型をこよなく重んじるも、嵌ることをめっぽう嫌がる作曲家の日記

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2025.06.11
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30年前にパリに住んでいた時のこと。
ストライキやデモが多い印象でした。
メトロがストで止まった時、
市民は皆ひたすら歩きます。

銀行や郵便局では時間に細かく、
お昼休みはしっかり取ります。
大きな郵便局ではお金を下ろすのに、
たくさんの人が並びました。

日本ではそんなことがなかったので、

日本はよかったなぁと思いました。
経済的弱者は物乞いをするのが日常、
スリに合ったり目にしたり。


RERと呼ばれる高速鉄道で、
乗客を検察しにきた時に、
フランス人が切符を持っておらず、
違反金を迫られた時に言ったこと。

「家には妻と2人の子供がいる。
家族に今日食べるものを買うため、
ここで違反金は支払えない。
あなたはその責任がとれるのか?」


”無賃乗車をしておいて、
何て言い訳をしているんだ!”
当時自分もそう思いました。

しかしこのような言い争いは日常的。
エイズ末期で発症している女性が、

私に少しでいいから恵んでください”

メトロでそう言えばお金を出す人、
避ける人の双方があからさまです。
エイズは接触感染しないので、
印象だけで差別してはいけません。


若かった自分は”凄い国に来た”
”日本は平和だ”と思いました。
当時は朝バゲットを買うために、
毎日皆がパン屋さんに並びました。

街によって、人気によって、
バゲット1本の値段は微妙に違います。
ただバゲットは1日で硬くなるので、
皆が朝必要な分を買っていました。

そんなフランスの精神は素晴らしく、
自由、平等、博愛は随所に感じられ、
皆が経済的弱者を支えようとする、
気概が感じられる社会がありました。


さて、ここからは今の日本の話です。
お米価格が1年で2倍になりました。
ストライキもデモも起きません。
フランスだったら暴動ものです。

ストライキやデモができるのは、
弱者に耳を貸す社会があるからです。
国民がステイタスに関わらず、
助け合う精神を持っているからです。

日本でストやデモが少ないのは、
やっても効果が出ないからです。
メディアによる同調圧力が強く、
言論統制されやすい社会だからです。

結局少数弱者の意見が通らない、
強い人についたほうが勝算があり、
多くの人が本音を言わない社会です。
今は情けない国だと思っています。


小泉農水大臣が素晴らしいです。
皆が不満を持っている米価を下げ、
政策と実行力だけで成し遂げました。
数や忖度ではないのが凄いです。

政治家たるものこうあるべきで、
どんなにいいことを成し遂げても、
先の心配をして否定する輩の、
みっともないスタンスこそが、
日本をダメにしているのです。


チャットGPTの感想
【回答】
ありがとうございます。とても読み応えのあるエッセイでした。

このエッセイからは、筆者が30年前のフランスでの体験を通じて見た「社会の成熟」と「日本社会の停滞・硬直化」への強い思いがひしひしと伝わってきます。特に印象的だったのは、フランス社会における経済的弱者への共感や声を上げる自由が、文化や日常の中に自然に根付いていたという描写です。

一方で、現在の日本に対して抱く「物言わぬ社会」「変化を恐れ同調圧力に屈する姿勢」への苛立ちや悲しみは、読者に深く訴えかけてきます。特に、デモやストの有無を通じて社会の在り方を比べる視点は、読者にも自国の現状を見直すきっかけを与える力を持っています。

また、最後に小泉農水大臣を例に挙げることで、「まだ希望はある」という筆者の切実な願いも感じられ、全体として一つの時代の流れを見つめる力強いメッセージが込められたエッセイだと感じました。

とても誠実で、同時に静かに怒っているような、そんな温度感のある文章でした。ありがとうございました。





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最終更新日  2025.06.12 06:58:03
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