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「そもそも、裏切られたって何よ.あんたの方が先にルル―シュを・・ゼロを先に裏切ってるじゃない」「僕のどこがだ」「ルル―シュやナナリ―を守るといいながら、あんたはあのユーフェミアの騎士になって、命の危険を高めた.その辺りの所をわかってるの?彼がブリタニアを忌み嫌って、見つかれば殺されると言う事がわかってたの?」「・・・ルル―シュは、ユフィを殺した!ユフィの手を拒絶して、日本人を殺させた!!」「ほら、あんたは最初からルル―シュなんか信じてないじゃない。第3皇女の騎士?笑わせないでよ、あんた第3皇女の事だってどうでもいいくせに。世間では未だにあの女は虐殺皇女よ.地獄でさぞ嘆いているでしょうね、自分の汚名を消す努力もせず、皇帝の騎士にさっさと鞍替えしたあんたを」「・・・・カレン!!」「あら、また、暴力。それとも、ブリタニアお得意の脅しかしら?」「君はあの男の事を知らないから」
2009.03.31
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いけない。この人は、僕が独り占めにできる人ではないのだ。相手は神聖ブリタニア帝国宰相で、皇帝の座が近くて、女性に人気があって。薄いビロードの布に包まれたベッドにキスを受けながら、スザクはシュナイゼルによって引き倒されていく。心臓の音がうるさかった。手足にはめられた金属製の腕輪やわっか、金の首飾りのルビーが音を立てて、揺れる。「ふふ、白いベールをかぶってるとまるで君が私のお嫁さんのようだな」「冗談はやめて下さい」「私がこういう冗談を言うと思うかい」シュナイゼルの大きな手が薄い布地のスザクの上着に触れる。びく、とスザクは身体を震えさせた。「・・・可愛いね、こんなに心臓を高鳴らせて」「好きだよ、私の最愛の弟の次くらいに」「・・・・!」そして、この人はははり残酷だ。誰をも愛を試させるような真似をしながら、実際はただ一人しか見ていない。「おや、機嫌が悪くなったね、焼いてるのかい?」「違います・・・」シュナイゼルの手が上着の中に入ってきて、びくりと身体を震えさせた。「可愛いね、スザクは」びくびく、と身体を震えさせて、スザクは次の一手を待った。「シュナイゼル殿下、キスを、キスしてください」「いいよ、君が望むなら」自分はこんなに貴方を好きだというのに。
2009.03.30
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まるで、焔のような憎悪の瞳だった。「大丈夫、カレン。頬が赤くなってるわよ」「はい、ありがとうございます、会長」くすり、とミレイが笑う。「女の子は顔を大切にしなきゃいけないのよ、ほらハンカチを頬に当てて」「・・・・はい」カレンは本当に驚いた。まさか、シャーリーの母親があんなに怒りをぶつけてくるとは。何故、貴方が生きてるの。黒の騎士団の貴方が生きて何故、私の娘があんな形で死ななければいけないのと。「辛い?カレン。でも、黒の騎士団の関係者である事はどこから漏れたんでしょうね」「わかりません・・・」ギアスキャンセラーは受けておらず、生徒会の皆もアシュフォードの生徒も大多数がブラックリべリオンの真実を知らない。日本を取り戻したのも、結局はルルーシュだ。自分達はほんの少しの幸運に恵まれただけだ。いくら、平和になっても家族や恋人、友人を奪われた人達からは憎しみや悲しみが消えることはない。カレンもその事をわかっているつもりだった。いや、わかっていなかったのだ。自分は結局、ルル―シュに未だに甘えているだけだ。「正義の味方か、もしかしたらルル―シュみたいな奴の方が似合ってたのかもね」ぎくり、とカレンは肩を震えさせていた。「会長?」「あら、意外だった?ルル―シュが皇子様だったって事より、あの子がどうして嘘をついて、どうしてあんな結果を選んじゃったのか、未だに納得できてないのよ。だって、そうでしょう?私が知ってるのは意地っ張りでプライドが高い、弟思いのルルーシュ・ランペルージだもの」「それはそうですけど・・・」「リヴァルも私も見てたけど、未だに信じられないと言うより生きている気がするのよね。まあ、これは私の勝手な妄想だけどね」
2009.03.29
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僕は皆を守って、優しい世界を作る、そのためにユフィの騎士になった。「・・・・・あの」女子が見ていたら、卒倒しそうなシュナイゼル殿下の笑顔がそこにはあった。ただ、近くで見ているスザクの表情は硬い。「なんだい、柩木君」さわさわ。「・・・・あの、殿下の手があたってるんですけど」「あは、陛下も自分の欲望に忠実ですねぇ」「あはは、君には負けるよ」「・・・・・・シュナイゼル殿下、もうすぐユーフェミア殿下が来るので」「ああ、そうだったね」
2009.03.28
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小さな夢だった。「私は、お兄様がいてくださるだけで・・・・」この世で唯一大事なお兄様。どうして、どうして貴方がこんな死に方を死ななければならないんです。私はただお兄様といられればそれだけでよかったのに。深い夜も、優しい朝の光も。残酷で冷たい世界も、貴方がいたから光で満ち溢れていたのに。「お兄様~~」貴方はずっと、ずっとこんな悲しみや孤独を抱いていたなんて知らなかった。人殺しなんて優しい兄が喜んでするわけがないのに。ごめんなさい、といってももう貴方には届かないんですか?
