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0179 メトロポリス2035【スタッフ】・監 督 テレンス・H.ウィンクレス・製作・脚本 テレンス・H.ウィンクレス、ラリー・ラドウロフ・編 集 イリアン・シメオノフ・撮 影 ミトゥコ・ゴツェフ・製 作 テッド・プライアー、デヴィッド・A.プライアー・製作総指揮 ロジャー・コーマン【キャスト】・カイラ(佐古真弓)………………アレクシス・ソープ「フレンズ」・マクダウェル(相沢正輝)………マックスウェル・コールフィールド「エンパイア・レコード」・バレンタイン(小野健一)………トッド・ジェンセン・スティーブンソン(石住昭彦)…ステファン・イヴァノフ・スピーカー(室園丈裕)…………テレンス・H.ウィンクルス【仕 様】・型 番 ALBD-5720・製作年度 2007年・製 作 国 アメリカ・原 題 NIGHTMARE CITY 2035・収 録 91分・音 声 1.オリジナル(Stereo) 2.日本語吹替(Stereo)・字 幕 1.日本語字幕・映 像 16: 9 LB ビスタ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 DVD、NTSC 日本市場向、レンタル専用・発 売 アルバトロス株式会社・販 売 アルバトロス株式会社・映像特典 予告編【ジャケット】・オモテ面:人類は、未来を守れるか。・ウラ面 :近未来都市を舞台に、人類の存亡を賭けた壮絶な闘いが、今始まる! 壮大なスケールと世界観で描く、SFアクション大作登場!!いかにもB級映画って感じのジャケットがいいなぁ。(笑)中央の女性がアレクシス・ソープらしい。衣装は違うが、そうだろう。(よくあることだ)でも、他の4人は誰? レジスタンス・グループは序盤で全滅しているし、こんな連中は出て来なかったぞ。(よくあることだ)ウラ面は、チープだけど、凝ったデザインだ。SFアクション映画らしく見せようと、細かく画像を配置している。……まあ、1枚でいけるほど、いい画像がなかったんだろうけど。(笑)でも、こういう気持ちと努力は、好きだ。【感 想】「アレクシス・ソープのヘソ出しルック」管理社会と反体制派の戦いを描いたSF映画は、数多ある。近年では、『リベリオン―反逆者―(2002)』や『イーオンフラックス(2005)』『ウルトラヴァイオレット(2006)』等が記憶に残っている。本作品は、まさに、そんな感じ。『マトリックス(1999)』や『サロゲート(2009)』も入っているな。(笑)たくさんの映画から、少しづつアイデアを拝借して組み上げている。そのため、あまりオリジナリティは感じられない。でも、よく咀嚼されている。――2035年、インターネットが崩壊し、人々はIDチップによって描き出される虚構の都市の中で暮らしていた。そうした管理体制に反対する抵抗組織の女性リーダーのカイラは、下級警察官を捕まえて、通信施設への侵入を試みる。けれど、計画は寸でのところで失敗。警察官のマクダウェルを取り逃がしてしまう。しかし、マクダウェルは、この時を境に“幻覚”を見るようになる。いつもの見慣れた“美しく整備された近代的な都市”が崩れ、廃墟同然の朽ち果てた世界に変わるのだ。疑念を抱いたマクダウェルは、自らカイルに接触する。……というお話し。たぶん、練り込みが足りなかったのだろう、あちこちで“綻び”が散見できる。大小さまざまだが、最大の綻びは、イミテーションの都市の映像を見せられたからと言って、どうして民衆をコントロール出来るのか不明な点。どう考えても不自然だ。本作品の根本的な設定なので、この綻びは致命的だった。(嘆息)まぁ、或る程度は目をつむれば、さほど気にならない。笑って済ますことが出来るだろう。それに、カイラの右目に埋め込まれたチップが、赤外線だか何だかでコンピュータを制御できるところが面白かった。私もひとつ欲しいなぁ。(笑)思考のスピードに入力のスピードが追いつかないもどかしさは、常に感じている。キーボードで入力しているそばから、言葉やアイデアや数式が消えて行く。もし、キーボードを経ずして思考をコンピュータに入力することが出来たら、間違いなく、コンピュータは脳の機能を拡張することになる。コンピュータの存在意義が変わる。これは、ネットよりスゴイことかも知れない。(笑)CGやVFXの出来映えは、想定の範囲内。コンピュータの処理能力が低かったのだろう。画像が粗いし、動作もぎこちない。でも、かなり健闘した方だと思う。自ら制限したりせず、自由にイメージを具現化したように見える。主人公のマクダウェルを演じた俳優さんが、ブルース・ウィリスの小型劣化版みたいで面白かった。レジスタンスのリーダーのカイラを演じるのは、アレクシス・ソープ。この手の作品としては美形で可愛らしい顔立ちをしている。スタイルも悪くない。終始、ヘソ出しルックで頑張っている。イマイチ華がないし、色っぽくないのは残念だが、彼女が出ているなら見てみたいと思わせるくらいの魅力はあった。監督さんは手抜きをせずに、格闘シーンもキチンと撮っている。スタントマンも入っているし、カットも多い。殺陣もついている。安心して楽しむことが出来た。両手を挙げてオススメは出来ないが、意外と面白い作品だったので、何にも考えたくない時に観るには最適な1本でしょう。ちょっぴりオススメ!(あくまでも自己責任でお願いします)
2015.09.30
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0178 13日の金曜日【スタッフ】・監 督 マーカス・ニスペル・脚 本 ダミアン・シャノン、マーク・スウィフト・製 作 マイケル・ベイ、アンドリュー・フォーム、 ブラッド・フラー【キャスト】・クレイ……………ジャレッド・パダレッキ(内田夕夜)・ジェンナ……………ダニエル・パナベイカー(佐古真弓)・チューウィ………アーロン・ヨー(宮下栄治)・ウィットニー……アマンダ・リゲッティ(樋口あかり)・トレント…………トラヴィス・ヴァン・ウィンクル(佐藤銀平)・ジェイソン………デレク・ミアーズ【仕 様】・型 番 PPA 114511・製作年度 2009年・製 作 国 アメリカ(パラマウント映画)・原 題 13TH FRIDAY・収 録 本編 97分・音 声 1.オリジナル(英語) 5.1ch サラウンド 2.日本語吹替 5.1ch サラウンド・字 幕 1.英語字幕、2.日本語字幕、3.吹替用日本語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB スコープサイズ・そ の 他 片面2層、COLOR、MPEG-2、DVD、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向け・日本公開 2009年 2月13日・字幕翻訳 菊地浩司・吹替翻訳 中村久世・吹替演出 箕浦良平・発 売 元 パラマウント・ジャパン株式会社・映像特典 1.新生ジェイソン 2.「13日の金曜日」の変遷 3.削除シーン【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :凍りつく恐怖!本作品のポスターを見た時、てっきり「ジャレッド・パダレッキが“ジェイソン”なんだ」と思っていた。そういう体格だった。(笑)DVDのジャケットは、このポスターそのまま。(レンタル版は、かなり趣きの異なるデザインになっている) 雰囲気がいいデザインだ。ウラ面は、コラージュされた本編画像をナタの切っ先が切り裂いているデザイン。やろうとしていることは理解できるが、高度でシンプルなオモテ面と較べると、幼稚だ。もっと端正なデザインにして欲しかった。ちなみに、ピクチャディスク。でも、ジャケットと同じ画像が使われている。工夫がないなぁ。(苦笑)【感 想】「毎日が13日の金曜日」製作マイケル・ベイ、監督マーカス・ニスペルによる『13日の金曜日』のリメイク版。主演のジャレイド・パダレッキはTVドラマ『スーパーナチュラル(SN)』で慣れ親しんだ役者さんなので好意的に評価したいところだが、『13金』のファンとしては、驚くほどつまらなかった。(汗)ストーリーは、前シリーズの前期(5作目くらいまでか?)を継ぎ接ぎして仕上げたような内容だった。だから、観ていても常に既視感がつきまとう。これには閉口した。また、『13金』のイメージを決定づけていた音楽(音響効果?)も、ほとんど用いられていない。ホッケーマスクを着ける場面と警官が山荘に到着した場面くらいだろうか。リブート作品だから、過去作を解体して再構築するのは理解出来る。灰汁や澱みを捨て去り、純粋なものだけを残したい。創造的な仕事をする人たちなら、そういう欲求に突き動かされるだろう。けれど、映画製作はビジネスだ。観客が観て、初めて成立する芸術。個人的な欲求だけでは、作り得ない。黒澤明監督ですら、製作環境を整えるのに苦労したと言う。マーカス・ニスペル監督は、本当にこういう作品に仕上げたかったのだろうか?こんなはずではなかったと思ってはいないか?ダイジェスト版のようなストーリー展開に面白みは感じられない。せっかくの題材だ、監督として、オリジナリティを出したいと言う欲求はなかったのだろうか? 私には、それが不思議でならない。映像や音楽は新しくなっても、ストーリーが昔の焼き直しでは、意味がない。ファンとしては、映像や音楽は昔のままでも、新しいストーリー展開を見たいと思うのだ。主人公のクレイを演じるのは、ジャレイド・パダレッキ。『SN』の“サム”のイメージが強くて、いつ兄貴の“ディーン”が飛び出して来てジェイソンと戦うのかとドキドキしてしまった。(笑)ご丁寧にも、日本語の吹き替えは、サムと同じ、内田夕夜さんだった。クレイは、行方不明になった妹のホイットニーを探しにクリスタル・レイクにやって来るという設定。ホイットニー役は、アマンダ・リゲッティ。TVドラマ『The O.C.』『メンタリスト』に出演しているらしい。どちらもオンエアを“ながら”見をした程度なので、気づかなかった。アマンダは、或る理由から生き延びるのだが……。金持ちで狭量の彼氏に嫌気がさして、クレイの妹探しを手伝うジェナを演じたのは、ダニエル・パナベイカー。『ザ・ウォード/監禁病棟』や『クレイジーズ(2010)』に出演している。すっかりホラー映画づいているが、ディズニーチャンネルのTVMで人気が出た方なので、愛らしい顔立ちをしている。ジェイソンを演じたのは、デレク・ミアーズ。歴代のジェイソンの中では、一番説得力のある体格と演技だった。もし、シリーズが再開するのなら、彼に続投して貰いたい。映画は、製作会社やプロデューサの意向も絡んで、必ずしも監督さんの思惑通りに行かない。どうしたって、雇われ人の悲哀がつきまとう。マーカス・ニスペル監督は、本当は、どんな『13日の金曜日』を撮りたかったのか、一度聞いてみたい。インタビューを見ると、マーカス・ニスペル監督と、脚本家や他のスタッフ、キャストとは、どうも温度差が大きいような気がする。手慣れたスタッフの仕事ぶりやキャストの熱演とは裏腹に、監督さんの熱意は低かった。思うに大作でない方が、監督さんは自由に撮れる。毎日が13日の金曜日みたいで、楽しかっただろうなぁ。(笑)やっぱりオリジナルだよなぁ。あまりオススメ致しません!
2015.09.29
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0177 ブラッディ・バレンタイン[完全版]3D プレミアムエディション [2DISC]【スタッフ】・監 督 パトリック・ルシエ・製 作 ジャック・マーリー・脚 本 トッド・ファーマー、ゼイン・スミス【キャスト】・トム……………ジェンセン・アクレス(東地宏樹)・サラ……………ジェイミー・キング(宮島衣里)・アクセル………カー・スミス(草尾 毅)【仕 様】・型 番 GNBF-1286・製作年度 2009年・製 作 国 アメリカ・原 題 MY BLOODY VALENTINE 3-D・そ の 他 片面2層、COLOR、MPEG-2、DVD、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向け・日本公開 2009年 2月14日(配給:ザナドゥ)・日本語吹替字幕 春山陽子・吹替翻訳 春山陽子・吹替演出 麦島哲也・発 売 元 ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント株式会社[3D版ディスク]・収 録 本編 101分+特典22分・音 声 1.英 語(5.1ch サラウンド) 2.英 語(5.1ch サラウンド/DTS) 3.日本語(5.1ch サラウンド)・字 幕 1.日本語字幕、2.吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・映像特典 1.削除シーン 2.別エンディング 3.NG集[2D版ディスク]・収 録 本編 101分+特典16分・音 声 1.英 語(5.1ch サラウンド) 2.英 語(5.1ch サラウンド/DTS) 3.日本語(5.1ch サラウンド)・字 幕 1.日本語字幕、2.吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・映像特典 1.メイキング&インタビュー 2.VFXメイキング 3.予告編集(日本版/オリジナル版)【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :体感せよ!!3Dで迫る超リアルな恐怖体験! 飛び出す凶器!血しぶき! 3Dメガネをかけたら、もう逃げられない!! 劇場未公開の過激シーンを復活させた、 ノーカット・無修正の完全版!!ツルハシを打ち下ろすイラストがオモテ面に使われている。3Dであることを強調している。迫力はあるが、DVDのジャケット・サイズではねぇ……。(笑) でも、いい出来だ。ウラ面も、3Dであることをウリにしている。そのため、本編からの画像が少ないのは、ちょっとザンネン。3D版と2D版の2枚組み。3Dメガネと3Dカードが付属したプレミアム・エディション。【感 想】「力作だけど、空回り」当時、3D映画を観て「こんなものなのかなぁ」と、納得できなかった。3Dではあるのだが、キレイに色がのらない、と言うか、ブレていると言うか……。ずっと満足できないでいた。ところが、本作品を観ていてハッタと気付いた。――ああ、これは乱視のせいかも知れない、と。(笑)『スパイキッズ ゲームオーバー3D』以来のモヤモヤが晴れたような気がした。正常であれば、もっとキレイに3Dを楽しめるのかも知れない。乱視用のコンタクトレンズを誂えるか、メガネをかけなくても3Dで観られるようになるまで待つしかなさそうだ。さて、本作品は『血のバレンタイン』のリメイクらしいが、旧作はかなり昔に観たきりなのでストーリーもよく覚えていない。ただ本作品はだいぶ筋立てが違うようだ。“炭坑”“事故”“バレンタイン”“心臓”と言ったキーワードが共通するだけで、基本的に別モノと考えた方が良さそうだ。物語は分かりにくい。炭坑事故があって、一年後の惨劇があって、10年後のミステリーが描かれる。一緒に観た友人は、“兄貴(『スーパーナチュラル』の兄貴の方と言う意味ね)”以外、誰が誰やら最後まで識別できないでいた。見終わった後、順を追って説明し、何となく分かったようだったが、残念ながら今も当人は納得していない。そもそも「弱虫と一緒に写るのがイヤなんだよ」と写真を拒否した男が、10年後に保安官がになっていることが、理解し難いらしい。勿論、モーテルで殺された裸の女性が、その時の彼女であることも、結びつかない。保安官と廃屋でHしていた女性が、スーパーのレジ係であることも、判らないようだった。正直、私自身、映像だけで判断を求められたら判らなかったろう。なぜだかよくわからないのだが、キャラクタの描き分けがヘタなのか、さもなくば私が認知症にかかっているか――、そのどちらかだ。展開がはやく、ダレるところも少ないので最後までサックリ観られるのは◎。かなり大胆な監督サンだ。オープニング・タイトルが終わって早々に病院内の惨状が描かれ、カメラは舐めるようにバラバラの死体を映し出す。そして、炭坑での惨劇へとリズムよく進めて行く。反面、“前戯”がないので物足りなさを感じるのも事実。もう少し物語と登場人物を整理すべきだったかも知れない。力作だが、あれもこれも盛り込み過ぎて空回りしている感じ。ザンネン。『スーパーナチュラル』の“兄貴”が主演。TVドラマと同じような衣装、同じような演技、あまり変わり映えがしなかった。(その方がファンには嬉しいかな?)配役を考えると意外な結末だった。少し前のハリウッドなら有り得なかったろう。それだけ時代が変わったのかも知れない。ただ、定番のチープな表現のせいで、中盤でオチが露見してしまうのは難。まぁそこそこオススメ!
