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最近地元市内のミニシアターによく中国映画が来ます。現在上映されているのは「舟に乗って逝く」です。運河のある美しい農村に暮らす老婦人、周瑾。周瑾に脳腫瘍が見つかったため、彼女の二人の子供、念真と念清が母親の介護のため故郷に戻り母親の最期を看取る。。。。というようなお話。1ヶ月前に見た「来し方 行く末」でも感じましたが画面が美しい!と思いますね。最近の中国映画ってみんなそうなのかな?そんなに多くの映画を見ていないので分からないんですけど、とにかく画面がごちゃついていないというか、どこか洋風の雰囲気を感じるというか。舞台となった家はこの映画の監督さんのお祖母ちゃんの家を改装して使ったということですが、家の中庭などは植えられている花の配置など本当にセンスが良くてそこだけ切り取ったらヨーロッパのお家みたい。家具の配置も計算されているし、壁一面に貼られた思い出の写真もさりげない配置がおしゃれだし。というわけで、私にとっては「すごくセンスの良い映画」でしたよ(^-^)やっぱり若い監督さん(1994年生まれ!)はこだわりが違う!と感心。ちょっと見方が変ですか?主人公の周瑾もスマートで姿勢が良いすっきりした御婦人でした。反対に私が想像する「農村の老人感」はちょっと足りなかったのかな?映画としては、母親の治療方針を巡って意見が対立する娘と息子とか、アメリカ人と結婚した娘は現在、夫とすれ違いの日々で離婚するかも。。。とか家族の反対を押し切って家を飛び出して俳優修業をする孫とか周瑾の周りの家族の人間模様が描かれていましたが、私が一番注目したのは俳優修業をする孫の涛くんでしたよ~(^-^)どうも高校中退して家を飛び出し、撮影所でエキストラをして俳優を目指しているらしい。「え~?俳優になるなら北京電影学院とか中央戯劇学院とかに進学した方がよくない?」と思わず心配してしまう私(←お母さん目線)。でも、涛くん役の男の子、無名だけど顔もちょっとイケメンだしもしかするとこの先ブレイクするかも?と、涛くん役の俳優さんは映画の中の役と実際の彼の立場が重なっていました。映画の中では涛くんが「未来の可能性」の役割を担ってたのかな。真面目そうな雰囲気に好感が持てました。というわけで、この映画は普通に後味すっきりの映画でした。ところで、一つ気になったこと。この場面、古い家屋をトンカチやシャベルを使って人力で壊している場面。今日「舟に乗って逝く」を観ていた時も差し込みの風景で映し出されましたが、実は最近見た映画「新世紀ロマンティクス」でも全く同じような場面が差し込み風景で出てきていたのです。今日、「舟に乗って逝く」を観ていて「あれ、この場面見たことある。デジャヴ?」とびっくりしましたが、この場面にどういう意味があるんでしょうかね?どちらの映画でもこの場面に関する説明は無し。気になる・・・
2025.07.26
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何年か前に間違ってBOOK OFFに売っちゃって後悔したこのテキスト「やさしい中国語読物」大学書林。先週アマゾンを見ていたら中古品が60円で売っていたので秒でポチッと。送料は350円だったので410円でゲットしました(^-^)昨日届きましたが、中古と書いてあったのに実物は完全に新品!めっちゃラッキー!昨日お風呂に入る前に1時間くらいで読み終わりましたが、やっぱりなんだか懐かしい。本を開くと、左ページにピンイン付中国語、右ページに日本語訳が書いてあるのですがその日本語訳が私が小学一年生の時(約半世紀前(;^_^A)に学校の図書室で読んでいた「子どもよみもの」みたいな雰囲気で、読んでいてニヤけてくるんですよね。あと、子供用なので文法に則って正しく書かれていていろいろおさらいにもなります。このテキストには3つのお話が入っていますが、私が一番好きなのが二番目の《去看電影》です。拾った落とし物を持ち主に届けようとして脳内会議を繰り広げる女の子が可愛い♪私はこの脳内会議の場面めっちゃ分かるんですけど。大人の中には「意味わからん。」と思う人もいるのかな?私も大人だけど。それから、三番目のお話の《社戯》は最初に読んだ時は「ちょっと難しい?」と思いましたが昨日はさらさら読めました!数年の間に読解力がちょっと上がったのかな?とちょっと嬉しい。ところで、一箇所、文法的にどうなの?と疑問に思う部分があったので、今度中国人に会う機会があったら聞いてみようと思います。何年か先になりそうだけど。
2025.07.15
