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0240 ジャンパー【スタッフ】・監 督 ダグ・リーマン・脚 本 デビッド・ゴイヤー ジム・ウールス サイモン・キンバーグ・原 作 スティーヴン・グールド【キャスト】・デビッド……ヘイデン・クリステンセン(浪川大輔)・ローランド…サミュエル・L.ジャクソン(玄田哲章)・メアリー……ダイアン・レイン(小山茉美)・グリフィン…ジェイミー・ベル(伊藤健太郎)・ミリー………レイチェル・ビルソン(斉藤梨絵)【仕 様】・型 番 FXBA-36275・製作年度 2008年・製 作 国 アメリカ・原 題 JUMPER・収 録 89分(本編)・音 声 1.英 語 5.1chサラウンド 2.日本語 5.1chサラウンド 3.音声解説・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・発 売 元 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社・字幕翻訳 林 完治・吹替翻訳 前田美由紀・映像特典 1.ダグ・リーマン(監督)、ルーカス・フャスター(製作)、 サイモン・キンバーグ(製作・脚本)による音声解説 2.ジャンパーの足跡 3.ダグ・リーマン作『ジャンパー』撮影の舞台裏 4.視覚効果:テレポートの瞬間 5.小説から映画へ:『ジャンパー』の過去・現在・未来 6.グラフィック・ノベル:デビッドの過去 7.未公開シーン集 8.プレビズ:コンセブト・アニマティクス・2008年劇場公開【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :『Mr.&Mrs.スミス』『ボーン・アイデンティティー』の ダグ・リーマン監督が放つSFアクション超大作! スティーヴン・グールドの傑作SF小説を、 『スター・ウォーズ』シリーズのヘイデン・クリステンセン主演で 贈るアクション・アドベンチャー。 本作の最大の魅力は、地球規模での瞬間移動=ジャンプ! 原作のダイナミックな発想を最大限に表現すべく、 ニューヨーク、ロンドン、エジプト、パリ、ローマ そして東京と、 世界中の都市を実際に空撮し圧巻の映像を創り出した。 アクション・アドベンチャーを新たな領域へとジャンプさせる エポック・メイキングな超大作の登場!!オモテ面のイラストは、主人公が“ジャンプ”しているイメージを描いたもの。エッフェル塔とピラミッドが描かれている。デビッドの厳めしい顔と、右手が右顔を隠しているポーズが、何だかヘイデン・クリステンセンの拗ねたような暗い感情を暴き出しているように見える。ウラ面は、SF映画らしいクールなデザインになっている。でも、作品を象徴するようなカットが用いられていない。意図的だろうか? ちょっと残念な気がする。【感 想】「アッサリ味のアクション映画」驚くほどにアッサリした映画である。上映時間の短さから覚悟はしていたものの、これでは「好きな時に好きな場所に行ける」という感動というか、感激を感じるヒマもない。さすがダグ・リーマン監督である。(笑)本筋を離れて、ひたすらアクション・シーンにうつつをぬかすノー天気ぶりに磨きがかかったようだ。或る意味、芸術の粋に達している。ロジャー・コーマンやH.G.ルイスに匹敵する徹底ぶりは、後世に名を残すかも知れない。と言うのも、あまりに“ご都合主義”がすぎて善悪を超越してしまっているからだ。能力に覚醒した少年は、まず家出をして銀行に忍び込み大金を手に入れる。――有り得ないだろ、フツウ! これでは性悪説をとなえられているようなものだ。「それより何より他にやることがあるんじゃないか?」と思うのが常人の感想だろう。彼の生い立ちや環境が一切語られることなく、たった一つのエピソードで異端の能力が芽生える。唐突なのだ。まさしく“ジャンパー”だ。初恋の彼女にしたところで、ラストにはすっかり特権を享受している。そんなんで良いのか? サミュエル・L.ジャクソンに肩入れするつもりはないが、殺したくなる気持ちも解る。(気持ちでジャンパーを追っているわけではないだろうが……)どうも続編が作り易いようにしたとしか思えない部分が多々あり、これもいただけない。もっとも、ダグ・リーマン監督自身は再びメガホンを取ることはなさそうだ。もっと楽に制作と脚本に回って、「後は野となれ山となれ」という気がしてならない。肝心のジャンプする映像は、『Xメン2』でアラン・カミングに施されたVFX効果を鑑みると目新しさはない。だいぶ派手にはなっているが、同じ手法だろう。出来れば、違う表現を模索してほしかった。本作品で特筆すべき点があるとすれば、ジャンパーを追跡、捕獲する機械が滅法面白かったことだろう。特に、ジャンプするところを電気ショックで動きを封じるあたりの発想が、いい。コロンブスの卵だ。人間の生理に訴え、説得力があった。個人的にヘイデン・クリステンセンは好きじゃない。世を拗ねたような眼差しと狡っ辛そうな雰囲気に嫌悪感を抱くからだ。役者としてどうこう言う以前の問題だから彼には申し訳ないが、まぁ仕方ない。それより、少年時代を演じた役者の方が私は気に入っている。出番は少ないが、良い役者になるだろう。“初恋の彼女”も少女時代の役者の方が、いい。というわけで、真面目に観ると腹の立つところも多いので、サクッと観ましょう。ちょっとだけオススメ!(観なくても何の損もありませんけど)
2015.11.30
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0239 NeXT【スタッフ】・監督・脚本 セルジオ・エスケナジ・制 作 クリスチャン・コルク・編 集 ハーマン・ファインドリング ジル・ガッティ・音 楽 パブロ・モンルザン・撮 影 マチィアス・ラゴ【キャスト】・マーティン…アンドレス・バッグ・ローラ………ヴァージニア・ラスティグ・アーロン……オリバー・コルカー・リオ…………クリス・ロンゴ【仕 様】・型 番 FFEDR-00188・製作年度 2006年・製 作 国 アメリカ・原 題 DEAD LINE・収 録 90分・音 声 1. オリジナル ( 2.0chステレオ)・字 幕 1.日本語字幕・サ イ ズ 4: 3ビスタサイズ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向け、DVD、レンタル専用・発 売 株式会社ファインフィルムズ・販 売 株式会社ファインフィルムズ【ジャケット】・オモテ面:次は・・・お前だ。・ウラ面 :次の犠牲者のお前だ・・・ 追い込まれ型デッド・ドライブ・スリラー 閉塞感 密室 行方知らず 謎の殺人者 The Screams You Will hear are real『SAW』の大ヒット以来、白いバックを基調にした、惨劇の一部を切り取ったデザインが増えた。いわゆるソリッド・シチュエーション・ホラーを謳うB級ホラー作品は、ほとんどこのパターンである。本作品も同じ。バスタブにビニールに包まれた死体。血がタイルの床に滴り落ちて広がっている。フードをかぶった男が、何をしているのか、バスタブにかがみこんでいる。この“何をしているのか”と、想像をかき立てるデザインが特徴だな。ウラ面は、そのフード男が右側に大きく配置され、取り込み画像が6枚。女性の被害者らしい画像が目をひくようにレイアウトされている。どれも動きの少ない画像で、静かな印象だ。ちょっと病的な感じもする。それが作品の雰囲気と合っているような気もするが、こんなんで売れるのだろうか?(笑)【感 想】「顧客満足度の追求」南米アルゼンチンの映画だそうな。終始画面は暗いし、アパート屋内の撮影ばかりだし、アルゼンチンというお国柄は見られない。もしかしたら、このどんよりした雰囲気が、政情不安定な国を象徴しているのかも知れない。(笑)――妻に逃げられ、失業中のマーティンは、或る夜、電話から聞こえる男女の声に耳を傾ける。コードレスの受話器が、他の部屋の通話を拾ったらしい。会話の内容から推して、男が売春婦と交渉しているようだった。その時は気にもとめていなかったが、やがて新聞で売春婦が殺されたことを知る。マーティンは、同じマンションに犯人がいることを確信する。しかし、友人に話しても信用して貰えない。そして、2度目の混線が起きて、再び売春婦が殺されるに及んで、彼は或る決断をする。……というお話し。正直、グズグズした主人公の言動と暗い画面、魅力的でないキャスト、ヘタクソな演出にストーリーが理解出来なかった。睡魔と戦うのに精一杯だったせいもある。(笑)もう一度観る気にはなれないので、ネットで検索。(笑)でも、アルゼンチンのB級サスペンス映画なんて、誰が観る? レビューをUPしている方も少なく、キチンとストーリーをなぞらえている方は、ひとりしかいなかった。(苦笑)もっと大勢の方が“被害”に遭っているはずだが、時間を割いてまで情報を発信する気になれなかったのだろう。でも、黙っているのは、善くない。(笑)声をあげて注意を喚起しないと、被害者が増えるだけだ。ネットレンタルも、「こんなクズ映画は借りてはいけません!」とイントロダクションで会員に呼び掛けて欲しいものだ。「そんなことムリだろ」という声が聞こえて来そうだが、もっと我々ユーザーの立場に立ったサイトづくりが必要だ、と言っているまでである。仕入れたからには何がなんでも借りて貰わなきゃ困ると考えているならば、それは過った企業姿勢である。もっと顧客満足度を優先すべきだ。どんな仕事もそうだが、ロスは必ず生じる。魚屋さんだって仕入れた魚を売り切れるものじゃない。肉屋だって八百屋だって、そうだ。それを、3日前に仕入れた魚をムリヤリ売ったら社会的責任を問われ、糾弾されるだろう。レンタルディスクだって同じようなものだ。より良い作品を会員の皆さんに観て貰うため、極端に出来の悪いクズ映画には、その旨を明記すべきだ。(と思う)「クズ映画」って表現に抵抗感があるなら、“R-18指定”ならぬ“R-クズ指定”とか制定しては、どうだろう?どの世界にもヘンなのが好きってマニアがいるし、それを止めることは出来ない。(私も、その1人だな)清く正しい一般の人が致命的な“地雷”を踏まないような配慮が必要なのだ。それこそが、本当の意味での顧客満足度の追求だ。出来の悪いリニューアルなんかより、よっぽど会員のためになる。これからの時代、マニュアルだのリファレンスに従って生きる人たちが増えて来る。レンタルディスクだって、そんな風にユーザーをリードする時代が、きっと来るに違いない。(笑)さて、本作品だが、そういう観点から判断すると、紛れもなくクズ映画である。遊んでいるわけでもなく、真面目に撮った末に、この出来映えなのだから救いようがない。オススメ致しません!マニアくんのために1枚残して、あとは廃棄処分にしましょう!……ところで、アルゼンチンって、どこだ?
2015.11.29
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0238 アメリカンスナッフ【スタッフ】・監督・脚本 ショーン・トレッタ・製 作 ショーン・トレッタ、マイク・マーシュ・撮 影 ショーン・トレッタ・音 楽 ライアン・ハットマン【キャスト】・ジェイソン・ディンジャー・ライアン・ハットマン・メリンダ・ロレンツ・マイク・マーシュ・ホリー・タヴェルニエ・メラニー・トリンプル【仕 様】・型 番 ZVC-0075・製作年度 2003年・製 作 国 アメリカ・原 題 The Great American Snuff Film・収 録 本編85分・音 声 1. オリジナル ( 2.0ch ドルビーデジタルステレオ)・字 幕 1.日本語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向け、DVD、レンタル専用 \12,600円(税込) \12,000円(本体価格)・販 売 株式会社ゼイリブ・映像特典 オリジナル予告編【ジャケット】・オモテ面:8mmフィルムに刻まれた狂気 「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」を凌ぐ衝撃作!・ウラ面 :「この映画を撮り終えた時…、 君は死ぬんだ。」 連続殺人犯ウィリアム・グローン。 2人の女性を監禁した彼は、 その様子を6日間にわたり撮影し続けた。 最高のスナッフフィルムを撮るために――。 「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」 「8mm」に続く、新たな恐怖…全体的にレンズとフィルムをモチーフにしたデザインになっている。取り込み画像が幾つか配置されているが、どれもぼやけている。本編も、そういう加工がなされていたから、そのまま使用したものだろう。基本的にウリは、最後のスナッフ・フィルムの部分なので、ジャケットで訴求できるものは、全くない。どうしても、こういうデザインにならざるを得ない。然も、キャッチコピーは、同じことの繰り返し。デザインした方は、苦慮しただろうなぁ。(苦笑) 【感 想】「モンド映画の系譜」再現ドラマを語ったモキュメンタリー。いまでは廃れてしまったが、いわゆる正統派のモンド映画である。ただ、「何で今、これなの?」という印象が拭い切れない。何しろ、退屈すぎて話しにならないからだ。睡魔と闘う90分は、予想以上に長かった。昔、『スナッフ(1976)』という映画があった。「本編が終わった後に、ホンモノの殺人シーンが流れる」というのが、ウリだった。当時は未成年だったが、惹かれましたねぇ、これには……。(苦笑)映画の本質を突いた優れたマーケティング戦略だったと思う。感心してしまった。モチロン、殺人シーンなんて嘘っぱちで、出来が悪くてお蔵入りになっていたフィルムを売るために、別撮りしたシーンをくっつけただけ。その別撮りした(殺人)シーンだって、決して褒められた出来映えではなかった。一発でツクリモノってことが分かるレベルの低いものだった。こんなんで何億も売り上げたのだから、広告のチカラには計り知れないものがある。(笑)本作品は、これと、ほぼ同じ構造だった。逮捕された連続殺人犯グローンの住居から見つかった1本の8ミリフィルム。そこには、ホンモノの殺人シーンが写されていた。犯行に至ったグローンと仲間のロイの日常を再現しながら、ご丁寧にも「そのフィルムを最後に流す」とテロップで表示される。――あー、そこまで待たなければいけないのね。(笑)こちらとしては、諦めムードだ。「つまらないけど、ガマンして下さいね」と免責事項を伝えられたようなものだ。ザラついた映像に工夫は見られるが、映し出された男たちの凶行は温和しめ。いいとこ、タバコを押しつけるくらい。(70年代のスケバンみたいだ)砂漠の廃車置き場に居を構えた男たちが、女を拉致して来る。この女たちを殺すまでにいたぶるわけでなし、手足を拘束して延々と脅す様子が描かれる。いまの時代、こんなんで興奮したり刺激を受けたりするヤツはいませんって……。(笑)まだAVの方が、ヒドイね。(何て言い草だ)それを忍耐強く見て、最後に“ホンモノ”と称されるスナッフ・フィルムとご対面するわけだが、これがまた、本編以上にショボい。(笑)『スナッフ』よりショボいかも知れない。子供騙しもいいトコだ。でも、見方によっては、ニコラス・ケイジが主演し、ジョエル・シュマッカーが監督した『8mm(1999)』よりは、正しい“存在”かも知れない。出自の知れないいかがわしさ、センセーショナルな見せ物小屋の魅力は、このくらいチープでないと味わえない。間違っても、ハリウッド・スターなんか出ちゃいけないのだ。――とはいえ、2003年度製作のこの作品、“先祖がえり”する意味はあるのだろうか?破棄しましょ。(観る価値ナシ!)(笑)
2015.11.28
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0237 トレジャハンター/アーサー王の財宝【スタッフ】・監 督 トム・クレッグ ローレント・ブレゲート・制作総指揮 スティーヴン・E.デ・スーザ(「ダイハード1&2」の脚本家) ゲイル・アン・ハード (「ターミネーター」シリーズの製作総指揮、「アルマゲドン」の制作)・脚 本 エスリー・アン・ヴァレ ジェームズ・ソロース・撮 影 マルコム・クロス ビル・ウォン【キャスト】・マイケル・ビーン(「ターミネーター」「ザ・ロック」)・カレン・クリッチ・ジェシー・ネルソン・クリストファー・ビリーズ・シャーロット・ルーカス・シバニー・ジャイ・タレック・ラミニー【仕 様】・型 番 IA08-0520・製作年度 2006年・製 作 国 アメリカ・原 題 ADVENTURE INC.・収 録 本編86分・音 声 1. オリジナル (ドルビー・デジタル・ステレオ) 2.日本語吹替 (ドルビー・デジタル・ステレオ)・字 幕 1.日本語字幕 2.日本語用デカ字幕 3.日本語吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向け、DVD、レンタル専用・販 売 元 インターフィルム【ジャケット】・オモテ面:世界を股にかけた冒険の旅!―― 想像を超えた興奮が待っていた!!・ウラ面 :2大ヒットメーカー 《スティーブ・E・デ・ズーザ 「ダイハード」の脚本家& ゲイル・アン・ハード 「アルマゲドン」の制作》が仕掛ける、 限界を超えた興奮度で迫るアクション・アドベンチャー巨編第4弾!! 《「インディ・ジョーンズ」同様、 実在のトレジャー・ハンターの伝説を完全映画化!》今回は、アーサー王のガイコツを中央に、主要登場人物が肩から顔をのぞかせている。またまた何となく可愛らしい。(笑) 相変わらずウラ面のデザインは同じだが、ちょっとダークなイメージに仕上がっている。今回のキャッチコピーは“超える”がキーワードらしい。“想像を超える”“限界を超える”と2回も使われている。ボキャブラリが足りなかったらしい。(笑)【感 想】「エピソード・タイトル」本シリーズは、あまり人気がなかったのか、日本語サイトを検索しても、あまり情報が得られない。(苦笑)ほとんど、レンタルディスクのサイトか、販売のサイトばかりだ。だいたい発売元のサイトからして、大した情報を掲載していない。売る気があるようには、とても見えないな。(笑)第 1話( 7) アーサー王の遺骨キャメロット協会の依頼でアーサー王の遺体を見つけるべくイングランドの片田舎にやってきたアドベンチャーInc.。そこはウェールズ伯爵の土地で、早々に晩餐に招待されるが、歓迎されている雰囲気ではなかった。然も、何やら妨害工作をされているフシもある。ほどなくして、ジャズソンは発掘現場から人骨を見つける。アーサー王の遺骨だろうか? 遺骨には莫大な懸賞金がかかっている。案の定、ジャズソンは何者かに銃撃され、PCや出土品が盗まれてしまう。しかし、骨の科学分析の結果は意外なものだった。……というお話し。冒険モノというよりクライム・サスペンスのような作品だった。『CSI:科学捜査班』に、こんなエピソードがなかったっけ? (苦笑)セットや小道具、VFXに費用がかかる純粋な冒険モノは、TVドラマでは難しいのかも知れない。でも、もう少し冒険モノらしく頑張って欲しかった。監督は、『炎の英雄シャープ』シリーズのトム・クレッグ。第 2話( 8) ルビーインドを訪れていたアドベンチャーInc.の面々は、或る島民が何者かに襲われる現場に遭遇する。島民は、息を引き取る間際、ジャズソンに、ティムールの剣を手渡す。お宝だった。ジャズソンらは、その剣を手掛かりに、ニコバル諸島の島を訪れる。ところが、訪れるや否や、ジャズソンは“海賊殺し”の勇士として祭り上げられる。その島は、ルビーの産地であるが故に度重なる盗賊の襲撃に苦しめられており、島には「姫と結婚した勇士が島を救う」という伝説があった。ジャズソンは、その“勇士”だと思われていた。……というお話し。盗賊に苦しむ村を助ける、――『七人の侍』を思い起こさせるストーリーだった。(笑)島民たちの協力を得、彼らに戦い方を教えて、盗賊の襲撃を撃退する……。そんな物語を期待していたら、まさかの展開。これには笑いました。随分、短絡的だこと。これなら、ジャズソンがでしゃばる必要もなかったんじゃない? 別な意味で、面白かった。(笑)監督は、ローレンス・ブレゲイト。IMDBには、辛うじて初回放送日とエピソード・タイトルが掲載されていた。やはり、日本での発売順、収録順とは異なっている。『ボーン・キッカーズ』の時も思ったが、放送された順番でリリースして欲しいものだ。ビミョーに違和感を感じるからだ。 1.Bride of the Sun 2002.09.30. 2.Memento Mori 2002.10.07. 3.Beyond the Missing Link 2002.10.14. 4.Message from the Deep 2002.10.21. 5.Village of the Lost 2002.10.28. 6.The Fate of the Liverpool Flyer 2002.11.04. 7.Curse of the Naptune 2002.11.11. 8.Magic of the Rain Forest 2002.11.18. 9.Fatal Error 2002.11.25.10.Plague Ship of Val Verde 2003.01.20.11.Secret of the Sand 2003.01.27.12.Angel of St.Edmunds 2003.01.27.13.Echoes of the Past 2003.02.03.14.Legacy of a Pirate 2003.02.10.15.Search for Arthur 2003.02.24.16.Wave of the Future 2003.03.03.17.Spirit of the Mask 2003.04.07.18.The Man Who Wouldn't Be King 2003.04.14.19.The Last Crusader of San Giovanni 2003.04.21.20.The Price of the Oracle 2003.04.28.21.Point of No Return 2003.05.05.22.Trapped 2003.05.12.ま、15歳以下にオススメだな!
