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『鬼嫁日記』なんて流行りましたね。いまや「鬼嫁」は定着した言葉になりました。うーん、やっぱりヨメとしては一応その言われ様はどうなのかなあ、と複雑な気分ではありますが。しかし、古今東西ヨメとは強い存在なのです。家事もこなし、育児もいっしょうけんめい、仕事もバリバリやる女性がイキオイのないことではやっていけません。子供の頃、兄弟げんかなどでよく叱られては「お母さんは鬼!」と叫び、TVアニメなどで鬼が出てくると「あっ、お母さん」と憎まれ口をきいていたものです。大人になってよくわかりました。甘やかして、やさしいばかりではヨメにも母にもなれないということを。でも、ときには鬼ヨメだって自分の為に楽しい時間を過ごしたり、外食したり、おしゃれをしたい時もあります。そんなほっこりするオトメな時間も必要ですよね。岩川醸造 「鬼嫁」ちょっと何これ、ひどい名前!と思いきや。飲んでみてなっとく。芋と米の二種類あります。芋焼酎は香ばしく、米焼酎は黒麹造りのパンチがきいていて、鬼ヨメっぽい(笑)。それでいて、コクがあって奥が深い味わいなんです。しかも、芋や米それぞれの甘さも感じるしのど越しもすっきり。言うことなしのパーフェクトな嫁じゃないですか!家事に疲れた奥様も、これを食後にロックで頂いて一休みなんていかがですか?食卓にどーんと置いておくと、家族もビビッて言うこと聞いてくれそう。もちろん旦那様にもおすすめします。普段飲みにはとってもリーズナブルで美味しいですよ。男性の方から母の日や結婚記念日にプレゼントするのも面白いかも。ただし、シャレを理解してくれそうな奥様やお母様でないと、それこそ鬼になりますよ。
2009年10月30日
京都は三大祭のトリ「時代祭」も終わり、北山ハロウィンも終わり、一層晩秋の雰囲気に近付いてまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今回は、「天使の誘惑」に引き続いて、またまた「天使」のつく焼酎をご紹介します。こちらも芋焼酎なのですが、小正醸造 アヤムラサキ芋焼酎 「天使の詩(てんしのうた)」栓を切ると、まず甘美な香りが漂います。とろ~りと感じる芋の薫りがたまりません。これまで経験したことのない濃密なひと時を味わえるような感覚です。味わいもには他の芋焼酎にはない酸味をやや覚えますが、その分後味がすっきりしていますね。紫芋では有名になった赤霧島もありますが、小正醸造のムラサキ芋焼酎も、芋ファンにとってはとてもいい出来です。丁寧に醸されたムラサキ芋焼酎にしばらく虜になりそうです。山都酒造「天使の分け前」こちらは少し毛色が変わった長期貯蔵酒タイプ。黒麹仕込みをアメリカンホワイトオーク樽で5年間貯蔵したものと麦焼酎をブレンドし、 香り高い焼酎に仕上げています。 アルコール分38パーセントでありながら、きつさを感じずまったり甘味のあるブランデータイプの焼酎です。樽貯蔵のお酒は熟成している間に自然と蒸発していきます。 そして蒸発した分を仏コニャック地方の酒蔵の人々は「天使の分け前」と呼んでいるそうです。見事な琥珀色は樫樽からの贈り物。酒蔵に住む見えない天使が少しずつお相伴に預かっているんですね。それでおいしくなるのなら幾らでも飲んでもらってありがたい天使です。余談ですが、ウイスキー蒸留所の見学にお邪魔したとき、ブレンダーの責任者の方から自分たちが仕込んだお酒が世に出回らないまま引退していく、というお話を聞きました。何十年もかけて熟成させたお酒を後輩に託し、託された後輩はまたその後輩に自分の酒を託し、人の手と歴史を経てお酒は造られていく。その物語にひそかに感動しました。ものづくりは昔から常にそうあり続け、またそのものを楽しむ我々もお酒の美味しさを次の世代に伝えていきたいものですね。
2009年10月28日
