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体が日本時間のままなので、あまり眠れないうちに体が起きてしまい、しょうがないので、部屋のLANの利用可否を確認する。だめでした。第一日目久しぶりにドイツ本社にいった。相変わらず広い。本社内に公園があるというか、公園の中に本社がある感じ。日本でちまちま資産を切り売りしていないで本社を売れよって少しだけ思う。でも工場やらなんやら広大な敷地を有しているので、本社の周りだけ売ることもできないのだろうななどと考える。社内に日本庭園があった。前来たときは知らなかったが、案内してもらう。これがまたなかなか笑える代物で、私から見るとどうみても中華庭園にしか見えないけど、日本庭園らしい。ご大層にその庭園の写真集まで作ってありましたが、それは打って変わって、よい出来栄え。きれいな庭園が写っていました。その庭園には、会社関係者じゃない人も複数見に来ていたので、近所では有名なのかもしれない。今日のメインテーマはドイツ国内の販売会社で営業推進関係者に業務内容を聞くこと。ドイツを含めて欧米の組織は、日本と違って、いわゆる「推進」という業務がないんだよねと思う。日本企業の本社はすべて「推進」と「企画」ですからね。たいてい、ある機能部門には「企画グループ」と「推進グループ」があって、ほとんど機能が分けられていなかったりして笑えますが、外人に説明できない単語の一つですね。というわけで、今日会った人は営業関係のデータをまとめたり、その上で営業部隊に指示を出すための方針を出す担当者でした。海外の営業管理は優良顧客のターゲティングとそこへの訪問頻度のコントロールで出来ているように思います。海外の営業部隊は日本と違ってそもそも転勤がないので、一旦顧客が固定してしまうと変更が難しいようです。日本でも楽ではないが転勤が、それを代替しているように思います。そこで、海外では年がら年中、優良顧客をちゃんとターゲットにしているか、選んだ先になんども行っているかということを管理する羽目に陥っています。プロモーションの質を上げていこうとして、あまり細かい数字(売上以外は!)については、とやかく言わない日本からすれば、ほんまかいなと思ってしまいます。だって、A先は年間XX回、1-3月で進捗率○○%以上でないと異常値として表示なんて、なんだかなあと思ってしまいます。まあ、日本以外の国はすべて処方箋ベースなので、商売のやり方が根本的に違うところがあるので一概にどちらがいいとはいえませんが。この日、夜はケルンの学生街(?)へ。今が旬のアスパラガスを食す。まあ、おいしかったが、ムキになるほどうまいものか?と思います。皆さんはどう思いますか??
2004.05.25
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ドイツ紀行って出張やんけ。そうです。ちょっと出張でドイツに行ってきましたので、つらつら書いておきたいと思います。今回の出張は遊びのない出張でいやになってしまいますが、それでも海外、行けばなんやかんやあるものです。とりあえず第一日目、関空→ドイツから。今回は、オーストリア航空でウィーン経由ケルン入りしました。なんでも会社が契約している旅行会社では、今ルフトハンザや他に比べて安いのだそうです。この会社のキャビンアテンダントがストッキングを含め真っ赤な服を着ているので、なんだかすごいセンスの服装だなと思ってしまいます。その昔、大学の学園祭で作業着として赤のつなぎを着ていたことがありますが、赤色の種類のせいか、つなぎよりは見られる服装とは言えますが。機内では、同世代くらいのドイツ人女性の隣。いけすかないジジイじゃなくて良かった。隣もよっぽど、話し相手がほしかったらしくいろいろ話す。どうやら、ドイツから大阪にある子会社に出張しに来たらしい。この時点でヤバイなと思う。大阪にあるドイツ企業の子会社なんぞったあ、そう多くない。話しているうちにわかりましたが、やっぱり同業の製薬会社でした。なんでも彼女は、資材調達の効率化関係で日本に来たらしい。どこの会社でもやっていることは同じなのだなとおもってしまいます。製薬会社は、いままでどちらかというと、他の業界に比べて売上高に占める原価率が低いので(研究開発費を除く)あまり効率性にはこだわってきませんでしたが、最近は如何に経常費用を削るかが共通の問題のようです。ただ、そういうコスト意識が文化としてないところに、いわゆる米国系経営学の成果みたいなコスト削減を実施するので、組織のあちこちにひずみが生じてきているように思います。最終的な商品に影響がないよう厳重なプロセスで実施されていますが、あまり気持ちのいいことではないですね。そうこうするうちに飛行機はウィーンに到着。ウィーン空港は田舎の空港だと聞かされていましたが、意外とショップは充実しているように見受けられました。さらにチロリアン航空でケルンへ。ウィーン→ケルンは100人乗り位の小型機。久しぶりにヨーロッパの短距離線に乗った感じ。席は日本人でも狭いと思うほどで、片側2列の計4列。その間をこれまたでかいキャビンアテンダントが行き来するので、大変窮屈な感じがしますが、ヨーロッパではよくあることなので、へんな意味でヨーロッパに来たなあと実感してしまいました。でも先ほどのオーストリア航空に比べると、チロリアンのCAはとても若い。制服も緑でまっとうな感じ。デザインが少しエスニックがかったようなボタンの配置もなかなかでした。(別にCAの評価をする趣味はありませんが、今回は気合を入れるためあまり本を持っていかなかったので)。ケルンについたら結構、寒くてびっくりした。フリースなんぞ持ってきておいて良かったという感じ。ホテルに行って、この日は時差ぼけなのでそうそうに就寝。
2004.05.24
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まあ、いろんなところで(というかありとあらゆるところで)言われているし、ちょっと時間がなくてよく調べていないので、あまり言いたくないですけど、今回の訪朝はなんだったのでしょうか。「小泉首相の説明に家族会から怒りの声相次ぐ」http://www.nikkei.co.jp/news/main/20040522AT1G2203M22052004.htmlなんで、日本がいろいろと向こうに「してあげて」、かつ「お願い」しているのでしょうか。よくわからない。せっかく、作った経済制裁についても発動しないことを約束してきたみたいだし。日本のどこに親北勢力がいるのかわからないけど馬鹿みたいですね。まあ、月並みですが、こんな感じでしょうか。「歴史上のすべての大事件や大人物は、言わば二度反復する。……最初は悲劇として、二度目は茶番(笑劇)として。」(マルクス『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』)来週1週間、出張でドイツに行ってきます。向こうから更新できるかどうかわかりませんが、ちょっとお休みさせていただくと思います。
2004.05.23
