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天使の焼酎シリーズも五回目。今回はちょっとオシャレに飲める焼酎ばかりを集めてみました。これからの季節に向けて、デートやプレゼントにぜひこのアイテムを!山都酒造「天使の恋物語500」米焼酎17度。マイナスイオン水でつくられたカロリーひかえめの焼酎です。アルコール度数も17パーセントと低く女性におすすめ。ネーミングの由来は「 水がとってもきれいな清流の里に、天使の棲むがありました。ある日天使が『恋』をして、きれいな水と、美味しい米で、作られたお酒に、天使の恋が加わり、ほんのり甘くなりました。胸がキュンとするような、ほのかに甘い恋の味。このお酒を飲むと、必ず恋が叶うとか・・・」本当でしょうか?本当だとクリスマスやバレンタインの贈り物にオススメ!でも、マイルドな米焼酎なのであまりお酒の強くないカノジョにはうれしいですね。篠崎「天使の森」麦焼酎です。長期貯蔵良質の大麦から作られる麹と厳正に品質管理された醪(もろみ)。末垂れを早めにカットしてキレをよく、蒸留と最良の樫樽に長期貯蔵されたモルトを使用。最適な香味バランスのとれた逸品です。名前の通り、森の泉のような清冽な輝きのある酒質で、香もさわやかです。森林浴しているみたいな気分になります。プレミアム20 海峡の熾天使達この焼酎のコンセプトが面白い。「若い女性の前でもカッコよく飲みたいけれど、探してもないんだよ」とお客様からいわれたのがキッカケで試行錯誤して造られたそうです。「熾天使」とはセラフィムと呼ばれ、天使の九つの「位階(ヒエラルヒー)」のうち最も高い天使です。神への愛と情熱で体が燃えているため、熾(燃える、などの意)天使といわれることもあります。こちらの天使は、もっぱら酒への情熱で体が燃えているとでもいいましょうか。それとも、お目当ての異性に対してでしょうか?若い女性ならずとも男性の前でも、この名前の由来を語って面白く飲めそうですね。
2009年11月30日
寒い季節に大活躍の海草といえば、「こんぶ」。おでんに湯豆腐に大いに重宝します。だしを取ったあとも刻んで浅漬けに入れたりして、捨てるところはありません。それに、だしが出たあとの昆布をそのまま食べるのも案外私自身は好きですね。こんぶの不思議といえば、昔から「こんぶがはどうして海の中でだしが出ないの?」と思いませんでしたか?実はその理由は、「選択透過性」という性質によります。昆布の細胞の中にはグルタミン酸という旨味成分があり、その細胞を包んでいる膜には、「選択透過性」という性質があります。必要なものを外から取り入れ、不必要なものを外に出す働きがあるのです。グルタミン酸は、昆布のタンパク質をつくるのにとても重要な成分。選択透過の働きによって、海の中で生きているうちは、旨味成分は海中には流れ出ないのですね。日本昆布協会(という組織があるそうですが)では、毎年11月15日を『こんぶの日』と決めています。11月15日といえば、全国的には「七五三」の日です。この日のお祝いに、育ち盛りのお子さんが栄養豊富な昆布を食べて、元気に育ってほしいという願い、また、昆布を食べる習慣をつけてほしいという思いから、1982年にこの日を『昆布の日』と定めたようです。またこの時期は、その年に収穫された昆布が新昆布として市場に出回り、海からの贈り物として感謝をする気持ちも込められています。近頃はだしパックや袋入りのだしを利用して、昆布でだしを取るというご家庭も少なくなったように見受けられますが、ぜひともこの文化は残して欲しいものですね。本日はこんぶを使った焼酎をご紹介します。合同酒精 礼文島こんぶ焼酎こんぶの中では「真こんぶ」についで貴重とされていますが、こんぶ焼酎の原料としては香り、味の面で「利尻こんぶ」のほうが最適です。こんぶ独特の「うまみ」を十分に活かした、味わい豊かな焼酎です。そのまろやかな飲み口はお湯割りでおでんに合う~。こんぶ焼酎「黄金譚」(こんかねたん)北海道礼文島産利尻こんぶ使用。味わいは、磯の香りやミネラルの香りが豊かで、口の中にほんわりこんぶのうまみが広がります。湯豆腐にぴったりですね。「三石こんぶ焼酎」質のよさでその名を知られる新ひだか町(旧三石町)特産「ミツイシコンブ」を使用。ミネラリーな味わいが癖になりそうです。こちらは鍋物でも土手鍋や赤身のお刺身に合いますよ。今夜はこんぶ焼酎で鍋パーティといきませんか?
