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第1話「シルバー・シート」は老人の話。 過去の活躍は評価されず、行き場のない老人として、民間の老人ホームで肩身の狭い思いをしながら生きている。 老人たちが、志村喬、笠智衆、加藤嘉、藤原釜足、殿山泰司と名優がそろっている。 老人のやり場のない怒りが描かれているが、社会問題とまではならなかったのが残念。 第2部「墓場の島」では、なんと根津甚八が歌手の役。 大河ドラマ「黄金の日日」の前年なので、このときはまだ無名だったはず。 ドラマの中にはただの「歌手」としてキャンディーズが登場するのだが、このときは既に有名歌手だった。「シンデレラ」という言葉が出てくる歌を歌っているが、この歌には覚えがない。 人気歌手になった男の苦悩だけではなく、一見悪人に見えるマネージャー(高松英郎)の苦悩も描かれる。マネージャーが鶴田浩二の軍隊仲間だったというのはできすぎだが、特攻隊の生き残りのそれぞれの苦悩を描く、という面もあるので、必要な設定だったのだろう。 第3話「別離」は、桃井かおりとの別れが中心。 今回見直したら、ちゃんと体に不調を抱えているという伏線が描かれていた。 水谷豊のプロポーズにははっきりした答えを出さず、死期が近いことを悟って鶴田浩二に頼る。 鶴田浩二はそれを受け入れ、自分が世話をするのだが、客観的に見れば自分も相手に依存している状態になってしまう。 この話は覚えているが、時間をおいてみてみると、だいぶ印象が違う。 時代を感じさせるのは、とにかく誰もがたばこを吸うこと。桃井かおりもしょっちゅう吸っている。 また、鶴田浩二が自分のアパートでは、寝間着を着ている。すでにパジャマが普及していたが、年配者はまだ寝間着を着ていたのだろう。古い人間であることを示すための演出だったのだろうか。
2023.05.31
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2023.05.30
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2023.05.29
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テレビで放送されていた「マジンガーZ」の世界の十年後。 兜甲児は研究者として戦闘の第一線からは離れている。 弓さやかとははっきりしない関係。 地球を守っているのはグレートマンジンガーで、剣鉄也は現役軍人。炎ジュンと結婚し、ジュンは妊娠している。 そこになぜかアシュラ男爵が現れ、続いてブロッケン伯爵、ドクター・ヘルも登場。世界は再び危機を迎え、兜甲児はふたたびマジンガーZに乗り込んで戦いに臨むのだが。 という設定で、昔のマジンガーZを知らないとわからないところが多いのだが、謎の人造人間美少女や、なぜドクター・ヘルが地球を狙うのか、という新たな要素が加えられて、それなりにオリジナルの話になっている。 敵のロボットが一体ずつではなく集団で襲ってくるのが新しい。 ボスはかつての子分らとラーメン屋を営んでいるが、最後の決戦には、かつてボスボロットを作った博士たちと奮戦する。ボスが活躍するところだけはコミカルになるのがお約束。 最後は、全人類が心を一つにする、というこれまたお約束の展開。 懐かしさだけで見たが、これはこれでありだな、と思った。 主題歌はもちろん水木一郎。これがなかったらマジンガーZじゃないよね。 マジンガーZがどういうものかは、公式YouTube”だいたい”3分でわかる「劇場版マジンガーZ / INFINITY」がおすすめ。
2023.05.27
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カズレイザーが司会を務める番組。 1月に放送された「平成プロレス」の回を見逃してしまっていたのだが、なんと再放送された。 登城するのは、武藤敬司、小橋建太、ゴング金澤、辻よしなり。 入門のきっかけやトレーニング、交流など、知っている話がほとんどだったが、武藤が、山本小鉄の指導(とういうか入門当時のトレーニング方法)を「非科学的」と切って捨てていたのが面白かった。 膝は消耗品なのに、ヒンズースクワットをひたすらやらされ、その後遺症で膝が痛いらしい。 三銃士は当事者の全くあずかり知らないところで産まれたものだった。 全日本プロレスも新日本プロレスも一時は隆盛を誇ったが、傾き始めたきっかけの一つは橋本真也と小川直也の試合だったという。プロレスよりも総合格闘技が上であるかのような印象を与えてしまった。 全く、猪木も罪なことをしてくれたものだ。 武藤は、純粋にプロレスがしたかったのに、新日本プロレスにいてはそれができないと思ったのだろう。 辻よしなりは自分の希望でプロレス担当になったわけではなかったそうだ。誰だって古舘伊知郎の後任にはなりたくないよね。 それでも、彼なりに新日本プロレスに貢献したと思う。 おまけのようについていた、橋本真也の思い出話が面白かった。新日の選手会長になった時、選手会の金で飲み食いしたりしていたらしい。憎めないキャラクターではあったが、社会人としてはいろいろ変な人だったのだろう。 小橋の話が少なかったのが残念。こんど、田上と川田と秋山も呼んで馬場さんや鶴田や三沢の思い出を語らせてほしい。公式サイト
