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この本が素晴らしいのは過去200年間の色々な金融資産の利回りを研究し尽くし、その結果として長期投資ではあらゆる金融資産の中で間違いなく株式の利回りが最も高いこと、したがって長期投資に最も相応しい金融商品が株式投資であることを証明していることです。
具体的には、 過去204年にわたり株式投資が平均して年に実質6.8%の利回りを記録 したことを詳細なデータから明らかにしています。
そしてこの6.8%と言う利回りは、過去の株式市場の平均PERが14.45なので株式益回りは14.45分の1、つまりほぼ6.8%であることと大体一致しているということを指摘しています。
また市場に勝つためのアプローチとしては、


低PBR(割安)の小型株のパフォーマンスが非常に良いことを指摘しています。また逆に高PBR(成長)の小型株のパフォーマンスの悪さを警告し、これは 新規株式公開(IPO)銘柄が全体として最悪な投資対象のため であると解説しています。ちなみに私は今まで一回もIPO銘柄を買ったことがありません。ただの1度もです。その理由は体感的に「IPOはトータルで見て全くぺイしない。」と感じているからですが、シーゲル博士はその感覚が正しいものであることを証明してくれています。
この本を読むと、今の株式市場が高いのか安いのか、歴史的にはどのような位置にあるのかと言うことがすっきりと分かります。また中長期投資で勝つための黄金法則は、
不人気時に割安(低PBR)で買い、人気化し評価されて割高(高PBR)になった時に売ることなんだな
ということも確信を持って理解できます。
この本は我々株式投資の実践家のための理論的な教科書として非常に良く出来ていると思います。本棚のすぐ手に届くところにあると絶大な安心感がありますし、私も毎月何度も「えーと、シーゲル博士はなんて言ってたっけ?」と言う感じで実際に色々と参照しています。まさに名著ですね。
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