2009年11月24日
11月22日は「いい夫婦の日」。この日に挙式あるいは入籍されるカップルも多いそうですが、確かに憶えやすいですよね。本日は、ご両親の結婚記念日や、知人ご夫婦への贈り物にこれはオススメという焼酎をご紹介します。「魔界への誘いと限定酒紅魔界のギフトセット」「魔界への誘い」は入手しやすいお酒なのですが、紅魔界はレア物です。おいしくなかったら返金、という覚悟の出荷。それだけに厳選されたブレンドと納得の価格。お味はやはり紅魔界のほうがやや芋の風味が強いですね。芋焼酎ファンなら絶対おきにいりの一本になるでしょう。飲み比べをしても楽しいですよ。ストレート、ロック、お湯割りと様々なスタイルで二本を飲み比べてみればまた違った味わいに。ご夫婦で楽しい時間を過ごせると思います。夫婦で仲良く飲むお酒シリーズ「本格麦焼酎夫婦水入らず」佐賀県産大麦を100%使用、丁寧に長期熟成させた、フルーティーでまろやかな味わいの本格麦焼酎です。麦焼酎は初めてという方にもオススメです。夫婦で仲良く飲むお酒シリーズ「黒麹芋焼酎夫婦水入らず」鹿児島産の黄金千貫芋を使用し黒麹を使うことで、コクと甘みが最高に調和した芋焼酎です。お湯割りでも味わいが薄れないので、食中酒にも最適です。夫婦で仲良く飲むお酒シリーズは、他にも清酒もあります。それぞれリーズナブルなのに美味しいのでコストパフォーマンスもよく、ご夫婦の普段の食卓にぴったり。外食も楽しいですが、いい夫婦の日にはお二人で家飲みがおしゃべりにも花が咲いて気楽でいいですね。
2009年11月22日
今年もボジョレー・ヌーヴォー解禁しましたね!皆様もう飲まれましたでしょうか?2009年は50年に一度の出来といわれています。私もこれから週末に頂きます。新酒はその年の収穫を祝うお酒ですが、まさしく秋は果物がおいしい季節ですよね。田舎育ちの私としては、なんとはなしに果物は頂くもので、お店で買うのは差し上げ物というイメージが強かったものです。初夏を過ぎると、サクランボに似た紅い実を付けるユスラウメ、ビワの木があって、おやつ代わりでした。柿や栗はおすそわけで頂いていました。次郎柿などはそのまま食べられるのですが、渋柿は軒先に干したり、ときには焼酎に漬けていましたね。子供の頃は、「なんでわざわざあんな渋いものをお酒に漬けたり吊るしておくのかな?」と思っていましたが、あの渋味の正体が何であるのはかはわかりませんでした。柿の渋味は、タンニンです。紅茶や赤ワインに多く含まれるポリフェノールの一種です。ですので、タンニンというとなんだかすごく渋いもののようなイメージがあります。ところが、このタンニンは実は渋くない柿にも存在するのです。渋柿のタンニンは「水溶性タンニン」で食べた時に唾液に溶けるこため渋みを感じます。一方熟した甘い柿のタンニンは「不溶性タンニン」に変化しているの唾液に溶けず、食べても渋みを感じることはありません。甘い柿を切った時ゴマのような黒い点があると思いますが、それが不溶性タンニンです。甘柿と渋柿の違いは種の成熟に関係しています。どの柿も種が成熟すれば甘くなりますが、渋柿はとろけるくらい熟さないと甘くならないため、渋いうちに収穫し、人為的に加工するため「渋柿」と呼ばれることになります。うまく出来たもので、柿の実は中の種子を獣や鳥が食べて、撒いてもらうために、甘くなるんですね。次郎柿、富有柿などはもともとタンニンが少ない種類なので、熟せば甘いため完全甘柿として知られています。種ができると、種の中から渋の成分を変化させる物質がでて甘くなる柿は不完全甘柿といわれます。西村早生(にしむらわせ)が有名です。渋抜きをしたり、干し柿などに加工しないと甘くならない完全渋柿には、平種柿(平核無)が有名です。柿の効用とすればこのポリフェノールタンニンに依存することが多いため、甘柿よりも渋柿の方が利用価値は高いとされています。殺菌力のある柿の葉は柿の葉寿司。柿渋を利用した防腐防虫効果に優れる塗料や染料。柿の幹は耐久性のある良い家具の材料になります。柿を使ったリキュールをご紹介します。北岡本店 やたがらす 吉野物語 かき奈良県特産の柿のやさしい甘味が果実感とあいまって、懐かしい味わいです。柿の葉寿司を食べたあと、食後酒にいかがでしょうか。これだけでデザートになりそうです。もう少しすっきりしたリキュールをお好みの方には、神楽酒造 子猿の手造り柿酒こちらは干し柿を焼酎に漬け込んだ、宮崎のお酒です。アルコール度数も低くほんのり甘口ですので、アペリティフ向き。ネーミングも可愛らしいですね。柿リキュールでビタミン補給しませんか?