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夜、XAX(エグザス)へ行って来ました。今日はドイツ語の日だったのに、なかなか仕事が終わらなくてパスしてしまった。でもその割りに早く終わった。これはやりきれない、とまあいうわけで、久しぶりに行って来ました。四条烏丸のエグザスはなかなかすごい。何がすごいかというと、日曜休館だからです。がくっ!だって、社会人はやっぱり、土日にしかいけない場合も多いじゃないですか。それが、休みだよ、おいっ。しかも、土曜日はご大層に夜8時までと来ている。いったいいつ行けばいいのだ。ついでに言ってしまうと、エグザスのロッカーは小さい。しかも縦長のロッカーもない。スーツを入れようとするとくちゃくちゃになってしまう。つまり、会社から直行しようとしてもなかなかいけない環境にあるわけです。うーん、こういう風に文句を連ねてくると、ほんと、最低のフィットネスクラブであることがよくわかる。たしかに最低のクラブではあるんだけど、他にはあまりないんだよねえ。距離的な近さを考えると。京都には不思議なことに、このように、ある種の地理的独占を行っているというか、単に競合が少ないため、たいしたサービスが受けられないことが往々にしてあるような気がします。うーん、さすが京都、奥が深い。とりあえず、エグザスではマシーンを少々やってきました。鍛えるというより、固まった体をほぐす程度ですね。でも、蛍光灯の下でいすに座って働いている身であれば、それくらいでもやるにこしたことはないと思う、今日この頃でした。
2004.05.21
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びっくりしたなあ、リポバスがOTC化されるんだって。http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/308450といっても、もちろん日本の話ではなくて、イギリスの話です。英国の保健省は「安全性については専門委員会で徹底的に議論し、OTC化による利益が想定しうるあらゆるリスクを上回ると判断した」そうです。ご存知の通り、リポバス(シンバスタチン)は、メルクというか万有製薬が販売しているスタチン系の高脂血症治療薬です。たしかに、スタチンを飲むことにより、冠動脈疾患とかを減少させることが出来るから、社会的には利益は多いような気はする。しかも、OTCだったら、健康保険の費用もかからないから、財政的な負担も生じない。だから、もし、安全性について確認できるのであれば、それはたしかにいいことだと思う。さて、このことは、スタチン市場にとって、競合条件を変える変化となるでしょうか。その場合はどういう条件が発動した場合なのでしょうか。ここで考慮すべきファクターをとりあえず下記3つにしてみましょう。1. OTCで売り出される際の値段これはよくわからないけど、保険が利く処方薬よりも高そうな気がします。2. 受療行為に関る実質ベースの価格これは、定量化可能な面では、もちろん、薬代と診察料になります。非定量的な面では、受療行為の経験・体験のよしあし、病院に行き、処方箋をもらい、薬局に行くという時間的なロスがあると思います。3. さらには、服薬のコンプライアンスでしょうか。つまり、高脂血症などの生活習慣病はほとんど無症候なので、まあ、言ってみれば薬を飲んでいるありがたみが少ない薬剤です。まず、1と2の関係ですが、OTCが勝つ条件は、受療行為の実質的な負担が、保険による薬代の安価さを上回ってしまう場合でしょうか。つまり、仕事を休まないと薬がもらえない、あるいは、継続処方なのに、時間がとられるといった医療機関のサービス、または手近に医療機関がない人口が多いなどアクセスの度合いにより決まります。3は、どのように効いてくるのでしょうか。これは多分、服薬コンプライアンスにたいする意識が高いと、アクセスや値段により敏感になると仮定すれば、OTCにとって有利になるかと思います。逆に服薬コンプライアンスの意識が低いと、この場合はOTCでも買わなければ、受領行為もしないですよね。あるいは、受療行為をする人は、薬代の安さだけを享受できる人、つまり、アクセスや受療時間を取られることにコストを実質上0と想定できる人たち、行ってみれば年金生活者の一部になると思います。となると三題話の結論は、以下の通りでしょうか。リポバスの価格設定: 受療行為に関る総コストより安い金額に設定、高価格をかまわない客層を取り込む。リポバスのマーケティング: 継続処方の気軽さ、安全性の高さ、効果の高さ、それに対して競合の対応競合品の価格設定: 効果が同程度の場合は、受療行為がOTCより安くなるような価格設定。ただし、ニッチ戦略(年金生活者)戦略の場合は、受療行為を含まなくていいので若干高めの設定が可能。競合品会社のマーケティング: キャッシュベースでのプレミアム顧客がOTCに奪われてしまうので、バイを増やす戦略が必要となる。なんか、他にも考えなければいけないことはいっぱいあるわけですが、頭の体操はこの程度で。本当は、RadioHeadについて書こうと思っていたのに。そう今日は久しぶりにKid Aを聞いたのだ。なかなかよかった。特に雨の日の夜、歩きながら聞くのにはとっても良かったです。
2004.05.20
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しょぼい製薬会社が、バイオ会社なんか買ってどうするのだろうと、このニュースをみた時に思った。でも、FT(Financial Times)を見てみるとやたら記事が出ている。ひょっとすると、セルテックが買収されたことはイギリス人にとって、悔しいのかもしれない。http://tn01.com/ft/sbct.cgi?s=414412182&i=944274&m=1&d=5704038http://tn01.com/ft/sbct.cgi?s=414412182&i=944274&m=1&d=5704041http://tn01.com/ft/sbct.cgi?s=414412182&i=944274&m=1&d=5704042http://tn01.com/ft/sbct.cgi?s=414412182&i=944274&m=1&d=5704043http://tn01.com/ft/sbct.cgi?s=414412182&i=944274&m=1&d=5704045http://tn01.com/ft/sbct.cgi?s=414412182&i=944274&m=1&d=5704046UCBはベルギーの会社で、製薬関連の売上はFTによると21億ユーロほどの欧州の中堅製薬会社。ちなみに日本での売上は約300億円だそうです。有名な薬としてはジルテックでしょうか。それに対して、セルテックはイギリスの会社。売上は5億ユーロで、2007年に発売予定の慢性関節リウマチやクローン病治療剤「CDP870」が企業価値の大きな部分を占めている模様。このような会社が合併するわけで、その場合のお題目としては、セルテック側から見ると販売力の強化と資金調達能力の拡大、UCB側から見ると研究開発力の増強とパイプラインの拡充といったことがいつもどおりが挙げられているようです。米国でのプレゼンスの拡大についても言われていますが、報道発表を見ているとCDP870の米国での販売権はファイザーに出してしまっているように読めます、買い戻すと高くつきそうですね。http://www.bb-n.com/kigyou/celltech.htmlFTを見てみると、セルテックが当初、「米国のジェネンテックの成功に対するイギリス側の回答」として設立されたといった表現が出てきます。さらには90年代にIPOを行い、英国のバイオ企業として初の利益の上がる企業であったとあります。まあ、今の日本人の感覚でいえばアンジェスMGが、どこかの外国の中堅製薬に買われてしまったといった感じでしょうか。そのためか、ディール自体に一癖つけたいような気分があるようで、このディールは市場のテストを受けるべきだとのコメントを掲載しています。(逆にいうと、このようなことをFTに言わせるディールを組んだ投資銀行はなかなかやるなと思います。UCBがラザール、セルテックがモルガンスタンレーとJPモルガンだそうです。)さて、翻ってこのモデルは日本や、その他の国の企業でも通じるのでしょうか。