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『世界一わかりやすいWebマーケティングの本』で、ページ数の関係で、Webマーケティング視点から見た重要性の順序から、使用しなかった原稿を紹介しています。本書の目次については、以下をご覧ください。http://relation-m.com/modules/wordpress/index.php?p=472■動的で魅力的に見せる「フラッシュ」Webで魅せる技術がフラッシュインタラクティブなしくみも表現できる 企業サイトのトップページにアクセスすると、待ち構えていたかのように人や商品が出てきて、それがCMのように華麗に、ときにはスピーディーに動き出すことを頻繁に見かけることができます。この動きのある見せ方は大抵の場合「フラッシュ(Flash)」と呼ばれる技術で作られています。 確かに、フラッシュがあるサイトは、動きのない画像と文字だけのサイトに比べたら、そのインパクトある表現方法によって、“魅せる”ものがあるといえるでしょう。 一時期画面いっぱいに広告のように見せるやり方がはやりましたが、ユーザーからすれば強制的に見せられるという印象が問題でした。 最近の見せ方の特長は、トップページの一部分に使用して、全体のユーザビリティを損なわないようにしていることです。Webサイトは、ユーザーが目的を持ってくる場所ですから、ユーザーが最短でコンテンツにたどりやすくしなければならないことから考えれば、当然のことです。 このフラッシュは、動画的な見せ方のほか、Webならではのインタラクティブなしくみも表現できます。しかも、Windows、MacなどのOSに関係なく、ファイル自体の容量も比較的軽いので、Web技術としてとても優れたものなのです。 このフラッシュは、「Flash」という有料ソフトを使い、主にWebデザイナーによって作成することができます。つまり、フラッシュでデザインを起こすためには、Flashソフトを使いこなすそれなりの技術が必要なのですが、一コマずつ作成していくところはアニメに似ています。 ユーザーがフラッシュを見るためには「Flash Player」という無料のプラグインソフトをブラウザにインストールする必要があります。これによって、ユーザーにとっても、見やすい、使いやすいものとなるのです。▼▼▼インタラクティブなしくみも表現できる このフラッシュでできるインタラクティブなしくみは、まずアニメです。人や物を動かして、しゃべったり、音を出したりすることもできます。また、ユーザーがマウスやキーボードから画面を操作することもできます。例えば、ユーザーにどっちがよいとかの選択肢を与えて操作してもらい、その選んだ選択肢によって、出てくるコンテンツがちがうというようなインタラクティブな展開ができます。 あと、パズルやクイズ、お絵かきや塗り絵などの簡単なゲームもできます。ちなみに、もっと複雑なゲームになると、Shockwave(ショックウエーブ)という技術が使われることになります。▼▼▼計算もできる プログラムを書くことで、計算することもできます。例えば、お買い物シミュレーションとかで、お魚買って、肉、野菜を買って合計いくらというような計算をWeb上で行うのです。 フラッシュという技術は、画像、音声から、ゲーム、シミュレーションといったさまざまことがWeb上でできるまさにマルチメディア機能といえるでしょう。実際、企業のWeb担当者も、この表現方法の魅力、多彩さからフラッシュを好んで使いたがる人も多いものです。▼▼▼ActionScriptとはなにか? こういったさまざまなことをフラッシュ上で記述するために使われるのが「ActionScript」と呼ばれています。動画や音をどのように再生するかを制御するのです。ユーザーがマウスで画面上を操作したら、なにかが出てきたり、音が出たり、動きを早くしたり遅くしたりといった設定を記述します。▼▼▼SEOや、重さなどの問題があるので使い方には注意が必要 Webならではの展開ができるとても魅力的なフラッシュですが、最大の問題がSEOです。検索エンジンのロボットは、フラッシュのコンテンツ内容まで読みにこないのです。つまり、フラッシュを多用すると、サイトが検索エンジンにヒットしづらくなり、SEM上不利になっていくのです。 最近では、とくにファッション性を強く出したいアパレル業界やスポーツ用品メーカーなどでは、サイト全体をフラッシュで作成し、とても華麗でダイナミックに見せているサイト展開を行っています。確かに見え方としては、とても魅力的なのですが、検索エンジンからのユーザーアクセスから考えると問題があるのです。 あと、フラッシュのファイル自体の重さの問題です。ほどほどに作り込むのであれば問題など出ないのですが、何分にもわたるようなものになると、さすがに重くなります。フラッシュがあるページにアクセスすると、「何%」というパーセンテージの数字が上がっていくことを見ることができますが、それはフラッシュのデータをブラウザが読み込んでいる状態です。なので、このデータが重くなると、ユーザーは長いこと待たなければならなくなるのです。重すぎるフラッシュは、ユーザビリティに欠けるといっていいでしょう。 こういったデメリットもあるフラッシュですが、メリットはとても大きいので、その特性をおさえ、効果的に使っていきたいものです。■ネット上でのご購入以下のサイトからご購入いただけます。・楽天ブックス**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.09.30
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『世界一わかりやすいWebマーケティングの本』で、ページ数の関係で、Webマーケティング視点から見た重要性の順序から、使用しなかった原稿を紹介しています。本書の目次については、以下をご覧ください。http://relation-m.com/modules/wordpress/index.php?p=472■サイトづくりをもっと魅力的にする「オープンソースソフト」オープンソースソフトとは、だれでも無料で使えるソフト高まるオープンソースソフトのWebビジネスへの貢献度 最近のWebサイト環境において、オープンソースソフトの影響がとても大きくなってきています。オープンソースソフトとは、文字どおりソースコードがオープンになっているソフトのことです。そして、このオープンソースソフトは、インターネット上で、だれもがダウンロードできて、ソースコードを改良して、無料で使用したり、再配布できたりするソフトのことをいいます。 ▼▼▼高まるオープンソースソフトのWebビジネスへの貢献度 このオープンソースソフトでいちばん有名なのが、Linux(リナックス)です。パソコンソフトとしても使われていますが、サーバーOSとして多く使われています。私たちが、日頃見ているサイトのかなりの数のサーバーで、このLinuxで動いているのです。それほど実用に使えるソフトが無料で使えるオープンソースソフトなのですから、とてもすごいことです。 このLinuxプロジェクトは、開発プロセスにおいて、その後のオープンソース活動に大きな影響を与えました。Linuxは、世界中の技術者が集まって作っていったのですが、最初からきちんとした組織のなかで行われたプロジェクトではないのです。優れた技術者が自発的に集まり、Webコラボレーションという作業のなかで少しずつ開発を行ったものを寄せ合い、結果として最高のものを作ってしまったのです。一つの組織のなかで開発されていた従来のやり方では考えられないようなコラボレーション開発プロセスが画期的であったのです。 こうしたLinuxの製品としての完成度と開発プロセスの成功は、その後のオープンソースソフト活動を強力に推進するバックボーンになったのです。▼▼▼どんなものがオープンソースであるのか- 現在、オープンソースソフトは百花繚乱です。数え切れないほどのソフトがあります。Webアプリケーションだけでなく、パソコンソフト、業務ソフトなどさまざまな領域にわたっています。デスクトップ上で使えるマイクロソフトのオフィスシリーズに匹敵する機能をもつ「OpenOffice」なども出てきています。 本書では、Web構築関連ソフトとして、別のところでブログソフト、CMSソフト、SNSソフトなど、実際にWebビジネスで使えるオープンソースソフトを紹介します。▼▼▼オープンソースソフトの実力 「無料」と聞くと、たいしたことないのではと思いがちですが、使ってみるとそんなことないのです。