2015.09.28
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0176 プレデターズ【スタッフ】・監 督 ニムロッド・アーントル・製 作 ロバート・ロドリゲス、ジョン・デイビス エリザベス・アヴェラン・製作総指揮 アレックス・ヤング【キャスト】・ロイス………エイドリアン・ブロディ(井上和彦)・ノーランド…ローレンス・フィッシュバーン(玄田哲章)・イザベル……アリシー・ブラガ(皆川純子)・エドウィン…トファー・グレイス(置鮎龍太郎)【仕 様】・型 番 FXXA-49805・製作年度 2010年・製 作 国 アメリカ・原 題 PREDATORS・収 録 107分(本編)・そ の 他 片面2層、カラー、日本市場向け、セル専用・発 売 元 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社・字幕翻訳 林 完治・吹替翻訳 徐 賀世子・2010年劇場公開作品[Blu-ray Disc]・映 像 HDワイドスクリーン 1920x1080p、シネマスコープ、MPEG-A AVC・音 声 1.英 語 5.1ch DTS-HD マスター・オーディオ(ロスレス) 2.日本語 5.1ch DTS・字 幕 1.日本語字幕、2.英語字幕・そ の 他 DOLBY Digital Sorround・収録特典 1.ロバート・ロドリゲス(製作)とニムロッド・アーントル(監督)による音声解説 2.モーション・コミック集 ・捕らわれたプレデター ・それぞれの過去(計6種) 3.種の進化:新生プレデター(計6種) 4.選ばれた者たち 5.プレデター犬の誕生 6.未公開シーン(計9種)[DVD Disc]・映 像 16: 9 LB シネマスコープ、MPEG-2・音 声 1.英 語 5.1ch サラウンド 2.日本語 5.1ch サラウンド・字 幕 1.日本語字幕、2.英語字幕・そ の 他 NTSC・収録特典 1.ロバート・ロドリゲス(製作)とニムロッド・アーントル(監督)による音声解説 2.モーション・コミック集 ・捕らわれたプレデター【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :スーパー・プレデター VS.ヒューマン! ロバート・ロドリゲスが放つ究極のサバイバル・アクション!オモテ面は、プレデターの横顔。というよりヘルメットか……。アートっぽいデザインがステキだ。額装して部屋に飾れるレベルだ。ウラ面は、スペースが小さい上に、クレジットが日本語と英語で記載され、上にはブルーレイのコマーシャル文が帯になって入っている。辛うじて、主人公の画像が入っているが、ちょっとねぇ……。ブルーレイとDVDの二枚組。ピクチャ・ディスク仕様。【感 想】「エイドリアン・ブロディって誰?」本作品で勘違いしていたことが2つある。1つは、ロバート・ロドリゲスが監督したと思っていたこと。――違った。本作品を観始めてから気づいた。「何だ、色のノリが悪いな」と思っていたら、監督さんが違ってました。(笑) 今回は製作に専念したらしい。R.ロドリゲス監督ならコントラストが強くて色合いがハッキリした映像のはずだもんね。2つ目は、エイドリアン・ブロディが女優サンだと思っていたこと。(笑) ずいぶん前から名前は知っていたけど、これまで出演作品を観る機会に恵まれず、名前の響きからてっきり女性だと思っていた。『ロッキー』の影響だな。(笑) 全く、思い込みが激しいというか、そそっかしいというか、この性格を何とかしなければ……。――と言う訳で、のっけから本作品には乗り切れなかった。目が覚めると、地表に向かって落下中というオープニングは面白かった。けれど、007でリアルアクションを見せられて来た観客には、せっかくのシチュエーションも“CG頼み”では意味がない。もっと気合いを入れて作れよ、と思ってしまった。そんなオープニングだから後は推して知るべしである。物語が寸足らずで、各場面の描き込みが浅い。例えば、ニードルガンで掃射する場面は、『プレデター』の方が圧倒的な迫力があった。あのシーンだけでカタルシスが味わえる。ジョン・マクティアナン監督の演出と音響効果とカメラが一体となった名シーンだ。本作品でも同様の銃器が出て来るが、全く活かされていないと言っていい。企画が何度も頓挫したと聞いているが、こんな調子ではムリもない。J.マクティアナンが監督した前作『プレデター』と較べると、何とも物足りないこと著しい内容だった。(『プレデター2』は映画史に残る駄作なので、ここではないものとする)何のために出て来たのか分からないローレンス・フィッシュバーンが、すべてを象徴している。10年もサヴァイバルして来たわりには、通路でバッタリ出くわしたプレデターに一瞬で殺されてしまう。これって、どうよ。(笑) せめて、プレデターの習性とか弱点とか何か重要な情報を残してくれたなら兎も角、一体、何のために出て来たのかサッパリ分からない。それにしても、L.フィッシュバーンは、すっかり太って精悍さのカケラもない。『CSI:科学捜査班』でも、パンパンにふくれた顔を晒している。少しは絞ったようだが、同シリーズに初登場した時は別人かと思ってしまった。いい加減いいギャラ貰っているのだから、自己管理を徹底するべきだ。『イベントホライズン』の頃に戻れとは言わないが、襟元が苦しげに見えないくらいには痩せてほしいものである。紅一点登場する女兵士は、ここのところミッシェル・ロドリゲスが定番だったが、本作品ではアリーシー・ブラガを起用。『アイ・アム・レジェンド』に、ウィル・スミスを導く役で出演していた女優サンだ。非力で甘い顔立ちだが、「ロングレンジの銃火器ならOKか」と思える設定だった。こういう意外性は好きだ。底の浅い脚本と演出は如何ともし難いが、エンディングは続きをにおわせるものだったから、パート2が製作されるかも知れない。出来たら、R.ロドリゲス監督自らメガホンを取ってほしいものである。それを期待して、ちょっとだけオススメとしておきましょう。(笑)
2015.09.27
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0175 スペースカウボーイ【スタッフ】・製作・監督 クリント・イーストウッド・製 作 アンドリュー・ラーザー・脚 本 ケン・カウフマン、ハワード・クラウスナー【キャスト】・フランク・コービン………クリント・イーストウッド(小林清志)・ホーク・ホーキンズ………トミー・リー・ジョーンズ(坂口芳貞)・ジェリー・オニール………ドナルド・サザーランド(松井範雄)・タンク・サリバン…………ジェームズ・ガーナー(大塚周夫)【仕 様】・型 番 DL-18722・製作年度 2000年・製 作 国 アメリカ・原 題 SPACE COWBOYS・収 録 本編 130分+映像特典54分・音 声 1.オリジナル(5.1ch サラウンド) 2.日本語(5.1ch サラウンド)・字 幕 1.日本語字幕、2.英語字幕・映 像 16: 9 LB シネマスコープサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 DVD、ROM機能付き、NTSC 日本市場向、セル専用・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・映像特典 1.編集ジョエル・コックスによる製作裏話 2.“トゥナイト・オン・レノ” 3.視覚効果について 4.メイキング +オリジナル劇場予告編・字幕翻訳 林 完治・吹替翻訳 アンゼたかし・オリジナル・サントラ盤 ワーナーミュージック・ジャパン【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :クリント・イーストウッド製作・監督・主演 4大俳優共演で贈るスペース・アドベンチャー渋いジャケットだ。メインの登場人物の顔が宇宙空間に浮かんでいる。その下には、地球とクルリと迷走するスペースシャトル。(笑) これだけで、作品の雰囲気が伝わって来る。何気ないが、実に良いデザインだ。ウラ面は、同じ登場人物が青空をバックにニッカと笑っている画が大写しになっている。それだけだが、オモテ面の対比が鮮やかで、心躍る仕上がりになっている。こちらも、いい雰囲気だ。物語の詳細に伝わって来ないが、シリアスで明るくて、ちょっとコメディ・タッチなのが分かる。どんなクライマックスが待っているのか、興味がかき立てられる。シンプルなデザインの見本のようなジャケットだ。(笑)【感 想】「私も宇宙に行きたい!」実を言うと、クリント・イーストウッド監督作品の中では、本作品を観る機会が一番多い。出来映えはイマイチだが、マカロニウエスタンのヒーローとスペースシャトルなんて組み合わせは、そうそうお目にかかれない。(笑)――1958年、米国空軍のチーム“ダイダロス”は、初の宇宙飛行士になるはずだった。けれど、政府はダイダロス計画を中止、計画は創設されたばかりのNASAに引き継がれる。しかし、NASAが宇宙飛行士に選んだのは、チンパンジーだった。チームの面々は、宇宙に行くことを諦め、技術者として仕事に従事した後、退官した。……序盤で、物語の背景がモノクロ映像で語られる。面白いけど、若手俳優さんたちにメリハリがなく、イマイチだった。主人公フランクの若い頃を演じた俳優さんだけは、イーストウッドの苦々しい顔をする時の雰囲気をつかんで、親和性が高かった。こうした構造の作品では、姿カタチが似ていることも重要な要素だが、演じるキャラクタが同じなのだから、同じ演技でなければならない。モノマネでは困るし、難しいところだ。――40年が経ち、チーム“ダイダロス”の中心だったフランクは、妻と2人、静かな引退生活を送っていた。ところが或る日、NASAから協力を要請される。冷戦時代に打ち上げられたロシアの通信衛星“ICON”が制御不能になり、大気圏突入の危機にあると言う。この衛星の制御に使われているのが、フランクが“スカイラブ”用に開発したシステムだった。……ムリムリの設定だが、そこはC.イーストウッド監督、最後はキレイにまとめてみせる。ご安心を。(笑)フランクは、チーム“ダイダロス”を復活させ、自分たちが宇宙に行って衛星を直す、と強気の交渉。(笑) これが妥結して物語は動き始める。そこで気が付く。本作品はSFやポリティカル・フィクションではなく、夢を忘れなかった男たちのファンタジーなのだ、と――。言ってみれば、『スペースキャンプ』と同軸上にある作品だ。――チーム“ダイダロス”が復活。かつては音速機を操り宇宙を目指していたメンバーも、いまや還暦だ。パイロットだったホークは観光客相手にプロペラ機で曲乗りをしている。ジェリーは遊園地のジェットコースターを設計しており、タンクに至っては牧師になっていた。それぞれが、いまの生活や遺恨を抱えながら、フランクの持って来た計画にのって、再び宇宙を目指すことになる。……ホーク役には、トミー・リー・ジョーンズ。ジェリー役には、ドナルド・サザーランド。タンク役にはジェームズ・ガーナ。このキャスティングが最高に面白い。一体、誰が考えたのだろう。笑ってしまった。まるで、ハワード・ホークス監督の西部劇みたいだ。このメンツで『リオブラボー』みたいな西部劇を観てみたい。(笑)結局、イーストウッド監督は、トミー・リー・ジョーンズに花を持たせる。クライマックスで衛星に自分をくくりつけているところなんか「ガンダムかっ」と思ってしまった。その上、最後のあのカット、何てスゴイ画だろう。このワンカットのために2時間を費やして来たようなものだ。途轍もなくセンチメンタルで、途轍もなくファンタジックで、途轍もなくハードボイルドだった。イーストウッド監督にしか撮れない。(でも、どこか『七人の侍』みたいな感じがするのもご愛嬌)もっ回観よ。(笑)オススメ!
2015.09.26
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0174 デビルクエスト【スタッフ】・監 督 ドミニク・セナ・製 作 チャールズ・ローヴェン、アレックス・ガートナー・脚 本 ブラギ・シャット・撮 影 アミール・モクリ・美 術 ウリ・ハニッシュ・編 集 マーク・ヘルフリッチ、ダン・ジマーマン・音 楽 アトリ・オーヴァーソン・衣 装 カルロ・ボッジオッリ【キャスト】・ペイメン…………………ニコラス・ケイジ(大塚明夫)・フェルソン………………ロン・パールマン(永田博丈)・デベルザック……………スティーヴン・キャンベル・ムーア(村治学)・女…………………………クレア・フォイ(本名陽子)・ハガマー…………………スティーヴン・グレアム(後藤哲夫)・エッカート………………ウルリク・トムセン(長森雅人)・カイ………………………ロバート・シーハン(北浦貴之)・ダンブロワーズ枢機卿…クリストファー・リー(坂元貞美)【仕 様】・型 番 DAXA-4106・製作年度 2010年・製 作 国 アメリカ・原 題 SEASON OF THE WITCH・収 録 本編95分・音 声 1.オリジナル(5.1ch DTS-HD Master Audio) 2.日本語吹替(5.1ch DTS)・字 幕 1.日本語字幕、2.日本語吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 1920x1080p Hight Definition・そ の 他 片面2層、COLOR、MPEG-4 AVC、ビスタサイズ、 ブルーレイ・発 売 角川書店・販 売 元 角川書店・映像特典 1.未公開シーン集 2.クリーチャー・デザインの舞台裏 3.十字軍バトルアクション・メイキング 4.別エンディング 5.オリジナル予告編 6.日本版予告編・日本公開 2011年 7月30日・字幕翻訳 松崎広幸・吹替翻訳 平田勝茂・リリース 2011.12. 2.【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :選ばれし勇者たちの、 旅が始まる―― ニコラス・ケイジ主演×ドミニク・セナ監督 『60セカンズ』のタッグが贈るアクション・アドベンチャー!“顔”だけのジャケットって、好きじゃない。(笑) 然も、左に傾いて視線は右上に向いている。どうも、おさまりが悪い。ウラ面は、それらしい雰囲気の画像を選んでいるが、その下にはキャストの顔写真が並ぶ。スター映画ってのは分かるにしても、ストーリーが読めないなぁ。キャッチコピーも、物語に触れていない。どうもなぁ。(溜息)それにしても、酷いタイトルだ。【感 想】「無題 (-_-; 」「ドミニク・セナ監督作品は観るまい」と思っていたのに、性懲りもなくまた観てしまった。ニコラス・ケイジとロン・パールマンの組み合わせで中世が舞台となれば、買わないわけに行かないでしょ。誰だって、もしかしたら『薔薇の名前』のような逸品かも知れないと期待するではないか。……でも、違った。(笑)黒死病が蔓延した中世ヨーロッパ、十字軍を脱走した2人の騎士が、魔女と思われる女を護送して修道院まで旅をするお話し。その旅の行く末に待つものは……。うーん、実に有りがちな展開だ。然も、お調子者の御者に百戦錬磨の隊長、教会から同行を命じられた神父、騎士になりたくて勝手について来た若者。この配置だけでもファンタジーの王道だ。スキがない。その上、順序正しくやられて登場人物が減って行く。(苦笑) もうちょっと工夫出来なかったのかなぁ。旅に出た途端、「最初にコイツが死ぬな」「次はコイツだ」「この辺りで真相が明かされるんだろうなぁ」「きっと修道院に着いたら全てブチまけるゼ」と、かなり早い段階で読めてしまう。だから、もったいぶった演出をされても空々しく感じられて仕方なかった。困ったものである。D.セナ監督は俗っぽい作品を撮る方だが、何故かプロデューサーに恵まれて、いつも潤沢な予算を確保している。『60セカンズ』も『ソードフィッシュ』も『ホワイトアウト』も、そうだった。その上、不必要に出演者が豪華ときた。ニコラス・ケイジ+アンジェリーナ・ジョリー、ヒュー・ジャックマン+ハル・ベリー、今回もロン・パールマンを引っ張り出している。一枚看板の役者さんだぞ。予算を確保し、人気のあるスター(役者)を揃えて観客を確保する。そういう方程式を持っているのかも知れない。これもひとつの才能だなぁと感心してしまった。それは、ロケやセットにも現れている。良い雰囲気でまとめ、気持ち悪くない程度にシズル感を演出している。さすが、メジャー作品に慣れている。この辺りのサジ加減を間違うとスタジオ側に嫌われてしまう。レートを低く設定できて、衝撃的な映像をそこそこ楽しめるのが好ましい。門戸は広くて、口コミの効果が期待できる、――そんな作品が、興収を伸ばす。或る意味、プロデューサーに近いセンスを持った方なのだろう。職人気質の監督さんや自分のスタイルを押し通す芸術家肌の監督さんでは、なかなか仕事にありつけない時代だ。或る程度の興収が見込めて、或る程度は見映えがする作品を撮る監督さんが重用されるのは、当然だろう。巨匠たちと違って契約条件も悪くないだろうしね。(笑)私の友人は、クライマックスで○○が登場した途端、「ダサっ」と一言で切り捨てた。(笑) たぶん、誰もがそう思ったはずだ。あきらかに、それまでの映像のスケール感とCGで作られた○○の迫力は、合っていなかった。担当者にセンスがなかっただけの話しだが、そこは監督さんの責任範囲だろう。もう一歩突っ込んだCGの演出をして欲しかった。また、友人は「ニコラス・ケイジが死んでしまうのが分からない」とも言っていた。確かに、主人公が最後に死ぬのはヘンだ。昔は、例え死んでしまう物語であっても、ロック・ハドソンが主演に決まれば、脚本を書き変えたものである。(あくまでも例ですので、念のため) それが今は、平気で殺す。(笑) ハリウッドスターが演じようと、委細かまわない。そういう時代なのも確かだ。しかし、それだけニコラス・ケイジが年をとってしまったことも否めない。ノーマン・ジェイソン監督作品でチャラいイタリア男を演じたのは25年前だ。いい加減、“おじいちゃん”になっている。そろそろ若手に交代する時期になっているのかも知れない。昔、『11人のカウボーイ』を初めて観た時、途中でジョン・ウェインが死んでしまうのに驚いた記憶がある。アメリカを象徴するような伝説のスターを、物語の中盤で“殺して”しまうなんて「有り得ない」と思った。長嶋茂雄に代打を出すようなものだ。(古っ!)ニコラス・ケイジじゃ、そんなに驚くようなことではないが、それでも主演だ、もう少し何か出来なかったのかと思う。ハリウッドは、スターを育てなければならない。そうでなければ、映画産業は衰退の一途を辿るばかりだ。今回もまた、俗っぽい作品だった。いつも特殊な世界を描いて来た監督さんだが、その世界観をサラリと舐めるだけで、説得力はあまりない。そういう軽薄さが、セナ監督の持ち味かも知れない。特に瑕疵があるわけではないが、個人的にはロン・パールマンが輝いていなかったので、あまりオススメは出来ないかなぁ。(笑)
2015.09.25
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0173 ヒルズ・ハブ・アイズ【スタッフ】・監督・脚本 アレクサンドル・アジャ『ハイテンション』・脚 本 グレゴリー・ルヴァスール『ハイテンション』・製作・オリジナル脚本 ウェス・クレイヴン『サランドラ』・撮 影 マキシム・アレクサンドル・音 楽 トマンダンディ『キリング・ゾーイ』【キャスト】・ダグ………アーロン・スタンフォード『X-MEN:ファイナルディシジョン』(桐本琢也)・エセル……キャスリーン・クインラン『アポロ13』(西 宏子)・ブレンダ…エミリー・デ・レイヴィン『LOST(TV)』(武田 華)【仕 様】・型 番 ASBX-4008・製作年度 2006年・製 作 国 アメリカ・原 題 The Hill’s Have Eyes・収 録 本編 約107分・音 声 1.オリジナル(5.1ch サラウンド) 2.日本語吹替(5.1ch サラウンド)・字 幕 1.日本語字幕、2.日本語吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用・発 売 アミューズソフトエンタテインメント株式会社・販 売 元 アミューズソフトエンタテインメント株式会社・日本公開日 2006年 9月29日【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :もう、逃げられない―― ノンストップの衝撃を 最後まで直視できるか?! 人間が、人間を狩り、そして喰らう… ハンテンション&ハードコア・ムービー。 これを体感せずしてホラー映画を語るなかれ!ショッキング・ムービーらしいジャケット。自信満々の惹句。いい出来映えだ。ただ、ウラ面については、異論がある。斧を持った殺人鬼のシルエットは、スラッシャ映画としてならOKだ。オーソドックスだし、雰囲気もいい。80年代の作品なら、言うことはない。けれど、砂漠というロケーションについては、ここでは全く表現出来ていない。アクションのテイストも薄れてしまっている。個人的には、作品の持ち味を伝えるデザインにして欲しかった。【感 想】「『サランドラ』じゃダメ?」悪評高いタイトルの『サランドラ』。(笑)『サンゲリア』『ゾンゲリア』『バタリアン』『カランバ』……。東宝東和の宣伝部が作り出した意味不明のタイトルの数々。或る意味、好きです。(笑)いまは、原題のカタカナ表記が中心だが、馬鹿みたいだ。正しいのかも知れないが、何がなんだか分からない。その点、意味は不明だが、語感だけで決めたような邦題は、雰囲気がある。『ヒルズ・ハブ・アイズ』より『サランドラ』ですよ、やっぱり。(笑)――ニューメキシコ州、砂漠の外れのガソリン・スタンド。一組の家族がキャンピング・カーでやって来る。砂漠を横断してサンディエゴへと家族旅行の途中だった。ところが、GSの主人に教えて貰った近道がワナだった。車がクラッシュし、彼らは砂漠の真ん中で立ち往生することになる。そして、その夜、彼は食人一家の襲撃を受ける。……というお話し。本編中のセリフにもあったが、砂漠の風景が美しい。『スターウォーズ(1977)』を思い出してしまった。いまにもルーク・スカイウォーカーやオビワン・ケノービが出てきそうな雰囲気だ。(笑)やはり、ホラー映画は美しくないといけない。その対比として、徹底した残酷描写がある。本作品は見事だった。ただ、携帯ショップのお父さんの頑張りはイマイチ。落差が描かれていない、と言えばいいだろうか。ケモノのような迫力が足りない。二度と起き上がらないように徹底的に相手を刺す、弾丸を打ち込む、叩き潰す……。追い詰められた恐怖の反動は、その“徹底”ぶりに現れるはずだ。怖いからこそ、二度と立ち上がれないようにする。お父さん、甘いよ。(笑)気になったのは、あの娘は「レ○プされちゃったの?」ってこと。それらしいカットはあるが、モチロン行為そのものは映されない。避妊したとは思えないし、これがB級ホラー映画なら、エンドロールが終わったところで、お腹が大きくなった娘の姿が1カットあるだろう。でも、本作品にはなかった。けれど、とどめの一撃をくらわせた迫力からすると、たぶんそうなのだろう。義理のお兄さん(前述の“お父さん”)よりも迫真の演技だった。おそらく、最初のトレーラー襲撃のテンションの高さが、本作品の白眉だろう。見応えがあった。でも、個人的には、クレーターの中に放置された車の数々……、あの白昼夢のような映像に惹かれた。「『トワイライトゾーン』みたいだった」というセリフがあったが、まさしく異質な世界だった。終末を暗示していると言っていいだろう。後半では“ゴーストタウン”も出て来るが、こちらは作り込みが甘く、雰囲気を出せていなかった。イメージが明確でなかったのだろう。それは、食人一家が核実験の被害者というスタンスにもうかがえる。敢えて、彼らが自分たちの身の上話をするところに違和感を感じた。彼らも被害者だと言いたいのだろうか。うーん、やっぱり、『サランドラ』じゃダメ?『新・サランドラ』でもいいんだけど。(笑)オススメ!
