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January 12, 2006
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テーマ: 回想(14)
カテゴリ: 思い出
自分が一番正しくて、

自分の子供にも沢山の事を要求して押し付けました。

大変キツイ人だったので
私はなかなか言い返せませんでした。

ガミガミガミガミ怒る人でした。



小学4年生の頃に、
弟と私は両親の前に呼ばれて正座をさせられました。

そして厳かに父がこう言い渡しました。



小学4年の私と2年の弟は
何を言われたのか解りませんでした。

所が2人でケンカをしていると
ケンカ両成敗と言って家の隅まで追い詰められて
往復ビンタをされました。


事情を聞きもせずに殴るという親の行為は
私には愚劣な事にしか思えませんでした。

だから絶対謝りませんでした。
殴られても睨んでいました。


私にとって泣かない、睨むというのが
たった一つの自己表現だったんですね。


悪いかどうかを検討もしないで叩くのでは
私は納得できませんでした。


それ以前も居心地が悪かったのですが
その「スパルタ式教育方」を取り入れてからと言うもの
私の中には矛盾が膨らんでいきました。


これは良い!と思ったんでしょうね。

父は父親のいない子供時代を過ごしたので
私達が大きくなって来たら、
どう父親をやっていいのか解らなかったんでしょうね。

それでビシバシとスパルタ式を取り入れると
子供が正しく育つと思いついたんでしょうね。

父は短絡な思考の人なので
仕方がないと言えば仕方ない事ですが
それを止めるのが妻じゃないか!!
とか突っ込みたいです。


結局それ以後に
家の中の土台はどんどん傾いで行った気がします。


いつも忙しくてイライラしていて怒っていて
感情的な母に理性的な話をしても無駄だと
私は段々気付いて行きました。

でも一度だけ母に正面から立ち向った事があります。


それは中学1年の時でした。
字がとても上手な母は字が下手な私と弟に
いつもガミガミ言っていました。

書き方をこうしろああしろと言いましたが
私と弟の字は上手になりませんでした。

何しろ母は
「この辺で私より字が上手な人は○さんと○さんくらいだ」
と言っている人でした。

「どうして私の子供が2人とも字が下手なんだ」
と怒っている人でした。

今思うと、とても傲慢な人で
父はこの人のこういう強い所が好きだったんでしょうか?





私が母に一度だけ立ち向ったのは
中学1年の春か秋でした。

私は2Hのシャープペンシルで宿題を書いていました。
奥の六畳に私達4人家族の部屋があって
宿題もそこでしていました。

勉強机は部屋の外の広い廊下のような所にありました。

でも何故かその時は自分の机ではなく六畳にいたのです。
その頃は家族と一緒にいる事の方が良かったのでしょうか?



私がノートに字を書いていると母が言いました。

母「なんでそんな薄いペンシルで字を書いているの!
  あなたは字が下手なのだから濃い鉛筆で字を書きなさい!!」

私「私はこれでいいの」

母「字が下手な人は2Bの濃い鉛筆で書かないと
  益々字が下手になるんだよ!!
  いつも言ってるじゃないの。なんで2Bを使わないの?!!」


ガミガミガミガミガミガミ・・・・・・・・・・。
自分だけが正しい母は
私の言う事なんか全く聞く耳を持っていません。

しかも、
母が私を叱って自分に火の粉が飛ばないと分かると
弟がしゃしゃり出て来て
母に加勢してワイワイ口を出します。

自分も字が下手なのに弟は
自分は傷付かないと分かると攻撃態勢に入るのです。


そしていかに薄い鉛筆で字を書くと字が下手になるか、
濃い鉛筆を使うと上手になって行くかを
2人掛かりでこんこんと言い続けたのでした。

その頃の私は中学1年ですから
ペンシルの芯の濃さくらいは自分で選びたいわけです。


私「私は字を書くとき力を込めて書くから
  濃い鉛筆で書くと字が手に摺れて、
  ノートが汚くなるから薄いので書いてるんだ」

と幾ら言っても全く聞く耳を持たない母と弟。
私は段々腹が立って来て追い詰められてしまいました。

鉛筆の濃さまで母に従わなければならないのか
と思うと腹が立ち、
自分が怒られる状況に無いから加勢する
弟の卑屈さに腹が立ち、
ブッツンと切れてしまいました。

そして私は自分に理由があるのにも関わらず、
私の言い分を全く無視される事が悔しくて、
泣きながらノートと2Bの鉛筆を持って来て
泣きながら字を書きました。

ガミガミ言っていた母と弟も私の剣幕に驚き、
私の字が力のこもった字で2B以上に濃く書き残り
それを左隣りの行に字を書き連ねていくと
どんどんすれて汚くなって行くのを見ていました。