最近、日経が主催したセミナーにもあったとおり、中堅製薬企業の生き残りのためのビジネスモデルはみんなが模索中です。実をいうと、結構使えそうだし、うまいやり方をやったなと思っています。いままで、製薬企業はバリューチェーンを少しずつバイオテックなどの専門企業に明け渡してきているといえます。当初、製薬会社は創薬から販売までバリューチェーンのすべて行っていました。それが、バイオ企業の発展により創薬の部分をアウトソースするようになりました。さらに、その次の段階として、バイオベンチャーがやっていることが研究から開発への展開であり、開発まではバイオ企業がやるところまで来たといえます。つまり、今回のセルテクトは開発の部分まで来て、力が尽きたというか新たな展開を模索せざる得なくなったと捉えることが出来ます。となると、今後は、優良なバイオベンチャーは、研究から開発、さらにはマーケティングへと進むケースも出てくる可能性があります。ここまで、来てしまうと製薬会社と変わらなくなってしまいます。そのため、有望なパイプラインを次々と生み出せない普通の製薬会社は、マーケティングへの進出がことさら大変であることを印象付けて、なんとか、取り込んでいくことが必要になるわけです。その意味で、今回のUCB-セルテックはUCB側にとっても成功だったといえると思います。バイオテック会社は、もちろん、リスクも高いので、同様にやろうとしても成功確立は低いかもしれません。ただ、座して、売上が減少していくことをコスト削減によって、なんとか延命し続けようとするよりは、よっぽど、元気の出る方策だとは思います。
2004.05.19
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営業所を訪問して、MR(医薬情報担当者)の方と一日同行させてもらいました。やはり、本社にこもって企画を立てていると、どうしても支店・営業所との認識の乖離が出てきます。そのため、このように同行させてもらうと現場の雰囲気がわかって大変有益です。ただ、MR側も忙しいのでそうそう何回もお願いはできませんが。ついでにいうと、本当はきちんとした用事がないと同行はしません。マーケティング部門の人などは、オピニオンリーダーの先生などによく同行しますが、営業部門の本社の人間が同行することはあまりないと思います。今、本社にいるMR出身の人も、本当はもっと同行してMRの感覚を取り戻したいと思う人は多いのでしょうけれども、あまり同行はされていないようです。せいぜい営業所会議とそれに続く飲み会などにでて、現場の情報を収集するといった形になっているようです。まあ、そういう人たちは、自分の長年の経験に加えて、担当支店、営業所以外にも独自のネットワークがあるので、ある程度の現場の事情はフォローできているとは思います。そういう経験のない私には、今日の同行はめったにないいい機会でした。といったわけで、久しぶりに行ってきました。前回行ったときに比べて営業所の雰囲気が良くなっていました。ひとつには、新製品の発売を控えていることがあります。確かに忙しいのですが、それは前向きの忙しさで、新しいパンフレットや頒布品が次々と来たり、それを活用して説明会をしたりと明るい雰囲気です。また、新薬を医院へ採用してもらうための活動を通じて、ドクターとも新しい関係が出来たりするなど、業務に張りが出ているように思います。今回、逆に関心したことは、現在の本社の企画スタッフは以外と現場よりだなということでした。当社の本社営業部門は多くの人がMR出身です。そのためか、おおもとのところでははずしていないなという印象でした。つい数年まえまでは現場無視、本社主導体質だった会社も、マネジメントやスタッフの入れ替えなどにより成果があがってきたなと実感しました。あとは、新製品が予想以上の売れ行きとマーケットシェアを確保することが出来れば言うことなしですね。
2004.05.18
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よく京都の観光ガイドなどのは、「ほっこりする」という言葉が出てきます。「はんなりする」とか「おおきに」とかとともにどうやら京都っぽい言葉遣いの代表選手のようにおもいます。「ほっこりする」とは、ホッと安堵する、一息つく、といった意味だそうです。ただ、このような言葉は、まあ言ってみれば方言のようなもので、いまでは年齢の高い人か、想像力にかけた旅行雑誌の編集者くらいしか使わない言葉だと思っていました。まあ、私の京都の知り合いで、この言葉を使う人は見たことなかったですから。ところが、なんと聞いてしまいました。先日、某カフェで本を読んでいたら、隣に、これまたカフェにありがちな女性2人組みが座って話していました。「○○さん、ほっこりしてはるなぁ」。えっ!?いきなり、まっとうな京ことばを聴いてしまったので思わずその用法を知りたくて聞き耳を立てる。どうやら、片方の女性がペットを飼っていて、仕事から終わって、家でペットと遊ぶことによって癒されているといった内容のようだ。ちらちらと、本を読みながら女性の顔を見る。うん、まだ若い(といっても私から見てですが)。そうか、この言葉はまだ生きていたのだなと、なぜか、ちょこっとうれしくなりました。でも、文法的に見て「他人」が主語で「ほっこりする」という使い方はありなのだろうか?なんとなく「私は」「ほっこりした」という使い方が一般的なような気がするがその点問題ないのだろうか。ここでの使い方は、最近の言い方で言えば「ほっこりする」=「癒されている」といった内容で利用されていたように思う。とすれば、東京っぽいことばだと、「なかなか癒されてるじゃない」といった感じでしょうか。たしかに、使わないことはないけど、ちょっとだけ揶揄とか遊びが入っているように思います。その女性たちは、その後も「ほっこりする」を連発してくれて(私が、驚いたせいか?)、なんとなく京都気分を盛り上げてくれました。あいかわらず、観光客だなあ。
2004.05.16
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京都三大祭りのひとつ葵祭の日でした。新聞にも出ていたように、馬が暴れたらしい。http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004051500073&genre=C2&area=K10観光客のフラッシュがきっかけとのことだが、馬はデリケートな生き物だなと思う一方、昼間でも自動的にフラッシュを焚くカメラが増えてきたのかなとも思う。一応、葵祭は見に行ってきました。丸太町通りにある堺町御門のあたりに行ってきました。堺町御門のあたりは、ちょうど、行列が御苑から出てくる場所に当たるので、かなり混雑していました。あまりの人の多さにそうそうにあきらめました。もう少し待っていれば、暴れ馬が見れたのかと思うと残念です。その後は百万遍にある進々堂でブランチ。この店の雰囲気は結構好きです。大学街に時々見かける、落ち着いた感じの伝統のある店で、黒田辰秋の手による樫材の長いテーブルが有名です。その手の本には知的な雰囲気と説明されることもありますが、私が行く週末はそのような雰囲気には若干欠けるように思います。でも、まあ、「知的」を前面に押し出すようないやらしいカフェがあったとしても、行きたいとは思わないでしょう。だから、ひとそれぞれ楽しみに来ている今の形式でいいのだと思います。ただ、飲み物はなんとかならないのかなと思います。なんとなく、昨今のカフェに比べるとオールドスタイルですね。そこは伝統にとらわれず変えていってほしいと思っています。その後、鴨川沿いを自転車で下る。なんか、やたら人が多い。どうも、今週末は葵祭の関係でホテルも満室のところが多いとのことです。そのあおりなのでしょうか、自転車で走るときは結構、注意を要しました。なんだか、葵祭自体よりも、鴨川の人の多さに、葵祭のインパクトの大きさを見たような気がしました。とはいっても、渋谷だったら、毎日、もっとすごい人出なんですけどね。