2009年もあと二ヶ月になりました。早いものですね。今年もいろいろなお酒を飲む機会がありました。特に焼酎、ワインをたくさんテイスティングしました。ワインではイスラエルのゴラン高原生まれのデザートワイン「ヤルデン・マスカット」の美味しさにびっくり。南アフリカ産ワインのクオリティの高さ、アルゼンチンなどニューワールドに注目です。「焼酎アドバイザー」としては、今年いちばん気に入ったお酒をご紹介させて頂きます。あのソムリエ田崎真也さんも絶賛したという、無手無冠「ダバダロゼ」これは今年出会ったリキュールでは秀逸!栗焼酎「ダバダ火振」と地元産紫芋のコラボレーションです。ダバダも好きな栗焼酎ですが、香ばしい焼酎の香に紫芋の甘い香が加わってロマンティックなアロマです。色もワインのロゼのようです。ストレートをグラッパグラスで飲むと雰囲気が出ますし、ロックで頂くときはウイスキー用タンブラーで。このきれいな色をカクテルにも生かせそうなので、考案中です。「ダバダロゼ梅酒」栗焼酎『ダバダ火振』に、紫芋を漬け込んだ『ダバダロゼ』。さらにこのダバダロゼ原酒に梅を漬け込んであるのが、この梅酒。梅酒なのにパープル色というのが面白いですよね。アルコール度もやや高めですので、お湯割りでも味が薄れません。ソーダ割りがいちばんオススメかな?いずれも品薄でレアなリキュールですので、なかなか入手しにくいですが、ぜひとも一度はお試しくださいませ。ちょっと疲れたときにきれいな色のリキュールや香り高い梅酒を頂くとほっこりします。ハマること間違いなしですよ。
2009年10月26日
朝晩と日中の気温差がかなりある時期ですが、皆様お風邪など引いておられませんか?私は、風邪っぴき真っ只中です。倦怠感があって熱は出ないままぐずぐずと鼻炎が続く長引く風邪です。動いているときは普段どおりに元気なのですが、朝起きるのがつらく、夜もぐったり。おまけに唇も荒れていて、辛いもの酸っぱいものが食べられません。せっかくのキムチ鍋やポン酢で食べる湯豆腐の季節なのにっ。かえってストレスたまっちゃいますね。そんなときは、好きなお酒でほっこりしたいです。請福酒造 「ひとときのちゅら ~一瞬の美味~ 」泡盛の蔵元さんとしては有名な請福酒造さんのこの泡盛、珍しい「完全無濾過」なんですよ。無濾過仕上げの泡盛は、これまでは生産不可能と思われていましたが、独自の技術で実現できました。しかも、一滴の加水もない完璧な原酒です。アルコール度数は43度と高いのですが、やはり初めては香を楽しんでそのままの味わいを楽しみたい。「あっ。すごく懐かしいお米の香がする」というのが第一印象。ふくよかな香。おかあさんの匂い?というような。口に含めば、初めはやさしいアタックなのですが、後味に残るコクはハンパではないです。そして、このお酒にはフシギな生き物が住んでいるんですよ。その名も「青い精霊」。正体は、不飽和脂肪酸。これが泡盛の旨味成分です。もともとはお米に含まれているものなのですが、通常の清酒や米焼酎では濾過を行うので不飽和脂肪酸の塊は出現しません。温暖な沖縄地方では、あまりお目見えしませんが、気温の変化などによってこの不飽和脂肪酸はときに白い雲状になったり、「青い精霊」になったりするんです。もちろん、人体には影響ありません。私はまだこの精霊にお目にかかったことはないのですが、写真で見る限り神秘的。トルコ石かクジャク石がお酒に浮いているみたいで綺麗です。長期熟成させた甘口白ワインには時々「ワインのダイヤモンド」を見かけますが、こちらは酒石酸由来です。お酒って面白いですね。ところでこの「ひとときのちゅら」なのですが、特別なお酒とあって、事前予約注文なのです。毎月一回だけ製造して発送していますので、出来立ての泡盛を楽しむことが出来るというポイントも高いです。予約して届くというのはワクワク感もありますね。いつも、配達通知を見て「来たーっ。はやく再配達お願いしないと」とあせってしまいます。無濾過なので基本は3ヶ月以内にすぐ飲めるだけではなく、さらに自宅で10年寝かせて飲む楽しみもあって、今度の分はおいておこうかと考えたり。飲み頃表記のラベルもあります。ラベルのタイトルの通り「一瞬の美味」を違う形でいろいろ味わいたいですね。……などと、お酒のことを考えてると、しんどいのも忘れてしまいました(笑)。それでは、また皆様においしいお酒のご紹介を出来ますように、がんばって風邪を治しますので。
2009年10月22日
「京ことば」には、折々に味わい深い言葉があります。今回は、食べ物に関する言葉を少し取り上げてみましょう。「ひね」これは、長くつけた漬物のこと。穀類などの味が古くなって落ちていることもいいます。日本酒をきき酒するときに「老(ひ)ね香」というのと同源です。古語では「経稲(へいね)」の略かとも言われています。おくての稲、前年以前に収獲された稲のことです。いけずな言葉に「ひねかぼちゃ」というのがありますが、こちらは「大人ぶったことをいうませた少年などを嘲る言葉」です。「あすこのぼん(坊ちゃん)はほんま可愛げのない、ひねかぼちゃや」のような。「にぬき」充分に味が染みるほど煮た玉子のことです。煮卵を作るのはひと手間かかりますが、美味しいので後を引きますね。