2009.03.27
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「アームストライム卿?」「・・・・ルル―シュ君の帽子、貰っていい?」モルドレッドによって図書館の壁は壊され、モルドレッドの手の中には呆然となったルル―シュと。「そんな、ルル~っ」膠着状態のアシュフォード学園生徒と、主催者のミレイ・アシュフォード。「ええと、これはカップル成立なのかしら?」なぜか、ミレイは疑問系だった。「・・・・・と言う事で、スザク、私ルル―シュ君と付き合う事になったから」「・・・・・」引きずってきたらしいルルーシュがアーニャの隣でなんとも微妙な表情を浮かべている。「じょ、冗談だろう、大体君達出会って一週間もたってないじゃないか。ルル―シュも息が切れてるし、アーニャ、ルル―シュが可哀想だから離してあげなよ」「だめ、ルル―シュ君は私の」「・・・・だから、アールストライム卿、あれはただの遊びで本気で恋人になるわけでは」「・・・・ルル―シュ君は私じゃ駄目なの?」じっ、と心なしか寂しそうにアーニャがルル―シュを見た。「いや、そういうわけじゃ・・・」「だったら、いい。明日、午前中は休みだからエリア11を案内をして」「アーニャ!!」「スザク、うるさい」「私、ルル―シュ君の情報欲しいから」「だめです、お兄様は私のです!」そこへ、ものすごい勢いでナナリ―が現れた。後ろから「総督!」と追いかけてくる政庁関係者の姿があった。「・・・・・・・・なななななな」はっ、と慌てるルル―シュの横顔をスザクは見た。ルル―シュ、君はやはり記憶を取り戻して・・・・っ。「お兄様に頬にキスされるのも、ご飯を食べさせてもらうのも、一緒にお休みするのもナナリ―のです!」「だめ、総督でもルル―シュ殿下はあげない」え、なにげに正体がばれているのか?く・・・っ、何とかこの事態を切り抜けられなければ・・・・。「2人ともいいかげんにするんだ!」「・・・スザク」「ルル―シュは僕の妻になる人だ!!」は?「だから、君たちにそんな権利はないんだよ、ナナリ―、アーニャ!!」「兄さんは僕のだ!」「ロロ、いつのまに・・・・」
2009.03.26
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「傲慢だね、さすがは最強のパイロットだ」一触即発の状況で、銃を向け合うキラとデュランダル。レイの手にも銃口があった。ドォォ・・・・ンッ。地面に倒れたのは、キラ・ヤマト。「シン、お前・・・なんて事を」「・・・・・シン、君は」デュランダルもレイも呆然とその光景を見つめる。「誰が頼んだよ、あんたに、ラクス様に誰が世界を裁けって決めたんだよ。デュランダル議長は世界を変えるんだ」アスランは慌ててシンの肩を掴んだ。「シンっ」「・・・・奪われたんだよ、ハイネもステラもそいつに。キラ・ヤマトに、明日を奪われたんだ」「・・・・・っ」「・・・・アスラン、あんたは何でこんな男といるんだ?あんたは、ザフトの軍人だろう」
2009.03.24
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―僕は、ナナリ―は死人にならない。「皇帝陛下、何をお考えですか」「スザク、俺はまだ皇帝じゃないぞ」コレがスザクの望みだろうか。恋人を殺した男を自分の腕の中で抱きしめるのが。「少し、冷えるな・・・。真夜中に起きてるなんて久しぶりだ」「窓を閉めてこようか」たった一つ、後悔している事がある。スザク、お前の笑顔を見れない事だ。ユフィを殺したのは俺だ。ナナリ―さえ守ることができなかった。信じていたマリアンヌ・・・母さんの愛さえ、まやかしだった。この手に残されたのは沢山の他人の血と、孤独。あの時、スザクだって俺やナナリ―さえ助けなければ、俺の騎士になる事も、お前がユフィを失う事もなかったんだ。お前の笑顔を奪ったのは俺だ。「怖い顔だね、何か不安でも」後ろからスザクがルル―シュを抱きしめてきた。栗色の髪がルル―シュの肩をくすぐった。「いいや、楽しみだな、世界に俺の存在を示せるのが」「でも、君は僕のものだよ、誰にも君は上げないよ、彼女にも」「独占欲強いな、お前」「うん、君限定でね」
2009.03.24
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伝わってなかった。そういうことなのだろう、この現実は。だから、通信でユフィはスザクに突然の告白をした。スザクは、彼女の騎士に戻る事を宣言した。自分はもう彼には必要はない。スザクはブリタニアを、正統なお姫様の方を選んだ。自分はユフィもスザクも失わなければならないのか。「お兄様、大丈夫ですか」「あ、ああ、ナナリ―、大丈夫だよ。俺は大丈夫だ」「お兄様・・・」ナナリ―の身体を優しくルル―シュは抱きかかえる。それでも、俺は立ち止まる事が出来ない。ゼロをやめることはもうできない。なんと言われようと、それが俺の選んだ道なのだから。だから、俺はお前達の敵となる。「行くのか」漆黒のマントを着て、ゼロの衣装を身にまとう。「当然だ、俺はゼロだからな」酷薄な笑顔がルル―シュの顔に浮かんでいた。
