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また、川に出撃である。 といっても、今日は俺の所属する会が催す自然観察会で、奈良県宇陀市の川で川遊びをしたり、生き物を採集するイベント。 俺も、『自然観察指導員』というなんだか大層な肩書きを持っていて、偉そうに参加者の皆さんに講釈をたれる(こともある)。 しかしながら、K助と二人で参上したので、会のリードは別のメンバーに任せっきりで、俺は息子のK助といつものような川遊びとなってしまったのであるが。 10数人の一般参加者の皆さんと、川の中の生き物探し。息子のK助の方は・・・、じっと狙いを定め、とりゃぁ!どらどら採れたかな? ざっとこんなもん。K助もようやく一人で魚をすくえるようになってきた。 サワガニ、カワニナ、ヨシノボリ、カワムツの子供、トビケラの幼虫、ヘビトンボの幼虫、カワゲラの幼虫・・・こいつはカマツカ。最近めっきり見かけなくなったが、俺がガキの頃、ウグイを釣りに行ったとき、よく外道で掛かってきた。ウグイと同じコイ科の魚だが、小骨が多くて、俺はあんまり食う気にはならない。 こんなもんまで。 カジカガエルのメス。オスなら、川の石に乗っかって、「ケケケケ」と鳴いているのをちょくちょく見かけるし、またそれが夕暮れの川だったりすると、実に優雅なもんである。が、メスはオスに比べて巨大なのである。聞くと、なかなか見られるもんじゃないらしい。 でも鳴きもしないし、オスほど優雅でも風流でもないなあ。 知ってか知らずか、K助も先制攻撃を仕掛けていた。今日行った川は、どちらかといえば中流域。いつも行く上流域とは違って、水もぬるいし、綺麗でもない。カワニナが大量にいるということは、少し汚れているという生物的指標でもある。 が、なかなか気軽に小魚も捕まえられるし、K助は大いに気に入ってしまったようだった。 俺は上流域に行って、鮎やアマゴと戯れたい、K助は中流域で気軽に楽しみたい。 バトル開始のゴングが鳴りそうである。 しかし、こうして川遊びが気軽に出来るというのもつくづく贅沢な話ではなかろうか。 そういえば、今日は自然観察会で、俺も正スタッフだったはずだが・・・。 息子と観察会をやったということで丸く収めてしまおう。
2007年08月19日
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延々続くこいつは、なんと延長50mの超なが~いそうめん流しのセット。 奈良県は吉野郡川上村で、林業人生半世紀の辻谷達雄氏を校長として開催されている山の学校「達っちゃんクラブ」も今年で10周年。 その記念イベントとして開催された本日のそうめん流しが、50mなのである。 かれこれ俺もなんちゃって助っ人として参加させていただくようになって4年か5年になるが、今日もトレードマークの蛍光色のキャップをかぶって東奔西走のお手伝いなのである。 そうめん流しの準備が出来るまでは、近くの滝を巡る自然観察ハイキングを1時間ほど。参加したちびっ子にウラジロの王冠を作ってあげたり、植物の説明をしたり、俺もいろいろ。 そして、いよいよいきなりクライマックス。 参加者180人、これにスタッフを加えると200人を超える大そうめん流し大会なのである。 実は川上村の人口が約2000人。だから少しでっかく言えば、川上村の人口に1割に相当する人がそうめんを食いに集結したことになる。 なんか凄いことになっている。 そうめんを流す竹は、地元川上村で達っちゃんが切ってセットしたもの。単に50mと言っても想像しがたいが、この50mの間でつつがなくよどみなくそうめんを流すのは並大抵の事ではない。 傾斜を付ければ流れるのだが、そうなると上流側が異様に高くなる。それだと人が立ってそうめんを箸でつまむことが出来ない。つまり、オトナから子供までが難なく立って食うことが出来る範囲内の高さで50mをさらさらそうめんを流し切る。 もちろん竹の節は引っかからないように、グラインダーで磨きを入れる念の入れようなのだ。全く恐れ入ったとはこのことだ。 並大抵の技では出来ない、熟練の鐘の音が鳴るのである。(筋根勘(キンコンカン)の鐘が鳴るということ) 筋:竹を切るパワー。 根:50mをやりとげる根性 勘:熟練の経験ってなとこかな。 立って歩くことができるようになった頃から参加している4歳なりたての我が息子K助も、そうめん流しはお手のもの。 家内も俺も助っ人していてほったらかしでも、勝手に一人で食っていた。K助にとっては、もはやこれはイベントではなく日常となっているのだろうか。 