とても完成度の高いものが多いのは驚きです。これには、優れたオープンソースを開発すると、自分の知名度が上がり、さらにその後のビジネスもスムースに軌道に乗せられるという、Webビジネスのやり方が変わってきている、という背景もあるのです。 こういった十分にビジネスに使えるオープンソースソフトが多数出てきている現在、私たちは、どういったソフトがあり、どれが有効に使え、どれが使えないか、ということをWebビジネスを行う上で細かく把握していくことが求められるのです。そうしたことを見抜く能力が、ビジネスの完成度を高めていくといっていいでしょう。 オープンソースソフトの最大のメリットを簡単に考えれば、1から構築しなくてもよいということです。これは、本来であればビジネスとして5しかできないことが、6からはじめられるので10を目指すことができるということを意味しています。 それは、まずビジネスの規模や内容の問題としていえます。そして、コストを削減します。さらに、スケジュールの短縮化を図りビジネスの早期実現というプラスの面を生み出していくのです。 オープンソースソフトのビジネスへの貢献度は、とても大きいといえましょう。 ▼▼▼オープンソースのライセンスの概要 オープンソースソフトは、だれでも使えるソフトといっても、じつはライセンスに守られているという側面もあります。これは、オープンソースソフトを大切にしていくという方針を守るためであるといえます。つまり、だれもが使えるソフトを、だれかが独占しようとしたり、自分だけが使えるような権利を持とうとしたりすることを禁じることなのです。使うことの自由であることを守るための約束といっていいかもしれません。 そのライセンスのなかでいちばん適用されているが、「GPLライセンス」と呼ばれるものです。このライセンスでは、オープンソースを改良した場合には、必ずオープンにしなければならないなどの禁止行為を定めています。GPLライセンスを適用したソフトは、だれが改良しようと永久にGPLライセンスである続けます。 ちなみに、ビジネスでGPLライセンスのソフトを売ることはできませんが、オープンソースソフトを設置したり、管理したりすることで対価をもらうビジネスを行うことはできます。また、オープンソースソフトを改良して、ちがう名前のオープンソースソフトとしてリリースすることも可能です。▼▼▼オープンソースのライセンスの種類 GPLのほかにも、開示を義務づけないややゆるめの「LGPLライセンス」、公開が義務付けられていない「BSDライセンス」など、いろいろなライセンスがあります。 オープンソースの世界はビジネスに有効に活用できる魅力的な世界です。なので、その内容と適応されているライセンスなどをきちんと見極めて、適切な使い方を行うことが求められます。■ネット上でのご購入以下のサイトからご購入いただけます。・楽天ブックス**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.09.29
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『世界一わかりやすいWebマーケティングの本』で、ページ数の関係で、Webマーケティング視点から見た重要性の順序から、使用しなかった原稿を紹介しています。本書の目次については、以下をご覧ください。http://relation-m.com/modules/wordpress/index.php?p=472■インタラクティブなしくみを創るプログラム言語「PHP・Perl・JAVA」コミュニケーション機能はプログラムで作るプログラムでできること--問い合わせフォーム、掲示板、チャット・・・ 本書の別のところで、Webのインタラクティブな特性を説明しましたが、インタラクティブなしくみは、プログラムで作ることが多くなります。 Webサイト上のわかりやすい事例としては、お問い合わせフォームでプログラムが動いています。お問い合わせフォームでは、ユーザーが問い合わせフォームに入力して、送信ボタンを押してから、内容を確認して、「お問い合わせありがとうございます」と出ます。これは、お問い合わせフォームに入力した内容を、一回サーバー上に「保存」して、それから「送信」という作業をプログラムでやっているということです。 このようにプログラムは、サーバー上でユーザーの動作に合わせて動き、サイト上で企業と顧客、あるいは顧客同士がいろいろとコミュニケーションしていく高度な機能を作ることができます。▼▼▼プログラムでできること--問い合わせフォーム、掲示板、チャット・・・ お問い合わせフォーム以外には、掲示板、チャット、アクセスカウンター、ショッピングカート、運営側のサイト更新システムなどもプログラムで動いています。 プログラムは、Webサイトを魅力的にする機能といってもいいでしょう。プログラムのないWebページは、ユーザーは、コンテンツ内容をただ見るだけで終わってしまいます。プログラムがあることで、見る側がいろいろ参加したり、クリックしたら動作が楽しかったりという、Webサイト側からの動きのある反応を作ることができます。これがWebの楽しさになります。 人気のあるサイトである、ヤフーオークションや価格コム、SNSのミクシーなどは、そのビジネススキームにおいてプログラムによって作られたコミュニケーション機能がとても魅力的であるといっていいでしょう。 Webサイトづくりにおいては、このコミュニケーション機能をどう作り上げていくか、うまく使いこなしていくかも大切なのです。▼▼▼プログラムのPHP・Perl・JAVAは、どこがちがう このプログラムには、いろいろな言語があります。代表的な言語を知ることはWebサイト構築の基礎知識として大切なので紹介しておきます。・PHP手軽に使え、見た目の理解しやすさ、学びやすさという点からも現在いちばん人気がある言語です。機能的にも十分ですし、データベースを使用するサイトの構築にもよく使われます。・Perlインターネット初期の頃にいちばん使われた言語です。テキストの検索や抽出が得意で、機能も豊富です。よくいわれるCGI(Common Gateway Interface)は、Perlで書いたある機能を実現するプログラムのことを指すことが多くなっています。・JAVA強力なセキュリティや豊富なネットワーク関連の機能を標準で搭載しています。ネットワーク環境で利用されることを強く意識した仕様になっています。▼▼▼公開されているCGIライブラリ プログラムを一から作成する方法のほかに、フリーで公開されているプログラムを集めたサイトもあります。サイトづくりにおいて、これらのプログラムで機能的に間に合うのであれば、こういった既成のものを活用して、迅速にサイトにインタラクティブな機能を導入することができます。カウンター、アクセスログ解析、掲示板、ショップ用カートなど多数のプログラムがあります。ただ、設置のためには、プログラムコードの設定を行うことが多いので、多少の知識は必要です。▼▼▼データを入れるデータベースもプログラムで操作 現在のサイト構築においては、データベースを使うことが多くなってきています。サイト管理の面から、コンテンツや各種データは、データベースで管理して、ユーザーの要求に応じて、出し入れするほうが効率的だからです。このデータベースとWebサイトの連携をしているのもプログラムです。 例えば、会員制のサイトを考えてみましょう。会員になりたいAさんは、Webサイト上で会員登録フォームに「名前」「住所」「電話番号」のほか、サイトへのログイン認証に使う「ID」「パスワード」を入力し、送信ボタンを押します。そうすると、会員になったAさんの「名前」「住所」「電話番号」「ID」「パスワード」は、データベース上に保存されます。 そして、後日Aさんは、この会員サイトにログインしようと自分の「ID」「パスワード」を使って、所定の個所に入力、送信します。このときにプログラムでは、データベースにあるAさんの情報を参照して、AさんのIDとパスワードと一致するので、ログインできるというわけです。▼▼▼データベースとは、データをいれるところ--MySQL、PostgreSQL データベースは、このような会員情報などのほか、いろいろなデータを入れるところです。そして、いまよく使われているのが、オープンソースソフトで、高速で堅牢性に優れているといわれているMySQL(マイエスキューエル)とPostgreSQL(ポストグレスキューエル)です。 最近のレンタルサーバーでも、顧客のデータベースへのニーズの高まりに合わせ、標準でデータベースが付いているサービスも多くなっています。■ネット上でのご購入以下のサイトからご購入いただけます。・楽天ブックス**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.09.28
