治は、強盗による前科があった。その前科が大屋に知れ、住居を追い出されそうになったとき、毎朝の清掃奉仕で出会っていた佐藤老人が、自分の養子になることを提案した。○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
September 22, 2008
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「キジも鳴かずば撃たれまい」 以前このブログでも紹介した、内田康夫の旅情ミステリーである浅見光彦シリーズの一つ「箱庭」のドラマ化されたものが、金曜日の夜放映されていた。フジテレビの金曜プレステージ「浅見光彦シリーズ第三十二弾 箱庭」である。○原作の「箱庭」(内田康夫) オープニングは、日本三景のひとつである「安芸の宮島」として知られる宮島の、厳島神社の場面。厳島神社は、593年(推古天皇元)に創建され、、平清盛にもゆかりの深い歴史ある神社で、広島県の誇る文化遺産の一つでもある。祭神は、宗像三女神(市杵島姫命、田心姫命、湍津姫命)。この厳島神社に隣接して「大願寺(だいがんじ)」がある。明治の神仏分離までは、厳島神社の修理・造営などを受け持ってきた寺だ。この寺に伝わる秘仏厳島弁財天は空海の作と言われ、日本三弁天の一つに数えられている。また、この弁財天は、厳島神社の祭神である市杵島姫命と同一とされている。 今回、光彦は、「旅と歴史」の取材で、そんな歴史ロマンあふれる宮島を訪れる。ところが、望遠鏡で対岸を覗くと、パトカーが見え、何か事件が発生した様子である。廿日市市大野にあるヤクショウ鼻という小さな岬で、小山田誠吾という男が死体で発見されたのだ。小山田は、前日の夕方、「紅葉谷公園の墓」のことを訪ねていた。しかし、宮島の紅葉谷公園には墓はないのである。 一方、光彦の義姉である和子のところに、「キジも鳴かずば撃たれまい」と文字が切り貼りされた不気味な手紙が届く。そして、その手紙には、和子が中学時代の親友である三橋静江といっしょに修学旅行先の宮島で写った写真が同封されていたのだ。光彦は手紙の消印を手掛かりに、島根県益田市を訪ね、静江が勤めていた病院を探し当てるが、既に静江は病院を辞め、代議士の大貫泰三の付添看護婦として、山口県の岩国市に移っていた。○光彦の泊まった「岩国国際観光ホテル」。錦帯橋のすぐそばで、温泉もある。 光彦は、静江を訪ねて、岩国に向かうが、途中で美しいバレエのインストラクター岡村里香と知り合う。岩国を訪ねた光彦は、そこにも紅葉谷公園があることを知る。そしてそこには、吉川公のお墓があるのだ。岩国では、更に第二、第三の殺人が起こり、里香の母親も犠牲になる。その裏には、政財界を揺るがすような一大スキャンダルと歪んだ親子の情愛があった。 広島県西部から山口県東部の美しい風景が、うまく織り込まれ、旅情を誘う作品であった。しかし、犯人の、親としての歪んだ情愛に比重が置かれすぎて、この作品の一番のポイントとも言える、静江が、一番良かった時代の修学旅行の思い出を支えに、幸福とはいえない人生を生きてきたということが、十分に描ききられていないのではないだろうか。(原作)・内田康夫:「箱庭」(出演)・中村俊介 (浅見光彦)・田丸麻紀 (岡村里香)・五十嵐めぐみ (浅見和子)・野際陽子 (浅見雪江) ほか●今回ドラマに出てきた観光地 ・厳島神社:平清盛ゆかりの世界遺産 ・錦帯橋:岩国市にある名橋。鵜飼も行われている。 ・益田市:柿本人麿ゆかりの地だが今回は光彦が静江の勤めていた病院を訪ねたくらい。●原作「箱庭」の記事はこちらジオラマの小型版 箱庭風旅シリーズ...○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
September 21, 2008
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平安神宮の参道には、色々な施設がある。平安神宮側に向かって右側には、「京都市美術館」がある。公立美術館としては東京都美術館に次いで日本で二番目にできたそうだ。開館は、1933年(昭和8)である。明治以後の洋画や日本画が中心に展示されているとのことだ。●京都市美術館 京都市美術館の道路を隔てて反対側にあるのが「京都国立近代美術館」と「京都市勧業館」である。「京都国立近代美術館」は、建築家槇文彦による設計で、関西の美術を中心に収集している。「京都市勧業館」は愛称を「みやこメッセ」といい、建築家川崎清の設計によるイベント会場だ。●京都国立近代美術館●京都市勧業館(みやこメッセ) ○応援クリックお願いします。 (続く)○「平安神宮(南禅寺界隈散策8)」の記事はこちら○泊まったホテル「R&Bホテル京都駅八条口 」 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
