JINさんの陽蜂農遠日記

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2019.04.13
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『旧東海道を歩く』ブログ 目次


この歩道橋を渡り反対側へ向かう。



歩道橋から歩いて来た道を見る。



こちらは、これから向かう沼津城址方面。



旧東海道は三枚橋を過ぎると左手のやや細い道に入る。
沼津市内で唯一江戸時代と同じ道幅で残っているのがこの『川廓通り』であると。
旧東海道 川廓通り と書かれた石碑が。
通りの出入り口には碑が設置してあり石畳風に舗装されていた。



「川廓(かわぐるわ)の由来
川廓町は志多町と上土町との間の東海道往還沿いにあって東側は狩野川に接し、背後
は沼津城の外廓(ガイカク)に接した狭い町であった。「川廓」は「川曲輪」とも記し、狩
野川に面した城廓に由来して名付けられたものと考えられると。」



この辺りは、かつては三枚橋城の中で、『水神社』は曲輪の守護神であり、
狩野川洪水の守り神であったそうだ。



『川廓通り』
「城壁や堀、自然の崖や川などで仕切った城・館内の区画をなす「くるわ(曲輪・郭・廓)」
が由来となった「川廓通り」は、その名のとおり東側は狩野川に面し、背後は沼津城
(元三枚橋城)の外廓にあたる東海道として形成されてきた。
川廓通りは、狩野川に舟運が開かれていた頃の舟着き場に隣接するなど、物資や人々
の交流が盛んであり、江戸時代の宿場町、城下町であった沼津の中心的な地域に位置
していました。現在の川廓通りは当時の東海道沼津宿の面影を残そうと昭和30年代まで
あったとされる石垣をイメージしれ整備されました。」



『末廣五十三次 一雄斎國輝画 沼津』
富士山を背景に、中央に沼津城の三重櫓、二重櫓、塀を手前に
宿場の家並みに沿って、長州征伐のため上洛する幕府軍の姿が
描かれている。行進しているのは、現在の川廓通りと思われます。

「末廣五十三次 一雄斎國輝画 沼津」の画像検索結果

『東海道分間延絵図』
沼津城と沼津宿の家並みが描かれている。

東海道分間延絵図<br />沼津城と沼津宿の家並みが描かれています。

『静岡藩時代沼津略図』。

静岡藩時代沼津略図

『旧川廊町』。



『旧川廓町
昭和初期の路面(チンチン)電車の写真が。
この地の北側、旧国道1号に路面電車が通っていた。この写真は大手町交差点
付近であると。



道なりに進むとさんさん通りに出る。明るくにぎやかになった通りを右折すると
旧東海道・上土町。
三枚橋城の石垣跡。
アゴラ沼津(静岡銀行沼津支店)の地下から発見された石垣が復元されモニュメントとして
使われているのだと。

三枚橋城<br />アゴラ沼津(静岡銀行沼津支店)の地下から発見された石垣がモニュメントとして使われています。<br /><br /><br />

『三枚橋城石垣』。
アゴラ沼津(静岡銀行沼津支店)の地下から発見された石垣が写真で紹介されていた。

三枚橋城<br />アゴラ沼津(静岡銀行沼津支店)の地下から発見された石垣が写真で紹介されています。<br />

そして川口佛具店の観音像?。



そして大手町交差点を右折すると右手にあったのが沼津城(三枚橋城)跡。

「沼津城(三枚橋城)跡」の画像検索結果

中央公園になっており奥には狩野川に架かる「あゆみ橋」が。



『沼津城本丸址』。
周囲の石は、付近で工事の際に発見された、三枚橋城の石垣に使われていたもの。



「沼津城本丸跡この中央公園は、三枚橋城 と沼津城 の本丸跡に位置しています。
三枚橋城は、天正七年(一五七九)、武田信玄 の子勝頼が後北条氏の戸倉城に対抗して
築城したものといい、関ケ原合戦後の慶長六年(一六〇一)には大久保治右衛門忠佐 が
城主になりました。しかし、同十八年(一六一三)の忠佐の死後世継ぎがなかったため
大久保家は断絶となり、翌十九年、三枚橋城は廃城となりました。
以後一六〇余年の間当地に城はありませんでしたが、安永六年(一七七七)、後に老中となる
水野忠友 が沼津に城地を与えられ沼津城を築城しました。
この沼津城は三枚橋城と比べ小さなものでした。
慶応四年(一八六八)水野氏の菊間(現 千葉県市原市)転封の後、城の建物は沼津兵学校の
施設として使われましたが、明治四年(一八七一)の兵学校廃止後払い下げられ、
姿を消しました。
この石碑の周囲の石は、昭和四十八年に上土町の静岡相互銀行(現 静岡中央銀行)
新築工事の際に地中から発掘されたもので、三枚橋城当時の石垣に使われていたものです。」