2015.11.27
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0236 トレジャハンター/テンプル騎士団の財宝【スタッフ】・監 督 パオロ・バーズマン ジョン・ベル・制作総指揮 スティーヴン・E.デ・スーザ(「ダイハード1&2」の脚本家) ゲイル・アン・ハード (「ターミネーター」シリーズの製作総指揮、「アルマゲドン」の制作)・脚 本 ジョン・シモンズ ギリアン・ホーヴァス・撮 影 ビル・ウォン マルコム・クロス【キャスト】・マイケル・ビーン(「ターミネーター」「ザ・ロック」)・カレン・クリッチ・ジェシー・ネルソン・クリスティン・アンホルト(「フライボーイズ」)・マイケル・アルバーティニィ・ヴィンセント・コラッザ・ジェームズ・トーマス【仕 様】・型 番 IA08-0516・製作年度 2006年・製 作 国 アメリカ・原 題 ADVENTURE INC.・収 録 本編86分・音 声 1. オリジナル (ドルビー・デジタル・ステレオ) 2.日本語吹替 (ドルビー・デジタル・ステレオ)・字 幕 1.日本語字幕 2.日本語用デカ字幕 3.日本語吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向け、DVD、レンタル専用・販 売 元 インターフィルム【ジャケット】・オモテ面:冒険の旅はさらに続く!―― 世界にはまだまだお宝が眠っている!!・ウラ面 :現在ブーム最高潮!2大ヒットメーカー 《スティーブ・E・デ・ズーザ 「ダイハード」の脚本家& ゲイル・アン・ハード 「アルマゲドン」の制作》が仕掛ける、 さらに興奮度がアップしたアクション・アドベンチャー巨編第3弾!! 《「インディ・ジョーンズ」同様、 実在のトレジャー・ハンターの伝説を完全映画化!》ジャケットのオモテ面は、騎士を中央に、主要登場人物が肩から顔をのぞかせている。何となく可愛らしい。(笑)相変わらずウラ面のデザインは同じだが、少しキャッチコピーをいじっている。前作は“興奮度 150%”だったが、今回は“興奮度がアップ”という表現に変更。さすがに“ 200%”にして来なかったか。(笑)昔の作品を知る人には、変わり過ぎたマイケル・ビーンの顔に違和感を禁じ得ない。もう少し、カッコイイ画像を使って欲しかったなぁ。【感 想】「キャスト」本作品の主人公で、アドベンチャーInc.の代表でもあるジャズソン・クロスを演じるのは、マイケル・ビーン。だいぶお歳を召されて、簡単な立ち回りでもモタモタしている。『ターミネーター(1984)』や『エイリアン2(1986』の頃のような体のキレはなさそうだ。そういう点では、この役は、もう少し若い役者さんの方が良かったような気がする。(苦笑)第 1話( 5) 聖杯テンプル騎士団が隠したと伝えられる財宝=聖杯を追って、イタリアの田舎町に遣って来たアドベンチャーInc.の面々。その町で3人は、元修道士のジョンと再会する。ジョンもまた、バチカンが聖杯を探していると知って、手掛かりを追って遣って来たのだ。嬉しい再会がある一方、町の応対は冷たかった。皆、ジャズソンたちが騎士団の財宝を盗みに来たと思っていた。……というお話し。第 3話で登場した聖エドモンズベリー大聖堂の修道士ジョン(クリスチャン・アルホルト)が再び登場。前話で、彼は修道士をやめたが、その後、何をして生計を立てているのか不明。どうやら、アドベンチャーInc.の仕事(業界)に興味があるようだ。(笑)彼の存在が、本作品では、いいアクセントになっていたので、今後も出て来て欲しいと思うのだが、果たして……。監督は『ラスト・クルセイダーズ(2009)』のパオロ・バーズマン。第 2話( 6) 沈没船ジャズソンが若い頃に世話になったトレジャーハンターの“船長”。彼は、多くの沈没船を発見し、引き揚げて来た。しかし、或る時、海に潜ったまま帰らぬ人となってしまった。ところが、死んだはずの“船長”に頼まれて、彼の妻がジャズソンを訪ねて来る。彼が最後に見つけた沈没船を引き揚げて欲しいと言う依頼だった。妻の傍には、怪しげな霊能者の男が付き添っていた。妻は、この霊能者から“船長”の言葉を聞いたと言う。……というお話し。沈没船の探索という魅力的な題材を扱いながら「この程度かい!?」と、腹が立つ寸前の出来映えだった。(笑)役者をロケ地に連れて行けないほど、低予算だったらしい。背景の海やヤシの木がある島を合成していたのは、いただけなかった。やっぱりローティーン向けの作品なんだなぁ。監督は、ジョン・ベル。アドベンチャーInc.の社員で、“武闘派”の女性マックを演じるのは、カレン・クリシェ。『スティール(2002)』とかに出ていたらしいが、記憶にない。(作品そのものの記憶がないとも言える) フィルモグラフィを見る限り、本作品以外に目立った活動はない。でも、どこかで見た顔なんだよなぁ。(笑)あまり運動神経は良くないようで、格闘シーンは、かなりスローテンポだった。(苦笑)もう1人の社員で、コンピュータやメカ専門のゲイブを演じるのは、ジェシー・ニルソン。残念ながら、キャラが立っていない。本人も、顔立ちは整っているし、十分に二枚目なんだが、イマイチ印象に残らない。ちょっとザンネンな俳優さんだ。やはり、本作品以外に目立った活動はない。カレン・クリシェもジェシー・ニルソンも、カナダの役者さんなので、本国での活動がIMDBに伝わっていないだけかも知れない。(苦笑)ま、中学生にオススメ!
2015.11.26
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0235 トレジャハンター/大聖堂の秘密の地下室【スタッフ】・監 督 マーク・ローパ オレイ・サッソン・制作総指揮 スティーヴン・E.デ・スーザ(「ダイハード1&2」の脚本家) ゲイル・アン・ハード (「ターミネーター」シリーズの製作総指揮、「アルマゲドン」の制作)・脚 本 ナオミ・ジャンゼン エスレー・アン・ヴァレ・撮 影 マルコム・クロス【キャスト】・マイケル・ビーン(「ターミネーター」「ザ・ロック」)・カレン・クリッチ・ジェシー・ネルソン・クセニア・ソロ・クリスティン・アンホルト(「フライボーイズ」)・ジェシカ・ブルックス・ジェイミー・ヘットメイヤー(「アンドロメディア」)【仕 様】・型 番 IA08-0513・製作年度 2006年・製 作 国 アメリカ・原 題 ADVENTURE INC.・収 録 本編86分・音 声 1. オリジナル (ドルビー・デジタル・ステレオ) 2.日本語吹替 (ドルビー・デジタル・ステレオ)・字 幕 1.日本語字幕 2.日本語用デカ字幕 3.日本語吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向け、DVD、レンタル専用・販 売 元 インターフィルム【ジャケット】・オモテ面:まだまだ続く、冒険の旅!―― この興奮は誰にも譲れない!!・ウラ面 :2大ヒットメーカー 《スティーブ・E・デ・ズーザ 「ダイハード」の脚本家& ゲイル・アン・ハード 「アルマゲドン」の制作》が仕掛ける、 興奮度150%のアクション・アドベンチャー巨編第2弾!! 《「インディ・ジョーンズ」同様、 実在のトレジャー・ハンターの伝説を完全映画化!》ジャケットのオモテ面のイラストは、相変わらず素晴らしい。大聖堂の地下室と天使の像が中央に描かれている。本編では、こんなに素晴らしくありませんので、念のため。(笑)ウラ面は、第1弾と、同じデザイン。テンプレート化してます。(笑) 面白いのは、キャッチコピー“興奮度 120%”だったのが、今回は“ 150%”に増えてます。第3弾は、どうなるんだろ?(笑)【感 想】「お手軽お気楽な冒険アクションTVドラマ」『トレジャーハンター』シリーズ第2弾。――と言っても、TVドラマの2枚目なので、第 3話と第 4話が収録されている。どのディスクも90分弱の収録だから、もとは 1時間番組だったのだろう。しかし、『CSI:科学捜査班』等に較べると、かなりタラタラした作りで、締まりがない。スピード感も足りない。脚本家も監督もスキル不足なのは明白だな。まぁ、それが本シリーズの良いところなのかも知れない。第 1話(03) 黄金の天使の像聖エドモンズベリー大聖堂で、英国の建国の父とも言われている聖エドモンズの遺骨を発掘したアドベンチャーInc.。しかし、一緒に発掘した“天使の像”は鉄製だった。墓は荒らされていなかった。誰がどうやって黄金の天使の像を偽物にすり替えたのか……。ジャズソン・クロスは、独自に調査を開始する。そんな折り、「“天使の像”の在処を知っている」というメールがアドベンチャーInc.に届く。……というお話し。サブタイトルになっている『大聖堂の秘密の地下室』は、本エピソードのことを差しているらしい。“大聖堂”でも“秘密”でも“地下室”でもないんだけどね。(爆笑)歴史的な謎が数分で判明し、後は、のんびりしたアクションで彩られている。冒険映画と言うより『ルパン三世』みたいな1話だった。(笑)監督は、マーク・ローパー。第 2話(04) 聖ニコラス像美術館の依頼で聖ニコラス像を探し出すことになったジャズソン率いるアドベンチャーInc.の面々。像は、ロシア革命で消えるまでロマノフの宝だった。いまは、サブウィラ村にあると言われている。しかし、その村そのものが、消息不明だった。上空から探知しようとセスナ機で飛び立ったジャズソンたちだったが、何者かの攻撃を受けて墜落してしまう。……というお話し。“忘れられた村”という魅力的な設定ながら、いまいち踏み込みが足りず、残念な出来映えだった。説明不足だな。観ている最中に幾度かミュージカル『ブリガドーン(1954)』を思い出した。 100年に一度、姿を現す村が舞台だった。ヴィンセント・ミネリ監督作品で、村の娘と恋におちる主人公をジーン・ケリーが演じた。切なくも美しく見事な作品だった。往年の名作と較べては酷な話しだが、本作品には、情緒に訴えるものが何もなかった。監督は、オーレイ・サッソン。下手くそだなぁ。(笑)おそらく、中学生くらいをターゲットに制作したのではなかろうか。成人したオトナが観るには、幼稚すぎる気がする。(バカにしているわけではありませんので、念のため)子供たちが、冒険小説を読んだり冒険映画を観たりして、広い世界に夢を抱くことは、良いことだ。斯くも見知らぬ世界があり、見知らぬ人々が生活しており、驚くような動植物が繁栄している事実に、1人でも多くの子供たちが気づいてくれたら、未来は少し明るくなるような気がする。本作品の企画書には、きっとそんなことが書かれていたに違いない。(笑)中学生にオススメ!
2015.11.25
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0234 トレジャハンター/失われたマヤの祭壇を追え!【スタッフ】・監 督 デビッド・ウー アンドリュー・ポッター・制作総指揮 スティーヴン・E.デ・スーザ(「ダイハード1&2」の脚本家) ゲイル・アン・ハード (「ターミネーター」シリーズの製作総指揮、「アルマゲドン」の制作)・脚 本 エスリー・アン・ヴァレ ギリアン・ホーヴァス・撮 影 マルコム・クロス【キャスト】・マイケル・ビーン(「ターミネーター」「ザ・ロック」)・カレン・クリッチ・ジェシー・ネルソン・スティーブ・パシコ・アンソニー・シャーウッド・ジョセフ・スコレン・ラオウルト・トルジリット【仕 様】・型 番 IA08-0507・製作年度 2006年・製 作 国 アメリカ・原 題 ADVENTURE INC.・収 録 本編86分・音 声 1. オリジナル (ドルビー・デジタル・ステレオ) 2.日本語吹替 (ドルビー・デジタル・ステレオ)・字 幕 1.日本語字幕 2.日本語用デカ字幕 3.日本語吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向け、DVD、レンタル専用・販 売 元 インターフィルム【ジャケット】・オモテ面:さぁ、行こう!冒険の旅へ―― もう扉は開かれている!!・ウラ面 :2大ヒットメーカー 《スティーブ・E・デ・ズーザ 「ダイハード」の脚本家& ゲイル・アン・ハード 「アルマゲドン」の制作》が仕掛ける、 興奮度120%のアクション・アドベンチャー巨編!! 《「インディ・ジョーンズ」同様、 実在のトレジャー・ハンターの伝説を完全映画化!》本編には出て来ないが、マヤ遺跡のピラミッドが、ジャケットのオモテ面の中央をデカデカと飾っている。素晴らしい。(笑) B級冒険映画たるもの、こうでなくてはいけない。ウラ面も、その雰囲気を伝える画像が多く用いられている。でも、第 2話の画像が一枚も用いられていない。(苦笑) こんなんで、いいのかなぁ。【感 想】「冒険映画ライクの“こじんまり”したTVドラマ」まるで、B級の冒険映画のようなウリ方だが、単なるTVドラマ。やたらリリースされていたから「変だなぁ」と思っていたが、こういうことだったのね。クライヴ・カッスラーの“ダーク・ピット”シリーズみたいなものかと思っていたが、紛らわしい。(苦笑)全22話ってことは1クールだけ放送されたってことだろう。いろいろググッてみたが、第2シーズンは製作されなかったようだ。あまり人気がなかったのかも知れない。(ショボいもんね)第 1話(01) 翡翠の祭壇中央政府の依頼を受けて、古代マヤの祭壇を探すことになったジャズソン・クロス率いるアドベンチャーInc.。カギとなる“地図”を見つけたものの、ジャズソンのかつての同僚に邪魔されてしまう。地図は漁師に拾われ、博物館に寄贈される。それを知ったジャズソンらは、博物館に侵入して何とかそれを手に入れる。しかし、それを見抜いた知事の娘が探検への同行を申し出て来る。翡翠で作られた祭壇があると言われる“太陽の街”に連れて行って欲しいと言う。……というお話し。これが第1話らしい。それにしては、ロケもVFXもショボいな。もっと頑張るものかと思ってた。(笑)物語としては、有りがちだが、やや“こじんまり”している。じゃじゃ馬娘のキュートなところを見せて欲しかった。監督は、デヴィッド・ウー。第 2話(02) ペルシャの財宝TV局の依頼で古代ペルシャの遺跡を探しに紛争地帯にやって来たアドベンチャーInc.の面々。ところが砂漠の真ん中で車がパンクし、ゲイブが行方不明になってしまう。ゲイブの捜索を始めたジャズソンだったが、何者かに銃撃されて、その場から脱出せざるを得なくなる。そこへ1人の男が車でやって来る。彼は、国王の弟の従者だった。ジャズソンは、ゲイブ捜索に協力を求めるが、彼はもまた、新たな国家建設のために城塞を探していた。……というお話し。何の面白みもない1本。TVドラマとしては「こんなもんか」と思うが、犯罪ドラマの破天荒ぶりを考えると、努力が足りないような気がする。それとも、ロケの制限が大きいのかなぁ。監督は、アンドリュー・ポッター。製作総指揮は、ゲイル・アン・ハード。『ターミネーター2』や『エイリアン2』等の大作をリリースして来たプロデューサーだ。ジェリー・ブラッカイマーの成功(『CSI:科学捜査班』)以来、映画界の大御所がTV界へと活動の場を広げるムーブメントがあった。いわゆる“逆輸入”だ。彼女もまた、そんな潮流にのった1人なのだろう。善い悪いは別にして、映画なみにクオリティの高い番組が次々と現れたことは、喜ばしい。でも、本作品には、あまり価値はなかったかなぁ。特にお金がかかっているわけではないし、フツーのTVドラマだった。エグゼクティブ・コンサルタントとして、スティーブン・E.デ・スーザがクレジットされている。『ダイハード』の脚本を書いた方だ。なぜ、彼が関わっているのか不明だが、妙な組み合わせだ。ただ、実在の冒険家バリー・クリフォードが、コンサルタントとして名を連ねているところから察すると、デ・スーザとB.クリフォードが、プロデューサに売り込みに行った可能性が高いな。(笑)いずれにしたところで、辛うじて冒険映画の体裁を保った作品で、映画並みのクオリティとは行かなかったらしい。オススメ致しません!(第1巻から、これかよ)
2015.11.24
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0233 ブレイザウェイ【スタッフ】・監 督 ダスティン・リカート・脚 本 ジェフ・ライト、ロバート・ヤップ・編 集 ジョシュ・マスカティーン・音 楽 マイケル・ラブナー、サイモン・フロンツェック、ハヨ・ジョンセン・撮 影 バーニー・アブラムソン・製 作 レマン・セティナー、アクセル・マンク、ロバート・ヤップ・製作総指揮 ドン・マシサック、チャーリー・ザブリスキー Jr.【キャスト】・ヘザー・メアリー・マースデンハンク・フランク・ザカリー・ロレンツォ・ラマス「パラダイスウィルス」・マーク・モーティマー・ジョン・コルトン【仕 様】・型 番 ALBD-5082・製作年度 2003年・製 作 国 アメリカ・原 題 LETHAL・収 録 89分・音 声 1. オリジナル (5.1ch サラウンド) 2.日本語吹替 (Stereo)・字 幕 1.日本語字幕・サ イ ズ 4: 3 スタンダード・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向け、DVD、レンタル専用・発 売 アルバトロス株式会社・販 売 アルバトロス株式会社【ジャケット】・オモテ面:弾丸の嵐を裂け。・ウラ面 :弾丸の嵐を裂け。 元FBI訓練生、サム。 父を裏切ったFBIと決別し、日常に埋もれる毎日。 だが、彼女に平和は似合わない。 戦いの女神は新たな試練を与え、微笑みを浮かべる。 そして彼女は弾丸の嵐の中に降り立つ・・・! 戦う女は美しい。そして銃口の先の希望へ・・・! アルバトロス発!バレットバイオレンス登場!!!オモテ面は、“弾丸の嵐を裂け”ってキャッチコピーをイメージさせるイラスト。バックに薄らと見える敵キャラは、こんなにカッコよくないんですけどね。(笑)それに、主人公サラを演じた女優さんは、このイラストほどスマートではないのも、ザンネン。でも、ジャケットとしては、B級アクション映画っぽくて、いい感じ。ウラ面も、ほぼ主人公のアクション・シーンで構成されているところが見事。もっとシャープにも出来たかな。もう少し上手くデザインすれば、本編よりステキなジャケットになったような気がする。(笑)【感 想】「憎めないけど、ダメはダメ」ビミョーにダメなところが、こそばゆい作品だった。(苦笑)――FBIのアカデミーを卒業直前に辞めたサラは、探偵コーデルの下働きをしながら妹を育てていた。或る日、コーデルの請けた仕事が、中国の秘密結社とロシアン・マフィアの闇取引だったことから、思いも掛けない事件に巻き込まれる。何とか危機を脱したサラだったが、FBIに拘束されてしまう。FBIは、ロシアン・マフィアの幹部フェデロフを挙げようと、潜入捜査中だった。亡き父が追っていたフェデロフが敵だと知ったサラは、協力を申し出る。……というお話し。国防を危機にさらすデータを巡るストーリーのようだが、そんなことは二の次で、ひたすらアクションである。(笑)監督さんか脚本家が、アクション畑の出身かも知れない。やたらに格闘シーンが丁寧だ。カット数も多く、手間ヒマをかけている。でも、それ以外は全くダメだな。(笑)何がダメって、敵はプロの戦闘集団らしいのに、遮蔽物もないところに飛び出しては、簡単に撃たれてしまうトコ。(笑)画的にもスカスカで、何の工夫もない。最初から最後までその調子なので緊張感は皆無である。ちょっとダメなのは、マズルフラッシュが描かれていないトコ。(笑)ほとんどのシーンで銃口が火を吹いているのに、ところどころ描かれていない。それに銃声と弾着のタイミングが合っていないトコがあって、どうもマヌケだ。更にダメなのは、シーンの繋がりだろう。(笑)撃たれた左肩の血痕があったり、なかったり。撃たれて倒れていたヤツが、いつの間にかいなくなったり……。(笑)もっとダメなのは、銃さばきかなぁ。(笑)主人公はFBIアカデミーの優等生だったという設定なのに、チンピラみたいに銃を横にして撃ちたがる。コレじゃあ薬莢が手の上に落ちてしまう。とてもプロのシューティング・スタイルじゃない。一番ダメなのは、撃たれた男が“JAC”みたいに倒れるトコ。その場でクルリと一回転して倒れる。無意味でしょ。それに、戦闘員が皆、目出し帽にゴーグル姿って変じゃない? 銀行強盗じゃあるまいし。主人公のサム(サマンサ・スチュアート)を演じたのは、ヘザー・メアリー・マースデン。“ヘソ出しルック(古っ!)”で頑張っていたし、そこそこ動いていたけど、基本的にスタント任せだなぁ。FBIの幹部イーサン・マーシャルを演じたのは、フランク・ザカリーノ。幾つかアクション映画に出演している。だいぶ頑張っていたけど、イマイチかなぁ。(苦笑)ロシアン・マフィアの幹部アナトリー・フェデロフを演じたのは、ロレンツォ・ラマス。『メガ・シャーク VR.ジャイアント・オクトパス』に出ていましたね、ほとんど同じ衣装で。(笑) ジョン・トラボルタに似た演技だ。好きなのかも知れない。元カレ(?)のFBI特別捜査官トーマス・マドックスを演じるのは、マーク・モンティマー。体のキレはいいけど、格闘技の経験はなさそうだ。(笑)探偵のコーデルを演じるのは、ジョン・コルトン。ロシアン・マフィアに拉致され、拷問されていたが、その後の消息は不明。結局、口を割ったのだろうなぁ。本作品は、身体能力の優れたキャストが揃って、重火器の専門家がキチンと監修して、アクション監督がついて、カメラマンがカッコいいアングルで撮って、監督さんが上手に指導して、――くれれば、面白い作品になったような気がする。(笑)……最初からやり直せってことだな。オススメ致しません!(笑)
