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気持ちを残しながら、土曜日はムスメの運動会へと突入する。わさわさと時が過ぎていく。水、木、金とで終わり、次の日の運動会に間に合わせてくれたのは、もしかすると、父の親切というべきなのかもしれない。あの日は、睡眠不足の母と姉に任せ、前の日に子どもたちのために一旦帰ったのだった。朝、6時に着いたヨコハマのとある駅。小雨がやさしく降っていた。なんだか待っていてくれるような気がして、雑草の生えた街路樹の下をゆっくり歩いていった。病院のベッドの中で、目をかっと見開いて意識がないまま、父はゆっくりと最後の息をついていた。もう苦しさも感じないみたいだった。子どものこともあり、要領の悪さもあり、あまり手伝うことも出来なかったのが、ただただくやしく、地団駄を踏むように、時間が過ぎていった。花屋だったから、白や黄色の菊はもういやだ、ということで、ピンクの胡蝶蘭や鹿の子百合、青いデンフィニウムやベラドンナ、そしてたくさんの白や紫の西洋あさがおに白いカーネーション、たくさんの花で埋め尽くされた中で、父は寅さんのように笑っていた。わたしが一時住んでいた九州の青空の下の写真。そして、痩せてとてもハンサムになった父が少し歯を見せてほほえむように眠っていた。今はただ、手を大きく振って、お空に送ってあげよう。 ― 歓喜 僕のデスマスクが笑う 臥龍亭(父)
2004.05.31
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父の入院していた病院から見えていた風景です。http://www.sotec.co.jp/Webcam/View.html(ひよちゃんのサイトを見て、なんか驚きながら、 アドレスを借りてます。)親切な看護婦さんと腕の切れるお医者さんがいる病院です。財政難を心配しながらも、よいときを過ごさせていただきました。いろいろありがとうございました。臥龍亭川柳集 あまり構成も考えられないまま、あじさいの表紙をつけて父に持っていってもらいました。親戚にちょこっと配りました。コメントを下さったり、やさしく見守ってくださった方々、ありがとうございました。 ps.わたしは親孝行な娘ではないよ・・・・ボソ。
2004.05.28
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ここにひとつ あそこにひとつおほしさまわけもわからずきずついたこどもにひとつきかれないおいのりにひとつ先がみえないあしたにまたひとつひそかにうちあげるなみだのはなびでおそらが おそらがみちてくるそんなゆめをみるのですほんのすこしふれあえたあたたかさけれどもやがてどうしても どうしてもやみのなかにかえるのですひとりへ 名もないものへ
2004.05.24
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今日も雨です。どっかで見てきた箇条書き日記をしてみむと言うことで。■食器棚の上にあったホットプレートを地震対策でレンジの下に移しました。これで、一安心。■5,6月中はずっとあたらしい授業の準備とお見舞いに追われています。父の病院は、ヨコハマの人工お花畑のようなきれいな観光街の一角。駅に降りるたび、不幸はあの建物だけにしかない、といった違和感にとらわれる。ちょっと疲れたので、少しでも良い人間であろうとするささやかな努力さえ、ゴミ箱へでも投げ捨ててしまおうと思った今日この頃。それだけ気負っていたと思えば、なんだかわらっちゃうよね。わたしのいそがしい、というのは、あれやろうこれやろうとかうろうろしている分で、半分くらい時間が過ぎてる。父は、気管切除をしているのですが、このごろ電動発声器を使う元気がなくて、コミュニケーション不調です。息が入らないので、唇の動きだけでは意思の疎通ができません。聴覚障害者のように唇が読めたらいいのに・・・。■中華風鯛の蒸し物たまに、格安で尾頭付きの鯛が手に入ることがあります。そういうときは、鰓腹とって塩コショウして上から白髪ねぎとしょうがの千切りをたっぷり乗せて、電子レンジスタンバイ。大体2~3分くらいかな。その一方で、小さいなべに大さじ1杯くらいのゴマ油をじゅって言うほど熱くあたためておきます。蒸しあがった鯛の上に、油をまんべんなく掛ける。じゅ~!とこの音が本格派!なんちゃって。魚嫌いの子どもでも取り合って食べます。ひさしぶりに思い出した。簡単本格派なんちゃって料理~♪ でした。
2004.05.23
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