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昨年9月に「自然アート アンテロープキャニオン」でアメリカ合衆国のアリゾナ州にあるナバホ居留区(ナバホ・ネイション)を紹介していますが、今回もそのナバホ居留区からです。
モニュメントバレー 1 (ナバホ・ネイション)
アメリカ合衆国アリゾナ州、ユタ州
モニュメントバレー・ナバホ・トライバル・パーク
(Monument Valley Navajo Tribal Park)
以前も(「アンテロープキャニオン 2」)紹介したように、 ナバホ居留区は、アメリカ政府が認めた「インディアン」の部族に与えられたリザベーション(保留地)です。
リンク 自然アート アンテロープキャニオン 1
リンク 自然アート アンテロープ・キャニオン 2 (インディアン居留地)
それ故に、 モニュメントバレーは、国立公園ではありません。
独立国家に近い強い自治権を持つ先住民族のナバホの人々が、管理、運営するナバホの人々の公園
なのです。
アメリカはやはり広大です。先の景色が霞んでいます。
この岩山を越えると見えてくる浸食台地のオブジェ。
「グールディング・ロッジ」は ハリー・グールディング夫妻
がナバホ族からわけてもらった土地に1928年に建てたロッジだそうです。
そして夫妻は、 映画のロケ地として招致し、世界にこの地を紹介
したようです。
古くは西部劇ムービーのスター、 ジョン・ウェィンの「駅馬車」「黄色いリボン」「荒野の決闘」「アパッチ砦」。
マイケル・J・フォックスの「バック・トゥ・ザ・フューチャー3」
ハリソン・フォードの「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」
など、象徴的な土地だけにいろいろと使われているようです。
「ハリー・グールディング夫妻のTrading Post」はここで撮影された映画のポスターなどが展示。
ここで乗ってきた車を降りて、ナバホ族のツアーに乗り込みます。(四駆)
彼らでないと、立ち入れない区域があるのです。(彼らの土地なので・・。)
境界線のように見えますが、ガード・フェンスのようです。
ナバホ居留区での観光ビジネスはナバホの人々の収入源なので、かってに四駆で侵入されないようにしているようです。
赤茶けた大地にオブジェのような形をした岩山が、ポツンポツンとまるでそこに置いたかのようにそびえています。
ビュート(残丘)・・残り方はさまざま・・・。
もとは 台地が浸食されて、テーブル状に残ったメサ(Mesa)と呼ばれる台地
があり、さらにそれが 浸食されてビュート(残丘)と呼ばれる孤立丘を創り出しています。
ビュート(残丘)

もともと コロラド高原の一部であったこの地は、先カンブリア時代以前に遡る造山運動や時代で異なる堆積層を持ち、加えて周期的に熱帯の海中に水没したりして形成
されたようです。
簡単に言うと、 台地の堆積の地層の質が、かなり異なる為に、浸食されやすい部分と残る部分ができた
ようです。
今にも崩れ去る台地が生々しく見られます。
このような特殊な浸食は、差別浸食
と呼ばれるようです。
土が赤いのは鉄分です。
つづく
リンク モニュメントバレー 2 (バレー・ドライブ)
リンク モニュメントバレー 3 (聖地・・エネルギー・スポット)
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