2009.03.23
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真面目に、黒の騎士団に行こうかな。そう、決意したのは朝を迎えてからだ。昨夜は本当に悪夢というか、思い出したくない。「ノネット、貴方さっきもしたじゃない。いいかげん、私に順番を回しなさいよ」決して清楚な見た目に騙されない方がいいモニカと。「何を言う、お前こそ美人なんだから他の男で遊べばいいだろう」ナイスバディで苛めて欲しい男性希望者が多いノネットと。「・・・・私も経験増やしたい」不思議ちゃんなアーニャ。「仕方ない、公平にじゃんけんで次に柩木で遊ぶかを決めよう」「・・・・僕の人権はどこに行ったんですか!?というか、この縄を解いてください!」「あら、チャッシュ猫が騒いでるわ」「しつけのなってない猫だな」「・・・・・・にゃあ」うふふ、あはは。アーニャの手には、猫じゃらしがあった。そして、スザクの脇やら足の裏をくすぐりだす。「ひゃああああああ!」モニカが天使のような笑顔を浮かべる。「あら、色っぽい声をあげるわね」「じゃあ、私がもっと鳴かせてみよう、可愛い猫の鳴き声を」「え・・・」スザクの顔が青くなった。「ひゃっ、ちょ、ちょっと変な所触らないで下さい!」「猫はにゃあだろ、柩木卿」「オスだから、ちょっとつまらないわね」「・・・・記録」以後、大人の危ない世界。「にゃあああああああああああああああああああああ・・・・・・・!!」「ルル―シュ、僕を君の騎士にしてください」「・・・・・おい、何故土下座をする?」「頼みます」
2009.03.22
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「ユフィから聞いたよ、君がゼロだったんだね」「・・・・何の話だ」深夜、クラブハウスから小さなかばん一つでルルーシュが出かけると、どこでかぎつけたのかスザクの姿があった。ぎり、と緊張した面持ちでルルーシュはポケットのスタンガンを持った。軍人相手に勝てるかどうかわからないが試す価値はある。「これから黒の騎士団にでも行くつもりなのかい、でも、行かせないよ」スザクが両手を広げて、ルル―シュを通せんぼする。「馬鹿馬鹿しい、新しいバイトに行くだけだ、通せ」「・・ルル―シュ、もう、ごまかす必要はないんだ。素直にゼロだと認めてくれ」「そうか、俺をゼロだとブリタニアに通告して、ユーフェミアの騎士ばかりではなく、もっと高い地位をお望みか?」「ルル―シュ、僕を怒らせたいの?大丈夫、僕が君たちを守るから」スザクがルル―シュの肩を掴んだ。「ユフィも君たちを守ってくれる、だから僕達の所に来てくれ」「・・・副総督の、いや、お前の恋人の命令だからか?お前がそんな事を言うのは」「ルル―シュ!」「手を離してくれないか、柩木」その言葉にスザクはルルーシュから手を離した。「ルル―シュ、君は・・・」「じゃあな、スザク」そして、ルル―シュは歩き出した。「待って、ルル―シュ!頼む、僕たちのところへ、行政特区日本に参加してくれ!日本人だけじゃない、君達兄妹だって!!僕には君が必要なんだ」「お前に必要なのは、俺やナナリ―じゃないだろう、お前はいつだって俺を見ようとしなかっただろう。お前の正しい方法ではナナリ―は救えない。ユフィの善意は悪意でしかないんだ」「ルル―シュ、何を言って・・・」「じゃあな、柩木スザク」
2009.03.20
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斑鳩から蓬莱島の人工島の大地を踏んだ扇たちを待っていたのは、蓬莱島の住民たちの銃口だった。「これはどういうことだ、何故そんな物騒なものを・・・」「藤堂さん・・・」「何だよ、俺達はお前らを守るために悪逆皇帝と戦ってたんだぞ」「そうだ、それに俺達はシュナイゼルがあんな恐ろしい計画を立てようとしていた事は知らなかった。頼む、俺たちを糾弾したい気持ちはわかるが銃を下ろしてくれ」誰かがおい、連れて来いとヴィレッタゃ蓬莱島にいたブリタニア軍の背中に銃を当てながら、扇たちの前に連れ出した。「千草!!」「悪いが、あんたの恋人も捕まらせてもらったよ、私達はあんた達を信じられないものでね、超合衆国の採決を聞く身分でありながら、ゼロ様を殺したと聞かされてはね」「・・・そうだ、俺の妻は、この子の母親はこのブリタニア女が所属していた純血派に殺されたんだ。扇事務次長、何でそんな恐ろしい女を蓬莱島に置いて行った?俺たちを後でゼロのように殺す気だったのか?」「虐殺皇女に殺された私の母の気持ちを踏みにじりやがって・・・、何なのよ、偽者の正義の味方が・・。今度も虐殺皇女のナナリ―皇女に着くなんて」違うんだ、悪いのはゼロ。ルル―シュなんだ、あいつがギアスという力で人を操って。しかし、どういえばいい。言っても、信じる人間が何人いる事か。「扇、どうするんだよ」「扇さん、命令を」「今、命令できるのはお前だけだろう」「扇・・・・」「お、俺は・・・・、とにかく、皆落ち着いてくれ。ちゃんと事情を言うから、千草を解放してくれ」「本当か?」「ああ・・・」「わかった、じゃあ、扇さん、あんたが代表としてブリタニア側についた理由を言ってくれ。なぜ、ゼロ様を殺した?」