September 20, 2008
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久しぶりに「ロザリオとバンパイア」(池田晃久:集英社)である。今日は6巻目の紹介なので、これで第一部の全10巻のうち、やっと半分を越えた訳だ。この物語は、ひょんなことから、妖怪たちが通う高校に入学してしまった、普通の人間の男の子である青野月音(つくね)が、なぜか、バンパイアやサキュバスなどの美少女たちにモテモテなのだが、その一方では、アブナイ妖怪たちに絡まれて、ワクワクでドキドキの学園生活を送るというものである。 今回の敵は、御堂をリーダーとするはぐれ妖の集団。はぐれ妖とは混血の妖怪のことであり、モカたち純血種の妖怪に反目している。モカが御堂にさらわれ、旧校舎におびき出されたつくねに御堂の魔の手がせまる。瀕死となったつくねを助けるため、モカは自分の血液を注入するが、つくねの様子がおかしい。 今回、つくねは危うく屍鬼(グール)になりかける。それを救ったのが、謎のエクソシストと以前つくねたちが救った魔女の瑠妃。またまた、レギュラーの美少女が増えて、つくねの学園生活は、ますます波乱万丈の予感。そして、またまた新たな敵が登場する。 ○「ロザリオとバンパイア5」の記事はこちら○応援クリックお願いします。 「ロザリオとバンパイア6」(池田晃久:集英社) 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
September 19, 2008
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諏訪大社には、昔一度だけ訪れたのだが、不思議に思うことがあった。一口に諏訪大社といっても、実際には大きく上社、下社に分かれ、更に前者は前宮と本宮、後者は春宮と秋宮に分かれているのだ。すなわち、合計4つもの大きな神社の集合体が諏訪大社なのである。神社が分かれているのは他にも例がある。例えば伊勢神宮は、外宮と内宮の2つに分かれている。しかし4つは少し多いのではないだろうか。 更に、諏訪大社には、時折テレビで放映される有名な「御柱祭」が伝わる。坂を滑り落ちる巨大な御柱に、多くの男たちが荒々しく群がる姿は、なんともすさまじい。この他にも、諏訪大社には、元々は75頭もの鹿の生首が捧げられたという「御頭祭」という奇祭も伝わるという。果たして、これらの奇祭は、いったい何のために行われるのだろうか。 このような諏訪大社に関する謎と、諏訪の地で起こる殺人事件をモチーフにした蘊蓄系ミステリーが「QED 諏訪の神霊」(高田崇史:講談社)である。○「QED 諏訪の神霊」(高田崇史:講談社) & 「御柱祭ガイドブック」 今回、このシリーズのヒロイン棚旗奈々は、珍しく、桑原崇に誘われて、諏訪大社の御柱祭を観に行く。桑原崇は、墓参りが趣味で、ニックネームを「タタル」という、蘊蓄を語りだしたら止まらないという、かなりの変人で、このシリーズの主人公である。諏訪には、崇の中学時代の友人である鴨志田翔一たちが待っていた。この鴨志田という男は、前作の「QED~flumen~九段坂の春」に出ていたが、その時は、そんなに変わり者という印象はなかった。しかし、実は、忍者の子孫で、いつもクナイを持ち歩いているという、やっぱり変人だった。そして、いつものように、彼らは、奇妙な連続殺人事件に巻き込まれてしまう。 殺人事件の方の謎解きは、靴の上から足を掻いているような感じで、分かったような、分からないような感じであるが、歴史の方の謎解きの方は、相変わらず語る語る。本当か嘘かは分からないが、つい信じてしまいそうになる。これが、このシリーズの真骨頂であろう。 ○応援クリックお願いします。 ●「QED~flumen~九段坂の春」の記事はこちら○信州諏訪の銘酒「真澄」と「諏訪浪漫」 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
September 18, 2008