2015.09.24
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0172 ホワイトハウス・ダウン【スタッフ】・監 督 ローランド・エメリッヒ・製 作 ブラッドリー・J.フィッシャー ハラルド・クローサー ジェームズ・ヴァンダービルト ラリー・フランコ レータ・カログリディス・脚 本 ジェームズ・ヴァンダービルト【キャスト】・ジョン・ケイル………………………チャニング・テイタム(鶴岡 聡)・ジェームズ・ソイヤー大統領………ジェイミー・フォックス(平田広明)・キャロル・フィナティ特別警護官…マギー・ギレンホール(本田貴子)・エミール・ステンツ…………………ジェイソン・クラーク(宮内敦士)・イーライ・ラフェルソン……………リチャード・ジェンキンス(世古陽丸)・エミリー・ケイル……………………ジョーイ・キング(小林由美子)・マーティン・ウォーカー……………ジェームズ・ウッズ(小川真司)※ウラ面【仕 様】・型 番 RDD-80310・製作年度 2013年・製 作 国 アメリカ・原 題 WHITEHOUSE DOWN・収 録 約 131分・音 声 1.オリジナル(5.1ch サラウンド) 2.日本語吹替(5.1ch サラウンド)・字 幕 1.日本語字幕、2.英語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネスコ(2.40: 1)・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 日本市場向、DVD、レンタル専用・字幕翻訳 菊地浩司・吹替翻訳 久保喜昭・発 売 株式会社ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント【ジャケット】・オモテ面:その日、ホワイトハウスは戦場と化した。・ウラ面 :『インディペンデンス・デイ』『デイ・アフター・トゥモロー』『2012』 ローランド・エメリッヒ監督がぶっ放す! 気分爽快・破壊アクション!キャッチコピーが全てを物語っている。“気分爽快・破壊アクション”って……。(笑)ローランド・エメリッヒ監督作品ならではのキャッチコピーだ。残念ながら、オモテ面もウラ面も、凡庸な出来映え。レンタル・バージョンだから?メジャースタジオのA級作品なのに、これはないでしょ。それこそ、心ワクワクするような壮大で気分爽快のジャケットをデザインして欲しかった。(笑)【感 想】「目の保養」ローランド・エメリッヒ監督のアクション大作。同じ時期に『エンド・オブ・ホワイトハウス』が公開され、どうも混同してた。(汗)本作品を観ながら、「あれ? モーガン・フリーマンが出て来ないじゃん?」と思った。たまに、同じような題材で競作になることがある。大人の事情なのだろうけど、ややこしい。昔は、そういうのも含めて楽しんだものだが、いまは気力がわかない。困ったものである。最近、しょーもないB級映画ばかり観ていたので、久しぶりのハリウッド大作は、よい目の保養になった。(笑)計算された構図、光、色。役者さんの確かな演技と無駄のない演出。セットも豪華だし、小道具の一つひとつにも神経が行き届いている。衣装だって一流だ。CGのクオリティも高い。スタッフの情熱が伝わって来る。同じ時間でも、まぶしいくらいの映像にひたることが出来る悦楽は、何ものにも代え難い。……でもねぇ、しょーもない映画も愛おしいんですよねぇ。B級映画だからこそ出来る荒唐無稽なストーリーや雑なヴィジュアルには、何とも言えないペーソスがある。「冗談かよ!」と思うような未熟な映像でも平気で本編に組み込んでリリースして来る大胆さ。勇気がわいて来る。(笑)――議会警察官のジョン・ケイルは、大統領警護官を目指していた。娘のエミリーを喜ばせたいの一心だった。彼女は、ホワイトハウス・マニアで、ジェームズ・ソイヤー大統領が大ファンだった。その日、ジョンは、エミリーを連れてホワイトハウスの見学ツアーに参加していた。その最中、議事堂が爆破される。同時に武装集団が動き出し、瞬く間にホワイトハウスを占拠してしまう。危険を察知したジョンは、襲撃で離れ離れになったエミリーを探すために行動を起こす。そして、奇しくも、ソイヤー大統領を助けることになる。……というお話し。20年前なら『ダイハード』シリーズの1編となった企画ではなかろうか。まるで、ジョン・マクレーンばりの活躍を見せる主人公J.ケイルを演じるのは、チャニング・テイタム。『G.I.ジョー/バック2リベンジ』のウサを晴らすように、頑張っていた。好感を持ちました。(笑)娘のエミリーを演じるのは、ジョーイ・キング。『世界侵略:ロサンゼルス決戦』『ダークナイト/ライジング』『オズ/はじまりの戦い』に出ていた子役。この年で、かなりのキャリアを積んでいる。どんな女優さんになるのだろうか。見た目は、レイチェル・ワイズを小さくしたような感じ。オスカー女優になるように祈ってます。(笑)ソイヤー大統領役には、ジェイミー・フォックス。『エアフォースワン』のハリソン・フォードとは違う戦う大統領を演じて楽しそうだった。ほかには、ジェームズ・ウッズが思いのほか怪演だった。デザスター映画なみにホワイトハウスを破壊しまくる映像が、本作品の魅力だろう。頭をカラっぽにして観ると、カタルシスが得られる。日曜夜の必需品って感じ。オススメ!
2015.09.23
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0171 ラストスタンド【スタッフ】・監 督 キム・ジウン・脚 本 アンドリュー・クノアー・製 作 ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ・製作総指揮 ガイ・リーデル、エドワード・フィー、 マイケル・パサーネク、ジョン・サッチ・撮影監督 キム・ジヨン・美 術 フランコ・カルポーネ・編 集 スティーヴン・ケンパー、A.C.E.・衣 装 ミシェル・ミッチェル・共同プロデューサー ヘルナニ・ペルラ・キャスティング ロナ・クレス、CSA【キャスト】・レイ・オーウェンズ……アーノルド・シュワルツェネッガー(玄田哲章)・バニスター捜査官………フォレスト・ウィテカー(立木文彦)・ルイス・ディンカム……ジョニー・ノックスヴィル(西凛太朗)・フランク・マネチネス…ロドリゴ・サントロ(咲野俊介)・サラ・トーランス………ジェイミー・アレクサンダー(林真里花)・マイク“フィギー”フィゲロラ…ルイス・ガスマン(宝亀克寿)・ガブリエル・コルテス…エドゥアルド・ノリエガ(桐本琢也)・ブレル……………………ピーター・ストーメア(大塚芳中)・ジェリー・ベイリー……ザック・ギルフォード(浪川大輔)・エレン・リチャーズ捜査官…ジェネシス・ロドリゲス(東條加那子)・クリスティ………………クリスティアーナ・ルーカス(安武みゆき)・フィル・ヘイズ…………ダニエル・ヘニー(河本邦弘)・ミッチェル捜査官………ジョン・パトリック・アメドリ(長谷川俊介)【仕 様】・型 番 PCBP-73087・製作年度 2013年・製 作 国 アメリカ・原 題 THE LAST STAND・収 録 本編 107分・音 声 1.オリジナル(英語) 5.1ch サラウンド 2.日本語吹替 5.1ch サラウンド・字 幕 1.日本語字幕、2.日本語吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、THX、 NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用・発 売 株式会社ポニーキャニオン・販 売 元 株式会社ポニーキャニオン・提 供 株式会社ポニーキャニオン、クオラス【ジャケット】・オモテ面:アーノルド・シュワルツェネッガー主演復帰第1弾! そこは、絶対絶命の最後の砦。 時速400キロで逃走する凶悪武装集団を食い止めろ!!・ウラ面 :あるのは仲間と奇策のみ。時速400キロの凶悪武装集団を食い止めろ! “ミスター・ハリウッド” アーノルド・シュワルツェネッガーが ついに帰ってきた!見事にB級映画のカンジだが、立派なメジャー作品。(笑)オモテ面のデザインからして、A.シュワルツェネッガーではなく、C.トーマス・ハウエルだったら、間違いなく『ヒッチャー』の新作として使える。そんなのが、あればの話しだが……。(笑)ウラ面は、こちらに銃口を向けたシュワルツェネッガーの画像が大写しになっている。少し『ターミネーター』シリーズを意識したように見える。どうしても、そう見えてしまうんだよなぁ。シュワルツェネッガーが出演したが故に、つまらない作品になってしまったような気がする。【感 想】「違和感」アーノルド・シュワルツネェッガー主演復帰作。復帰作なのに、よくB級アクション映画のようなストーリーを選んだなと感心してしまった。正直、ハリウッドらしい超大作を選んで来ると思っていた。然も、韓国人の監督さんだ。時代が変わったんだなぁとしみじみ感じてしまった。(笑)けれど、本作品は、どうもリズムが悪い。呼吸が合わない、とでも言った方が伝わるだろうか。最後までノリ切れなかった。何でだろ?(汗)撃たれるといちいち血飛沫が上がる、随所で面白いカメラアングルを披露し、ケレン味たっぷりの演出は、いかにも韓国映画っぽい。力がこもっている。しかし、それが映画そのものの面白さに繋がっていない。映画は、映像を中心に物語をつむぐため、連続性が必要だ。たとえ倒叙法を用いたとしても、キチンとした繋がりを保っているのが、普通。何故か、本作品には、それが感じられない。映像は素晴らしいし、アクションも迫力があるとは思うが、それを撮るために全精力を傾けているせいか、物語が浮いているような気がする。何だか、観ていて居心地が悪かった。それに、時速 300kmで走る車を登場させながら、疾走感も感じられない。そのせいだろうか、何故、車で国境を目指すのか、説得力が感じられなかった。――麻薬王のコルテスが、FBIの手を逃れ、特別仕様のコルベットを駆ってメキシコに向かう。しかし、国境の町“ソマートン”には、不屈の保安官が待ち構えていた。……というお話し。居心地が悪かったことが、もうひとつ。銃撃戦を経験した助手が、保安官に恐怖を吐露する場面がある。何で、わざわざチーフのデスクまで行って話すのか分からなかった。まるで往年の刑事ドラマ『太陽にほえろ!』みたいだ。この律儀さは、東洋人独特の感性だと思う。その上、チーフは「これは秘密だぞ。いまの俺はお前よりも震えてる」とこたえる。ホント、シュワルツェネッガーから、こんなセリフは聞きたくない。(溜息)どうやら西部劇の路線を狙ったようだ。音楽からも、それは判る。けれど、その音楽も未完成のようで、出来がよくない。もっと、あからさまにウェスタン調でも良かったような気がする。一方、登場人物は、しっかりとジョン・ウエインとディーン・マーチンかと思うような造形だった。保安官役に、アーノルド・シュワルツネッガー。随分とシワが目立つ。やっぱり、政治家ってヤツは激務なんだろうな。たまに政治家のパーティに行くが、入閣後、見る間に草臥れていくのを何度も見て来た。まともな神経じゃ保たないよなと思う。副保安官にルイス・ガスマン。『センター・オブ・ジ・アース2/神秘の島』でヘンテコなパイロット役で出演していた。顔を覚えると、意外にあちらこちらの作品に出演しているので、びっくりした。FBIチーフに、フォレスト・ウィッテカー。助演だが、オイシイ役だったのではなかろうか。(笑)ちなみに、殺されてしまう牧場主に、ハリー・ディーン・スタントン。――まぁ、すっかりおじいちゃんになってしまいました。(笑)トオモロコシ畑でのカー・アクションは、スティーブ・マックィーンの遺作『ハンター』を思い出してしまった。(涙)あんまりオススメ出来ないかなぁ。(笑)
2015.09.22
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0170 ディープ・インパクト【スタッフ】・監 督 ミミ・レダー・脚 本 マイケル・トルキン、ブルース・ジョエル・ルービン・製 作 リチャード・D.ザナック、デイビッド・ブラウン・製作総指揮 スティーブン・スピルバーグ、ジョアン・ブラッドショー、 ウォルター・パークス・撮 影 ディートリッヒ・ローマン・音 楽 ジェームズ・ホーナー【キャスト】・タナー………ロバート・デュバル(坂口芳貞)・ジェニー……ティア・レオーニ(渡辺美佐)・リオ…………イライジャ・ウッド(石田 彰)・ロビン………バネッサ・レッドグレーブ(翠 準子)・ジェイスン…マキシミリアン・シェル(益富信孝)・ベック………モーガン・フリーマン(前田昌明)【仕 様】・型 番 UWLD-33304・製作年度 2003年・製 作 国 アメリカ・英 題 DEEP IMPACT・収 録 約 121分(本編)・音 声 1.英語 5.1ch、2.日本語 5.1ch・字 幕 1.英語字幕、2.日本語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネスコサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 DVD、NTSC 日本市場向、セル専用・発 売 元 ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン株式会社・映像特典 オリジナル劇場予告編集(2タイプ)・字幕翻訳 菊池浩司・吹替翻訳 杉田朋子【ジャケット】・オモテ面:OCEANS RISE,CITIES FALL. HOPE SURVIVES.・ウラ面 :海は立ち上がり、都市は沈む―― 残るのは希望のみ…オモテ面は、地球に衝突した彗星の背景に、イライジャ・ウッドに抱きつくリリー・ソビエスキーの画像が用いられている。感動大作に相応しいデザインだ。でも、その他の登場人物は?――と思ったら、ウラ面には、ティア・レオーニの画像。(笑)ロバート・デュバルとモーガン・フリーマンも……。M.フリーマンの扱いが大きいな。大統領役だから当然か。(笑)でも、マクシミリアン・シェルとティア・レオーニを中心にしても良かったな。或いは、バネッサ・レッドグレーブとか。スペクタクル・シーンの画像を用いても良かったような気がする。でも、人間ドラマが中心であることを伝える良いデザインだ。【感 想】「マイナンバー制度の目的」『アルマゲドン(1998)』と同時期に公開された本作品。どちらも、彗星(または、隕石)が地球に衝突する危機を回避するためにオッサンが頑張る点が同じ。そのせいか、何かと比較されるが、私は本作品の方が好きである。(笑)別に、彗星を破壊する壮大な計画にワクワクしたからではない。(笑)ベテラン宇宙飛行士とルーキーの話しは定番だが、こうした作品には必要不可欠だ。ないと、物足りない。むしろ、地球で行われるシェルターへの避難計画の方が面白いと私は思っている。何しろ、生き残る人を“抽選”で決めてしまおうってんだから、スゴイ。この辺りの割り切り方は、いかにも米国らしい。これが日本だったら、どうだろう? グズグズしているうちに、間に合わなくなるんじゃないか?(オリンピックは間に合うのか?)「 1年後に彗星が地球に衝突します。甚大な被害が予想されますが、安心して下さい。10年間は生活を維持できるシェルターを作りました。でも、シェルターに避難できるのは 100人に 1人です。公平にクジ引きで決めます」そんな報道がされたら、やれ人権がどうの、プライオリティがどうのと、下らないことを言い出すヤツが出て来るだろう。TVで先生とか呼ばれ、普段から声のデカい“ご意見番”気取りのヤツだ。マスコミもそれに同調し、本末転倒のエセ議論を日夜放送するに違いない。政府も弱腰だから、首相は国会で「広く国民の意見を集め、慎重に審議したい」とか、おおよそ危機感のないコメントを残す。途端に米国から叩かれて、急遽、有識者が召集され、審議会が開かれる。すると今度は、有識者の選定基準がどうの、あんなやつが入ってるのはおかしいとか、茶々を入れるヤツが出て来る。こんなことの繰り返しで先に進まないのが、日本の現状だろう。然も、どんな状況になっても、政治家だの官僚だの有識者だの、彼らは、のほほんとしている。自分たちはシェルターに避難できると思っているからだ。「1人でも多くの国民を助けるために、私はシェルターに避難しない!」なんて政治家は、日本には1人もいないだろう。本年(2015年)10月から個人に通知されるマイナンバーは、彗星がぶつかった時に、全国民参加の抽選会を開くための布石ではないかと、疑っている。(笑)さて、本作品は、青春映画から始まり、サスペンスに転じ、SF映画からパニック映画の様相を見せつつも、ヒューマン・ドラマで押し切った感じだ。彗星の爆破に挑む宇宙飛行士たちや、クライマックスにはスペクタクル・シーンもあるにはあるが、いたって淡白だ。もともと、スティーブン・スピルバーグが監督する予定だったと聞いている。実現していたら盛大に盛り上げる作品になっていたに違いない。(笑)ティア・レオーニが魅力的で、マクシミリアン・シェルとバネッサ・レッドグレーブの存在感に支えられた作品だった。オススメ!