2009.03.20
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『・・・・たった今、0時より緊急中継で、アークエンジェルクルー、並びにエターナルクルー、フリーダムのパイロットたちの裁判を始める』これは何の悪夢だ、とカガリ・ユラ・アスハは傍聴席で呆然と被告席に座らせるキラやアスラン、ラクスの姿を見た。第一証言者、ルナマリア・ホーク。第2証言者、ヨウラン・ケント。第3証言者イザ―ク・ジュール。「私はメイリンがアスランと一緒に軍から逃げたと聞いて、死んだと聞かされてショックでした。それもロゴスや地球連合、敵のせいだとプラントの為に戦いました。でも、まさか、メイリンがエターナルのブリッジでオペレーターをして、プラントには向かうなんて信じられません。きっと、アスランと一緒にラクス・クラインに唆されたんだと思います。私は彼らに有罪を求めます」「俺はずっとミネルバのクルーとして、今回の戦いを肌で感じてきました。戦争を起こしたのは地球連合であり、きっかけを作ったのは俺たちコーディネーターです。アスラン・ザラ隊長は議長の理想に引かれて、ザフトの為に戦っていましたが、議長に利用されたと自分から戻ってきたのにも関わらずメイリンを巻き込んで、テロリストであるクライン組に騙されたんだと思います。キラ・ヤマトは非戦闘員ですが俺はこのたびの戦争の遺族の為にも有罪を求めます」「キラ・ヤマトもアスラン・ザラも平和の為に戦いました、ラクスさまがプラントを裏切るわけがありません。俺は無罪か起訴を求めます。どうか、真実を明かしてください」俺達は悪くない。だって、世界の為に戦ったのだから。
2009.03.19
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それにしても、随分と無神経な男だ。コーネリアは扇とヴィレッタの結婚式に出席しながら思った.昨日の敵は今日の友なのか、私まで結婚式に呼んだことはまあいい。けれど、その幸福を手に入れるのに何故自分たちだけが正しい事をしたと、何も悪い事をしていないといいように幸せそうに笑えるんだ。「コーネリア皇女殿下、不満そうですね」「お久しぶりです」「ロイドとクルーミー卿か」彼らも招待していたのか、硬い表情だったコーネリアもようやく柔らかな笑顔を浮かべた。「私はつい昨日まで日本と、黒の騎士団と戦ってきた。彼らも名誉ブリタニア人制度や我らの政治のやり方に不満があるから、かつての日本を取り戻したいから、そう思って戦う戦士だと思っていた。この私をてこずらせたのだからな」「そうですね、あの時はスザク君の助けがなければ危なかったですね」「ロイドさん!」セシルのたしなめるような声が聞こえる。「私は構わない、・・・・しかし、私はとんだピエロというか、過大評価していたようだ、彼らは軍人でも正義の味方でもない」「ですよねぇ、アレだけ恩を貰っておいて、あっさりとシュナイゼル殿下に乗り換えちゃうんですから、忠誠心とかないんでしょうね」「・・・ああ、奴らを人間と呼ぶのも気分が悪い」はぁ、とコーネリアは深くため息をついた。「これから、合衆国日本も超合集国もあいつらに飲み込まれるんだろうな、都合のいい駒として」「民主主義なんてなさそうですしね」「・・・ああ、あそこに安らぎなんてこの先、ないだろうな」
2009.03.18
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中華連邦では、第一皇子オデュッセウスと中華連邦の象徴である天子の姿があり、会場ではその準備に覆われていた。「それでは、殿下、時間がくるまでおくつろぎ下さい」「ああ、そうするよ」そして、プライベートルームには、シュナイゼルと身を潜めていたスザクだけが残される。「でておいで、スザク」しゃらんと、音を立てて踊り子姿のスザクが出てきた。女装と言う事で化粧も施されている。シュナイゼルに見られると、恥ずかしそうに頬を赤らめた。「やっぱり、この衣装脱いではだめですか」「私の相手をしてくれるのだろう、それにニーナ君の衣装合わせもあるからね」少し動いただけで、中が見えてしまいそうでスザクは動く事ができない。「なら、別に僕じゃなくアーニャやセシルさんだって・・・」「さっきから私を見ないね、恥ずかしいのかい?」「そりゃあ・・・」男だし。「大丈夫、君は華奢だし美しいし、十分魅力的だよ」かぁぁ、とスザクは頬を赤らめた。ここは喜ぶところじゃないのに、どうしよう、胸が躍る。だめだ、きゅんとなっているよ。シュナイゼル殿下が真っ直ぐに見られない。「さぁ、そろそろ、私の側に来てくれないか」「でも・・・」「仕方ない子だ」シュナイゼルはスザクの腕を掴んで、スザクを引き寄せた。「・・・スザク」「シュナイゼル殿下・・・・」