2015.11.23
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0232 センター・オブ・ジ・アース2/神秘の島 3D[ブルーレイ]【スタッフ】・監 督 ブラッド・ペイトン・製 作 シャーロット・ハギンズ、ボー・フリン、トリップ・ビンソン・撮 影 デイビッド・タッターサル・原 案 リチャード・アウッテン【キャスト】・ハンク……………ドウェイン・ジョンソン(大塚明夫)・アレキサンダー…マイケル・ケイン(永井一郎)・ショーン…………ジョシュ・ハッチャーソン(細谷佳正)・カイラニ…………バネッサ・ハジェンズ(藤村 歩)・ガバチョ…………ルイス・ガスマン(宮澤 正)・リズ………………クリスティン・デイビス(坪井木の実)【仕 様】・型 番 ----・製作年度 2012年・製 作 国 アメリカ・原 題 JOURNEY 2:THE MYSTERIOUS ISLAND・収 録 本編94分・音 声 1. 5.1ch DTS-HD Master Audio:英 語 2.ドルビーデジタル 5.1ch:日本語・字 幕 1.英語、2.日本語・サ イ ズ 1080 Hight Definition 16x 9 1.85:1・そ の 他 DOLBY DIGITAL、Blu-ray 3D、Blu-ray、セル専用・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・字幕翻訳 藤澤睦実・吹替翻訳 藤澤睦実・映像特典 1.神秘の島でサバイバル! 2.NG集 3.未公開シーン【ジャケット】・オモテ面:いま、新たな 冒険が始まる!・ウラ面 :おどろきの動物たちがいっぱい! そこは想像を超えたアドベンチャー・ワールド 驚異の3D映像で冒険の旅へでかけよう!このジャケットも、総華的。本編の見せ場が、ほぼ網羅されている。どうやら、巨大トカゲから逃げる様子を描いているのだろう。考えてみたら、『SF巨大生物の島(1961)』と同じ原作ってことだよねぇ。こうも違う作品になるとは……。(苦笑)ウラ面は、3D視聴のための機器の説明が中心になっている。右上に、申しワケ程度に本編からのイラストが用いられている。巨大ウツボ(?)に追われる主人公2人。ホント、ブルーレイのジャケットって、もう少し楽しくならないのかなぁ。(笑)【感 想】「3D表現のレベル」物語の構造は前作と同じ。――なのに、何故かショボい。登場するのが恐竜ではなくトカゲだったから? 紅一点が“女の子”だから? 主人公がジョッシュ・ハッチャーソンだから、これに合わせればヒロインがローティーンになるのは仕方ないわな。だらしないのは、ザ・ロックことドゥエイン・ジョンソン。義理の父親になるらしいが、保護観察官ほどの役にも立たない。(笑)3Dで鑑賞。それ以外に全く取り柄のない作品だった。以前、思いあまって3D対応のヘッドマウントディスプレイを買った。しかし、買って早々に初期不良が発覚し、すっかり興味が失せてしまった。以来ずっと棚の上で埃をかぶっていた。それを、この夏、引っ張り出してみた。TVを買い換える予定でいたのだが、今のスペースでは、より大きなインチのTVが設置できないってことが判ったからだ。「サイズをそのままに大画面化の傾向にあるからあと数年待てば……」と量販店の担当者が言っていたが、あやしいものだ。買い換えるなら今より大きいものを、と欲するのが人情。――で、暫く諦めることにした。そこでHMDの出番である。ひと昔前の3Dソフトからは想像もつかないほどクリアな映像は、技術革新のなせる業。ストーリーやテーマなんか関係ない。ひたすら映像を楽しむ。『アバター』からこっち、山のように3D映画が封切られたが、現実には今の3D映画は、まだそういう段階でしかない。本作品は、まさにそんな感じの作品だった。もう少ししたら、3Dでしか表現し得ない作品が出て来るのではないかと期待している。足の竦むような高所の恐怖とか、海の底に向かって射す光のグラデーションの美しさとか、嵐の夜の森の不穏さとか、――感情表現の代替えとして挿入される情景描写は、各個人の体験に基づいている。けれど、それが限りなくリアルに疑似体験できるのであれば、作品で用いられる映像言語は、大きく変わる可能性がある。その時代に生きていたいと切に思う。本作品を2Dバージョンを観た時は、盛大に寝てしまった。仕事の疲れもあったし、職場の人間関係にも悩まされていたけれど、最大の原因は、あまりに幼稚だったから――、これに尽きると思う。70年周期で海に沈む島? 沈んでしまう前に皆で大脱出を敢行するわけだが、島が沈んだらミニチュアの象や巨大なハチや蝶はどうなるの? 沈んでしまったら、いまの動植物は死滅するんじゃないの? 70年後、島が浮上した時は、生き物の姿を見ることが出来ない不毛の土地になってるのかな? 疑問が尽きない。まぁ、もともと『センター・オブ・ジ・アース』自体が空想科学映画だから、あまり目くじらを立ててツッコミを入れることもないのだろうけど、あまりユルユルだと許せなくなる。もう少し辻褄が合うようにして欲しかった。(笑)マイケル・ケインが、イカレた冒険好きのお祖父さん役で出演。ディズニー映画に出て来そうなキャラクタだった。――そう言えば、本作品もディズニー映画じゃない。前作の時も不思議だったが、『センター・オブ・ジ・アース』も『海底2万マイル』も東京ディズニーシーのアトラクションにあるのに、映画に取り組まないのが不思議だ。『パイレーツ・オブ・カリビアン』の成功で、すっかりその方針で行くと思ったのになぁ。不思議だ。ちょっとだけオススメ!
2015.11.22
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0231 センター・オブ・ジ・アース 3D【スタッフ(参考)】・監 督 エリック・ブレヴィグ・製 作 シャーロット・ハギンズ、ボー・フリン・製作総指揮 トビー・エメリッヒ、ブレンダン・フレイザー、トリップ・ヴィンソン・脚 本 ジェニファー・フラケット、マイケル・ウェイス、マーク・レヴィン・原 作 ジュール・ヴェルヌ・音 楽 アンドリュー・ロッキングトン【キャスト(参考)】・ブレンダン・フレイザー・アニータ・プリエム・ジョシュ・ハッチャーソン・フランク・フォンテイン【仕 様(参考)】・型 番 GNBF-7531・製作年度 2008年・製 作 国 アメリカ・原 題 JOURNEY TO THE CENTER OF THE EARTH 3D・収 録 本編92分+特典映像 約20分・音 声 1.英 語 (5.1ch サラウンド) 2.日本語 (5.1ch サラウンド) 3.日本語 (音声解説) ステレオ・字 幕 1.日本語、2.日本語吹替用字幕、3.音声解説用字幕 ・サ イ ズ ----・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :----アウターケース仕様だったので、中のジャケットをスキャンし忘れてしまった。(苦笑)従って、スタッフもキャストもディスク仕様も、あくまでも参考ですので、念のため。オモテ面とウラ面に描かれたイラストで、本編の見せ場は、ほぼ網羅されている。或る意味、見事。動きもあるし、主人公の3人も登場している。細かいことを言えば、宙に浮いた岩にへばりついていたのは、ジョシュ・ハッチャーソンの方なんですけどね。(笑)好きだなぁ、こういうジャケット。【感 想】「過渡期の3D映画」公開第一週目に3D版を観た。かなりガラガラで席は選びたい放題だった。で、見終えた後、出口のアンケート調査に「面白かったが、期待外れだった」と答えた。その感想は、今も変わっていない。全編3D映画は初めてだったので、どんな映像が楽しめるのかワクワクしていたが、正直、ガッカリしたからだ。これではTDRのアトラクションに遠く及ばない。まだまだ試行錯誤の段階だろう。とは言え、かなり安易なストーリー展開だったが、子供向けであることを考えれば上出来の部類だろう。誰も死なないし、遺体もスクリーンに映さない。性的な表現は皆無だし、登場人物も少なくて分かりやすい。これ以上ないってくらいに健全だ。ディズニー映画でないことが不思議なくらいだ。もしかしたら、あまりの幼稚さにディズニーがその名を冠することを許さなかったとか。(笑) ――何だか、そんな風に思えてしまう出来映えの映画だった。物語は、ヴェルヌの『地底旅行』とは別モノで、同小説にインスパイアされたオリジナルである。名作『地底探検』ともモチロン異なる。なにしろ地底に入るまでが、素晴らしく“早い”。(笑) 食事に行ったら、前菜やスープを抜きにして、いきなりメインディシュばかり並べられるような感じだ。まぁ、フルコースの料理と言うよりマ○クのハンバーガーのような映画だから無理もないか。しかし、地球の中心まで“落っこちて”しまうのだから、これにはちょっとビックリした。ファーストフードは、人のココロからだんだんに情緒を奪い取っているのかも知れない。主演のブレンダン・フレイザーは、『ハムナプトラ』の頃と較べると、かなり太って少々重たげな印象だった。精悍さがなくなりつつある。このままではコメディ映画の“良いお父さん”役しか来なくなるゾ。家庭で低学年の子供たちと楽しむには最適な作品。私のように*0歳を過ぎても責任感が皆無のおちゃらけ人生を送っている人たちにもオススメ!
2015.11.21
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0230 ダイナソー【スタッフ(参考)】・監 督 ラルフ・ゾンダッグ、エリック・レイトン・製 作 パム・マースデン・脚 本 ジョン・ハリソン、ロバート・ネルソン・ジェイコブス・音 楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード【キャスト(参考)】・ジュリアナ・マルグリーズ・ジョーン・プロウライト・オジー・デイビス・マックス・カセラ【仕 様】・型 番 VWDS4460・製作年度 2000年・製 作 国 アメリカ・原 題 DINOSAUR・収 録 約 82分・音 声 1.英 語(5.1chサラウンド) 2.日本語(5.1chサラウンド) ・字 幕 1.日本語字幕、2.英語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ 4: 3 TVサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 日本国内向、CC、DVD、セル専用・発 売 元 ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント・映像特典 1.メイキング・オブ・『ダイナソー』 2.ゲーム「恐竜をさがせ」 3.ゲーム「アラダーの冒険」 4.恐竜大辞典 5.オリジナル版劇場予告編 6.日本版劇場予告編【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :かつてこの大地に、 想像を絶するドラマがあった。オモテ面は、恐竜の目のアップ。瞳には、首長竜や翼竜が映っている。ウーン、正直、これって、ジャケットとしてはサイテーじゃない?(笑)主人公が恐竜らしいことは判るけど、それ以外は、まったく分からない。どんな恐竜が登場し、どんな世界が舞台で、どんな物語なのか、まったく伝わって来ない。それは、ウラ面に移っても同じ。2枚の横長の画像が使われているが、イマイチ。何をしているところなのかも分からない画像だ。キーになる場面というワケでもないので、このチョイスは失敗だろう。ジャケットの出来映えは、落第点だな。【感 想】「新天地を目指すのは欧米人の性か」本作品を観ながら映画『ウォーターシップダウンのうさぎたち』を思い出した。どちらも災厄を逃れ、新天地を目指す物語だ。片や英国の児童文学を原作にしたセルアニメ、片やディズニーが送り出したフルCG作品だが、どちらも“悪役”は出て来るが“悪人”が出て来ない。それが物足りないと言えば言えるが、理想郷よりも理想的なリーダーを描こうとした結果だろう。ある意味、新天地を求めるのは欧米人の性なのかも知れない。そう考えると、アニメ映画としては、かなり高学年向けの内容だろう。作品の出来映えとしては、なかなかのものだとは思う。特にオープニングから、恐竜の卵がサルの生息域にまで運ばれる過程の演出が見事だ。それ以降は、まぁフツーかな。(笑)正直なところ、最後まで「何で恐竜なんだ?」という疑問を拭い去ることが出来なかった。CGの出来映えも、現在の作品に較べると、やや甘い。技術の進歩と言うより、スタッフのスキルの問題だろう。細かいことを言うようだが、恐竜の脚が大地を踏みしめる描写に違和感を感じるカットが幾つもあった。アップではなく少し引いた時のカットだ。土煙で誤魔化せない稚拙さだった。『ジュラシックパーク』を見慣れ目には、やはり技術的に未熟だと言わざるを得ない。だからこそ、「何んで恐竜なんだ?」と言うことである。日本語版の吹き替えを袴田吉彦と江角マキコが担当。“誠実だけど世間知らず”という主人公を演じた袴田吉彦の声と演技に、キャスティングの妙味を感じた。意思の強さをみせる江角マキコもいい味を出している。もう一歩、踏み込んでほしい気もするが、まぁオススメの作品でしょう!
2015.11.20
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0229 マンマ・ミーア! 【スタッフ】・監 督 フィリダ・ロイド・脚 本 キャサリン・ジョンソン・製 作 ジュディ・クレーマー、ゲイリー・コーツマン・製作総指揮 ベニー・アンダーソン、ビョルン・ウルヴァース、 リタ・ウィルソン、トム・ハンクス、マーク・ハッファム・原 曲 ABBA(アバ)・作詞・作曲 ベニー・アンダーソン、ビョルン・ウルヴァース【キャスト】・ドナ・シェリダン……メリル・ストリープ(一柳るみ)・ソフィ・シェリダン…アマンダ・セイフライド(小島幸子)・サム・カーマイケル…ピアース・ブロスナン(田中秀幸)・ハリー…………………コリン・ファース(木下浩之)・ビル……………………ステラン・スカルスガルド(福田信昭)【仕 様】・型 番 48345・製作年度 2008年・製 作 国 アメリカ・原 題 MAMMA MIA!・収 録 約 109分(本編)・音 声 1.日本語(5.1chサラウンド) 2.英 語(5.1chサラウンド) ・字 幕 1.日本語字幕、2.英語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB スコープサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 日本市場向、DVD、セル専用・発 売 元 ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント・字幕翻訳 石田泰子・吹替翻訳 伊藤美穂・特 典 1.みんなで歌おう! 2.未公開シーン 3.NGシーン 4.メイキング・オブ・『マンマ・ミーア!』 5.「きらめきの序曲」(未公開ナンバー) 6.「レイ・オール・ユア・ラヴ・オン・ミー」撮影の舞台裏 7.出演者たちの挑戦 8.『マンマ・ミーア!』舞台から映画 9.ミュージック・ビデオ「ギミー! ギミー! ギミー!」 10.ビョルン・ウルヴァース 特別出演シーン 11.フィリダ・ロイド監督による本編音声解説【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :全世界を魅了した大ヒットミュージカルの映画化―― ABBAのヒットナンバーで綴る 最高のハッピームービー! 結婚式前日に現れたのは、3人の父親候補! ヴァージンロードを一緒に歩くのは、一体誰!?オモテ面は、主人公2人、メリル・ストリープとアマンダ・セイフライトの全身像。白い壁にアーチの形のくぐり。遠くに青い海=エーゲ海が見えている。美しいジャケットだ。作品の中身は兎も角、いいデザインだと思う。ウラ面は、申しワケ程度に3枚の取り込み画像。窓からのぞいているのは、ドナと“ダイナマイツ”の2人。せっかくエーゲ海が舞台なのに、その景色を大々的に使わないなんて、勿体ない話しだ。こんなやっつけ仕事ではなく、キチンとデザインして欲しかった。【感 想】「快適、退屈、出来不出来、明るいB級音楽映画の末路」始まって早々に「メリル・ストリープって、こんなに太ってたっけ?」と思った。もともと農夫のような体格だし、『クレイマー・クレイマー』以来、ルックスよりも演技で売っていたから、こちらもあまりスタイルを気にすることはなかった。しかし、ミュージカル作品で踊るとなれば、そうもいかない。「どうするんだ?!」と思っていたらキレのある動きをみせてくれたので、ちょっとビックリした。さすがオスカー女優である。その他大勢のキャストとは格が違う。歌の方もまずまず。原曲のイメージを壊さないレベルには仕上げている。ところが、相手役となるピアース・ブロスナンが大コケ。ダミ声の上、歌もヘタだし、存在感もない。どうも他のキャストから嫌われている風にすら見える。おかげで、めでたくラジー賞を受賞し、本作品の名を永く人々の記憶に残すことになった。何がスゴイって、エンディングロールで80年代の衣装を身にまとって歌い踊るP.ブロスナンである。ここ数年で一番ぶっ飛んだ。“くだらない”というか“しょーもない”映像だった。007を降りて以来、あまり作品に恵まれていなかったが、「ここまで落ちたか」という感じである。ロジャー・ムーアがセルフ・パロディに活路を見出したのに対して、実に情けない有り様である。まぁ責任はプロデューサーや監督にあるのだから、本人が気に病む必要はないのだが、このまま埋もれることなく頑張ってほしいと心から思う。全体的に映像つきのベストアルバムを聴いているような感じだった。しかし、音楽の力強さやゴージャスさに較べて、映像のヘタレ具合いは目を覆うばかり。監督サンやカメラマンの幼稚さは、音楽映画やミュージカルを冒涜しているように見えて不快ですらあった。B級映画だと思えば多少許せる部分もあるが、品位や知性のない映画は、どんなジャンルでも駆逐すべきだと私は思う。これなら数十年前に観た『ABBA THE MOVIE』の方が数万倍もステキな映画だった。まぁ、明るい作品だから、映像を観ずに流しっぱなしにするにはもってこいかも知れない。ただ、いまの若い人たちが本作品を観て、「音楽映画ってこんなもんか」とか「ミュージカルってカッコ悪い」とか思ってしまわないか、それだけが心配である。駄作は黙っていても、そのうち消え去ってしまうが、人々に与えた影響は永く残ってしまう。フレッド・アステアのダンスに較べたら、本作品のそれは手足をバタバタさせているようにしか見えない。オススメ致しません!