2023.05.24
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第2部は、一人前面している水谷豊よりも年齢が上の柴俊夫が入社する。 社会経験があり、空手の経験者で格闘も得意。しかし、かつて意に染まぬ仕事で取引相手を苦しめた経験から、嫌な現場には行かないと主張する。 第1話は、その対応に不満を持つ同僚とも軋轢や、ある大きな工場を持つ会社の近辺で起こった事件への対応での鶴田浩二との軋轢。 当時としては珍しくないことだったのだが、とにかくどこでもたばこを吸う。 第2話は、女子高生と両親との断絶。 鶴田浩二は、両親の対応に苛立ちを見せる。 なんと、人気ロックグループとしてゴダイゴがゴダイゴとして出演している。「西遊記」の前なので、まだ無名時代。クレジットを見ると、音楽はミッキー吉野で、ゴダイゴが演奏していたのだった。 おっかけの少女がけがをしたところで警備会社の責任にはならないと思うし、女子高校生が鶴田浩二を訪ねてくるのも不自然だが、まあ、そこはドラマなので。 第3話はサスペンス仕立てで、東京から釧路へ向かうフェリーが舞台。 爆破予告をしてきた犯人との攻防があるが、こういう場合は、警備会社だけではなく、警察が関わるはず。 第2部は、設定にやや無理があった。
2023.05.22
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1976年に放送されたドラマ。BSで放送された。再放送も見たはずだが、例によって記憶は当てにならない。 鶴田浩二がメインで、若者として水谷豊と桃井かおりが出ていたことは覚えていたのだが、なんと、第一部の主役は森田健作だった。 母親が久我美子で、鶴田浩二との間に何かあったらしいというのがシリーズ全体をつなぐ謎で、あとは各回ごとの独立した話になっている。ただ、第1話で、桃井かおり同じ警備会社に入ることになるきっかけが描かれる。 とにかく、時代が違うので、「ああ、あの頃はこうだった」という風俗が描かれているのも興味深い。 鶴田浩二は、特攻隊の生き残り、という本人の経験を生かした設定になっている。(現実にはそうではなかったのだが、世間はそう思っていたし、本人も気持ちはそうだったらしい) まだ軍隊経験者が現役で仕事をしていた時期なのだ。 私は、このドラマの10年後ぐらいに、職場で、海軍にいた人が同僚になったことがある。 物語はいかにも山田太一らしい話で、一人一人の人生の後ろにあるものに目を向けながら、過去の清算の話にはなっていない。 いろいろ懐かしい。
2023.05.15
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「それSnow Manにやらせて下さい」という番組で、メンバーが他の職業に就いたら幾らもらえるか、という企画があり、岩本照がプロレスに挑戦していた。 残念ながら全日本プロレスではなくDDTで経験。 肉体派だと思ってはいたが、肉体が完成されていて、大柄なのにバク宙ができる身体能力に驚いた。 試合は、武藤敬司の解説と辻よしなりという、新日本プロレスつながりの二人の実況がついていたが、おそらく、後日ビデオをみて入れたのではないかと思う。 岩本は、人前で動き回ることになれているのか、硬さもなく、よく動いていた。 もちろん、勝つことはできなかった。これで岩本に勝たれては、プロレスラーの面目丸つぶれだ。 岩本は、試合後、マイクを持って、「事務所に相談」したうえでのプロレス継続を臭わせていた。 一回で終わるには惜しい人材だ。 各団体の第一試合に出て経験を積んでみてほしい。公式サイト
2023.05.14
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俳優・殿山泰司の後半生を描いた映画。 竹中直人が殿山泰司を演じている。 何度も一緒に仕事をした新藤兼人が、自分の作品を中心に、白黒映画時代の殿山泰司から、その最期をまで描いている。昔の映画はその映画をそのまま使っている場面もある。共演の多かった乙羽信子が、証言者として思い出を語っている。 癖のある俳優だと思っていたが、豪放磊落というか自由人というか妻(吉田日出子)がありながら他の女性(荻野目慶子)と一緒に暮らしている。まさに個性派で、「愛のコリーダ 」では下半身を露出している。 新藤兼人の映画制作は、スタッフもキャストも一緒に合宿生活で行われていた。出演者の中に、それに批判的なことをいう者がいる場面もある。 竹中直人は、できるだけ殿山泰司に近づけようと、声を作って演じている。 なかなか面白かったが、殿山泰司を知らない人が見ても面白いと思うかどうかはわからない。 松竹は、昔の松竹を描いた映画を時々作るが、だれか、松竹で活躍した脇役俳優を主人公にして、その人の映画を通じて松竹映画史を描いてみたらどうだろう。
2023.05.12