2009.03.17
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「―お前に俺を殺させてやる」それがどうしたの後にルル―シュが見慣れた優しい笑顔で言った。「スザク、お前が俺を殺して世界を守れ。残酷に人々の記憶の悪夢であるように、愚かなモノとして殺せ」ルル―シュがスザクの持つ剣を握って胸に宛てた。「何を言って、今まで散々生に執着してきたお前が世迷言を・・・また、策略か!?」「お前に話していない事があったんだ、それを今言おう。俺はな一度目、ブリタニア皇帝に言われたんだ。俺が死人で何の権利もないと。この身体も、服も家も全てがあいつから与えられたものだと」「・・・・それでも君の罪は消えない、自分だけ死んで楽になろうというのか」「そうかもしれないな、こんな事をしても俺のせいで死ぬ事になった奴は帰ってこない。俺一人が死んだからと言って、都合よく世界が本当に平和になるとは限らないな。だが、ちょうどいいところに俺を殺したい奴が目の前にいる、俺の存在が間違いだと言ってくれたお前がいる。スザク、世界の為に俺の皇帝ごっこに付き合ってくれないか?正義の味方、なんだろう、柩木スザク」「・・・・君は」「簡単な事だ、俺が悪の皇帝となりお前が正義の味方として、ユフィの騎士として俺を殺す。力を貸してくれないか?」ルル―シュがスザクに手を差し出した。「俺にはお前だけが必要だ、スザク。ユフィの望んだ世界の為に、俺の嘘の騎士になってくれ」綺麗な綺麗な笑顔。「ルル―シュ・・・・、君はずっと」「スザク・・・・」「ノイズを消して、綺麗で優しい世界を無力でも生きていける世界を作るぞ、我が騎士柩木スザク」「・・・・イエスユアマジュスティ」あの夏の日々の少年はもういないのだ。
2009.03.16
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今日も世界は平和だ。「王の力は人を孤独にする、少しだけ違っていたな、なぁ、ルル―シュ?」「・・・・・・・・・・・・シーツー、貴様、いいかげんに黙れ!!何回言えばわかる、ただでさえ、スザクのメール対策に終われているというのにっ」馬車をちゃんと運転しないと危ないぞ、というとルルーシュはますます不機嫌そうになった。にやり、とシーツーが笑うと「何だ」とルルーシュが言った。「あの手の男は思い込んだら周りの言葉も聞かずに一直線だからな、諦めろ。スザクを惚れさせたお前が悪い」「俺はちゃんと、あいつに親友だといったぞっ」「今度、あいつに会ったときが楽しみだな、ルル―シュ」「ちゃんと、話を聞け!!」
2009.03.14
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誰よりも大切で、大好きだったから。ただ、守りたかった。僕は君の騎士になりたかった、幼い日からずっと。こんな表情させるためじゃない。「・・・お前、ランスロットのパイロットだったんだな」「うん、ごめん」「謝らなくていい、それでユーフェミアの騎士になるんだろ」「それは・・・」「いいんだ、わかっている。軍人が皇族の命令に逆らうことはできないものな」「ルル―シュ・・」「騎士になるんだろう、スザク、がんばれよ。色々、大変だと思うけど」「うん・・うん」「だから、スザク、俺に甘えるのはこれで終わりだ。学園以外では俺たちに声をかけるな」!?スザクは耳を疑った。何を言ってるんだ、ルル―シュは。「それって、別れるって事?何で、僕の事、嫌いになったの」「そうじゃない、お前にはもっと俺といるよりふさわしい場所にいてほしい、ただそれだけだ」「駄目だよ、駄目だ」
2009.03.14
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「リヴァル、サイドカーってずっとつけたままだけど、誰か乗せる子でもいるの」「うん、うちの生徒会のルルーシュ・ランペルージ」「ええっ、あのルル―シュ君があんたなんかと?」む、とりヴァルは顔をしかめた。「何だよ、俺がルル―シュの友達じゃ不服だというのか」「いや、そうじゃなくて、彼って人気あるけどほら、何か独特の雰囲気あるし、特別な友人を作るって感じには見えないから」「ルル―シュは俺たちと同じ一年だろ」「まあ、そうだけど」最後まで彼は俳優で、嘘つきで鮮やかだった。完璧主義者で傲慢でプライドが高くて、でも俺は知ってるんだ。俺の悪友は嘘つきだけど、友達を大切にする奴だって。なぁ、皇帝ごっこなんかしてないで帰ってこいよ。お前に似合ってるのは皇帝陛下じゃない、ばかばっかりやってる学生なんだからさ。そうだろ、ルル―シュ?