2015.11.19
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0228 バイオハザード[ブルーレイ]【スタッフ】・監督・脚本 ポール・W.S.アンダーソン・製 作 ベルント・アイヒンガー、サミュエル・アディダ他・製作総指揮 ロバート・クルツァー、ヴィクトル・アディダ他・撮 影 デヴィッド・ジョンソン B.S.C. ・視覚効果スーパーヴァイザー リチャード・ユリシッチ A.S.C.【キャスト】・アリス……ミラ・ジョヴォヴィッチ(本田貴子)・レイン……ミシェル・ロドリゲス(朴 璐美)・マット……エリック・メビウス(宮本 充)・スペンス…ジェイムズ・ピュアフォイ(江原正士)・カプラン…マーティン・クルーズ(咲野俊介)・ワン隊長…コリン・サーモン(大友龍三郎)【仕 様】・型 番 BRS-33088・製作年度 2002年・製 作 国 アメリカ・原 題 RESIDENT EVIL・収 録 約 101分・音 声 1.ドルビーTrueHD 5.1chサラウンド オリジナル 2.ドルビーTrueHD 5.1chサラウンド 日本語吹替・字 幕 1.日本語字幕、2.英語字幕・サ イ ズ HDワイドスクリーン (1.85: 1) 1920x1080p・そ の 他 片面2層、MPEG-4 MVC、COLOR、DOLBY DIGITAL、 日本市場向、Blue-ray、セル専用・発 売 株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント・提 供 株式会社ショウゲート・字幕翻訳 松浦奈美・吹替翻訳 藤澤睦実・映像・音声特典: 1.キャストと製作スタッフによる音声解説 2.メイキング・ドキュメンタリー集(12種) 3.監督と見るもう1つのエンディング 4.ミュージック・ビデオ:“マイ・ブレイク” by スリップノット 5.予告編【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :史上最強のジェットコースター サバイバル・アクション・ムービー!!オモテ面は、いかにもB級アクション映画のようなデザイン。――というか、B級映画だよなぁ、この時点では。(笑) 個人的には、真紅のアリスの衣装をイラストに使って欲しかった。背景は、本作品の象徴とも言えるトラップの通路。このシーンは、なかなか斬新でした。ウラ面は、やっぱりアリスの衣装は出て来ない。デザイナーは、本作品に対して愛情がないなぁ。ピクチャディスクは、ミシェル・ロドリゲスなので、善としましょう。(笑)【感 想】「◎」ゲームの方は、一面もクリア出来ずに放り投げました。(ゲームは苦手なので)――ということで、映画化は大歓迎なのでした!ゲーム世界に馴染んだ人には物足りないかも知れませんが、十分に作り込まれた世界観を堪能できる作品です。病院の冷たい床を裸足で歩くような不安感、冷たさ、――独特の皮膚感覚が、この作品の持ち味です。バスルームで目覚めたアリスの心象が、すべてと言ってもいいでしょう。秀逸でした。ミラ・ジョヴォヴィッチの演技がホンモノである証拠でしょう。(作品を間違えなければ、いい女優サンです)随所にハッとするようなシーンがあり、主演女優と監督、監督とスタッフとの良い信頼関係が見受けられるのも心地いい。ミラの衣装に対するこだわりにも、監督の愛情が感じられます。マニアックでオタッキーな雰囲気もあるけど、むしろこの素材にはピッタリです。是非ともこのコンビで、シリーズを完結させて欲しいものです。オススメ!
2015.11.18
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0227 バイオハザード2/アポカリプス EXTENDED EDITION[ブルーレイ]【スタッフ】・監 督 アレクサンダー・ウィット・脚本・製作 ポール・W.S.アンダーソン・製 作 ジェレミー・ボルト、ドン・カーモデ他【キャスト】・アリス…………………ミラ・ジョヴォヴィッチ(本田貴子)・ジル・バレンタイン…シエンナ・ギロリー(湯屋敦子)・アシュフォード博士…ジャレッド・ハリス(石住昭彦)・カルロス………………オデッド・フェール(寺杣昌紀)【仕 様】・型 番 BRL-34799・製作年度 2004年・製 作 国 アメリカ・原 題 RESIDENT EVIL:Apocalypse・収 録 約98分(劇場公開版+追加映像 4分)・音 声 1.ドルビーTrueHD 5.1chサラウンド オリジナル 2.ドルビーTrueHD 5.1chサラウンド 日本語吹替・字 幕 1.日本語字幕、2.英語字幕・サ イ ズ HDワイドスクリーン (2.40: 1) 1920x1080p・そ の 他 片面2層、MPEG-4 MVC、COLOR、DOLBY DIGITAL、 日本市場向、Blue-ray、セル専用・発 売 株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント・字幕翻訳 太田直子・吹替翻訳 藤澤睦実・映像・音声特典: 1.メイキング・ドキュメンタリー集(6種) 2.2作目の分析(7種) 3.劇場公開時未公開シーン集(20種) 4.「バイオハザード」の進化:第3弾への道のり 5.悪のアーカイブ(5種) 6.予告編集【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :すべてが前作を超えた! 緊迫と衝撃が増殖するサバイバル・アクション第2弾オモテ面は、まるでジェームズ・ボンドのようなポーズのアリス。(笑) 背景は、クライマックスの舞台だろうか。影は、あの“モンスター”だな。いい出来映えだが、好きじゃない。ウラ面は、画像が4枚、ここでジルが登場してもいいかな、と思っていたら、ピクチャディスクが彼女でした。(笑)【感 想】「日曜洋画劇場!」日曜日の午後9時から観るには最適な一本。(笑)「日曜洋画劇場」ってところかな。いろいろ詰め込み過ぎ、と言うより演出に緩急がないので、かえってダラダラ観るには良い仕上がりになってました。グロも少ないしね。正直、「バイオハザード」の名を冠する必要のない作品です。設定や小道具は踏襲されているけど、世界観というか、物語観のようなものが欠如しています。単なるモンスターの出る近未来SFアクションです。「レイダース」や「ダイハード」以降、いわゆる“息もつかせぬアクションの連続”を狙った作品づくりが横行しているけど、それは“=緩急がない”ということとは違う。どんなアクション映画だって、人物の描き込みがなければ、製作に何百億円かけようと単なる駄作だ。脚本がシノプシスの域を出ていないから、こうなる。やっぱり製作者や監督が、役者や登場人物、その設定や世界観を、どういう形であれ、愛さないと、良い作品は生まれない。ところで、この監督サンは、スチル・カメラマンだったのかな? それともCM出身? ジルやアリスが銃を構えているシーンは照明も構図もサマになっているけど、撃ちはじめると途端につまらなくなる。“誰が”“どこに”“どういう効果を狙って”撃っているのか、ちっとも伝わって来ない。役者の演技まかせ。ヘタだね。格闘シーンも同じ。スローで流したカメラをインサートして誤魔化すのはやめてくれ。(グロな印象を避けるためか、ゾンビのシーンもコマ落としで流してたけど、いただけないなぁ)――ということで、遊び疲れた日曜日の夜、夕飯を終え、早めにお風呂に入って、ゆっくり観るには良い作品です。(人畜無害)
2015.11.17
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0226 バイオハザード3[ブルーレイ]【スタッフ】・監 督 ラッセル・マルケイ・脚本・製作 ポール・W.S.アンダーソン・製 作 ジェレミー・ボルト他【キャスト】・アリス………………ミラ・ジョヴォヴィッチ(本田貴子)・カルロス……………オデッド・フェール(てらそままさき)・クレア………………アリ・ラーター(岡 寛恵)・アイザックス博士…イアン・グレン(水内清光)【仕 様】・型 番 BRS-44821・製作年度 2007年・製 作 国 アメリカ・原 題 RESIDENT EVIL EXTINCTION・収 録 約94分・音 声 1.ドルビーTrueHD 5.1chサラウンド オリジナル 2.ドルビーTrueHD 5.1chサラウンド 日本語吹替・字 幕 1.日本語字幕、2.英語字幕・サ イ ズ HDワイドスクリーン (2.40: 1) 1920x1080p・そ の 他 片面2層、MPEG-4 MVC、COLOR、DOLBY DIGITAL、 日本市場向、Blue-ray、セル専用・発 売 株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント・字幕翻訳 太田直子・吹替翻訳 藤澤睦実・映像・音声特典: 1.監督と製作者たちによる音声解説 2.ピクチャー・イン・ピクチャーで見る撮影の舞台裏 3.ラクーンシティの果て:「バイオハザード3」の検証(4種) 4.未公開シーン集(11種) 5.予告編集 6.「バイオハザード:Degeneration」先取り映像【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :ついに明かされる 絶滅へのファイナル・ステージ!オモテ面のイラストが、いい。(笑) シリーズ中で一番好きかも知れない。ネバダの砂漠を背景に、両手に銃をぶら下げたアリスが、こちらを睨みながら歩いて来るイラストだ。空を飛ぶカラスは、前半の見せ場からの引用だろう。アリスが超能力を発現するシーンは、インパクトがあった。ウラ面は、スペースの狭さがたたって、画像が3枚、配置されているだけ。ちょっと寂しい。英文のクレジットとロゴなどでスペースの40%を占有している。勿体ない。この辺のところは、何とかならないものなのだろうか。【感 想】「戦う処女神」『バイオハザード』シリーズの3作品目。『ハイランダー』シリーズのラッセル・マルケイ監督がメガホンを取ったせいか、本作品は、シリーズの中で異彩を放っている。骨太の映像で、ライブアクションが中心なだけに重量感もある。個人的には、このテイストでシリーズを進めても良かったのではないか、と思っている。CG中心の軽いアクションよりも見応えがある。――デトロイトの惨劇から5年後、アンブレラ社の予想を超えてTウィルスは世界中に蔓延。地球は不毛の砂漠と化しつつあった。アリスは、監視衛星を避け、独りで移動を続けていた。或る時、一冊のノートを見つける。無線の通信記録を綴ったもので、アラスカに感染者のいない地域があると言う。自殺した男が持っていたものだ。アリスは、半信半疑のまま移動を続ける。その頃、生存者たちのコンボイもネバダの砂漠をさまよっていた。リーダの名前を冠した“クレア・レッドフィールド”コンボイには、カルロスの姿があった。アリスとともにアンブレラ社と戦い、脱出した特殊部隊の隊員だ。彼らは、燃料と食糧を求めて転々としていたが、或る朝、目覚めるとカラスの大群に囲まれていた。然も、アンデッドを食べて感染しいる。静かに脱出しようとするが、気づかれて一斉に攻撃を受ける。ひとり、また一人と犠牲になって行く。そこへアリスが現れる。……というお話し。砂漠が舞台なので、映像は全編に渡ってトーン・コントロールされて、ややセピア調になっている。いい雰囲気だ。何よりも『レイザーバック』以来、R.マルケイ監督のカメラワークは大好きだ。作品の出来不出来に関係なく楽しんで来た。コストの高い撮影なので、撮影規模によって、楽しみの度合いが随分と違ってしまうのが難点だが……。その点、本作品はかなり堪能できる。それだけで私はOK。(笑)主人公アリスを演じるのは、引き続きミラ・ジョヴォヴィッチ。設定上、露出の少ない衣装だったが、意外とこれがセクシーだった。(笑) CGに頼らないアクション・シーンも見応えがある。彼女も気合いが入っていたようだ。コンボイを率いるクレアをアリ・ラーナーが演じる。終始険しい表情だったが、その中にも気品が感じられた。『ファイナル・ディスティネーション』等と較べて、引き締まった体躯をしていることも見逃せない。アリスを執拗に追いかける博士役にイアン・グレン。はまり役だ。良くも悪くもイアン・グレンでしかない。(笑)脚本は前2作に続いて、ポール・W.S.アンダーソン。そのため、映像のスタイルが変わっても、同じ世界観が保たれている。この後、『4』『5』と監督することを考えると、シリーズについて一貫したヴィジョンを持っているのかも知れない。本作品は、戦う女性の姿を中心に描かれている。面白いのは、『エイリアン』シリーズのリプリーに代表される強いヒロイン像とは、ちょっとイメージが異なることである。私は常々、アリスは「インドの戦う処女神みたいだ」と思っている。うまく説明できないが、アリスの純粋さは母性をも無視しているような気がする。それは、彼女がKマートに手帳を渡した時の眼差し、皆を説得したクレアに向けた眼差し、――それに現れている。考えてみると、登場人物たちの感情がキチンと表現されていたのは、本作品までだろう。『4』以降になると、それらは記号化されてしまう。“映画を楽しむ”と言うよりも“ゲームを楽しむ”というカンジだ。異端児かも知れないが、出来のいい作品です。オススメ!
2015.11.16
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0225 バイオハザード4/アフターライフ IN 3D[ブルーレイ]【スタッフ】・製作・監督・脚本 ポール・W.S.アンダーソン・製 作 ジェレミー・ボルト、ロバート・クルツァー、ドン・カーモディ他・撮 影 グレン・マクファーソン ASC、CSC・音 楽 トムアンドアンディ【キャスト】・アリス…………………………ミラ・ジョヴォヴィッチ(本田貴子)・クレア・レッドフィールド…アリ・ラーター(岡 寛恵)・クリス・レッドフィールド…ウェントワース・ミラー(東地宏樹)【仕 様】・型 番 BRD-80091・製作年度 2010年・製 作 国 アメリカ・原 題 RESIDENT EVIL AFTERLIFE・収 録 約97分・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1chサラウンド オリジナル 2.DTS-HD Master Audio 5.1chサラウンド 日本語吹替・字 幕 1.日本語字幕、2.英語字幕・サ イ ズ HDワイドスクリーン (2.35: 1) 1920x1080p・そ の 他 片面2層、MPEG-4 MVC、COLOR、DOLBY DIGITAL、 日本市場向、Blue-ray、セル専用・発 売 株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント・字幕翻訳 太田直子・吹替翻訳 徐賀世子・映像・音声特典: 1.未知なるビジョン:ピクチャー・イン・ピクチャー(BONUSVIEW) ※この特典は、対応機種にて再生可能です。 2.ポール・W.S.アンダーソン(脚本/監督)、ジェレミー・ボルト(製作)、ロバート・クルツァー(製作)による音声解説 3.未公開シーン(8種) 4.NGシーン集 5.メイキング・ドキュメンタリー集(7種) ・新たな挑戦:制作の裏側 ・生存者たちの絆:キャスティング ・アンデッドの世界:3Dへの挑戦 ・戦う女は美しい:アクションの裏側 ・絶望の世界:終末のデザイン ・進化する種:新たなるアンデッド ・世界観の再現:ゲームへのオマージュ 6.「バイオハザード/ダムネーション」先取り映像 7.予告編集 8.BD-LIVE 9.PlayStation3限定壁紙【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :新たな物語は「東京」から始まった――。ディスクは、3D版と2D版を収録したハイプリッド版。ジャケットは、3Dを強調したデザインになっている。オモテ面のアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)やタイトルは、セルに印刷されており、背景は別に印刷されたカードになっている。これらが重なることで立体的に見えるわけだ。(笑)ウラ面は、少ないスペースながら、アリスの勇姿が拝める。(笑) 収録内容の豪華さに較べると、ブルーレイは致命的にスペースが小さいなぁ。オンデマンドへの移行が進むと、このジャケットすらなくなってしまう可能性もある。贅沢は言えないか……。【感 想】「アリス・イン・ワンダーランド」3Dで鑑賞。このシリーズは、もはやゾンビ映画ではなくなってしまった。ゾンビ映画の枠を超え、アメコミのようなヒーローものだ。無敵のヒロインは、一体どこに行くのだろうか?――感染のない新天地を目指してアラスカに飛んだアリス。しかし、そこは廃墟だった。かつての仲間たちが逃れて来た痕跡はあったが、人の気配はなかった。――皆はどこに行ったのか? 落胆するアリスを何者かが襲う。訳もわからぬまま反撃し、襲撃者を取り押さえるアリス。襲撃者は、新天地を目指して別れた仲間の1人、クレアだった。しかし、アリスのことが分からない。彼女の胸には端末が埋め込まれており、何者かにコントロールされているらしい。――他の皆は? 残念なことに、端末を外した後も彼女の記憶は戻らなかった。アリスは、記憶喪失のクレアを連れて南へと旅立つ。……というお話し。本シリーズは、長いことゾンビ映画だと思っていたが、違った。1作目は、確かにゾンビ映画だった。アリスは優れた身体能力でゾンビを倒す。しかし、2作目で重火器で武装したモンスターが出て来るにおよんで「?」が生じた。アリスは死んでも蘇生する体になり、3作目になると超能力すら発現する。本作品の冒頭では、クローンのアリスがいっぱい出て来てアンブレラの本社を壊滅させたりする。「おいおい、冗談だろ?」と思ったが、作り手側はいたってマジメなようだ。ビックリである。ルパン三世かと思ってしまった。(笑)荒廃した都市と暗闇を徘徊する死者の群れというイメージは、世紀末を間近に控えた70年代に流行したものだ。P.アンダーソン監督の作品には、その頃のイメージが顕著に反映されているように思う。いわゆる破壊と再生だ。既にオリジナルなのかどうかも分からなくなってしまったが、何度も蘇生するアリスは“再生”の象徴だろう。彼女は破壊をもたらすゾンビやTウィルスのモンスターらと懸命に戦うが、さすがに4作品目となると、この戦いが不毛であることに観客も気づき始める。アリスに似合うのは、荒廃した土地と廃墟だからだ。決して、緑豊かな南の楽園ではない。ならば、この物語に終わりはない。そこが、ジョージ・A.ロメロ監督の『死霊のえじき』と本質的に異なる点だ。もっと言えば、“終末”に対する感性に大きな隔たりがある。世代の違いだろうか。40年代に生まれたG.A.ロメロ監督と60年代に生まれたP.W.S.アンダーソン監督は、片やアナログで片やデジタルだ。ロメロ監督の描く終末は、絶望感に溢れている。ショッピングセンターやシェルターに立てこもった人たちには“死”が約束されている。けれど、まるで「希望はまだある」と言わんが如く脱出に成功した人たちも描く。或る意味、残酷なことではあるのだが、脆い人間の逞しい部分にもスポットを当てている。大袈裟でも卑屈でもなく、実に冷たく見据えていると思う。一方、アンダーソン監督はと言えば、戦う女性の姿を描くことで、常に未来を約束している。それがディストピアであったとしても、未来は未来だ。けれど、アリスが不思議の国の迷宮を抜け出すことは出来なさそうだ。彼女を頼って行動をともにする生存者たちこそ、知らぬ間に死神と契約を交わしてしまったようなものだ。アリスは決して楽園に辿り着けないのだから……。一体、シリーズはどこに行くのだろうか? 油断することなくウォッチし続けなければ。ちょっとだけオススメ!