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『世界一わかりやすいWebマーケティングの本』で、ページ数の関係で、Webマーケティング視点から見た重要性の順序から、使用しなかった原稿を紹介しています。本書の目次については、以下をご覧ください。http://relation-m.com/modules/wordpress/index.php?p=472■サイト作りの基本「HTML・CSS」HTMLはブラウザでWebページを見るためのもっとも基本的な言語CSSは、サイト全体の見え方を整える言語 もっとも基本的なWebページは、HTMLという言語で記述されたHTMLファイルをWebブラウザで見る、ということです。HTML(HyperText Markup Language)は、「タグを使用したマークアップ言語」のことで、テキストエディターなどで記述することができます。そして、「タグ」とは、直訳すると「荷札」のことで、情報のありかと内容を示すツールのことです。「マークアップ言語」とはこのタグを使用した記述方法のことをいいます。 要は、このHTMLを使うことで、Webページの構成やその内容を表示できるのです。▼▼▼CSSは、サイト全体の見え方を整える言語 HTMLでは、Webページのある程度の見え方を記述することができます。例えば、フォントを大きくしたり、色を付けたり、また表を作成したりすることです。ただ、細かい見せ方をするのが苦手です。 最近では、HTMLはページの構成だけを記述して、見え方については、CSS(Cascading Style Sheets)、通称「スタイルシート」で記述するというやり方が一般的です。 CSSでは、より細かい設定ができ、きれいな見せ方ができるようになります。例えば、行間隔、文字間隔、表のなかのスペースを細かく設定することができるようになります。 そして、全Webページを一つのCSSファイルで記述することで、文字や行間などを修正する場合、CSS1ファイルの記述を修正するだけで済むという利点もあるのです。つまり、細かく、全サイトにわたって、共通した見せ方ができるようになるのがCSSです。▼▼▼覚えるのはむずかしいのか? HTMLにしろ、CSSにしろ、それほどむずかしい言語ではありません。英語表記に似ているので、英語などは絶対ダメという人でなく、覚えてみようという意志があれば、覚えられるでしょう。HTMLを覚えると、Webページというのはどういうしくみなのかが理解できるので、Webではどんなことができるのかを直感的に理解できるようになる、というメリットもあります。 HTMLやCSSは、サイトの仕事を請け負う人、プロデュースする人や進行管理する人に関わらず、基本的なところは覚えておきたいところです。Webサイトの作成業者に頼むのであれば、以上の知識で十分でしょう。 自分で個人的にWebビジネスを行うのであれば、細かい部分を自分で直すことができるので、覚えておくと役に立ちます。▼▼▼簡単な事例--br、font 簡単な事例を挙げてみましょう。・HTMLの場合<html> <head> <title>タイトルです</title> ヘッダー情報ですスタイルシートやJavaScriptを入れます </head> <body> 本文を入れます </body> </html> これが基本構成です。全体を<html>と</html>で囲み、<head>と</head>のなかにページの基本情報を入れ、<body>と</body>のなかに本文を入れます。 あと、一つだけ基本的な記述の仕方を説明しておきます。 <b>太い</b> → HTMLの基本は、最初の< >を開始タグ、</ >を終了タグといい、終了タグには、/を入れるように、指示したい言葉を開始タグと終了タグで囲むことが多くなります。<b>は</b>で囲まれている文字を太字にしろという指示で、「太い」という文字が太字になります。 そして、テキストエディターなどで保存するときに、htmlかhtmの拡張子を付けます。・CSSの場合 H1{color:#ff0000;} →HTMLのなかで、見出し部分を<H1>見出し</H1>で記述するのですが、その見出しの色を「ff0000」(赤)にしなさいという記述です。{ } 内が指示の内容で、color:#ff0000が、色が赤ということです。▼▼▼HTMLの次の規格がXHTML HTMLの次のマークアップ言語として活用されはじめているのが、XMLという規格化された言語を使用した「XHTML」です。 「XHTML」は厳密に記述することにより、ページ自体をフォーマット化されたデータとしてとらえます。そのため、ブラウザにより見え方がちがうという互換性問題をほとんど解消してくれます。また、検索しやすい、編集しやすいなどの機能面で拡張性の高いマークアップ言語になっています。■ネット上でのご購入以下のサイトからご購入いただけます。・楽天ブックス**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.09.27
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『世界一わかりやすいWebマーケティングの本』で、ページ数の関係で、Webマーケティング視点から見た重要性の順序から、使用しなかった原稿を紹介しています。本書の目次については、以下をご覧ください。http://relation-m.com/modules/wordpress/index.php?p=472■サイトを置くスペースを決める「wwwサーバー」wwwサーバーは、企業サイトのデータをおく場所サイトの規模やアクセスなどによって、決める Webサイトを開設するためには、「サーバー」というサイトのデータを入れておく器が必要です。「サーバー」とは、コンピューターがネットワーク上でつながっている状態で、末端で稼動しているクライアントコンピューターに対して、データや機能などを提供する中心的な役割をはたすコンピューターのことをいいます。 そして、「wwwサーバー」は、www(World Wide Web)上で、Webサイトを見たいと要求するクライアントコンピューターに対して、「Webサイト」のデータを提供しているコンピューターのことです。 Webサイトの多くは、wwwサーバーのほかに、メールの送受信を行うメールサーバー、データの受け渡しを行うデータベースサーバーなどいくつかの機能をもつサーバーで構成されています。▼▼▼サイトの規模やアクセスなどによって、決める 企業のWebサイトを構築するときは、サーバーの規模や構成を決める必要があります。それは、どのくらいのページ数のサイトなのか、どういう機能が必要なのか、どのくらいのアクセス数やページビューを想定するか、というサイトのあり方によって決まってきます。 中小企業のWebサイトで、静的な100ほどのページ、複雑なプログラムがなく、アクセス数が一日1万ぐらいであれば、レンタルサーバー業者が提供している標準プランの共用サーバーで十分でしょう。 しかし、ポータルサイトを目指し、数千ページ以上の静的なページ、いろいろなプログラムが動き、アクセス数が一日100万以上というような数になると、システム会社と相談して、サーバー何台構成ということを詰めていく必要があります。 この場合、ゲームや動画などのサーバーへの負荷の高いプログラムなどが多数あると、さらにその負荷を考えていかないといけません。 ちなみに、世界中のWebページのデータを集めて、世界中の人に検索機能を提供している検索サービスのグーグルのサーバーの構成は、台数だけで20万台以上といわれています。▼▼▼種類はレンタルサーバー(ホスティング)、ハウジング、自前サーバー それでは、実際にサーバーを用意する場合に、どのようなパターンがあるかをご紹介します。・レンタルサーバー(ホスティング) レンタルサーバー会社が提供する、一台のサーバーを複数の顧客で共有して使用する共用サービスです。容量は数百MBぐらいで、使用できるプログラムなどが決まっていますが、低コストでレンタルできます。