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山縣有朋の別邸「無鄰庵」を見物すると、今度は疎水の脇を通って、ぶらぶらと「平安神宮」に向かった。「平安」という名前から、伝統のある神社だと思いがちだが、この神社ができたのは、1895年(明治28)のことだ。京都の歴史の中では、ついこの間できたようなものである。実は、この神社は、京都に遷都した第50代桓武天皇を祀る神社として、平安遷都1100年を記念のため創建されたものだ。●「ジグソーパズル平安神宮」 京都のシンボルの一つでもある、朱色の美しい大鳥居をくぐって、表参道を進む。応天門をくぐると、そこは光溢れる神域である。中央に見えるのが大極殿、向って右側が蒼龍楼、左側が白虎楼である。明治時代の代表的な日本庭園として知られている神苑は、白虎楼の方から入れるが、今回は入らなかった。●平安神宮大鳥居●平安神宮応天門 大極殿の前には、向って右側に左近の桜、左側に右近の橘が植えてあり、それぞれ次のような和歌が掲げられている。 左近の桜:敷島の大和心を人とはば朝日ににほふ山さくらはな(本居宣長) 右近の橘:さつき待つ花橘の香をかげば、昔のひとの袖の香ぞする。(古今集)●平安神宮境内 ○応援クリックお願いします。 (続く)○「無鄰庵(南禅寺界隈散策7)」の記事はこちら○泊まったホテル「R&Bホテル京都駅八条口 」 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
September 17, 2008
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現文メディアさんから、「朴セリ誕生物語 奇跡の韓国ゴルフ界」(パク・シンシク/吉田昌喜:現文メディア)という本を献本いただいた。お礼申し上げます。実は、私は、ゴルフに興味が無いので、朴セリさんの名前は、この本で初めて知ったような次第である。たまには、普段は首を突っ込むことのないような世界の話に関することを読んでみるのも面白いのではないかと思い、ページをめくってみた。●「朴セリ誕生物語 奇跡の韓国ゴルフ界」(パク・シンシク/吉田昌喜:現文メディア)&ゴルフクラブ 朴セリさんは、世界のメジャー大会で輝かしい成績を残している女子プロ選手だということだ。新人としてのアメリカでのメジャー2連勝を手始めに、ついには名誉の殿堂に名前を連ねている。この本は、そんな朴選手がどのようにして、ゴルフを始め、世界のトッププレーヤーとなっていったかを描いたものである。 朴セリさんのゴルフの才能を見出したのは、父親のパク・ジュンチョル氏である。娘の才能を信じ、貧しい生活の中で、すべてを賭けて、娘を鍛えていく。このあたりは、まるで昔流行った「巨人の星」の世界を彷彿させる。 この本は、ゴルフに限らず、何事においても大切なことを色々と教えてくれる。例えば次のようなことだ。 ・何をやるにしても、体力と精神力が基礎になる。 ・目標を明確にし、自分を信じて、目標に向かって進むことが大切。 ・誰にでもスランプに襲われることはある。克服のためには、ストレス解消法を持つことが大切。 ゴルフをやる人もやらない人も、読めば、何か得るところがあるだろう。○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
September 16, 2008
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近所の小さな公園のようなところに、謎の物体があった。どうもキノコのようだ。夕方で薄暗かったので、ゴルフボールが落ちているのかと思った。あまり見たことがないキノコだが、毒はあるのか? 絶対に食べてみようという気にはならないが。ネットで調べてみても、さすがにキノコの名前はよく分からない。知っている人がいたら教えてほしい。○謎のキノコ ここには、猫ちゃんが結構住み着いている。いじめる人がいないのだろう、ほとんど人を恐れない。○猫ちゃんたち○応援クリックお願いします。 ●やっぱりキノコは食べられるものでないとね (追伸) 当ブログの貴賓館「本の宇宙(そら)」の方に、当該ブログオリジナル記事「夜ふかし屋敷のしのび足」を掲載していますので、併せてお読みください。風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
September 15, 2008
