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そっくりそのままの・・・そのお顔次郎吉とデッチリ権は百叩きを味わったのにこりもせず博打に手を出します。しかしついてない時は仕方ないものです、今晩もスッテンテン。デッチリ権がしみじみと語ります。いい加減に考えなければいけない。悪銭身につかず、堅気の暮らしを考えよう、と権が言います。すると、次郎吉は打ち消すように次郎吉「馬鹿、馬鹿だなあおめえは・・・この道はね、百姓で真っ黒になって働い てさ、てめえで作った米をてめえで食えねえような暮らしだった。・・・ ところがよお、銭なんてあるところにはふんだんにあるもんだあ。ええ、 そんなお宝を楽しみながら頂戴できる・・・それが、おめえ、サイコロ」 こんな調子での帰り道、大きな屋敷前に来たとき権が「御殿女中の寝顔でも拝んで行こう」と言い出します。次郎吉「よせよせ、・・・女を見るだけでなんになる。腹の足しにもならねえぞ、 止めとけよ」といいましたが、次郎吉の止めるのも聞かず、権はおび紐を木にかけ塀を登り「つき合えよ」といい先に行ってしまいましたので、仕方なく次郎吉も塀を越えて行きます。 屋敷内に入ったのはいいのですが権がいないので次郎吉はあちこち探して歩きます。その権は、「こういう場合は、たとえ友達でも、別々の方がいいの、・・・お楽しみ」といって次郎吉とは別に行動しているのです。探し歩いていたとき、部屋の中から「だーれ・・誰です、これへ参れ」という声に、覚悟を決め入って行きます。 御中老の部屋でした。次郎吉を見た御中老は短刀をとり身構えるが、病にかかっているのか咳をして倒れ込んでしまいます。 その様子を見て「こいつは大変だ」と慌てて近寄った次郎吉は、苦しみながらも用心している御中老に対し、次郎吉「あっしは、けっして泥棒じゃねえんですよ」といい、咳き込む御中老の背中を「大丈夫ですかい」とさすろうと近寄ると、次郎吉を突き放す御中老。 傍にあった湯呑に薬湯を入れ御中老に差し出します。すると、御中老は苦しい中顔を上げ次郎吉のほうを向きます。灯りの中、次郎吉は、その顔を見て驚きじっと見つめてしまいました。 御中老が次郎吉に「何故そのように見る」と聞いてきます。次郎吉「もったいねえが、・・・あんまりよく似ていなさるもんで」御中老「似ている?」 次郎吉「国の二親が拾って育て、行く末はわしの嫁と決めておりました、 おたかっていう娘にそっくりそのままの・・・そのお顔・・・」 御中老「おだまりなさい」という言葉に、「すみません」も声にならなく、そして次郎吉は悲しい顔をしてぼーっとしています。 続きます。
2022年03月29日
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御用提灯、十手の波をかいくぐり、大名屋敷の屋根から屋根へ、神出鬼没の義賊鼠小僧次郎吉の活躍ぶり、そして意地となさけ、義侠心にとんだ一代の義賊鼠小僧の半生を大川橋蔵さんと香川京子さんの初顔合わせコンビで描く話題作です。この作品は、鼠小僧誕生の陰に秘められた次郎吉のほろ苦い人生に焦点をあて、ドラマチックに描いたモノクロ映画作品です。そして、この作品が橋蔵さん初の汚れ役になりますね。加藤泰監督の作品は、撮影技法に特徴があるため、「大江戸の侠児」からも追ってみました。戦前の片岡千恵蔵主演「時代の驕児」の山上伊太郎のシナリオをもとに、加藤泰監督がシナリオも手がけ映画化した作品です。加藤シナリオの次郎吉は、ねずみ小僧になる前もなった後も、大きな心理的動揺を経験していきます。次郎吉は、信頼していた人の裏切りや義の弟吉五郎の死によって、鼠小僧になることを決意し、なった後で、貧しい人にお金を恵んだことが、逆に不幸にさせたり、信頼していた人の裏切りが、自分の誤解であったりと、反省させられることが多々あります。こうしたことが次郎吉に動揺を与えていることは、映画を見ればはっきりとわかります。普通の人が普通でない鼠小僧になり、その普通の人が、心理的動揺を隠せないまま悩める鼠を演じてしまう・・・連続して見られる大きな振動がこの作品の特徴のようです。加藤泰監督のシナリオは撮る方法と季節を定めているところが面白い効果を生んでいると言います。モノクロ映画の中に・・・故郷に帰った次郎吉が、許婚のおたかと義弟の吉五郎を連れ家を飛び出した後疾走する場面は遠景ショットで収められています。