停電時の対策、機密情報の保護、不正アクセスへの対策などは、レンタルサーバー会社が行ってくれるので、安心して使えます。サーバーに詳しくない会社で、Webビジネスを初めて行う場合や、中小企業にも向いています。・ハウジング 共用レンタルサーバーが複数の顧客で共有するのに対して、一台以上のサーバーを自社のみで使用するのがハウジングです。大規模なサイトを構築する場合や独自のセキュリティを確保したい場合などに使います。いろいろなWeb用のプログラムをインストールして、使うこともできます。・自前サーバー レンタルサーバーのサーバーを利用するのではなく、自社で、サーバー機器を購入し、サーバーOSのインストール、設定から、運営まですべて行う方法です。社内にシステムに強い人材がいる場合などに行うことができます。知識がある個人の方でも、自前サーバーを運営している人もいます。▼▼▼仕様は、ココをチェック レンタルサーバーを借りる場合、とくに以下の項目をチェックしておきたいところです。・容量・・・実際に使う容量を考えて、少し余裕を見ておきたいところです・使えるプログラム・・・サイト上で動かすプログラムに合わせてチェックしておきます・データベース・・・とくに、サイト構成上必須の場合、要チェックです とくに、最近はサイト構築において、データベースが手軽に使えるようになってきたので、いまは使わなくても将来的なことも考えるとデータベース付きのところがよいでしょう。 また、サーバーには、メールアドレスの発行や、メーリングリストの設定、メール転送機能、ファイル保存機能など、使える機能もいろいろあるので、マニュアルがわかりやすいところ、サポートもしっかりしている点もチェックしておきたいことです。 あと、セキュリティに関して万全であるところです。インターネットは、いつもデータ改ざんの危険にさらされています。いつも不正なアクセスがないかを監視し、セキュリティホール(サーバー上の欠陥)があった場合には、すぐに対応しているような業者を選びたいところです。▼▼▼関連用語--FTP Webサイトのデータをサーバーにアップするときに使うのがFTPソフトです。FTPソフトに、サーバーのアドレス、アクセスするためのパスワードなどを設定して、サーバーにアクセスし、Webサイトのデータファイルを転送することができます。「FFFTP」などのフリーソフトが人気があります。■ネット上でのご購入以下のサイトからご購入いただけます。・楽天ブックス**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.09.26
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『世界一わかりやすいWebマーケティングの本』で、ページ数の関係で、Webマーケティング視点から見た重要性の順序から、使用しなかった原稿を紹介しています。本書の目次については、以下をご覧ください。http://relation-m.com/modules/wordpress/index.php?p=472■企業サイトのアイデンティティを確保する「ドメイン」ドメインとは、インターネット上の住所こだわりたいドメイン名 ドメイン(domain)とは、「インターネット上のどこにコンピューターがあるかを示すこと」です。よくいわれる説明に「ドメインはインターネット上の住所」ともいわれますが、住所と同じように場所を示すので、実際ドメインは二つとして同じものがありません。具体的には、「111.11.11.111」という「IPアドレス」と呼ばれる数字で識別しているのですが、それだとわかりづらいので、このIPアドレスを relation-m.com というように英数字でおきかえたものがドメインと呼ばれています。ちなみに、この数字のIPアドレスを英数字のIPアドレスに対応させることを「DNS」といいます。 そして、このドメインの最後の「com」が「トップレベルドメイン」です。「com」は国際的な商用ドメインです。「jp」が付いている場合は、日本という国を表しています。なお、「羽切.jp」のように、日本語名のドメインを取ることもできます。 トップレベルドメインは、国別のほかにもとても数が多いので、ここでは、ドメイン取得サイト「お名前.com」(http://www.onamae.com/)のドメインの種類ページから代表的なものを説明ごと抜粋してみます。.jp・・・日本の新スタンダードドメイン .co.jp・・・国内に在住する法人が対象の日本のスタンダードドメイン(属性型JPドメイン) .tv・・・メディア事業などブロードバンドコンテンツに最適なドメイン .cn・・・中国進出に最適な商用・組織利用を想定した中国のスタンダードドメイン .us・・・ .com、.netに続いて米国を代表するスタンダードドメイン .cc・・・ 有名企業が多数取得しているいま注目のドメイン .bz・・・日本ではまだまだ珍しい「business」をアピールするのに最適なドメイン .vc・・・ベンチャー企業やインターネットビジネスの新たな情報発信ドメイン .tw・・・台湾進出に最適な商用・組織利用を想定した台湾のスタンダードドメイン .biz・・・商用向けドメイン。E-ビジネスに最適 .info・・・.comに続く新ドメイン。個人ページから企業の情報発信まで幅広い用途に! .name・・・名前を使ったドメインで注目度アップ!なお、ドメインは国際的および国ごとに管理されています。▼▼▼こだわりたいドメイン名 余談ですが、business.comというドメインは、過去、アメリカで数百万ドルで取引されたことがありました。ドメインは、そのつづりとか意味によっては、とても貴重なもの、価値のあるものとなり、高額で取引されることもあるのです。同じような企業名であれば、自社として取りたいドメインが他社で既に取られていることもあるので、争奪戦が繰り広げられることになります。 最近は、中小企業はもちろん、個人でもドメインを持っている人も多くなりました。それほど、ドメインは取りやすくなった、ということがいえるでしょう。大きな企業になると、将来的に使う可能性だけで商品ブランドごとのドメインなど多数のドメインを持っています。これはブランドサイトを展開するときに使うのです。 ドメインを取るときにいちばん注意したいのは、短くてわかりやすいことです。顧客にサイトにアクセスしてもらうときに、ドメインをブラウザに直接入力してもらうことがあるからです。ただ、企業の正式名称のつづりでアイデンティティを確保したい場合、多少長くてもよいと判断することもあります。 ドメインに関して、あまりよくない取り組み事例も紹介しておきます。ある企業グループの関連企業では、http://www.aaa.co.jp/groupkaisyamei/ というような長いドメインを使っていました。aaa.co.jpがグループ親企業名で、その下にgroupkaisyamei という自社企業名を入れているのです。そして、このドメインがそのまま名刺に乗っているのです。 サイト上で、親企業から、グループ企業にたどっていくのであれば問題ありませんが、営業マンが顧客に名刺を渡してサイトにアクセスしてもらおうとしても、顧客はとてもドメインを入力する気になりません。それほど長いからです。まちがえて何回も入力し直しが必要になりそうです。気の利いた方なら、検索エンジンで企業名で検索しますが、面倒くさがりの人ならあきらめてしまう人もいます。こういった長いドメインは、営業的な見地から見てなるべく避けたいのです。 あと「つづりまちがい」と思われるようなドメインも考え物です。例えば「インターリンク」という企業は多いので、「interlink.co.jp」は取ることはできません。そこで、安易に「intrlink.co.jp」というような「e」を抜かしたドメインにしてしまうと「つづりまちがい」と思われるのです。顧客から見ても、なんだかとてもむずかしくなってしまいます。この場合、ハイフォン(-)などを活用する、形容詞などをつけるのも一つの手です。例えば、「inter-link.co.jp」、ITに強ければ、「interlink-it.co.jp」ということです。どちらにせよ、顧客から見てわかりやすく、自社をきちんと表すドメインを取ることが大切です。▼▼▼取りたいドメインは、だれでもチェックできる 自分、自社で取りたいドメインが現在取れるかどうかは、「お名前.com」などドメイン取得サイトに行けば、ほとんどチェックする機能を提供しています。気軽にチェックしてみることができます。■ネット上でのご購入・楽天ブックス**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.09.25