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先般、出張帰りの長距離バスに乗り込む際に、出雲駅のキオスクで買ったのが、この「音の細道」(群ようこ:幻冬舎)である。音をテーマにした短いエッセイを24本も収録したエッセイ集である。実は、私は、乗物にそう強い方ではないので、あまり重いテーマやこ難しい本は車中では読めない。なぜか、Hな小説はたくさん売っていたが、さすがにこれはパス。なるべく楽しそうなのをということで、選んだのがこれである。●「音の細道」(群ようこ:幻冬舎) 車中で読んでみると、期待に違わず、毒舌と辛口ユーモアそして絶妙なツッコミにあふれた面白いエッセイばかりである。彼女の体験に基づいたもののようだが、自分の母親が離婚したとたん歯止めが無くなって、いつでもどこでもおならをするようになった話だとか、自分の家の電化製品が古くなると変な音をたてる話だとか、隣の老猫が変な遠吠えをするが、ミャウリンガルでも翻訳できないとか、どうでもいいような内容ばかりなのだが、不思議に面白い。群ようこは小説も書いているが、こちらは、それほど私のツボにはまるようなものには当たったことがなく、やはりエッセイの方が楽しくて面白い。○応援クリックお願いします。 ●三味線風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら(追伸)昨日のアクセス記録を観てみると、「.indiana.edu」という見慣れないドメイン名がある。調べてみると、インディアナ大学のドメイン名のようだ。このブログも、国際的になったようだ?たまには、英語で書かないといかんかな?[昨日のアクセス記録抜粋]229977 2008-09-13 14:45:11 *.plala.or.jp 229976 2008-09-13 14:40:36 ***.indiana.edu 229975 2008-09-13 14:39:23 *.uec.ac.jp 229974 2008-09-13 14:29:27 ***.technorati.com 229973 2008-09-13 14:28:07 ***.yahoo.net 229972 2008-09-13 14:25:47 *.bit-drive.ne.jp 229971 2008-09-13 14:24:51 ***.yahoo.net 229970 2008-09-13 14:18:36 *.yahoo.co.jp 229969 2008-09-13 14:18:04 ***.yahoo.net
September 14, 2008
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以前、北森鴻の「花の下にて春死なむ」という作品を紹介した。「香菜里屋(かなりや)」というビアバーに集まる常連客の身辺で起こった出来事を、マスターの工藤を中心に解明していくという連作短編のミステリー小説だ。今日紹介する「桜宵」(北森鴻:講談社 )も同じく香菜里屋シリーズの連作短編集である。○「桜宵」(北森鴻:講談社 ) 収録されているのは、次の5編。●十五周年 東京でタクシー運転手をしていた日浦を、昔花巻にいたころ行きつけだった小料理屋千石の娘が、十五周年記念パーティの招待状を持って訪ねてくる。そのパーティにはある秘密があった。●桜宵 刑事神崎の病没した妻の残した手紙には、香菜里屋に行くよう書かれていた。かって、神崎が、被疑者と接触する可能性があるということで監視していた女性は、毎年3日間御衣黄という薄緑色の桜の下に同じ服装で座っていた。女性の行動の理由は?そして、妻が遺した、最後のプレゼントとは?●犬のお告げ 石坂の会社では、リストラを進めていたが、人事部長のホームパーティで、犬に咬まれた者がリストラ対象になるという噂があった。石坂もそのパーティに呼ばれていたが、人事部長が、妻に刺されるという事件が起きてパーティは中止に。●旅人の真実 金色のカクテルが欲しいと言ってやってきた客。彼は、「なんだ、バーと言っても名ばかりか」という不遜な言葉を残していった。●約束 店が水道周りの故障修理のため、花巻の千石を訪れた工藤。その店に、ベストセラー作家の土方が昔の恋人と訪れる。その女性は、なぜか土方の料理に睡眠薬を入れようとした。 今回も、香菜里屋のマスター工藤の名推理が冴えていて面白い作品に仕上がっている。話が、よく練られていて、謎解きにつながる扉を開けたと思ったら、その向こうに、もう一つの扉あったという感じだ。しかし、ちょっと話を作りすぎた分、かえってリアリティが薄くなり、「そんなこと、あるわけないがな!」と言った感じになっているのも否めない。ただ、「事実は小説より奇なり」というので、案外、こんな話も、広い世間にはあるのかもしれないのだが。○「花の下にて春死なむ」の記事はこちら○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
September 13, 2008