2004.05.15
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今週号のビジネスウィーク誌に米国のデザイン会社IDEOが特集されていました。インダストリアルデザインの会社としても超有名なのでしょうけど、経営学でも有名な会社ですね。経営学では、その発想法、ブレストのやり方とかが、デザインした商品のよさ、面白さとともに話題になっている会社でした。今回のビジネスウィークでは、若干異なったポイントからリポートしています。つまり、IDEOが単なるインダストリアルデザイン会社であることに加えて、マネジメントコンサルティングの領域にも入ってきていることを紹介しています。記事冒頭に米国のHMO(Health Maintenance Organization)の話が紹介されています。そのHMOでは、巨額を投資して病院を最新の施設に建て替えることを検討していました。しかし、IDEOとの共同作業により、患者の視点に立って患者の病院での経験/体験を捉えなおしました。その結果、患者が病院に来て治療を受ける一連の流れをより快適にすることに重点を置いた改革を行うことを決定、巨額の建替え投資をせずに、顧客満足度を向上させたという話が載っています。まあ、ここまで書くと、それなら俺もやっているよと言う声が聞こえてきそうですが、その通りですね、Iさん。ただ、現実にはそのような例は少ないわけですので続けます。こうした、顧客企業に対して、IDEOがコンサルティング会社と違って何を提供しているかというと、病院なり、小売店なりが顧客に提供するものを一連の顧客の経験/体験として捕らえなおして、それを最適化する方策を提案することではないでしょうか。そのために、IDEOには、インダストリアルデザイン関係のデザイナー、技術者に加えて、人類学者、心理学者、社会学者などがいます。そして、彼らが、人がどのように考えるかをよりうまく形式知に変換しているようです。このあたりは、マネジメントコンサルティングも一所懸命にやってきているわけですが、どうもマネジメントコンサルティングと言う組織自体、向いてないように思います。なぜかというと、今のコンサルティング(特に戦略系)は大企業を相手に、特に株主のうるさい、米国企業を相手に発達してきたわけです。そのため、どうしても最終的にはB/SやらP/Lに落ちるような形で戦略やらサービスを提案せざるえません。しかし、そうなると、提案にはある種、思考の枠組みが設定されてしまうように思います。しかも、今のところ多くの仕事がファイナンス抜きには語れないため、どうしてもMBAを多く採用せざる得ません。後は推してしるべしですね。もちろん、IDEOも採算度外視のプロジェクトを顧客に提案するわけには行かないでしょう。多分、そこは組織としてのプライオリティのつけ方に差があるのだと思います。マネジメントコンサルティングが財務を共通言語として会社の戦略をホリスティックに捉えようとしてきたと位置づければ、IDEOがやっていることは、顧客の経験を軸にホリスティックに考えていくやり方(デザイン)のように思います。戦略に関する理解のレベルが高くなり、行き詰まりを迎えている昨今、デザインと言うひとつ高次なレベルへの移行が必要なのだなあと思った次第です。
2004.05.14
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何でも200人増員して、1400人体制にするそうです。薬価引き下げの影響で収益が悪化しているため販売体制を強化し、今後3年間に上市する新製品の早期市場開拓を目指すそうです。MRを増員すること自体は、めずらしくはないですね。武田も確か1500人規模までMRを拡大することを宣言していますし、山之内は合併により多くなったし、日本の主要製薬企業は1000人程度の体制から、もう一段上の人数が必要との結論に達しているようです。ここで、めずらしいのは増員するMR200人の調達先です。報道ですと、生産・研究などの他部門の人材を育成して投入するそうです。こうなると、200人増員による販売体制の強化の意味がわからなくなってきます。通常、増員を考える場合、新卒を採用する、中途を採用する、コントラクトMRを使うという方法が一般的ではないかと思います。それぞれの手段の利用可能性について検討してみましょう。まず、新人ですが、1年で200人増員ですと、多分通常でも100人程度採用しているでしょうから、大体300人くらいの採用になるでしょうか。これは、まず採用可能な水準であると思われます。たしかに、新人は教育が大変といったイメージがありますが、近年を見ていると新人でも意外と立派な成績を上げている人も多いように思いますので、戦略としても問題はないと思います。次に中途入社で採用する方法です。たしかに現在の市況では、MRの転職ブームが一巡し(?)中途でよい人材を採用するのが困難という人もいます。ただ、第一製薬くらいの市場でのプレゼンスがある会社であれば、それなりの人材が集まるのではないでしょうか。200人全部を中途で採用するには現時点ではかなり無理がありますが、ある程度は見込まれると思います。中途の採用の仕方にもよりますが、経験者採用ですと、ほぼ即戦力として使えますし、MR資格がなくても営業経験があれば、新人よりは早くなじむことができるというのが一般的な考え方でしょうか。最後にコントラクトMRを利用する場合です。日本の場合、欧米ほど、コントラクトMRが浸透していないので、200人単位で集めるのはなかなか難しいかもしれません。多くて100名弱、しかも質を確保するのがなかなか難しいかも知れません。もちろんCSO(Contract Sales Organization)会社は、教育にちからを入れているわけですが。とまあ、ここまで見てみると、どうやら200人の増員なら、新卒・中途必要ならばコントラクトという定番の形を使えば調達できそうですね。では、なぜ生産と研究なのか。まあ、わかりやすく言えばリストラなんでしょうね。日本企業にありがちな、人を切るわけに行かないので配置転換を部署を超えて行うと言うことなのでしょう。このやり方はたしかに昔は効果的だったと思います。つまり転職市場が存在していなかった時点では、会社側にとっても、従業員側にとっても合意しうる解決策だったと思っています。ただ、現在のように転職市場が発達したなかで、やり方が通じるのか疑問です。そもそもできる研究者や工場の人であれば、転職してしまうケースも多いのではないでしょうか。逆にいうと、MRとして残ってくれた人は、第一製薬がものすごく好きか、単に転職できない人になってしまうのではないでしょうか。もちろん、その中にはMRの仕事が水に合って、優秀な成績を収める人もたくさん出てくるとは思います。ただし200人の全体の中から見ると小数派になるのではないでしょうか。積極的に考えられる面を挙げるとすれば、これが新製品の拡売のために実施することでしょうか。通常の場合、新製品がない→売上が伸びない→利益を伸ばすためリストラが必要→配置転換を行い間接部門のコストを減らすとともに営業の強化という文脈で実施されるケースが多いと思います。そのため、新たに配置転換になった人は、医者が聞きあきた商品をこれまでのMRが行っていなかった先に対して落穂拾い的に活動しなければいけないなど、ちょっと心理的負担の思い仕事で合ったと思います。この点、新製品であれば俄然盛り上がるので、多少は受け入れやすいし、そこで新たな仕事での充実感を覚えることができれば成功かもしれません。そう考えると第一にとっての下策は、配置転換者によるクラビット専売部隊を設立することでしょうか。会社のプレスリリースに基づく情報は、基本的に前向きにしか書いていないので、あまり実情はわかりませんが、動静を見守りたいと思います。
