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玄関のインターフォンを通して、「お花ください。」子どもの声でそう言われた。今日の午後のことだ。これが大人の声だったら、絶対に扉を開けはしないのだけれど、どう考えても子どもの声。それに、なんとなく聞き覚えのある声だったのだ。開けてみて、あぁ、やっぱり。たまに見かける近所のWちゃんだった。彼女が、花をくださいといってくるのは、これで三度目。最初は、隣のSちゃんと一緒にきた。そのとき、私は庭の手入れをしていたので、気安く応じたのだ。2度目の時は、一人で今日のようにピンポンと呼び鈴を押して・・・。3度目の今日、Sちゃんではない別の女の子を連れていた。なにがいいの?と彼女達にたずねてみたものの、この冬のさなかのことだ。枝物も葉を落としているものがほとんどだし、葉物もなんだか冴えない色目のものばかり。えぇっと・・・。とぐるりと庭を見渡したところで、気に入るようなものを見つけられない様子。ふと、道路と庭の境目辺りに、スイートアリッサムがちらちらと、花をつけていたことを思い出す。まじめに手入れをしていないため、だらしなくのびきっている。この花は、こんもりと密集するように咲かせるのが本来の可愛さなのだけれど・・。数本切り取って、彼女達の手に持たせるには都合のいい状態ではあった。どうぞと二人に手渡すと、ありがとう、と言って、すぐそばの遊び場へ、駆けていった。それにしても・・。一度目はともかく2度目以降、なぜWちゃんは呼び鈴を押してまで、花が欲しいと思うのだろうか。特に今など、ろくに手入れもできず少々荒れ気味だというのに。我が家の庭に囲いや塀は存在しない。道路に面したこの庭が、野原の延長のような感覚なのだろうか。でも一応よその家だし、勝手に入れないからとりあえず呼び鈴を押すのだろうか。言えば、なんかくれる気のいいおばさん、とでも思うのかな。こんなことがあると、子どもの目にこの庭と、そして私ががどううつっているのか、少しばかり気にかかる。彼女は小学2年生。こんな風に言ってくるのもそう長い期間ではないのだろうな。
Jan 27, 2011
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暑さにも、寒さにも弱い私です。今年は久々に寒い冬となり、あぁそうそう、寒い、とはこれぐらいのことを言うんだっけ、と思い知らされる。昨日、ガンガンに暖房をつけて車を走らせていると、歩道を足早に歩く老婦人が目に止まった。コートの前で手を合わせ、少しばかり前かがみの姿勢。寒そうだなあ、と思ってよくよく見てみると、歳の若い自分よりも着込んでない様子。けれども、足取りはしっかりしている。自分が子どもの頃は、もっと寒かったし、衣料品も暖房器具も今ほど、効率よく暖まらなかったはずだ。親の代ともなればなおのこと・・・・。こらえ性のない自分が、少しばかり恥ずかしくなりました。たくさん着るのは許してもらうとしても、暖房はほどほどにしなければ。そうだ、寒さに負けない気持ちで、いっぱい動かなくては。けれども、今日はとうとう雪が降り積もってしまいました。くじけそうです・・・。
Jan 16, 2011
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2歳児のことばの理解度と、それを発信する力は、一体どれくらいのものだろう?もちろん個人差はあるのだろうけど、親ですらそれをはかるのは難しい。ことば遊びで、こちらの言うことを真似てるだけかと思えば、ときどき、きちんと状況にあわせて返事をしたり、しゃべりかけてきたり・・・。楽しくもあるけれど、会話の行き違いはしょっちゅうだ。夕飯を終え、2階の寝室に娘と布団を敷きに行ったときのこと。このところ、暗がりはどうも怖くなってきたらしいというのは、気がついていた。寝室の電灯をつけた瞬間、「あ、おばけ!」と娘が言う。手遊び歌で覚えてから、わりとひんぱんに「おばけ」の単語はでてくるのだ。始まったな、と思い、「えー、いないよー、どこにいるの?」と話をあわせておいたものの・・・。娘は、天井と壁の境目の一点を見つめたまま。いつもなら灯りがついた途端に、部屋中を走り回るのに、その日に限ってぴたりと寄り添ってくる。ぞわり・・・。寒さだけでない何かで鳥肌が立つ。やめてくれ~。実は、私は怖がりなのだ。けれども子どもの手前、逃げ出すわけにはいかないではないか。「大丈夫!気のせい気のせい。おばけなんていないよ!」娘が分かるかどうか、というより自分のために、わざと大きな声を出す。そのうち、いつものようにばたばたと部屋を走る娘。その日からときどき、そんなことが続いた。毎日、ではないのだ。きっと、彼女にとっては遊びの延長なのだ。いや、絶対そうなのだと、いうことにさせてください。でなければ怖すぎます。ここに越してから、一度だって、おかしな現象はないのですから。
Jan 10, 2011
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12月に入って、極端に寒い日がやってきて娘が風邪を引く。ひどくないもので、やれやれと思う間もなく、今度は自分がもらい風邪。ということを2度ほど繰り返したら、年末に私の風邪は、本格的なものに進行してしまい、久しぶりにつらいつらい喉の痛みと、鼻づまり・・・・。年明けにようやく大体の症状が治まりつつある。娘が大したことなくてよいのだけれど、参ってしまうなあ・・・。元気な伯母からの年賀状に、お母さん忙しいですね。こどものためにがんばるの。努力は心を裏切らないと、なにやら格言のようなお言葉が・・・・。おかしいな、おばさん。私が風邪引いてるの知らないはずなのに。けれども弱った心には、そうかあ、そうだよね。と妙に納得する葉書となりました。今年もみなさまにとって幸多き年でありますように。
Jan 1, 2011
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