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夜のJR出雲市駅。 さすがは、出雲大社のお膝元。駅舎まで大社造りだ。もっとも、反対側は、普通の駅と変わらないのだが。駅の中を通って反対側に出られる。○応援クリックお願いします。 ●泊まったホテル「出雲グリーンホテルモーリス」 ゆったりした部屋で、きれいで値段も安い。連泊するなら、グリーンホテルの会員になるとお得。風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
September 12, 2008
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出雲市駅付近を流れる小川。 1級河川斐伊川水系の赤川。 身近に川があるのはなんとなく心が落ち着く。○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
September 11, 2008
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夏の名残の白粉花。 まだまだ元気で咲いている。 ただの白粉花ではない。日本の故郷出雲に咲く白粉花だ。○応援クリックお願いします。 ●オシロイバナの種風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
September 10, 2008
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最近ネットで買ったゴキブリ型ロボット。「HEX BUG」と言う。今、ちょっと人気があるようだ。 触角で障害物を検知して向きを変える。ただ、それだけだが、動きがなかなか面白い。●色々なHEX BUG ○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
September 9, 2008
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コンビニに行くと、なんとも懐かしいものを売っていた。「楳図かずお恐怖劇場(へび少女)」(小学館)である。ホラー漫画の草分けともいえる巨匠楳図かずおの昔の作品の廉価版での発売だ。収録されているのは、「へび少女」、「絶食」、「奪われた心臓」の3本であるが、表題作の「へび少女」が大部分を占めており、後の2本は短編のおまけのような感じになっている。 さて、「へび少女」の内容の方だが、時は明治、主が住むというしのばずの沼へ猟に行った利平は、うわばみに襲われた。利平は、猟銃でうわばみの左目をつぶして、なんとか逃げ戻るが、うわばみの祟りを恐れて、3日3晩寝込んだ挙句蛇のようになって亡くなってしまった。 そして、時は過ぎ、利平の孫にあたる洋子を、片目の女が訪ねてきた。そこから恐怖の出来事が再び幕を開ける。 昔は本当に怖かったが、今読み返してみるとそれほどでもない。さすがに子供のころと、この歳になってからでは、だいぶ感じ方が違うということだろう。大人の目で見ると、よく分からないところがある。なぜ、うわばみは、すぐに仕返しをせず、かなりの年月が経ってから仕返しを始めたのか。また、このうわばみが、てっきり、しのばずの沼の主かと思っていたら、最後の方で、別の主らしいものが出てきた。これとうわばみとの関係が、全く分からない。それでも、子どもの頃は、そんなことはまったく思わないくらい、この漫画に恐怖していたものだ。 ところで、楳図かずおの名作「おろち」が映画になるようだ。これは、ぜひ観てみたい。●映画「おろち」の公式HPはこちら○応援クリックお願いします。 ○本作品は、楽天ブックスでは売り切れていたので、代わりに文庫版の「へび少女」(楳図かずお:角川書店) 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら*** お知らせ ***今日から仕事で旅に出ますので、今週はメールによる暫定更新になりますので、コメント等のお返事は、週末にまとめてとなります。
September 8, 2008
