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December 29, 2005
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テーマ: 回想(14)
カテゴリ: 思い出
一番強力なセーターを着ているのに


今年一番の寒さでしょうか。

今日は曇り空で低気圧が頑張っているらしくて
頭痛とだるさで頭が働きません。


今年の山形は久しぶりの大雪らしくて
実家に行くのは諦めました。

事故に合うのが恐いです。



頭は働かないしぐらぐらするし寒いので








●箸が転がっても可笑しいお年頃だった話●



私が学生時代に
仲良しで大好きだったK子ちゃんとはアパートが一緒でした。


私が1階の南西の角部屋。
K子ちゃんは私の部屋の外の脇にある階段を上った
2階にありました。

アパートの名前は菊○荘というので
皆は「キクちゃん」と呼んでいました。


私もK子ちゃんも大学3年になると
段々夜中心の生活になりました。

私は夜に油絵を描いていました。


K子ちゃんのお父さんは油絵の画家で
K子ちゃんはその血を引いたらしくて絵が上手でした。

K子ちゃんはなんでもさささと描きました。
私は薄塗りを何度も繰り返して
時間を掛けて油絵を描きました。


深夜になると私とK子ちゃんの2人でインスタントコーヒーを飲んだり
おしゃべりをしていました。


ある夜K子ちゃんの部屋でいつものように話をしていた時、
どちらが言い出したのだったか
「箸が転がっても可笑しい年頃って言うけど本当かな?」
なんて話になりました。

「じゃ、やってみよう」
と言うのでK子ちゃんが台所から箸を持って来ました。

そして転がしてみました。

自分達が馬鹿な事をしているという自覚が
ふつふつと湧いてきて笑いました。

私とK子ちゃんはお互いを見て笑いました。
「箸を転がして笑っている~~~っ!!!」

と言ってはまた笑いました。
もう一度、箸を転がして笑いました。

箸なんかを転がして笑っている自分達が可笑しいと
また笑いました。

そんな事で笑っている自分達を考えると
また下らなくて笑いました。

そうしてずーーーーーーっと笑っていました。
涙を流して笑っていました。

ドツボにはまって笑いが止まらなくなりました。
床に転がって笑っていました。

「お、お、お腹が痛い~~」
「ダメだ可笑しくてダメだ~~」

「止まらない~~~っ」
「箸~~転がしてる~~」
「バカみたい~~~~」

ひぃひぃと笑いながら涙を流していました。



そして何と朝になってしまったのです!!

K子ちゃんの下の部屋に住んでいる
K子ちゃんの高校からの友達のKIちゃんが
ネグリジェ姿でやって来ました。

「朝から何をしてるの?」

賑やかなので見に来たのです。

それでKIちゃんに
「箸を転がして笑えるかやってみたら可笑しくて
夜からずっと2人で笑っていた」と言いながら
やっぱり私とK子ちゃんは笑っていました。


するとKIちゃんも私たちを見ながら
「どうしてそんな事で笑っているの?」
と言いながらも、
すでに私たちの笑いの渦に巻き込まれていました。

そして早朝に3人の二十歳の女の子が
膝を突き合せて身を崩して笑い合ったのでした。

もう~ずっと笑っていました。

KIちゃんは仕事があるので仕方なく
名残惜しそうに笑いながら去って行きました。


私とK子ちゃんはまだ笑っていました。

笑っていてご飯は食べられなかったので
朝ごはん抜きで出掛けました。

9時から授業があったので
2人で出掛けました。

大学まで道を歩くと16分くらい掛かるのですが
アパートの近くの崖を上って行くと4分で行けます。

それでその近辺に住んでいた学生は
みんな崖を上って行きました。


でも、笑いながら崖を上るのは大変です。
足に力が入らずにしっかり上れないんです。

しかも一晩中笑っていたために
笑いのツボにはまり込んでしまい

K子ちゃんと私はお互いを引っ張ったり
助け合いながらやっとやっと進みました。

ですが道の真ん中で笑い転げて地面に倒れたり、
その辺にぶつかって動けなくなったりしました。

その間も笑っていました。


ようやく大学に着いた時には力尽きていました。
いつもの倍は掛かりました。
皆に一晩中笑っていた話をしました。

そして講義中も笑いは消えずに
ずーっと笑っていました。

座った近くの人もつられて笑っていました。


その日は昼で授業が終わったので帰ったのですが
帰り道も笑っていました。

道を転げながら笑っていました。

K子ちゃんも私も疲れ果ててしまったのですが
やっぱり笑っていました。


アパートに着いてお互いの部屋に帰り着き
ようやく落ち着いたんだったかな~。

そこの記憶はあやふやです。



私の人生で一番笑った記憶です。
止まりませんでしたね~~~。

箸が転がっているのを見ても
10時間笑う事が出来るんですね~。



今思うと、
アパートの他の住人達がうるさいと言わないで
よく許してくれていたものだと思います。

毎日ワイワイと大騒ぎをしていたのに。
怒られた事がありませんでした。

アパートの皆さん、
その節は騒いでばかりいて申し訳ありませんでした。m(_ _)m

















●今年最後に贅沢を●

無職生活の無収入中に付き、
珈琲はインスタントを飲んでいました。

本来はブラジルの豆が大好きです。
味はかなり落ちますが久久に豆を買いました。


コーヒー・1


セールス品なので新鮮ではないのか
あんまり美味しく無かったですが
豆は豆。
今年最後の贅沢です。うふ。


コーヒー・2







●冬のノボタン●

11月の末に冬越しのために
ようやく庭から掘り上げたノボタンは
端々が力尽きて蕾が落ちましたが
最近3個のお花が咲きました。


ノボタン・4


今年の春に地植えにしたら、
巨大化してしまいました。

ベンジャミンより大きくなって1メートル55センチくらいです。


ノボタン・3


どなたか徒長したノボタンをどうすれば良いのか教えて下さい!!
ヽ(≧Д≦;)ノ

来年は木になってしまいます!!







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Last updated  December 29, 2005 05:33:32 PM
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