2015.09.21
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0169 第7鉱区【スタッフ】・監 督 キム・ジフン「光州5-18」・脚 本 キム・フィ、ユン・ジェギュン・VFX Supervisor チャン・ソンホ「TSUNAMI-ツナミ-」【キャスト】・ハ・ジウォン「TSUNAMI-ツナミ-」(本田貴子)・アン・ソンギ「シル・ミド/SIL MID」(高岡瓶々)・オ・ジホ「チュノ~推奴~」(中川慶一)【仕 様】・型 番 GNXF-1437・製作年度 2011年・製 作 国 韓国・原 題 7광구・収 録 本編 101分+特典23分・音 声 1.韓国語( 5.1ch サラウンド/ドルビーTrueHD) 2.英 語( 5.1ch サラウンド/ドルビーTrueHD)・字 幕 1.日本語字幕、2.吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 ビスタサイズ(1080)・そ の 他 片面2層、MPEG-4 AVC、COLOR、 DOLBY TRUE HD、ブルーレイ、日本市場向、セル専用・提 供 CJ Entertainment / CJ Entertainment Japan・発 売 元 ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント・映像特典 1.Making of SECTOR 7 2.予告編 3.TV-SPOT集(15秒/30秒)【ジャケット】・オモテ面:---- ・ウラ面 :『TSUNAMI –ツナミ-』のスタッフが放つ VFXモンスター・アクション超大作!!本作品は、ブルーレイ。思えば、レーザーディスクは盤面が大きく、ジャケットのデザインにも迫力があった。VHSに較べて情報量も多く、店頭で眺めるのが楽しかった。それが、DVDになった時、あまりの小ささと薄さにガッカリしたものである。昨今、ブルーレイで買い求めることが多くなったが、更にジャケットはコンパクトになった。こうなったら、CDと同じケースにして欲しいと思うのは、私だけだろうか? その方が、整理しやすいんだけどなぁ。(笑)さて、オモテ面は、どうやらポスターそのままらしい。なかなかB級映画っぽくて、いい雰囲気だ。けれど、ウラ面がいただけない。主人公の画像は、オモテ面の画像を反転させただけだし、他の登場人物がズラリと並んでいる様は、センスがない。もう少し、違うイメージの画像を使って欲しかった。【感 想】「韓国版の深海モンスター・ホラーの失敗」スタンダードなモンスター映画だった。スタンダードすぎて、盛り上がりはイマイチ。ショートホールを2オン、1パットでパーを狙われてもねぇ。ここはやはりホールインワンを狙って果敢にピンを攻めて貰わないと見ている方も醍醐味が味わえないではないか。(笑)前半はサスペンスの要素を盛り込んでいるから、端から“モンスター映画”なんて記述しちゃあいけないのかも知れないが、それほどの謎でもないので構わないでしょう。(苦笑)――石油の掘削プラントが舞台。なかなか石油が出ず、本部から引き上げ命令が出る。しかし、主人公は納得できない。撤収作業に来た幹部が叔父だったのをいいことに、これを口説いて掘削作業が再開させてしまう。 3ヶ月後、皆の努力の甲斐あって、何とか油田を掘り当てる。しかし、思いがけない事故で仲間の作業員を失い、女性研究員までが謎の死を遂げる。そして、彼女に言い寄っていた男に疑いの目が向けられる。ところが、事態は思わぬ方向に展開する。プラント内を未知のモンスターがうろついていたのだ。……というお話し。深海で発見された“クリオネ”みたいな生物が、何故か巨大化して培養槽をぶち破り、プラント内の人間を襲い始める。セイウチの化け物みたいなモンスターが可愛らしい。(笑) 愛嬌と表情(?)がある。いいデザインだ。『グリード』みたいなモンスターを想像していただけにオリジナリティが感じられて良かった。ただ、淡白な監督さんなのか、描写があっさりしていて面白味に欠けるのが難点。もう少し突っ込んで描いてくれたら、絶賛できたのに残念でならない。モンスターは出し惜しみするか、全身をさらす勇気があるなら細部までなめるように見せて貰わないと満足できないではないか。(笑)モンスターが登場してからは、作業員たちは逃げる一方。銃器を持ち出したりもするが、ただ発砲するだけなので緊張感のカケラもない。退治しようとか、追い払おうとか、唯一の脱出ルートで海上に逃げようとか、おおよそ目的意識が伝わって来ない。だから、裏切り者が出て来ても「あー、やっぱりねぇ」くらいの感慨しかない。たわいのないモンスター映画でも、ちゃんと役者さんに演技指導をしないと観客の心をつかめないってことに改めて気づかされた。それは、演技指導はがりでなく、衣装やセットにも言える。例えば、主人公の衣装。――せっかく男の子みたいな可愛らしい女優さんが演じているのに、終始、ジャンプスーツみたいな衣装はダメでしょ。(笑) シャワー・シーンが欲しいとか贅沢は言わないが、せめて露出度の高い衣装でモンスターから逃げ回って欲しかったなぁ。ちなみに、この女優さんの名前は、ハ・ジウォン。韓国人の名前はイマイチ覚えにくい。(汗) 『友引忌』等に出演していたらしいが、記憶にない。ちゃんと覚えておかねば。これもちなみに、髪型のせいか、“育ちのいい”松本明子さんみたいだった。何を隠そう、私は日テレの深夜番組『DAISUKI!』の頃の松本明子さんのファンでした。(笑)深海モンスター映画ファンとしては、そそられる作品だった。『リバイアサン』や『ザ・デプス』が好きだ。本作品も、もう少し描き込んでくれていたら、私の定番作品になったのになぁ。残念。ちょっとだけオススメにしておきましょう。
2015.09.20
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0168 エミリー・ローズ【スタッフ】・監督・脚本 スコット・デリクソン・脚 本 ボール・ハリス・ボードマン・音 楽 クリストファー・ヤング【キャスト】・エリン・ブルナー…ローラ・リニー(藤本喜久子)・ムーア神父…………トム・ウィルキンソン(小島敏彦)・エミリー・ローズ…ジェニファー・カーペンター(込山順子)【仕 様】・型 番 SPZ-39131・製作年度 2005年・製 作 国 アメリカ・原 題 THE EXORCISM OF EMILY ROSE・収 録 約 122分・音 声 1.オリジナル( 5.1ch サラウンド) 2.日本語吹替( 5.1ch サラウンド)・字 幕 1.日本語字幕、2.英語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネスコ(2.40:1)・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、セル専用・音声特典 監督による音声解説・映像特典 1.撮影の舞台裏集(3種) 2.未公開シーン(音声解説付) 3.オリジナル劇場予告編集・発 売 株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント・字幕翻訳 伊原奈津子・吹替翻訳 石原千麻・ノーカット版、CC【ジャケット】・オモテ面:---- ・ウラ面 :世界を震撼させた『エクソシスト』を超える“衝撃の実話”オモテ面は、幻想的な画像が用いられている。エミリーの心象風景だが、本作品のテイストを伝えるに相応しい。キャッチコピーがないのも好印象だ。ウラ面は、苦痛に歪むエミリーの横顔が大写しになっている。小さい画像も5つほど配置されているが、そのほとんどにエミリーがいる。当たり前なのだが、スター映画ではないのだから、もう少し考えた方がよかったような気がする。贅沢を言うつもりはないが、単なるエクソシストものではないことを表現して欲しかった。【感 想】「力作!」正直、もっとキワモノのかと思っていた。丁寧なカメラワーク、照明、出演者達の力演、どれを取ってもホンモノだった。(裁判における検察と弁護側の攻防がやや説得力不足か。もっと掘り下げてほしかった) 思わず見入ってしまった。悪魔祓いの裁判という予備知識から「どっちつかずの中途半端な作品でなければいいが……」と思っていたが、始まってものの数分で懸念は払拭されてしまった。これは脚本ではなく、ひとえに落ち着いたカメラのおかげだろう。ともすると単調になりがちな展開を随分と助けていたように思う。いい映画には、その作品を象徴するインパクトの強い画があるものだが、本作においては床で身を不自然にのけぞらせて微動だにしないローズの姿を撮ったカットだろう。しかも、カメラ目線のまま突然唸るのだから誰の記憶にも強く残るに違いない。あれは良いシーンだ。それに何よりも“悪魔祓い”の回想シーンの迫力には圧倒されてしまった。主演女優の力演もあるが、監督の畳み掛ける演出が冴えていた。ここぞとばかりの力の入れようだ。好ましい。おそらく、こうした構成の映画は賛否両論だろうが、私は本作品を支持する。なかなかの出来映えだと思う。取り敢えず観てみて下さい。その上で、ご自分で判断を。オススメ!
2015.09.19
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0167 センチネル/陰謀の星条旗【スタッフ】・監 督 クラーク・ジョンソン・脚 本 ジョージ・ノルフィ・製 作 マイケル・ダグラス、マーシー・ドロギン アーノン・ミルチャン【キャスト】・ピート・ギャリソン……………マイケル・ダグラス(小川真司)・デイビッド・フレキンリッジ…キーファー・サザーランド(小山力也)・サラ大統領夫人…………………キム・ベイシンガー(勝生真沙子)・ジル・マリン……………………エヴァ・ロンゴリア(小林さやか)【仕 様】・型 番 FXBNY-32410・製作年度 2006年・製 作 国 アメリカ・原 題 THE SENTINEL・収 録 本編 108分・音 声 1.英語 5.1ch サラウンド、2.日本語 5.1ch サラウンド・字 幕 1.日本語字幕、2.英語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、セル専用・字幕翻訳 戸田奈津子・吹替翻訳 税田春介・映像特典 1.未公開シーン(もうひとつのエンディング含む) 2.シークレット・サービス ~輝ける伝説を継ぐ者たち~ 3.大統領の陰で ~終わらない戦い~ 4.キーファー・サザーランド&サンドラ・ブロック共演 『失踪』予告編・収録特典 『24』シーズン6 プレビュー・2006年劇場公開作品【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :マイケル・ダグラス×キーファー・サザーランド×キム・ベイシンガー 3大スター競演で放つリアル・サスペンス・アクション 大統領暗殺計画。 それは…疑惑、欲望、任務、全てに仕組まれた陰謀だった。オモテ面は、白地に主役2人のUP。シンプルなデザインで、個人的には大好きだが、一般的には、どうだろうか? 工夫がなさすぎじゃないか?(笑)もう1人のスターは、どうしたんだ、と思っていたら、ウラ面にいましたね、キム・ベイシンガー。(笑) 画像が3つ、炎上するヘリが、その横に配置されている。こちらは何も考えていないデザインだな。あるものを使ってレイアウトしただけのように見える。デザイナーは、きっと本作品がキライだったんだな。(笑)【感 想】「大御所の狡猾さ」マイケル・ダグラスが製作、主演したサスペンス・アクション映画。キーファー・サザーランドが主演ではありませんので、念のため。幾つか見せ場はあっても、助演クラスの扱いである。平たく言えば、M.ダグラスの引き立て役。『24』シリーズで人気は絶頂だったろうに、よく出演を決めたな、というのが、観終えた後の素直な感想だった。それだけ“映画出演”というのは、魅力的なのだろう。感心したのは、K.サザーランドがイヤな顔ひとつ見せず、ちゃんと先達をたてていることである。人柄が良いのだろう。二世俳優だし(M.ダグラスも二世俳優だが)、業界の経験も長い。敬うことを知っていて、それをスクリーンの中でも実践している。若手俳優として注目された後、アルコール依存症だのとよくないゴシップを見掛けたが、見事に立ち直ったようだ。本作品でも、さわやかな後味を残している。その一方で、M.ダグラスは、イマイチだった。狡猾さが裏目に出たというか……。K.サザーランドの起用は明らかに宣伝効果を狙ったものだが、まぁそれは善としよう。しかし、大統領を銃弾から救ったヒーローというキャラクタは、どうよ? クリント・イーストウッド監督の『シークレット・サービス』の焼き増しみたいではないか。本人としては、そんな気分に浸りたかったのかも知れないが、安っぽすぎる。お父さんのカーク・ダグラスは『スパルタカス』などで肉体美を披露した映画スターだ。しかし、息子の方にそういうイメージはない。それが、大統領警護を務めると言われても説得力がないではないか。彼のイメージは、セックス依存症だ。そういう意味では、ファーストレディとの不倫なんてサブストーリーは、ぴったり過ぎて笑ってしまった。M.ダグラスが主演した作品には、セックスや若い肉体への妄執が感じ取れる。古くは『危険な情事』から『ダイヤルM』に至るまで、実に彼は、自らの性癖に似た生臭いものをスクリーンに焼き付けて来た。しかし、本作品のように失笑をかうようになると、そろそろ大御所も第一線を引退した方が良いのではないか、と思ってしまう。C.イーストウッドはカッコいい老い方をみせてくれたが、それとは正反対だ。これはやはり人間としての器の差だろう。作品そのものも、かなりイージーで、日経新聞の映画評で酷評されていた。最近、大統領暗殺だの、罠にはめられて追いつめられるヒーローだの、似たような設定が多い。その点もマイナスだった。ある意味、K.サザーランドが出演しなければ、全く新味のない作品だったと言える。映画評にすら取り上げられなかっただろう。そんな凡庸な作品だった。大御所の狡猾さが奏功したと言うことか。微妙な感じだ。K.サザーランドにつく新人が輝いていた。ススメられる作品ではないが、彼女は観る価値があるかも知れない。
2015.09.18
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0166 ミッドナイトイーグル【スタッフ】・製 作 松本輝起、早河洋、気賀純夫、水野文英、加畑圭造・企 画 小滝祥平、遠谷信幸、北川淳一、中村邦彦・エグゼクティブプロデューサー 亀山慶二、秋元一孝、宇野康秀、高野力、佐倉寛二郎・プロデューサー 梅澤道彦、依田正和、野口照夫、森谷晃育、藤木啓・原 作 高嶋哲夫(文芸春秋刊)・脚 本 長谷川康夫、飯田健三郎・編 集 ウィリアム・アンダーソン・音 楽 小林武史・監 督 成島出・サウンドデザイン クリストファー・アーキンス・撮 影 山本英夫(J.S.C)・照 明 小野晃・録 音 小野寺修・美 術 及川一・視覚効果 松本肇・フォトグラファー 齋藤清貴・山岳アドバイザー 小西浩文・企画協力 文芸春秋・主 題 歌 「はるまいつぶき」BankBand(作詞:桜井和寿、作曲:小林武史)・製 作 「ミッドナイトイーグル」パートナーズ (ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン、松竹、 ジェネオンエンタテインメント、テレビ朝日、朝日放送、メ〜テレ、 北海道テレビ、新潟テレビ21、九州朝日放送、IMAGICA、USEN、デスティニー)・配 給 松竹【キャスト】・大沢たかお・竹内結子・玉木 宏・吉田栄作・袴田吉彦・大森南朋・石黒 賢・藤 竜也【仕 様】・型 番 GNBD-7507・製作年度 2007年・製 作 国 日本・原 題 MIDNIGHT EAGLE・収 録 約 131分(本編)・音 声 1.日本語 5.1ch、2.日本語 5.1ch・字 幕 1.日本語字幕・映 像 16: 9 LB シネスコサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、セル専用・発 売 元 ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン・販 売 元 ジェネオン エンタテインメント株式会社・映像特典 1.特報集 2.劇場予告編 3.TVスポット集【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :日本滅亡まであと48時間。 日本映画史上空前のスケールで贈る山岳サスペンス・アクション超大作!!オモテ面は、主役級3人のUPと、雪山と軍用ヘリ。ミサイルが発射され、炎が上がっている。これで、舞台は雪山で、ミリタリー系のアクション映画だと判る。なかなか親切なデザインだ。(笑)ウラ面は、上部に主人公の2人。その下には8枚の画像が並んでいる。どちらも選択した画像が地味なのが、難点だな。もう少しカッコイイとか雰囲気のある場面を選ぶべきだろう。“あれば”の話しだが……。(笑)【感 想】「日本版冒険小説の映画化はショボい」『ホワイトアウト』もそうだったが、日本のアクション映画ってヤツは、どうも『仮面ライダー』にしか見えない。怪人が現れて、さんざん格闘した挙げ句、最後はライダーキック一発でやっつけてしまうという、――あれだ。何でなんだろう?――まぁ要するにチープだってことだろうな。予算的に厳しいのは分かるが、もう少し何とかならないものか。溜め息が出る。何よりも、まず銃器の扱いに違和感がある。観客もシロートだが、扱い慣れているかどうかの違いくらいは判る。説得力とでも言うか、その差が臨場感や緊張感の差となって現れる。「どうせ分かりゃしないよ」と、ロクなレクチャもトレーニングもしないで撮影に臨んだように見えて仕方ない。(タレントが隠し芸大会の演目に費やす時間を考えたら、役者はもっとリアルなトレーニングに時間をさくべきだろうな) いまどきの観客はもっと利口で目が肥えていることを製作現場は知らないといけない。また、画にも奥行きがないし照明にも工夫がない。漫然と撮影しているようにしか見えない。「こういう画が撮りたい」とか「この構図じゃないとダメだ」とか、――そういうこだわりや情熱が一切うかがえない。海外ドラマの『CSI:マイアミ』の方がはるかに凝った絵づくりをしている。正直なところ、絵づくりにこだわり抜いた黒澤明監督の亡霊が取り憑いているのではないかと思うことがある。“負”の亡霊だ。「なに気取ってんだよ。クロサワ・アキラじゃあるまいし、どうせ大した作品にならないんだからさ、とっとと撮っちゃえよ」――なんて声が撮影現場で聞こえて来そうだ。予算の都合もあるのだろうが、生来恥ずかしがりやの日本人は、そういう声に負けて自己表現が未熟なのかも知れない。これはもう持病のようなものだ。北野武監督もインタビュウに答えて、「図々しいから(映画が)撮れた」と言っていたが、その通りだろう。古い因習を廃し、新たな映像表現にこだわった監督が登場しない限り、日本のアクション映画は『仮面ライダー』の粋を出ないだろう。時に、墜落したのはステルスらしいが、私には最後までそうは見えなかった。これは予算よりもセンスの問題だな。本来、役者やカメラマンに肉体的な制約を課してでも、それが戦闘爆撃機の残骸であると観客に納得させ得るビジュアルが必要なのだ。それに目をつむって、撮影し易いからとか、役者が大変だからという理由で手を抜くようでは、日本映画に未来はない。ないないづくしで評価のしようもないのだが、私は何もハリウッド映画のような作品を望んでいるわけでは、ない。香港ノワールが独自の映画スタイルを持っていたように、任侠映画、ヤクザ映画以降、日本のアクション映画の低迷は、ひとえに情熱不足だと私は思っている。映画には、観た人の人生すら変える力がある。作る人たちは、そのことを肝に銘じてほしい。というわけで、本作は凡庸ですから、ススメません。(キッパリ)
2015.09.17
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0165 コラテラル・ダメージ【スタッフ(参考)】・監 督 アンドリュー・デイビス・製 作 スティーブン・ルーサー、デイビッド・フォスター・脚 本 デイビッド・グリフィス、ピーター・グリフィス【キャスト(参考)】・ゴーディー…………アーノルド・シュワルツェネッガー(玄田哲章)・ウルフ………………クリフ・カーティス(家中宏)・アームストロング…ジョン・タトゥーロ(牛山茂)・フェリックス………ジョン・レグイザモ(北沢洋)【仕 様】・型 番 DL-21324・製作年度 2001年・製 作 国 アメリカ・原 題 COLLATERAL DAMAGE・収 録 本編 109分、映像特典32分・音 声 1.オリジナル(5.1ch サラウンド) 2.日本語(5.1ch サラウンド) 3.音声解説(A.デイビス監督による)・字 幕 1.日本語字幕、2.英語字幕、3.音声解説用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・そ の 他 片面2層、COLOR、MPEG-2、DOLBY DIGITAL、 NTSC、日本市場向け・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・映像特典 1.メイキング(15分) 2.ドキュメンタリー:新しい時代のヒーロー( 9分) 3.未公開シーン( 8分)オリジナル劇場予告編 ※オリジナル劇場予告編収録 ※ROM機能付き・音声特典 アンドリュー・デイビス監督による音声解説・字幕翻訳 菊地浩司・吹替翻訳 桜井裕子【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :シュワルツェネェガー VS 国際テロ集団 最強アクション巨編!!スター映画らしく、オモテ面は、アーノルド・シュワルェネッガーの大きな顔。(笑)背景に軍用ヘリから降下している人影、爆発の炎、森林……。これだけで戦闘アクションものであることが分かる。ウラ面も、A.シュワルツェネッガーが中心。小さい画像が3つ配置されている。ちょっと物語が見えないかなぁ。キャッチコピーがすべてだな。メジャー作品らしい簡素さだ。(笑)【感 想】「民間人 vs.テロ組織」スティーブン・セガール主演の『沈黙の戦艦(1992)』を撮ったアンドリュー・デイヴィスの監督作品。“可もなく不可もなく”と言ったところ。説得力のなさでは、“不可”寄りの評価かも知れない。(笑)――或る日、消防士のコーディは、爆弾テロで愛すべき妻子を失う。失意の日々を送っていたが、無策な官僚やCIAに業を煮やし、仇を撃つために単身、コロンビアに飛ぶ。密入国したコーディは、幼い娘を抱えた女性と知り合う。また、さまざまな危機に瀕しながらも、何とかテロ組織を見つけ出す。しかし、彼はテロ組織のアジトで、母娘と再会する。……というお話し。主演は、アーノルド・シュワルツェネッガー。消防士という役柄に違和感を感じる。あの体型では、どんな職業にも違和感を感じそうだが、原因は、彼のキャラクターのせいだろう。『Mr.インクレディブル』 のように、実はスーパーヒーローで、保険会社の事務屋さんってのは、世を忍ぶ仮の姿ってんなら、どんな職業でもよいのだけどね。(笑)もし、彼が俳優を目指さず、一般社会で生きる道を選んでいたとしたら、ダイナーでハンバーグを焼いている姿が似合いそうだ。(笑)製作は、スティーブン・ルーサー。アーノン・ミルチャンと組んでヒット作を世に送り出して来た。『プリティ・ウーマン(1990)』や『沈黙の戦艦』、ジョン・グリシャム原作『依頼人(1994)』など。製作総指揮には、ニコラス・メイヤー。私たち世代には懐かしい名前だ。TVドラマ『アメリカを震撼させた夜(1975)』の脚本で姿を現し、監督作の『タイム・アフター・タイム(1979)』や『ザ・デイ・アフター(1983)』、映画版『スタートレック』シリーズなど、80年代は大活躍だった。シャーロキアンでもある。音楽は、グレーム・レヴェル。凡作からヒット作まで、幅広く楽曲を提供している。『リディック』シリーズと相性がいいらしい。3作品とも手掛けている。また、アクション系ホラー映画に強いようで、『フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996)』、『フレディvsジェイソン(2003)』、『ザ・フォッグ(2005)』、『プラネット・テラー(2007)』など、枚挙に暇がない。職人さんのようだ。撮影は、アダム・グリーンバーグ。『ターミネーター(1984)』や『ターミネーター2(1991)』、『イレイザー(1996)』と、A.シュワルツェネッガーと縁が深かったようだ。アクション映画ばかりでなく、『グローイング・アップ』シリーズ全作品の撮影を担当している。(笑)最後のドンデン返しにも違和感が残るのは、荒唐無稽の設定と性急な脚本のせいだろう。同時多発テロの影響で公開が延期されたとも聞いている。もしかしたら、当初の筋立てを変えてしまった可能性もある。どうも釈然としない作品だった。あまりオススメ致しません!