2015.11.15
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0224 アメイジング・ワールド/勇士の帰還【スタッフ】・監督・脚本 ヴァディム・ジーン・製作総指揮 ロバート・ハルミ Sr.、ロバート・ハルミ Jr.・撮 影 ギャヴィン・フィネイ・音 楽 デヴィッド・A.ヒューズ、ポール・E.フランシス・編 集 ジョー・マクナリー、リズ・ウェバー・原 作 テリー・プラチェット【キャスト】・ショーン・アスティン「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ(遠藤純一)・ティム・カリー「チャーリーズ・エンジェル」(佐々木省三)・ジェレミー・アイアンズ「ダイ・ハード3」(向井 修)・クリストファー・リー「スター・ウォーズ」シリーズ(斉藤志郎)・デヴィッド・ジェイソン(多田野曜平)【仕 様】・型 番 PWAD-1920・製作年度 2008年・製 作 国 イギリス・原 題 THE COLOR OF MAGIC・収 録 96分・音 声 1.オリジナル (Stereo) 2.日本語吹替 (Stereo)・字 幕 1.日本語字幕、2.デカ字幕、3.日本語吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用・発 売 プライムウェーブ株式会社・販 売 プライムウェーブ株式会社・映像特典 予告編【ジャケット】・オモテ面:そして 奇跡の伝説《サーガ》は完結する・ウラ面 :鮮烈なヴィジュアル・イメージとVFXで驚異の映像世界へいざなう 驚異のスペクタクル・アドベンチャー超大作 ここに完結!! 巨大な亀の背中に乗り 宇宙を漂流する驚異の異次元世界 “ディスクワールド”に迫る “死の星”との衝突の危機 予言書の謎を解き 世界を破滅から救えるのか? 誰も見たことのない奇跡の旅は いま壮大なクライマックスへ!!なんてステキなイラストだろう。(笑)もうポスターが欲しいっ!(笑)こういうイマジネーションに富んだイラストは、大好きだ。何かが触発される。本作品中にも出て来るが、内容なんかどうでもよくて、クライマックスのあの映像こそが、白眉だ。それ以外は、どうでも、いい。でも、前作と同じように、ウラ面はイマイチだなぁ。(苦笑) 暗いイメージは、本作品に相応しくない。ザンネン!【感 想】「何かが起きそうでも何も起きない」素敵なジャケットに惹かれた『アメイジング・ワールド』の後編。なかなか面白かった。物語の着地点が見えているからだろう。そこに向けて収斂して行くので、人物と舞台の説明に費やされた前編とは、かなりスピード感が違う。――宇宙を漂流する巨大なカメ。その甲羅には4頭の像に支えられた世界がある。それが、ディスクワールド。この奇妙な世界を観光に来たツゥーフラワーと、魔法使い“くずれ”のリースウィンドは、予期せぬ宇宙遊泳を“楽しんだ”後、無事にディスクワールドに戻って来る。しかし、ディスクワールドに不吉な赤い星が近づいて来ており、町は大騒動になっていた。彼らは、旅の仲間を増やしつつ町に向かう。すべては、リースウィンドの頭の中にある8つ目の呪文がキーだった。……というお話し。ヘタレの魔法使いリースウィンドを演じるのは、デヴィッド・ジェイソン。ミステリーチャンネルで放送している『プロスト警部(1992―2010)』で主人公のフロスト警部を演じている。分かりやすい顔立ちのオッサンで、本作品でも、いい味を出している。(笑)旅行者のツゥーフラワーを演じるのは、ショーン・オースティン。私たち世代には『グーニーズ(1985)』のマイキーだな。面影がないが……。(笑)いまの世代には『ロード・オブ・ザ・リング(2001―2003)』3部作のサムか。子役が大成するのは難しいが、彼は成功した方ではなかろうか。魔法学校の学長の椅子を狙うトライモンには、ティム・カリー。何故か、「ドラえもん」って聞こえて仕方なかった。(笑)リドリー・スコット監督の『レジェンド/光と闇の伝説(1985)』が思い出される。(この作品で素顔は映らないが……)元老役には、ジェレミー・アイアンズ。デビッド・クローネンバーグ監督の『戦慄の絆(1988)』や『エラゴン/遺志を継ぐ者(2006)』といった作品に出演。クセのある演技を披露している。死神の声をアテたのは、クリストファー・リー。ハマー・プロ『吸血鬼ドラキュラ(1985)』のドラキュラ伯爵役で有名だが、個人的には『007/黄金銃を持つ男(1974)』の孤高の暗殺者スカラマンガを思い出す。(好きなキャラクタではないが……)若い人には『スターウォーズ』の新3部作の方だろうなぁ。他の出演者については、よく分からないが、イギリス映画なので、何となくみんな痩せている。アメリカ映画のようなデブはほとんど出て来ない。やっぱり清貧の国なんだろうなぁ。さて、前作はビミョーな感じだったが、本作品はフツーに楽しめるファミリー映画に仕上がっている。相変わらず、スペクタクル・シーンはないが、巨人が出て来たりして目を楽しませてくれる。(笑)“目を楽しませる”と言えば、初めて女性キャラが登場したことも取り上げておかなければいけない。でも、貧○なんだよねぇ……。(苦笑)薄衣をまとった美女が、何が悲しくて○乳なんだろう。お尻も小さい。許せない。(真剣)彼女が年の差カップルの相手に選んだのは、『コナン・ザ・バーバリアン』ならぬ“コーエン・ザ・バーバリアン”という歯抜けのオジイサン。英国らしく、セックス・ジョークも慎ましやかだ。(笑)だから、何も起きない。(笑)いや、何かが起きているけど、何も起きない物語は、行間を読む必要がある。これが実に厄介だ。(笑)もう少しストレートな描写をして欲しいものだ。かすかな旅情が漂うクライマックスとエンディングだけは好みだった。ほんのちょっぴりオススメ!
2015.11.14
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0223 アメイジング・ワールド【スタッフ】・監督・脚本 ヴァディム・ジーン・製作総指揮 ロバート・ハルミ Sr.、ロバート・ハルミ Jr.・撮 影 ギャヴィン・フィネイ・音 楽 デヴィッド・A.ヒューズ、ポール・E.フランシス・編 集 ジョー・マクナリー、リズ・ウェバー・原 作 テリー・プラチェット【キャスト】・ショーン・アスティン「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ(遠藤純一)・ティム・カリー「チャーリーズ・エンジェル」(佐々木省三)・ジェレミー・アイアンズ「ダイ・ハード3」(向井 修)・クリストファー・リー「スター・ウォーズ」シリーズ(斉藤志郎)・デヴィッド・ジェイソン(多田野曜平)【仕 様】・型 番 ALBSD-1234・製作年度 2008年・製 作 国 イギリス・原 題 THE COLOR OF MAGIC・収 録 103分・音 声 1.オリジナル (Stereo) 2.日本語吹替 (Stereo)・字 幕 1.日本語字幕、2.デカ字幕、3.日本語吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・提 供 プライムウェーブ株式会社・販 売 アルバトロス株式会社・映像特典 予告編【ジャケット】・オモテ面:驚異の異次元世界へ 奇跡の旅が始まる・ウラ面 :総製作費14億円!! 鮮烈なビジュアル・イメージで描かれた スペクタクル・アドベンチャーの金字塔登場!! 巨大な亀の背中に乗り 4頭の象に支えられ 宇宙を漂流する“ディスクワールド” そこはあらゆる奇跡が現実になる 驚異の異次元空間 世界を滅ぼす謎を解き ディスクワールドの危機を救うため “世界の果て”を目指し 戦いと冒険の旅が始まる!!なんてステキなイラストだろう。(笑)これぞB級映画って雰囲気がプンプンするではないか。宙に浮く島、ドラゴンすら小さく見えるほど巨大だ。その下には、世界の果て……。こんなイラストを見たら、手に取らずにはいられない。いいデザインだ。でも、ウラ面は、イマイチ。本編のカラフルな映像とは違って、くすんだ色合いに統一されている。このセンスは良くないな。ザンネン!【感 想】「何も起きないが何かが起きている」ジャケットに惹かれて『アメイジング・ワールド/勇者の帰還』を手に入れた。ところが、観始めてから間違いに気づいた。冒頭にダイジェストが流れたのだ。もしや、と思ってググってみたら、案の定、『アメイジング・ワールド』ってヤツがリリースされている。副題がなくて、ジャケットも違う。ラピュタみたいな絵柄だ。仕方ないので、視聴を中止。急遽、通販で本作品を購入した次第。続編なら続編と、明記しておいて欲しいものだ。(溜息)さて、本作品だが、時間とお金をかけてまで観る価値があったか、と問われると「ビミョー……」と答えざるを得ない。たまに、こういうファンタジーにお目にかかるが、個人的にはあまり好みではない。じっくり観る余裕がないからだ。パッと観始めて、ワイワイ楽しんで、パッと終わってしまう方が、いい。(苦笑)『ハリー・ポッター』『ロード・オブ・ザ・リング』、『ナルニア国物語』などが代表するように、アクションやスペクタクルに比重を置いた作品が、いまの時代、ファンタジーでは主流だろう。みんな、そちらを向いているような気がする。興行収入もいいようだ。その一方で、ヘンテコな物語世界の構築に躍起になったファンタジーがある。主に英国映画に多いようだ。古くは『チキチキバンバン(1968)』、最近では『ナニー・マクフィー』のシリーズ等が、そうだ。例えば、『ドーン・オブ・ザ・デッド(2004)』に対する『ショーン・オブ・ザ・デッド(2004)』のポジションを考えると分かりやすい。(笑) 英国ってところは、昔からその傾向が強いような気がする。本作品も、古い英国映画の流れをくむファンタジー作品。スペクタクル・シーンはありませんので、念のため。(笑)何とも言えないが、日本や米国では、一部の好事家のための作品のような気がする。決して万人向けではない。かなり退屈だからだ。何も起きないけれど、何かが起きている物語は、その物語世界にどっぷり浸らないと、楽しめない。これが実に、簡単なようでカンタンではない。(笑)――宇宙を漂流する巨大なカメ。その甲羅には4頭の像に支えられた世界がある。それが、ディスクワールド。その奇妙な世界を観光に来たツゥーフラワーは、魔法使い“くずれ”のリースウィンドと知り合う。魔法使いを目指しながら修得出来ずに魔法学校を退学になったばかりのリースウィンドにとって、観光客は金貨を巻き上げる“カモ”でしかなかった。しかし、それは元老の知るところとなり、ツゥーフラワーの護衛を命ぜられてしまう。斯くして、2人の珍道中が始まる。……というお話し。まるでホラ吹き男爵の冒険のような物語。酒場での喧嘩を見たり、ドラゴンに乗ったり、最果ての海に行ったり……。一方で、魔法学校の権利争い(?)が描かれたりと、2時間弱のわりには盛りだくさんの内容になっている。でも、何だかのんびりしたムードで眠くなってしまうのだから不思議だ。原作は、テリー・プラチェット。日本でも『ディスクワールド騒動記』というタイトルで単行本が出ているらしい。それなりに知名度は高いようだ。同じディスクワールドを舞台にした『ナイトメア・オブ・クリスマス』も同じ監督で映像化されている。こちらも知らなかった。確かに、ジャケットを見ると、本作品にも出て来る“死神”が登場するようだ。続編でも前日談でもないようだが、同じ物語世界ならば観ておかなければ……。(苦笑)宿題が増えてしまった。TVMとはいえ、かなりお金をかけたようで、ヴィジュアル面では満足度が高い。でも、ヘンテコなユーモアに馴染めないかなぁ。個人的には、オススメ致しません!(お好きな方だけ、どうぞ!)
2015.11.13
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0222 バイオハザード5/リトリビューション【スタッフ】・監督・脚本 ポール・W.S.アンダーソン・製 作 ジェレミー・ボルト、ロバート・クルツァー、 ドン・カーモディ、サミュエル・ハディダ・撮 影 グレン・マクファーソン・音 楽 トムアンドアンディ【キャスト】・アリス……………………ミラ・ジョヴォヴィッチ(本田貴子)・レイン・オカンボ………ミシェル・ロドリゲス(朴 璐美)・ジル・バレンタイン……シエンナ・ギロリー(湯屋敦子)・バリー・バートン………ケヴィン・デュランド(金光宣明)・エンダ・ウォン…………リー・ピンピン(岡本麻弥)・ウエスカー………………ショーン・ロバーツ(立木文彦)・ワン………………………コリン・サーモン(大友龍三郎)・レオン・S.ケネディ…ヨハン・アープ(宮内敦士)・第一感染者………………中島美嘉【仕 様】・型 番 OPL-80249・製作年度 2012年・製 作 国 アメリカ・原 題 RESIDENT EVIL RETRIBUTION・収 録 約96分・音 声 1.オリジナル (5.1ch サラウンド) 2.日本語吹替 (5.1ch サラウンド)・字 幕 1.日本語字幕、2.英語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネスコ(2.40:1)・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・発 売 株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント・字幕翻訳 太田直子・吹替翻訳 藤澤睦実【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :「世界」を壊せ。地球を救うために。オモテ面は、アリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)の立ち姿。下げた右手にハンドガン。上げた左手に大きな連射銃を持っている。視線は右を向いている。これまで、どの作品でもアリスがジャケットになっていたが、これはあまり好きじゃないなぁ。(笑)ウラ面は、タンカーのデッキで応戦するアリスの姿。これは、冒頭のシーン。その下には、主要な登場人物の取り込み画像が6枚。程よく(笑)背景を処理しているので、どんな物語が展開するのか判然としない。意図的だろうか? だとしたら、いい腕だ。でも、もうちょっと、美しいアリスの姿を使って欲しかったなぁ。(笑)【感 想】「記号化された終末」――理想郷と思われた“アルカディア”は、実はアンブレラ社が生存者を捕獲するために作った実験船だった。アリスは、そこでウィスカーと対決し、これを殲滅。捕らわれていたKマートらを救い出す。けれど、デッキに出てみると、アンブレラ社の急襲部隊を乗せた垂直離着陸機数十機が近づいて来ていた。……というのが、『バイオハザード4/アフターライフ』のエンディングだった。本作品は、その直後から始まる。誰もが、「あれだけの部隊をどう相手にするのだろう?」「どうやって逃げるのだろう?」「どうやって皆を助けるのだろう?」と思ったはずだ。その疑問を、本作品はスルリとかわしてみせた。或る意味、お見事。(笑)アルカディアのデッキから爆風で海に投げ出されたアリスは、気を失う。気がつくと、そこはアンブレラ社の監禁室だった。薄衣一枚で音波による拷問が執拗に行われる。しかし、それがピタリと止まり、監禁室の扉が開く。アリスは、用意されていたプロテクタを身に纏い、訳も解らないまま歩き始める。どうやらそこはアンブレラ社の実験施設らしい。彼女が辿り着いたのは、日本の東京だった。……というのが序盤戦。(笑) 渋谷の交差点での惨劇が再現される中、アリスはアンデッドの群れに襲われることになる。中島美嘉さんが大活躍。PVとは別人のように見える。それにしても、『4』のラストシーン、垂直離着陸の中で戦闘員に命令を下していた女性司令官が“ジル”だと全く気づかなかった。(苦笑) 『2』の黒髪のショートヘアの方が好みだ。本作品では、ただの金髪ネエーちゃんにしか見えなかった。トラップを乗り越えたアリスは、導かれるように司令室に辿り着く。そこで待ち構えていたのは、エイダ・ウォン。彼女からウィスカーが生きていることを知らされ、そのウィスカーの指示で救出にやって来たと告げられる。洗脳されたジルとその部隊が迫って来る中、アリスに選択の余地はなかった。彼女は、ウィスカーが手配した脱出計画に従うことになる。……というところまでが前半の折り返し。(笑)どれがホンモノで、どれがニセモノなのか判然としないのが、本シリーズの特徴となってしまった。アリスだけでなく、ボスキャラのウィスカーや1作品目の特集部隊の隊員まで都合よく蘇るようになると、ちょっと興ざめ。まるでジャンプの漫画みたいだ。――まぁ、ミッシェル・ロドリゲスを見ることが出来たので善しとしましょ。(笑)オープニング早々からアリスの幸せな擬似世界が突如崩壊する様子が描かれる。あれは、東京のシーンの再現と対を為しているような気がする。過去も未来も結末は同じ。アンデッドに壊されるだけだ。大量のクローンを見た少女に「あなたはママなの?」と泣きながら質問される場面があるが、それが本シリーズの本質であり、ビデオゲームが内包する危険性でもある。映画は、ゲームのようにステージをクリアしながら進行する。クリーチャは即物的に投入されるので、情緒的な描写は皆無だ。主要な登場人物にアイデンティティすら感じられない。最早、本作品は、映画ですらないのかも知れない。エンディングでアリスたちが置かれた状況が明らかにされるが、そこには終末の悲壮感や寂寥感もない。あるのは、多種多様なクリーチャが溢れる狂騒感だけだ。しかし、この終末は、クリックひとつでデリート出来そうな程、儚げだ。新しい世代の人たちには、終末すら他人事のように記号化されているのかも知れない。監督・脚本は、ポール・W.S.アンダーソン。前作からの続投で、『4』と本作品をほぼシームレスで繋がっている。『6』があるとすれば、再び監督するに違いない。おそらく彼にしか記号化された終末は描けない。この長大な黙示録をどのようにまとめるのか、興味深い。オススメ!
