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「立派な服を着てると思い込んでいるが、その実、何も身につけてない男の話を知ってるか」「裸の王様か、それがどうした?」「今の扇がそうだといっている。お優しい皇帝陛下と違って、あいつは借り物の力を自分のものだと思い込んでいるという事だ」
2009.10.31
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自分は世界のノイズかもしれない。プリントをまとめながら、成田でのコーネリア戦、藤堂を助ける為の作戦を思い返す。戦争に犠牲はつき物だ、あの女に言われなくてもわかっている。ランスロットのパイロットと知った直後に今度は騎士か。俺のほしいものはいつもブリタニアに奪われる。今夜の黒の騎士団で、スザク奪還は個人感情を入れてるつもりはないが、そうなのかもしれない。ユフィは騎士にして満足だろう、だがその危険性を理解してるとは思えない。「ルルーシュ?」「シャーリーか、会場の下準備は終わったのか?」「うん、・・・・ルルーシュって前から生徒会にいたんだよね」「あ、ああ」「じゃあ、何で覚えていないんだろう、私」
2009.10.31
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ちょっとした事故で落ちてきた本棚からスザクはジノに助けられた。それもジノの腕に抱きしめられる形で。「離れてよ!」「ああ、ごめん」頭をかきながら不思議そうなジノを残して、スザクは走り去った。何だ、これ、ナにこれ。顔が凄い真っ赤で、心臓が飛び出るかと思った。
2009.10.31
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「スザク、愛してる・・・っ」「うん、ぼくも・・・ッ」アシュフォード学園の屋上庭園でジノとスザクはお互いの唇をむさぼった。ジノもだが、スザクのほうももっとジノがほしかった。お互いがお互いしか見えない、こんな幸せな事があるんだろうか。
2009.10.31
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お前は世界からはじき出されたんだ。お前の存在が間違っていたんだ。そうか、君はそういう奴だったな・・。早く君を逮捕すべきだったよ。君は最後の最後に世界を裏切り、世界に裏切られた。君の願いは叶えてはいけない。―そういったのはお前じゃないか。「久し振りだな、柩木スザク」白い皇帝服のルルーシュの隣にいるのは、シーツーとロロだった。「お兄様?」
2009.10.31
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「・・・そうか、神楽耶殿はあの黒の騎士団の人間ほど愚かではなかったようだね」「・・・それにしても、今まで我がブリタニアを苦しめてきた黒の騎士団とは思えない馬鹿な幹部でしたね。ルルーシュ様は人材を見る目は鍛えられなかったのかしら」「ナイトオブラウンズやスザク君は神根島に向かっているそうだね」「シュナイゼル殿下、ゼロをルルーシュ様を捕まえた後に皇帝陛下の前に引き出すんですよね」
2009.10.30
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「スザクがすきなんだ、私の気持ちに代わりはないよ、どうしてわかってくれないんだっ」ジノは強い力でスザクを壁に押し付けた。「ジノ・・・、いたっ」夜風が部屋の中を通り抜けていき、カーテンが揺れた。「スザク・・!」「待って、ジノ・・・、あっ」その瞬間、ジノは強引にスザクの唇を奪った。「ん・・・・っ」
2009.10.30
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思い返せば、彼はいつも仮面をつけていた。今も昔も。ぼくは彼が行政特区日本に参加して、ユフィと協力するのが彼の幸せにつながると思っていた。綺麗な人間だから間違うはずないと、僕を見ないのはまだぼくが力不足だからと。裏切られたと思っていたけど、彼のほうはどうだったんだろうか。ぼくは理想を求めるあまり、彼という現実に向き合わなかったんではないか。ラウンズになって、離れて思った。彼が間違えたなら自分が正すしかない、ゼロを止められるのは僕しかいないと思っていた。けれど、その考えはゼロレクイエムで違うということを思い知らされた。彼は完全に強くも残酷すぎるという事もなかった。あの時の涙は憎しみの開放の涙ではなく、この世で大切な人間を失ったという悲しみの涙だった。
2009.10.30