2004.05.13
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本社で内勤をやっていると、昼飯は楽しみの一つです。などと書くとなんとなくサラリーマンの悲哀みたいに聞こえてしまうけどしょうがないですね。まあ、そんな素晴らしい生活をしているわけではないのだから。でも、これでも前の会社に比べると改善されたと思っています。なにせ、選べる自由がありますから。前の会社はちゃんとした(中身は腐っていた?)日本企業だったため、なんと社食がありました。というか、そこ以外で食べられなくて、かつ、昼休みがうれしくないほど、おいしくない、混んでいる、外に出ることがあまりできないと3拍子そろっていました。それに比べると、外に出ることも、自席で弁当で済ますこともできる今の環境は、より人間的とさえ言えます。ところが、最近立て続けに、期待のものが食べられなかったので思わず、へぇーっと思ってしまいました。最近、近くに、ファミレスっぽいすし屋ができて、そこが昼飯を提供するようになりました。当初は結構すいていましたが、最近やたら混んできてならぶようになってしまいました。基本的にならんでいる時間はないので、結局入れないことになってしまっています。日本人ってのはなんだかんだいってすしがすきなのだなあと、自分を棚に上げて思ってしまいます。面白いのは近所の2つの店の対応でしょうか。近くには「XX食堂」と言うカフェテリアスタイル?の和食の店と中華の店がありました。考えてみると、そのすし屋がいっぱいになるとわれわれのように近くですませようとする客も増えるので一種のスピルオーバー効果で、両店とも客が増えるはずです。でも、対応は違いました。和食の店の方は、スピルオーバー効果が出る前は直接的に競合する関係にあったためか値下げをしていました。ここで食べるといかにも安く済みそうなたたずまいなのに1000円以上かかるケースが多くありました。ところが、800円でランチを提供するすし屋ができたため、なんと、平均単価が多分700円程度になっていると思われます。30%引きですね。客の増加を見込んだとはいえ、ずいぶん競合を意識しているなと思います。他方の中華料理ですが、ここはなんと対応を変えませんでした。多分、中華と言う提供するサービスのポジションと中華の昼飯の割には高い850円~1000円という値段のため、直接競合することがなかったからでしょうか。その割には、客が増えているような気がします。こちらの店はうはうはですね。なんだか、なかなかシンプルかつダイレクトな経済活動とマーケティングを観察することができてしまいましたが、経営者が、自分の客層をどのように見ているかの判断によりずいぶん違った対応になるものだと、久しぶりに勉強させられた昼飯でした。
2004.05.12
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改善提案を書いてみました。現在、勤務先で改善提案を募集しております。継続的改善活動の一環として、全社員が複数の改善のアイディアを出すように求められています。どんな改善提案が出されたかはイントラネット上で閲覧することができるようになっているので、昨日は同僚と面白い改善提案を探していました。改善提案なので、多分、本社で企画した人間はコストを削減し、結果として利益の増加を図ることが可能な提案を求めているわけですが、結構、この基本に載らない改善提案も多くて笑えました。たとえば、営業車のトランクの整理方法やプレゼンの開始に当たって雰囲気を和やかにする方法などが提案されていました。これらはたしかに工夫としては共有すべきものですが、なんとなく趣旨とは異なるような気がします。では、どんなものが改善の対象になるのでしょうか。同僚と話しているとすぐに人員の削減に話が行ってしまうのも困りものです。たしかに営業関係の経費としては人件費が一番大きいわけで、手っ取り早くコスト削減を達成しようとするとそこに注目することになるわけです。次に来るのが旅費・交通費であったり、エンターやら、IT関係費用といった順でしょうか。なかなかユニークかつ効果の高い提案というのは出てこないものだなと感じます。ただ、よく言われるように量が質に転化する瞬間というのが、個人だけでなく組織にも来るのだと思います。そう考えると、とりあえずたくさんの改善提案を出すように期間を区切って活動するのもまんざら悪いことではないように感じます。私は、まあよく言われることではありますが、フリーエージェント制の導入について提案してみました。とりあえず、もうすこしイニシアチブに対するリワードを高くしたほうがいいかなと思っています。
2004.05.11
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株屋ではないので、あまりたいしたことは知りません。昨日の日経平均とついでにダウも下げましたね。米国の金利高騰懸念によるものだといった解説も受けました。たしかにアメリカで金利が上がると、日本に流入しているマネーが引き上げられて、その際、株式購入という形をとっていたものが売却され、その結果、株価が下がるというのはわかるような気がする。さらには、円が売られて、ドルが買われるので円安になる。たしかに確認してみたら、なんと、1ドル114円台になっているらしい。知らなかった。とまあ、このような形で指標は動くわけですが、足元の景気実感としては異なるものもあるように思います。昨日、企業誘致を担当されている方と話す機会がありました。その方の話によると、つい数年前までは見向きもされなかった企業誘致の話に、最近では「もっと内容を教えてほしい」などの要請が来るようになったそうです。設備投資の中でも巨大な工場建設といったものが、方々で胎動し始めているのではないかと考えると、今度の景気回復は意外と強いのではないかと考えてしまいます。まあ、過去、景気回復期待が出るたびに水を差すような政策が導入されたりしてきたわけですので、今回はそのようなことがないといいなと思います。でも、景気がよくなればまた、ありとあらゆる不都合を先送りできないか考える人たちも動き出すのでしょうね。
2004.05.10
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新町通りで五条を北に上がったところにある下京図書館に行ってきました。図書館は最近行っていなかったので久しぶりでした。小中学生のころは毎週のように通っていて、なんだか、文化の香りがするように勝手に感じていたものです。でも、社会人になってから公共の図書館に行くと、文化というよりは、なにかひどくよどんだものがあるように感じていました。過去の知的な遺産がおいてあるというよりも、誰も使わなくなった、流行おくれのものが、文化の保存といった美名の下、そして、予算制約のもと置かれ続けているように感じて、行くのをやめていました。今回、行ったのはむしろ本を軽く読める明るい場所があるといいなと思ってです。まあ、カフェを回り続けるとお金がかかるので、その中に無料の場所を入れたいなといった気分です。下京図書館を上記の観点で見ると蔵書の古さという観点からは意外と健闘しているのではないかと思いました。ひとつには書架が少なすぎてあまり古い本は入れていられないという事情があるかと思います。ですので、長谷川慶太郎の著作が時代ごとに全部あるとか、本屋では見られない陳列(珍列)が見られるのではないかとの期待は打ち砕かれました。その代わり、「脳内革命」の1と2が2冊ずつ(!)あるのは発見しました。ひょっとするとまだ読む人がいるのかもしれませんね。読む場所については、ちょっと小さめでした。ビルの4階にあるので、明るくて本を読むことには適していますが、結構小さいところに本を座って読む人が、みな集まるようになっているので、気が散りそうです。それと、やれ勉強するな、とか大人はここに座るなとか指示が多いのにも閉口しました(ほとんどの人がそれを守っていることには好感をもてますが)。まあ、買うのはもったいないが、でも立ち読みよりはちゃんと読みたいという本があったら、ここで探したいと思います。ちなみに、その後やっぱりカフェに行ってしまいました。昨日は、御所のちょっと南にあるカフェでした。名前がわからない。町屋改造+おしゃれインテリア系の店でした。また、名前がわかれば報告します。