2015.11.12
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0221 ゴースト・エージェント R.I.P.D.【スタッフ】・監 督 ロベルト・シュヴェンケ・脚 本 マット・マンフレディ、フィル・ヘイ・製 作 ニール・H.モリッツ、マイク・リチャードソン マイケル・フォトレル・編 集 マーク・ヘルフリッチ・美 術 アレック・ハモンド・音 楽 クリストフ・ベック【キャスト】・ロイ…………………ジェフ・ブリッジス(壌 晴彦)・ニック………………ライアン・レイノルズ(松本保典)・ヘイズ………………ケヴィン・ベーコン(安原義人)・管理官………………メアリー=ルイーズ・パーカー(高島雅羅)・ジュリア……………ステファニー・ショスタク(北西純子)・ロイのアバター……マリサ・ミラー(坂井恭子)・ニックのアバター…ジェームズ・ホン(間宮康弘)【仕 様】・型 番 GNBF-1349・製作年度 2013年・製 作 国 アメリカ・原 題 R.I.P.D.・収 録 本編約96分・音 声 1.英 語 (5.1ch サラウンド) 2.日本語 (5.1ch サラウンド)・字 幕 1.英語字幕、2.日本語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB スコープサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・発 売 元 NBCユニバーサル・エンターテイメント・字幕翻訳 林 完治・吹替翻訳 税田春介【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :エイリアンにはMIB「メン・イン・ブラック」、 レプリにはデッカード「ブレードランナー」、 悪霊退治なら、オレたち「R.I.P.D.」にまかせろ!オモテ面は、主人公2人に、クライマックスのシーンが描かれている。いいイラストだが、ここに本作品の欠点が如実に現れている。『ゴースト・エージェント』なんてタイトルのわりには、ゴーストが描かれていない。これって、失敗じゃない?だいたい日本人のイメージする悪霊と本作品に登場する悪霊は、イメージが違い過ぎている。悪霊というよりもモンスターって感じだ。ウラ面も同じ。悪霊が出て来ない。メジャーの作品だが、スター映画ではなく、CGやVFXをウリにする映画なのに、その辺りがジャケットに表現出来ていない。ダメダメですね。(苦笑)【感 想】「時代はまわる」面白いのか面白くないのか、よく分からない作品だった。たぶん、面白くないのだろう。――いやいや、そう冷たくするものではないな。(笑)相棒に殺された刑事が、神の審判を受ける直前、悪霊を取り締まる組織“R.I.P.D.”にスカウトされる。天国への切符の代償に 100年の役務を引き受けた刑事は、ゴースト・エージェントとして復活。そして、悪霊たちの陰謀を暴き出す。……というお話し。監督は、ロベルト・シュベンケ。『フライトプラン』の監督さんだ。個人的には、あまり良いイメージを持っていない。『レッド/R.E.D.』も撮っている。でも、あれは、アーネスト・ボーグナインにつきるよなぁ。(笑)語り口の下手さは、本作品でもうかがえる。縦横無尽にカメラを動かし、コンピュータで加工した映像は、なるほど刺激的ではあるが、魅力に乏しい。終盤のカーアクションも、スリルが全く感じられなかった。そもそも、ゴースト(?)の造形が好きじゃないかなぁ。『リーグ・オブ・レジェンド/超時空の戦い』や『ヴァン・ヘルシング』のハイド氏みたいなモンスター(悪霊)が登場する。醜く太ったモンスターだ。肥満大敵とでも言いたいのかも知れない。(笑)多くの方が端的に指摘されている通り、『MIB』の『ゴースト・バスターズ』バージョン。我々の世代からすると、新味はない。けれど、時代は巡る。『MIB』だって既に十数年前、『ゴースト・バスターズ』に至っては貫禄のクラシックだ。それを引き合いに出して較べては、若い監督さんが気の毒と言うものだろう。確かに、両方の作品からインスパイアされているような気がする。でも、善いではないか。スティーブン・スピルバーグ監督が『地底探検』から着想を得て、『レイダース/失われたアーク』のオープニングを撮ったように、時代はまわるのだ。(出来不出来は別にして………)新しい世代の監督が、古い作品を模範にしようが、パクろうが構わない。あたたかく見守りたい。(笑)カメラの動きやヘンな間合いの会話などに、この監督さんらしいユーモラスな感性がうかがえる。そこをほめて上げたい。大人だからね。(笑)でも、ライアン・レイノルズの起用だけは理解出来ない。と言うより、彼のどこが良いのか分からない。喜怒哀楽の表情が乏しい顔は、端正だけど、魅力がない。多少面白かったのは『ブレイド3』くらいか……。ジェフ・ブリッジスは、その見てくれからハマり役。あの格好で、TDLの“ビッグサンダーマウンテン”の周りをウロウロされたらキャストと間違えてしまいそうだ。(笑)そして、メアリー=ルイーズ・パーカー。いいねぇ、キュートで……。短めの黒いスカートに白いブーツがステキだ。「つま先をお舐め!」と言われたら、ナメます、はい。(笑)ケヴィン・ベーコンは、ここ数年、ドラマ『ザ・フォロイング』で強烈な印象を残して来た。そのせいか、あのFBI捜査官のイメージに引きずられているような気がする。彼は、いい役者さんだし、いい男だし、もっと振幅のある演技が出来ると思う。本作品では、それを見せて欲しかった。ライアン・レイノルズでなければ、続編は大歓迎だ。(笑)
2015.11.11
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0220 怨霊の森【スタッフ】・監 督 ラッキー・マッキー・脚 本 デヴィッド・ロス・製作総指揮 マルコ・メーリッツ他・音 楽 ジョン・フリッシェル【キャスト】・ヘザー………………アグネス・ブルックナー(浅野まゆみ)・トラヴァース校長…パトリシア・クラークソン(弥永和子)・ジョー………………ブルース・キャンベル(坂口哲夫)【仕 様】・型 番 RDD-52422・製作年度 2005年・製 作 国 アメリカ・原 題 THE WOODS・収 録 約91分・音 声 1.オリジナル (5.1ch サラウンド) 2.日本語吹替 (5.1ch サラウンド)・字 幕 1.日本語字幕、2.英語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネスコ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用、\8,000(税抜)、CC・発 売 株式会社ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント・字幕翻訳 小泉真祐・吹替翻訳 田尾友美・映像特典 オリジナル劇場予告編集【ジャケット】・オモテ面:その森は、少女の血肉を糧とする・・・。・ウラ面 :怨霊に取り憑かれた森に、 少女が一人、また一人消えて行く・・・。古めかしい日本語のタイトルと、あまり美人ではない主人公と、バランスの悪いデザインと……、あまり一生懸命に“売ろう”という気が感じられないジャケットだ。(苦笑)何故か、首だけの画像ばかり選んでいるのは、意図的なんだろうか? ウラ面の中央に制服姿の女の子が配置されているが、これが主人公なのかどうかは不明。顔がハッキリしない。デザイナーが、ボンクラなんだな。【感 想】「赤毛は苦手なんだ」――『007/ダイヤモンドは永遠に』のジェームズ・ボンドの台詞。次々にヘアピースを替える運び屋の女に言った言葉だ。日本人は、紫や緑色に染めたオバチャン以外は、ほとんど黒髪だから、髪の色で性格を占う習慣はない。だから、あの台詞は、やけに新鮮だった。(笑)どうやら、根底には、赤毛に対する偏見があるようだ。シャーロック・ホームズが登場する短編にも、そんな物語があったっけ。ユダが赤毛だった、なんてところから始まっているのかも知れない。スペインの異端審問では、赤毛は問答無用で魔女にされたようだし、なかなか根深い。(サマンサは金髪だったが……)実際、『メリダとおそろしの森』もそうだったが、映画やドラマに登場する魔女は、赤毛が多いような気がする。本作品は、赤毛の女の子が、森の中の女子校に転校して来るところから始まる。全寮制のその学校で、彼女は、厳めしい女教師と出会い、イジメと戦い、森にまつわる伝説を聞かされる。モチーフだけを見れば、ダリオ・アルジェント監督の『サスペリア』だ。(笑)あちらが駄菓子屋さんがこさえたデコレーション・ケーキだとすれば、本作品は、あっさり塩ラーメンみたいな仕上がり。この監督さん、コワイとか気持ち悪いとか痛いとか、感覚に訴える描写は苦手らしい。雰囲気で酔わせるタイプか?出来映えとしては、良くも悪くも“中庸”で、ホラー映画としては物足りなさを感じてしまう。残酷シーンに力を入れるか、荘厳なゴシック描写に力を入れるか……、もう少しどちらかに“振れて”欲しかった。その方がアクのある作品になったはすだ。それに、中盤で、ほぼ謎解きをしてしまう脚本にも「?」を感じる。作り手としては、「クライマックスまでは分からないだろう」と読んだのかも知れないが、十分に読めますって。(笑)謎解きが主の作品ではないが、それでもラストまで謎を引っ張った方が良かったと思う。クライマックスは、然るべき人が戦う。(拍手) “into the woods”で戦うのは、この人以外にはいないでしょう。物語は、落ち着くべきところに落ち着く。ただ、物語の世界観に細部の詰めがないような気がして、イマイチだった。試験用紙や壁を伝う木の枝など、好みのところもある。歌や血の捧げモノも受け入れる。でも、“石を積む”ことに、どんな意味があるのだろう?彼女が母親に嫌われ、放火をしたのには、理由がある。それが、彼女の特異な能力と結びつかない。それが残念だった。『MAY-メイ-』の監督ラッキー・マイキーが取り組んだホラー映画。食欲が減退する夏には、ちょうどいい。でも、薬味が効いてないと、元気にならないではないか。(笑) 未公開も仕方ない出来映えだった。木の枝に拘束されるベッドの女子校生の画ヅラに、ちょっぴりオススメ!(笑)
2015.11.10
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0219 三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船【スタッフ】・監督・製作 ポール・W.S.アンダーソン・脚 本 アレックス・リトヴァク、アンドリュー・デイヴィス・製 作 ジェレミー・ボルト、ロバート・クルツァー・撮 影 グレン・マクファーソン,ASC,CSC・音 楽 ポール・ハスリンジャー【キャスト】・ローガン・ラーマン(溝端淳平)・ミラ・ジョヴォヴィッチ(檀 れい)・オーランド・ブルーム(中村悠一)・クリストフ・ヴァルツ(小川真司)・マッツ・ミケルセン(西凛太朗)【仕 様】・型 番 ASBY-5329・製作年度 2011年・製 作 国 ドイツ・原 題 THE THREE MUSKETEERS・収 録 本編 111分+特典映像 約70分・音 声 1.英語 (5.1ch サラウンド) 2.日本語吹替 (5.1ch サラウンド) 3.オーディオ・コメンタリー (2.0ch ステレオ)・字 幕 1.日本語字幕、2.吹替用字幕、3.コメンタリー用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB スコープサイズ(※本編のみ)・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・発 売 元 ギャガ・販 売 元 アミューズソフト・配 給 ギャガ、テレビ朝日・2011年全国劇場公開作品【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :『バイオハザード』の監督が放つ、 アクション・アドベンチャー超大作!! 狙われた王妃の首飾り 守るのは、若きダルタニアンと フランス最強の三銃士オモテ面は、主要な登場人物と飛行船が描かれたイラスト。やや狭っ苦しい印象が拭いきれない。クオリティは高いが、デザインの失敗だなぁ。もう少し絞り込んで、大胆にダルタニアンだけにするとか、ミレディだけにするとか、――その方が善かったような気がする。だいたい、ウラ面にだって、“三銃士”を演じたキャストの名前がクレジットされていないのだから、それでも構わないんじゃない?(笑) 画像だって、三銃士がキチンと映っているものを採用していないし……。(笑)【感 想】「今年の流行色は?」昔、TBSラジオで深夜に放送していたラジオドラマの密かなファンだった。“密かな”と記したのは、ちょっと“Hな”ドラマだったからである。(笑) 昔風に言えば“お色気満載”ってヤツである。未来劇場の方々を中心に野沢那智さんや白石冬美さんも出演していて、なかなか豪華な声優陣だったと記憶している。長く続いた作品もあれば、人気がなかったのか直ぐに終わってしまった作品もあった。余談だが、個人的には『センチメンタル・トマホーク』という作品がお気に入り。“パープルシャドー”に夢中だった。(笑)ちなみに、シリーズの中に『片目のダルタニアン』という作品があって、本作品を観ている最中に何度か思い出した次第。すっかりラジオを聴く機会もなくなってしまったが、いつかまた聴いてみたいものである。ちょうどその頃、70年代の半ば、リチャード・レスター監督の『三銃士』という映画があった。翌年、同監督で『四銃士』が封切られ、「何て早撮りだろう」と思っていたら、ちゃっかり同時撮影だったらしい。(もともと2部構成だったとの話しもある) この方式は『スーパーマン』でも用いられ、『1』と『2』を同時に撮影している。役者たちには何も知らされず、1本分の出演料しか支払われなかったとの噂だ。(ネットのない時代の情報なので真偽のほどは定かではありません。念のため) 当時のプロデューサは、なかなかの策士だった。(笑)面白いのは、20年後の物語を描く『新・三銃士』が、同じスタッフとキャストで製作されたことである。ストーリーは原作に忠実だとの評価だから、こちらのシリーズは、数多ある『三銃士』作品の決定版と言えるだろう。さて、本作品は、最新映像技術を用いた新たな『三銃士』映画。絢爛豪華な映像は、宮廷絵巻のようだ。『イベント・ホライズン』や『バイオハザード』のようなホラーを撮って来た監督さんの作品とは思えない華やかさだ。剣劇とロマンスと忠誠心なんてカビのはえたアイテムを見事に蘇らせた手腕もお見事。引き出しの多い方だ。キャストも負けじと豪華。ミラ・ジョヴォヴィッチ、オーランド・ブルームを脇に、三銃士役にマシュー・マクファーディン、レイ・スティーブンソン、ルーク・エバンスが抜擢されている。どちらかと言えば、まだイメージの固まっていない役者さん達だ。てっきり“アラミス”をオーランド・ブルームが演じるのかと思っていたのだが――。(笑) ダルタニアン役はローガン・ラーマン。まだ若い役者さんで、三銃士の3人よりキャリアがある。面白いキャスティングだった。脚本にアンドリュー・デイビスが名を連ねている点にも注目したい。物語の展開が早いのは、そのせいだろう。サスペンスよりもアクション重視なのも頷ける。「もう少し丁寧に撮った方が良かったんじゃないの」という気もするが、時代のなせる業だろう。まるでコミックストリップのようだった。軽いタッチの冒険活劇は、先人たちのどの『三銃士』とも違う物語世界を現出させてみせた。ましてや『片目のダルタニアン』とも違う。(笑) しかし、「中身がない」とか散々な言われ方をしているのも事実。個人的には見事な挑戦だったと思う。ミラ・ジョヴォヴィッチのお御脚も拝見できたしね。アレクサンドル・デュマの『三銃士』の面白さは、キャラクタにある。三銃士とダルタニアンばかりではなく、ミレディやロシュフォール、ルイ十三世に至るまで、誰もかれも生き生きしている。それを素直にスクリーンに描き出すには、昔のスターシステムの方が相応しい。むしろ、CGやVFXの多用を求められる現代のスタジオメジャーでは難しいだろう。ポール・W.S.アンダーソン監督だからこそ、ここまでに仕上げることが出来たと私は思っている。オススメ!(続編も作って欲しいなぁ)
2015.11.09
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0218 カジノ・ゾンビ【スタッフ】・監 督 コリン・ゼイズ・原 作 スティーヴ・ナイルズ「30デイズ・ナイト」・脚 本 ジョン・ドゥーラン・撮 影 アドリアン・コレイア・特殊効果 リック・サンダー・音 楽 マシュー・リュウェリン、サラ・シャシュナー・製 作 アンドリュー・ゲルンハルト、ザック・オブライエン【キャスト】・トム(咲野俊介)…………グラント・バウラー「キラーエリート」・トーリー(弓場沙織)……エヴァレナ・マリー・シンディ(桜井ひとみ)…タウニー・サイプレス「オータム・イン・ニューヨーク」・シェンセン(山中真尋)…ミコ・ヒューズ「アポロ13」「マーキュリー・ライジング」・ラムジー(斉藤次郎)……ランス・レディック「FRINGE/フリンジ」「大いなる遺産」・ビクター(川田紳司)……アンソニー・マークス【仕 様】・型 番 ALBS-1596・製作年度 2011年・製 作 国 アメリカ・原 題 BET OR DEATH・収 録 89分・音 声 1.オリジナル (Stereo) 2.日本語吹替 (Stereo)・字 幕 1.日本語字幕、2.デカ字幕、3.日本語吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9ビスタ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・発 売 アルバトロス株式会社・販 売 アルバトロス株式会社・映像特典 1.舞台挨拶(小明×ジャンクハンター吉田) 2.予告編・劇場公開作品【ジャケット】・オモテ面:生き残るための、切り札-カード-はどれだ?!・ウラ面 :世界有数のカジノ・シティ、ネバダ州リノ。 刹那の閃光が全てを覆い隠し、死の街へと変貌した。 カジノ内に立て篭る、僅かに生き残った者たち。 だが既に、運命のルーレットは回り始めた。 今、残り僅かなチップ《いのち》を賭けた、 一世一代の勝負《サバイバル》が始まる! グラフィック・ノベル界の旗手スティーヴ・ナイルズが放つ、 新たなるゾンビ映画のロイヤル・ストレート・フラッシュ!!オモテ面は、ゾンビの手がカードを持っているイメージ・イラスト。カードには、主要な登場人物が描かれている。面白い趣向だ。ウラ面は、ゴチャっとしているが、力作だろう。手がこんでいる。これを見ると、明らかにトーリーが主人公だな。(笑)劇場公開作品だし、スティーブ・ナイルズのグラフィック・ノベルが原作だし、話題性は高い。アルバトロスとしても、力を入れたんだろうなぁ。なかなか、いい出来映えです。【感 想】「歪な愛のカタチ」或る日突然、町中にゾンビが溢れるなら、自分はどこにいたいか?定番は、ショッピングモール。確かに物資は揃っているし、最高だ。けれど、日本の場合、イオ○モールみたいに客でゴッタ返しているところだと、立てこもるには不適切かも知れない。たぶん、地獄と化している。(笑)デパートも良さそうだが、デパ地下が地下鉄と直結していることを考えると、これまた“ゾンビの巣”になっている可能性がある。都心は人口密度が高いから、商業施設はどこもゾンビに占拠されているに違いない。少し離れた地方の大型スーパーマーケットがいい。人口はさほどでもないし、ドーナッツ化現象でお年寄りが多いはずだ。ゾンビになっていても、余裕で勝てるぜ。(笑)さて、本作品は、ラスベガスと言っても外れの町“リノ”が舞台。カジノもホテルも小規模だ。予算の都合もあったのだろうが、ゴチャゴチャにならず、かえって良かったような気がする。(笑)脚本も良かったと思う。性格の悪いヒロインのトーリの心理描写が、意外としっかりしている。(笑)ディーラーのトムが好きなのに、正直に現せない性格。突然現れたシンディに嫉妬したり、でも自分のキツい性格も理解しているから、どうにも出来ないモヤモヤをいつも抱えている。可愛らしく描くことも出来ただろうが、監督さんは、そんなことを許してくれない。(笑)当然だ、そうでなきゃゾンビクィーンになれない。(笑)出来れば、彼女が仲間を引き連れて、トムを追い回す続編を観たいものだ。そういう歪な愛のカタチは、好きだ。(笑)勿論、監督さんは続投。演出が緻密でユーモラスだ。本作品の冒頭でも、主人公のトムがホテルまでの歩いて行く過程に、その後の場面に繋がる人やアイテムが配置され、さりげなく観客に見せる工夫がなされている。タバコを吸いながらサボっているオバチャン、赤い軽自動車、犬の散歩をする爺さん、太った黒人に文句を言う男……。こういう演出は好きだ。(笑)低予算だが、ゾンビ君の造形も頑張っている。“お食事”シーンも、まずまず。巨漢が骨だけになるシーンには、笑った。(笑)原作がスティーブ・ナイルズのグラフィック・ノベルなので、ストーリーや人物描写がしっかりしているのだろう。脚本がいいわけではなく、原作が良いのかも知れない。(笑)トムを演じるのは、名作SF『渚にて』のリメイクTVM『エンド・オブ・ザ・ワールド』のグラント・バウラー。トーリを演じるのは、エヴァレナ・マリー。『ザ・ウォード/感染病棟』って作品に出ている。この作品、ジョン・カーペンター監督の『ザ・ウォード/監禁病棟』とタイトルが似ているが、『/監禁病棟』の脚本を書いた方が、『/感染病棟』を監督したらしい。早口言葉みたいで紛らわしいな。(笑)ゲイの売れないマジシャンのジェンセンを演じるのは、ミコ・ヒューズ。子役出身で『ペット・セメタリー』の生き返る子供の役や『マーキュリーライジング』の自閉症の子供を演じた方だ。若く見えるが、すっかりオッサンになっている。(笑)いつも目がコワいなぁと思っているランス・レディックが軍人役で登場。この方、いつも似たような役柄ばかりって感じがする。もっと違うイメージの役を上げればいいのに……。目がコワいから無理か。(汗)中盤にちょっとダレるのと、終盤の雑多な感じに“難あり”だが、総じて出来映えは良かったと思う。オススメ!