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頭の中が混乱しているのが自分でもわかった。「スザク、なくなよ」ジノが優しく僕の頭を撫でながら、慰める。「もう、大丈夫なんだから」貴族の男に迫られて、肩をさわられた。それよりショックだったのはジノに見られた事だ。何なんだ、わけがわからない。ジノに助けられて、肩を抱かれて、わけがわからないよ、今も心臓がドキドキしている。「だって、だって・・・」「スザク、大丈夫だから」「・・・ん」ジノが僕の瞼の涙を優しくぬぐってくれて、正面から僕を見て笑った。「私はスザクが好きだよ」ジノってこんなに優しかったけ。笑顔もこんなに・・・・あれ、変だな。笑顔がやさしく見える。やけに格好よくみえるというか。僕の心にジノが入ってくるようなこの感覚、何なんだろう。
2009.10.30
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「・・・・母さんも貴方も何を言ってるんです、人類が嘘をつくことのない世界を作るなんて。しかも母さん、貴方はアーニャの人生を混乱させて、・・・・それではオレの反逆は、オレは今まで何の為に・・・・、実の兄弟すら血で染めて・・・」ルルーシュはその場で崩れ落ちた。「でも、これで貴方の正しい姿がわかったでしょう。シャルルはブイツーのコードを貰って不老不死になった、後はシーツーのコードを貰って計画を実行するだけだわ」「貴方のギアスもシャルルの計画で使えばいいのよ、過去を変える事だってできるのよ、ルルーシュ。孤独は辛いでしょう、ルルーシュ」これは誰だ。俺やナナリーを守り愛したあの母は偽者だったと。「・・・・過去は変えられません、オレは多くの人をだましギアスをかけた人殺しです、流したちを無駄にするなんてオレは・・・・」
2009.10.30
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柩木スザクといえば、家の学校の三大美少女の一人だ。運動神経もよく、友達づきあいもよく猫好きで、しかも可愛くて巨乳なのだ。あの笑顔にだまされる男子は多い。俺もその独りだった。「・・・・スザク、何見てるんだ?」「しっ、黙って、今どこかの馬の骨が僕のルルーシュに告白してる所だ」問題が一つだけあった、彼女は実の兄のルルーシュにぞっこん、いや超ブラコンなのである。「あっ、あの女、あんなにルルーシュになれなれしくして」まったく持って不毛な恋だ。
2009.10.30
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「ルルーシュは父親を殺したぼくが恐ろしくないの」「オレにお前を裁く権利はないからな」「ぼくは結果を間違えた、だからぼくはもう君たちと・・・」「スザク、その先は言うなよ」「ルルーシュ、でもぼくは・・・」「オレはお前を見捨てる気はないよ、スザク」
2009.10.29
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ルル―シュ・ランペルージの背中を屋上で見たことがある。その頃の私は小規模な反ブリタニアの抵抗活動をして、学校なんて無意味だと思っていた。血のような赤い夕暮れで彼は新宿ゲットーを見ていた。あの頃の彼は何を思っていたんだろう。
2009.10.29
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「久し振りだな、・・・いや、初めましてというべきか。黒の騎士団諸君」皇族の衣装を着たルルーシュが護衛にジェレミアをつれて斑鳩内にいる幹部たちの前に現れた。「ゼロ・・・!!」「この裏切り者が、よくも俺たちの前に顔を出せたな、ペテンヤロウが!!」「気安くオレに障るな、アシュフォード学園での一件やフレイヤの一件でまだ学んでいないのか。お前達が政治に携わる人間ではなく、国家元首に対して本当なら牢獄に入ってもおかしくない言動や行為をしたことを」「・・・・っ、ちっ」「今日は神聖ブリタニア帝国宰相として、皇帝シュナイゼルの伝言を伝えに着た。黒の騎士団は解体し、速やかに蓬莱島から日本へ出発せよ。蓬莱島の住民はしばらく待機、ナイトメアや斑鳩などは今後の情勢が落ち着くまで搭乗せず、合衆国インドが引き取りに来るまでそのまま格納庫に保管しておくように。尚、黒の騎士団幹部のブリタニア軍との関与は放棄し、責任は騒ぎを起こした合衆国日本、合衆国中華の責任とする。以上だ」「ふざけるな、俺たちから戦力を奪う気か!!」「そうだ、俺たちはシュナイゼルにだまされたんだぞ!」「・・・ゼロ、仮にも君は黒の騎士団だったのになんとも思わないのか」「おかしなことを言う、ゼロはお前達が殺したんだろう」「ごまかすな、シュナイゼルのフレイヤもそれに俺たちが関与してるように世間に出回ってるのもお前のせいだろう!!ギアスで操るのがそんなに楽しいか!!」ジェレミアが扇の前に出た。「ルルーシュ皇子殿下に対する無礼は許しません」「・・・・っ」「・・・ルルーシュ」カレンがじっとルルーシュを見ている。「・・・カレン、君はなぜここにいるんだろうな」