2015.09.16
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0164 シューテム・アップ【スタッフ】・監督・脚本 マイケル・デイヴィス【キャスト】・スミス………クライヴ・オーウェン(古澤 徹)・ドンナ………モニカ・ベルッチ(岡 寛恵)・ハーツ………ポール・ジアマッティ(大川 透)【仕 様】・型 番 DLV-F3523・製作年度 2007年・製 作 国 アメリカ・原 題 SHOOT’EM UP・収 録 本編87分、映像特典86分・音 声 1.オリジナル(5.1ch サラウンドEX) 2.オリジナル(5.1ch DTS-ES) 3.日本語(5.1ch サラウンドEX)・字 幕 1.日本語字幕、2.英語字幕、3.日本語吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、セル専用・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・提 供 ムービーアイ・エンタテインメント株式会社・特典映像 1.未公開シーン(音声解説付き) 2.メイキング 3.アニマティクス(音声解説付き) 4.Addictivetv Remix Trailer 5.Red Band Trailer 6.オリジナル劇場予告編・字幕翻訳 風間綾平・吹替翻訳 アンゼたかし・R-15【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :クライヴ・オーウェン×モニカ・ベルッチ 前代未聞のクール&スタイリッシュ ガンアクションの傑作誕生!!オモテ面は、クライヴ・オーウェンの演じる主人公が二丁拳銃で凄んでいるイラスト。左にモニカ・ベルッチ、ポール・ジアマッティの姿。本文にも書いたが、まるで、ペーパーバックのB級クライム小説みたいだ。(笑)ウラ面も、クライヴ・オーウェン。銃口を下に向けている。そこに4枚の画像が並ぶデザイン。ちょっとダサい。(笑)キーになる赤ん坊の姿が出て来ないのが、ちょっと気になる。R指定だから、敢えて出さないのか……。いろいろ規制があるからね。(自主規制も含めて)【感 想】「痛快、爽快、でも厄介」ずいぶん前から知人に勧められていた一本である。ただ、暑苦しい顔のクライヴ・オーウェンは苦手だったし、ペーパーバックのようなジャケットも安っぽくてイヤだった。端的に言って、私の趣味ではなかったのだ。自分では絶対にチョイスしない。ところが先日、その知人がわざわざDVDを買って持って来てくれた。自分で観る映画は自分で選ぶ主義だ。少々鼻白んだが、気持ちを切り替えて、知人のささやかな心遣いに感謝することにした。きっと友だちがいないに違いない。――で、日曜日の午後、再生してみてビックリした。クェンティン・タランティーノ×ロバート・ロドリゲス×ジョン・ウーという感じのアクションが全編を貫いていた。こんな監督がまだいたとは驚きである。正直、あれだけガン・アクションを見せられると、この短い上映時間も長く感じられる。もう少しメリハリをつけてドラマ部分に力を入れた方がいい、と言う気もするが……。しかし、それでは本作品の持つ“毒性”が失われてしまう。なかなか厄介だが、「淫している」と言われようと、平均的な作品よりも個性的な作品の方が、個人的には好みだ。ひょんなことから妊婦を助けた男が、産み落とされた赤ん坊を片手に、巨大な陰謀と闘うことになる。――と言うのが、おおまかなストーリー。一応、ストーリーはある。(笑) けれど、そんなことはどうでもよくて、どれだけ破天荒なガン・アクションを見せられるか、――ここを主眼に本作品は作られている。「ありえねぇー!」ことを如何に見せるかに最大限の努力がなされている。バカバカしいと思いつつ、その心意気たるやよしだ。走ったり跳んだりしながら撃つのは当たり前、Hをしながらも銃を撃つ。(笑) カーチェイスの真っ最中にも撃つわ撃つわ、スカイダイビングをしながらの銃撃戦は007でもなかったのではなかろうか。メイキングの中で、監督さんがジョン・ウー監督作品にインスパイアされたことを語っている。その作品の中で、チョウ・ユンファが赤ん坊を抱えながら銃を撃ちまくっていたそうだ。なるほど、してみると本作品は、ハリウッド版『男たちの挽歌』、さしずめ《番外編》といった趣だな。それで納得できた。ハトこそ飛ばないものの、超然アクロバティックなガン・アクションは、まさしくジョン・ウーだ。ヘンな作品だが、久しぶりに痛快だった。娯楽作品たるもの、これだけ遊んで貰わないと困る。軟弱な作品が多い昨今、突き抜けた演出は、鑑賞後も爽やかな余韻を残してくれた。オススメ!
2015.09.15
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0163 V フォー・ヴェンデッタ【スタッフ】・監 督 ジェームズ・マクティーグ・製 作 ジョエル・シルバー、グラント・ヒル・製作・脚本 アンディ・ウォシャウ、ラリー・ウォシャウスキー・原 作 デイビッド・ロイド【キャスト】・イヴィー………ナタリー・ポートマン(浅野まゆみ)・“V”…………ヒューゴ・ウィービング(菅生隆之)・フィンチ警視…スティーブン・レイ(屋良有作)・サトラー議長…ジョン・ハート(中 博史)【仕 様】・型 番 DL-73660・製作年度 2006年・製 作 国 アメリカ・原 題 V FOR VENDETTA・収 録 本編 132分・音 声 1.オリジナル(5.1ch サラウンド)、2.日本語(5.1ch サラウンド)・字 幕 1.日本語字幕、2.英語字幕、3.日本語吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、セル専用・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・字幕翻訳 雨宮 健・吹替翻訳 久保喜昭【ジャケット】・オモテ面:『マトリックス』3部作のクリエイターが仕掛ける、 衝撃の近未来サスペンス・アクション!・ウラ面 :“『マトリックス』に並ぶ衝撃!ウォシャウスキー兄弟が仕掛ける、 近未来サスペンス・アクション!!”――Richard Collis,TIMEオモテ面は、赤地に主人公とヒロインが描かれたデザイン。ポスターをそのままジャケットにしたようだ。レトロなイメージを優先しているが、“赤”ってところが好きじゃないなぁ。(笑)ウラ面は、サッパリしている。メジャーからのリリースは、こういうタイプが多いな。劇場公開作品がほとんどだし、既に広告宣伝を終えているって判断なんだろうなぁ。敢えて、細々と記載したり画像を載せる必要はないってコトだろう。でも、つまらないなぁ。(苦笑)【感 想】「照れくさいが面白い!」最初はどうなるかと思った。(笑)“V”というキャラクターの造形があまりに大時代がかっていたからだ。冒頭、装飾華美なセリフをまくし立て始めた時は正直、目がテンになった。いまどきのセリフじゃあ、ない。シェークスピアじゃあるまいし、尻のあたりがこそばゆくて仕方なかった。(セリフは衒学的だが、振り付けられた動作ほどには物腰が優雅ではないのが難点)それでも、ナタリー・ポートマンの熱演に支えられて物語りの構築が進むといつの間にか、その世界に引き込まれていた。独裁者による圧制、市民の蜂起、革命という現在ではやや古いタイプのストーリーは、『リベリオン』なんかもそうだが、この頃の流行りなのだろうか。自家中毒気味の政治や混沌とした世界情勢への不安の現れか。反体制の活動を描く映画は、人間らしい自由を勝ち取って終わるのが常道だが、残念ながら本作でそのカタルシスを味わうことは出来ない。予定調和のようなラストはいただけないが、Vのセリフに馴れれば楽に観ることが出来る。レンタル版には、『スーパーナチュラル』ファースト・シーズンの第1話が収録されており、お得な一枚である。オススメ!!
2015.09.14
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0162 ローレライ【スタッフ】・製 作 亀山千広・原 作 福井晴敏「終戦のローレライ」(講談社刊)・監 督 樋口真嗣・主 題 歌 「モーツァルトの子守歌」Parformed by ヘイリー(ユニバーサル クラシックス)・制作統括 島谷能成、関 一由、千草宗一郎、大月俊倫・プロデューサー 臼井裕詞、市川 南、甘木モリオ・協力プロデューサー 山田健一・脚 本 鈴木 智・音 楽 佐藤直紀・監 督 補 尾上克郎・撮 影 佐光 朗・美 術 清水 剛・照 明 渡邊孝一・録 音 鶴牧 仁・編 集 奥田浩史・サウンド整音 中村 淳・スクリプター 河島順子・助 監 督 足立公良・制作担当 森 賢正・USユニット監督補 Cellin Gluck・サウンドデザイン Tom Myers・装 飾 沢下和好・パウラ・ヘア/メイクデザイン 柘植伊佐夫・水密服デザイン 出渕 裕・衣装デザイン・制作 JAP工房・VFXプロデューサー 大屋哲男・VFXスーパーバイザー 佐藤敦紀、田中貴志・画コンテ協力 庵野秀明・企画協力 中島かずき・フジテレビジョン 東宝 提携作品・製 作 フジテレビジョン・東宝・関西テレビ放送・キングレコード・制作協力 シネバザール・東宝映画 作品【キャスト】・役所広司・妻夫木聡・柳葉敏郎・香椎由宇・石黒 賢・小野武彦・佐藤隆太・ピエール瀧・橋爪 功・國村 隼・鶴見辰吾・伊武雅刀・上川隆也・堤 慎一【仕 様】・型 番 TDV-15225R・製作年度 2005年・製 作 国 日本・英 題 LORELEI・収 録 本編 128分+映像特典 6分・音 声 1.ドルビーデジタル 6.1ch サラウンドEX(オリジナル/日本語) 2.ドルビーデジタル 2.0ch ステレオ(コメンタリー/日本語)・字 幕 1.日本語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネスコサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、THX、 NTSC 日本国内向、レンタル専用・発 売 元 フジテレビジョン・販 売 元 東宝・リリース 2005.08.19.・映像特典 予告編+TVスポット集【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :乗員日本人70名、全長 110メートルの自由。 ミッションは東京への原爆攻撃を阻止すること。 核発射まで、あと 1時間15分… 衝撃のクライマックスへ、運命のカウントダウン!邦画って、どうしてもこうも長々とスタッフやキャストの名前を列挙したがるのだろう。不思議だ。何もないのも寂しいが、このサイズにこれだけ詰め込まれると、デザインもヘッタくれもない。昔のレコードのLP盤くらいの大きさがあれば、別ですけどね。(笑)オモテ面も、キャスト中心のデザインだが、役者のランク順に大きさが決められたようで、面白くない。律儀な日本人らしいが、それは作品の内容とは無関係だ。このデザインはサイテーだ。【感 想】「アニメではないがアニメのような空想SF戦争映画」『SPACE BATTLE SHIP ヤマト』がヒドかったので、本作品を引っ張り出して再視聴。「やっぱり」と言うか、「案の定」と言うか、本作品の方が、よほど『宇宙戦艦ヤマト』に近かった。(笑)――広島に人類初の原子爆弾が投下され、日本の敗戦は間近に迫っていた。浅倉大佐の命令で潜水艦“伊-507”号の艦長を命じられた絹見少佐は、第二の原爆投下を阻止すべく出航する。艦はナチスドイツから供与されたもので、極秘開発された“ローレライ・システム”が搭載されていた。それは周囲の状況を精緻に描き出す音響システムだった。しかし、ローレライ・システムには、或る“秘密”が隠されていた。……というお話し。戦争映画というよりも、空想SF映画と言った趣き。日本が敗戦国となった第二次世界大戦のナマ臭さは、全く感じられない。もしかしたら、よく似ているだけで、私たちが住んでいる日本ですらないのかも知れない。――そんなことを思わせる仕上がりの作品だった。ローレライ・システムの核となる女の子、パウラのポジションは、『機動戦士ガンダム』シリーズでニュータイプ能力を戦争の道具として使われるキャラクタたちと、共通するものがあったように思う。(或いは、『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイか……)ストーリーの構成は『聖戦士ダンバイン』か。原作の『終戦のローレライ』は読んだことないが、本作品はアニメっぽい。特にサンライズの影響が強いようだ。『機動戦士ガンダム』『伝説巨神イデオン』『聖戦士ダンバイン』……。そんなところが、戦争モノとしてはナマ臭さが希薄な理由かも知れない。『宇宙戦艦ヤマト』は、人類を救うために地球を飛び立ち、イスカンダルで放射能除去装置を受け取って地球に帰還するまでを描く。本作品は、日本を救うために潜水艦“伊-507”で旅立ち、米国艦隊を打ち破って第三の原爆投下を阻止する姿を描く。――まぁ、物語なんてものは、骨子だけ抜き出してしまえば皆、似たようなものだ。だからこそ、描き方が重要になる。本作品は、アニメのような登場人物の性格づけと演出ゆえに、『SPACE BATTLE SHIP ヤマト』よりも『宇宙戦艦ヤマト』に近いと感じたのかも知れない。“医者と一升瓶の日本酒”なんてイメージのせいもある。(笑)東宝の大作映画らしく役者は勢揃い。フジテレビと共同製作らしく、スタッフやキャストに、その影響がうかがえる。監督は、樋口真嗣さん。この方のセンスは、あまり好きじゃない。特撮監督としても、腕がいいとは思えない。実写ではなくアニメに近い画づくりだからだろう。マニアくん達にはウケるかも知れないが、一般的にはどうかと思う。――いや、やっぱり全然好きじゃないな。(笑) ただ、本作品は『日本沈没』よりはマトモに仕上がっている。その点は評価したい。劇中、ヘイリーの歌が使われている点も評価したい。彼女の歌は、21世紀に入った頃、よく聴いていた。洋の東西を問わず、美しいものは美しい。世俗を忘れて、しばし透き通った歌声に身をゆだねる時間が欲しくなった。彼女の歌に星2つ!ちょっとだけオススメ!