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私、有限会社リレーションメイクの羽切は、『世界一わかりやすいWebマーケティングの本』という本を書きました。タイトル通りですが、とてもわかりやすく書きました。Webマーケティングの今がわかるキーワードをピックアップして説明していることが最大の特長です。どうぞ、ご購入&ご購読お願いいたします。内容は、以下のとおりです。■本書の特長 Web2.0、ロングテール、ブログ、SNS、検索連動型広告etc. 最新キーワードと基本知識が、 この一冊ですぐにわかります! 2時間でビジネスに使える入門書!!■目次第1章 Webマーケティングの基本を知ろう!Web上での人々の行動を説明する「AISAS理論」ますます強くなる顧客の言葉「CGM」多様化する「オンライン広告」の上手な使い方ユーザーを自社サイトに誘導する「SEM・SEO」Webのクチコミを起こす「バイラルマーケティング」Webプロモーションの基本「プッシュ」と「プル」情報の流通革命としての「RSS」「コミュニティマーケティング」とWebとの親和性「メールマガジン」は、顧客との関係をつなぎとめるますます重要になる「モバイルマーケティング」第2章 WebマーケティングにできることWebをどう活用するかを決める「Web戦略」「Webブランディング」は価値を創り出すコンテンツの基本は「訴求」「選び方」「カタログ」「インタラクティブ性」で顧客と良好な関係を築く個人に最適を提供する「パーソナライゼーション」サイト作りのいちばんの基本「ユーザビリティ」「Web2.0」はマーケティングを変えるビジネスの見方・やり方が変わる「ロングテール」サイトづくりは「CMS」に移行していくだれでも「ポータルサイト」が作れる時代に第3章 Webマーケティングはこう使えネットで売れる条件「価格」「ブランド」「希少性」だれでも市場にアクセスできる「オークション」コミュニケーションツールとしての「ブログ」人のつながりをベースにしたコミュニティ「SNS」接点を拡大するクチコミ販売網「アフィリエイト」「ドロップシッピングサービス」は小売革命サイトのパフォーマンスを測定する「アクセスログ分析」顧客の満足度を高める「オンラインサポート」顧客と一緒になって考える「ネット商品開発」効果的にユーザーの声を集める「Web調査」狙い撃ちで売る「レコメンデーション機能」自前より、お手軽かつ低コストな「ASPサービス」■発売日9月20日(今週末にかけて書店に並ぶ予定です)■価格1470円(税込み)■ネット上でのご購入・楽天ブックス**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.09.22
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今まさに話題沸騰のmixiであるが、そのmixiを学術的に研究した本、といったらよいであろうか?まず、大きなテーマとしては、「バーチャル×バーチャル」「バーチャル×リアル」という見方を持ち出す。「バーチャル×バーチャル」とは、第一世代のネットの見方で、ネット内で完結することである。「バーチャル×リアル」とは、リアルとバーチャルが融合するようなあり方を示す。そして、mixiは、この両者を含むものになっているという。この考え方をベースに、本書は大きくわけて、・mixiというサイトのネットワーク分析・無料サイトのビジネスモデルの2つにわけて説明される。・mixiというサイトのネットワーク分析は、mixiの中では、人のつながりをベースにした活動、これは「バーチャル×リアル」であり、コミュニティを中心にした活動これは「バーチャル×バーチャル」ということを示しながら、さまざまな行動を行うユーザーとマーケティング的な視点からみた情報や、クチコミネットワークとしての価値にまで言及される。・無料サイトのビジネスモデルは、mixiのほか、オンラインフォトアルバムのフォトハイウエイジャパン無料プロバイダーの(旧)ライブドアの3つの無料サイトを比較して、無料であるがゆえに、どういうビジネス構造を持っているかを、研究したものである。mixiは、ほかの2つと比べて、利益が出るのも早いのだが、それを戦略、経営資源などの視点から比較している。本書は、PCインターネットは無料サイトが多い中で、そのビジネス展開をどのようにしたらいいかという、ビジネスのやり方に示唆を与えるものになっている。#読書時間 2.5時間★4つ ★★★★☆**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.09.21
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検索連動型広告、つまり、アドワーズとオーバチュアの成功事例を9つ取り上げている。これを読むと、中小企業のニッチビジネスにおいて、いかに検索連動型広告が威力を発揮するかがわかる。それをジャーナリストである著者が、企業が置かれている環境や背景、歴史などにふれつつ紹介するものだから、検索連動型広告の必要性というか必然性が、とても強調されているような読書感がある。紹介されている企業は、業界も、地域も、歴史も違う。しかし、企業の危機においてインターネットで活路を見出し、検索連動型広告を活用することによって、業績を回復させ、ときには飛躍的な成長までとげてしまった。やはり、Webはマッチングなのである。それも、ニッチなテーマやネタやコト、モノに関するマッチングである。明らかであろうが、隠れていようが、ユーザーニーズをどのようにして拾い、どこに接点を見つけるのか?そこにおいて、検索連動型広告は、中小企業において最適なツールとなったのである。2002年にオーバチュアが日本に進出する前から、私は検索連動型広告を知っていたが、ここまでのツールになるとは想像できなかった。#読書時間 2.5時間★4つ ★★★★☆**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.09.21
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人は顔が違うように、走り方も違う。そんなことはわかっているけれど、人の走り方をみていても、かっこいい走り方とか楽しそうに走る、おもしろい走り方など、なんとなく感覚的に見ているのにすぎないだろう。ところが、著者のような走ることのプロが、いろいろな人の走りを見ると、その人の出身スポーツや職業などがわかってしまうのだ。例えば、テニスをやっていた人は、腕を大きく振りやすく、いつも構えているから重心が低くなりがちだ。パソコン作業が多く、オフィスワークの人の場合は、猫背になりがちで元気がない人が多い。あと、ネコやダチョウなど動物に似た走り方をする人もいる。そういった出身スポーツや職業別などの走り方の傾向をみて、その対策を行って、よい走り方を身に付け、速く走れるようにすることが、この本の目的なのである。それにしても、ここで紹介されるような分類された走り方は、たいていは、変な走り方なのである。それ自体、個性的でおもしろいのだが、著者は走ることは人間の本能である、と言っている。しかし、それにもかかわらず、多くの人が変な走り方をしてしまうのだ。だから、正しい走り方を取り戻すためには、自覚して走ることしかないのである。#読書時間 2時間★3つ ★★★☆☆**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.09.21
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この本は、いろいろなオンライン・マーケティングの手法がわかるようになっている。アクセス解析ネット広告SEOPPCアフィリエイトeメールユーザビリティインターネット視聴率である。これらについて、その概要ややり方、業者の選び方、業者が提供するサービス内容、そして、チェックシートと一通りの基本知識をおさえつつ、それを実践にどう使うかまで説明される。なので、初めてWebマーケティング担当者になった人が、Webではどんな手法があるのかを知りたい場合に向いているだろう。ただ、対象となる企業は、中堅以上クラスである。紹介されるツールは、それぐらいの内容と規模、およびコストがかかる。小さな会社ならば、もっと手軽であったり、無料で使えるツールがたくさんあるが、それらは紹介されていない。ただ、本書のようにいろいろなWebマーケティング手法を紹介する本は少ないので、そういう意味では貴重であろう。#読書時間 2.5時間★3つ ★★★☆☆**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.09.21