2009.10.29
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ルルーシュは本当に気付いていなかったのだろう。「・・・憎んでるのに殺したくない?意味不明だぞ、スザク」不思議な生き物でも見るようにルルーシュはスザクを見た。「だから、その・・・、他の方法でもいいんじゃないのか、ルルーシュ」スザクは少なからずショックを受けているようだ。シーツーはため息をして、ルルーシュの肩に手を置いた。「鈍感も程ほどにしておけ、ようするにスザクはお前に必要とされたいんだよ」いつもはあざといぐらい、鋭いのに恋愛の事だとどうして、鈍いんだろう。「十分すぎるほど必要としてると思うが」「違うんだ、ルルーシュ!友達とか騎士とかそういうんじゃなくて」「騎士じゃなくて?」「僕は君とキスしたり、○○○○がしたいんだ!!」おい、直球過ぎるだろう。「・・・・・・・・・え、お前・・・・、正気か?年上か、ユフィ見たいな清楚系の女が好きだと思っていたんだが、幅広いな」「ルルーシュ!!」「あいにく、オレはノーマルだし、お前は友達だろう」
2009.10.29
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ナナリーは出来上がっていく行政特区日本に不思議な湧き上がってくる感覚、兄の前に出ても恥ずかしくない自分に近づけたようで喜びを感じていた。スザクからゼロが百万人の日本人を用意すると聞かされたときは、方法はどうであれ、ゼロも同じ思いでいてくれると信じていた。「ナナリー総督のご命令だ、ゼロは国外に脱出せよ!!」けれど、ゼロはナナリーの思いを裏切った。
2009.10.28
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「母上は私が嫌いなんだ」「姫様、そんな事は・・・・」「わかってるんだ、あの人が望んでるのは高潔で気品に溢れ、女性らしい皇女なんだ」「姫様は十分条件を満たしていると思いますよ」「ダ―ルトン、慰めの言葉は要らない」ユフィ。お前は私の光だった。
2009.10.28
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ルルーシュがぼくに片思いしてるのを知っている。けれど気付いたからって、彼は男だから受け入れられない。だから、僕たちは親友で幼馴染でいられた。「ルルーシュは進路どうするの?」「そうだな、経済が学べる学部に入ろうとは思っているが、お前は?」「これがまだ決めてないんだよね、父さんは会社をついでほしいみたいだけど」心の中で僕はごめんなさい、を繰り返した。「まあ、お前の人生だ、ゆっくり考えるといい」「ありがとう、ルルーシュ」「あ、ユフィ、部活は終わったのか。それじゃあ、オレはこれで」「ルルーシュ、また明日ね」
2009.10.28
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「ふふ、クロヴィス・・・、さぁ、歌を歌いましょう」「クロヴィス、貴方はいずれお父様の跡をついで、このブリタニアを守っていくのよ」ガブリエッラ・ラ・ブリタニア。クロヴィスの母親。「ガブリエッラ様・・・」ナナリ―はただ、その姿を見ているしかない。彼女が連れているのは、息子に似せた人形だけだ。
2009.10.28
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「間違った方法に価値はないから・・」「助けてくれて、ありがとう」ランスロットのコクピットの中から現れたのは、間違いなく幼馴染の柩木スザクだった。「くく・・・・、あはははははははは」「言っただろう、ルル―シュ。引き返す道はないと」
2009.10.28
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「スザクって、ジノと付き合ってるの?」「モニカ、変な事を言うなよ。・・・僕、男だよ」「照れない照れない、大丈夫よ、珍しい事じゃないし」「だから違うってば」
2009.10.28
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全てが嘘だったというのか。俺たちをブイツーから助ける為に日本へ送り込んだ?助ける為に、ナナリーから光を手足の自由を奪った?あの優しさも手も偽りではなかった、母さんには俺たちが意味がない存在ではなかったと?