2009年11月20日
早いもので、2009年の大河ドラマももう次回(11月22日)終わりです。今年は一ヶ月早く終了し、特別ドラマとして前後編で『坂の上の雲』の放送が始まりますね。司馬遼太郎原作の日露戦争時期を中心に日本海軍、陸軍の礎を築いた秋山好古、真之兄弟と正岡子規を主人公とした小説をドラマ化します。学校の日本史では学年末にはしょりながら習う時期なので、若い世代の人たちにもじっくり見て欲しいドラマですし、豪華キャストも楽しみです。その『坂の上の雲』の前半の舞台となる松山。愛媛県にゆかりのある美味しい焼酎を本日はご紹介させて頂きます。媛囃子 栗焼酎 長期貯蔵5年愛媛県は三本の指に入る日本屈指の栗の産地です。とくに西予地域は栗の一大産地として知られています。その「しろかわ(城川)栗」を使って生まれたのが「媛囃子」シリーズです。スタンダードである栗焼酎・媛囃子「囃HAYASHI」が25度であるのに対して、こちらは40度あります。もちろん愛媛県産栗100パーセント使用して、蔵の中で5年以上の貯蔵熟成させました。長期熟成のしっとりとした甘味で落ち着きのある焼酎です。アルコールは高いのに飲みやすいです。お湯割りにすると、栗の香がかなり芳しく美味しいですよ。媛囃子 奥伊予 栗焼酎 7年貯蔵栗の渋皮を使ったヘルシーな栗焼酎「奥伊予 七年古酒」。漢方生薬として血液の巡りを良くし、強壮効果もあるとされる栗の渋皮を残したまま蒸留し、7年間貯蔵・熟成させているのが特徴です。七年という長期熟成によって、まろやかさが増しています。ちょっぴり焼き栗のような香がします。前割りしておくと、一層なじみがよくするっと飲めます。癖になりそうな味ですね。媛囃子 栗焼酎 長期貯蔵10年一言で言えば、すごい熟成感。口に含めば一瞬泡盛?と疑うような重厚さ。栗の香は熟成によって甘味から熟成香に変化していますが、お湯割りにするとほんのりまろやかな香がわかります。なかなか出会えない焼酎ですね。媛囃子シリーズはそれぞれバラエティ豊かな味わいで、コクのある焼酎好きな方にもビギナーにも幅広く楽しめるお酒だと思います。ぜひお試しください。
2009年11月16日
今年も吉例顔見世興行の「まねき書き」がはじまっています。京都の人はこれが始まると、年賀状の発売よりも何よりも「年末やなぁ」と感じます。四条大橋東詰め南にある「南座」といえば、顔見世。顔見世といえば南座。格別歌舞伎に詳しいわけでもない人でも、年末になると南座で行われる顔見世興行は知っていますよね。当代きってのスター勢ぞろい、しかも人口に膾炙した演目で、歌舞伎入門にはうってつけといわれます。そもそも顔見世とは、向こう一年の新しい役者の顔ぶれを披露するための興行でした。元禄時代から歌舞伎役者は、役者と各座が一年ごとに契約を交わす制度になっていました。その契約更新が年末に行われ、顔見世は更新後の最初の公演だったのです。ですので、各座ごとに顔見世興行が存在しました。いまでは南座だけになってしまいました。南座独自のものは、「まねき」です。そして「まねき」もまた、南座だけのものです。 「まねき」書きは、一人の職人の手によって五日間で約五十枚の役者名が書き上げられます。その文字は独特の勘亭流で、観客が隙間なく入りますようにとの願いを込めて、内へ内へと巻き込むような字体です。字を書く墨は、酒で薄めて使います。長さ一・八メートル、幅三十二センチの檜の大板に書く時間は、一枚約二十分だそうです。さすがプロフェッショナルのお仕事ですね。歌舞伎の看板の「二枚目」というと男ぶりのいい役が主役。現代ではすっかり慣用句になっていますね。いまどきは「二枚目」よりは「イケメン」でしょうか。そういえば、こういう名前の焼酎がありますよ。小林酒造「二枚目」酒粕焼酎です。口当たりのまろやかな、米の旨味が感じられる焼酎なんです。