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これからWeb業界に行きたい人なら、この本はとても参考になるだろう。この本は、Web業界でプログラマーとして仕事をする著者が、どのように仕事をしているかが書いてある。それは、ときには楽しく、ときには悲しく、ときにはつらく、ときには笑え、ときには信じられないようことが起こるWeb業界の仕事を、著者が実際にやりとりした会話とともに、紹介されるのである。これらは、同じ業界にいる私にとっても、同じようなことを経験しているので、とても共感できる。とてもリアルなのである。また、著者は1人で仕事をしているSOHOであることから、SOHOとしてWeb業界にどうかかわるか、という意味でも参考になる。ただ、著者の仕事の範囲は、プログラマーとデザイナーの2人で仕事を行う、小規模な仕事が多い。これは、著者が地方で仕事をしているからなのだが、そういった意味では、Web業界のメインストリートの話としてはとらえられない。サイト作りにしても、少し規模が大きくなれば、Webプロデューサー以下、ディレクターやら、プランナー、コンテンツ編集者、オペレーター、もっといろいろな人が関わってくる。サイト作り以外では、Webソリューションやら、プロモーションまでの話になると、もっといろいろな動きが出てくる。Web業界のメインストリートでは、もっと、いろいろなことが起こっているのである。だから、この本はあくまでも、Web業界の中のWebサイト作りの現場で起こっていること、ととらえておくべきである。#読書時間 2.5時間★3つ ★★★☆☆**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.09.21
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私が書きました書籍『Web2.0がすごい-仕事で差をつける活用術』に関連した話をしています。今の出版社で出版決定したのは、5月下旬でした。この時点で、Web2.0関連の本は「Web2.0 BOOK」1冊だけでした。ところが、6月になると、Web2.0をテーマとした本が、いくつか出版され始め、そして、7月になると、またかというような状況になってきます。とのとき、既に5、6冊でていたでしょうか?「Web2.0 BOOK」の売れ行きがとてもいいものですから、当然、3月、4月頃に各出版社は検討していたのです。それが、6月、7月に、次々と出てきたということです。私は、結構原稿を書いていましたが、出版社の編集者にWeb2.0のタイトルを見直すよう交渉します。こんなに出版されている状況では、ネームバリューのない私では埋もれてしまうし、もともと私は、多くの人と同じことをすることが好きではないのです。だから、内容的には、RSS、SNS、CMS、ブログ、ブックマークなどWeb2.0の活用法であっても、本のタイトルに「Web2.0」を付けるこだわりは、私的には全然なかったのです。例えば「RSS、SNS、CMS、ブログのビジネス使用法」でもよかったのです。(もっと気の利いたタイトルを考える必要がありますが)で、もしWeb2.0にこだわるなら、サブタイトルに、「Web2.0時代の実践ソリューション」でよいのです。これでも、AmazonでWeb2.0で検索したら、本はヒットします。と、思っていたのですが、編集者の希望はとても強いものでした。ま、自分自身出した企画自体が当初「Web2.0」であることもあり、それに乗ってきたのが出版社であるという状況を考えると、そうは、私の意見を押し通すわけにはいきません。もともと、力のない私よりも、本を作る、出したい出版社のほうが力がある、という事情もあります。ということで、最終的には「Web2.0」本になったのです。「Web2.0」タイトルには、以上のようないきさつがあったのです。しかし、タイトルはどうであれ、本自体の内容としては、「Web2.0」的なビジネスのやり方であり、その意味で、みなさんのお役に立てる本になっていれば、著者としてはよいのです。■本のご紹介:実務教育出版『Web2.0がすごい-仕事で差をつける活用術』 ■ネットからのご購入は・楽天ブックス・・・**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.09.16
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私が書きました書籍『Web2.0がすごい-仕事で差をつける活用術』に関連した話をしています。実は、出版するぎりぎりまで悩んでいたのが、タイトルの「Web2.0」です。Web2.0を付けるかどうか・・・その前に、この本を出版したいきさつが、このタイトルの問題と深く関係していますので、それを説明する必要がありそうです。私は最初「Web2.0」の本を書こうと思ったのではありませんでした。最初、私は自分の事業と関連したXOOPSを使用した社内サイトの本を出版社に提案していたのです。そして、この企画に興味を示したある出版社の編集長がいらっしゃいました。ところが、打ち合わせをしていると、これでは売れないのではないか、もう少し内容を組替える必要があるということになって、それなら私は、出版よりのテーマであれば今なら「Web2.0」しかないと思ったのです。この企画を作った4月には、まだ、Web2.0の本はインプレスの「Web2.0 BOOK」しかなかったのです。こうしてWeb2.0の出版企画を作りました。ただ、Web2.0の概念的な話ではなく、実際の使い方の紹介にしたいというのがありました。出したWeb2.0企画に、編集長は興味深々でした。実際、すぐにでも採用してくれそうな勢いでした。ところが、実際は、当初の採用への意欲もよそに、なかなか結論をいただけず、3週間ほどたってから、結局、メールで「見送り」、しかも初めて聞く、別ルートで同じWeb2.0テーマで動いているという、返事だけをいただいたのです。本当に、出版というのは、スムースにいかないものと思いますが、こういう出版社の対応というのは、どういうもんだろう、というもやもやした思いしか残りません。そして、こうなると、私としては、引っ込みがつかなくなります。作成したWeb2.0本企画を、どうにかして別の出版社に売り込みたくなります。そうして活動し始めた5月になって、4社の出版社から打診があったのです。さすが、旬のネタです。それから各社と会って内容を調整して、5月下旬には、最終的に今の出版社に決まったのです。(つづく)■本のご紹介:実務教育出版『Web2.0がすごい-仕事で差をつける活用術』 ■ネットからのご購入は・楽天ブックス・・・**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.09.15
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私が書きました書籍『Web2.0がすごい-仕事で差をつける活用術』に関連した話をしています。インターネットが始まったときに、「東京トイレマップ」やら、「ご近所さんをさがせ」やら、目立っていたのがニッチなサイトです。こういうサイトを見ていたら、こんな情報やしくみができるんだと思いながら、Webはとてもニッチなメディアだなあ、と感じたものです。Web2.0という言葉の問題はともかく、このWeb上におけるニッチな情報が、ますますいろいろな形でつながっている、というのがこのところの状況だと思います。ニッチな情報を発信する人とそれを求める人がいることは変わらず、つまり、Webの本質は変わっていませんが、ただ、その接点が、いろいろ出てきているということです。ブログも、SNSも、RSSも、それぞれのやり方でニッチな情報のマッチングが起こっています。これをビジネス的にみたときに、ロングテールや、検索連動型広告の話になります。こういったニッチなことやものをいかに見つけ、それをビジネスにどうつなげるか、これをWeb2.0的にどうどうやるか、と言うのは簡単ですが、人間関係がそもそもとても難しいように、そうは簡単にはいかないのがこのマッチングでしょう。■本のご紹介:実務教育出版『Web2.0がすごい-仕事で差をつける活用術』 ■ネットからのご購入は・楽天ブックス・・・**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.09.14