「うちはラーメンには、燻卵やのうてにぬきがええわ」のような使い方をします。「ぬくぬく」出来立ての温かい状態をさします。「蒸し寿司」のことを「ぬく寿司」というのはここから来ています。ぬく寿司は、お茶碗に入ったちらし寿司。穴子、麩、きくらげなどを混ぜて錦糸玉子を散らします。料亭などではぬく寿司にイクラなどの海鮮がのっていることもあります。「これ、出来立てぬくぬくのパンやさかい。なあんも塗らんと千切って食べとうみ」という感じで普段使います。もっとも便利な言葉に、「であいもん」という京ことばがあります。今でいう「素晴らしいマリアージュの食べ物」です。相性のいい物同士の食べ物には、なかなか出会えません。ですから、昔の人はわざわざ「であいもん」と呼んだのでしょう。タケノコとワカメとか、海老芋と棒鱈とか、大根に鰤。想像するだけでお腹が空いて来ます。日本酒にとっての「であいもん」、ワインにとってに「であいもん」、ビールにとっての「であいもん」、焼酎にとっての「であいもん」。毎日が「であいもん」探しの三度三度の食事です。作家の故・山田風太郎氏が『あと千回の晩飯』というエッセイを書いておられましたが、抜けたりブランチになったりした回数を含めて一年で約千回の食事。十年でも一万回。限りある出会いです。大事にしたいものですね。朝日酒造「南の島の貴婦人」黒糖焼酎のハナタレです。ボトルに描かれたオオゴマダラは「南の島の貴婦人」と呼ばれる優美な蝶です。44度という高いアルコール度数ですが、冷してストレートで飲みたい華やかな香り。ただし、開栓後は早めに飲みきらないと、持ち味である南国風の濃厚な香が失われてしまいます。これ、マンゴーやキーウィフルーツなどのフルーツチップスにも合うし、味噌だれの胡麻豆腐にも意外に「であいもん」です。
2009年10月21日
いきなりな話題ですが。よく「天使の歌声」「天使の微笑」という形容を聞きます。赤ちゃんのかわいい様子を「天使みたい」とも言いますね。うっかり自分も使ってしまいそうなんですが、やっぱりそれはキリスト教文化で育っていない日本人になじみが薄いんではないかしら、とずっと疑問に思い続けています。かといって、「弥勒菩薩のようなお優しい顔」とも言いにくいのですが。皆様は、いかがでしょうか?ヴィム・ヴェンダース監督の『ベルリン・天使の詩』を観た時、目からウロコのような気分になりました。出てくる天使は、よくアニメや絵本の挿絵にあるキューピッドみたいな金髪のぽちゃぽちゃした少年少女ではなく、「受胎告知」の絵画にあるような羽の生えた美青年姿でもなく、おっさんなのです。「おっさんが天使……」当時十代の私には衝撃でした。しかし、考えてみれば「天使」という曖昧模糊とした概念のが必ずしも東洋人の抱く美しい西洋人の姿であるとは限らず、またキリスト教ベースの文化がそうした「天使像」のみをキホンにしているわけではないのです。天使がもたらすものは福音だけではなく、人間に世界の破滅を知らせる不吉な存在でもあったわけですし。かのアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する「使徒」=「天使」も異形の姿なんですよね。そう思えば、「天使の微笑み」という形容をされても、聞くほうとしてはなんだか複雑な気分になってきます。勿論、いい意味での形容であるとは思うのですが。さて。『ベルリン・天使の詩』という映画は、一言でいえば哲学的といいますか、見様によっては退屈な映画です。娯楽的ハリウッド映画ではありませんし。内容を書くとネタバレになってしまいますので割愛しますが、ここで登場する主人公の天使は、自分の恋の為に「天使」という身分を離脱します。堕天使になるのです。一人の人間の女性との恋路をまっとうしたいために、永遠の命を投げ出す。おとぎ話にありそうな試練です。私は、そこにビルドゥングスロマン(成長物語)を感じ取りました。天使の姿はおっさん(強調しすぎですが)なのですが、心は永遠に少年なのです。少年の天使は、大人になりたくなった。人間の営みを見ているうちに、大人への目覚めを感じたのではないかと。恋の芽生えは、そのきっかけに過ぎなかったと思うのです。大人になるために捨てなければいけないものは、たくさんあります。無垢の心、嘘のない言葉、駆け引きなどない友情、……すべて捨てて捨てて行き着くところに大人への道がある。勿論、得るものもたくさんあります。「天使」が得たように、人間世界の生き生きとした部分、生の声。それは、フィルムの中で色彩ある世界として表現されています。