2009.10.27
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「ナナリ―は何を願うんだい?」「う~ん、私は・・・、優しい世界でしょうか」「お前が目が見える頃にはそうなっているよ」「本当に?」「ああ」お兄様のウソツキ。「私がいつ頼みましたか・・・」貴方がいなければ意味はないのに。
2009.10.27
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ルルーシュは嘘だという。お前がオレを好きになった事なんかない。お前に必要なのは一番はオレじゃないだろう、と普通の表情で言われた。どうしてだ、どうして。僕はどんなに憎んでも、愛しても僕を見なかったのは君の方じゃないか。
2009.10.27
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) 「皇帝陛下に対する無礼は許しません!!」アシュフォード学園の体育館を使った会場に乱入したスザクは静まり返った会場に辺りを見回した。「・・・スザク」ルルーシュは大きくため息をついた。会場とつながっているテレビ画面では合衆国インドによって斑鳩内の幹部達が取り押さえられ、ルルーシュや超合衆国の議員たちの周りには警察官が黒の騎士団から守っていた。
2009.10.27
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「・・ユフィは君達を助けようとしたのに・・・、どうして」「・・・・誰が助けてほしいと頼んだ、余計なお世話だ」「ルルーシュ!!」「ブリタニアの皇女の騎士にはわからないさ、オレはナナリーの命を穴だらけの策に預ける程バカじゃない」「何を言ってるんだ、彼女が君たちを傷つけるわけないじゃないか」「ブリタニアの皇族である事に変わりはない」
2009.10.26
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ひまわり畑の中でルルーシュが知らない女の人と喋っていた。オレが見たことのない大人の表情で。紺色の金魚柄の着物を着た綺麗な緑色の髪の女の人。俺にうそをついて。「スザクさん、機嫌が悪いんですか」「え、そんなことねえけど」「スザクが機嫌が悪い?そんなの、いつもの事だろ、ナナリー」「それはそうなんですけど、少し雰囲気が違うというか、よくわからない感じなんです」ジャガイモをむきながら、う~んとルルーシュは首を傾けた。「わかった、少し気をつけてみるよ」「ハイ、お兄様」「ナナリー、もうすぐカレーが出来るからね」「楽しみですね」うふふ、あははと和やかな食事風景がそこにあった。
2009.10.26
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ムウさえなければ。こんな苦しみを味わう事もなかったのに。「結城さん、大丈夫でしょうか」「大丈夫、君は子供達を寝かしつけておいて」賀来がこっちの部屋に近づいてくるのを感じた。「大丈夫か、結城」起き上がって、ベッドから出ようとすると賀来が慌てて駆けつけてきた。「結城、まさか出かける気じゃないだろうな」「・・・ああ、この後少し会社の人間と会う事になっている」「やめておけよ、・・・また体がどうなるのか」「安心しろ、オレがくたばる時はムゥがなくなった時だ」「結城!!」
2009.10.26
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「証拠ならある!」「日本を返せ!!」水が地面に落ちる音で、扇は目を覚ました。拘束衣を着て、元黒の騎士団幹部、神楽耶、シンクーも捕まっている。そうだ、天子様は中華連邦のトップで別の場所に入れられているんだっけ。今見た大きいおなかの千草との結婚式は夢だったのか。ギアスのことも千草とのことも全て話したが、一笑されて終わった。お前は日本人の裏切り者という烙印を押されて。
2009.10.26
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深いカーテンに囲まれた中、僕はゆっくりとベッドにシュナイゼル殿下によってキスを受けながら引き倒されていく。「キスがうまくなったね、スザク」「・・・・そんなこと、ありません」そして、もう一度キスをして、お互いの舌を絡めあった。意識がシュナイゼル殿下によって侵食されていくのをスザクは感じていた。
2009.10.26