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私が書きました書籍『Web2.0がすごい-仕事で差をつける活用術』に関連した話をしています。会社でのWeb2.0活用法は、大きく社内、社外にわけられます。これらは、結局のところ、社内ならば社員間で社外ならば顧客をはじめとするステークホルダー(利害関係者)と、どうコミュニケーションをスムースにするか、活性化するか、という課題につきます。そして、そこにはまず参加性や更新性をいかに高めるか、つまり、コミュニケーションの密度をいかに高めるか、という具体的な課題があるのです。この課題に即して、会社で解決したいテーマを掲げています。テーマは、以下のとおりです。・成功事例を集めて社内で共有する・社内の定型情報を社員全員で作成・管理・社員全員でマニュアル作成・CMSで情報発信力の高いサイト作り・自社顧客の会員組織を作りコミュニケーション・特定テーマコミュニティをベータ版でリリースそして、これらのテーマをWeb2.0ツール、具体的には、CMS、ブログ、SNS、Wikiなどを使ってどう展開していくかを紹介していきます。■本のご紹介:実務教育出版『Web2.0がすごい-仕事で差をつける活用術』 ■ネットからのご購入は・楽天ブックス・・・**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.09.13
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私が書きました書籍『Web2.0がすごい-仕事で差をつける活用術』に関連した話をしています。個人のビジネスシーンにおいて、Web2.0はどのように使えるのでしょうか?私は、会社員や事業家にかかわらず、個人のビジネスは「情報戦略」「人脈戦略」そして「ビジネス戦略」の面から考えられる、と思っています。そして、このそれぞれの戦略にWeb2.0的ツールやサイトが、うまく活用できるというわけです。それぞれ見てみましょう。・情報戦略情報をどのように収集し、活用し、発信するかです。それぞれ、Web2.0ツールがあります。収集・・・RSS活用・・・クリッピングやソーシャルブックマーク発信・・・ブログこれらのツールを使うことで今までにないようなやり方が可能になりますが、さらに、これらのツールを連携させながら使うことが重要です。つまり、情報発信→活用→発信の流れを作ることです。・人脈戦略これは、自分にとって重要な人脈をどう構築し、どう活用していくかです。具体的には、SNSの話が中心になります。SNSの基本機能をうまく使いながら、SNS内のコミュニティを活用すること。また、ブログと連携することで効率的に既存人脈に情報を配信することなどです。・ビジネス戦略自分のビジネステーマやドメインを、どううまく活用していくかです。具体的にはXOOPSなどコミュニティを作成できるCMSを使用した、ビジネスサイトの構築と運営を通して、自分のビジネスをどう高めていくかの話です。このような視点から、書籍『Web2.0がすごい-仕事で差をつける活用術』では、個人のビジネスにおけるWeb2.0活用法を紹介しています。■本のご紹介:実務教育出版『Web2.0がすごい-仕事で差をつける活用術』 ■ネットからのご購入は・楽天ブックス・・・**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.09.12
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私が書きました書籍『Web2.0がすごい-仕事で差をつける活用術』に関連した話をしています。そもそも「変わった」という感覚は、とても主観的なものです。だからWebが変わって、「Web2.0」になったということも、主観的なものです。そのことは、どんな事例でも説明できます。例えば、メルマガ配信スタンドのまぐまぐがでてきたとき、資本を持たない個人が不特定多数の人に情報発信できることに、「大きな変化」以上な衝撃を感じた私ですが、それを「変わった」と感じない人もいるでしょう。ブログにしても、HTMLを覚えなくても自分のサイトが作れ、テキスト文字さえ打てれば世界に向けて情報発信できてしまう画期的な装置は、今までのホームページとあきらかに変わったと私には思えますが、ブログを使うこともなければ、世界に向けて情報発信する必要性や楽しみに関心がなければ、変わったかどうかはどうでもよいことです。さらに、Webにおけるプロフェッショナルの方でも、以前から、自分で放送局など作って、自分の撮った画像を放映してしまうようなことをしていれば、Web2.0でいろいろなことができるようになったとしても、それは何も変わってないと見ても当然です。だから、RSSによって個人の情報収集力がアップしても、ソーシャルブックマークによって、いろいろな人と関心や興味を共有できても、mixiのようなSNSを簡単に自分で作成できるようになっても、それを自分なりの視点から、変わったかどうかを感じたり、思ったりするかどうかなのです。私は、明らかに変わっている、と見ているわけです。そして、この変わったことは、そのまま、ビジネスシーンにおいてもいえることです。それは、本当にいろいろなことができるようになっているということです。本書では、それを、いろいろと紹介しています。■本のご紹介:実務教育出版『Web2.0がすごい-仕事で差をつける活用術』■ネットからのご購入は・楽天ブックス・・・**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.09.11
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私が書きました書籍『Web2.0がすごい-仕事で差をつける活用術』に関連した話をしています。私がRSSリーダーを使い始めたのは、2005年の8月頃からです。いろいろなRSSリーダーを試した中で、使用ユーザーは限られますが、XOOPSのxhldsというモジュールにしました。登録サイトに関係なく、時系列に記事をチェックできる、Web上で使えるRSSリーダーです。そうして、RSSリーダーを使って記事をチェックし、ブログのブックマークレットを使って気になる記事をクリッピングするということを始めたのです。このやり方は、私にとって今までにないほど情報収集の効率を高める、画期的な方法でした。しかし、しばらくたって、xhldsを入れてあるレンタルサーバーがトラブルで、RSSリーダーにアクセスできないことがおこりました。そうすると、記事をチェックすることが、まずできません。もちろん、クリッピングするという作業もできなくなったのです。つまり、サーバーが動いていないと、当たり前なのですが、RSSリーダーも止まってしまうのです。このとき私は、パソコン上でなく、Web上で作業をしていることを実感したのです。そのほか、よく考えてみると、ブログやSNSにしろ、Wiki、CMSにしろ、今、自分がやっていることのほとんどが、Web上での作業が基本になっているのです。そんなときに「Web2.0」という言葉が出てきました。あ、そういうこともかもしれない、と思いました。確かにWebは、私にとっていつのまにか変わっていたのです。それは、私だけでなく、多くの人が感じていたのです。だからこそ、この「Web2.0」という言葉が、これほど騒がれているのでしょう。・ご購入は楽天ブックスですと・・・**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.09.09