後年、ハリウッドで『シティ・オブ・エンジェル』というリメイク的な映画が作られましたが、これは別物と考えてよいでしょう。また、この『ベルリン~』の影響か、死神なども人間世界に紛れ込んでいて、天使のように人間には姿が見えないというような物語も生まれたりしていますが。――などと、ふと頂き物の焼酎のラベルを見ながら思ったことです。西酒造 「天使の誘惑」芋焼酎なのですが、ネーミングの妙に驚かせられます。まるでブランデーのように樫樽と芋の香が強いにもかかわらず、非常に飲みやすいのです。40度というアルコール度数ですので、ストレートでは舐めるような感じでまず頂きましたが、さすがの長期熟成酒。唇に残るオイリーな感触が心地良いので、舐めるのがクセになります。しかし、勿体ないのでロックにしてみます。ロックも冷蔵庫の氷では申し訳ない気分になりますので、ぜひ天然氷をご用意ください。水割りも、前日から用意しておくのをおすすめします。味わいは全然違いました。その場で割っても十分美味しいのですが。おもたせや記念日の贈り物にも最適ですね。「天使」とつく焼酎は他にもたくさんありますので、少々お時間を頂きますがこれから順々に飲んでご紹介させて頂きますね。
2009年10月18日
アラフォーブームにちなんでなのか、焼酎も熟成ブームです。熟成古酒にはほんのりとトパーズのような黄金色や琥珀に近い色が着いていて、なんだかウイスキーのようで見た目も楽しめます。これは、やはりウイスキーを熟成させる為、あるいはさせた後の樫樽を使っているからです。樫樽からは、木の香と成分が何年もの間に焼酎に浸透して、ああいうヴァニラ香、いわゆるオークの香とともに薄っすらと茶色味が付けられます。ここで、オークにちなむトリビアを一節。オークといえば日本語で「樫」と訳されますが、実は日本で指す「樫」の木とオークは同一のものではありません。そりゃ当然だろうとお思いでしょうが、これは誤訳によるものなのです。ヨーロッパ(イングリッシュ)オークに相当する日本の樹木は、実は「ミズナラ」なのです。いずれも、ドングリのなる樹木ですが、日本語では落葉樹の種群はナラ(楢)、常緑樹の種群はカシ(樫)と呼ばれます。ですが、樫はヨーロッパのオークではありません。西欧でいうオークには日本ならナラとなる落葉樹が多く、温暖な地域に分布する常緑のオークはライヴオーク(live oak)と呼ばれています。日本のミズナラは、このヨーロッパオークに匹敵する良質の木材で、この誤訳のおかげで、ほぼ二束三文の状態で海外に輸出され、向こうでは高級家具の材料として取引されていたという過去があります。面白いですね。他に、仲間としてはポルトガルに多いコルクガシやバーボンの樽に使われるアメリカのホワイトオークなどがあります。樽一つとっても、さまざまな歴史がありますね。西平酒造 加那2年半の樫樽熟成を経た琥珀色の熟成黒糖焼酎。ほんのり立ち昇る樫の香が心地良く、夢幻の世界へ誘ってくれます。25度はすっきりと、30度の加那は少しまったりとした味わいがあります。いずれもやさしいアタックです。ちなみに加那とは、奄美の言葉で「愛しい・恋しい人」などの意味を持ちます。熟成焼酎。大事な人と過ごす時間にゆっくり飲みたいお酒ですね。
2009年10月16日
久々の「京都歴史逍遥」お待たせいたしました。京都もそろそろ秋の観光の季節です。京都市左京区岡崎は平安神宮で有名ですが、もう少し北に行くと岡崎神社があります。本来は、こちらの方が古く由緒ある神社なんですが。「岡崎の森」と呼ばれて、この辺りは緑豊かな場所。丸太町通をさらに右手奥に進むと、鹿ヶ谷(ししがたに)へと続きます。岡崎神社の西北は黒谷です。通称「くろ谷さん」の金戒光明寺があります。岡崎神社の社伝には、794年に平安京遷都の際、王城守護の為平安京の四方に建立された社の一つで、 都の東にあたる事から東天王と称しました。いまも東天王町という地名が残っています。『平家物語』では、官幣四十一社に加え、 後醍醐天皇が造営以来、室町時代には足利義政が修造しています。1178年に、中宮(帝のお后)の御産の奉幣を賜った事から、安産の神として祈願する信仰が生まれました。また、この岡崎には野うさぎが多く、境内一帯もうさぎの生息地であった事から、うさぎは氏神様のお神使いと伝えられました。境内の狛犬の台座、本殿灯篭、斎館の欄間等にうさぎの彫刻があるので、行かれた方は是非確認してみて下さいね。特に手水屋形にある子授けうさぎ像は参拝者の人気を集め、 ご祭神が子宝に恵まれ、うさぎが多産である事から「子授けの神」として参詣者に祈願信仰されています。7月16日が例祭 [通称]お涼み、10月16日が氏子祭 [通称]秋祭り。氏子祭では、神様に供奉する一条流「式庖丁」も見ることが出来ます。境内はこぢんまりとして、きれいに手入れされています。森に囲まれた雰囲気で、こういうところで挙式というのもなかなか素晴らしいと思えます。さて。今回の焼酎。弥生焼酎醸造所「太古の黒うさぎ」うさぎのラベルも可愛らしいボトル。ですが、飲めば熟成されたコクを感じる味わいです。甘い香とオイリーな喉越しが病み付き。食中酒としてよりも、お風呂上りにロックで頂くのがなんとも言えず、最近クセになってます。
