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先行きのことなど考えると、転勤族で財産のない身の上としては暗雲につつまれてしまう。少しずつでもお互いの希望をはっきり出し、のぞみに近い将来を築き上げていかなければならない。高層ビルの外から空が呼んでいるようで、ここはちょっと現実感がない。都会のねずみは田舎にあこがれ、田舎のねずみは都会にあこがれるのだろうか。仕方ない、真ん中辺に住みたいね。<このごろ、おもしろく読んだ本>◎跳ぶ教室- 人間関係教育の試み 村中李衣・赤堀方哉 教育出版 読書療法~読み合いで大好きな村中さんの本。 演劇などを作っていく授業の中で学生たちがかかわり、 お互いを見つけ出合って行くプロセスがなまなましく伝わってくる。 形式的に定める人間と言うものではなく、 経験の中で人を理解していくという試みである。(言葉が足りない) 当たり前の自分、他の人の感じ方をいとおしく思う。 前期のわたしの授業は、反省ばかりで心が痛む・・・。◎心理学は子どもの見方か -教育の開放へ 小沢牧子 古今社 もともとは子どものロールシャッハの本などを出していた臨床心理学の専門家。 客観的に人間を判断すること、 専門家という名前によって人とかかわることに反旗を翻し、 カウンセリングという営みを疑う。 というと勇ましいようですが、とても繊細な文章です。 おもしろいという言葉はおもしろいな、と思って広辞苑をひくと、 「目の前が広々とひらける感じ、目の前が明るくなる感じを表すのが原義・・・(中略 by まき)」 おもしろいという感じは、だから、開放のイメージである。 なるほど、目の前が広々とひらけるようないい気分のことだ、と納得が行く。(p21~略) 目の前がひらけるいい気分、というのは、ふだんの時間がせわしなかったり息苦しかったりするからこそ、存在する。(略)◎罪と罰 ドストエフスキー子どもが買ったので、読んでしまった。この本だけは、学生時代にうっかりハードカバーの重たい本で買ったので、つい読まなかったんだよね。大島弓子さんが漫画化した奴の女の子たちが繊細ですてきでした。このごろの鬱うつした気分には合っていた。子どもがどんなラスコーリニコフになっても、親は命がけで引き受けるんだなあと、思うと、世間体にとらわれていることが馬鹿馬鹿しく思われた。地味に静かに生きることはすてきだな。
2004.08.30
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ときどきこんな風に思う。社会契約を知らぬ野生の動物に生まれ、野山でみじかい一生を他の選択肢も考えず送りたかった と。 夜は夜のにおい 風のおと 葉ずれのおと 雨に打たれ 日に照らされ 土の上で生き 土の上で一生を終える 生活のいたみやつらさはあるいは大きくも まぼろしを心にいだくこともなく
2004.08.29
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子どもの夏休みの宿題で、横浜のシルク博物館で、かいこの繭を買った。 繭こもり 半里も糸を吐きながら熱いお湯にひたして、アイスの棒に巻いていくと、これが何時間も終わらないのです。ひとつの繭にストッキングよりも細い細い糸が1500メートル。単純に考えて、1メートルの板を1500周。1センチちょっとの太さの板だったら、150000回も巻かなければなりません。・・・なんてお馬鹿なこと・・・と思いながら、一日掛けて巻いてます。八の字八の字とちいさな蚕はつやつや光る糸を吐いては繭を編み、おとなになる準備をして、そのまま。ほどいてほどいていくわたくしの指には、しっとりした光沢のあるつややかな糸は、まだまだ薄紙のようで。なんだかふしぎな時間です。 そろそろ夏休みもおしまい。 仕事の準備をはじめましょ。
2004.08.27
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幼いころ、川や海で小さいさかなや小エビなどをつかまえるのが好きでした。ビニール袋の二枚もあれば、一枚でメダカの二、三匹、一枚は獲物を入れて。つくし、たんぽぽ、ほたるぶくろ、ほととぎす(薄紫の花)、小菊、もみじとてんでに季節の花を抱えて、帰ってくる。そんな遊びが好きでした。「おとうさん、さわがに取りに行こうよ。」「蟹がかにしておくれというよ。」毎度おなじみのつまらない冗談。昔は低かった住宅の樹木も大きく育ち、森のようになっています。それでも、たぶんメダカのいた田んぼや小川はもうなくなってしまったことでしょう。昼下がりのうたたねに、お魚採りの夢を見ました。出てきたすてきな男の子はいったい誰だったのか。また会う約束は、果たされぬままに目が覚めた。
2004.08.25
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ひさしぶりにしゃんとしました。ちょっとずつ出来ることをしていけば、なんとかなるらしいです。どうもご心配を掛けてごめんなさい。かわいい帽子に一目ぼれして、連れて帰ってきました。表がチノクロスで裏が花柄のリバーシブルです。
2004.08.13
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明るい部屋にひとり。このごろ、元気がなくて静かにしているんだ。
2004.08.06
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