2015.11.08
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0217 ゾンビ・ナース【スタッフ】・監 督 マイケル・ハースト 「ハウス・オブ・ザ・デッド2」「JIGSAW/ゲーム・オブ・デス」・製 作 マーク・A.アルトマン・脚 本 マイケル・ハースト、マーク・A.アルトマン・撮 影 レイモンド・ステラ・編 集 ケヴィン・グリュータート・音 楽 ジョー・クラーメル【キャスト】・クリスティーン・テイラー:鈴木秀香(エイミー) 「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」・シェーン・ブローリー:高橋圭一(ニック)「アンダー・ザ・ワールド」・クロエ・モレッツ:小杉ゆう子(メリッサ)・ジェリー・オコンネル:蓮池龍三(ルーク)・エリー・コーネル・ジミー・シューバート・リサ・アン・ウォルター・ケイト・ローマン【仕 様】・型 番 ALBTS0021・製作年度 2006年・製 作 国 アメリカ・原 題 ROOM6・収 録 94分・音 声 1.英語 (Stereo)、2.日本語吹替 (Stereo)・字 幕 1.日本語字幕、2.デカ字幕、3.日本語吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・提 供 ニューセレクト株式会社・販 売 アルバトロス株式会社・映像特典 予告編【ジャケット】・オモテ面:地獄の病院へようこそ・ウラ面 :“キャラ立ち”系ブーム到来! ゾンビ映画の決定版! ホラー・マニアを直撃! 「ゾンビ・ストリッパーズ」に続く 「ゾンビ・ナース」登場!! 聖ローズマリー病院 そこはゾンビ化した魔物の巣窟 魔界の罠に囚われた男と 恋人を救うため戦いを挑む女 出口なき地獄で 戦慄のサバイバル・バトルがはじまる!!オモテ面は、腰に手を当て、仁王立ちしたナースの姿が大写しになっているイラスト。胸元をはだけている。背後の壁面からは、ゾンビの手が無数に……。これって、ジョージ・A.ロメロ監督の名作『死霊のえじき』を彷彿させる。(笑)唯一の欠点は、このナースが主人公ではないこと。ボスキャラでもありません。単なる脇役であること。主演女優さんに失礼だ。(笑)でも、これがB級映画のジャケットの楽しさかなぁ。ウラ面でも、主演女優さんは、ちゃんと顔を見せていない。凄いね、この扱いは。(笑)何とかゾンビ映画らしい画像を選んで配している。この作為こそが、デザイナーの熱意だってところが、哀しい。(笑)【感 想】「やっぱりピンクだよなぁ」ミスリードを誘う伏線が散りばめられ、主演女優の恐怖におののく演技に飽きた頃、ようやく物語が動き始める。残り30分。長かったぁ。(溜息)――小学校教師のエイミーは、毎夜の如く、悪夢に苛まれていた。それに、生徒のメリッサが描く不気味な絵も悩みのタネだった。何かしら心に問題があると気になりながらも、何も出来ずにいた。そんな或る日、エイミーは恋人のニックの車に乗っていたところで、事故に遭う。足をケガしたニックは、駆けつけた救急車に載せられ、どこの病院とも知らされずに運ばれて行った。……というお話し。この後、エイミーは、ニックを追って近くの病院に行くが、救急車が到着した記録はなかった。管内すべての病院を当たったが、ニックが運び込まれた形跡はない。途方に暮れるエイミーに声を掛けたのは、事故の加害者の男だった。彼もまた、救急車で運ばれた妹の行方が分からないと言う。2人は警察に失踪人の届けを出しに行くが、ここでもマトモに扱って貰えない。そんな時、エイミーは、メリッサから、ニックが“聖ローズマリー病院”に収容されていると知らされる。ところが、聖ローズマリー病院は、曰く因縁付きの病院で、70年前に焼失していた。……という展開。エイミーを演じるのは、クリスティーン・テイラー。『ザ・クラフト(1996)』に出演していたらしいが、記憶にない。何の役だったのだろう? シリアスやホラーよりもコメディが似合いそうな顔立ちだ。(笑)ベン・スティーラーの奥さんだそうな。恋人のニック役は、シェーン・ブローリー。『アンダーワールド(2003)』のクレイヴンが当たり役だが、本作品ではフツーの男を演じていた。印象が全く違うので、最初は分からなかった。(笑)事故の加害者で、妹を探してエイミーと行動を共にする挙動不審の男に、ジェリー・オコンネル。真っ先に『スタンド・バイ・ミー(1986)』が思い浮かぶが、成長してからは『ミッション・トゥ・マーズ(2000)』かな。(個人的に大好きな作品なので)メリッサを演じるのは、クロエ・グレース・モレッツ。『キック・アス(2010)』でブレイクする前だが、存在感がある。たとえ名前を知っていなかったとしても、記憶に留めたに違いない。喋る時に唇を歪めるクセは小さい時からだったのね。(笑)バランスが悪くて意味不明の脚本を書いたのは、マイケル・ハースト。『エリザベス(1999)』『エリザベス/ゴールデンエイジ(2008)』の脚本で脚光を浴びた。本作品は、監督もつとめている。或る程度の成功を収めた脚本家が、次のステップとして監督を選ぶと、たいてい失敗する。その典型的な作品のような出来映えだった。(笑)もう1人、脚本にクレジットされているのは、マーク・A.アルトマン。『ハウス・オブ・ザ・デッド(2003)』は当たったが、製作に回った『2(2005)』は大コケしている。同じ年に『ウエスト・オブ・ザ・デッド』の脚本を仕上げている。何となく、どれも似たような作品だなぁ。(苦笑)ちなみに、『ハロウィン4/ブギーマン復活(1988)』と『5/ブギーマン逆襲(1989)』でレイチェルを演じたエリー・コーネルが意外な役で出演している。我が目を疑ってしまった。『ゾンビ・ナース』なんて邦題は、明らかにミスリードだ。誰だって、ナース姿のゾンビが襲って来るシーンを想像したはず。ナースに追い回されたい願望と、ゾンビなんかまっぴら御免という本音の狭間で、本作品を購入またはレンタルするヤツは、間違いなく被虐的快楽に溺れたい大バカモノだけだろう。いい作戦だが、そんなヤツは、そう多くはない。(私だけ?)ちょっぴりゾンビ(?)のナースが追いかけて来るシーンもあるにはあるが、この邦題は、ジャケットのイラストといい、正直に勝負したのでは勝てないと判断しての荒ワザだろう。いや、反則技かな。(笑)いずれにせよ、ナース服はピンクがいいなぁ。白は不潔な感じがするし、薄いブルーは冷たい印象だ。やっぱり薄いピンクが最適だよなぁ。(笑)豪華な出演陣に免じて、ちょっとだけオススメにしておきましょう!
2015.11.07
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0216 BRAVE HEARTS 海猿[ブルーレイ]【スタッフ】・原 作 佐藤秀峰(mangaonweb.com)・原案・取材 小森陽一「海猿」(小学館 ヤングサンデーコミックス)・脚 本 福田 靖・音 楽 佐藤直紀・主 題 歌 シェネル「ビリーブ」(EMIミュージック・ジャパン)・監 督 羽住英一郎・製 作 亀山千広、加太孝明、水口昌彦、市川 南、亀井 修、小笠原明男・チーフプロデューサー 臼井裕詞・プロデューサー 安藤親広、上原寿一、森井 輝・ラインプロデューサー 古屋 厚・撮 影 江崎朋生・照 明 三善章誉・録 音 柳屋文彦・美 術 清水 剛・装 飾 小山大次郎・編 集 松尾 浩・視覚効果 石井教雄・音響効果 柴崎憲治・ダイビングコーディネーター 金城将憲・スクリプター 谷 恵子・助 監 督 川村直紀、細川光信・制作担当 阿部 豪、道上巧矢・撮影協力 海上保安庁、国土交通省航空局・協 賛 花王サクセス・製 作 フジテレビジョン、ROBOT、ポニーキャニオン、 東宝、小学館、エー・チーム、FNS27社・制作プロダクション ROBOT・配 給 東宝【キャスト】・伊藤英明・加藤あい・佐藤隆太・仲里依紗・三浦翔平・平山浩行・伊原剛志・時任三郎【仕 様】・型 番 PCXC-70073・製作年度 2012年・製 作 国 日本・原 題 ----・収 録 本編 116分・音 声 1.オリジナル(日本語)リニアPCM 5.1ch サラウンド 2.オリジナル(日本語)DTS-HD Master Audio 5.1 サラウンド・字 幕 1.日本語音声字幕・サ イ ズ 1080p Hight Definition スコープ・サイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-4 AVC、COLOR、 日本市場向、Blu-ray Disc、レンタル専用・発 売 元 フジテレビジョン、ROBOT、ポニーキャニオン、東宝、小学館、 FNS27社・販 売 元 ポニーキャニオン・リリース 13.01.18【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :シリーズ観客動員数No.1! 命をかけて、命を救う――。このシリーズ、観客動員数No.1がウリらしい。解らないではないが、何となくみみっちい。(笑) 内容で勝負しろよ、と思ってしまう。ジャケットのオモテ面は、なかなか良いデザインだ。登場人物は、皆いい表情をしている。その下に描かれた着水して炎上するジャンボ旅客機も、迫力満点だ。……でも、やっぱり静的なイメージだなぁ。不思議だ。躍動感が伝わって来ない。そういう面では、ウラ面の方が、動きがある。いい出来映えだ。やっぱりスペクタクル・シーンをウリにしているのだから、そういう緊張感と迫力が伝わって来ないといけない。【感 想】「これでラスト?」劇場で観たが、良くない芸能ニュースに毒されて、レビューをUPし損ねていた。本作品の大ファンが身近にいて、何度か劇場で観た。それでも退屈することなく観ることが出来たのは、それだけ面白いってことだろう。緊迫感のある場面の演出は、さすが羽住英一郎監督らしく充実している。ただ、相変わらず感情表現への指導がヘタで、仲里依紗さんのお芝居には「何の冗談だ?」と思ってしまった。もともと本シリーズは、演出がマンガっぽい。役者さんの演技もデフォルメが中心で、繊細な情感を観客に伝える気はさらさらない。そういうトコは脚本まかせ。まぁ、TV局がバックの作品づくりだから、短絡的な描写は避けられないのかも知れない。――機体が損傷し、羽田空港に戻ろうとするジャンボジェット機。不測の事態に備えて、関係各方面から現場の指揮者たちが集まる。そこには海上保安庁の下川の姿もあった。特救隊に入ったばかりの仙崎と吉岡も出動に備えて待機する。ところが、事故機には、吉岡の恋人がCAとして乗っていることが分かる。動揺する吉岡に、「大丈夫、無事に着陸して、オレたちは直ぐに撤収さ」と仙崎は声を掛けるが、重苦しい緊張感が漂う。然も、事故機は車輪が出ず、着陸出来ないことが判明。東京湾への着水も検討されるが、日没間近の海面は危険と判断される。万策尽きたかと思われたが、仙崎の妙案にパイロットも同意し、管轄の垣根を超えた一大救出劇がはじまる。……というお話し。こうして粗筋を整理すると、考えていた以上にチープだ。(笑) ツッコミどころ満載。本作品の白眉は、スペクタクル・シーンではない。港でテントをはったりしている民間のボランティアたちの姿である。東日本大震災から日が浅いせいか、目頭が熱くなった。真実があるとすれば、あの数カットだと思う。残念なことは、救助を手伝おうと無線で交信する漁船の姿をスクリーンに映さなかったことである。実際に最前線で救助に当たることは、二次災害の危険もあるから許可されないだろう。しかし、二番手、三番手の搬送力を確保することは必要だ。漁師たちの気持ちを目で見たかった。(着水に失敗した時の惨状を思うと、大きな船より小さな船の機動力が必要だ)主演の伊藤英明さんもお歳を召された。肉体のスペクタクルを披露する輝きに欠けていた。肉体のピークは、私たちが思っている以上に、若いときに訪れるものなのかも知れない。バディの吉岡に出番を与えた作品だったが、こちらも佐藤隆太さんがカラ回り気味だった。恋人も出来、結婚も考えようかという役所だから、テンションが高いのは分かるんだけどね。さすがに4作目になると、同じような展開と演出では飽きられるし、監督さんはヒーローものにしたくなかったのかも知れない。前述した通り、本作品の主人公は、無私の心で救助や援護に集まった人たちだろう。そういう意味では、仙崎も吉岡も単なる登場人物の1人に過ぎない。冒頭のタンカーの事故やジェット機の海面着陸のシーンは、おそらくCGによるものだろう。こちらも出来映えの方は、いま一つ。実写映像と違和感があって、前作、前々作と較べると、製作日数が足りなかったのではないかと思う。どの程度の期間が適当なのかは知らないが、丁寧さが足りなかったのは、事実だ。スクリーンで観る限り、タンカーからコンテナが暴落する場面には感心したが、BDやDVDで観るとアラが目立つ。ジャンボジェット機の着水シーンは、劇場でも鼻白んだ。この手の作品で、そこで手を抜いちゃダメでしょ。(笑) 正直、羽住監督の演出で乗り切った感じだった。フジTVとの確執から、原作者の「二度と一緒に仕事をしない」というコメントは、ファンにとって相当な衝撃だったようだ。どちらに非があるのか知らないが、罪なことをするものである。TV局は、観客動員と同時にファンづくりに力を入れて来た。それが、このていたらくである。ファンにしたのだから、最後までキチンと責任を果たしてほしいものである。ニュースであれバラエティであれ、民放 5社の番組は、観るにたえない。見限って随分になるが、ネットの普及で下らない噂話のような情報が伝わって来る。イヤな時代になったものである。ちょっとだけオススメにしておきましょう。(笑)
2015.11.06
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0215 THE LAST MESSAGE 海猿【スタッフ】・原 作 佐藤秀峰(mangaonweb.com)・原案・取材 小森陽一「海猿」(小学館 ヤングサンデーコミックス)・脚 本 福田 靖・音 楽 佐藤直紀・主 題 歌 EXILE「もっと強く」・監 督 羽住英一郎・製 作 亀山千広、加太孝明、水口昌彦、島谷能成、亀井 修、小笠原明男・プロデューサー 臼井裕詞、安藤親広・アソシエイトプロデューサー 小出真佐樹、上原寿一・ラインプロデューサー 森井 輝・撮 影 佐光 朗・照 明 水野研一・録 音 柳屋文彦・美 術 清水 剛・装 飾 沢下和好・編 集 松尾 浩・音響効果 柴崎憲治・ダイビングコーディネーター 金城将憲・VFXスーパーバイザー 石井教雄・スクリプター 荒澤志津子・助 監 督 近藤一彦・制作担当 阿部 豪・撮影協力 海上保安庁・協 賛 花王サクセス・製 作 フジテレビジョン、ROBOT、ポニーキャニオン、 東宝、小学館、エー・チーム、FNS27社・制作プロダクション ROBOT・配 給 東宝【キャスト】・伊藤英明・加藤あい・佐藤隆太・加藤雅也・吹石一恵・三浦翔平・濱田 岳・時任三郎・勝村政信・鶴見辰吾・石黒 賢【仕 様】・型 番 PCBC-71931・製作年度 2010年・製 作 国 日本・原 題 ----・収 録 本編 129分・音 声 1.オリジナル (日本語)ドルビーデジタル 5.1ch サラウンド・字 幕 1.日本語音声字幕・サ イ ズ 16: 9 LB スコープ・サイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用・発 売 元 フジテレビジョン、ROBOT、ポニーキャニオン、東宝、小学館、 FNS27社・販 売 元 ポニーキャニオン・リリース 11.03.31【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :2010年実写邦画興収No.1 最大級の天然ガスプラント「レガリア」で火災事故発生! 関係者 328名と救助に向かった「海猿」たちの運命とは!? 愛する人に贈る、 最期のメッセージ!!登場人物をタイトルの上に配置し、下には舞台となる石油プラントの遠景。ちょっとバランスが悪い。不安定な感じは、意図的だろうか? 少し口を開いて何かを喋っている風の伊藤英明くんの顔も、ヘンな感じだ。中途半端でよろしくない。首が細く映っているのも、マイナスかなぁ。(笑)ウラ面は、クライマックスの伊藤英明くんの画像がメインに使われている。いい感じだ。如何にもスペクタクル映画に相応しい出来映えだ。【感 想】「TVサイズ」映画館で観た時は不満が多かった。大味で締まりがない印象だった。確かに見せ場で感動もし涙もしたが、浄化作用としてはイマイチで、演出や演技の物足りなさを感じた。けれど、今回DVDで鑑賞してみて、映画館で体験した以上に入り込むことが出来た。出来の悪い3Dのせいか、シロート役者のせいか……、いずれにせよ、スクリーンというよりテレビサイズの作品であったことは間違いない。プロダクションデザインはキチンと出来ていたように思う。邦画でも大作を製作するシステムが出来上がっているのだなぁと感心してしまった。一方、ソフトウェアである俳優のレベルが著しく低いことは否めない。それほど登場人物の多くない本作品ですらこの始末だ、本気でスペクタクル巨編を作ろうとしたら役者を揃えられずに崩壊するだろうなぁ。一番足を引っ張ったのはニート感覚の潜水士を演じた子だろう。ついに名前を覚えられなかった。主人公のバディ役でありながら、エキストラ並みのシロートさん。どういう理由でキャスティングしたのか知らないが、明らかに失敗だ。もともと主人公を演じる伊藤英明君はセリフが上手いわけではなく、肉体でお芝居をするタイプだから、この組み合わせは致命的だったと言える。取り残された女医さんと作業員もイマイチ。リアリティかなくて安直すぎた。この手の作品で重要なのは、“その他大勢”の人たち。本作品で言えば、“レガリア”を作った会社のスタッフや海上保安庁のスタッフのことである。緊張感のある場面を撮るには、そうした人たちの演技が重要なのだ。ところが、セリフのある登場人物以外は、全くのシロートさん。もしかしたら、どこかの事務所の俳優さんなのかも知れないが、そう見えないくらい拙かった。助監督がボンクラで満足に演技をつけられなかったことも一因だろう。設計主任を演じた加藤雅也氏が屈折した男を演じていて面白かった。もう少しカメラが彼を追い掛けていてくれたら、作品の説得力が増したはずだ。ドラマのパートではなく、アクションのパートで登場人物の表情をどれだけとらえられるかによって、随分と作品の質が変わる。そういう意味ではカメラマンも落第だ。落第と言えば、ラストに流れる音楽も×。クラブミュージックの似非バラードなんて本作品には似合わない。開放感のある楽曲と声が望ましい。腐してばかりだが、これ全てスクリーンで観た場合のことで、家庭でDVDで観る分には十分である。そこそこオススメ!