2009年10月14日
もうすぐ2009年も終わり。年越しして新年を迎えるということは、一歳年を取るということですね。これを「数え年」と言いました。妙齢の女性には、「満年齢」のほうが有り難いのですが……。しかし、新年には一つ年を取って長寿を祝うという意味もこめられています。めでたいことだと前向きにとらえていくことが、心のアンチエイジングなのかもしれませんね。長寿といえば、ワインの中には、一世紀以上も保管出来る超長寿なものもあります。中国の有名な紹興酒(紅酒=ホンチュウ)も比較的長寿です。魯迅のふるさと紹興ですが、そこでは昔から娘が生まれるとその年にお酒を仕込み、地下で眠らせておきます。そうして、娘が結婚する時に紅酒をふるまうといいます。今でもあるそうですよ。紹興酒の古酒は、それは長期熟成ワインに似てヴェルヴェットのような喉越しで、まろやかです。では、同じ醸造酒でもビールはというと。通常のビールは2~3週間の熟成で出荷。しかも、瓶などに賞味期限が印字されていますが、かなり短命なお酒です。2007年に、Barley Wine(バーレイワイン=麦のワイン)と呼ばれる長期熟成型ビール「el Diablo(エルディアブロ=悪魔)」が日本で発売され、話題になりました。このビールは通常ビールの2.5倍の麦芽と、6倍のホップを使って製造。口当たりは濃厚で、アルコール度数も約10%と、通常のビールの約2倍に達するものです。それがビールで最も長生きの部類です。随分違うものですね。焼酎の長期熟成はというと、法律上は3年以上が株式会社篠崎 長期熟成麦焼酎「千年の眠り」さて。焼酎の仲間で長期熟成の筆頭に上るのは、やはり泡盛の「古酒(クース)」でしょう。瑞泉「おもろ」10年古酒これは、お買い得な泡盛です。古酒でこのお値段で、しっかりした味わいのある泡盛はなかなかお目にかかれないと思います。43度ありますが、まろやかなのでさほどアルコールのきつさを感じません。瑞泉「おもろ」17年古酒さらにまったり。ボトルもブランデーのようです。泡盛好きには堪えられない重厚な味わい。贈物にも最適だと思います。「おもろ」で長寿を祈りながら、オモローに楽しく年越ししましょう!
2009年10月12日
皆様、もう2009年も残すところあと2ヶ月。あっという間に12月です。12月といえば、イベントも目白押し。まず筆頭に上がるのはクリスマスですね。毎年のことなので、やはり「プレゼントはどうしよう」と悩ましいところです。そこで今年はご提案。お酒と食事のマリアージュならぬ、お酒同士のマリアージュ。皆様、アイスワインをご存知でしょうか?自然凍結したブドウを搾って得られる濃厚な果汁を醸造して出来る、超甘口デザートワインです。「ああ、知ってる。日本にもあるよね?」いえいえ、違いますよ。国際商標登録される「ICEWINE(EISWEIN)」を名乗れるのはドイツ、カナダ、オーストリアの三国だけなんです。また、人工凍結(クライオ・エクストラクション)させて搾汁したものや、加糖したものはアイスワインではありませんので、ご購入されるときは注意してくださいね。なかでも、もっとも製造基準が厳しいのはカナダのアイスワインです。収穫気温はマイナス8度以下、最低糖度は35度以上で、他の二国を上回っています。それ以外はアイスワインと呼ばないのです。そんなアイスワインまだまだ知名度が低いのですが、近年取引量も伸びて、じょじょに愛好家を増やしています。なんといっても、高品質ゆえにやはり高額ですので、普段飲みにはちょっと……という部分はありますね。プレゼントや手土産、パーティのお呼ばれなんかにはとっても喜ばれます。また、「甘いワインは苦手」とか「料理には合わない」という声もありますが。そこで、ちょっと考え方を転換してみましょう。「そのままでは合わない、飲みにくいというときこそアレンジ」アイスワイン試飲会で教えて頂いた秘蔵(?)のカクテルレシピをご紹介します。