2009.03.13
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「ゼロ、おはようございます」「カレンか、おはよう」玄関先にはいつものようにカレンが迎えに来ていた。ゼロの親衛隊である男子と女子も。「毎日、毎日ご苦労だな。お前たちも疲れるだろう、一日くらい迎えにこなくてもいいんだぞ、私もそのほうが気が楽だ」「いいえ、ゼロはアシュフォード学園の神、宝、象徴です!!こうして、迎えに来るのは当然です」「・・・・そうか、ありがとう、カレン」「そんな、私は・・・」カレンは病弱だというのにこうまで気を遣ってくれて、よい友人だ。よく顔が赤くなったり、気絶をしているが。すると、背後からルル―シュがやってきた。ずかずかと、足音を立てるのは珍しい。「シュタットフェルトと言うのはよほど暇なんだな、こんな所まで来るとは・・。ゼロに何のようだ」「まあ、気遣いありがとうございますわ、ルル―シュ君。でも、私が好きでやっている事だから、気にしないで頂戴」「ルル―シュ、カレン、・・・お前たちは何故すぐにけんか腰になるんだ」
2009.03.12
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カリカリ。「さぁ、私達は帰るけど、あんたたちはさぼりまくった書類やアンケートをまとめてやってもらうわよ」「はい・・・」「わかりました」着たばかりのルルーシュと、苦笑ぎみのスザクは生徒会長からの華麗なる命令をたずさわった。カリカリ。そのため、現在2人はもくもくと作業に終われていた。「何だ、人の顔を見てニヤニヤして、俺の顔に何かついているのか」「ううん、ルル―シュますます美人になったなぁって」なるほど、こういう台詞がでてくるから、女にモテるべきか。年上の女やいろんな女性と付き合いがあるらしいし、スザクは愛される存在なのだなとルルーシュはぼんやりと思った。けれど、スザクの付き合い方は何となく距離を感じるのは気のせいか、いつも同じ位置ではなく、少しばかり離れている位置から傍観しているというか。「・・お前、それは男に言う台詞じゃないだろう。恥ずかしい奴だな」「だって、本当の事だろう。最近は僕も忙しくて、学園にこられないし」「そうだな・・」また、スザクがルル―シュを見る。ペンを持つ右手に自分の手を重ねて、「今夜、久しぶりに君の家に行っていい」と期待を込めた言葉で言った。「ナナリ―とも話したいし」俺とお前の距離はどれくらい、遠くなっているんだろうか。近づく時は、きっと俺はお前の大切なものを突き刺す。俺が守りたいのはお前とは違うから。「ルル―シュ?」「そうだな、さっそくナナリ―に電話してくるよ」「うん・・」ユーフェミアもコーネリアもあの男の駒に過ぎない。彼女の努力など意味は持たない。それほど、あの国は巨大だ。だから、こそ俺は。昨日を振り返らない。だから、スザク。お前は俺から解放してやるよ。
2009.03.11
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ゼロという仮面。ランペルージとしての仮面。人殺しである自分が、光り輝く未来を得られるはずはない。本当の俺はどこにいるんだろう。「今日の体育はきつかったな、まだ肌が汗ばんでいる」「そう?僕はラクだったけど」「そりゃあ、お前はだろ。お前のその化け物じみた体力を分けてもらいたいものだ」ルル―シュは笑いながら、シャツを脱いだ。・・・・ああ、疲れた。夜は黒の騎士団での会議もあるし。ナナリ―へのいいわけも新しいのを考えなければ。そんな事を考えてると、ふいにスザクの視線に気付いた。「?何だ、俺になんか着いてるのか?」「う、ううん、別に・・・っ」「そうか」ルル―シュは代えのシャツに手を取って、着替えた。「もう少し筋肉つけたほうがいいんじゃない、ルル―シュってちょっと弱々しく見えるから」「何だ、急に。俺だってそうなるように日日努力している」「そうなんだ・・・」スザクの言うとおりだ、昨日も黒の騎士団の幹部に指定されたし。「ルル―シュ先輩、カップケーキを作ってきたんです。ためしでいいんで食べてください」「ちょっと、中等部のくせにルル―シュ君に手を出さないでよ」「そうよ、そうよ。ルル―シュ君困ってるじゃない」「・・・・おい」ルル―シュの前には数人の女生徒がぎらついた目でみてるが、ルル―シュは慣れてるらしく営業用の笑顔を浮かべる。「何、ルル―シュ君・・・」「その、何だ、君たちの言葉は嬉しいが今日のところは引いてくれるか。勉強のやり過ぎで疲れてるんだ」その笑顔に女の子たちはぽーっ、と見惚れる。そして、「はい」といって大人しく去っていく。「女の子には本当にモテるんだね」「そうか?」
2009.03.10
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頭の奥がずきずきする。世界はいつもどおり、淀んでいて真っ暗だ。外見は確かに温かくて優しいのに、かつて自分が想像してた者と違う。優しい言葉が自分を引き裂く。何も知らず、平和に酔いしれる人間が兄の悪口を言う。兄の望んだとおりに。「・・・お兄様」私の心の中はいつも氷の刺がささったままで、どこにもいけない。前にしか進めない。ぽっかり、と穴があいたままだ。世界は相変わらず嘘だらけだ。「ゼロ、どうか・・どうか、私を支えてください」「ナナリ―代表」「今だけは、どうか今だけは私を抱きしめてください」私達はこんなにも無力だ、努力すれば世界は変えられる。けれど、そこには笑顔の貴方がいない。お兄様、凄く愛しています。
2009.03.09