話は戻るが、竹が地元産なら、そうめんも地元で作られた葛入りで透明感つやつやの逸品。 おつゆは、これまた達っちゃんマダム(達っちゃんの奥様)お手製のおつゆ。かつおと昆布のダシがしっかり効いた秀逸のおつゆ。あとでマダムにちゃっかりレシピをお聞きしたら、醤油も地元吉野のモノだった。このおつゆを2リットルペットボトルで20本準備されていたので、事の重大さは並大抵ではない。 「にいちゃん、冬前に白菜漬けるから持って帰ってな!」 実は達っちゃんマダムお手製の白菜の漬物に俺は滅法弱いのである。 思わず、「オフクロ~ッ」と叫びたくなってしまった。 話がそれたが、この200人が食いまくったそうめんは、合計450把になるとのこと。 子供がそのままオトナになったアホの俺は、うちに帰って数えてしまった。 そうめん1把を1本1本数えてみたのである。 そうすると、1把に357本入っていた。そしてそのそうめん1本の長さはおおよそ19センチ。 これが今日450把。 素麺を1本に換算したとして、その総延長のことを総麺長と業界では言うのだが、単純に掛けてみると、なんと450把分の素麺長は30kmに達するのである。 驚くべき数字ではないか。 30kmのそうめんとは・・・ 俺がそのそうめんをつるつる食い始めるとする。のどを通って胃袋を通過して、腸も通過して、オシリも抜け出て、トイレも川も流れて行って、3日後くらいに、やっとそうめんの端っこを俺が飲み込む頃に、そのそうめんの最初の先っちょが大阪湾に到達するくらいの長さに相当するのである。 壮大すぎて、想像しがたい・・・ ついでに「総麺長」という言葉は今、俺が作った言葉である。 話がそれすぎてしまっているが、こういったそうめんを、谷から引いた水で流すのだから、スケールだけがでかいばかりのかっこだけのそうめん流しでなく、味の方もしっかり旨過ぎで、それを川べりで食うのだから、超絶至福のそうめんなのである。 これは、なんちゃってスタッフの俺の感想でもあるが、参加者ひとりひとりの顔にそう書いてあるのだから、間違いない。 少し余ったそうめんつゆをちょっとだけ頂き、翌日うちでもそうめんを湯がいて食ったが、なんだが頭の中に木漏れ日が通り抜けた錯覚を感じ、沢筋のひんやりした空気を感じるような滋味な味わいだった。
2007年08月18日
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たまに早く仕事から帰った夜、今日は大丈夫かなぁ・・・っと思ってると、先月4歳になった息子のK助が、「K助、カブトの木、見に行きたいなぁ!」とかなりデカイ声で独り言を言う。 というのも、うちから100mも離れていない裏山にクヌギの大木があって、そこにカブトムシやクワガタなど、ちびっ子垂涎の虫たちが集まるのである。 いったん言い出したら決して妥協してくれないK助。やむなく長袖長ズボン長靴&蚊取り線香と、完全防備でそのクヌギの木に向かうしか手は無い状態になってしまう。(俺も結構キライじゃない、むしろ好きだし)懐中電灯で照らせば、何か必ずいる。クワガタやカブトムシもなにか必ずいる。 K助もやっと4歳になって、カブトムシをつかむことができるようになったし、今夜はアブラゼミをつかむことが出来た。 彼なりに日々精進しているようで俺もうれしい。 それにしても、これぞ奈良県、さすが奈良県、田舎の奈良県、だけどオメェらうらやましいだろ!と言ったところかな。ま、自慢してもしょうがないけど、いろいろ楽しめる我が奈良県なのである。 話は戻って、聞くところによると、一カ所でカブトムシ10数匹、という豊壌の山も奈良にはまだまだあって、うちのお隣さんは、飼育ケースで足りずに、タンスにしまう衣装ケースでカブトムシを飼っている。が、それだけ採っても飼うのも大変だし、何事もほどほどってもんがある。 うちもそろそろ飽和状態。今は、オオクワガタのメス1匹、ヒラタクワガタのオス3匹、コクワガタのオス5~6匹、カブトムシのオス2匹、メス3匹。 これ以上は飼うのもしんどいし、餌代もバカにならない。 俺ももうこれ以上採らなくてもいいなかと思い始めているが、K助も、もう採らなくてもいいと言うが、それでも見に行きたいらしい。そして、見付けると採らないと気が済まなくなってしまう。 親子共々狩猟民族の血を引いているようだ。
2007年08月14日