2004.05.09
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ちょっと、バイオ系シンポジウムの紹介から始めたいと思います。大阪商工会議所が事務局をしているNPO法人バイオビジネス・ステーションにより、バイオベンチャー向け人材マッチングのためのシンポジウムが開催されます。シンポジウムでは、人材を募集するベンチャー企業から、会社概要と人材募集についてご発表があります。 バイオベンチャーへの転職、支援に関心のある方は、是非ご参加ください。バイオにビジネスとして興味はあるが、とっかかりがわからない人は、ぜひ、宮田さんと大滝さんの講演を聞いていただければと思います。日本屈指のバイオ伝道師とも言うべき2人の講演を聞けば、バイオに何がいま求められているのかがよくわかると思います。バイオ人材シンポジウム Vol2日時:5月12日 18:00~21:30 場所:大阪商工会議所 6階 ニューコクサイ 主催:ベンチャー人材研究会、NPO法人バイオビジネス・ステーション 次第: 1.講演 (1)「初めにー日本のバイオベンチャーを取り巻く環境」日経BP社 先端技術情報センター長 宮田満氏 (2)「投資家から見た、バイオベンチャーに必要な人材」(株)バイオフロンティアパートナーズ 代表取締役 大滝義博氏 2.バイオベンチャー プレゼンテーション (会社概要と募集人材について) アンジェスMG インシリコサイエンス カルナバイオサイエンス カルディオ ハイペップ研究所 バイオマーカー サイエンス ファーマフーズ研究所 レドックス・バイオサイエンス ワンセル 他 ※ 各社の概要はHPをご参照ください http://www.bbstation.net/sympo.html 募集対象:バイオベンチャーへの転職、支援に関心のある方定員:150名 参加費:一般 3000円 NPO法人バイオビジネス・ステーション会員 無料 参加申込方法: 会社名・役職名・氏名・電話番号・FAX番号・メールアドレスをご記入の上、以下のメールまたはFAXにてお申込ください。 なお、いただいた個人情報や参加者名簿につきましては、主催者以外には公表しないことをお約束いたします。 お問合せ: NPO法人バイオビジネス・ステーション 事務局 廣兼 (大阪商工会議所 経済産業部内) TEL 06-6944-0877 FAX 06-6944-6249 hirokane@osaka.cci.or.jp http://www.bbstation.net/sympo.html さて、私がこの法人にかかわることになったのは、同法人が主催しているバイオビジネススクールに1期生として参加してからです。外資系製薬企業でのんべんだらりと働いているととかく、すべてが今のまま推移していくような錯覚にとらわれがちです。このスクールに参加したおかげで、多少とも人脈が広がるとともに、危機感をもって仕事ができるようになったと思います。せっかくバイオの話題を振ったので、クラスターについて考えたいと思います。ここでのクラスターというのは、いわゆるシリコンバレーのように産業の一大集積地のことです。クラスターと化すためには単に企業が多いだけではだめです。当該業種に関する企業、大学を含めた研究機関、金融機関、起業のための各種サービス、人材とそのネットワーク、ついでに起業家精神などがそろって、初めてクラスターとして世界的に競争力を持つある種独立した地域として機能するようになるのだと思います。現在、地盤沈下の激しい関西経済界そして大阪商工会議所が推進しているのが関西でのバイオクラスター作りです。箱物についてはいろいろなプロジェクトがすすんでいますし、上記のNPO法人により、人材の教育、交流なども進めています。詳しい内容は、バイオビジネスステーションのホームページおよびそのリンク先を見ればご確認いただけるかと思います。これは、なかなか着眼点もいいし、やりがいのあるプロジェクトだなと思います。ただ、この手の施策は、言葉だけがきれいになって(ついでに建物だけがきれいにできて)、なかなかそれ以上のものが出てこないケースが多々あります。では、なにが必要なのでしょうか。シリコンバレーにあって、大阪にないものはなにかと言うことですが、それはビジネスで使えるカフェではないでしょうか(笑、そんな、ちょっとやそっとじゃ思いつきませんって)。このカフェの役割とは、もちろん、おいしくてリラックスできることは前提ですが、自然発生的にできる人材紹介ネットワークとして機能することであり、最近の言葉でいうセレンディピティを誘発する環境をつくることにあります。こうした自発的なインタラクションの発生を通じて、グローバルな競争力を持つアイディアが生まれ、実行に移され、その結果としてクラスターが維持発展していくのだと思います。もちろん、ITとバイオではアイディアから商品化までの時間とお金が違いますので、他の要素も入れていく必要はありますが、それでも、上記の重要性はなくならないと思います。だれか、そんなカフェをやってくれないですかねえ。あるいはもう、カフェはあるし場所も知っていると言う人がいましたら教えてください。
2004.05.08
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IBMコンサルティングが世界のCEOの戦略的関心事について、ある程度規模の大きい調査を行い、その結果を下記サイトに掲載しています。なかなか面白いのでちょっと紹介したいと思います。http://www-6.ibm.com/jp/NewsDB.nsf/2004/04261http://www-1.ibm.com/services/us/index.wss/rs/imc/a1001494日本語のサイトの面白いところは、CEOの戦略的課題に対する認識が日本と諸外国でどのように異なるかわかりやすく説明してある点です。それを見ていくと、日本のCEOがいかにひどいかがよく見て取れます。IBMが調査の結果として強調することは、世界のCEOが今後数年間の最優先課題として、コスト削減よりも売上成長に焦点を移した点です。この点は、英語のサイトに行くとより明白になっています。これに対する日本のCEOの認識ですが、日本のCEOは売上成長のみならずコスト削減にも重点を置こうとするなど、戦略のフォーカスのなさをしょっぱなから感じさせてくれます。しかも、海外のCEOのコメントを読んでみますと、「コスト削減のステージは一巡した、これからは売上成長を目指す」といった力強い言葉が見られます。このCEOから見れば売上とコスト削減の両方に重点を置く日本企業は近年のコスト削減が不徹底で完了しておらず、かつ戦略的フォーカスの絞れていない会社だと言うことになるのではないでしょうか。