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November 15, 2025
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カテゴリ: 読書感想
3月に読んだ本の感想をやっと書き起こしてます(;^ω^)


『捜査官ケイト』A Grave Talent
ローリー・R・キング著 森沢麻里=訳
集英社文庫 1994年11月18日出版

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■あらすじ 
サンフランシスコ郊外で、3件の連続幼女殺人事件が発生。
新鋭の女刑事ケイトは、ベテランのホーキン刑事と組んで、
恐るべき犯人を追う…。
エドガー・アラン・ポー賞受賞のデビュー作。

■感想
コツコツ事実を積み上げつつ、主人公ケイトや
上司アル・ホーキンの推理・感性がきらめく
良い推理小説だった。

何より登場人物が全員人物像がはっきり仕上がっていて
豊かな彩りにあふれていて、
みんなそれぞれが物語の中でしっかり生きていた。
そして全員好きだった。
読み終わって思った。
私にとって非常に珍しいのだけれど、
沢山の登場人物がみんな好きだった。
この人が事件と関係していないと良いなと
思いながら読んだ。

事件はタイラーズ・ロードと言う、
電話やテレビや電気も部分的にしか通っていない、
文明をセーブして自然を大切にしている人達が
100人くらい暮らしている所で起きた。
こんな所があったら面白いと思った。
生活の中心に人間がいて、
それぞれを大切に扱い、丁寧に生きている。

ロードの外に働きに出ている人も沢山いて、
週に2回だけロードで車が使える。
この、自然や人間を大切にしているコミュニティを
理解するまで時間がかかったが、
地主であるタイラーが
世間の悪意やマスコミの暴力的好奇心から
住民たちを守り、
平和で静かな暮らしを守っている。
面白い人だらけだった。

ホーキンは始め、
女性刑事ケイトの対処に困ったけれど、
どちらも誠実で実直な人柄なので
仕事に徹したらすごく良い相棒になった。

なぜこの事件が起きたのか?を
掘り当てるまでが面白かった。
犯人を誘き出す所は先が見えてしまって
興味が失せてしまい、最後は頑張って読んだ!(笑)



■著者情報
ローリー・R・キング
ローリー・キング表記あり。女性作家。
カリフォルニア州オークランド生まれ。
・『捜査官ケイト』A Grae Talent(1993)
・『愚か者の町』 To Play the Fool (1995)
『消えた子』 With Child (1996)
・『捜査官ケイト-夜勤』Night Wark
(2000)

経歴 大学での修士論文は「エホバの女性的側面」。
1977年宗教学の教授と結婚し、
夫と共に
5大大陸20か国以上を旅行した後
執筆活動を開始。
宗教学の名誉博士号を持つ。
サンフランシス市警の女性捜査官ケイト・マーティネリを主人公にした
「捜査官ケイト」で米国探偵作家クラブ(MWA)と
英国推理作家協会(CWA)の最優秀新人賞を受賞。
同シリーズの「捜査官ケイト 消えた子」はMWA賞最優秀長篇賞に
ノミネートされる。
シャーロック・ホームズの愛弟子となった〈メアリ・ラッセル〉シリーズも書き、
「シャーロック・ホームズの愛弟子 女たちの闇」でネロ・ウルフ賞を受賞。



に恵まれます。

 そしてこれ以後はこのデビュー作に登場した女性捜査官のケイト・マーティネリと、シャーロック・ホームズの弟子の女性素人探偵メアリ・ラッセルの活躍するホームズ・パスティーシュの2つのシリーズを中心に作品を発表し、人気作家としての地位を確固たるものとしています。

 ちなみにデビュー作は「捜査官ケイト」でしたが、これは彼女自身3番目に書いたものらしく、そのひと月ほど前には既にメアリ・ラッセルものを二つ執筆していたといいます。従って彼女自身が初めて書いたミステリ作品というのは実は「シャーロック・ホームズの愛弟子」ということになるようです。

シャーロック・ホームズの愛弟子
「シャーロック・ホームズの
愛弟子」
(1994年)
(集英社)

 メアリ・ラッセル・シリーズについては1915年、イギリスのサセックスの丘で15歳のメアリ・ラッセルが探偵を引退したシャーロック・ホームズと出会うところから始まりますが、不幸な事故で家族を亡くしたメアリが、友人として、教師として、父親として、そして時

 そしてこれ以後はこのデビュー作に登場した女性捜査官のケイト・マーティネリと、シャーロック・ホームズの弟子の女性素人探偵メアリ・ラッセルの活躍するホームズ・パスティーシュの2つのシリーズを中心に作品を発表し、人気作家としての地位を確固たるものとしています。

 ちなみにデビュー作は「捜査官ケイト」でしたが、これは彼女自身3番目に書いたものらしく、そのひと月ほど前には既にメアリ・ラッセルものを二つ執筆していたといいます。従って彼女自身が初めて書いたミステリ作品というのは実は「シャーロック・ホームズの愛弟子」ということになるようです。


「シャーロック・ホームズの
愛弟子」
(1994年)
(集英社)

 メアリ・ラッセル・シリーズについては1915年、イギリスのサセックスの丘で15歳のメアリ・ラッセルが探偵を引退したシャーロック・ホームズと出会うところから始まりますが、不幸な事故で家族を亡くしたメアリが、友人として、教師として、父親として、そして時









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Last updated  November 15, 2025 05:57:25 PM
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