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原始が原の山開きの日。小屋で目がさめて,山岳会の仲間や一般の参加者が続々と集まってきました。ちょっと風邪気味だった私は,原始が原までの往復コースを行こうと思っていたのですが,どういうわけか富良野岳縦走コースで,十勝岳温泉まで山越えすることになってしまいました。その上,A班の先頭を仰せつかって,一番前を歩くことになりました。この場合,ペース配分が参加者に合わせなくてはいけないので,気を遣うんですよね。天使の泉までは,ゆっくりゆっくり進んで行きました。すぐ後ろを歩いてくる年配の女性は,よく山を歩いているようで,しっかりついてきてくれます。A班は高齢の方が多いと聞いていましたが,なかなか歩いてくれそうです。先週,水かさが増していてちょっと不安だった広原の滝の上の徒渉地点は,手を支える程度で難なく渡ることができました。急斜面を登ると,原始が原入口です。本来,ここから引き返すグループに入ろうと思っていたのですが,あの富良野岳を登らなければならないのです。30年くらい前の学生の頃,天気を気にして「行けるところまで」と言って,手ぶらで山頂まで登ってしまったことがありました。それ以来2回目のこのコースです。とりあえず,スピードは極力落として,休憩時には水分と栄養を充分補給して進みます。後ろからB班の人たちが登ってきますね。原始が原の中を適度な登りで,のんびり歩いて行くことができ,とても気持ちが良いです。やがて,原始が原も終わり,雪渓登りが始まります。夏道が出たり,雪渓になったりしているので,迷わないように気を付けなくてはいけません。だんだん脚が疲れてくる頃ですが,栄養補給が効いているのかつる気配を感じません。サポート役の山岳会員がこんなところで脚がつったら恥ずかしいですね。雪渓を過ぎると,歩きにくいガレ場です。大きな石があるところは良いのですが,小石ばかりになってくると,かなり登りにくいです。先頭ですから,落石を起こさないように気を付けながら登っていきます。ここは,かなりゆっくり登っていきました。30年前の経験で,上に見えるピークが山頂ではないことを覚えているので,期待せずゆっくり進みます。ピークを登り切ったら,ホラ向こうに山頂が見えるでしょ。でも,山頂にはすぐ着きましたよ。富良野岳山頂には,上富良野側から登ってきた集団がたくさんいました。後続のB班,C班も少し遅れて到着しました。十勝岳が見えますね。こちらは歩いてきた原始が原方面です。みんなで記念写真を撮って,A班は早々と下山開始です。幾多の雪渓を横切り,着々と高度を落としていきます。ここは,昨年の秋に風雨の中降りていったところなので,温泉までの距離がわかります。焦ることはありません。ゆっくり安全に降りていって,無事十勝岳温泉に着きました。ところが,後続にちょっとしたトラブルがあり,全員が降りてくるのにかなりの時間を要してしまいました。温泉で汗を流す予定でいましたが,帰りが遅くなりそうなので,仲間に原始が原の登山口まで送ってもらい,車を拾って旭川に戻りました。すごく疲れましたが,充実した週末になりましたよ。
2017.06.19
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この週末は,山三昧でした。土曜の朝,5時過ぎに自宅を出発。富良野へ向かいます。富良野西岳の山開きなのです。富良野ゴンドラの山頂駅から,一般参加者のサポートとしての仕事です。お天気にも恵まれ,絶好の登山日和の中,意気揚々と出発しました。朝の冷気で,肌寒かった気温も体を動かすうちに徐々に温まってきます。西岳に向かう登山道も歩きやすくて,ハイキング気分です。ここはゴンドラで登れて,あまり登らなくて済むので小さな子どもでもOKです。途中で,富良野の街を見下ろせるところに出ます。向こうに見えているのは,明日山開きをする十勝岳方面です。これは,オオガメノキ。葉っぱが亀の甲羅のように見えるからなんだそうです。覚えにくい名前でも,理由を聞くとすぐに覚えられますね。雪渓のある急斜面を登ると,山頂が見えてきます。反対側には…こんな芦別岳の勇姿が見えます。すばらしい光景ですね。山頂でお昼を摂った後,拾いものをしながら下山しました。プリンスホテルで汗を流した後,今夜泊まる山小屋に向かいます。ニングルの森管理棟です。明日は,ここから原始が原の山開きに参加します。そのうち,仲間もたくさん集まってきて,夜の宴会が始まりました。こういった山小屋の雰囲気,大好きです。西岳で拾ってきたものも上にのせて,ジンギスカンの始まりです。明日もあるので,適度に抑えてシュラフの中に潜り込みました。
2017.06.19
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