「ファンタスティコ・マギ」▲材料 アイスワイン:30ミリリットル 麦焼酎(いいちこ):10ミリリットル コアントロー:10ミリリットル レモンジュース:10ミリリットル▲作り方 1.アイスワイン以下の材料をシェイカーに入れ、シェイクする。アイスワインはカナダではおなじみのライフエステート。ヴィダルという香り高い品種100パーセントです。ここで使った焼酎は麦焼酎「いいちこ」。すっきりした麦焼酎がいいそうです。アイスワインの濃厚な香りと味わいを生かすために、癖の強い芋焼酎などは避けたほうがいいでしょう。食後の一杯にオススメです。さて、このカクテルまだ名前がないとのこと。ブドウ、オレンジ、レモンの三つの香りが次々に広がるので、イエス・キリスト誕生の時にあらわれた東方の三博士「マギ」と名付けてみました。いかがでしょうか?お食事の後ご自分でシェイカーを振って、そっと奥様や彼女に差し出せば、クリスマスのプレゼントにぴったりです。焼酎もなかなかいい仕事してますので、ぜひ。
2009年10月11日
突然ですが、世に言う「魔性の女」と聞いて、どういう女性を想像されますか?身近に思い当たる女性もあれば、有名人のあの人、とさまざま思い浮かぶかもしれません。とはいえ、「魔性の女」の定義ってそもそもどういうものなんでしょうか。それこそ、人それぞれのような気がします。心変わりをしやすい女性、無意識に異性を振り回してしまう女性、外見も美しい女性、恋の噂が多い女性、騙されても許してしまう魅力的がある女性……。井上酒造 爽艷麗美 「魔性の女」名前はスゴイんで、ちょっと……と思われますが、黄金千貫(コガネセンガン)を使ったまろやかな淡麗風味の焼酎です。雑味は少なく、すっきり小股の切れ上がったいい女という雰囲気の焼酎ですね。私が具体的に思い浮かべるのは、『ルパン三世』の峰不二子です。長い髪をなびかせて、パールピンクのハーレーダビッドソンを駆る不二子ちゃんの颯爽とした姿は、日本の女の子のアコガレです。ナイスバディと美貌もさることながら、ときには女の武器を有効に使いながらも実は男なんてそっちのけ、自分の欲望に忠実に生きる姿が、「これからの女性はああいう確固たる自分を持った女性でないと」と思わせたものです。さて、現実は甘くない。見た目はともかく、不二子ちゃんのように大型バイクに乗ろうとして、中型免許(当時)を取得すべく教習所に通っていたときに交通事故に遭い、背筋と腰を痛めてこれまた頓挫してしまいました。人生こういうものですね。余談ですが、長い髪をなびかせてバイクに乗ると、髪の毛がとても傷むので、女性ライダーはそういうことはしてません。ヘルメットの中にも入らないので、ジャケットの内側にしまい込むのが現状です。これもまた、夢のない話ですが。麦焼酎「麻生富士子(あそうふじこ)」蔵元、麻生本店は、大分県の観光地・湯布院に程近い米どころにあります。「麻生富士子」の酒名は、蔵元の奥様の名前から付けられました。「ふじこ」のイメージ的に、コクがあってフルボディな感じなのかと思いきや、とても優しいアタックのすっきり系の麦焼酎。なんだか遊び心のあるネーミングも、優しい味わいも、女性の奥深さを感じる焼酎ですよ。その魅力に余りにハマってしまう名酒こそ、魔性の女……なのかもしれません。
2009年10月09日
ワインや焼酎、ビールは20歳から飲み始めましたが、もう少し大人になってから飲みたいな、と思うお酒ってありますよね?若造にブランデーグラスはサマにならないという気がして、ブランデーもまだまだ遠慮がち。ウイスキーの良さをわかるのも漸く今頃になってからです。昔はバーボンばかりでした。本当の大人になってから楽しめる、味わえるというお酒、食べ物はたくさんあります。最近では、「グラッパ」。なじみのない方には、イタリアの焼酎と言いかえたらいいでしょうか。グラッパは葡萄の果皮と、そこに含まれる芳醇な実と果汁(ヴィナッチャ)を原料に作られる北イタリア・ヴェネト州を原産とする蒸留酒です。ワインを造ったあとに出来る絞りかすを利用するのは、フランスのマールや我が国の粕取焼酎に共通していますね。イタリアの農民も、ワインを造るばかりでその実、飲むのは貴族や富裕層の人達ばかり。自分たちは絞り粕を利用していたのです。そのグラッパですが、今では庶民の飲み物としては高価すぎる価格になってしまいました。1ボトル数千円のものから、数十万というものもあるんですよ。アルコール度数は38~45度とかなり高めですが、口当たりが軽やかな上に、蒸留した段階で既に鮮やかな香りと心地良い甘味があり、長期熟成を要さない為、非常に消化吸収されやすい理想的な食後酒として、専用の様々なショットグラスでストレート、またエスプレッソに数滴落として味わうのが中部以北のイタリアでは一般的な習慣です。