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「・・・君はユフィのこと、どう思ってたの」「妹だよ」しばらく僕を見た後、ルルーシュは静かに答えた。憎しみに囚われるあまり、ぼくは彼に聞くのを忘れていた。なぜ、ユフィを殺したのかと。「・・・それじゃあ、何で彼女に日本人を殺せとギアスをかけた?君と彼女なら未来は変えられただろ」責めるつもりはない。ただ疑問をルルーシュにぶつけた。「そうだな、今更嘘をついても仕方ない。オレは彼女に行政特区にゼロとして参加してほしいと協力してほしいといわれたんだ」「それじゃあ・・・」「オレは参加するといった、そして彼女に冗談のつもりで言ったんだ」「ルルーシュ、君は彼女を殺すつもりはなかったと」絞り出すような声だった。「ああ」
2009.10.26
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「そういえば、ルルーシュ、お前ってスザクが学園に戻ってからあまり一緒にいないよな」「そうか、気のせいだろう」「ロロと前はあんなに三人で夕食会とかしていたんだろ」「そうだな、まあ、時間がたてば状況も色々変わってくるだろう」「大人な発言だな、ルルーシュ」
2009.10.26
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なぜ、なくと聞くとスザクはオレを失いたくないといった。おかしな奴だ、あんなに俺の死を望んでいたのはお前だろう。ユーフェミアを生き返らせろと、早く捕まえればよかったと。俺を要らないといったのはお前じゃないか。オレを信じたことなどなかったくせに。
2009.10.26
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近頃のスザクは変だ。ラウンズやナナリー様のことだけじゃなく、ほかの事で頭がいっぱいだ。そういえば、ルルーシュ先輩も着ていない。何だろう、胸がむずむずする。「スザク、私に出来ることはないか」「あ、ああ、心配してくれたのか、ありがとう」
2009.10.25
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「隣に引っ越してきたルル―シュ・ランペルージです、・・・あのお母さんはいるかな」扉を開けた瞬間、そこには天使がいた。スザクはあまりの美しさに数分間喋る事ができなかった。「あの、大丈夫か?顔が赤いけど」
2009.10.25
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ガタン!!ガチャン!「・・・って、ルルーシュ、久し振りに会いに来た恋人にその態度はないんじゃないのかな」「・・知らないな、お前はただの大学の同級生だろう、帰れ」「ルルーシュ、酷くない、ぼくアレから君の事探し回ったんだよ。一緒の大学行こうといっておいて、連絡先も大学も知らないまま、君はどこかへ消えちゃうし」「だからって、何もうちの大学に転入してくるか、普通。大体、別れるといっただろ、浮気しておいて何を言う」「誤解だって言っただろ」「信じられるか、お前の言葉なんて、帰れ」
2009.10.25
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「お兄様、オルゴールが・・・」 「ああ、曲が終わったんだよ。これで騎士と姫の恋物語は終わりだ」「そうなんですか、残念です」しゅん、とするナナリーも可愛いなと思いながらルルーシュは頭を撫でた。いつの間にか金髪の少年は姿を消した。スザクは冷たくなった少女を残して、パイロットスーツに着替える為に更衣室に向かった。ルルーシュがゼロで、ユーフェミアをだまして殺した。確かに疑いはあった。君はぼくが転校したあの日から学校に来るのが少なくなり、朝帰りする事も多かった。ゼロが現れる日は家に君がいることは少なかった。考えもよく似ている。灰色の世界で君だけが特別な色を持っていたのに。平和な世界で君とナナリーで三人で過ごす事を望んでいたのに。折り紙を折ったり、海に行ったり、そんな穏やかな日々を望んでいたのに。差し伸べられたては綺麗なはずのルルーシュが奪い去ってしまった。
2009.10.25
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ヴィレッタ・ヌゥは扇要の妻として、日本国首相の妻としてファーストレディーになった。ファーストレディーとなれば、日本国の顔として外交にも一緒に行動をしなければならない。しかし、そのことがヴィレッタの居場所を存在を危なくしている。テレビで流されながら事実を知らない日本人の観衆の中で中学生くらいの子供達が言ったのだ。その女は日本人を虐殺した純血派の人間だと。