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『明日、川に遊びに行くよ』 と、御近所さん2家族にメールしたら、2家族とも『行くぅ』という返事が返ってきて、気が付けば、うちを含めて3家族、11人(オトナ6人、4歳3人、1歳2人)で、吉野郡川上村吉野川の、とある支流に出撃。 覚悟はしていたが、お盆休み真っ最中、道路も混雑、スーパーも朝早くからレジャー客で混雑、そして、向かった吉野川支流も混雑・・・。 川に降りれそうな場所はことごとく路肩駐車でいっぱいいっぱい。 狙ってた場所は、土砂崩れで通行止めで近付くこともままならず・・・。 覚悟はしていたが、踏んだり蹴ったり。 が、なんとかそれなりの場所を見付けて陣地造営。 それなりといっても、これが難しい。 こどもが遊べる程度の浅い場所と、オトナが遊べる程度の深い場所があって、上流に民家が無いこと(生活排水が流れてこない)、ヤマビルやマムシがいないこと、夕立が来てもすぐ退避できること、いろいろ考えていたら、なかなかそれなりの場所ってのも、見付からないもんだ。 着いたのが昼をまわっていたので、まずは昼飯。お決まりの炭火バーベキューも御近所さんが準備してくれた。 俺は、炭を起こす暇があったら、川で遊びたいので、最近やってないが、こんな御近所さんがいてくれると、実にうれしいもんだ。俺が準備した昼飯は、冷やし中華。錦糸卵や、きゅうりやハムは夕べのうちに切っておいて、麺を現地で茹でて、冷たい清流で冷やせば出来上がり。簡単ではあるが、意表をついて旨いのである。冷やし中華の正しい食い方は、震えがくるほど冷たい清流に全身を浸けて、豪快に食う。これぞ、体ごと冷やし中華なのである。それにしても、この透明度、清らかさ、実にココロ洗われる。 必死に遊んだので写真が無いのだが、またまたヤスを出動させ、アマゴをついて、炭で炙って、息子のK助に食わせたり、毒蛇のヤマカガシを捕まえたり、なかなか忙しい1日であった。 いやはや、夏なのである。 「とぉさん~」 「なんだ?K助。」 「とぉさんが、捕まえたアマゴ、また食べたい~」 帰宅後、K助の寝る直前の最後の一言。 この一言で、冷たさに震えながらヤスでアマゴをついた俺の健気なガンバリが、一つの光となって決着した。 「うん、うん、また行こうな!」 「Zzzzzzzz・・・」
2007年08月12日
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先週の富士山登山で熱くなって火照った体は冷やさなくてはならぬ。 という訳でもないが、4歳の息子のK助ともじっくりつきあい、なおかつ天然野生児的川ガキに育てるために、奈良県吉野川の源流域に家族3人で出撃した。天然の水道。滋味で透明、無実で無垢の水が流れる源流域。こんな源流域でも、土日は人が多すぎて、入り込むスペースが無い。そこで、有休取って月曜の出撃なのである。一応、父親らしく子供と遊ぶ良き父親である。ちょっと山野草なんかにも興味を示し、自然愛好家らしく写真を撮っちゃったり。これはイワタバコの花。山野草偏愛指向のおばちゃんたちが泣いて喜ぶ花のひとつであるが、この辺りでは珍しくもない。それより、この葉っぱの天ぷらが旨いのになあ、と思う俺なのである。ひとまず、父親らしい姿を見せたので、家族サービスは終了。家族サービスもタイムサービスだったりして・・・。「とうさん、ひとりで遊んでる・・・」水の透明度は10m以上。アマゴにカワムツなんかが泳ぐ清くすがすがしい渓は、実に気持ち良い。痛烈で清冽な水は、10分もつかると震えがくるほどの冷たさ。父親からカリウドに変わった俺がゲットしたのは、20センチの良型の鮎。冷たい流れの中で、岩に体を寄せて流れに逆らい、呼吸を止め、気配を殺し、頭にトンボが止まったり、アブが止まって頭皮を刺すのも無視し、やっとヤスで仕留めた渾身の獲物。キュウリのようなすがすがしい鮎の香りが鼻腔をくすぐる。もちろん鮎は、しっかり晩飯の食卓へ。 なんか飾り気の無いベタな写真だが、実はK助が虎視眈々と狙っていて、俺に与えられた権利は写真撮影のみ。早く食わせろと大騒ぎするものだから、こんな写真になっちゃった。 このあと、鮎の大部分はK助の胃袋へ。 父親が魚を獲って、それを食う、この自己完結消費型ストーリーを息子に見せる事も俺の目的でもあるので、じゃんじゃん食ってもらって俺も嬉しい。 残骸となった身と骨とウルカを食ったが、あの清い流れを思い起こさせる清々しくかつ、濃厚な鮎の味であった。 実に清く正しい山里の夏のヒトトキを過ごせて俺も、シアワセ気分なのである。 帰宅して、風呂に入ったとき、顔を洗うシャワーの湯が、どえらく泥臭く感じてびっくりした。 それほど昼間泳いだ源流の水は純白無実なんだろう。
2007年08月06日
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