2015.09.13
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0161 クイール【スタッフ】・監 督 崔 洋一・原 作 「盲導犬クイールの一生」(文芸春秋刊)写真 秋元良平、文 石黒謙吾・製作総指揮 迫本淳一・製 作 久松猛朗・プロデューサー 榎 望、山本一郎・脚 本 丸山昇一、中村義洋・撮 影 藤澤純一(J.S.C.)・照 明 金沢正夫・美 術 今村 力・録 音 小野寺修・編 集 川瀬 功・スチール 金田 正・助 監 督 中村隆彦・製作担当 小松次郎・ドッグトレーナー 宮 忠臣・盲導犬監修 多和田悟・アソシエイトプロデューサー 中嶋竹彦・ラインプロデューサー 氏家英樹・キャスティング 原 克子・音 楽 栗コーダーカルテット・音楽プロデューサー 佐々木次彦・オリジナルサウンドトラック 日本クラウン・協 力 (財)関西盲導犬協会、京都府亀岡市・製 作 松竹、テレビ東京、テレビ大阪、衛星劇場、日販【キャスト】・渡辺 満 :小林 薫・多和田悟 :椎名桔平・仁井 勇 :香川照之・渡辺棋子 :戸田恵子・仁井三都子:寺嶋しのぶ・久保マスミ:黒谷友香・戸塚裕史 :石田太郎・川本 :小市慢太郎・酒井雄一 :水橋研二・渡辺美津子:櫻谷由貴花(子役)・渡辺悦男 :松田和(子役)・水戸レン :名取裕子・クイール :ラフィー【仕 様】・型 番 DA-9387・製作年度 2004年・製 作 国 日本・英 題 Quill・収 録 本編 100分+おまけ映像 4分(予告編、TVスポット)・音 声 1.日本語 5.1ch ドルビーサラウンド 2.音声解説 2.0ch ドルビーステレオ・字 幕 1.日本語字幕、2.英語字幕・サ イ ズ 16: 9 ビスタサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、セル専用・発 売 松竹株式会社ビデオ事業室・販 売 元 松竹株式会社ビデオ事業室・公 開 日 2004年 3月13日・映像特典 予告編、TVスポット ※メニュー画面の操作を補助する音声ガイド【ジャケット】・オモテ面:ある朝、一匹の子犬が 生まれました。 たくさんの愛に包まれて、 クイールは盲導犬になりました。・ウラ面 :クー、いっしょに歩こう―― たくさんの愛に包まれた一匹の盲導犬の 一生を描く、感動の物語。 一匹の犬が日本中に涙と幸せを届けます。オモテ面は、子犬の頃のクイールのスチル。可愛らしい。このスチルだけで、観客動員数が伸びるんだろうなぁ。見事だ。撮影者の名前がクレジットされるだけのことは、ある。(笑)ウラ面も、クイールの駆ける姿が中心。役者の画像は4枚だけ。盲導犬として、主人の存在も大切なはずだが、ここでは置き去りだなぁ。勿体ないデザインだ。おかげで、物語が伝わって来ないものになってしまった。ザンネン。【感 想】「硬派なファミリー映画」崔洋一監督はハードな男臭い作風のイメージが強い。それが、こういう優しい映画を撮られると、つい敬遠したくなる。「なんだよ、軟弱になりやがって」ということである。ところが、この映画、何とも冷徹で力強い。無駄な感情を排し、盲導犬の一生を揺るぎなく見つめる。決して優しくは、ない。けれど、じんわりとあたたかなものが伝わってくる。いのちの温かさだ。何とも硬派なファミリー映画である。誤解を恐れずに言わせて貰えば、目の見えない人のために盲導犬に育てることは犬にとって幸せなことなのだろうか――、正直、分からなくなった。この作品を観て、あまりにクイールの一生が切なかったからだ。盲導犬と人の関係は、単に“ペットと主人”という関係とは違う次元なのかも知れない。まるでひとの子を育てるように育てられていくクイールを見て、教育とは情感を育むことだと改めて気付かされた。それは同時に、犬としての野性を封じ込めることでもある。そうして一人の主人に仕えたクイール。彼は幸せだったのだろうか? 息をひきとるクイールの姿を観ながら、私は幾度も自問せざるを得なかった。私自身、犬を飼ったことがない。だからかも知れないが、飼い犬の名を“ちゃん”付けで呼んだり、抱きかかえたまま歩いて“散歩”と称する年配の女性を見て、「何かヘンじゃねぇか」としか思ってなかったし、どこかで嫌悪し軽蔑もしていた。これが人と犬の関係だとしたら、かなり一方的だ。単なる代謝作用に過ぎない。そこには生命に対する尊厳も尊敬もない。犬には犬として全うすべき生き方があるはずだ。クイールは、盲導犬として一人の主人に仕えた。その絆は美しく描かれた。しかし、それ以外は訓練所や育ての親のもとで過ごしたクイールは、幸せだったのだろうか?映画にはその解答は用意されていない。観客は、想像力を駆使して、自ら解答を導き出さなければならない。ファミリー映画の体裁を取りながら、なかなかハードな内容である。人と犬の絆とは何なのか、考えさせられる一本だった。椎名桔平と小林薫が好演。個性をはなっていた。ファミリー映画としては近来稀にみるオススメの一本である。
2015.09.12
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0160 ザ・コア【スタッフ】・監 督 ジョン・アミエル・脚 本 クーパー・レイン、ジョン・ロジャース・製 作 デヴィッド・フォスター、クーパー・レイン、ショーン・ベイリー・撮影監督 ジョン・リンドレー(A.S.C.)・製作デザイン フィリップ・ハリソン・編 集 テリー・ローリングス(A.C.E.)・衣 装 ダン・レスター・視覚効果監督 グレゴリー・L.マクマリー・音 楽 クリストファー・ヤング・制 作 補 デヴィッド・ハウスホルター【キャスト】・ジョシュ……………アーロン・エッカート(大塚芳忠)・レベッカ……………ヒラリー・スワンク(魏 涼子)・エド…………………デルロイ・リンドー(島香 裕)・ジムスキー博士……スタンリー・トゥッチ(谷 昌樹)・ラット………………D.J.クォールズ(松野太紀)・パーセル将軍………リチャード・ジェンキンス(有本欽隆)・サージ………………チェッキー・カリョ(土師孝也)・アイバーソン船長…ブルース・グリーンウッド(金尾哲夫)・スティックリー……アルフレ・ウッダード(松岡洋子)【仕 様】・型 番 PIBF-1534・製作年度 2003年・製 作 国 アメリカ・原 題 THE CORE・収 録 本編 134分+特典51分・音 声 1.英 語( 5.1ch サラウンド/ドルビーデジタル) 2.英 語( 5.1ch サラウンド/DTS) 3.日本語( 5.1ch サラウンド) 4.英 語(解説)( 2ch ステレオ)・字 幕 1.日本語字幕、2.英語字幕、 3.吹替用字幕、4.解説用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB スコープ・サイズ・そ の 他 片面2層ディスク+片面1層ディスク( 2枚組)、MPEG-2、COLOR、 DOLBY DIGITAL、NTSC 日本国内向、セル専用・その他2 パラマウント映画提供、 デヴィッド・フォスター+クーパー・レイン+ショーン・ベイリー作品、 スコープ・サイズ(パナビジョン、 1×2.40)、カラー(デラックス)、 ステレオ(ドルビー、DTS)・日本公開 2003年 6月 7日(配給 ギャガ=ヒューマックス共同)・日本語字幕翻訳 林 完治・日本語吹替翻訳 大川直美・日本語吹替演出 清水洋史・発 売 元 ジェネオンエンタテインメント株式会社・本編ディスク(本編 134分+予告編 7分) 1)16: 9 スクイーズ・マスター(スコープ) 2)ドルビー&DTS・ダブル 5.1ch音声 3)日本語吹替( 5.1ch) 4)監督の音声解説(英語 2ch) 5)日本語字幕、英語字幕、吹替用字幕、解説用字幕 6)オリジナル&日本版予告編( 7分) 7)ピクチャー・ディスク・特典ディスク(特典 44分、音声:英語 2.ch、字幕:日本語、 4: 3 収録) 1)未公開シーン(監督の説明付き)(14分) 2)メイキング「地球の中心へ」(11分) 3)SFXの舞台裏(19分) A.プリ・ヴィジュアライゼーション B.トラファルガー広場 C.ローマ D.ゴールデン・ゲイト・ブリッジ E.水晶洞 4)ピクチャー・ディスク※ピクチャーディスク【ジャケット】・オモテ面:---- ・ウラ面 :映画史上初。地球内部を完全映像化!衝撃のSFX超大作!! 地下3,000キロ、地球の心臓部《コア》 そこは、想像を遥かに超えた神の領域。初回限定版は、アウター・ケース仕様だった。光の線にそってケースが分かれて、中からトール・ケースが出て来る仕組み。なかなか凝っていた。(笑)オモテ面は、B級デザスター映画には敵わないものの、なかなかのデザインだ。主要登場人物6人の顔が並んでいるが、これが余分かなぁ。(笑)ウラ面は、情報量が多いが、キチンと物語を伝える画像が配置されている。細かい配慮だ。観る前は、何の画像か分からないが、観た後だと納得できる。いいジャケットだ。【感 想】「空想科学映画」本作品が好きだ。(笑)好きな理由は、ハードSFではなく、空想科学映画のような雰囲気を持っているからだ。或いは、古いSF映画のエッセンスが詰まっていると言ったらいいだろうか。地球に危機が訪れ、科学者や軍人がよってたかって対策を検討、突拍子もない解決策を編み出す。あろうことか、大した理由もなく、そいつを実行する。たいてい「時間がない!」とか、そんな理由。(笑)ヘンテコな最新兵器なんかも登場する。海底軍艦とか円盤型有人戦闘機とか……。地球は辛うじて危機を回避する。――ま、私のイメージは、そんなトコだな。エキスパートが大勢登場するのに、何故か主人公はシロート。専門知識は薄いのに、人望だけは厚い。彼が何か言うと、間違っていても、その通りになってしまう。(笑)地球にロケットをたくさん付けて動かそうとしたり、いきなり無敵の戦艦が出て来たりする、あれだ。(笑)バカバカしいと思いつつ、妙ちきりんな説明をされると、つい「あー、そうなんだ」と納得してしまう。(←バカですね)本作品はそんな映画である。――ボストンで、ペースメーカーの使用者32名が、時を同じくして亡くなる。また、ロンドンのトラファルガー広場では、鳥たちが狂ったようにビルや車にぶつかり始める。そして、スペースシャトルが用水路に不時着する事件が起きて、いよいよ事態は深刻さを帯びて来る。地球物理学のジョシュ・キーズ博士は、一連の事件を調べるうちに、或る結論に辿り着く。それは、俄には信じられないものだった。しかし、ほどなくして、キーズ博士は聴聞会に呼び出され、説明を求められる。彼は、政府首脳の前で「あと1年で地球は滅亡です」と自説を披露することになる。……というお話し。異常気象の原因が、地球のコア内部の対流が止まったことだと判明した辺りから、物語は収束し、事態収拾のための活動に移って行く。意外と早い展開だ。無駄に広げなかったことは、賢明だった。もともと、さほど予算のつかないB級映画だったらしい。ラッシュを観たスタジオ側が出来映えを気に入り、スペクタクル・シーンを追加、撮り直しをして仕上げた作品だと聞いている。だからかも知れないが、シナリオがコンパクトだ。コアを爆弾で刺激して再度動かそうという計画を3ヶ月で実行してしまう。よほど必死で説得し、各方面の調整をしたに違いない。もっとも、画面からは、そんな切迫感は伝わって来ない。(笑)どちらかと言うと、画面から伝わって来るのは、ふんわりした優しさだったり、呑気さだったりする。何しろ、地底探査船“バージル”に乗って地球の中心、コアまで行くのは、6名。この6名のキャラがたっていて、滅法面白いのだ。スペースシャトルのパイロットだったレベッカ・チャイルズ少佐(ヒラリー・スワンク)と、ロバート・アイバーソン船長(ブルース・グリーンウッド)。この2人がバージルを操縦する。主人公のキーズ博士(アーロン・エッカート)と高エネルギー兵器の専門家でフランス人のサージ・レベック(チェッキー・カリョ)。タレント科学者っぽいコンラッド・ジムスキー博士(スタンリー・トゥッチ)と、地底探査船の生みの親のエドワード・ブラズルトン博士(デルロイ・リンドー)。彼らを地上からサポートする天才ハッカーのセオドア・フィンチ、通称“ラット”(D.J.クオールズ)。これらのキャラクタは、抜群だった。セリフも軽妙でいいが、監督さんの演出も、いい。『地底探検』を彷彿させる場面もあり、アトラクション・ムービーとしても楽しめる。TDSの“センター・オブ・ジ・アース”に代わって、“ザ・コア”にならないかな、と思ったくらい。本作品の映像とシナリオのままライドしてみたい。(笑)科学的な考証にこだわる人には不向きだが、イマジネーションの広がりを楽しめる人には、断然オススメ!
2015.09.11
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0159 コンスタンティン【スタッフ】・監 督 フランシス・ローレンス・脚 本 ケビン・ブロドビン他・原 作 ケビン・ブロドビン・製 作 ローレン・シュラー・ドナー、ベンジャミン・メルニカー、 マイケル・E.ウスラン他・視覚効果 マイケル・フィンク、クレイグ・ヘイズ・撮 影 フィリップ・ルスロ【キャスト】・ジョン・コンスタンティン…キアヌ・リーブス(小山力也)・アンジェラ・ドッドソン……レイチェル・ワイズ(甲斐田裕子)・チャズ・クレイマー…………シア・ラブーフ(川田紳司)・ミッドナイト…………………ジャイモン・フンスー(落合弘治)・ガブリエル……………………ティルダ・スィントン(田中敦子)【仕 様】・型 番 DL-38942・製作年度 2005年・製 作 国 アメリカ・原 題 CONSTANTINE・収 録 本編 121分、映像特典 4分・音 声 1.オリジナル( 5.1ch サラウンド) 2.日本語( 5.1ch サラウンド) 3.音声解説(監督フランシス・ローレンス他による)・字 幕 1.日本語字幕、2.英語字幕、 3.日本語吹替用字幕、4.音声解説用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、セル専用・音声特典 監督フランシス・ローレンス他による音声解説・映像特典 1.ミュージック・クリップ Passive by A Perfect Circle 2.オリジナル劇場予告編 3.オリジナル特報・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・字幕翻訳 林 完治・吹替翻訳 久保喜昭【ジャケット】・オモテ面:---- ・ウラ面 :天国と地獄のエージェントオモテ面にもウラ面にも、レイチェル・ワイズが出て来ない。――と思っていたが、コンスタンティンの右肩に薄く映っているのは、彼女のイラストかな?よく分からない。(笑)いわゆるヒーローものの体裁のジャケットになっている。物語を伝えるよりも、ヒーローのカッコ良さだけをクローズUPするデザイン。これはこれで“あり”だとは思うが、ならば、もう少し世界観を伝える努力をしましょうよ。これでは、どんなヒーローか分からない。(笑)【感 想】「意外と面白かった!」『マトリックス』の後の特撮映画(表現が古い!)だから、どうせキワモノだろうとタカをくくっていたら、意外と面白かった。ましてや、ミュージックビデオ出身の新鋭監督ときては、映像ばかりキレイで物語に緩急のない退屈な作品だとばかり思っていた。『アンダーワールド』みたいにね。勿体ぶった映像のわりには陳腐な内容のケースが多い。ましてや、K.リーブスは作品選びがヘタだから、まったく食指が伸びなかった。先入観だね。いけない、いけない。もっと心を広く持たねば……。本作は、映画としてのバランスが良かった。よく練った作りだと思う。ダークな味わいのウィットにも富んでいるしね。登場人物は、ややありがちなキャラクタばかりだけど、決して悪くはない。ちゃんと人物として描けているし、役割りを果たしている。何よりも聖書に材をとった物語としては、勧善懲悪にならず、ひねりの利いたラストの落ちもいいんじゃないかな。(勘のいい人は途中で読めるけどね)それに、大天使ガブリエルの造形が見事だ。男性か女性か――、ゾクゾクする。もう少し出番があってもいいような気もするが、これくらいの露出の方が印象に残っていいのかも知れない。出来たら悪魔のように人間をそそのかす様子を見てみたいものだ。レイチェル・ワイズが女刑事に見えないのはご愛嬌と言ったところか。本筋にはあまり関わらない設定だからいいのかな。でも、この人、いまいちパッとしないね。『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』は良かったけど、後はどれもメイクが濃くて、瞳に輝きがない。綺麗な女優さんなのに、なんか勿体ないなぁ。この作品は話題作だった(笑)だけに、いろいろと語りたくなる要素がいっぱいあるけど、一番の魅力は物語を支える設定にあるんだろうな。自殺か他殺か、天使か悪魔か、一体ここで何が起きているのか――。映像の色調とは反対に久しぶりにワクワクさせられた映画だった。どうも賛否両論のようだけど、ノンポリの私が面白く観られたのだから良い作品だと思う。是非是非、観て下さい。
2015.09.10
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0158 スカイ・キャプテン/ワールド・オブ・トゥモロー【スタッフ】・監督・脚本 ケリー・コンラン・製作総指揮 オーレリオ・デ・ラウレンティス ラファエラ・デ・ラウレンティス ビル・ハーパー・製 作 ジョン・アヴネット マーシャ・オグレズビー サディ・フロスト ジュード・ロウ・撮影監督 エリック・アドキンス・プロダクション・デザイン ケヴィン・コンラン・VFX監督 スコット・E.アンダーソン・衣装デザイン ステラ・マッカートニー・編 集 サブリナ・ブリスコ・音 楽 エドワード・シェアマー【キャスト】・ジョー・サリヴァン…ジュード・ロウ(咲野俊介)・ホリー・パーキンス…グウィネス・パルトロウ(渡辺美佐)・フランキー・クック…アンジェリーン・ジョリー(朴 璐美)・デックス………………ジョヴァンニ・リビシ(佐久田修)・ヴァルガス博士………ジュリアン・カリー(千田光男)・ジェニングス博士……トレヴァー・バクスター(西川幾雄)・カジ……………………オミッド・ジャリーリ(麦 人)・ベイリー編集長………マイケル・ガンボン(小林勝彦)・謎の女…………………パイ・リン(セリフなし)・トーテンコフ…………ローレンス・オリヴィエ(青山 穣)【仕 様】・型 番 GNBF-1078・製作年度 2004年・製 作 国 アメリカ・原 題 Sky Captain and the World of Tomorrow(大空主将と明日の世界)・収 録 本編 106分+特典12分・音 声 1.英語 5.1ch サラウンド、2.日本語 5.1ch サラウンド、 3.英語 5.1ch サラウンド/DTS、4.英語コメンタリー1(2chステレオ)、 5.英語コメンタリー2(2chステレオ)・字 幕 1.日本語字幕、2.吹替用字幕、3.英語字幕、 4.コメンタリー用字幕1(日本語)、5.コメンタリー用字幕2(日本語)・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本国内向、セル専用・その他2 ブルックリン・フィルムズ2+リフ・ラフ・ブルーフラワー+フィルモーロ作品 カラー(デラックス)、ビスタ・サイズ(1×1.85、HDTV原版 1×1.78)、 ステレオ(デジタル5.1ch=ドルビー、DTS)、 1時間46分( 7巻2920m)、 日本公開 2004年11月27日(配給 ギャガ=ヒューマックス共同)・日本語字幕翻訳 風間綾平・日本語吹替翻訳 小寺陽子・日本語吹替演出 伊達康間将・ディスク内容 1)本編映像 1×1.78ビスタ(16: 9スクイーズ収録) 106分 2)本編音声 1.英 語(5.1ch) 2.日本語(5.1ch) 3.英 語(5.1chDTS) 4.製作者コメンタリー 5.監督&VFXスタッフ・コメンタリー 3)本編字幕 1.日本語、2.吹替用、3.英語 4.コメンタリー1用、2.コメンタリー2用 4)特典映像 1.オリジナル予告編 2.日本版予告編 3.主演2人&監督来日インタビュー映像 計12分・発 売 元 ジェネオンエンタテインメント株式会社・販 売 株式会社竹書房【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :ジュード・ロウ、グウィネス・バロトロウ、アンジェリーナ・ジョリー主演 驚愕の革新映像で描くアクション・アドベンチャー大作!1枚組と2枚組の2種類がリリースされたが、こちらは1枚組の方。ちょっと安っぽい。(笑)本編映像はモノトーン、セピアカラーだったが、このジャケットは“総天然色カラー”だ。(笑)ジャケットのデザインを云々する以前に、この違いに笑ってしまう。発売する側としては、売るための苦肉の策だったんだろうなぁ。【感 想】「何とも間抜けな映画」絵ゴコロはあっても、殆どシロートが撮ったも同然の作品だった。予告編を観た時は期待したんだけどなぁ。役者たちの戸惑いが透けて見えるようなのがいただけない。これは、特殊な撮影方法に原因があるのではなく、監督自身に原因があるように思える。ストーリーが、どこかで聞いたような話しなのは良いとしても、コメディの要素を入れようとして間の悪いカットが随所に見られる。恥ずかしいことこの上ない。こそばゆくなってしまう。いま時、こんなにセンスのない監督も珍しい。何と言うか、パソコンばかりいじって、あまり人と接したことのないオタクみたいな感じだ。モノを扱うのは上手いが、人付き合いが下手な連中。ましてや相手が役者とあっては尚更だ。演出の“え”の字も施されていないのは、そのためだろう。それが、役者たちの戸惑いの原因だ。(或いは、元々はシリアス調だったものを、試写の反応を見て大幅に脚本を書き直したか、だ。編集し直してアフレコしたのが今の作品なのかも知れない)ところで、登場するマシンの多くが、宮崎駿監督のアニメに出て来るマシンとよく似ている。この辺も観ていて鼻白らむ要因だが、まぁオマージュと思えば納得出来る範囲だろう。宮崎監督だってダ・ヴィンチのデッサンなんかから発想を得ているようだしね。(確証はありません、念の為)広く考えれば、総て先人たちの模倣とも言えるのだからメクジラを立てることもあるまい。それにしても、ジュウド・ロウ、グィネス・パウトロウ、アンジェリーナ・ジョリーといったスターを揃えていることに驚いた。スタジオ側もかなり力を入れたようだ。ところが、出来上がってみればこんな出来映え。さぞやガッカリしたに違いない。出演した役者たちも、二度とこの監督の許では仕事をすまい、と心に誓ったことだろう。(笑)実験的な要素があったとしても、まずは映画として面白くなければいけない。個人がコンテストに応募するためにコツコツ作業して仕上げる映像作品とは違い、映画は総合芸術だ。そして、お金を払って観に来る観客がいる。監督サンには、是非ともその辺りのことを考えてほしいものだ。ススメません。
2015.09.09
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0157 春の居場所【スタッフ】・監 督 秋原正俊・原 作 鷺沢 萌・脚 本 落合雪恵・歌 唱 冴木杏奈・音 楽 今関正子・バンドネオン 川波幸恵・撮 影 生本訓昭・録 音 阿尾茂毅・編 集 名嘉幸衛・照 明 古山幸治・ヘアメイク・小道具 高橋恵美子・制 作 田原雅夫・宣 伝 鶴見治子【キャスト】・堀北真紀・細山田隆人・柳沢なな・青山倫子・桐谷美玲・戸田幸延・横堀亮太・木幡 竜・城咲 仁・佐藤藍子【仕 様】・型 番 GNBD-7402・製作年度 2005年・製 作 国 日本・原 題 ----・収 録 本編59分+特典22分・音 声 1.ドルビーデジタル 5.0chサラウンド・字 幕 ----・映 像 16: 9 LB・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、セル専用・発 売 元 CKエンタテインメント[Cubical]・販 売 元 ジェネオン エンタテインメント株式会社・映像特典 出演者インタビュー ・堀北真紀、佐藤藍子、城咲仁、青山倫子、柳沢なな、細山田隆人・2006劇場公開作品・リリース 2007.05.25.【ジャケット】・オモテ面:私は、この人を途轍もなく好きだ……・ウラ面 :2004年に急逝した鷺沢萠の未完の遺作を映像化! 文学作品を次々と映像化し続けるデジタル・シネマの奇才 秋原正俊監督による“新感覚ブンガク映画”オモテ面は、詩情を漂わせるデザインだが、ちょっと暗い。漫画のキャラのような顔立ちをした堀北真紀さんの顔も暗い。まぁ、本編でもほとんどこの顔だから仕方ないか。(笑)ウラ面の惹句が笑える。「新感覚ブンガク映画」って……。(笑)ほめることも出来ず貶すことも出来ず、仕方なく使う時に選ばれるのが、“新感覚”って言葉。それに、文学では“ブンガク”ってカタカナ表記も、決して文学ではないことを吐露している。自ら、中途半端な出来損ないってことを認めたようなものだ。(笑)【感 想】「(`o´)」中学生が文化祭用に作ったビデオ映画みたいだ。映画館に足を運ばず自宅でのビデオ鑑賞と、楽をしている以上、なるべく良いところを探すように心掛けているが、今回ばかりはコメントのしようがない。堀北真希には気の毒だが、鑑賞後の所感は「どうしてこんなのが作られるのか、なぜ公開されるのか不思議でならない」って、ことだな。観る価値ナシ!