次に挙げているのが、売上成長を達成するために必要なことはなにかと言う問題です。ここでは日米共通して、市場変化への迅速な対応が挙げられています。これはIBM書き方の問題にもなるのですが、海外のCEOが「顧客志向型」への組織の再編成を目標にするといった経営学の枠組みの中で実施手段が明確なものについて挙げられています。それに対して、日本のCEOは、「経済のソフト化」のインパクトが大きく、企業は商品とサービスを組み合わせて提供することが重要などとする、なんか評論家的立場の人が多いようにも感じられます。その懸念がさらに増していくのが、最後の項目です。最後の項目は、変革の進めるスピードおよびそのための人材についてです。ことここに至ると、IBMは日本企業のCEOを貶めようとしているのではないかと思えるほどになってきます(株式市場のある種の立場から見てですが)。つまり、変革のスピードは海外では1-2年、日本は3-5年が必要と考えています。つまり日本のCEOはのろい。また、変革についても世界は一括で行うのが良いと考えていますが、日本は段階的が良いとしています。実際の改革は業種により、固定資産規模、労使関係、商品ポートフォリオなどが異なるわけで、当然、改革のスピードには違いが出てきます。日本と海外がもし、同様の業種のサンプルだとしたら、やはり、日本の遅さは注目されるでしょう。また、一括と段階的どちらがよいかについても個別企業の事情により分かれるわけですが、一般的に言えば、段階的に実施すると途中で抵抗勢力(現場の商売は違う派)からの切り崩しに会うなど、変革の実効性が低くなるケースが多くなりますので、これも×でしょう。さらに、人材についても「日本企業のCEOは、変革を行うに際し、日本以外の経営者が強く感じている『自社の人材やリーダーシップ』への不安はあまり感じていないと推察される」結果となっています。日本の平均的大企業には、たしかにもともとは優れた人材も多いかとは思います(大学入学時点とか、卒業時点とか)。ただ、日々の業務を通じて変革を行うにたるリーダーシップと能力を身につけた人がどの程度いるのでしょうか。非常に疑問です。この調査を通じて、なんとなく透けて見えるのは、日本の大企業の社長はよくサラリーマン社長だなどといわれますが、その通りなのだなということです。つまり、自分が日々の業務を通じて社長になったように、部下も(社長になるだけの)優秀なやつがいて、それは日々の業務で育ってくる、そして彼らのことはよくわかっている、彼らは漸進的な改革が一番いいのだ、という考え方です。つまり社長という立場が社員といかに離れていて、その意味で冷酷な判断が必要であり、それを株主からも期待されているかということが理解できていないのではないでしょうか。はたまた、自分が従業員だったころに必要とされた能力、人材育成方法と異なるものが必要かもしれない、といった新たな局面に対する思考の欠如が見られるように思います。こういう調査結果をみるにつけ、三菱自動車は特殊ではないと感じます。自社に対するコントロールを失う前に自社内で改革を行いうる人材の育成と活躍場所の確保を進めていく必要性を痛感します。
2004.05.07
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GW明け。早速、仕事帰りに同僚と飲みに行って来ました。ここが日本の会社のいいところですね。海外の会社ですと就業時間後に同僚と飲みに行くことはまずないらしい。でも、まあ、一日のうちかなり長い時間を過ごす相手と気軽なコミュニケーションを楽しみたいと思うのではないのかと、ちょっと不思議になります。ともかく、会社関係の馬鹿話で大いに盛り上がれることはとてもよいことだと思っています。昨日、行った店は新大阪の近くの店ですが、ビルの谷間にある店でした。この店の良いところは、外で飲めるようになっているところで、単なる居酒屋にしてはなかなか開放感がある場所でした。新大阪は伊丹空港に着陸する飛行機がバンバン上を飛ぶので9時ごろまでは結構うるさい。ただ、ビルの谷間にいて、その上を轟音を立てながら飛行機が飛んでいくさまを見ていると、啓徳空港時代の香港にはこんなところも多かったのだろうなと、妙な感慨に浸っていました。こうした会社関係の飲みで、困ることは話題が尽きたときでしょうか。私はあまり飲み会には参加するほうではありませんが、それでも、たまにそういう場面に出くわします。その場合、何が出てくるかと言うとたいていの場合、昔話、かつ出席者にかかわる何度も取り上げられた昔の笑い話が多々あるように思います。これをやりだされると、つまんないですよね。なんだか、会社自体のダイナミズムを疑ってしまいます。これをやる人には年寄り、偉い人が多いですが、若くてもやるやつがいるので困り者です。ついでにいうと、なんどもつまらない話をやられても自分の話だったらご満悦といった顔のやつもいやですね。せっかくの日本人特有の娯楽なわけですから、新しいネタをたくさん仕入れて楽しみたいものですよね。
2004.05.06
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鷹ヶ峯を散策してきました。連休の最後、しかも晴れてて暖かいとくれば、どこか行かなければと思い、鴨川を北上してきました。自転車で行くと、向かい風が若干つよくて大変でした。出町柳を過ぎて北西へ加茂川へ入っていくと、景色ものどかですが、川を散策に来ている人がみなハッピーな感じなので、こちらの気分も良くなります。今日はバーベキューをやっている学生が多かったように思います。北山で西に折れて、まず「ラーメン日本一」に行ってきました。ここはど根性ラーメンというラーメン大盛りを20分間に2杯食べたらただ、40分間に3杯食べたら一生ただというのが有名な店です。とんこつ+鶏がら醤油系のラーメンだそうです。この店はとんこつラーメン屋にありがちな、店に入るととんこつのきついにおいがしたので、ちょっと心配でしたが、結構おいしく食べられました。スープもかなり飲んでしまいました。食後、正伝寺へ行ってきました。ここは大文字送り火の際の舟形の近くです。京都の街中からするとずいぶん遠くまで来た感じがします。門前で自転車を降りて、山の中を歩いて寺まで登ります。途中、新緑の隙間からの木漏れ日や、夏前の土が発するにおいなど、楽しみながら歩いていると寺に到着します。寺のみどころは、寺側としては襖絵、血天井なのでしょうけど、なんと言っても比叡山を借景にした庭園ではないかと思います。今日も比叡山がよく見渡せて絶景でした。また、ここはあまり参拝客も多くないのでゆったりすることができます。竜安寺ですと、ひっきりなしに人が来るので、時間を選ばないと、落ち着いて庭を眺めていることができませんが、ここでは読書もOKです。実際、私のほかにも読書をしている人がいましたし、寺側もそれを奨励するかのごとく本が数冊、脇においてあります。今日は齋藤孝の「教え力」を読んでいました。これもなかなかいいのですが、どちらかというと、少し読んで風景+庭を見ながら考えるといった本がより合うような気がします。最近の私の流行からですと「歎異抄」(宗派はちがうけど許してもらいましょう)、経営学関係ですとピーター・ドラッカーあたりかと思います。帰りも鴨川沿いをのんびり帰りました。帰る途中は北山を通るので、小腹がすいたときはケーキがお勧めです。帰る途中、ケーキ工房ZIZIの場所を確認したので、次回はそれを目当てに行こうかと思っています。
2004.05.05