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南禅寺境内を出てぶらぶら歩いていると、「無鄰庵」というのを見つけた。京都に6年も住んだことがあり、その後も何度も訪れているのに、始めて聞く名前だ。明治の元老の一人山形有朋の別荘だったところだそうだ。私も山口県出身だが、こんなところがあるとはこれまで知らなかった。もっとも山口県でも、幕末の志士で人気のあるのは、吉田松陰、高杉晋作、桂小五郎あたりで、山形有朋の人気はいまひとつだから無理もないか。○無鄰庵入口 そうは言っても、さすがは明治の元老。中に入ってみると、かなり広い庭と大きな池がある。琵琶湖疎水からでも引いているのか、庭の中に水の流れがあるのにびっくりした。 日の当るところは芝生の緑、日陰になっているところは苔の緑が何とも美しい。○無鄰庵庭園 茶室に隣接して洋館があるが、ここは、明治36年に日露開戦直前に我が国の外交方針を決めた無鄰庵会議が開かれた場所だという。○無鄰庵洋館●「元勲・財閥の邸宅」(和田久士/鈴木博之:JTBパブリッシング)○応援クリックお願いします。 (続く)○「南禅寺金地院(南禅寺界隈散策6)」の記事はこちら○泊まったホテル「R&Bホテル京都駅八条口 」 *** お知らせ *** 今日も当ブログの貴賓館「本の宇宙(そら)」には専用の記事「ホアズブレスの龍追い人」(パトリシア・A・マキリップ)を掲載しています。マキリップは、幻想的なファンタジーの名手として有名です。ぜひ当ブログと併せてお楽しみください。風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
September 7, 2008
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「あひにあひて物おもふ春はかひもなし花も霞も目にし立たねば」(和泉式部) 昨日の夜は、フジテレビ系の金曜プレステージで「十三の墓標」を観た。和泉式部をモチーフにした、内田康夫原作の旅情サスペンスだ。内田作品と言えば、浅見光彦シリーズが有名だが、この作品は、近藤真彦が主役を務める、警視庁きっての名探偵岡部警部シリーズの第3弾にあたる。●「十三の墓標(原作)」(内田康夫:実業之日本社) & 「和泉式部百首全釈」(久保木寿子:風間書房) ある日、警視庁に、山代真央(八木優希)と名乗る小さな少女が尋ねてくる。通りかかった岡部警部(近藤真彦)と神谷部長刑事(泉谷しげる)が少女に事情を聞くと、父親が昨日から帰ってこないとのこと。原作では、少女が尋ねて来るのは岡部警部の部下の坂口刑事で、少女は坂口刑事の姉夫婦の娘、つまり彼の姪という設定だったが、ドラマではだいぶ変わっている。そういえば、少女の名前も原作では山本和代だった。 また、原作では、実質的な主人公は、坂口刑事であったが、それでは、テレビドラマが成り立たないのだろう。ドラマは、岡部警部と神谷部長刑事が中心の作りになっていた。 細かい設定は色々変わっているが、大筋は、原作と同じであった。山城家を訪ねた岡部が、別室で寝込んでいた山代栄作(竜 雷太)に、わざと聞こえるように、痛烈な皮肉を言っていたのが、なんとも面白かった。舞台となった宮津や餘部の風景は、昔訪れたこともあり、懐かしい思いだ。 それにしても、山代真央役の子役・八木優希は小さいのに演技がすごい。出演者の中で一番目立っていた。泉谷しげるは、かってのフォーク界の暴れん坊的なキャラから、最近は完全に名バイプレーヤーとしての地位を確立している。でも、岡部警部がマッチというのは、相変わらず違和感がある。好みの問題かもしれないが。 (監督) ・武藤数顕(出演)・近藤真彦(岡部和雄) ・泉谷しげる(神谷部長刑事) ・石橋 保(山代民夫)・八木優希(山代真央) ・戸田菜穂(山代八重子) ・竜 雷太(山代栄作)ほか ○内田康夫原作「十三の墓標」の記事はこちら○応援クリックお願いします。 *** お知らせ ***●風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」の今日の記事は,「エヴァ・ライカーの記憶」のレビューです。この作品はタイタニックをモチーフにした、とても面白いミステリーです。「本の宇宙(そら)」専用の記事となっていますので是非読んでみてください。風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
September 6, 2008
