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塩山 慈雲寺にある樹齢300年の糸桜 ちょっと妖怪じみた枝ぶり 高さ14メートル境内の別の桜菜の花と一緒に塩山には桃花もたくさんさいていました抽象画っぽく撮ってみました帰りに駅への近道を人に聞いたとある地元女性が 「私の家の端にあるお地蔵さんのところを右に曲がり・・・」と説明してくれたのだけど「私の家」の土地が広く、20mぐらい先まであって そこにでかいお地蔵さんが確かにいたなんかスケールが違うね
2023年03月30日
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倍賞千恵子主演のプラン75という映画を見ました政府により安楽死が法的に認められた社会75歳以上の人は、個人の意思で安楽死を自由に選択できるようになった財政上の理由からか、国としてはむしろ安楽死を勧めてくる街中には、プラン75と書かれた旗がたてられ、無料相談所のようなところも設けられていたりで高齢の相談者には、役所の職員達があたるのだがまるでオトクな保険でも紹介するように応対する職員の一人を磯村勇斗が演じていた彼は以前、綾野剛主演の「ヤクザと家族」という映画にも出ていたけどそこでの半グレ役がぴったりでしたね秘めた心をもつ今風の若者を演じさせたら光るしかし今回はかなり反省気味で真面目さのある役自分の叔父がプラン75の申し込みに来たあたりから法のマシンとして働く自分の仕事に違和感を覚えはじめる一方、アジアのほうから日本に働きに来ている子持ちの女性も話には登場する子供は重い心臓の病のようだ自国の人たちの集まりで、その子の治療にかかる費用の助けを求める場面があった大事にされる小さな命 それを放ってはおかない周囲 人と人との関係が乾きつつある現代の日本人とは、対象的な構図で描かれていたさて、主役の倍賞千恵子は死を選ぶのか、それとも生き延びることを選ぶのかそもそも生きることの理由とはなんだろうそこに明確な理由はあるのか人は社会をまわすためだけに生きているわけではないただ生きたいという本能があるから生きているのかそれだけでもなさそうだ以下ネタバレ倍賞千恵子はプラン75を選択する決められた日に、施設で、死の床について横になっていたすると、カーテンの隙間から隣のベッドにいた男性と一瞬、目が合ってしまうその男性はいま薬を注入されたばかりで、だんだんと目を閉じて、そのまま眠るように息絶えてしまうその一部始終を見ていた倍賞千恵子は、びっくりしたように床から起き上がる眼の前で死んでいく人を見て、いまさらながら死ぬことに抵抗を覚えた人に見られる、ということは自分が生きていることの証なのかもしれない自分に向けられていた視線のひとつが確実に失われることで、寂寞たるものに襲われたのだろうか死んでしまえば、自分への視線はこの世からまったく無くなってしまう・・・彼女は施設をあとにして帰るあてもなく、さまよい歩く道端で、ふらふらとした足取りで柵によりかかり、夕日を眺めるシーンで話は終わるそのときに、小さくかすれた声でこの詩をつぶやいていた彼女のカラオケの十八番でもあった塩山にて
2023年03月28日
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