2015.09.08
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0156 ダーク・ウォーター【スタッフ(参考)】・監 督 ウォルター・サレス・製 作 ダグ・デイヴィソン、ロイ・リー、ビル・メカニック・製作総指揮 アシュリー・クリイマー・脚 本 ラファエル・イグレシアス・原 作 鈴木光司・撮 影 アフォンソ・ピアト・編 集 ダニエル・レゼンデ・美 術 テレーズ・デプレス・音 楽 アンジェロ・バダラメンティ【キャスト(参考)】・ジェニファー・コネリー・アリエル・ゲイド・ジョン・C.ライリー・ティム・ロス・ピート・ポスルスウェイト・ダグレイ・スコット・パーラ・ヘイニー=ジャーデン【仕 様(参考)】・型 番 ----・製作年度 2005年・製 作 国 アメリカ・原 題 DARK WATER・収 録 劇場公開版 104分、特別編集版(US Unrated Version) 103分・音 声 1.英 語 5.1ch サラウンド 2.英 語 5.1ch サラウンド 3.日本語 5.1ch サラウンド・字 幕 1.日本語字幕、2.英語字幕、3.日本語吹替用字幕・サ イ ズ シネマスコープサイズ、スクイーズ・そ の 他 片面2層、2枚組、カラー・発 売 元 東宝東和・販 売 元 角川エンタテインメント・映像特典 1.メイキング 2.魅力的なスタッフ&キャストたち 3.「ダーク・ウォーター」を盛り上げる恐怖音 4.重要シーン別の解析 5.未公開シーン集 6.予告編&TVスポット集【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :----プレミアム・エディションを手に入れたので、アウター・ケース仕様だった。残念ながら、インナー・ケースのジャケットをスキャンしなかったので、詳細が不明な点はご容赦を。(笑)個人的な感想だが、本作品のジャケットは、オモテ面もウラ面も作品内容とあまり合致していないと思う。赤い色が全体的に使われているが、どうも違う。――まぁ、受けとめ方は、ひとそれぞれ。デザインした方は、こういう印象だったのだろう。だいたい、このジャケットの女性は、ジェニファー・コネリーに見えないではないか。(笑)【感 想】「溜飲の下がる思い」オリジナルでは曖昧にやり過ごされた部分がキチンと描き出されたことに溜飲が下がる思いがした。この監督はエラい!きっと、『ザ・リング(1998)』の後に『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズを撮ったゴア・ヴァービンスキー監督みたいに、近い将来、大ヒット作を撮るに違いない。観客の欲求を満たせる監督は、そうはいない。個人的な見解だが、私としては中田秀夫監督の『仄暗い水の底から(2002)』が抱える問題点が、総てクリアされているのだから驚きだ。中田監督には限界を感じ、本作の監督には可能性を感じた。やはり、映画たるもの、すべからくこうありたいものだ。注目したいのは、ジェニファー・コネリーが娘のために台所に立つシーン。丈の短いセーターとデニムとの間で素肌がチラチラしている。この辺りに生身の女性の艶っぽさが出ていてグッと来る。これは、とりもなおさず娘への愛情と距離感が表現されていると言っていい。クライマックスの“選択”は、このチラリズムに裏打ちされている。多分にオタクっぽい表現で恐縮だが、まぁファンとはそうしたものだ。“お人形さん”に終始した黒木瞳とは、かくも違うのだ。いい監督に恵まれた本作は、オリジナルとは違ってキリッとした仕上がりになっています。是非ともご覧あれ。オススメ!
2015.09.07
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0155 エラゴン/遺志を継ぐ者【スタッフ】・監 督 シュテフェン・ファンマイアー・製 作 ジョン・デイビス、ウィック・ゴッドフレイ・脚 本 ピーター・バックマン・原 作 クリストファー・パオリーニ・製作総指揮 ギル・ネッター、クリス・シムズ【キャスト】・エラゴン………………………エド・スペリーアス(山田孝之)・サフィラ(ドラゴンの声)…レイチェル・ワイズ(林真理花)・プロム…………………………ジェレミー・アイアンズ(有本欽隆)・アーリア………………………シエンナ・ギロリー(小雪)・ダーザ…………………………ロバート・カーライル(家中宏)【仕 様】・型 番 ----・製作年度 2006年・製 作 国 アメリカ・原 題 ERAGON・収 録 104分(本編)・音 声 1.英語5.1chDTS、2.英語5.1chサラウンド、 3.日本語5.1chサラウンド、4.音声解説・字 幕 1.日本語字幕、2.英語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、セル専用・発 売 元 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社・特典映像 1.シュテフェン・ファンマイアー監督による音声解説 2.未公開シーン(7種)・字幕翻訳 戸田奈津子・吹替翻訳 久保喜昭・2006年劇場公開作品【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :ドラゴンと心を交わし天空を舞う、 選ばれしドラゴンライダーの 壮大な旅が今始まった―― ファンタジーを超えた、史上最大スカイ・アクション!オモテ面は、主人公エラゴンを中心に主要な登場人物が並ぶ。エラゴンはドラゴンのタマゴを持っている。ぼんやりとだが、ストーリーが伝わって来るデザインだ。でも、おとなし過ぎる感じがする。もう少し動きがあっても良かったような気がする。(後ろに並んだキャラクタたちに動きをつけるのが一番いいと思うのだが……)ウラ面は、ドラゴンに乗って空を飛ぶエラゴンの画像がメインに据えられている。いいデザインだ。でも、ちょっと写真が良くないな。もっとドラゴンがハッキリした画像はなかったのだろうか?【感 想】「子供の夢と大人のしつけ」『スターウォーズ(1977)』を観た中学生が、興奮したまま「オレにも書けるゼ!」と書いたような作品。(笑)あらすじが、ほとんど一緒だ。舞台が違うだけ。微笑ましいが、こんなんでいいのだろうか? まるで、なりきり坊やの魔法使いゴッコだ。そんな印象を強くしたのは、ジェレミー・アイアンズが演じる(元)ドラゴン・ライダーのブロムが、やたらと解説する場面があること。主人公のエラゴンが何も知らないから説明しているのだろうが、観客に対して説明しているようにしか受け取れなかった。時に用語の解説は必要だとは思うが、なくても平気なように作るのが、当然だろう。稚拙な脚本、ダイアローグだった。それは、エラゴンの成長(?)過程にもうかがえる。ドラゴン・ライダーとして自覚が芽生えて行くに従って、だんだん嫌なガキになって行く。(とても成長とは言えないな)それが物語の中心に据えられているのだから、観ていても不快感が残る。“子供の夢”だと思えばいいのだろうが、莫大な費用をかけての映像化となると、そうも言っておれない。多くの子供が観るのだ、責任とか義務とか鍛錬とか努力とか、キチンと道徳的な側面を教えなければならない。それを、「何年もかかって学ぶことを本能的に修得してしまった」なんて……。人生をバカにしているとしか思えない。原作がどうだか知らないが、こんな安直なお話しを、大人は受け入れられない。中盤以降、エラゴンがやたらと魔法を使うのも失笑モノ。真面目な顔で呪文を連呼する。「いつ学んだんだよ!」とツッコんでしまった。一度くらいなら見よう見真似ってこともあるが、これだけ頻繁だと、「何なんだよ、オマエ」と興味が失せてしまった。突然、必殺技を繰り出すなんて、少年ジ○ンプの漫画みたいだ。思えば、バンババンもホシヒュウマも魔球を生み出すのに“修行”した。けれど、いきなり○○○○人になって絶大なパワーとワザを使えるようになるのは、ジャ○プだけ。そんなイメージです、はい。(笑)見所は、シェナ・ギロリー。魔法で拘束され、痛めつけられる。横たわった女性が「ウッ」とか苦痛に顔を歪めると、何故かドキドキしてしまう。(笑)ここだけ見所だった。(スミマセン)CGで描き出されたドラゴンは見事。さすがILMと感心してしまった。いま観ても、全く遜色ない。空を飛ぶシーンに工夫が欲しいところだが、欧米人の感性では、こんなもんだろう。アクションでしかない。宮崎駿監督の『風の谷のナウシカ(1984)』で、メーベェが上昇気流に乗って舞い上がるシーンの浮遊感は、日本人ならではの感性だなと最近気づいた。即物的な欧米人には描けない。ムリだ。続編があるようなエンディングだったが、いまのところ『2』がクランクインしたような話しは聞いていない。採算が合わずに見送られたか……。まぁ、この場合、その方がいいかもね。(笑)オススメ致しません!(シェナ・ギロリーだけ必見)
2015.09.06
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0154 フィアー・フロム・デプス【スタッフ】・監督・脚本 ポール・ジラー「アルマゲドン2009」・撮 影 マーロン・トッド・ウィリアムス・編 集 ゴードン・ウィリアムス・音 楽 チャック・シリノ・製 作 ブリアンス・ハートリー・製作総指揮 ポール・ハーツバーグ、リンジー・マカダム、 ピーター・フォン・ガル、カーク・ショウ「雷神/RAIJIN」【キャスト】・ウィル(大橋吾郎)………コリン・ネメック「ドロップ・ゾーン」「CSI:マイアミ」・アーデン(日野由利加)…カミール・サリヴァン「バタフライ・エフェクト」・ダニー(須藤翔)…………ダニエル・ウィスラー「世界が静止する日」・カーリー(市川ひかる)…ミリアム・マクドナルド「ボディヒート」・ベン(松本大)……………ブレント・ステイト「スーパーナチュラル」【仕 様】・型 番 ALBTS0059・製作年度 2008年・製 作 国 アメリカ・原 題 SEA BEAST・収 録 88分・音 声 1.オリジナル(Stereo)、2.日本語吹替(Stereo)・字 幕 1.日本語字幕、2.デカ字幕、3.日本語吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、セル専用・発 売 アルバトロス株式会社・販 売 アルバトロス株式会社・映像特典 予告編収録【ジャケット】・オモテ面:絶望に飢えた深海・ウラ面 :荒れ狂う大波! 終わりのない破滅! この見えざる脅威の正体とは?! 平穏な漁港に、突如訪れた恐怖。 海に近づく者を跡形もなく消し去り 現れては消える正体不明の捕食者。 その恐怖はやがて陸へと波及する…オモテ面は、見事なイラスト。ホント感嘆する。(笑)荒れ狂う波が牙となって船を襲う。波間には、何やら突き出している。迫力満点だ。難点は、ひとつ。本編とは、まったく噛み合っていないこと。(笑)大きな船をひと呑みにしてしまうほど大波のようなモンスターは出て来ない。巨大なトゲも生えていない。半漁人のようなモンスターが、陸上で暴れるストーリーだ。むしろ、このジャケットのような作品が観たい。(苦笑)ウラ面も、見事。緊張感が伝わって来るデザインだ。ホント、こういう作品なら観たいって思わせる。上々のセンスでしょう。【感 想】「アンコウ鍋は苦手」TVMを多数手掛けているポール・ジラーの監督作品。既に名前からしてモンスターっぽいな。(笑)――嵐の夜、網を引き揚げていた漁船で、船員が得体の知れない怪物に襲われる。その様子を見ていた船長のウィルは、自分の目が信じられず、口をつぐんでしまう。しかし、港で、同じ怪物に襲われたと思われる犠牲者が出てしまう。然も、彼の目の前で犠牲者が出るに及んで、さすがに彼も黙っていられなくなる。彼は、女性海洋生物学者のアーデン博士と一緒に怪物退治にのりだす。……というお話し。今回の怪物=モンスターは、アンコウ。……たぶん。「アンコウに似ている」って台詞があった。欧米人には、似て見えるのだろう。(笑)実のところ、似ても似つかない四つ足の両生類のようなモンスターだった。深海からやって来たらしい。来歴は不明。軍の生物兵器とか、遺伝子操作が生み出した異形の生物とか、不法投棄された化学物質によって突然変異したとか、そんな設定には一切触れられない。まぁ、それでいいような気もするが、でも、アンコウって……。やっぱりビミョーだなぁ。CGの出来映えは悪くない。リアルさを追求せずに、敢えてアニメっぽい仕上がりにしたように見える。それに、よく動くし、カメラのアングルとも合っていた。いいセンスだ。残酷描写もそこそこあり、昨今のケーブルTVの視聴者の嗜好が反映されているようで面白い。そのうち、TVMでも、ゴア・シーン満載の作品がリリースされる日が来るのかも知れない。主人公のウィルを演じるのは、コリン・ネメック。『スターゲイトSG-1』に出ていたらしいが、エピソードが多すぎて、どこで出ていたのかイマイチ分からない。(笑)本作品では、ちょっと挙動不審の船長を演じていて面白かった。いまの時代、葉巻をくわえた船長ってのも好感が持てる。その娘、カーリーを演じるのは、ミリアム・マクドナルド。ビミョーに太ってる。(笑)体型はさほどでないが、顔が太ってるカンジ。(ヒドい言い方だな) ああいう目は苦手だな。海洋生物学者のアーデン博士を演じるのは、カミーユ・サリヴァン。『スーパーストームXXX』に出ていたが、あまり肉感的な方ではないので、ちょっと魅力が薄い。痩せっぽちの女性は苦手なんだ。(笑)この3人が、クライマックスで、アンコウの怪物と対決する。場所は廃棄されたフェリー。魅力的な場所を選んだのに、あまりロケに活かされていないのは、残念。前半を少しつまんで短くし、ここを長く撮っても善かったと思う。エンディングは大団円。(笑)TVMは、そうでなきゃ。部下を全員失った船長は、娘のカーリーとアーデン博士を船員にして港を出航するところで幕を閉じる。――おいおいって感じ。(笑)どこをどうしたら、そうなるのか意味不明。カーリーは大学に進学するんじゃなかったの?アーデン博士だって自分の仕事があるだろうに……。何故に2人して漁師になる?もしや、漁師のコスプレをしたかったとか。(笑)……白状すると、女性2人の漁師のコスプレ姿に少し萌えました。(笑)だから、星4つ!(おいおい、そんなんでいいのかよ!)