2009.10.24
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神根島から帰ってきたルルーシュはスザクと向かい合い、扇たちのいない幹部に囲まれながら、皇帝ギネヴィアのニュースを聞いていた。「・・シュナイゼルの当てが外れたのか、それともこれも計画の一部なのか」「とにかく今は状況が落ち着くまで見ているしかない」「シーツー、シュナイゼルがナナリーを捕らえたというのは本当か?こうなった以上、あの男が大人しくナナリーを生かしておくのは難しそうだな」「ナナリーは私が何とかしてやる、それより今はカレンを何とかする方が先じゃないのか」
2009.10.24
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「ルル―シュ皇子殿下、おなり~」麗しい外見とは裏腹に貴族達が怯えたような目でルルーシュを見る。「彼に滅ぼされた国がまた増えたんですって」「ああ、恐ろしい・・」「黒の皇子が・・・・」彼らは全然わかっていない。ルル―シュがどれだけこの国を愛しているかを。
2009.10.24
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捕まった黒の騎士団を含むメンバーの中には、あの戦場からうまく逃げ出したメンバーもいた。南や吉田だ、活動細胞だった協力員からの情報に連日の取調べに疲れている彼らは助けてくれると希望を抱いていた。自分の部下だった者も逃げ出すような男だ、きっと誰かが助けてくれると信じていた。「黎星刻が病院で亡くなったそうです」戻ってきた神楽耶が言った。「それどころか、弁護士の話では世間ではあの男が悪逆皇帝と憎まれているどころか、フレイヤを最後まで撃とうとした妹を止めた皇帝だと評価されているそうです」黒の騎士団メンバー内でざわめきが走った。「そんなバカな・・・!!」「まさか、皆ギアスに・・・・!!」「なんてやろうだ、そこまで自分が大事なのか!?」そこへ、刑務所の教官たちが入ってきた。「この中に扇要はいるか、手を上げて前に出てくるように」「はい・・・、オレですが・・・」「ヴィレッタ卿のことは知ってるな、彼女の自供によりお前はブラックリベリオンから今回のフジ戦まで神聖ブリタニア帝国軍への情報漏えいとスパイ疑惑、ならびにヴィレッタ卿に対する誘拐罪や脅迫罪で裁判に出廷する事が決まった。他の罪も余罪として請求される事を覚えておけ」「誘拐?」南がその単語に首を傾けて視線を他の仲間に向けた。「・・・・何を言ってるんだ、彼女がそんな・・。千草はそんなことをする人じゃない、彼女はギアスの被害者なんだぞ!!」「ギアスなど存在しませんよ、シュナイゼル殿下も公式の場で堂々とそういわれましたからね。いい年下大人がまさかそんな子供じみた事を信じているとは思いませんでしたが・・・、事実です、そして彼女は裁判の結果がどうであれ、貴方と会いたくないそうです」「嘘だ・・・!!」「手を離しなさい、また刑務所の職員に対する暴行の罪で訴えられたいのですか」「・・・・っ」
2009.10.24
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目を覚ましたら、ぷりんぷりんぱっつんぱっつんの僕によく似た美少女が鏡の前でワイシャツ一枚でベッドから起き上がっていた。鏡の中の少女も同じように顔に手を当てている。「・・・・何だ、これ」起き上がろうとすると、ベッドの下に転げ落ちそうになった。「いてて・・・・」
2009.10.24
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行政特区日本が成功したのも、ゼロがルルーシュでいつの間にかルルーシュのペースにされているのもこの際おいておく。しかし、なんだろうか、この不快感は。僕はゼロである事や彼の嘘を怒っているんだろうか。一番気に入らないのはルルーシュのこの気遣いだ。「それじゃあ、ユフィ、俺たちはここで・・・」「え、もう行くの?」「さすがにお前達主従の仲を邪魔するわけにはいかないだろう」彼は僕とユフィの仲を勘違いしてるのだ、恋人同士だと。ユフィもまんざらではない表情はしてるけど。でも、僕にとって大切なのは君なのに、君たちなのに。
2009.10.24
