夜空を見上げるブログ

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2023/10/13
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カテゴリ: 星・天体
昨日は久しぶりに快晴の星空が見込める天気でした。



今回はレンズで試してみたかったものを写してみました。
尚、今回の写真は注釈が無い限り画像処理はせずに載せてあります。



↑まずはこれ。実はこれは1秒で写しているんです。

夏に​ スターリンクトレイン を見ていましたが、その後にもう1度見ることが出来たんです。
それを写そうにも人工衛星は動いている訳で、星を写す要領で長くシャッターを開けておくとせっかくの列を成した姿が伸びてしまうので、いつか写せる時の為にD780なら短いシャッターで​どのくらい星が写せるのか試してみました。

15-30mmの30mmにて、絞りは2.8開放でISOを51200に上げて無補正で写したものですが、星空の写真としてはもう少し明るく写ってもらいたいところですが、スターリンクトレインを写すのなら使えそうな手応えを感じました。





↑他には先月買っていたトキナの​ 11-16mm レンズの描写も試したく、天の川を写してみました。

この写真はその写し比べの為にD780と15-30の15mmで写していたものですが↓​



↑こちらがD500に11-16mmを着けて、その11mm(16.5mm相当)にてIOS2500・f2.8→3.5・露出45秒で写したもの(2枚とも撮影設定は同じ)。

2枚を比べると(当たり前なのでしょうが)このレンズも星空を広く写す場合に充分使えると感じ、f値が2.8なので流星群の撮影にも便利に使えそうです。



↑レンズの描写性能を見るひとつの目安に四隅の画像を見るやり方があります、多分。

これはD780にタムロンの15-30mmレンズを着けて、その15mmにてf2.8→3.5・ISO2500で45秒で写したものの、左隅の角を等倍で切り出したもの。
右下が中心方向になり、そこから放射状に星が伸びてしまうことはどんなレンズにも少なからずあるのですが、これを見る限りこのレンズは個人的にはもうこれで充分と思えるほど良く写ってくれると思います。



↑こちらはD500にトキナの11-16mmを着け、その11mm(16.5mm相当)で上の写真と同じくf2.8→3.5・ISO2500・露出45秒で写した、やはり左隅の角を100%で切り出したもの。

こちらも中心部から放射状に星像が伸びていますが、多少サジタルコマフレア(明るい星がボテっとしている、それ。多分)が出ているしさらに一番隅ではピンボケにもなっていますが、四隅とも同じ状態ですのでこれがこのレンズの特徴のようですし、何よりも23000円くらい♪でこのレンズが買えていたことを思えば全然許容範囲です。



↑何よりも11-16mmレンズで一番うれしいのはこれ(上に載せているカットとは別に写していたものです)。




↑これにソフトンという明るい星をボワっと太らせて大きく写せるフィルターを使って写してみたものがこちら。
ひとつ上の写真と比べてこちらの方が星の位置が良く判ると思いますし、管理人としても各星座はこちらの方がその形を繋げ易いです。

ソフトンフィルターは画像に補正を加えるものですので星空の写真としては個人的には本来使いたくないものなのですが、でも星空の写真を一般の方にも見てもらうとなると恐らくこちらの写真の方が判り易いと思うので、最近は適宣適所で使うようになっています。

これまで使っていた最広角レンズの15-30mmではそのフィルターを着けることが出来なかったので、広々とした天の川の写真でもソフトン系のフィルターが使えるこの11-16mmは買って本当に良かったと思います。



↑そしてもう1つ。7月に中古で買っていたニコン純正の​ 28-300mm便利ズームレンズ

この写真のみf5.6→6.3・ISO6400・露出45秒で写したものを4枚重ねて画像補正していますが、普段管理人が星雲や星団を写す時に使っている70-200mmFLと比べると確かに星がいまひとつ太く写ってしまいますが、でもパソコンの画面程度で見るのであればとても高倍率ズームレンズで写したとは思えない写りだと思います、個人的には。

今回は45秒と短めの露出で写していますが、もう少し長めに露出を掛ければすばるを包んでいる淡いガス星雲ももっと良く写せると思います。

さすがにこのレンズをメインとして星雲・星団を写すことは無いでしょうが、でもこのレンズの性能の良さ(高倍率ズームレンズとしては)を垣間見れた気がします。


今回は結局2時間写して機材を撤収して、車に乗ったら21時10分でした。
夏至のころなら空の明るさが取れて星空を写せるようになる時間自体が21時過ぎで、それから撮影を始めることになるところに今ではその時間には撮影を終えて帰ることも出来るので、秋はある意味天体写真が写し易い時季ということが出来ます。

とはいうもののこれから月明かりの影響のない星空を写せるチャンスは数えられる回数しかありません。当地はこの後降雪により山の上など暗い所へは行けなくなってしまいます(-_-)。
その少ないチャンスにあと何回撮影に出かけられるでしょうか(-.-)。





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Last updated  2023/10/13 07:05:00 PM
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放浪の達人 @ Re:いつか写したい所(06/26) New! 行ってみたい場所、写してみたい場所って…
martind35 @ Re[1]:決行(06/25) New! 放浪の達人様 >小袋の醤油とか餃子のタ…
martind35 @ Re[1]:決行(06/25) New! ★紺桔梗様 >冷蔵庫が壊れたら、即、買い…
放浪の達人 @ Re:決行(06/25) 小袋の醤油とか餃子のタレとかは保存せず…
★紺桔梗 @ Re:決行(06/25) 冷蔵庫が壊れたら、即、買い換えます。

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