普通なら息せき切って走るところを寄りのショットで収めてもいいはずなのに、正反対の超ロングショットで撮ることで見ている私達は尾根の暗さ、黒さを強く印象付けられます。次の場面で、今度は白い雪が降り積もる宿場町に話を移し、私達は一転して雪の白さを受け入れます。映画の面白さを観客に十分伝えるため、冬の特徴を利用したある映像美を創りだしているといわれています。撮影スタイルは、ローアングル、固定、長廻しなどで構成される独特なことで有名です。橋蔵さんが主演の1958年の「緋ざくら大名」でも、その手法が用いられていましたが、完全なるものが出来上がったのは1960年代以降だといわれます。1960年の「大江戸の侠児」はローアングルとハイアングルショット、固定と流動的なカメラ使い、長廻しと組立て、と相反する撮影技法が使かわれています。義賊のほろ苦い人生に焦点を当ててこの作品は作っていくということです。「鼠小僧次郎吉」を主題にした映画はかつて多くの名作がありますが、加藤監督が作る映画も、「そんなに変わったものを期待することはできないですよ」とおっしゃっています。今度の映画は「時代の寵児」という原作をもとに、次郎吉を中心として織りなす人間模様や人生の哀歓を描き出したいと思っているそうです。「橋蔵君はこの映画の初めの方では、チンピラとして出てきて汚れ役という設定です。」今までの映画では、その役柄を犠牲にしても、なるべく橋蔵さんを美しく見せる作品が多かったのですが、今度の場合は、役柄そのものに生きているという映画になるということです。しかし、たんに橋蔵さんの汚れ役という面だけを見てほしくない、ということをいっています。セットで本番待ちをしていた橋蔵さんは「ぼくは、鼠小僧みたいな気っぷは大好きですよ」という江戸っ子橋蔵さん、それだけに大江戸の侠児の撮影は快調にすすんでいます。御用提灯の波の中を、すいすいと切り抜けていく鼠の橋蔵さん。「やっぱりスポーツマンは違うね」というスタッフ、見物人の声にニヤリ。「いくらピッタリでも、泥棒はしないよ。だけど、あまり政治がでたらめだと、鼠の気持ちがよく分かる」と、世相批判も忘れない橋蔵さん。「本番」の声に、黒装束の橋蔵さんはすっくと立ちあがりました。◆第60作品 1960年2月7日封切 「大江戸の侠児」 鼠小僧次郎吉 大川橋蔵御中老・おたか 香川京子伊豆屋の女房 浪花千栄子文字春 青山京子デッチリ権 多々良純子分長吉 徳大寺伸庄屋辰右衛門 沢村宗之助女衒の久蔵 吉田義夫船頭の竹 星十郎桝安親分 上田吉二郎湊屋の女将 清川玉枝二代目の御中老 松風利栄子一寸良い女 霧島八千代吉五郎 佳田知仁蜆売りの子供 川上正夫殿様 小笠原章二郎御殿女中の寝顔が見たいと、相棒にそそのかされて、大名屋敷に忍び込んだ次郎吉。忍んだ部屋は御中老寝所、その顔は故郷の恋人おたかにそっくり。御中老に諭されて、里心のついた次郎吉は故郷に向かったが、ひどい飢饉でおたかは身売り寸前。次郎吉はおたかと弟の吉五郎を連れて江戸へ行くことにします。次郎吉を追ってきた文字春の言葉を真に受けたおたかは行方をくらましてしまいます。傷心の吉五郎に、おたかに似ている御中老に会ってもらう約束をしたが、当日御中老はどうしても出られなくなってしまいます。そうとは知らず屋敷前で待っていたとき、突如屋敷から疾走する馬に吉五郎がはねられてしまいます。おたかと吉五郎を失った次郎吉は、その後大名屋敷の御金蔵を破る怪盗鼠小僧として現れ、江戸の町を駆け巡ります。おたかの 消息は・・・。人だかりができています。ご法度の博打で捕まったチンピラやくざの次郎吉とデッチリ権の二人は、百叩きの刑で釈放されます。端唄の師匠文字春は次郎吉を家に連れて帰り傷の手当てをします。文字春は惚れている次郎吉ばかり介抱し、デッチリ権のことはほおりっぱなし、自分で手当てをするよう酒を渡されたデッチリ権が、自分の背中に自分で霧を吹くのにはどうやるのか、と聞いてくると、次郎吉が、「口に酒を含んで首をぐーっと回してふっふっとすればいいんだ」と言いたいことをいい、文字春のすることに気持ちよさそうにしているところに、一人の女が飛び込んできます。 次郎吉はその女に「いやーあ、達者かい」、女は次郎吉に「あんまりじゃないか」というと、文字春がここは私の家だよ、女が「次郎さんは私のもんだ」といったから大変です。 次郎吉「おーっと、おいおいおい、誰が決めたいそんなこと」「まあ悔しい」「出て行け野良猫」ここから次郎吉の取りあいの女同士の大喧嘩が始まります。 次郎吉とデッチリ権は外へ、次郎吉はもたもたしているデッチリ権に「男は女に捕まってはいけない」といい、慌てて逃げて行くのです。 続きます。