焼酎というとキツイイメージをお持ちの方にもこちらをおすすめしてみてはいかがでしょうか。まさしく「二枚目」な感じのソフトですっきりした味わいです。それでいて、まるっきり「草食系」ではなくコクがありますので、しっかりした味付けのお食事にもぴったりですよ。そして、「二枚目」もあればこちらも。小林酒造「三枚目」毎日飲んでも飽きの来ない麦焼酎。これぞ「三枚目」。黒麹を使用していますので深い味わいです。クドさがないので誰にでも好かれる味ではないかと思います。この季節だと水炊きや湯豆腐のおともに。カッコつけないで飲めますよね。でも、ボトルは「二枚目」に似てオシャレです。勘亭流文字のラベルも粋ですね。二本ともそろえて比べ飲みしてはいかがでしょうか?私は、「二枚目」も「三枚目」も甲乙つけ難いと思いました。
2009年11月14日
不況真っ只中とはいえ、今年も地方ブームでケンミンショーやご当地B級グルメが流行しました。九州だけではなく地焼酎もじょじょに増えて来て、認知度も高まってきたようです。私もおいしい地方の焼酎を見付けました。加賀石川の焼酎です!まずは、がっつり楽しみたい焼酎。1、日本醗酵化成「虎の涙」12年間じっくり熟成させた長期熟成麦焼酎です。近頃流行の長期熟成ですが、この焼酎はとくに樽の香りが際立って、余韻がじっくりと味わえます。深いコクとキレ、まろやかさを持ち合わせたスペシャルな焼酎です。自社栽培された特殊酵母と国内産の大麦、仕込み水は黒峰連峯よりの伏流水を使っています。タイガースファンの方への贈り物にも最適ですし、2010年はトラ年ですので、「虎の涙」は縁起物ですよ。お次は、食中酒に最適のご当地焼酎。2、宮本酒造 本格加賀丸いも焼酎 「のみよし」和食界や和菓子界のプロの職人に重宝される高い栄養価と強い粘りを持つ高級加賀野菜の『加賀丸いも(山の芋)』を原料としてつくられた特産品焼酎です。これもご当地焼酎なんですね。サツマイモを使った焼酎とは違って、甘味が丸くてほんのり。お湯割りに合いますね。「飲み好し」と漢字を当てるのでしょうか。京言葉では「飲みよし(お飲みなさい)」とも聞き取れて、なんだかほっこりするネーミングです。トリはリッチな味わいのホワイトリカーベースの梅酒。3、古堀酒造店「加賀梅酒」全日空国際線のファーストクラスに採用された梅酒として有名ですが、やはり美味しいです。加賀百万石・前田家の家紋である剣梅鉢にちなんだ加賀梅酒。清酒「万歳楽」をで名を馳せる小堀酒造が、金沢・小原町で収穫された新鮮で実り豊かな梅を用い、独特の製法で仕込んだ絶品梅酒です。色合いはやや濃い目の琥珀色ですが、口当たりはまろやかで梅のエキスがたっぷり。さわやかな酸味は、食後にぴったり。ナイトキャップ代わりにも。疲労回復にオススメの梅酒です。石川県の焼酎いかがでしょうか?これからもご当地焼酎&リキュールをどんどんご紹介させていただきます。
2009年11月12日
天使のつく焼酎、泡盛のご紹介第四弾です。今回は変り種からご紹介します。個性豊かな3品です。井上酒造 やし焼酎 「孤独な天使」なつめやし(デーツ)をワイン酵母で発酵させ、樫樽にて長期熟成させたブランデータイプのヤシ焼酎です。果実のフルーティな香りとまろやかな旨味が特徴の焼酎原酒です。 なつめやしと聞いてもあまりぴんと来ないかもしれませんが、ドライフルーツなどにあります。外国の方のほうがなじみ深いかもしれませんね。おつまみは、やはりデーツのドライフルーツとか、中華料理に合います。「天使の夢」 古酒豊かな風味の泡盛です。ブランデーっぽく飲むのがおすすめ!まろやかな風味が特徴の泡盛。泡盛は厳選された純米と水、米こうじ以外一切の添加物を使用しない純粋無比の天然蒸留酒です。貯蔵すればするほど酒質がまろやかで味わい深い酒へと変化していきます。琥珀色は自然着色です。お酒の天使が「おいしいお酒が出来ますように」と祈って出来たような。