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一日雨でした。観光にも買い物にも行く気が出ないし、かと言って家でぼやぼやしているものなんだなと思い、近くのカフェに行ってきました。京都もご多分に漏れず、きれいなカフェがいっぱいあります。その中でもよく行くのが鴨川沿いにあるE-fishです。http://www.shinproducts.com/shopinfo/shopinfoindex.htmlこの店の大きな特徴は、鴨川に向かって大きな窓があることでしょうか。天気のいい日にはその窓が前面解放されて、川からの風を感じながらお茶することができます。また、ここはインダストリアルデザイナーの西堀氏が作ったカフェとのことでインテリアもなかなかスタイリッシュです。場所は木屋町五条で、あまり人通りの多いところではありません。というか、散歩していて通りかかるようなところではないと思います。客層は、一般のカフェと同じでしょうか。カップル、女性二人組み、男性一人といった人が多いようです。昨日は結構、大雨の中だったのでさぞかしすいているだろうと思ったら、残念ながらちゃんと混んでいました。やはりおしゃれなカフェになると、この店を目指してやってくる客が多くなるのだと思います。とりあえず、私はノートを取り出して雨の降る鴨川を見ながらせっせと着想などをメモしておりました。家にいると、どうしてもやることがいろいろあってなかなか、多方面に思いをめぐらすことができません。雨が降っており、あまり動きたくない、しかも手元にはノートしかないといった状況に追い込み、しかも、とっても気分のいい空間にいることが着想の助けになったようです。こういうことができたときは、休日の雨もなかなか良いと思えますね。
2004.05.04
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といえば植草教授といっていいほどの状況ですよね。昨日、東京行きの新幹線の中で週刊誌を読んでいました。が、その中で複数の4コマ漫画が植草教授の件を取り上げていました。なんだか、気分悪いですね。たしかに彼のやったことは悪いし、彼が優秀な経歴をもつエコノミストとして注目を集めやすいことはあります。でも、こんなにみんなでよってたかって大して面白くもない漫画にすることもないのではないかと思う。それとも、私と同じようにみんな、彼のことをいけ好かない野郎だと思っていたのでしょうか。私はWBSとかに出てきてひたすら財政積極論をぶちまける彼は嫌いでした。特に竹中と対談したりすると、話のレベルが噛み合っていなくて、結局問題の結論も出ず、時間切れになってしまって、つまらないと思っていました。この件に関して注目すべき論点を出したのは日垣隆ではないでしょうか。彼は植草教授が心神喪失に該当するとします。つまり、自分のしていることと、それのリスクを勘案できない状態にあるのだから、もう心神喪失だと言うわけです。もちろん、日垣も別に植草を擁護するために言っているのではなく、警察発表を垂れ流しするマスコミに対して文句を言うべく論を構成しているわけですが、広がりのある論点を出したと思っています。元の週刊誌の漫画に戻ります。でも、考えてみればこの事件が起こったのは4月上旬のです。例え面白い事件がなかったのかも知れませんが、週刊誌の漫画で3週間近く前のねたを使うというのは、やはり作者の限界を感じざる得ないと思います。金を払って週刊誌を買っているのだからそれなりの芸を見せろというのがポイントでしょうか。
2004.05.03
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旅行から帰ってきて気づきましたが、なんと、東本願寺の御影堂の周りに仮囲いの設置が始まりました。早速ホームページで調べてみると、なんと2011年の宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌の特別事業として修復することになったらしい。しかも、完了予定が2010年だそうです。なんだか、京都ですぐ見に行ける巨大建造物が改修で、外見上はプレハブ小屋になってしまうのはとても残念です。そういえば、西本願寺も2010年まで改修中だし、ついでにいうと、私の大好きな奈良の唐招提寺も2008年まで改修中です。京都に来て、ちょっと気分がうきうきするのは、世界遺産的なものに手軽に出会えたときです。東本願寺は私の通勤途上にあり、毎朝の通勤時にその雰囲気、周りの木々の変化を楽しんでいました。この気分はたとえば、日本人がイタリアのアッシジとか歴史的景観のある地区に住んでいるような感じといえばわかってもらえるでしょうか。まあ、100年に一度のことなので、これもめったにない良い機会と捉えることにしたいと思います。
2004.05.02
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村上春樹の本です。「アンダーグラウンド」で地下鉄サリン事件の被害者に対するインタビューを実施した著者が、逆にオウム真理教の元信者にインタビューを行ったものが本書です。最後に河合隼雄とのインタビューが載っていて、そこがさらに興味深い。この本には日本人が今、討議しなければいけないいろんな論点が提出されています。「悪を抱えて生きる」なんていう普遍的なところから、日本社会にどのようなサブシステムを作り、いわゆる本流とは異なった生き方をする人たちを受け入れるかなどまでいろいろとあると思います。が、ちょこっとだけ、ビジネスに関連する部分で考えたいと思います。村上と河合の対談の中で、村上はオウムの人たちの世界の成立に関する認識が単一で平板である、広がりを止めてしまっていると言います。そして、それは限定された世界での理屈だから現実を多様なものとして捉えている人の心には届かない部分がある。しかし、その分、単純で、強固で完結していて、同様に同じ広がりのなかで世界を認識しようとする人たちにとっては、限りなく強い枠組みとして機能するといいます。さてこの話、会社で聞いたことがあるなと思いました。思いっきり竜頭蛇尾になりそうですけど続けます。そうそう、戦略コンサルティングじゃないか(爆)。現実の一部だけを整合性が取れるように切り取って、組み立てて説明する。その結果、現場から猛反対を受ける。ただし、現場の瑣末な話は、組み立てられた論理には勝てない。その結果、反抗の形式がわけのわからない感情論となる。とまあ、お決まりのコースに似ています。ここでは、戦略コンサルを悪者にしますけど、本社って一事が万事この調子ですね。何が問題なのかというと、ある種大胆な議論(戦略)の設定には、現場から見て粗雑な分析が必要になります。しかし、その分析視角を使うとたしかに当てはまるのだけど、でも使えないという感じになることです。イメージとしては、チェーンソーでトマトを切るような感じでしょうか。トマトが具体的な個々の事象で、チェーンソーがもちろん粗雑な分析です。たしかに、切れるんだけど、それじゃあ、トマトが食べられないじゃん、ということになることが問題です。唐突で申し訳ありませんが、そこで必要なのは想像力なのだと思います。言うのは簡単ですが、想像力とは何か具体的に説明をつけることは難しいことです。基本的には、その分析が対象とする個々の事象に具体的に思いをめぐらすことでしょうか。さらには、いわゆる分析の事象に上らない人間的なことまで含めて考慮することだと思います。実際には、人間的なことに思いをめぐらすと、それこそ現状肯定につながってしまうため、排除しようという誘惑に駆られます。が、一つ一つの個々の事象についてまで想像力をめぐらし、丹念に考えていくことこそ、いい戦略につながる要諦なのではないかと思うのです。
2004.05.01
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