なお、グラッパは日本の酒税法上では「ブランデー」に該当します。グラッパの本場風飲み方をここでお教えします。1、エスプレッソコーヒーにスプーン3~4杯の砂糖を入れ、かき混ぜずにそのまま飲みます。(飲み干しても当然カップの底には大量の砂糖が残っています)2、次に、そのカップにお好みのグラッパを注ぎます。そして、それをクルクルッとかき混ぜてからいただくのです。イタリアではグラッパ入りのチョコレート・ボンボンも一般的ですよ。それでは、日本生まれのグラッパ(ブドウ焼酎)をご紹介します。カタシモワイナリー「ジャパニーズグラッパ 葡萄華」大阪のカタシモワイナリーでかたしも本ぶどう(甲州種)のみを使って造った希少なグラッパです。ブドウの香が濃厚!世界初!芳醇な香りのお酒 Endive Grappa44°(アンディーヴ・グラッパ44°)本当に世界で初めて、アンディーヴ(ちこり)を使ったおいしいグラッパ。こういうグラッパが日本で出来てしまうんですね。ボトルもおしゃれです。贈物にも最適。焼酎のようで焼酎でない。焼酎でないようで焼酎のような蒸留酒グラッパ。イタリアの方にも紹介したいくらいです。価格もお手ごろなものばかりでおすすめです。ボトルやアレンジを楽しめるのも「大人」ならではの趣味です。皆様も、グラッパ楽しんでみませんか?
2009年10月07日
10月も過ぎると、今年も終盤だなという気分になってきます。年末年始のお休みはどうしよう、年賀状どうしよう……などと考えてしまいます。なかでも毎年悩むのは「お歳暮」ではないでしょうか?定番の物をお贈りしているお宅もあれば、昨今のことですからがらりと家族構成が変わってしまって今年は考えなおさないと、というお宅もありますよね。お子様が小さいときは、ジュースや洋菓子のギフトだったのですが、独立してご夫婦だけになられたご家庭だと、ご夫婦の趣味に合わせて。さて。今年は不況の影響でなかなかお小遣いが自由にならなくて、あの方もおいしい焼酎を飲み損ねているのでは?ということも考慮して、この際レアで少しリッチな気分にさせてくれる焼酎をお贈りしてみるのもいかがでしょうか。霧島酒造「赤霧島」霧島シリーズのなかでもお店では入手しにくい一品です。むしろ「黒霧島」よりもコクがあるともいわれます。そのコクの秘密は、原材料の紫系芋にあります。昭和の終わり、 鹿児島県の山川町で新たな芋「山川紫」が偶然発見されました。この山川紫の特徴は、中心部まで濃い紫色の色素が入り込んでいる点です。この芋がどういう経路で鹿児島に伝わってきたのかは謎だそうです。そして、不思議な「山川紫」から数々の新品種が開発されました。その中で最も醸造特性が高かった芋が、「赤霧島」の原料ムラサキマサリ(紫優)なのだそうです。ミステリアスな経緯もあって、「赤霧島」は貴重な芋焼酎ですので、贈り物にはうってつけですよ。もう一品、「霧島」シリーズからご紹介します。「金霧島 冬虫夏草酒」「冬は虫、夏は草」という不思議な生態から名づけられた冬虫夏草は、世界でも大変珍しいキノコの一種で、古来より健康に役立つものとして珍重されてきました。ですが、この姿は、おどろおどろしいです!芋虫にきのこが生えている状態なんです。虫嫌いの私は、見ただけで気分悪くなってしまいました。滋養強壮には効くそうなんですが……。ところが、この「金霧島」に使われている冬虫夏草は、虫に生やしていません。人工栽培で玄米に生やした冬虫夏草のエキスを使っています。ちょっとほっとしました。あの虫の姿のまま入っていたらどうしよう、と思っていましたので。お味のベースは黒霧島ですので、馴染み深い方も多いかと思います。いつまでも健康でいて欲しい、という願いをこめた贈り物にも最適な焼酎だと思います。
2009年10月06日
三年ぶりに鈴鹿にF1が帰ってきました。去年にここでも触れた話題ですが、まさか本当に行けると思っていなかったF1グランプリ。生で観戦出来ました。いや~、思えば叶うこともあるんですね。ご興味のない方には???という話題で、申し訳ありません。フリー走行から決勝までの3日間カンヅメ状態で見ていましたが、一日目はすごい土砂降り。二日目のフリー走行と予選では事故の続く大荒れのサーキットで、初めてなのにハラハラドキドキものでした。大クラッシュを真上で見ていたもので、ショックでしたね。幸い、どの選手も無事でしたのでほっとしましたが。