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フジテレビの「土ドラ」という枠で放送されている。 以前見たものが面白かったので、毎週同じ時間のものを録画する設定になっている。 初回を見た時に、いくら説得力があったところで、人に説教されたくらいで考え方を変える人はいないだろうと思って、見続ける気はなかったのだが、予告で、第2話のゲストが泉谷しげるだとわかって第2話も見て、それ以来ずるずると見ている。 茨城県で撮影したらしいが、風景に奥行きがあり、本物の美しい農村風景を見ることができる。 村の長老格の萬田久子が、さまざまなトラブルを解決に導く「喝」と入れるのが、「水戸黄門」の印籠のようだ。足立梨花が子持ちの役なのに驚いた。 村でレストランを営んでいる男二人は、おそらく同性カップルなのだろうと思っていたが、そうであることが今回はっきりする。しかし、今回のテーマはその二人ではなく、子供を連れて移住してきた若い夫婦と、子供の関わり。子連れで再婚した母親も、再婚相手も、母親の先夫の子を邪魔だと思ってしまっている。 いろいろあっても、親が目覚めて我が子に愛情を注ぐようになる、という展開で終わるのだろうと思ったら、予想は大外れ。 母親の苦悩もきちんと描かれる。 実の親に育てられるよりも、かわいがってくれる人に育てられる方が幸福だ、ということになり、子供は同性カップルが育てることになる。 「家族」というものあり方を問い直す話で、出色のできだった。公式サイト
2023.05.07
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SFらしいので見始めた。 流山おおたかの森駅を8時23分に発車した秋葉原行きのつくばエクスプレス。 突然、地震警報が鳴り響き、電車はトンネルに突入する。 トンネルから出たら、そこは全く見覚えのない異世界。どうやら遠い未来らしいということがわかってくる。 列車の中の一部だけがその世界に飛ばされており、たまたま乗り合わせた乗客が生き残るための苦闘を始める。 なんだか、「漂流教室」と「ドラゴンヘッド」を合わせたような設定だなと思ったが、登場するのは、最も若いのが高校生かプルで、あとは大人ばかりというのが違う。 全く訳がわからないまま、サバイバル生活が始まる。 リーダーになる消防士(赤楚衛二)、その消防士に密かに思いを寄せていた教師(上白石萌歌)、ひねくれて打ち解けない感じはあるが行動力のある男(山田裕貴)の三人を中心に、乗客それぞれの人生を織り交ぜて物語が続く。 この、それぞれの人生というのが多すぎる。回想シーンばかりになる。 そんことはなしにして、どういう人物なのかわからないが、リーダーになるものもいれば、自分勝手なものもいるというだけにして、水や食糧の確保に役立つサバイバル術を中心にしてくれた方がいい。 なんだか、以前、同じTBSで放送された「日本沈没ー希望のひとー」に似た雰囲気があると思ったのだが、脚本も選出も全く違う人たちだった。公式サイト
2023.05.06
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先日、親族緒結婚披露宴に出席した。 コロナ禍のせいか、入籍してから時間がたってからの披露宴で、出席者は新郎新婦の親族のみ。 都内のホテルで行われた。 数年前の若い同僚の披露宴の時もそうだったが、仲人はいない。司会者が両者の紹介をする。 披露宴では、テーブルに飲み物の瓶が並ぶようなことはなく、ホテルの従業員が一人一人に飲み物を注いでくれる。 したがって、新郎新婦の親が挨拶にテーブルを回って酌をするようなこともない。 非常に合理的でありがたい。 同席の人と話しながらゆっくり食事をすることができた。 こうあるべきだと思った。
2023.05.04
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就職活動がうまくいかず、たまたま内定をもらえた会社に、興味も知識もないままに入社してしまった若者・青山(工藤阿須加)。 職場はブラック企業の見本のような会社で、パワハラ以外能がないような上司(吉田鋼太郎)にいびられる。唯一の救いは先輩の女子社員(黒木華)。 こんな会社があるのかとは思うが、おそらくあるだろう。 民間企業が、ハローワークに出す求人票に嘘を書くのは珍しくない。ハローワークを通さない、大学の紹介での修飾だとすると、企業はやりたい放題だ。公務員ならこんなことはないのかというと、そういうわけではなく、パワハラ上司のために退職したり自殺したりする人がいるというのは、報道で目にする。 主人公は好青年の見本のような真面目な若者で、仕事のストレスに耐えきれず、自殺しようとしたところを助けられる。助けてくれたのは、小学校で同級生だったことがあるという山本(福士蒼汰)。 やがて、同級生だったことがあるというのは間違いだったと言うことになるが、二人は友人として付き合うようになり、山本は青山の状態を心配し、いろいろアドバイスする。 青山がやっと取った取引が、ミスでだめになるが、そのからくりは見ていればわかる。 もう一つの謎は、山本の正体。青山は幽霊なのかとも思うが、最後に種明かしがされる。 物語は淡々と進み、恋愛関係の話は一切ない。 主人公は精神的に救われるが、社会全体は何も変わらない。会社に残っている人たちは以前と同じ状況の中で仕事を続けていくことになるのだろう。
2023.05.01
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