2015.11.05
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0214 LIMIT OF LOVE 海猿 [STANDARD EDITION]【スタッフ】・原 作 佐藤秀峰・原案・取材 小森陽一「海猿」(小学館 ヤングサンデーコミックス)・脚 本 福田 靖・音 楽 佐藤直紀・主 題 歌 伊藤由奈「Precious」(ソニー・ミュージックレコーズ)・監 督 羽住英一郎・製作総指揮 亀山千広・製 作 阿部秀司、尾越浩文、島谷能成、亀井 修・企 画 関 一由、堀部 徹・プロデューサー 臼井裕詞、安藤親広・アソシエイトプロデューサー 小出真佐樹・ラインプロデューサー 森井 輝・撮 影 佐光 朗、さのてつろう、村埜茂樹・照 明 水野研一・録 音 柳屋文彦・美 術 清水 剛・装 飾 秋田谷室博・編 集 松尾 浩・音響効果 柴崎憲治・VFXスーパーバイザー 石井教雄・ダイビングコーディネーター 金城将家・スクリプター 甲斐哲子・監 督 補 近藤一彦・撮影協力 海上保安庁・協 賛 サクセス・製 作 フジテレビジョン、ROBOT、ポニーキャニオン、東宝、 小学館、FNS27社・制作プロダクション ROBOT【キャスト】・伊藤英明・加藤あい・佐藤隆太・大塚寧々・吹越 満・浅見れいな・美木良介・石黒 賢・時任三郎【仕 様】・型 番 PCBG-51022・製作年度 2006年・製 作 国 日本・原 題 ----・収 録 本編DISC 117分、特典DISC 約126分・音 声 [本編DISC] 1.オリジナル (日本語)ドルビーデジタル 5.1ch サラウンド 2.オリジナル (日本語) DTS 5.1ch サラウンド 3.コメンタリー(日本語)ドルビーデジタル 2.0chステレオ 4.コメンタリー(日本語)ドルビーデジタル 2.0ch ステレオ [特典DISC] 1.オリジナル (日本語)ドルビーデジタル 2.0ch ステレオ・字 幕 [本編DISC] 1.日本語字幕、2.英語字幕 [特典DISC] 字幕なし・サ イ ズ [本編DISC]16: 9 LB スコープ・サイズ [特典DISC] 4: 3・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・発 売 元 「LIMIT OF LOVE 海猿」製作委員会(フジテレビジョン、ROBOT、 ポニーキャニオン、東宝、小学館、FNS27社)・販 売 元 ポニーキャニオン・リリース 06.12.20【ジャケット】・オモテ面:愛でしか、救えない。・ウラ面 :史上最大・最悪の海難事故発生!! 大型フェリー船沈没まであと4時間。乗客・乗員 620名、積載車両 195台…!! 火薬庫と化した船内に取り残された大輔、そのとき環菜は…。船首を上げて沈みゆく船が、どうしてもフェリーに見えなくて違和感があった。巡視艇とか、もっと速度の出るスマートな船に見えた。(汗)まあ、作品のテーマをよく現したイラストだと思うけど、やっぱり静かな印象だなぁ。ウラ面もそうだが、もう少し動きがあってもいいと思うな。その点、プレミアム・エディションの方が、デザイン的には動きがあっていいなぁ。(笑)ちなみに、オマケの違う幾つかのバージョンがリリースされたが、これは2枚組のスタンダード・エディション。スタンダード版で2枚組とはね……。(苦笑)【感 想】「肉体のスペクタクル」フェリーが鹿児島湾で座礁し、船内に取り残された民間人と海上保安庁救難士のサヴァイバルを描く。既に 9年前の作品なので、ストーリーは記すまでもないだろう。邦画には珍しく前置きが短く、観客はいきなり事故現場に放り込まれる。この潔さが好きだ。グダグダした人間関係は最小限。途中の身の上話も短めだ。考えてみれば、群像劇ではなく、あくまでも伊藤英明さんが演じる“仙崎大輔”と、加藤あいさんが演じる“環菜”の物語である。ほかは枝葉に過ぎない。2人が如何に試練を乗り越えて行くかが、主眼である。そのために、フェリーを1隻沈める舞台を用意するのだから、何とも贅沢な恋愛劇である。――けれど、それが本作品の弱点でもある。見所は、『ポセイドン・アドベンチャー』まがいの状況からの脱出劇。本作品では沈没間近のフェリーが舞台になっている。ほとんどの区画が水没し、そうでないところでは火災が発生している。 2人の救難士が、民間人 2人を連れて脱出を試みる。然も、民間人は、片や妊娠 5ヶ月、片や足をケガして満足に歩けない。彼らが、脱出路を目指して水の中を潜るシーンもある。シェリー・ウィンタースを思い出してしまった。(笑)次から次へと試練がふりかかる構成は、主人公に感情移入できると、かなりカタルシスが得られる。危機に陥る度に全身に力が入ってしまった。(苦笑)その一方で、冷静に観ると、ついついツッコミたくなるのも事実。佐藤隆太くん演じる“吉岡”が、応援に来たものの退路が判らなくなるって、どうなの? いくら爆発から逃れるためとはいえ、自分が来た方向くらい分かるんじゃない? 4人がサバイバルしなければいけない理由がそれって、あんまりな気がするなぁ。(笑)途中、仙崎が恋人に思いを吐露する場面もあって、ウルウルしてしまう。けれど、緊張感のない伊藤くんの長いセリフに「おいおい、そんな状況じゃないだろ」と思ってしまったのも確かだ。本作品は、潔い構成であると同時に、ファンのための作品であると言える。1作目とTVシリーズを観ている方なら素直に主人公に気持ちを寄り添わせることが出来る。しかし、そうでない場合はどうだろ? 置き去りにされてはいないか? 作り手には、いま一度、そのことを振り返ってみて欲しいと思う。映画づくりのスキルは、日本の娯楽映画としては、高レベルだと思う。バランスもいい。スペクタクル・シーンには力が入っているし、ロケもセットもホンモノ指向で贅沢だ。CGの出来映えもいい。編集も丁寧だし、役者さんも熱演を繰り広げている。スキはない。けれど、感動巨編にもかかわらず、どこか滑稽な印象が残るのは、ファン・サービスの一編のように“甘え”がのぞいているからだろう。つまり、本作品で最もスペクタクルだったのは、伊藤英明くんの肉体だということである。ファンは、フェリーの沈没シーンよりも、痛めつけられて極限まで駆使されながらなおも立ち上がる仙崎の身体が観たいのだ。環菜のために諦めない仙崎が観たいのだ。それは、とりもなおさず、本作品が恋愛モノである証しであり、2人の関係にやきもきするファンに向けた作品であることの証しでもある。もし、これから本作品を観る方がいらっしゃったら、劇場版1作目から観ることをオススメ致します!
2015.11.04
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0213 海猿【スタッフ】・原 作 佐藤秀峰・原案・取材 小森陽一「海猿」(小学館 ヤングサンデーコミックス)・脚 本 福田 靖・音 楽 佐藤直紀・主 題 歌 JOURNEY「Open Arms」(Sony Music Direct(Japan) Inc.)・監 督 羽住英一郎・製 作 亀山千広、阿部秀司、武政克彦、島谷能成・企 画 関 一由、堀部 徹・プロデューサー 臼井裕詞、安藤親広・ラインプロデューサー 竹内勝一・撮 影 佐光 朗・照 明 水野研一・録 音 田中靖志・美 術 相馬直樹・装 飾 龍田哲児・編 集 松尾 浩・音響効果 柴崎憲治・水中撮影 佐野哲郎・VFXスーパーバイザー 石井教雄・ダイビングコーディネーター 金城正則・スクリプター 甲斐哲子・監 督 補 近藤一彦・撮影協力 海上保安庁・制作プロダクション ROBOT・製 作 フジテレビジョン、ROBOT、ポニーキャニオン、東宝【キャスト】・伊藤英明・加藤あい・海東 健・香里奈・伊藤淳史・杏子・國村 隼・藤 竜也【仕 様】・型 番 PCBG-70678・製作年度 2004年・製 作 国 日本・原 題 ----・収 録 本編 119分・音 声 1.オリジナル ドルビーデジタル 5.1ch サラウンドEX 2.コメンタリードルビーデジタル 2.0ch ステレオ・字 幕 1.日本語音声字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタ・サイズ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用・発 売 元 フジテレビジョン、ROBOT、ポニーキャニオン、東宝・販 売 元 ポニーキャニオン【ジャケット】・オモテ面:カッコつけてちゃ、 命は救えない。・ウラ面 :若き海上保安官たちを描く、 感動の海洋エンターテインメント。 水深40m、残圧30、片道一人分のエアー…。 オマエ達ならどうする。“カッコつけてちゃ、命は救えない。”って、結局、死んじゃったじゃん。――というのは、不謹慎か?(笑) ちなみに、セル版には、このキャッチコピーはない。チャラチャラした男が真剣になって行く過程が、この映画の全てだから、このキャッチコピーで正しいのかも知れないな。ジャケットとしては、オーソドックスなデザインだ。ちょっと静謐な感じが意外。もう少し動きがあってもいいと思うな。【感 想】「普通じゃないの?」正直なところ、全く観る気はなかった。遅まきながら、『Limit of Love 海猿(2006)』を観る機会があり、びっくりした。スペクタクルな力作だった。安易な展開やご都合主義に鼻白むところも多々あったが、冒頭からスピーディな演出に押し切られてしまった感じだ。邦画では、こういう大胆さはなかなかみられない。妙に感心もしたし、嬉しかった。――で、本作である。まさかスペクタクルな展開を期待していたわけではないが、単なる青春映画だったのには、少々ガッカリした。何の演出もなくスクリプトの通りに物語りは進み、予想通りに制服姿の修了式(卒業式)があって終わる。何だかなぁ~。出来の悪い和製『愛と青春の旅立ち(1982)』+『トップガン(1986)』を観ているようだった。そう言えば、『ベストガイ(1990)』とかいう珍品映画もあったっけ……。あれは、織田裕二さんが主演だった。恥ずかしかったろうなぁ。(笑)青春映画は難しいのだ。アクションやスペクタクルは画の迫力で乗り切れるけど、これはそうはいかない。ちゃんとした演出計画や演技指導がないと成立しないのだ。そういう意味では、本作は落第点である。要所要所で誰がどんな台詞を吐くか、先に読めてしまうくらい幼稚な脚本も悪いかな。随分とヒットしたようだけど、作品そのものは“TVドラマの特別編”くらいの出来映え。歯痒いくらいだ。決して良作ではない。誰かにススメるほどではありません。
2015.11.03
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0212 SPACE BATTLESHIP ヤマト【スタッフ】・監 督 山崎 貴・V F X 山崎 貴・原 作 西崎義展・脚 本 佐藤嗣麻子・音 楽 佐藤直紀・主 題 歌 「LOVE LIVES」スティーヴン・タイラー (ソニーミュージックジャパンインターナショナル)・製作統括 信国一朗・企 画 中沢敏明、濱名一哉・エグゼクティブプロデューサー 飯島三智、阿部秀司、市川 南・プロデューサー 東 信弘、山田康裕、石丸彰彦、安藤親広・ラインプロデューサー 竹内勝一・撮 影 柴崎幸三・照 明 吉角荘介・録 音 鶴巻 仁・美 術 上條安里・装 飾 中澤正英、龍田哲児・編 集 宮島竜治・VFXディレクター 渋谷紀世子・音響効果 柴崎憲治・キャスティング 北田由利子・助 監 督 山本 透・製作担当 金子堅太郎・映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」製作委員会 TBSテレビ、セディックインターナショナル、東宝、ロボット、 ジェイ・ドリーム、博報堂DYメディアパートナーズ、小学館、 毎日放送、中部日本放送、白組、阿部秀司事務所、TBSラジオ& コミュニケーションズ、TCエンタテインメント、TOKYO FM、 東北新社、RKB毎日放送、北海道放送、ほかJNN全28局・企画プロダクション セディックインターナショナル・制作プロダクション ロボット・VFXプロダクション 白組【キャスト】・木村拓哉・黒木メイサ・柳葉敏郎・緒方直人・池内博之・マイコ・堤 真一・高島礼子・橋爪 功・西田敏行・山崎 務【仕 様】・型 番 TCED-1117・製作年度 2010年・製 作 国 日本・原 題 ----・収 録 本編 138分+特典映像 8分・音 声 本編 日本語(5.1ch サラウンド) 特典 日本語(2.0ch サラウンド)・字 幕 日本語ガイド字幕(本編のみ)・サ イ ズ 16: 9 LB シネスコサイズ(本編) 16: 9 LB ビスタサイズ(特典)・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用、\2,500円(税抜)・発 売 元 セディックインターナショナル、ジェイ・ドリーム・販 売 元 TCエンタテインメント株式会社・映像特典 プロモーション映像集(予告編、特報、TVスポット、「ご当地ヤマト」映像)・リリース 2011.06.24【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :構想36年。木村拓哉を主演に迎え、 夢の映像プロジェクトがついに実現! 必ず生きて還る。このジャケットが、すべてを物語っているよなぁ。(溜息)オモテ面は、ヤマトに木村拓哉くんの顔がオーバーラップしている。木村拓哉くんを押し出している。ウラ面も、木村拓哉くんが中心。然も、キャッチコピーが、“木村拓哉を主演に迎え”だもんね。大きな間違いだ。特段、『宇宙戦艦ヤマト』シリーズのファンではないが、リアルタイムで観ている者としては、「フザけるな!」と言いたい。(笑)【感 想】「宇宙戦艦“キムタク”」『宇宙戦艦ヤマト』とは名ばかりで、ほとんど木村拓也くんの独り芝居だった。……ヤマトじゃないじゃん!(泣)レビューを書くのをやめようかとも思ったが、あまりに悔しいので文句を連ねることにした。製作委員会の名簿の長さからすると、多額の製作費を集めたようだし、苦情を受け付ける係くらい用意しているだろう。ストーリーをどのように改変しようと構わないが、的を外されては困る。まず、ヤマトが主人公でなければならない。古代進も森雪も沖田艦長も、冷たい言い方をすれば、狂言回しに過ぎない。なのに、ヤマトの姿が映るのは戦闘シーンだけと言うお粗末さ。或いは、時間の経過を表現する時だけ。間違ってるでしょ!?ヤマトが主人公なのだから、その存在を観客に納得せしめるためには、しっかりと描写しなければならない。ロバート・ワイズ監督の『スタートレック』がいい見本になる。土砂に埋もれていたヤマトが、息吹をふきこまれ、宇宙戦艦として再び浮上する場面が最初のカタルシスでなければならない。そこは丁寧に、リアルに描くべきだ。カットを費やし、他のシーンを犠牲にしてでも、一大スペクタクルに仕上げる必要があった。なのに、このショボさは何?波動砲にしても、タメの描写がなくて拍子抜け。ガマンしてガマンして発射するところ(笑)に共感するのであって、何やらアッサリと描かれても説得力がないではないか。伝家の宝刀だからこそ、見せ方には凝って欲しかった。ワープも同じ。ホコリの中に入って行ったり、ホコリの中から出て来たり……。科学的な根拠があるのか知らないが、イメージの違いにズッコケてしまった。(死語だな)宇宙での戦闘シーンにも感動がなかった。遠景が多くてつまらない。CGの自由さが全く見受けられないし、そもそも演出がなされていない感じがする。劇場版『機動戦士ガンダム』を見習って欲しいと切実に思った。セルアニメに負けるようじゃ、センスがないと言わざるを得ない。それに、ガミラスの宇宙船のデザインにしても『スペース・ヴァンパイア』を想起させ、オリジナリティが感じられなかったのもマイナス。そう言えば、ガミラス/イスカンダル星の地下の戦闘シーンは、『スターシップ・トゥルーパーズ』にそっくりだった。著名なアニメの実写化に挑んだ勇気はかうが、いきごみだけでは誰も納得しない。評価も価値も定まった作品を原作にするなら、よほど上手にイメージを払拭しないと……。ただ「好きだから」という幼稚な動機だけでは、学芸会にしかならない。役者さんたちは、一部を除いて、かなり真剣にイメージ作りに取り組んでいた。また、登場人物同士が名前で呼び合うことで、ナマ身の人間としての存在感を演出した脚本は見事。アニメではなく、実写であることを逆手にとった手法だ。おかげでゴッコ遊びにならずに済んだ。脚本は、佐藤嗣麻子さん。才人だと思う。『宇宙戦艦ヤマト』『さらば宇宙戦艦ヤマト』『宇宙戦艦ヤマト/完結編』をシェイカーに入れて軽く振ってグラスに注いだようなストーリーは、まぁ仕方ない。初の実写版で総華的になるのが人情だ。でも、ヤマトは地球に帰還して欲しかった。相原役を演じたマイコさんに不思議な魅力を感じた。オススメしたい作品ではないけれど、彼女に星ひとつプラスしましょう!
2015.11.02
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0211 はやぶさ【スタッフ】・脚 本 白崎博史、井上 潔・主 題 歌 fumika「たいせつな光」(Ariola Japan)・ノベライズ 「はやぶさ/HAYABUSA」(角川文庫、角川つばさ文庫)・参考書籍 「はやぶさ君の冒険日誌」(毎日新聞社)・製作総指揮 フォックス・インターナショナル・プロダクションズ・企画/製作プロダクション アグン・インク・協 力 JAXA 宇宙航空研究開発機構 Japan Aerospace Exploration Agency・製 作 20世紀フォックス映画/20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン、 角川書店、アグン・インク、ソニー・ミュージックエンタテインメント、電通、 オフィスクレッシェンド、毎日新聞社・監 督 堤 幸彦【キャスト】・水沢 恵……竹内結子・的場泰弘……西田敏行・坂上健一……高嶋政宏・川渕幸一……佐野史郎・田嶋 学……山本耕史・喜多 修……鶴見辰吾【仕 様】・型 番 FXBA-54530・製作年度 2011年・製 作 国 日本・原 題 ----・収 録 140分(本編)・音 声 1.日本語5.1ch サラウンド・字 幕 1.日本語字幕、2.英語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・発 売 元 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社・映像特典 1.高嶋政宏(坂上健一役)、矢野創(サンプル採取/カプセル回収 担当)、寺薗淳也(インターネット広報担当)、井上潔(プロデュ ーサー/共同脚本)による音声解説 2.入選イラスト集・2011年劇場公開作品【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :JAXA全面協力! 7年間、60億キロ―― 日本中に勇気をくれたはやぶさと それを支えた人々を描く感動の物語オモテ面のデザインがいいなぁ。動きが欲しいところだけど、なかなかです。地球を背景に“はやぶさ君”が描かれており、上部には主要な登場人物が並んでいる。それぞれ違う表情、アングルってところが、ポイントが高い。みんな目線が上なのは、“はやぶさ君”を見ている(思いを馳せている)からね。ウラ面も、いい感じだ。オモテ面が、静かで温かい印象なのに、ウラ面の“はやぶさ君”は逆光に浮かび上がり、旅の厳しさと孤独感が伝わって来る。その一方で、4枚の画像は物語の中のハイライトだが、動きが伝わって来るシーンを選んでいる。この選択のセンスがいいなぁ。(笑)トータルデザインが出来たジャケットだ。【感 想】「働く人のリアリティ」キャラクタに説得力がある1本だった。さすがだなぁと感心してしまった。きっと、監督は、ヘンな人たちばかりのこの世界が気に入ったに違いない。(笑)――宇宙科学研究所(JAXA)の広報を担当する的場の講演を聴いたのがきっかけで、“論文浪人”の水沢恵は、JAXAで働くことになる。折しも、JAXAでは小惑星サンプル・リターン計画が実行段階に入っていた。衛星を飛ばし、小惑星に着陸してサンプルを持ち帰る計画だ。様々な障害やトラブルを乗り越え、やがてターゲットの小惑星は“イトカワ”に決定し、探査機は“はやぶさ”と名付けられた。そして、2003年、大勢の人々の努力と協力のもとに探査機“はやぶさ”は打ち上げられる。しかし、本当の困難は、この先に待ち受けていた。……というお話し。竹内結子さんが演じるのは、水沢恵。論文が完成せず、バイトで食いつないでいる、という設定。頭はいいが、不器用で精神的には未熟な学者肌の女性を演じる。「容姿が不器用なこんな女性、いるよなぁ」と頷いてしまった。たぶんにマンガちっくなお芝居とカットは、堤監督の好みっぽい。竹内さんも、その嗜好をよく理解して応じていたと思う。好演だった。好演していたのが、もう1人、西田敏行さん。JAXAの広報を担当する的場を演じていた。報道との受け答えにしろ、講演会での口調にしろ、何か得も言えぬ説得力があった。リアルな存在感とでも言った方がいいだろうか。役作りと演技指導がカチッと組み合った稀有な例を見たような気がする。ここのところ、『釣りバカ日誌』シリーズばかりを観ていたので、西田さんに対する評価はめっきり落ちていた。けれど、今回はひさびさに「いいじゃん!」と思った。新鮮だった。役作りと演技指導がカチッと組み合った例がもう1人。プロジェクト・マネージャの川渕を演じた佐野史郎さん。うま過ぎて佐野さんだと分からなかった。失礼。(笑)学者上がりの管理者として、沈着冷静な男を演じている。序盤こそ、西田さんが演じる的場が物語を牽引するが、後半は川渕を中心に回る。プロジェクト・マネージャだから当然は当然だが、独り言のように指示を出し、それを繰り返すところが妙にリアルだった。そういう意味では、それぞれの部門の担当者も、セリフがリアルだった。現実に働く人たちの口調を思わせると言った方が伝わるだろうか。ワンカットしか出ない役者までも徹底されていたように思う。劇映画としてのドラマチックな演出を抑えたことも奏功していた。CGの出来映えも良かった。探査機を、精細でリアルにせず、「はやぶさ君」と呼ばれることに違和感がないよう仕上げていた。この辺のポイントは高い。使い回しのカットがなかったことも好印象だった。“はやぶさ”のプラモが欲しくなってしまった。(笑)本作品で一番難しいのは、探査機に課せられた使命が何なのか、何がそんなに難しいのか、どんなトラブルが起きているのか――、それを観客に理解させることだと思う。監督と脚本は、水沢恵の目を通して、或いは“はやぶさ君”を通して解りやすく伝えることに成功していた。アナログでの表現が中心だが、CGが理解を助ける一助を担っていた。真面目に説明されるのは退屈だし、かと言って、解らないまま話しを進められても困る。上手い構成だった。最初は、とりとめのない印象だったので戸惑った。けれど、何度か見直しているうちに、“スクインツ”たちの奮闘ぶりがいとおしくなった。オススメ!
2015.11.01
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