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また少し落ち着いてきたので、再開します。もう少し、地震の話におつきあいください。
まだ、宮城では、毎日のように小さな余震が続いています。沿岸部では、地盤沈下で冠水してしまう問題も続いています。行方不明者の捜索も続いていますし、津波で破壊されてしまった地域の後片付けも残っています。自衛隊、警察官、役場関係者、工事関係者、ボランティア、いろんな人が頑張っています。浸水したエリアでも少しずつ営業する店も増え、仮設住宅が公園などいろんな空き地にできて新しい生活が始まりつつあります。と同時に、補償の問題、壊滅地域をどうするか、失われたインフラや家や職場をどうするか、復興の遅れ、被災者間のトラブル、貧富の差の拡大、いろんな問題がでてきています。数年規模で莫大な費用とパワーがかかることですから、行政の助け、一人一人の努力が必要でしょう。
さて、個人的に、被災して大切だと実感したことを。
まず一番、大切なことは、一番、難しいことですが、地震が少なく津波の危険もなく、地盤も安定しているところに住むことです。ただ、地震の多い太平洋側の方が発展してますし、便利な平地に都市がありますし、生まれ育った土地とか仕事のからみもありますから、なかなか難しいところです。
次善の策としては、海沿いと川沿い、過去に浸水のあった土地は避け、地域でも安全なところに住むことでしょう。また、ユーラシアのように広大なプレートには大きな浸食平野があって地盤も固いですが、日本の平野はほとんどが川の堆積でできた堆積平野(扇状地・氾濫原・三角州からなる沖積平野)ですから、肥沃で平らで開発はしやすい反面、地盤が弱いところが多いです。地下水くみ上げによる地盤沈下、地震による液状化の問題もあります。できるだけ、高台に住む、低地でも湿地や水田を埋め立てたところは避け、必要に応じて地盤改良が必要です。
今回、津波で壊滅的な被害を受けた地域は、石巻など5m程度の津波なら堤防道路で防げるでしょうが、10m以上の津波にやられたところは堤防で防ぐことは無理でしょう。堤防・公園・港や工場など必要最低限のみとし、住宅地の移転はしかたがないでしょう。
次に、重要なことは避難と備えです。今回は千年に一度の災害と言われていますが、自然災害に予測はつきません。あらかじめ最悪を想定して、避難する準備をして、危ないと感じたら、最低限の備えで逃げるのが大切です。
今回は、きついようですが、津波を甘く見て、逃げ遅れた人もいると思います。
あとは、行政側にも、防災設備や避難所の確立、日頃の訓練、備え、起きた後の適切な対処と補償が求められます。
その次ぐらいが構造です。
一般的に、木造軸組工法、木質パネル工法やツーバイフォー、鉄骨、鉄筋コンクリートの建物の順に耐震性が強くなります。ただし、設計と施工も重要で、総二階で窓などが小さく、吹き抜けや広いLDKなどがなく、耐力壁をきちんと配置して、ていねいな施行が重要です。また、重い瓦屋根やクラックの入りやすい塗り壁も、地震には弱いです。
今回、地震で壊れた建物の多くは、地盤の弱いところにあった古い建物でした。津波で破壊された地域でも、ほとんど基礎だけになっている中で、コンクリートや鉄骨などがっちりした建物は1階などはかなりの被害でも建物は残っていますし、意外に木造でも丈夫な家は残っていました。
あとは、細かい地震対策を。
震度6を越えると、突っ張り棒や固定金具程度では倒れる家具もありますから、やはり、壁にきちんとくっついた備え付けの家具が一番です。マイホームの場合、本棚、収納棚、食器棚などが該当すると思います。
あとは、棚に入れたものが落ちたり壊れたりしないように、、本棚の場合、扉を付ける、奥行きを深くする、奥の方を低くする、シートを敷く、隙間を詰めて動かないようにする、上の方は落ちてもいいものをおく、食器棚では、シートを敷いたり、無理な積み重ねはしない、など工夫が必要でしょう。
といいつつ、自宅の本はほとんど落ちてしまいましたが、、4月7日の余震の震度6では一部しか落ちなかったので、効果はありました。
耐震シートも有用でした。市販のものは高いので、普通にホームセンターで売っている厚めのビニールのシートで十分です。床に置いてあるテーブルなどには、すべて下敷きしていたので少しずれたぐらいでした。(最近の液晶テレビは固定も必要です。)