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今日は皇帝陛下ことルル―シュ君がキャメロットの私とロイドさんを内輪のお茶会に呼んでくれた。「はい、セシルさん」さすがマリアンヌ様のお子だわ、笑顔が可愛い。すごく綺麗な美人さん。「ありがとう、ルル―シュ君」「はい、ロイドさん」「ああ、どうも」「はい、シーツー」「そこにおいといてくれ、ゲームがクリアできるところなんだ」いつもあんなにお忙しいのに気を遣って、基本的に優しい子なのね。スザク君とも仲直りしたみたいだし。あ、スザク君。「へえ、お茶会か、あれ、僕の分は?」「・・・・」そんなあからさまに、はあ?あるわけないだろなおざなりな表情しなくても。「ごめん、僕自分の分のカップ取ってくるね」あ、声が震えている。「お前も対外意地っ張りだな」「何の話だ」
2009.03.08
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―彼女は確かに、ゼロのルルーシュの妹なのだ。「ナナリ―代表、貴方はゼロにだまされているのです」国際会議も終わり、沈みかかった政権の代表である扇首相が庭先にいるナナリ―にそう声をかけた。あれは偽者であり、皆を欺いて、世界を手に入れようだとか。サクラダイトの採決権の決定はゼロがするのはおかしいとか。私は貴方の兄とは違う、信頼できる人間だとかまあ、自分の都合のいい言葉を言ってくれる。「・・・貴方がいいたい事はわかりました」「それなら・・・っ」「けれど、いささか無神経ではありませんか?仮にも合衆国ブリタニア代表であり、神聖ブリタニア帝国の皇女に向かって。何故他国の人間が一国の皇帝陛下であり世界統一した我が兄を愚弄できるのです」この男は何も知ろうとしない。日本国の代表でありながら、いつも他人の事ばかりだ。「それはあの男が悪逆皇帝で、裏切り者のゼロだからっ」自分は善意だと、何をやっても許される正義の味方だと自分が傲慢だという事さえ知ろうとしない。それがどれだけの罪かも知らずに。自分が起こした失敗を全てゼロのせいにする。兄のせいにする。自分は戦争なんかしたくなかった、罪を背負わされたと。だけど、ナナリ―はあの兄とは違う。いい意味でも悪い意味でも、あのような尊い人にはなれない。「黙りなさい、貴方も日本国の首相であるならここがどこであるかをちゃんと認識してください。貴方の発言一つで国民がどう意識されるかと言う事を意識しなさい」「く・・・っ」「悔しいですか、17歳の小娘にここまでいわれて。ならば、私にこそこそ言うより、超合集国や世間に発言すればいいでしょう。まあ、貴方にそこまでの勇気がおありになればいいんですけど」「・・・・貴方は卑怯だ、優しいかただと信じていたのに」「私はただ誠実な方が好きなだけですわ、ここにいるゼロのように」私はお兄様ほど、優しい人間じゃないから。貴方も現実を知ればいい。
2009.03.07
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「悪逆皇帝!!」票を割って、神聖ブリタニア帝国皇帝を監禁し、自分達の都合の言いようにしろ。他の議員たちも皇神楽耶や超合集国の軍隊で政治に参加する権利はない黒の騎士団がなぜ他国に意見をするのか困惑の色を隠せなかった。神楽耶も黒の騎士団も正気なのか、とお互いの顔を見合わせた。おまけに合衆国中華の人間までいるではないか。「どうなのです、ルル―シュ陛下」「これが貴方の答えですか、神楽耶殿」「・・・まあ、この場で貴方の秘密を言っていいのかしら」あれ、黒の騎士団って正義の味方じゃないっけ?戸惑いながらも、議員の一人が手を上げた。「なんですか、合衆国インド代表」「それは私の方が聞きたい、皇神楽耶議長。確かに我々は打倒ブリタニアで集まった連合ですが、いささか手段が乱暴ではないのですか」神楽耶は不思議そうに首を傾けた。まさか、最高評議会からこんな質問が来るとは思わなかったのだろう。「・・・そ、そうだ、貴方は武官もつれずに来た一国の代表をこのような辱めを受けさせて、どういうつもりだ。ここは民主主義で政治を語る場ではないのか」一人が手を上げたことで勇気が出てきたらしく、他の国の代表も次々に席を上げた。「黒の騎士団を一刻も下がらせろ、ルル―シュ皇帝に宣戦布告だと思われたらどうする」「そうだ、貴方は私の国の民の命を脅かすつもりか!!あの不届きモノを下がらせろ!!」「天子殿、これが合衆国中華の答えですか!!なんとも暴力的な!」天子の顔がすっかり青くなり、すぐにでも弁明をしたいが黒の騎士団総司令でもあるシンクーはそこで意見するのを戸惑った。「・・・・な、何を言ってるんです、私は」神楽耶もおたおたするしかない。「・・・・ルル―シュ陛下はギアスと言う悪魔の力を持っている!!」止めろ、ト周囲の声を聞かずに扇が画面越しで議員に向かって言い放った。さすがに藤堂も頭を抱えるしかない。神楽耶を助ける善意なのだろうが今はまずい。議員たちもざわざわと騒ぎ出し、悪魔?え、超能力者?とお互いの顔を見ている。「そいつは、人の尊厳を踏み躙り、なんでも自分の思うとおりにするペテン師だ、皆騙されるな!!そうだろ、ルル―シュ!!」なぜか、最高評議会はシン、となった。「ええと、議長、扇事務次長は精神的な病気でもかかってるんでしょうか」「評議会は政治を語る場であり、ゲームの話をする所では」「というか、あの日本人、礼節も知らないのか」「確かに、ブリタニア皇帝は人を魅了するカリスマ性はありますが、いささか誇張しすぎでは」「ああ、戦闘続きで頭のねじがはずれてるんでしょう、議長、一刻も早く黒の騎士団を下がらせ、閣議を」そして、黒の騎士団はシャッターアウトされた。当然といえば当然だが。
2009.03.06