応援していました我らが日本男児の中島一貴君は、フリー走行がよかっただけに決勝が今ひとつ思わしくない結果で残念だったのですが、鈴鹿でその姿を見ることが出来てよかったです。テレビ中継などで放送されない、クラシックカーでの選手のパレードは楽しめましたよ。途中でハプニングがあって、ハミルトン、アロンソのチャンピオン同士が相乗りという貴重な場面もあったり。しかしですね、思ったよりもスタンドには若い女性が多かったです。理由は簡単。F1ドライバーにはイケメンが多いからです(笑)。ブラウンGPのジェンソン・バトン、フェラーリのキミ・ライコネン、BMWのニック・ハイドフェルドと俳優にも負けないルックスの選手が大勢。なんと私は予選後、偶然生ライコネンに出会うというハプニングもありました!小顔でサングラスも似合っててめちゃカッコよかったですよ~。『ロード・オブ・ザ・リング』に出てくるエルフみたいでした。今年注目したいのは、新人のロメイン・グロージャン。ルノーのドライバーとしてスペインGPから途中参戦していますが、パレードの時風にたなびくブロンドが目立ってました。マンガから抜け出したような長髪が似合うフランス系の23歳。F1ドライバーとしてはかなり長身で、モデルみたいにスタイルがいい甘いマスクの有望株です。決勝では最下位になってしまいましたが、これからどんどん経験値を積んでトップドライバーにのし上がってもらいたいです。さて。興奮冷めやらぬ状態なのですが、焼酎をご紹介。グロージャンにちなんでフランス生まれの焼酎です。「パリ野郎」フランス最大手のワイン・スピリッツ メーカーの「レ・グラン・シェ・デ・フランス社」が、特産の「ビート(砂糖大根)」を原料に「アルザスの銘水」で仕込んだものです。ブランデー樽で熟成させたれっきとした焼酎です。ロックもいいですが、柑橘系のジュースで割ってもおいしいです。きっとパリジャンも満足のジャパニーズ・スピリッツでしょう。その姉妹版として、アメリカはサンフランシスコで生まれたアメリカ焼酎もあります。「霧のサンフランシスコ」バーボンの原料にもなるトウモロコシをシェラ山脈のバージンウォーターで仕込んでいます。こちらは、すっきり切れ味。ロックが合います。今後、各国の名産、名水でキャッサバ焼酎とかココナツ焼酎とか出来ると面白いですね。日本に来られた選手の皆さん、特にお酒好きのフィンランド勢のドライバーは焼酎なんか好きそうだなと思いますが。焼酎の美味しさがもっともっとワールドワイドになる日が待ち遠しいです。GP観戦というよりはイケメン観戦のように思えるレポートですが、レースはしっかり観て楽しんできました。エキサイトした後は、お酒を飲みたくなってホテルで飲んでしまいました(笑)。来年も行きたいですね。
2009年10月05日
10月ですね。秋の味覚がどんどん出回っていますが、これからはかんきつ類の美味しい季節です。すだちも9月、10月が旬です。焼きたての秋刀魚にじゅっと絞って食べると最高ですよ。関西ではみかんも和歌山の早生が出荷されはじめました。本日は、夏に疲れた体力を回復するのに欠かせないビタミンCなどがたっぷりのかんきつ類を使ったリキュール、焼酎を紹介します。高知県馬路村や北川村に代表されるゆずのお酒です。司牡丹酒造 「柚子の大バカ十八年」自慢の本格米取焼酎に高知県北川村産ゆずをたっぷりと漬け込んでいます。「ユズの大馬鹿十六年」といいますが、果実を収穫、仕込んでからさらに十八年の熟成期間を経た超長期熟成のリッチなリキュールです。ストレートで美味しいのは当たり前なのですが、ロックもおすすめです。爽やかなのにコクもあります!お風呂上りにソーダ割りで一杯、というのもなかなかいけますよ。土佐鶴酒造 「土佐鶴 乙25°プレミアム柚子酎」ミネラルトレハを使用した甘さ控えめ、「ちょっと大人」のゆず酎です。「ミネラルトレハ」って何?という方に少しご説明を。トレハロースの持つカルシウムとマグネシウムなどのアルカリ土類金属と複合体を形成するという特性と、トレハロースの粉末化技術を利用したミネラル素材です。室戸海洋深層水由来の数多くの微量ミネラル分が含まれていて、さらにトレハロースの働きでミネラルの吸収率が向上し、効率的に摂取可能になっています。さっぱりとした甘さとともに、不足しがちなカルシウムやマグネシウムの吸収効率を高める事が注目されています。お酒の楽しめて、かつ健康にもよいという一挙両得なリキュールなんですね。ゆずのお酒は鍋物や焼き魚にも合いますので、ぜひ今晩の食卓のおともに。
2009年10月01日
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