まさしく天使の夢のお酒です。若潮酒造「天使のうたた寝」「天使のうたた寝」は、契約栽培された地元産サツマイモ「黄金千貫」を原料芋に、地元産米「ヒノヒカリ」を麹米として、黒麹をもちいカメ壺仕込・木樽蒸留、そして原酒をカメ壺で貯蔵するという伝統的手法で醸されています。優しい気品のある木桶の上品な香りに、芋の甘味とコクのあるふっくらとした柔らかな味わいに仕上がっています。クセがなくバランスも良いので飲みやすいです。オーソドックスな芋焼酎ながら、はずせない一品です。飲めばうたたね気分に。天使の焼酎って、芋、麦、泡盛、デーツと個性豊かな焼酎ばかりです。今日はどれにしようか?と迷ってしまいますね。
2009年11月09日
11月の声を聞くと、焼酎やワインも新酒の季節です。ドイツ、イタリアではすでにヌーヴォーが発売されていますし、ボージョレ・ヌーヴォー解禁も間近ですね。以前のようなお祭り騒ぎではなくなりましたが、新酒を祝うのはその年の収穫を祝うということで喜ばしいことです。さて本日の話題。梅酒も今年のヌーヴォーが出来ていますよ。八木酒造 月ヶ瀬梅酒 ヌーヴォー2009 もうご存知ですよね、月ヶ瀬の梅酒。花札のラベルでおなじみです。ヌーヴォーにも花札の小鳥の絵柄が付いています。余談ですが、花札の「梅に鶯」。実はこれは本来はウグイスではなくメジロなんですよ。ウグイスは一年の殆どは山に住んでいて、春になると里に下りてきます。それも、梅の咲く頃よりはもっと遅い時期です。里の梅花の蜜を吸っているのは、メジロです。メジロはウグイスに色が似ているので見間違えたのではないかとの説があります。閑話休題。月ヶ瀬梅酒は、梅の風味が濃厚で、梅酒ファンには堪えられない味わいです。今年の梅酒ヌーヴォーは「腹が立つほどすっぱい」とのこと。砂糖をおさえて梅の味を生かした究極の梅酒!酸度が高く、飲み口はやはりすっぱいです。従来の月ヶ瀬の梅酒とはまったく違う味わい。「京都梅酒」よりもすっぱいですね。ただし、非常に爽やかでこれならむしろ食中酒としての梅酒という位置づけで充分いけるのではないかという感じもします。ロックがいいですね。もし、すっぱいのが苦手という方はいつもの「赤短の梅酒」「花札の梅酒」を。さらに甘いのがお好きなかたは「とろとろの梅酒」で。いろいろ飲み比べ出来るのもいいところです。でも、本日はやっぱりヌーヴォーを楽しみましょうか。
2009年11月06日
日本酒好きの方にぜひ焼酎を飲んでいただこうと思って考えていたのですが、やはりなじみがあるところで米焼酎。といってもいきなり球磨焼酎ではきっと荷が重いのではないかと悩んでいました。緑茶をブレンドした米焼酎も酒粕焼酎もいいのですが、いろいろ探していてピッタリなものを発見しました。古澤酒造 本格米焼酎「庄内の雫」山形県庄内町の町づくり会社イグゼあまるめで、亀の尾とスペシャルコシヒカリで仕込んだ米焼酎です。「亀の尾」といいますと、尾瀬あきら氏の漫画でドラマ化もされた『夏子の酒』で出てきた品種のモデルにもなり、非常に有名なお米です。明治時代に旧余目町小出新田の篤農家・阿部亀治によって生み出されました。子孫にあたる品種にコシヒカリ、ササニシキなどがあって、亀の尾自身も酒造適正米として認定されています。その後、亀の尾は病害虫に弱いなど、さまざまな理由で衰退していきますが、1980年代に久須美酒造、鯉川酒造によって復活しました。「その亀のをを使ったお酒があるならば、亀の尾を使った米焼酎もあるのでは?」と探してみたら、ありました。香もすっきりして爽やか。お米の甘い香がほんのり漂う焼酎です。ストレートで味わってもよし、お湯割りでも風味が薄れません。庄内名産の「だだちゃ豆」を塩茹でしたおつまみにも合いそうです。ボトルもきれいで、お贈り物にもおすすめです。私もさっそく、この「庄内の雫」を日本酒好きの友人にプレゼントしたいと思います。