そして4~5行書いて「ほら!」と見せると
母は腑に落ちないと言う顔で仕方無しに
「ふ~~~~ん」
と言いました。

弟は黙って母や私の様子を見ていました。

私は初めて泣きながら訴えたのでした。
自分の考えを言い通したのでした。

でも母は汚い私のノートを見ても
自分が間違っていた事を認める事が出来なかったのです。

だから「ふ~~~~ん」です。
なのに「ふ~~~~ん」です。


「『あらゴメンネ。言い過ぎたね』
くらい言ってみろってんだーーーーっ!!!」

って、
その頃言えたら良かったのに。

私は泣きながら理不尽な思いを胸に溜め込んで
もうこの母親と弟には関わるまい、
真に受けるまいと心に堅く誓ったのでした。


ですからそれ以来、
私は母に正面から持論をぶちまけた事はありません。

一度頑張って闘ってみて、
こんな人と闘うのは無駄だと
見切りをつけてしまったのです。


諦めないで闘い続ければ良かったのに。
私ってすぐに諦めてしまうんです。

人と争うのがイヤだったんです。
自分が無視すればいいんだと思っていたんです。

私の闘いで、
もしかしたら母も変わったかもしれないのに。
(夫は劇的に変わりましたから)



今もあの時の母と弟の態度や顔付きを
はっきり憶えています。

自分の感情を剥き出しにしてしまった悔しさも憶えています。
私にとって、
泣きながら人に自分の考えを訴えるという状態は
とても苦痛でした。

もうこんなのはイヤだと思ったのでした。



今では母も認知症で何を言っても
笑って誤魔化す老婆となってしまいました。

弟に至っては昔の事は皆忘れたそうです。
ただ私に馬乗りにされて惨めだった事は憶えているそうで

何故私が馬乗りなったのか、
自分が大嘘吐きでずるくて卑怯なヤツだった事も
恐がりでいつも泣いていた事も、
威張り散らして私に「後ろを歩け!」と命令していた事も
みんな忘れたそうです。


いいなあ~忘れるって。
都合の悪い事はみい~んな忘れるんだ~~。ふ~~ん。


でも弟は高校2年の夏に私が仙台から帰ってきた時
「恥ずかしいから昔の俺の事は言わないでくれ」
と言っていました。

だから高校2年の時は自覚があったんですね。



この間馬乗りの話になった時に
弟に言えば良かったのに、
私はまた飲み込んだのでした。

馬乗りになった理由を。

だって修羅場になるのが嫌なんですね。
やっぱり飲み込んでしまうみたいです。

弟は自分が嫌な話をされると怒って立ち去り、
その後数年間口を利かないと言う前歴があるんです。

だから下手な事を言っても、
と思ってしまったのです。


何とかちゃんと口に出して言うようにしないと。
でも口にすると、
長い間に積もり積もった苦しみを
一緒に噴出してしまうんじゃないかと
恐いんですね。

平常心で口に出せるのかどうかが
とても不安なんです。



少しずつだせるようにしないといけないですね。
人に嫌な思いをさせたくはないんです。

それが甘いのかなぁ。















●ポンスケ●

今日の夕方の娘の発言。

娘「ワシに何か甘い物を・・・」
私「良いよ~。何か探してきて」

八畳の食品を入れている食器棚に向う娘。
しばらくしてきぃーきぃー声で叫びながら戻ってきた娘。

娘「ポンスケ!ポンスケ!!ポンスケ!!!」

何事かと見ると、娘の手には100円のお菓子が。
その名も「ポンスケ」だったーーーっ!!!

ボックス型の揚げせんの名前が「ポンスケ」!!!

面白くないですか?
写真を撮りましたので笑って下さい。


ポンスケ


その名も「ポンスケ」!!!
ああ~ずっと買っていたのは私なのに
気付きませんでした~~~~っ!

悔しい~~~。
こんな素適なネタに気付かないなんて。


ポンスケ


娘にお株を取られた私でした。(- -ヾ









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Last updated  January 12, 2006 06:27:03 PM
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