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ミレイ・アシュフォードが報道で追いかけた先にいるのは、自ら責めた相手が作った世界に厚顔あつかましく居座る人間の世界だった。確かにルルーシュやナナリーをかばって彼らを守りたいと思っていたが、その一方でシャルル皇帝の治世を享受していたのも事実なのだ。インタビューで聞かされるナナリーと彼女を支える元貴族の男性との会話はまるでシャルル皇帝の時代に戻ったようだった。ナナリーは兄の優しさに甘え、今でさえ周りの人間の感情に気付かない。私の知っているナナリーは誰でも気遣う事のできるやさしい少女で、今のような地位や名誉に固執するような人間ではなかった。フレイヤで何万人もの人間がルルーシュがやった、と。シュナイゼルもナナリーも操られていたと。そんな都合のいい世界があるわけがないのに。
2009.10.24
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薄暗い部屋の中で2人の少年の体が重なる。重なった唇が熱さを感じさせた。スザクは、キスしながらルルーシュのシャツのボタンをはずしていった。スザクは知っている、自分と関係を続ける事にルルーシュが罪深さを感じている事に。自分に抱きかかえられている時も、どこか申し訳なさそうな表情をしている事を。僕はこんなに君のことを思ってるのに。
2009.10.24
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行政特区日本は成功し、黒の騎士団は潰えた。しかし、自体はユーフェミアの想像をはるかに超えていく。見つかってしまったルルーシュとナナリーは皇帝の監視の元生活をしている。広げていき、ブリタニア人と日本人の共存した世界は実現する道は閉じられた。シュナイゼルによって、行政特区以外は全てブリタニア領になってしまったから。「・・・満足か、俺をこんなところに閉じ込めて」「ルルーシュ、違うの。私は貴方達を幸せにしたくて」
2009.10.24
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「君が言う正義は何だ、ジノ」ルルーシュが去った後、ランスロットがトリスタンの前に立ちふさがった。「ルルーシュ陛下がいない、正しいブリタニアの世界だ!!」「そう、君はフレイヤや貴族の存在が正しいというんだねっ」「・・・・そうじゃない、私は自分の守るものの為に戦っているだけだ、スザク、お前は父親を殺す男の作る未来に希望があると思うのか!?」「僕も自分の父親を殺してるよ、ジノ」「・・・スザク」「・・・しかし、スザク、私にはルルーシュが正しいモノには見えない。彼にブリタニアを任せていては未来がない気がする・・・。スザク、私達のほうへ来い、今のブリタニアにお前がそこまでして使える価値があるのか」「いいじゃないか、別に今までのブリタニアなんか壊れても」「スザク!!」「それに君の言うブリタニアでは力が全ての世界だろう。力があるものが正義で、兄弟や親殺しも皇族では珍しい事じゃない。君がそこまで騒ぐ理由がわからないな、・・・君こそ地位や名誉がそんなに大切かい?」敵意だ。スザクは完璧に敵としてみている。「・・・本気で行ってるんじゃないよな、スザク」
2009.10.23
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心臓の音がうるさい。すごい高鳴って、熱くて。自分でも頬が赤いのがわかる。何を動揺しているんだ、ジノにキスをされたくらいで。「・・・気持ち悪い」彼女は今でもスザクの一番である事は代わりはないのに。スザクはそのまま壁に背中を預けたまま、ズルズルと座り込んだ。ユフィ、君がいない。それだけなのに。「・・・何なんだよ、これっ」僕の中からどんどん君が消えて、隙間から他人が入ってくる。
2009.10.23
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「行政特区日本が成功したらしいな、おめでとう」「ありがとう、リヴァル」「まさか、ユーフェミア様がゼロと組むとは思わなかったわ」「ロロやナナリーも参加するんだろ、式典に。ルルーシュも」「うん、そういってた」といっても、同一人物だけど。残酷な夢だった。
2009.10.23
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ルルーシュは情報を利用し、活用する奴だ。あのあくどさは才能だろう。親譲りといってもいい。しかし、恋愛については音痴といっていい。「意味がわからないな」「お前散々、ラウンズの特権やら騎士やらで女をポイ捨てしてたくせに、男まで手を出すのか」そう、この男はとことん勘違いするのだ。
2009.10.23
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