『狩野川周辺案内図』
河口付近が大きく蛇行しているのであった。
狩野川は伊豆半島の最高峰、天城山に端を発し北流。沖積平野である田方平野を
蛇行しながら、沼津市付近で大きく向きを変えて駿河湾に注ぐ。
静岡県内の大河川で北流するものは本川だけであると。
狩野川が伊豆半島の天城山から北に流れて、沼津市付近で大きく向きを変えて
駿河湾に注いでいる事を、今更ながら今回初めて知ったのであった。



「あゆみ橋」の上から、狩野川の下流を見る。



沼津城址を後にし再び大手町交差点まで戻り左折し南へ下ると、
沼津リバーサイドホテルの駐車場前に、またもや三枚橋城外堀石垣の復元を発見。
縄張図を見ると、このあたりは外堀の外側あたり。



説明板の左側の石には「三枚橋城 外堀跡」と刻まれていた。



そして中央には説明プレートが。
しかし寝転んで読めと言うのか??
武田勝頼が築いたという沼津の三枚橋城外濠石垣。三枚橋城は狩野川下流にあった。
江戸時代に三枚橋城を利用して築いたという沼津城よりも大規模だったと。



さんさん通りを更に南下する。



さんさん通り沿いには、様々な彫刻が点在して展示されていた。
「仲間」というM.ISHIKAWA氏の1997年の作品と。



きつねの像。
狩野川沿いには稲荷神社があり、武田勝頼が三枚橋城を築城した折に稲荷天神を祀ったと。



「燦々(さんさん)」(1997)。
太陽の光を浴びて活動する人を表現しているのだと。
「燦々」は沼津市のキャッチフレーズになっているのだと。



「通横町」のプレート。
「この地は、江戸時代、沼津宿の問屋場が置かれ、人馬継立てでにぎわった所である。
問屋場の裏には白壁瓦ぶきの大きな土蔵が建っていたという。
南北に走る上土町の通りと本町の通りとを、東西に横に通している町の意から付けら
れた町名といわれている。」写真は大正時代の通横町であると。



「沼津宿」の夢舞台東海道道標。



「高田本陣跡」。



「中村脇本陣跡」



「清水本陣跡」



この先には「間宮本陣跡」の石柱もあったが、この後に右折する為に
手前で道路渡ってしまった。
この後交差点を右折し永代橋通りへ。



右手にあったのが「丸子神社 浅間神社」。
鳥居扁額や拝殿扁額には、左に浅間神社、右に丸子神社の名が記されており、
賽銭箱にも、左に桜紋、右に稲紋が付けられていたので、多分、左が浅間神社、
右が丸子神社なのであろう。



「丸子神社 浅間神社」の拝殿が正面に。
大きな燈籠、まだ新しいこま犬1対。大正期と大戦時の2度社殿は焼失していて現社殿は
昭和24年に再建された1年先輩の鳥居とのこと。



重厚な屋根の手水舎。



拝殿前の提灯には左側が浅間神社、右側が丸子神社。
拝殿一扉二社の中に、丸子神社の御祭神・金山彦尊、浅間神社の御祭神・木花開耶姫命が
祀られているとのこと。
拝殿の屋根の模様は神社の屋根の如くであるが・・・この後ろの本殿をイメージ??



扁額も共有。



拝殿・浅間神社の左側の祭儀殿。昭和天皇御在位50年の記念事業として建立したと。
「浅間神社は第五十代桓武天皇の御代延暦二十年坂上田村麻呂が東征凱旋のおり、狩野川の
右岸(現 沼津市宮町)に始めて奉斎したといわれており、その後第八十三代
土御門天皇建仁三年に現在地浅間町に御遷座いたされました。
当神社は参勤交代の折、諸大名の多くが参拝して幣帛を献じ武運長久・道中安全を祈願された
御由緒があり、また古くから縁結び・安産の神として地域から厚く信仰されております。
御例祭は毎年九月十五日に行なわれ、遠近にも浅間祭として有名であります。」



拝殿・丸子神社の右側の神輿殿。神社の昇格を記念されての建立らしい。
「丸子神社は沼津市内では由緒ある古い神社であります。当神社は第六十代醍醐天皇の
延喜式神名帳に所載する『式内神社』であり第十代崇神天皇の御代に創建されたと
いわれております。
旧社地は駿河国沼津堂敷免(現 沼津市丸子町)に始めて奉斎鎮座されましたが、
明治十年十二月に現在の浅間神社に御遷座いたされ一扉二社となったのであります。
当神社は第六十二代村上天皇の天暦年間には天下太平御祈願所、第九十六代御醍醐天皇の
建武二年には武運長久永代祈祷所を仰付けられ、くだって明治元年十月七日には明治天皇が
当地を御通輦のみぎり官幣使を御差遣になされたご由緒があります。」



                           ​ その5 ​ に戻る

                ・・・​ つづく ​・・・





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Last updated  2020.04.28 14:37:06
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