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2016年02月10日
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先日、諏訪清隆医師(旭川赤十字病院 第一小児科部長)の講演を聞く機会があった。
現在は、好むと好まざるに関わらず、私たちの生活環境はデジタル機器に囲まれている。
テレビやDVD、ケータイ、スマートフォン、パソコン、ゲーム機器等々
私たちの生活から電子機器をなくしてしまったら、江戸時代の生活にもどることになるだろう。
しかし、人間という動物の体は、原始時代からの環境に適応するようにできており、
急速なデジタル化環境にはついていけない部分がある。
はっきり言って、この私自身がついていけない部分が多いし、
肉体的な面では、高校生の頃までは2.0という視力を持っていた私が、
パソコンを使うようになってから近視になってしまった。

これは絶対にパソコン使用のせいだと思っていた。

長男が小学校四年生の頃にテレビゲームが出現し、大人も子供も夢中になった。
それまでは息子を含めて近所の子供たちは、放課後は公園で遊ぶのが当たり前だったが、
各家庭にテレビゲームが普及すると、あっという間に公園から子供たちの姿は消えてしまった。
そんな子どもたちは大人になり、今では子育て年齢である。

私は乳幼児健診会場でのボランティア(赤ちゃんと絵本を見たり遊んだり)をしているのだが、
その会場でもスマートフォンを気にするお母さんたちは多い。
さらには、泣いている赤ちゃんにスマートフォンを見せてあやす人さえもいる。
(それには本当にビックリした)
聞けば、赤ちゃんが泣き止む動画(アプリ?)というのがあるらしい。
時代はここまで来たのかと、びっくりするやら、それでいいのかと心配になるやらの思いが膨らんでいたので、


さて、その講演内容は想像通りというか、
想像以上に子どもたちは大変な環境にあるということを痛感するものであった。

諏訪先生は 「子どもとメディア北海道」 での「子どもとメディア公式インストラクター」をされており、その紹介には下記のように書かれている。

 また、両親のメディア依存や誤った認識のために乳幼児をはじめとした子ども達の発達が脅かされていることを心配していた。
 2009年、NPO法人 子どもとメディアの古野氏の講演を拝聴し、現代の子ども達の状況に愕然とし“子ども達を守るためになんとかしなければ手遅れになる”と痛感した。
 そこで、小児科医が公式インストラクターの資格を持つことで、専門性を生かして子どもの発達とメディアについての啓蒙を広めたいと考えた。


その講演内容の詳細をここに書く事は難しい(というよりかなり長文となりそう)ので、
会報 を読んでいただきたい。

そこにも書かれているけれど、子どもが幼い頃からテレビやゲーム機器に長時間触れていると、
脳(前頭前野)の発達を阻害し、注意能力低下、言語能力低下につながるそうだ。
また、小中学生が長時間ゲームをすると勉強したりする能力が低下するそうである。

講演では、ことばの発達への影響や体力低下、睡眠リズムへの影響と食事の関係など、
メディア機器の子どもの成長への影響についての、データーを元にしたお話を聞くことができた。

ちょっとショックであったのは、インターネットやゲーム依存状態の脳は、
コカイン等の麻薬中毒と同じような「脳内ネットワーク障害」を起こしているとのこと。
最近、「ネットいじめ、ネットトラブル」についてよく聞くけれど、
それ以前に子どもの脳に悪影響を与える可能性が高いということに、
私たち大人はもっと危機感を持たなくてはならないと感じた。
また、日本の子どもたちは「慢性睡眠不足状態」でもあり、
それは特に乳幼児期には「ことばの遅れ」や「ADHD」に似たような症状をみせることもあるようだ。
そのまま電子機器に触れる機会が増大し、睡眠不足や生活習慣や食事の乱れが続いたなら…。
最近、子どもの発達障害のことがよく聞かれるけれど、その発端にはそんなことも関係あるのかもしれない。

日本の子どもたちの学力低下を憂うるならば、
もっとこのような研究の結果を真摯に受け止めた対策を考えて欲しい。
少なくても私は 「教育現場でタブレット端末浸透 2020年の「1人1台目標」前倒しが進む」 が良い方法とは思えない。
教育が経済効果の道具にされてはいけないと思う。









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最終更新日  2016年02月10日 11時33分42秒
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