2022年03月22日
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こうするんでございましょう天野伝八郎達は竜神山のところで藩金を狙うことに決めたようです。根来達が護送する前に一番に現われたのは丹下左膳、・・・その左膳に根来一味が刀を抜いて対していると、天野率いる尺八を吹く虚無僧軍団が姿を見せました。そこへ反対側の山の上から姫と呼ばれる糸路率いる野伏の一行が攻めようとしたところへ、水戸藩のお目付け役はじめ大勢の捕り方たちが藩金を積んだ馬から、気をそらすように遠ざけていきます。すると、チョビ安を先頭に子供達が現れ、馬の前に竹笹にしばりつけたニンジンを見せ、まんまと藩金を持っていってしまいます。それを大笑いして見ていたのは泰軒でした。崖の下に落ちそうになっていだ石灯籠を積んだ荷車がありましたが、あれからどうなったのでしょう。どうにもならないので、崖から落そうと決め四人で荷車をかたむけ始めたとき、「そんなことをしてはいかんな」と虚無僧姿の者がいってきます。「貴公らは藩命によって運んでいるはず、運ぶものがどんなにつまらん石灯籠でも、それを捨てては使者の役目がたちますまい、二宮殿」と虚無僧がいいます。「誰じゃ」といわれ虚無僧は笠を取りニコッとします。(おや源助に似ていますね)二宮金五郎と谷左内は首を傾げていると、もう一人の虚無僧も笠を取ります。そうすると、二宮が天野伝八郎はすぐに分かりました。谷がじっともう一人の方を見ていて、そして二宮も分かったようです。「あなた様は」というとひざまずいたのです。 とんがり長屋に戻って来た左膳と与吉は、チョビ安から馬を引っぱって来たと聞き、大判小判が詰まっているはずの箱を開けると、入っていたのは石ころでした。相馬藩江戸下屋敷では、藩金を江戸まで持って来られなかったと、永見隼人や根来一角達が相馬主膳のところに行くと、失敗ではない、彼らが運んでいたのは藩金ではないただの石ころで本物の藩金は間もなくここに来る、というのです。石灯籠を積んだ荷車が屋敷内に入ってきました。「ついては、その灯篭じ゛ゃが・・・」と主膳がいうと、人足姿の者が燈籠の底を金づちで割り、「こうするんでございましょう、旦那」といい主膳を見ます。 主膳がじっと見ていて・・・分かったのです、「源之助様」と。源之助「如何にも、相馬家の次男源之助じゃ」 源之助「その方、御家安泰と称し、国表より取寄せた藩金着服しせんとした企み、 すでに明白じゃ」主膳に調べはついていることをいいと、主膳は報酬は思うままと、根来らに源之助を斬るように命じ、家臣達も出てきます。(ここから立廻りになります)相馬藩江戸下屋敷に入った源助が危ないと、お藤が急いで左膳に知らせると飛んで行きます。(相馬藩江戸下屋敷では、立廻りの真最中、大勢の主膳一味を敵に回し、源之助と伝八郎が奮闘しています) 左膳がやってきます。「俺にも斬らせろや」といい大暴れ。源之助が鏑木と相馬主膳を斬り、左膳が根来を斬り一見落着、三人に笑顔がありました。 ただの石ころだと思っていたのが、金山の石だったのです。数日後のとんがり長屋で、左膳と源之助が顔を合わせていました。源之助「おい、・・・貴公、俺を必ず斬ると誓ったくせに、なぜ下屋敷に助成に駆 けつけた」左膳 「えっ、それは、・・・あたりめえじゃねえか、俺が斬らなきゃならねえ おめえを、人に斬られてたまるもんかい、えっ分かったかい、ざまあみ やがれ」源之助「あっはは、なるほど、その手もある」「あっはっはっはっ」と大笑いするのです。左膳が、物陰に隠れてこちらをみている萩乃の姿を目にし、源之助に目配せで教えます。源之助の左膳をきずかう様子を感じとり、「俺だって、慕ってくれる者がいるんだからな」と、源之助の肩をたたき、長屋の皆の輪の中に入って行きます。左膳が皆と和んでいるのを見ながら、源之助は萩乃が待っている方へ去って行くのです。 (完)
2022年03月16日