2009年11月05日
「天使」とつく焼酎のご紹介も三回目。以前に購入して飲んだもののラベルやメモを引っ張り出したり、知人に情報を尋ねたりして、結構あるものだといまさら感心しております。まずは変わったところで、北陸地区限定発売の焼酎神楽酒造「天使のささやき」北陸地区にのみ限定で発売されている国産麦を100%使用し造られた本格麦焼酎です。 味わいは、ほんのりまろやか、柔らかタイプです。麦も好きな私としては、焼酎ビギナーにも飲みやすく食事にあうタイプとしておすすめ出来ます。正春酒造「天使のはしご」スッキリとした飲み口に芋の香りがほのかに漂う、芋焼酎のビギナーでも抵抗なく飲める芋焼酎です。ロック、そのまま冷やして飲むという飲み方がオススメです。「天使のはしご」とは、雲の切れ間より地上にのびる太陽の光のことですが、焼酎が伝わってきたといわれる東南アジアから日本へと天使のはしごが乗ってやってきた本格焼酎になればという願いも込められてつけられているそうです。ネーミングの由来なんかも、外国の方にご紹介するのに向いているお酒かなと思います。黄麹仕込み 「堕天使(だてんし)」黄麹は、本来は日本酒を造るために開発された麹です。黄麹は仕込中の品質管理が大変難しく、温暖な場所ではすぐに腐ってしまいますので沖縄では黒麹を使った泡盛が造られています。黄麹で仕込まれた焼酎は、大変華やいだ香りと爽やかな飲み口が特徴となります。まずは香を楽しんで、次にストレートで黒麹のものと味わいの違いを比べてみてはいかがでしょうか。「堕天使」という名前よりも爽やかな印象のお酒でした。それでは、まだ「天使」の名前を持つ焼酎はたくさんありますので次回もぜひお楽しみに。
2009年11月04日
11月2日は詩人・北原白秋の命日です。あまりピンと来ないと仰る方、皆様もおなじみなのは、小学校唱歌でありましたね、「待ちぼうけ」「からたちの花」「ペチカ」「砂山」。これらの作詞をしたのが白秋なのです。北原白秋は、実はお酒に関係があるんですよ。白秋は明治18年熊本に生まれ、そののち実家の福岡・柳川で育ちました。北原家は江戸時代からの大商家で、海産物問屋として大きくなり、白秋の頃は酒造業を中心にしていました。そういうわけで、お酒とかかわりがあるのです。その実家が大火で消失し、やがて没落していくのですが、その中で文学の道を歩み始めます。早稲田時代から若手詩人として一躍名を馳せた白秋に、人生の一大危機がおとずれたのは、27歳のときでした。東京の住まいの隣家に住んでいた松下俊子という女性と恋に落ちるのです。俊子は別居中の人妻でした。今でいう不倫関係になり、姦通罪として告訴された白秋はこのスキャンダルによって名声を失います。俊子とはけじめのために結婚するのですが、白秋の両親との折り合いが悪く、結局離婚してしまいます。そののち、江口章子という女性と再婚しました。詩人として再生するまでのその間の清貧生活に、寂しい白秋夫妻の心を慰めた存在があります。スズメです。白秋は、『雀の生活』という著書のなかで、「雀は貧者の宝です」「貧しい人間の友達です」と言っています。ときには、殆ど底をついた米びつの米を分け与えながら、ときには、自分を大きな雀とたとえながら、緻密に、そして深い愛情をもってスズメを観察しているのがよくわかります。白秋の作詞にはときおりスズメの姿が描かれていますが、それほどスズメに愛着を持っていたのでしょうね。農家の方には憎らしいスズメですが、文人にはスズメ愛好家が多いんですよ。小林一茶、泉鏡花にもスズメを扱った作品が多いです。貧しくともたくましい姿、愛らしい仕草は、見ているほうも飽きません。スズメは学習能力が高く、カラスの次に頭がいいといわれています。それだけではなく、人の近くにいながら、決して人には馴れない自由気儘の性質が文人に相通ずるものがあるのかもしれませんね。「銀座のすずめ」世の中、銀座のネオンに集うリッチなスズメばかりではありませんが、このスズメは美味しい。私は黒麹の少しコクあるテイストが好きでよく飲んでおります。すっきりした味わいで麦焼酎ビギナーにもオススメしやすい銘柄です。低アルコールタイプもあります。昼日中、スズメの姿を見ながら、「すずめ」を飲んでみるのもオツなものです。何か叙情的な詩は浮かばないかなあ、と思ってもそれは無理ですけどね。