2015.09.05
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0153 イタリアン・チェーンソー【スタッフ】・監督・脚本 ガブリエル・アルバネージ・特殊効果 セルジオ・スティヴァレッティ【キャスト】・ダニエラ・ビルギリオ・ダニエル・グラセッティ・ジェンナロ・ディアナ・サンタ・デ・サンティス・ファビアノ・マラントルッコエンリコ・シルベストリン・エリザベッタ・ロケッティ【仕 様】・型 番 ALCD-R0096・製作年度 2005年・製 作 国 イタリア・原 題 IL BOSCO FUORI・英 題 The Last House in the Woods・収 録 86分・音 声 1.オリジナル:イタリア語(ドルビーデジタル・ステレオ)・字 幕 1.日本語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、レンタル専用・発 売 株式会社エプコット・販 売 元 株式会社エプコット【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :腕が!脚が!! 狂気の森に響きわたるモーター音と断末魔の叫び!! ダリオ・アルジェント監督作品で 特殊効果を担当するセルジオ・スティヴァレッティ (「デモンズ」「フェノミナ」「スタンダール・シンドローム」…)が “イタリアホラー界の新しい才能”ガブリエル・アルバネージ監督を 強力バックアップ!!オモテ面は、下手くそなデザインだ。タイトルの背景にチェーンソーの画像を配したのは仕方ないとして、走っている女性の姿を中心にしているのは、ちょっといただけない。確かに、彼女が主人公だとは思うが、彼女は“語り部”でしかない。それに、こんな画像しかなかったのだろうか? 鼻の穴ばかり強調されていて、ヘンだ。(笑)その背景処理も、ぼんやりしていて好ましくない。森だろうか?屋敷と、それに続く道が赤く照らされているのは、そこが惨劇の舞台だって言いたいのだろう。これは、デザイナーの良心だな。全体的に、ぼんやりとしており、エッジが立っていない。いまの時代、こんなにぼんやりしていては、誰も手に取らないゾ。もっとクリアでシャープに仕上げなければ……。ウラ面は、まずまずの出来映え。使われた画像もシャープだし、雰囲気も伝わって来る。【感 想】「歪な親の愛情なんて認めない」イタリアのホラー映画と言うと、真っ先にマリオ・ヴァーバやダリオ・アルジェントのジャロが思い出される。それから、『サンゲリア』。気持ちが悪くなるような残酷描写のインパクトが強かった。本作品は、その両方を兼ね備えている。善くも悪くも、血まみれのブッ壊れた作品だった。――成り行きで元カレとHしてしまった主人公。山中の路肩に寄せた車の中で身繕いしているところに、3人組の暴漢が現れる。危ないところを助けてくれたのが、車で通り掛かった1組の夫婦。夫の方が、銃で暴漢たちを追い払うと、ケガをした元カレを治療すべく、2人を夫婦の家へと招いた。そこは、人里離れた山奥深くの屋敷だった。……というお話し。怪しさに満ちた展開だが、前半は結構ダルい。何よりヘンテコな音楽が、かったるい。(笑) さほど古い映画ではないと思うのだが、このセンスは何だろ? ちょっと理解に苦しむ。せっかく無軌道な若者連中が出て来ても、ハラハラしない。主人公がいつまでも胸のボタンを閉めずに、はだけていてもドキドキしない。むしろ「いつまでも、そんなカッコしてるから襲われるんだよ」と思ってしまう。(失礼!)そんな案配だから、主人公の女性のツイてなさは、結構笑える。“み~た~な~!”と言わんばかりに屋敷で襲われるに及んでは、「おいおい、本気かよ」と画面に向かってツッコんでしまった。ちょっと日本の物悲しい怪談話に似た展開だった。(もともとイタリアン・ホラーは、ちょっと哀しい作品が多い)確かに、親の愛と言ってしまえば、それまでだが、個人的には、育てる義務を放棄した親の姿に共感できなかった。どれほど多くの親たちが、我が子が社会に適応できるように育てることに努力しているか、本作品の製作者たちは考えたことがあるのだろうか。私には、こんな作品は、認められない。子供を隠している理由を説明されて、「はい?」と思った。子供に与える“食事”について説明されても、「はぁ?」としか思えなかった。ラストの地下室の秘密が明かされても、「あ~……」としか言いようがなかった。きっと、親の愛情を知らない利己的な人たちが、脚本を書いて演出したのだろう。そうでなければ、こんな稚拙で薄っぺらな作品にはならない。ただのスラッシャ映画に仕上げてくれた方が、よっぽど良かった。頭が悪い“井の中の蛙”がヘタに何か表現しようとするから、こうなる。オススメ致しません!廃棄しましょう!
2015.09.04
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0152 ゾンビ・クロニクル【スタッフ】・製 作 ロブ・ウェストン・脚 本 ケヴィン・ゲイツ・撮 影 ジョージ・カーペンター・編 集 ドリュー・カリンガム・音 楽 ピート・レントン・特殊効果 サリー・オルコット・監 督 マイケル・バートレット、ケヴィン・ゲイツ【キャスト】・フィリップ・ブロディ・アレックス・ウィルトン・リーガン・ロブ・オールドフィールド・ヴィッキー・アライコ・トビー・ボーマン【仕 様】・型 番 NSD-4480・製作年度 2011年・製 作 国 イギリス・原 題 WORLD OF THE DEAD:ZOMBIE DIARIES・収 録 93分・音 声 1.オリジナル(Stereo)・字 幕 1.日本語字幕、2.デカ字幕・サ イ ズ 16: 9 シネスコ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、レンタル専用・発 売 ニューセレクト株式会社・販 売 ニューセレクト株式会社・映像特典 予告編収録【ジャケット】・オモテ面:20XX年 地球はゾンビに支配された これは“その後の世界”に生きた人々の 戦いの記録である・ウラ面 :[撮影場所]:イギリス・ハートフォードシャー陸軍基地 [撮影者]:ニック・ジョーンズ英国陸軍従軍カメラマン [撮影対象]:ゾンビ・隔離感染者・暴徒化した民衆 そしてカメラは記録した 本当の“恐怖”とは何かを 《ゾンビ・ムービー》の新たな金字塔ここに誕生!! P.O.V(Point of View)スタイルで超リアルに描かれる、 世界終末の地獄絵図!!オモテ面は、カメラのレンズいっぱいに映し出されたゾンビ君の顔。(笑)その背後で、兵士がゾンビの群れに銃を撃ちまくっている。カメラマンが襲われたことに気づいて、驚いたように振り返っている。物語性のある、いいイラストだ。上出来な部類でしょう。ウラ面は、本編からの取り込み画像をたくさん配している。ダイジェストといったカンジ。ストーリーを伝えるのが難しい作品なだけに、これは健闘していると言っていいでしょう。(笑)【感 想】「島国は安全なのか?」意外と面白い作品だった。POVのゾンビ映画だが、あまりPOVぽくない。“カメラ=観客”という図式にこだわっていないようだ。軍人カメラマンが撮った映像という設定なので、程よく客観性が保たれている。――イギリス。ゾンビが発生して4ヶ月。軍の基地もゾンビに襲われて壊滅状態になる。辛くも生き延びたカメラマンのニックは、伍長、カーターら兵士3人と、隔離されていた女性とともに、海に近い基地を目指すことになる。そこからオランダに渡るのだ。アムステルダムは、汚染されておらず、対策も万全との情報だった。……というお話し。ゾンビ映画では、よくあるパターンのストーリー(?)で、新味はない。面白いのは、“対ゾンビ”ではなく、“対人間”という構図に重きをおいたこと。主人公たちは盗賊連中につけ狙われることになる。いわゆる無法者だが、その所業を際だたせる演出が、クライマックスになされている。このシーンが、本作品の白眉だろう。(撃たれた女性兵士への所業ね)どうやら、監督さんの狙いは、そこにあるようだ。それは、終末の世界を描き出す手法としては、決して目新しくない。ただ、方針がキチンと決まり、それを末端まで行き渡らせたようだ、ブレることなく、エンディングまで撮り上げている。気持ちのいいマジメさだった。ゴア・シーンは少なめ。ノロノロのゾンビ君だから、当然か。“お食事”シーンも、さほどではない。むしろ、直接描写は避けているフシがある。POVとしての節度だろう。(予算の都合もあるかも知れない)ラスト・シーンの空虚感は、もう少し欲しいところだが、かなり頑張っていたと思う。悪くない。でも、本作品が『エスケイプ・フロム・リビングデッド』の続編だったなんて知らなかったなぁ。ジャケットの何処にもそんなこと書いてないぞ。(笑)同じ監督さんの作品のようなので、是非とも観なければ! でも、『ゾンビ・クロニクル2』は、明らかに別モノらしい。監督も違うしね。大人の事情があるのだろうが、紛らわしい。「島国なら汚染は及んでいないだろ?」という台詞があったが、日本はどうなるんだろ?世界中がゾンビ禍に襲われた時、ウィルスの国内への侵入、拡散を食い止めることが出来るだろうか?逆に、日本で発生した場合は、どうだろ?日本人は、感染した親類知人を殺せる(?)だろうか?どっかのバカが「ゾンビになっても人権がある! 尊厳があるんだ!」とか言いそうだな。東京のような過密都市で、感染を食い止めることは、おそらく不可能だろう。川に沿って隔離措置を決めてしまえば、橋を落とせば他県への流入を阻止できるな。――待てよ、地下鉄網も寸断しないとダメだな。高速道路も壊さないと……。鉄道の高架も破壊しておく必要があるな。そうしておいて、風上から火をはなつ。これでカンペキ。そういうゲームがあってもいいなぁ。『シム・シティ』の逆バージョン。ゾンビ・ウィルスの拡散を阻止するために、如何に効率よく都市を封じ込めて破壊するか――。ソニーさん、こんなアイデアはいかがでしょう? 『バイオハザード』とパックで売り出すのも、手だと思うな。(笑)オススメ!
2015.09.03
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0151 肉喰怪獣キラーツリー【スタッフ】・製作・監督 マイケル・プレッカイティス・製 作 アンドリュー・ガーンハード・脚 本 ジム・ローター、マイケル・プレッカイティス【キャスト】・ロン・パリロ「ヘルゲイト」「殺人ホスピタル」…(松山健司)・ブランディ・リン・コポック……(小金井はな)・ケビン・マッコーリー……………(東十條)・フィル・ガーディナー……………(雨宮正武)【仕 様】・型 番 TWAD-4140・製作年度 2004年・製 作 国 アメリカ・原 題 ----・収 録 本編approx.104分・音 声 1.オリジナル(英語):モノラル、2.日本語吹替:モノラル・字 幕 1.日本語字幕・サ イ ズ LB ビスタ・サイズ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本国内向、レンタル専用・発 売 元 株式会社トランスワールドアソシエイツ・映像特典 オリジナル予告編【ジャケット】・オモテ面:森林による人間伐採・ウラ面 :大迫力のモンスター・パニックに新キャラ登場! 様々な生物がモンスターに化したこのジャングルで、 新たに「キラーツリー」が人々を襲い始める! 静かな街を恐怖の底へと陥れる殺人木 普通の木と見分けがつかない奴らは 息を殺すように潜んでは殺戮を繰り返す 一方、市民が次々と犠牲になっていても公表さえせず 頑なにその存在を否定する関係者上層部 一体奴らはどこから現れたのか!?久しぶりに、チープなジャケット。(笑)これだけ安っぽいのは、なかなかお目にかかれない。珍しいのではなかろうか。(笑)売る方も、売る気がなかったに違いない。気になるのは、オモテ面のイラストを誰が描いたのかってこと。(笑) 学園祭のポスターだって、もう少しマシなイラストを採用するぞ。ウラ面は、……仕方ない。(笑) なんせ、本編がヒドイのだ、ジャケットに使える画像だって皆無に等しい。正直に作れば、こうならざるを得ないわな。(笑)【感 想】「苦痛」マヌケな自主映画レベルの作品。一応、作品として成立している。そこだけは、ほめてあげたい。(笑)でも、結構、苦痛だった。然も、本作品は続編で、『TREES』という1作目がある。日本では未公開未発売のようだ。ま、内容は推して知るべしだな。(嘲笑)役者さんは皆、シロート。演出のついたカメラはそこそこ。でも、照明はないに等しい。みすぼらしい映像。音楽はアマチュアのレベル。ネットでフリー素材として提供されているMIDIみたい。(古っ)編集は頑張っている。こんな作品でも丹念に繋いでいる。ちょっとコメディ・タッチの脚本はバカみたい。シロートくさい声優さん。……いや、まんまシロートだな。音声はビデオのマイクからとったものらしい。モンスターのCGは、戦隊モノ程度。CGアニメコンテストの入選作品の方が、ずっと優れている。特殊メイクも素人レベル。衣装は無計画。考えなし。……でも、チアリーダーは無駄にOK。(笑)メイクはナシ。考えなし。ロケ地は場末のスキー場。明らかにメジャーじゃない。オフシーズンを狙ったのか、地面がのぞけてる。キャラは立ってない。映像効果はサイテー。オーサリングソフトにデフォルトでついているようなものばかり。安っぽい劇伴がついている。あろうことか、ラストに“to be continued”って……。ウソだろ?3作品目は作られたのか?IMDBでもサーチ出来なかった。気になる……。耳に残る♪Killer Trees♪のエンディングテーマ。(笑)何でもコンプしないと気が済まないタチだが、これは……。悩む。(笑)
2015.09.02
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0150 デス×ゲーム【スタッフ】・監 督 ウィリアム・ブレント・ベル・製作総指揮 ゲイリー・バーバー、ロジャー・バーンバウム・製 作 マックG、ピーター・シュレッセル、 ジェームズ・スターン、マシュー・ピーターマン・脚 本 ウィリアム・ブレント・ベル、マシュー・ピーターマン・撮 影 アレハンドロ・マルチネス・音 楽 ジョン・フリッゼル【キャスト】・ハッチ…………ジョン・フォスター(花輪英司)・アビゲイル……サマイア・アームストロング(小林希唯)・スウィンク……フランキー・ムニッズ(上田陽司)・フィニアス……ジミ・シンプソン(白熊寛嗣)・ティボドー……ウェンデル・ピアース(手塚秀彰)・ルーミス………マイロ・ヴィンティミリア(田中一永)・オクトーバー…ソフィア・ブッシュ(林真里花)【仕 様】・型 番 UNRD-46508・製作年度 2006年・製 作 国 アメリカ・原 題 STAY ALIVE・収 録 約86分(本編)・音 声 1.英語 5.1ch、2.日本語 5.1ch、3.タイ語 5.1ch・字 幕 1.英語字幕、2.インドネシア語字幕、 3.中国語字幕(2言語)、4.日本語字幕、 5.韓国語字幕、タイ語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネスコサイズ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、レンタル専用・発 売 元 ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン・字幕翻訳 香月緑・吹替翻訳 千葉真美【ジャケット】・オモテ面:US初登場第3位!全米を震撼させたサバイバル・ホラー!・ウラ面 :死にたくなければ呪いのゲームの謎を解け! 現実と仮想世界が交錯する 新感覚サバイバル・ホラー! ゲーム・オーバーは死を意味する! 呪いのゲームに挑む若者たちの運命は!?オモテ面は、なかなか印象的なイラスト。鎖でつながれた両手が握っているのは、ゲームのコントローラー。作品の内容を端的に表現している。いいデザインだ。(喜)一方、ウラ面には、いただけない。中央に配置したエリザベス・ハートレイ(?)だが、本編では、ハッキリ出て来ない。ショック・シーンだけUPになる感じ。そのため、印象が薄くて、観終えた後でも、「これ誰? こんなの出てたっけ?」という始末。(笑)実際、悪霊とかモンスターのキャラで怖がらせるタイプではなく、ゲームと現実がシンクロする構図が怖いのであって、キャラものではない。その辺を勘違いしたデザインと言えるだろう。たぶん、デザインした方は、本作品を観ていないな。(笑)【感 想】「劇場未公開もさもありなん」プロデューサに名前を連ねているのが、マックG。『チャーリーズ・エンジェル』や『ターミネーター4』を監督してメジャー入り。最近ではTVでも成功を収めている。『スーパーナチュラル』の製作を考えると、いずれホラー映画をリリースするだろうとは思っていたが、本作品は失敗だと思う。監督さんも脚本家も基本的な映画の撮り方は知っているようだが、如何にも経験不足だった。おかげで90分にも満たないアッサリしたテイスト。面白い着眼だっただけに勿体なかった。――友人の葬儀に参列したハッチは、形見としてゲームを譲り受ける。それは、彼が死ぬ直前までプレイしていた“ステイ・アライブ”だった。気落ちしたハッチを元気づけようと仲間が集まり、亡くなった友人への追悼もあって“ステイ・アライブ”をプレイする。しかし、翌日、一緒にゲームをしていた仲間の1人が他殺体で発見される。その死に様はゲームの中のキャラクタにそっくりだった。不審に思ったハッチは、友人の死についても調べ始める。すると、彼の死に方もゲームのキャラと同じだった。ゲームでキャラが殺されると、操作をしていたプレイヤーも殺される。――そう確信したハッチは、ゲームの題材になっているエリザベス・ハートレイについて調べ始める。……というお話し。これまで“ありそう”で“なかった”コンセプトだ。ただ、“ありそう”と思うくらいだから既視感は拭えない。(笑)残念なのは、ゴア・シーンが皆無(?)なコト。ホラー映画として、あるまじきことだ。もっと言えば、あまり人が死なないのもマイナス。「二桁にしろ!」とは言わないが、いまの倍は殺されないとホラー映画ファンは満足しないと思うぞ。それに、定番のショック・シーンも出来がいいとは言い難い。そこそこ演出されているものの、何やら中途半端だ。見せるか隠すか、ハッキリさせた方が良い。もっとも悪霊の造形がよくないと隠す意味もないのだが、この点もイマイチだった。禍々しいとかグロテスクとかリアルとか、印象に残る造形ならば、「もっとハッキリ見たい!」と思うのが人情。そうでもないモノをチラチラ見せられても、鼻白むだけだ。どうやら予算が足りなかったのだろう、明らかに説明不足だ。ゲームを通して蘇ったエリザベス・ハートレイ伯爵夫人は、少女を集めては殺して生き血をすすっていたらしい。若さを保つための蛮行だ。実際、中世ヨーロッパには、そんな女帝もいたらしいが、そこは説明台詞だけでなく、キチンと映像で伝えて欲しかった。また、始まって早々に主人公とは初対面の女性が加わる。如何にも怪しげだ。きっと真相にかかわる何かを知っているに違いないと期待をさせておいて、実は車で寝泊まりしているホームレスだなんて……。然も、彼女の素姓にも触れない。間違っていると思う。実は、エリザベス・ハートレイから逃げ延びた少女の末裔だとか、彼女が蘇ったから退治しに来たとか、ありきたりでもアクティブな展開が期待される素姓を披露して欲しかった。ガッカリである。おそらく、劇中に出て来る“ステイ・アライブ”のゲーム映像にコストをかけ過ぎたのではなかろうか。発売できるくらいのクオリティだった。おかげで、本編を撮る予算が残らなかったとか……。(笑)監督さんも役者さんも知らない方ばかりだった。ゲーム好きのマックGに企画を持ち込んでプロデュースして貰ったはいいものの、お金の使い方を知らない監督さんが焦って失敗したって感じの出来映えだった。確かに面白い企画なんだけどね。ザンネン!
2015.09.01
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