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こてえられねえ野郎だなあ根来達に追いついた萩乃は行動を共にします。翌日、一同休憩をしているところに左膳が現れます。左膳、源助、萩乃らの目があいます。 左膳は日当分は稼がなければとやって来たのです。かかって行く侍達は皆やられる始末。鏑木又五郎も相手になったが駄目、それを見ていた萩乃は自分が相手になると出ようとしたとき、源助がとんでもない、と慌てて止めに入ります。萩乃は道場で手合わせをしてかっている、と強気です。源助は萩乃に、源助「何を言いなさる。あの時はこの男が、すげえ勢いのお嬢様に見とれて、ポカ ーンとしていたから・・・」その時、源助の言葉を遮るように、「やかましい」と左膳が刀を振り上げてきたのを源助が素早くよけたのを見て、おやっと思います。 源助「なんでい、無茶すんねい」という源助に左膳は、左膳「おっ、・・・おめえやるじゃねえかえ・・」といい、源助にかかって行ったのですが、源助は軽々と身を交わしていきます。それを見ていた根来一角も驚きます。 左膳は剣の構えから柳生新陰流とみました。左膳「俺の濡れ燕をはじいたのは、おめえがはじめてだぜ。・・・これは面白いこ とになってきた。・・・ゆくぜ新陰流」源助が構えます。左膳「極意、水流の構えか、ええい、水月もくそもあるかい」と吠えると、源助にかかって行きます。 萩乃や周りが二人の勝負に気をとられているとき、天野伝八郎の配下の岩吉が出てきて萩乃に当て身をくらわせ連れ去るところを、左膳、源助、根来らが見ていました。源助が「待てー」と・・・馬で走り去って行くのを、源助も馬で追いかけます。左膳も走って追いかけます。 萩乃は天野伝八郎達のところに連れて行かれたところへ左膳が乗り込んできます。天野は左膳に萩乃を渡します。その夜、気を失ったままの萩乃を左膳は一睡もせずじっと見守っていたのです。朝になり、目を覚ました萩乃が、左膳の顔を見るなり、何をする、近寄ると容赦しない・・と左膳を罵倒し恐れます。それを見て、左膳は一言もいわず、目に涙をためガックリして小屋を出ます。朝もやの中、誰かがいるのが分かった左膳が飛びます。源助は一晩中左膳が萩乃を静かに見守っていたのをそこで見ていたのです。 左膳が源助に対し身構えますが、左膳をじーっと優しい目で見つめる源助に、左膳もなんもいわず源助の前を通り過ぎて行きます。左膳の後ろ姿を見つめながら、源助は何を思ったのでしょう。 萩乃は源助に好きだと打ち明けます。 源助が萩乃に「男と女の深い思いがお分かりとは思えない」と一晩のこと左膳という男のことを話していきます。源助「私は、はじめて男のひたむきな心を見た。・・・頭の下る思いがした」何のことかと聞く萩乃に、丹下左膳という男が昨夜一晩中身動きもせず萩乃を見つめ泣いていたことを話します。それに対し、あの化け物が・・という萩乃に、源助「化け物?・・・片目片腕、それ故に化け物か」馬鹿な主人に一途に使えたからあの姿になったまで・・・。源助「あれは己が醜いと思っている。それだけに、美しいものに激しい憧れをもっ ている。・・・愛情に飢えている」かかわりのないことと言い放つ萩乃に、源助「だから、おめえさんには、男と女の情なんかわからねえといったんだい」 源助「おめえさん、俺が好きだという、何故だ。・・・へっへ、俺の面がのっぺり していて、さっきバレタところじゃ、やっとう。の腕も少しはたちそうだ。 これなら道場の婿にしても・・・なんてことに違えねえが、俺にとっちゃお めえさんなんか、あまたいる女の中の一人にすぎねえ。(ここで声のトーン が変わります)ところが、左膳にとっちゃあ、おめえさんは女神だぜ」萩乃は左膳みたいな男を押し付けるのかといってきます。源助「・・・自惚れなさんな、あいつの心の美しさは、おめえさんなんかにゃもっ たいねえ。その証拠が、あの男を追ってきた子供らだ。子供らの無邪気なこ ころには、あの男のやさしさが、ちゃんと分かるんだ」 小屋の外で、左膳が源助の話を聞いていました。源助は外での物音にきずきます。竹藪の方へ駆けて行くと、「ちきしょう、あの柳生新陰め・・」、竹を斬り、「あの野郎、・・俺の心の中まで見通しみたいなことをぬかしやがって・・・」といい喚き竹を斬っている左膳を見ていた源助に刀を抜けといってきます。源助「ほーう、それはまた何故だ」左膳は、源助と勝負がしたいのだ、というのです。 二人がしばらく剣を交えたとき、左膳「やるじゃねえかい、・・・頭もいいが腕もいい、・・・こてえられねえ野郎 だなあ」源助「いったい、どうして俺を斬らねばならんのだ」左膳はうれしくてうれしくてたまらなくて源助にかかっていくのです。その二人の間に蒲生泰軒が割って入り、ひとまず勝負はお預けとなりました。その泰軒は池田大助に何事かの手配をしたようです。 続きます。
2022年03月08日
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