2009年11月02日
本日は11月1日。「焼酎の日」です。焼酎も新酒の季節なんですよ。「あなたに出来事の行方を変えることはできない。だが、あなたの態度は変えられる」これは、インドの20世紀の覚者、ニサルガダッタ・マハラジの言葉です。噛み砕いていうと、出来事そのものあるいはそれに関わる事項、人間関係などを個人である「あなた」が外側から変えることは出来ないが、「あなた」自身の考え方、言動は自律的に変える事が出来る。よく、「他人を変えようとするな。まず、自分から変わることだ」と聞きますが、まさに同義です。ただ、そのことによって、他人が変わること、出来事が変わることを「期待する必要もない」のが、マハラジの思想でしょう。重要なことは、出来事ではなく「あなた」=自分自身の態度です。大地震があった、家が倒壊したどうしよう。仕事で大失敗したどうしよう。と、あたふたおろおろ慌てふためいていても、地震や家の倒壊という事実は変わりませんし、仕事の失敗も変わることはありません。自分がどうするか、それが全てであって、そこが問われているのです。自分自身をも含めて、世の中の人の苦しみの多くが、変えられないものを変えようとし、かなわぬ望みに絶望することから起こるよう思います。例えば、他人の心、ああすればよかった、なぜわかってくれない……そういう諸々の後悔、悲しみ。という話はさておき。「この酒はまずい。まずい酒なんて飲めるか」これにも一理はあります。利益重視の為に、美味しいと思わない酒を出す。そうせざるを得ない場合もあるかもしれません。一部、そういう物はそういう物であって、別のブランドに力点を置いているメーカーも、料飲店もあるかもしれません。しかし、「美味しくない酒などない」と私はいつも思っています。たとえ第一印象が悪くても、美味しくないと思った酒を美味しいものに変えるには、自分自身の努力の有無が関係します。「これは提供温度が悪かったのではないか?」「器をもっと広口にすればアタックが変わるはず」「合わせる料理が悪かったのではないか?」……つねに考えながら飲んでいます。なぜなら。「お酒そのものを変えることは出来ない。だが、飲み手の工夫は変えることが出来る」からです。マハラジの言葉と同じです。お酒という本質に何か別のものを加えても、やはりその酒そのものは変わりません。飲もうとする人の気持ちが「美味しい」に変えるのです。美味しく飲むための工夫。本当にお酒が好きな人は、きっと無意識でそうしているはずです。さつま白波 伝承薩摩酒造の代表銘柄。五世紀に及ぶ焼酎文化の集大成のような味わいです。杜氏の美味しい焼酎を造ろうという思い、また多くの人に飲んでもらいたいというメーカーの意識が受け入れられて愛飲されているのがわかる一品です。お酒も他人の心も、外部から変えることは出来ません。ときには、開かない心(酒)を無理に外部からデキャンタージュする必要に迫られることもあるかもしれません。それでもうまくいかないこともあるでしょう。ですが、少なくともこれはこうすれば美味しいと私自身は思う、これはもっと美味しい飲み方があるかもしれないよ、という気持ちやヒントを伝えることは出来ます。人として、焼酎アドバイザーとして、そうありたいと思いますね。
2009年11月01日
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