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以前このブログで 「ユングの心理学」に関する本を紹介したが、今日は、そのユングの師匠であり、精神医学会の源流とも言える、「フロイト」についての本だ。フロイトの著作に出てくる、リビドーとかエディプス・コンプレックスといった心理学の言葉を聞いたことのある人も多いことだろう。 「フロイト」(ラシェル・ベーカー/宮城音弥:講談社)は、フロイトの生涯と思想についた書かれた本である。著者のラシェル・ベーカーは、医学関係の著書が多いというジャーナリストということだ。そして、訳者の方は、日本の心理学における碩学の一人であった故宮城音弥氏である。 フロイトは、1856年、オーストリアに、毛織物商人の息子として生まれた。子供のころから、成績はよく、ウィーン大学に進学し、ブリュッケ教授の生理学教室で、解剖学の研究にいそしむ。しかし、当てにしていたブリュッケ教授の助手には任命されなかった。彼がユダヤ人ゆえの苦難であった。 医者になったフロイトは、心が体に異常を起こさせる「ヒステリー」という不思議な病気に興味を抱き、心の研究を続ける。そして、「ヒステリー研究」、「夢判断」、「日常性格の精神病理」と次々に発表するも、医学会からも大衆からも無視されてしまう。ところが、「性理論に関する三つの論文」で突然注目を浴びる。この本で彼は「小児性欲」についての理論を展開した。これが、皮肉にも話題になり、彼には不本意な注目を浴びることになったのである。 しかし、次第に、彼の学説も広く認められるようになり、多くの弟子も持つようになった。しかし、今度は、弟子たちの離反がフロイトを悩ませる。特に、彼が自分の後継者として期待していたユングの離反は、大きな痛手であった。 更に時代も悪かった。ナチスの台頭である。彼は支援者の一人であるマリー・ボナパルト(ナポレオンの血筋で当時のギリシア王の義妹)の手引きで、ナチスの跋扈するウィーンを逃れロンドンへ脱出する。 正に、下手な小説など足元にも及ばない波乱万丈の人生である。文章の方は、多少の翻訳臭さが残るが、内容の面白さもあり、さほど気にはならないであろう。○応援クリックお願いします。 ○「ユングの心理学」の記事は こちら「フロイト」(ラシェル・ベーカー/宮城音弥:講談社)風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
September 5, 2008
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おっと! ぐずぐずしているうちに夏も終わっちまった。 ということで、夏の間にアップしようと思っていたこの写真、遅ればせながら紹介しよう。 まずはクマゼミ君 次はアブラゼミ君 最後は二人のツーショット。 もう、みんないなくなっちまった・・・○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
September 4, 2008
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天授庵を観終わると、次は「金地院」だ。この寺は、元々は、応永年間に、大業徳基が室町幕府4代将軍足利義持の帰依を得て、洛北の鷹ケ峯に創建したものである。これを、江戸時代初期の徳川幕府のブレーンで「黒衣の宰相」と呼ばれた金地院崇伝(こんちいん すうでん)が現在の地に移した。本尊は地蔵菩薩。○金地院 明智光秀が母の供養のために黄金を寄進して大徳寺に建立し、明治初年にこの地へ移設されたという明智門をくぐり、弁天池の側を通って、重要文化財の東照宮に出る。行った時は、青いシートが興ざめで、残念であった。この東照宮は、大昔に訪れた記憶では、極彩色に塗られていたような記憶があるのだが、年月のせいか、色がだいぶさめていた。○東照宮 再び戻って、枯山水の庭園に。この庭は鶴亀の庭園と呼ばれ、特別名勝に指定されている。○鶴亀の庭 方丈は、崇伝が徳川家光から伏見桃山城の一部を拝領・移設したもので、中に入ると、襖絵がみごとである。狩野探幽、尚信の筆によるという。○応援クリックお願いします。 (続く)○「南禅寺天授庵(南禅寺界隈散策5)」の記事はこちら○泊まったホテル「R&Bホテル京都駅八条口 」 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
September 3, 2008
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度重なる会計上の不祥事を背景に、米国のサーベンス・オクスリー法(SOX法)に倣って整備されたいわゆるJーSOX法が、今会計年度から適用になり、上場企業は、この対応に追われているものと思う。この制度においては、公認会計士が、「経営者が実施した内部統制の評価」について監査を行うことになっている。 この公認会計士、今は制度が変わったが、かっては、2次試験に合格して会計士補となり、一定の実務経験を積んだ後に3次試験に合格すれば、晴れて資格を手に入れることができたのである。