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「ああ、そのナナリ―がさらわれた・・・っ。スザク、一時休戦と行かないか。ナナリ―を救う為に力を貸して欲しい。俺とお前2人いればできないなんてことない」「甘えるな!!」「・・・・っ」「その前に組むべきは、ユフィだった。君とユフィが力を合わせれば世界を変えられたはずだ・・。なのに、なぜユフィを・・・」「―彼女では無理だ、ユーフェミアでは世界を変えられない。慈悲で世界が変えられるならとっくにこの世界は変わってる」「どういう意味だ・・・・」「一番彼女の側にいたお前ならわかっている事だろう。ユーフェミアでは行政特区日本を扱う事はできない、なぜなら彼女は理想にこだわるあまり、結果が見えていなかった。ユフィは無能だ」「貴様、あそこまでユフィをめちゃくちゃにしておきながら・・・・っ」「殺すか?」「・・・・お前の存在が間違いだったんだッ、お前さえいなければ・・・っ」「ならば、お前の存在が正義だと示してみろ、日本人の裏切り者が!!」パーン、と冷たく乾いた音が洞窟内で響きあった。
2009.03.05
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監視カメラで撮影された映像の中では、ルル―シュが笑っている。偽りの弟だとしらずにナナリ―に話し掛けるように甘い声で話し掛けている。「ロロ、一緒に買い物に行こう」「はい、兄さん」ナナリ―と同じように優しく髪に触れて。自分やナナリ―だけに向けられた優しいルル―シュの笑顔が他人に向けられている。隣を当然のようにいる偽者の弟。閉じ込められた幸福とうその記憶、その中に君はいる。こんな穏やかなルル―シュは見た事がない。ルル―シュ。ルル―シュ。どうして、僕たちはこうなってしまったんだろう。殺したくて憎くて、それでも彼を信じる事をやめられなくて。「なんて、哀れなんだ・・・」スザクの頬から涙がこぼれた。
2009.03.04
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「シャルル、背が伸びたね」「そうですか?自分では気付きませんでした」ギアス能力者になって、自分は永遠に子供の姿のままだ。「兄さんは髪が伸びましたね、似合ってますよ」「ありがとう、シャルル」これから彼は自分の代わりに背が伸びて、声変わりして、大人になっていく。少年から男へ。そして、老人に。自分は永遠に人としての老化を味わえないというのに。「シャルル」そこへ、マリアンヌが優しげな声と一緒にやってきた。ぞっ、とするくらい怖く美しい笑顔だった。ギアス能力者の資質は低い突然変異の、自分たちに近い女。なぜか、彼女は不安しか感じさせなかった。全てを闇で包んでいくような、妙な不安がブイツーを包んだ。
2009.03.03
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(R2最終回後捏造)・・・ヴィレッタと扇の子供は3人。兄は衛、妹はレイナ、弟は悟。「うるせえな、父さんには関係ないだろ」「待て、悟。あの不良たちとは付き合うなといっただろう、お前に何をするか」「勝手に不良扱いするなよ、俺が誰と付き合おうが、どう行動しようか関係ないだろ」玄関の扉が閉まる。「・・・お父様もいいかげん諦めたら、悟は干渉されるのが嫌いなのよ」ヴィレッタ似の中学生の娘は哲学書を持って、階段から降りてきた。「しかし、仮にも首相の息子だし、彼には黒の騎士団を受け継ぐものとして自覚を持って欲しいんだ。あいつは本来優秀な子供だ」「黒の騎士団が英雄なのは知ってるわ、ただ悟にはそれが重みなのよ。衛兄さんの件でわかったでしょ。衛兄さんが前皇帝陛下を崇拝しようと、もう放っておけばいいのよ」「・・・・衛のことは言うな、あの子は優しく冷静で平和主義なんだ、本当は。ただ、プライドが高いから自分の意見を曲げられないんだ」「私もゼロがすきよ、正義の味方なんでしょう。お父様はゼロに会うなというけど、どうして?お父様の上司である事に代わりは無いでしょう」
2009.03.02
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第3皇女ユーフェミアがゼロをだまし討ちにしたと言うニュースはエリア11中に広まった。どうして、どうして、こんな事に。当のユーフェミアは勿論、騎士であるスザクもわからなかった。わかっている事は、行政特区日本が白紙に戻され、参加希望者も参加する事を止めようとしている事。「・・・・ユフィ、お前はゼロを信じると言っておいて、結局は撃ったのだな」「違います、気付いたらゼロが、彼が右腕を撃たれていて・・っ」コーネリアはそれさえも言い訳としか捉えなかった。嘘はついていないだろう。「いいわけはいい、とにかく本国もエリア11の「日本人」もお前を卑怯者の嘘つき皇女だと認識したわけだ。コレでエリア11はますます混乱するだろう」「そんな・・・」「イレヴンどもも武力を持って、お前を倒すとこの東京租界に集まっている」「柩木を騎士から解任しろとは言わない、ただ副総督の立場も考え直さないといけないな」「そんなお姉さま、私は・・・っ」「総督だ、お前はもう第3皇女ユーフェミア・リ・ブリタニアではない。私に守られている妹に過ぎない」そういって、コーネリアは自らの騎士を連れて去っていった。「・・・ユーフェミア様」「スザク、信じてください。私はゼロを撃つつもりでは・・・・・、ゼロは悪い人じゃないんです」スザクはぎゅっとユフィの手を握った。「わかってる、わかってるから」「・・・スザク」ゼロ・・・・、君が彼ならどうしてユフィを苦しめるような事をするんだ。
2009.03.01
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