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私、有限会社リレーションメイクの羽切は、『Web2.0がすごい-仕事で差をつける活用術』という本を書きました。今年になって、特に春以降Web2.0に関する本がたくさん出版されています。本書が、これらの本と異なる点は、Web2.0をビジネスにおいてどのように具体的に使うかにフォーカスしている点です。内容は、以下のとおりです。どうぞ、ご購入&ご購読お願いいたします。■本書の特長 「情報収集に時間がかかりすぎる」「人脈がなかなか広がらない」「自分のアイデアの反響がわかればなぁ」「社内マニュアルが古いままで使えない」…そんなビジネス上の悩み・不満を解決してくれる「Web2.0」。本書では、その実践的な使いこなし術をていねいに解説しています! ■目次 第1章 Web2.0でビジネスが変わる (1)8つのキーワードでわかるWeb2.0 簡単/自動化/HTMLを使わない/Web上で作業/見るから参加するへ/ オープンソース活用/低コスト&ハイスピード (2)6つのポイントで理解するWeb2.0ビジネス ●情報収集から始めるビジネス ●縦、横、斜めにつながる、つなげるビジネス ●プロデュース力が問われるビジネス ●ナレッジの蓄積とコミュニティビジネス ●組織構造にとらわれないプロジェクトベースのビジネス ●ベータ版をオープンにしていくビジネス ◇使用ソフト、サイトについて 第2章 実践!Web2.0ビジネス―ビジネスマン編 (1)ビジネスマンの情報収集はRSSリーダーで自動化する(2)Web上の必要な情報は逃さず保存―クリッピング(3)自らのビジネス力をつける―ブログ(4)横だけではない、時間的なつながりから考える人脈構築―SNS(5)新たなテーマ、課題に挑戦する空間―SNS内のコミュニティ(6)既存の人脈を活かすWeb活用―SNS+ブログ(7)自分の得意分野を活かしたコミュニティを作る―CMS 第3章 実践!Web2.0ビジネス―会社編 (1)成功事例を集めて社内で共有する―社内サイト(2)社内の定型情報を社員全員で作成・管理する―定型情報管理サイト(3)社員全員でマニュアル作成―社内マニュアル(4)CMSで情報発信力の高いサイト作り―会社サイト(5)期間限定のサイト立ち上げ―社内プロジェクトサイト(6)自社顧客の会員組織を作りコミュニケーション―SNS(7)特定テーマコミュニティをベータ版でリリース―CMS 第4章 Web2.0活用事例 ・XOOPS関連 エイミーズランゲージスクール/ゴルパラネット.com/ イマジンハッピ-ライフ/ブルーレイジャパン/新潟たけうち・PukiWiki関連 プロ野球.com/Mozilla Firefoxまとめサイト/医学部学生のための教科書ガイド・SNS関連 全国経営者リンクc.e.o link/Jog Note 付録 Web2.0おすすめサイト情報 (1)自分に合ったサイトを見つけよう(2)いろいろあるぞ ブログ・CMS・Wiki・SNSソフト(3)その他使えるサイト ■発売日9月上旬(9月第2週末には、書店に並ぶ予定です)■価格1470円(税込み)■ネット上でのご購入・楽天ブックス**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.09.08
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中小企業のWebビジネスは、この本1冊をベースにすればよいかもしれない。そのぐらい、Webの本質をとらえつつ、中小企業が行うべきWebニッチビジネスのやり方の確かなベースとなる枠組みを提供している。ビジネスは、需要に応えることである。そして、その需要は、オーバーチュアのツールを使い検索キーワードを調べることによって、事前に調べることができる。この時点で、ビジネス成功の予想を行うことができる。「検索キーワード」ですべてが決まるのである。商品が先にあって、キーワードがあるのではなく、キーワードが先にある、とそこまで言い切っている。あとは、中小企業Webビジネス=通販の原則に従って、やるだけである。クリック率やコンバージョン(成約)率などは、どんな商品であっても、大体決まっている。このように、話の流れは、とてもシンプルである。中小企業版の「ブルーオーシャン」である。この中で、この本の特にテーマとなるのが、本のタイトルになっている検索キーワードの見つけ方、つまり、言葉をどう捉えるか、見るか、探すか、それも、ビジネスになる視点から、いかにキーワードを探すかである。そして、このキーワードは、稼げるキーワードもすぐに激戦区となる可能性を示した上で、通販のやり方に即して「顧客リスト」を重視、活用した関連商品の販売などのやり方が説明される。最後には、こうしたキーワードマーケティングは自分ですべてやるべきとのアドバイスがあり、それは、ビジネスにおける自分の誇りの問題であると言っている。自分で、顧客が必要とするものを自分できちんと提供するビジネスにこそ、自分が誇りを持てるものであると。中小企業にとってWebはニッチメディアでしかありえないが、それができるのである。#読書時間 3時間★5つ ★★★★★**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.09.07
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企業戦略を策定、実行する人で、本をあまり読まない人ならば、この本1冊を教科書にすればよいのではないだろうか。この本は、それぐらいの内容と完成度を持っている。とはいえ、この本のテーマである「ブルーオーシャン戦略」を成功させることは、その戦略策定の有効性と、その実行性の難しさから、ほとんどの場合、並大抵のものではない。だからこそ、そのバックボーンとなる考え方やプロセスはシンプルのほうがいい。このシンプルさにおいて、本書は優れているのである。なおかつ、その戦略策定と実行性において、実践的な枠組みを提供できている。ブルー・オーシャンとは青い海のことで市場シェアを奪い合うレッド・オーシャン、つまり、赤い海に比較して、競争のない市場のことを言っている。この本は、このブルー・オーシャンを、どうやって開拓するかを述べたものである。それは、まず、市場における自社の特長を最大限に引き出す戦略キャンバスの描き方から始まる。そこでは、1、メリハリ2、高い独自性3、訴求力のあるキャッチフレーズが求められる。そして、市場境界線や顧客層の捉え方、最後には、組織をどう動かすかの話まで及ぶ。その中には、いろいろな業界、企業の事例が織り交ぜられていく。そこにあるのは、市場の枠組みや顧客を新しい視点からみることができる、バリューイノベーションである。そうやってブルー・オーシャンを開拓した者が、圧倒的に優位な立場を築くことができるのである。ただ、永遠にブルー・オーシャンの立場にいる、エクセレントカンパニーは今までない。だから、常に市場に目を向け、戦略キャンバスを描き直すことが重要なのである。#読書時間 4.5時間★5つ ★★★★★**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.09.06
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この本は、ビジネスにおいて、メルマガ、ブログ、ホームページを、どのように使っていけばいいかを取材を通してまとめたものである。事例としてセブンイレブンやアサヒビールなど大企業、また、ネット界隈の有名人など中小企業の、合わせて9つが紹介される。それも各ツールのぞれぞれの使い方だけでなく、各ツールで相乗効果を出していくためには、どうしたらいいのかが探求される。なので、この3つは、ホームページは、黄門様メルマガは、助さんブログは、格さんというように、役割が分担される。本全体としてみれば、メルマガについての記述が多く、次いでブログであり、ホームページについては少ない。そして、取材した人たちから細かいいろいろな役に立つノウハウが語られていく。それぞれ、その考え方ややり方は異なるせよ、思い切った視点を重視して、地道にやっているということが共通点か。それが、この著者によって、個性的に語られていく。それは、著者が取材して、理解して、自分なりに解釈して、そして、納得や感心や感動を表す「なるほど」とか「ほほ」などの言葉とともに、語れるのである。細かいノウハウが満載しているのと、著者の息づかいが聞こえてくるのような語り方、それが、この本の魅力であろう。#読書時間 2.5時間★4つ ★★★★☆メルマガ×ブログ×ホームページで儲かるしくみをつくる本**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.09.04
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