もちろん本人の能力と努力によって、いつ合格できるかは違ってくるので、若くして合格するものもいるし、何年も苦労して栄冠を手に入れるものもいる。「女子大生会計士の事件簿(DX.1)」(角川書店/角川グループパブリッシング)は、全国最年少で会計士2次試験に合格し、今でも現役の女子大生という藤原萌実を主人公にして、「さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 」でも有名な山田真哉氏が、会計の初歩的な知識を伝えるために小説仕立てで書いた会計ミステリーと言っても良い作品である。ちなみに萌実は、ものすごくかわいいという設定だ。事件簿となっているが、別に殺人事件などは出てこず、あくまでも会計上のトリックあばきなので、念のため。扱われているのは、次の7つの事件。○《北アルプス絵はがき》事件:裏金作りのからくり関する「UK」の謎。○《株と法律と恋愛相談》事件:会社乗っ取り工作に関する話。○《桜の頃、サクラ工場、さくら吹雪》事件:お花見監査とは?○《かぐや姫を追いかけて》事件:かぐや姫に恋い焦がれと男の、架空会社を使った粉飾。○《美味しいたこ焼き》事件:閉鎖した普通預金口座に、なぜか1000万円もの預金が。○《死那葉草の草原》事件:死那葉草の謎とは?○《ベンチャーの王子様》事件;SPCを悪用した会計のからくりとは? この作品で、萌実の部下としてペアを組んでいるのが会計士補一年目の柿本一麻。こちらは、現在二十九歳、勉強を始めて7年目にやっと2次試験に合格したという苦労人だ。萌実の自由奔放なキャラに振り回されているが、萌実の方が専門知識が豊富なことと、どうも惚れた弱みもあるようで、下僕キャラを演じているのがなんとも面白い。楽しみながら、会計に関する知識が知らず知らずのうちについてくるので、会計の勉強を始めようという方などは、手始めに読むのには最適であろう。○応援クリックお願いします。 ●「女子大生会計士の事件簿(DX.1)」(山田真哉:角川書店/角川グループパブリッシング) 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
September 2, 2008
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土曜日の夜は、フジテレビ系の土曜プレミアムで「インデペンデンスデイ」を観ていた。1996年アメリカ製のSF映画である。●DVD「インデペンスディ」 「インデペンデンスデイ」とは、アメリカの独立記念日のことである。この独立記念日を目前に控えた7月2日に宇宙人が現れ、地球に一斉攻撃を加え、地球上の主要な都市は、廃墟となってしまう。そして、地球人の滅亡を賭けた、最後の決戦の日は、奇しくもアメリカの独立記念日、7月4日であった。 それにしても、すごいスケールだ。たしか、敵の宇宙人の母船の大きさが550km、そこから飛んできた空母のような宇宙船が25kmだったと思う(うろ覚えだが)。これでは、大きすぎて、どこを攻撃して良いか分からないだろう。ただ、映画では、そこまでの大きな感じはなかったが、これは、制作側が大きさをイメージできなかったのだろうか。 たとえば、大きさが25kmもあるようなでかい宇宙船がやってきたら、太陽の光がさえぎられるので、その下はかなり暗くなると思うのだが、そんな感じはなかった。また、宇宙人の攻撃の糸口をつかむため、敵のコンピュータにウィルスを感染させるというのもウソくさい。宇宙人のコンピュータって、まさか地球のメーカー製じゃないよね。ハードやOSが分かってなくても、ウィルスって作れるのだろうか?その前に、そんなに科学の発達している宇宙人なら、ウィルスに対するセキュリティ対策くらいしているだろうと思うのだが。 面白かったのは、大統領自ら、戦闘機に乗って、最後の戦いに出ていくところ。実際には、こんなことはないだろうが、いかにもアメリカンスピリットという感じだ。きっと、日本の映画なら、総理大臣は、奥の院で、「全力で攻撃せよ」とか言っているだけだろう。また出撃の前の、大統領の演説もなかなか良かった。いかにもアメリカ映画という感じだ。(監督・脚本)・ローランド・エメリッヒ(出演)・ウィル・スミス(スティーヴン・ヒラー大尉)・ビル・プルマン(トーマス・J・ホイットモア大統領)・ジェフ・ゴールドブラム(デイビッド・レヴィンソン) ほか○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
September 1, 2008
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