全4件 (4件中 1-4件目)
1
土曜日の夜は水無川でのキャンプに参加するつもりだった。メンバーの一部はキャンプの集合時間のまでの間を利用して広沢寺でクライミングをするというので、短時間という身勝手な条件で参加させてもらった。 いつもの週末の例として、この日の弁天岩には朝からロープ簾ができていた。岩場の基部に休んでいると、金物が何回か上から落ちてきた。空いているルートを探して終了点まで行っても、懸垂での下降は最大限の注意が必要だった。ロープを下ろすと登攀者ににらめつけられるので、最初の下降者をロワーダウンさせてロープを下まで届いた状態にして懸垂下降をした。 午後からはセルフレスキューの訓練を行う予定だった。ところが小雨が降りだし、岩は滑るようになった。雨の止むのを待つ案もあったが、すぐに岩は乾かないという判断で引き上げることとした。 キャンプ地は水無川の戸沢出合の駐車場である。日没寸前に着くと、先発隊が雨の中、タープの下でバーベキューの炭火を囲んでいた。私は昔から丹沢でのキャンプは違法キャンプも含めて好きでよくしているが、ここでのキャンプは初めてである。もっと静かで雰囲気のよい場所があるのに、なぜこんな人気の多い場所でキャンプするのだろうとキャンパーを見下していた。ところがこのキャンプ地も今回はなかなかよい場所と思った。雨降りという環境が、よい方向に作用したのかもしれない。 朝になっても同じような雨が続いていた。起きると張りぱなしにしていたタープは風で倒されていた。傘をさしながら朝食をとっていると、沢装束の人たちが山に入って行く。岩を予定していたが雨なので沢に替えるという計画はよくある。丹沢の沢は雨の日でもできる遊びなのか、それとも雨でも山に行きたいという表れなのか。
2010.06.29
コメント(0)
梅雨に入り、はっきりしない天気が続いている。週末には谷川岳の一ノ倉沢を予定していたが、よい条件は望めないので中止となった。急きょ代案を考え、丹沢は小川谷廊下に行くことにした。小川谷ならばどうせ濡れるので多少の雨が降っても関係ないというのが一番の理由である。また短時間で遡行でき、下山は簡単でエスケープもしやすいのもよい。 2日前にまとまった降雨があったので水量は多かった。夏の暑い日ざしの下ならば、もっと積極的に水の中に入っていけるのだが、今日は少し水を避けてしまった場面もあった。同行者は水圧に負けて岩から剥がされて水没したりした。駐車場を出て戻るまで3時間半ほど。短いが、いつ遡行しても楽しめるルートだ。難しいとか易しいとかは別次元の楽しさがこの沢にはある。
2010.06.20
コメント(2)
テニスを趣味にしていたころの話である。テニス仲間に私が山を趣味にしていることを公言していたので、よく山のことを聞かれた。一度「山とテニスとの一番の違いは」という漠然とした質問を受けた。こんなことは考えたことはなかったが、不思議に直ぐにこんな風に解答した。「テニスはしている時は山より楽しいが、その時を過ぎてしまえば思い出のようなものが残らない。山はその逆だ」 このブログには山に行けば行ったと記録に残す意味もあって記事にしている。しかし最近の数回の岩登りのことは書かなかった。なんだか義務と時間つぶしのような山だったので特に書きたい気持ちが起こらなかった。 昨日は日帰りで三つ峠・屏風岩に行った。他の計画が急につぶれたので、テント泊で行っている山岳会の山行への飛び入り参加である。自分の限界を押し上げようなんてことは思わず、自分の限界内のクライミングに留めた。岩にとりつけばただ時間を忘れるような面白さに純粋に興じることができる。それでも私の心の中には、山らしい山に行っていたらという思いも残った。
2010.06.13
コメント(2)
丹沢へは直前になって行き先を決めることが多いが、今回はかなり前から予定していた計画だった。だいぶ前に山岳会で一緒だったSさんとあることがきっかけで連絡が取れ、なんとなく丹沢を歩こうという成り行きになった。あまり丹沢を歩いていないようなので、私からコースを提案した。ツツジの季節だったので、蛭ヶ岳を北東尾根から登り白馬尾根を下るコースとした。ちょつとシロヤシオを見るには遅すぎるかと思っていたが、今年は春の低温のために開花が大幅に遅れたのが幸いした。 午前中は晴れの予報だったが、麓から見る丹沢山塊は暑い雲に覆われている。出発から2時間、やっとブナの木が現れる頃から深い霧の中を歩くようになった。5月中旬から竜ヶ馬場東尾根、同角尾根、水無川本谷と丹沢山行が続いたが、行く度に緑が濃くなって行くのを実感した。しかし霧の中では緑は不思議と弱弱しく見えてしまう。そろそろ頂上が近くなった時に突然と晴れ間が現れた。尾根の片側だけ霧が動き、弱弱しく見えていた木々の葉が明るく輝いた。急に季節が夏に進んだような変化だった。 蛭ヶ岳北東尾根ではシロヤシオは期待したような状態ではなかった。白馬尾根でも花の付きはあまりよくはなかった。しかし白馬尾根ではブナの林の下を白い花を付けたシロヤシオが埋めていた。この季節の主役はブナではなく、間違いなくシロヤシオだった。
2010.06.06
コメント(0)
全4件 (4件中 1-4件目)
1