固定系の耐震グッズも、使えるところには使っていました。物置は、どうしてもどうでもいいものは積み重ねて収納してしまいますので、つっかえ棒付きの間仕切りをしていたのですが、大丈夫でした。
ライフラインが絶たれることも多いですから、備えも大切です。

やはり、水と食べ物が一番です。
水は、オール電化なら電気温水器の水が使えます。飲用は推奨されてませんが、沸騰して使う分には問題ありません。460Lはデカイです。給水に並ばなくてすみます。お風呂水なども洗濯用途には使えます。
飲料水は、断水になるまでタイムラグがあるので汲めるだけ溜めておく、ミネラルウオーターを備蓄しておくのがよいでしょう。
また、給水が始まったら、水を運ぶ容器として、給水用ポリタンクなどが必要になります。地震後に、折りたたみ式ウオータータンク20Lを購入しました。置き場に困らなくて、便利です。
非常食といえば、レトルトパックや缶詰になりますが、パンやごはんなどを冷凍していれば、1週間近くは持ちます。
カセットコンロも役立ちます。温かく調理して食べられるのは大きいですし、カップラーメンを食べるにもお湯が必要ですから。
大災害では、都市ガスも止まりますし、プロパンガスも点検が必要で使えないことがあります。停電では、電気を使っているコンロやガス給湯器やガスストーブは使えません。
水洗トイレは、電気がなくてもレバーで流せますが、水がないと使えません。断水中は、トイレに小便5L・大便15L程度も使うのは勿体ないですし、仮設トイレなども毎回行くのは大変ですから、小便は尿瓶に、大便はビニールの袋に紙をつめてバケツみたいなものに座ってするようになりました。
地震後、サニタクリーンを購入しました。固める薬と消臭剤が入っています。洋式便器やバケツにかぶせて使います。小と大に使えて、1回分100円ちょっとです。
停電では、電池と、電池で動作する懐中電灯、ラジオなどが大切です。充電式電池はいっぱいあったのですが、充電切れなども多く、やはり、エネループがいいです。
しばらく、乾電池は購入できませんでしたが、最近は普通に買えるようになりました。単3は充電池が使えますので、コジマネットで、単1アルカリ4本390円、単2アルカリ4本280円、三菱製を購入しました。
最近の携帯やデジカメはバッテリー時間が短くなってますから、替え電池も必要です。平常時でもセカンドバッテリーとして使います。携帯の電池は、ドコモならプレミアムクラブに入会して条件を満たせば、無料でもらえます。大災害後は、携帯はつながらないことが多いですが、連絡しようとアンテナが立つのをみているだけで電池は消耗しますし、ワンセグで情報を入手するにも電池は大切です。
発電機は、1200Wクラスでガソリン4.2Lで6時間程度、20Lの携行缶で30時間ぐらいと短く、3万円弱と高く、騒音の問題もあって、なかなか使えませんから、携帯の充電などどうしてもという時には車のDC12V AC100Vコンバーターが役に立ちます。
ちなみに、太陽光発電付きの家なら、停電でも大丈夫かというと、停電時専用のコンセントで使えるのは1000W程度なのと、曇れば使えなくなるので、一時使用程度です。エネファームなどの燃料電池は、電気がなければ使えません。
冬は暖房が必要ですが、昔の家なら電池式の石油ストーブが使えますが、最近の高気密住宅では換気が必要で常備してませんから、電気がないと無暖房状態になってしまいます。あとは、ホッカイロや厚着や毛布で温めるしかありません。
夏の暑さは、うちわと薄着で我慢するしかないでしょう。
被災が長引くほど、足りない物を調達するための足が必要になります。会社によっては、大災害でも休みにならないところもあります。
停電では、ガソリンスタンドをはじめ、お店がほとんど休みになるので、ガソリンなど物資が不足していきます。
地方では車がないと何もできませんし、スタンドが再開してもしばらくは大行列ができますから、ガソリン携行缶もあった方がいいです。震災後はどこも売り切れでしたが、ようやく買えるようになったので、20L用を購入しました。

あとは、最後の頼みは自分の脚。歩くのもよし、自転車で移動するもよし。
そういった時に意外に必要になるのが、ナップサックです。
備えあれば憂いなし、地震など災害の多い日本ですから、今回の被災を教訓に、今後の災害にも備えたいものです。
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