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数か月前に《少年的你,如此美丽》を読みましたが、今回はその日本語翻訳版です。日本語の小説を読むことはほとんどありません。ここ2年で読んだのは眼科医院の待合室に置いてあった湊かなえ「告白」と、職場の本棚(親睦会費で書籍を購入している)にあった宮部みゆき「火車」の2冊だけ!←だから日本語力がますます衰える。。。。(;一_一)久々に購入した日本語の小説ですが、値段も見ずに「たぶん800円くらい?」と思い込んで1,000円札を握りレジに出したらなんと1,200円くらいしました(@_@。最近は本も値上がりしてるのね~。日本語なので半日で読み終わりました。500ページでしたけど。というわけで内容。大学入試を控えたエリート高校生の女の子陳念と街の不良少年北野の物語です。ひどいいじめのシーン(いじめというよりは犯罪。それもかなり凶悪)は読んでいてかなり鬱になりますがそれよりなによりとにかく北野がステキ!この一言に尽きます。この小説を読んだJKなら絶対、「私も北野みたいな魂のパートナーが欲しい!!」と夢見るはずです。50代おばさんの私ですら北野にほれ込んだくらいですからね。自分のすべてをかけて陳念を守ろうとする北野に夢中ですよ。ほんと、夢に見ちゃう。映画では易烊千璽君が北野役でしたがこの向かって右のかわいい子があんなに野性的な魅力たっぷりの俳優さんに成長するとは。易烊千璽君は私の次女と同年齢なので「立派になって。。。」とお母さんのように感慨深く思ってしまいます。このお話、とにかく主人公二人の魂の結びつきに心を持っていかれます。昨日《悲伤逆流成河》を読んでいて、幼馴染の易遥がいじめられていても表立っては彼女を助けることのない斉銘に「なんだこいつ。(; ・`д・´)」と不満を持っていたので余計に自分のすべてを犠牲にして陳念を守ろうとする北野にシビれちゃいました。日本語の小説はほとんど読まない私ですが、これは良かったです。というか中国語の原書も良かったんですけどね。ところで、今日マックで「少年の君」を読んでいてあれ?中国語版にこんなシーンあったっけ?という箇所があったので、家に帰って原書を確認してみたら私が持っている原書ではその部分はカットされていました。その後、ネット掲載の《少年的你,如此美丽》の該当部分を確認したら、カットされずちゃんと全文載っていました。R18っぽい描写だったので紙の書籍で出版される時に削除された?ということは翻訳者さんはネット掲載の小説を翻訳した?とかいろいろ考えましたが、まぁ、中国ですからね。そういうことは多々ありますよね。もう慣れました~(^-^)とりあえずかなり夢中になれる小説だと思います。今日は読書で大半がつぶれましたが、有意義な休日でした!今夜は北野の夢を見たいわ~ キャッ♡ 笑。
2025.07.13
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《许三观卖血记》を読み終わってすぐ後に読み始めたので、この《悲伤逆流成河》を一冊読むのに約一ヶ月かかっています。しかも今日一日で110ページ読みました!ゼイゼイ6月10日の記事で、たまたまおしゃべりした中国人留学生に余華の《山谷微风》を紹介されたと書きました。その子とは中国の小説くらいしか共通の話題がなかったので「映画《少年的你》を見て易烊千玺に惚れました。原作小説も読みました。」と話したところ「《少年的你》が好きなら郭敬明の《悲伤逆流成河》もハマりますよ(^-^)」と彼女が紹介してくれました。そして、なぜ読むのに1ヶ月もかかってしまったのかというと、主人公の境遇が悲惨すぎて鬱な気分になってしまい読み進めるのが非常にツラかった(;一_一)というのが原因です。留学生の彼女も「この小説は『いじめ』が主題です。」とかなんとか言っていたので、主人公の易遥がこの後どんなひどいいじめを受けるのか?!と思うとビクビクしてなかなか先に進めなかったのです。《少年的你》の陈念もいじめのターゲットになってしまってはいましたが、彼女には全力で彼女を守る小北という存在がありました。《悲伤逆流成河》の主人公易遥は毎日毎日母親から罵詈雑言を浴びせられ暴力を受けています。その上学校では美人の唐小米にいじめられ・・・易遥には幼馴染の齐铭がいます。彼は易遥を心配し何かと世話を焼くけれども彼女が学校でいじめを受けても表立って彼女をかばったりしない。ここが小北とは違うところです。優等生だから問題を起こしたくないのかな?「《少年的你》の陈念より《悲伤逆流成河》の易遥の方が悲惨度では勝ってるわー。」と思いながら読んでいました。そして、この小説の作者郭敬明さん。10年以上前に買った雑誌の記事でセレブ生活を紹介していました。なんだかチャラいですよね(~_~;)この《悲伤逆流成河》は発売一週間で100万部売れたとか。すごい。というわけで、私「郭敬明さんはチャラい」という先入観があり、そういう色眼鏡を以て読んだので、JKが好きそうなポエムっぽい描写が多いね!というのが全体を通しての感想です。JKはロマンチックな描写に弱いという計算なのかな?あくまで個人的感想ですからね!ごめんね!あと、いじめっ子の唐小米は個人で易遥を痛めつけるいじめ方式をとっていて集団でのいじめ場面等はなかったので、恐れていたほど胸が痛い場面はありませんでした。最終的に「あ、この程度?」と、ちょっとほっとしました。というわけで、なんだか中途半端なお話だった?とにかく、ポエム的描写が満載で、ポエム部分はまるまる飛ばして読んでもストーリーを追うのには支障はありませんでした。この読み方で今日一気に110ページ読みました。あと、ラストはちょっと駆け足な印象でした。途中はポエム的描写びっしりだったのにね。情緒無しおばさんですみません<(_ _)>あと、今回はほとんど感想になっていなくてすみません<(_ _)>
2025.07.12
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市内のミニシアターでまたまた中国映画が上映されたので見に行きました。これ、日本版ポスター。こっちが中国版ポスター。映画の内容には中国版ポスターが合っていると思います。日本版はノスタルジックな雰囲気に誘導している感じ?ほぼほぼ記録映画のような内容でした。2001年から2022年までの中国を一組のカップルを通して描いていますが、これ、なんと22年かけて撮ったんですって(@_@。なので、映画の中で本当に時が過ぎ、登場人物も22年分年を取ります。老けメイク無しのリアル年取り、ガラケーも小道具ではなくその時代のリアル本物。中国の約20年間の歴史をおさらいするという点では見て良かったと思いますが、一つ一つの出来事にそこまで気持ちが入っていないので中国の人よりは感動が薄いのかも。私、お子様脳なのでちゃんと理解できる物語がないと分からないし、映画の後ろに隠されたメッセージも読み取れない。。。難しい映画でした。それから、ヒロインのセリフがほとんどなく、黒バックに白文字のセリフのような文章がところどころに出てきますが、疲れて何秒か目を閉じていた時に彼女の重要な決断のセリフが画面に出たらしい。。。その何秒かのせいで物語がよくわからなくなった。。。がっくし。とはいえ、私、普段は中国人と接する機会がなく、中国語とは無縁の生活を送っているのでこの映画で「中国を浴びる」ことができました。この前見た「来し方 行く末」は細部までこだわり抜いたスマートできれいな画面でしたがこの「新世紀ロマンティクス」は飾り気無しのリアル中国を見ろ!!って感じですね。ところで、映画に出ていた街角の普通のおばさんやおじさんには出演の許諾を得ているのだろうか?と、映画の間中そのことが気になって仕方がありませんでした 笑。
2025.07.05
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というわけで、映画「来し方 行く末」を4回も見てしまったわたくし。1回目に見た時に、登場人物の誰かのセリフに「wonong」という単語があって「『葛藤した』とかいう意味?確か中検の勉強で昔覚えたよね?でも字はどう書くんだっけ?」といろいろ考えて、結局家に帰ってから調べようと思ったのです。で、帰宅してから電子辞書で「wonong」と入力したら窝脓 wo1nong2 傷口に膿ができて痛むこと 【日中大辞典】くらいしか出てこなくて、あれれ?なんか思ってたのと違う。その後、あれこれ入力し直したり百度一下したりしても予想したような意味が出てこず最終的にあきらめてそのままほったらかしていました。それからほぼ一週間後の今日の出来事。とある通帳トラブルが発生し、銀行で長時間待たされていた時のことです。実は私、スマホを持ち歩く習慣がなく、銀行の用事はすぐ終わるだろうと思って待ち時間に読む用の本も持ってきていなかったので急にめちゃくちゃヒマになってしまいました。で、なぜかカバンの片隅に入っていたのが電子辞書(←本は持ってきていないのにナゼ?)「ああ、もうこれでいいや。」と思って思いついた単語を中日、日中いろいろ入力して遊んでいました。その時ふと一週間前の「wonong」を思い出し、突然ひらめいてwonangと入力してみました。そしたら窝囊 wō nang1 くさくさする.悔しい2 意気地がない.ふがいない.【小学館中日辞典】こういうのが出てきましたよ!私が映画で聞いたのはたぶん1の意味ですね。銀行の待合ソファで思わず「うぉっ!」と小さく声を出してしまいました 笑最後に、wonang を wonongと聞き間違えた私。。。今までにこういう出来事は何度もありました。。。orzやっぱりリスニング能力が低~~いのよね。もう年齢行ってるからこれ以上進歩は難しいだろうな。。。どよ~ん。。。
2025.07.04
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