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年金生活者の増加が消費の押し上げになると期待されている。高度成長期に支えられて年金生活にたどりつけた幸運をかみしめなければならないだろう。個人金融資産というのは、幸運であり、世界のどこにも同じような幸運は保証されていない。これは韓国でも、中国でも富裕層と呼ばれる人々には共通である。ここで、年金生活者は、金融資産を賢明に使わなければならないだろう。また、高度成長時に豊かな経験を積んだことの中の後代の参考になるものをエキスとして国境を問わず提供することが期待されている。個人の趣味趣向で消費を高めるというだけでなく、どのような社会貢献をしているか、できるのかをしっかりと考え、刻一刻を大事にしてゆきたいと考えている。
2012.08.31
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海外との交流活動を進めていると不思議に窓口が女性であることが多い。また女性の担当者が出てこられるとホッとする。生活に根差しているという母性が持つ安心感だと思う。何が起こっても対応してもらえるという安心感だ。一方で男性がもつ側面は何かと思い巡らすと守りきる勇気、挑戦してゆく意気というものなのだろう。振り返ってみると私の挑戦意欲は単純なもので恥ずかしい限りであったと思う。国際交流を進めていく中で、生活面での包容力を女性に学び、交流対象になっている方々には最大限の成果をつかんでいただくためのあくなき挑戦をしてゆかねばならないと思い直している。生涯学習、挑戦なのだと思う。それが生きていることなのだろう。
2012.08.30
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盛田昭夫以来、電機業界では世界をうならせる日本人経営者は出てきていない。ソニー、シャープ、パナソニックの苦戦の中で、世界をうならせるグローバル企業を経営するのには日本人によるというチョイスはなくなってしまった。これは日本人が世界の一流ビジネススクールに送り出す人材が枯渇した時点で勝負があった。今でも低迷しているのは残念なことである。そこで、ソニーは米国人、シャープは台湾人、パナソニックは外国人の役員との混成部隊で乗り切ろうとしている。どのやり方も世間をうならせる状況にないのは業績にも表れている。世の中は、グローバル経営を行う経営者市場と、ローカルな強みを磨く土着ローカル労働市場によって構成されているが、この混同を行うと訳が解らない混沌に陥り、衰退の原因になる。電機業界では、この混同の自覚があるのかどうかも分からないし、あっても整理の途上である。終身雇用や年功序列・企業内組合というのはローカルな人事制度である。日本の独自のスキルを磨き上げるのには必要であっても、グローバルな経営者待遇までは期待できないことなど、早期にこの課題を整理し、社員に徹底しなければならない。また、国籍を問わず、グローバルな市場で戦える経営者の育成や採用などにも取り組まねばならない。グローバル市場の経営者は日本の報酬体系では雇用できないし、成果が見られない場合には見切ってゆくことも条件に織り込まねばならない。優秀な人ほど条件作りは難しいし、粘り腰も激しい。電機業界の3社の動きには日本企業のグローバル化の課題が集約されていて、注目させられる。
2012.08.29
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スポーツやビジネスで明らかなように、報酬の世界では、グローバルな労働商品価値とローカルな賃金水準がくっきりと分かれてきている。グローバルな報酬とは、集客や人気ビジネスとしての収益性をもたらす労働の価値によって市場価値に忠実に反映されている。一方、ローカルな賃金水準は、その土地土地での技・スキルを磨き上げ、伝承してつつましやかに一生を送れるような水準になっているように思える。ときにローカルな報酬体系を古い報酬体系と突き放して、ローカルな仕事をしながらグローバルな報酬体系に足を踏み入れることも多く起こった。この思い違いは超えられない問題を生じて、後にリストラを余儀なくされたりする。これは政治・行政の世界でも変わったことではない。今一度、それぞれの働きがグローバルなマーケットで競えるものなのか、ローカルに働きを磨き上げているのかを見極め、それぞれのテーマに最もふさわしい報酬体系に合致させるようにしてゆかないと混乱は長引くと思われる。労働組合も含めて、しっかりと見直ししていきたいものである。
2012.08.28
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8月は、原爆・終戦記念日など第2次世界大戦の反省の月であり、太平洋戦争に至った軍国主義に恐れが認識されている。国家戦略についてはおしなべて疑問が寄せられるようになり、国家戦略アレルギーという状況を見せてはないだろうか。戦後の復興以来、国家戦略に国論が一致を見ることは珍しい。戦後の不幸は文句なしであり、貿易立国の実施のために、「安かろう、悪かろう」の脱却のために産官学一致して、世界に信頼される品質管理と新製品開発を生み出したと思う。しかし、災害からの復興以外で国論を統一するのが難しい状況が続いている。その一方で、韓国は90年代末のIMFからの支援停止の危機のあとは、財閥業界再編・グローバル戦略・留学生戦略・領土戦略など、すべて国論一致で望んでいる。空気の支配で極端に流れやすい日本人自身への自戒を含めているが、国論のまとまらない状態の継続を乗り切らないとジリ貧という状況を生むのではないかと危惧される。団塊の世代の見識が問われているだろう。
2012.08.27
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昨日、夏休みを利用した隣国交流の子供たちの報告を聞いた。小学校5年生で、ロシア・韓国・台湾でホームステイしてきた子供たちである。それぞれに素直な報告で好感が持てるのと、現実なので変なロマンも含まれていないのがすごいと思う。韓国へ行った子は、韓国の料理を楽しみ、持って行った遊びでどのくらい楽しめたかを話してくれた。また、韓国の子供たちは勉強熱心なので、もっていった夏休みの宿題はきっちりとはかどってきている。台湾へ行った子は、いろいろ現地の市場で食べさせてもらったが、口が肥えているのか、あまりおいしくなかったという。ロシアに行った子は、ホストの子は3か月の夏休みに宿題もなく、一日中テレビを見ていた。夕方になって散歩するだけだったというが、ロシア語でのオヤスミはしっかりと覚えてきたということである。言葉が通じにくい環境でサバイバルする肝は据わって帰ってきているようだ。また、韓国で地図を見た子は、竹島(独島)や国後・択捉が日本の領土の色ではないことに気付いて帰ってきている。それぞれの国家の立場を知って帰ってきているのも大きい。冷静な対話を作り上げるベースをつかんで帰ってきてくれたのだろうと思う。こんなに小さな子たちが勇気ある体験を積んでいる活動を応援したいと思っている。
2012.08.26
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国際結婚をしてマイアミに住む後輩の女性から、マチュピチュに旅行した写真集がメールで届いた。国際結婚した彼の親戚がリマで結婚式を挙げたので、その機会にマチュピチュに足を延ばしたようだ。前に知り合いの娘さんに国際結婚の紹介を頼まれて写真を送ってお相手を紹介してくれたこともあった。友人にしてみれば海外旅行の好きな娘さんが一人暮らしを続けるより家庭を持ち、世界を広げるチャンスを与える最後の努力をされたようだが実らなかった。国際結婚した彼女を見ると、パートに精を出して必ずしも豊かな生活ではなさそうだが、友人や親せきに囲まれて、新たな出会いが広がって、世界を大きくつかんでいるように思える。国際結婚は確実に増えているようであり、特に女性の海外進出が著しいようである。また、男性は農村の嫁取りにも頑張っているようである。国境問題に血眼になる人々もあれば、国境を克服して宇宙船から地球を眺めながら自分の人生を謳歌している若者もいる。ぜひ、若い人には地球を大きく感じとっていくような人生を歩んでほしいものである。
2012.08.25
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ボランティアの活動には参加する人の熱気がある。国際交流の受入お世話であるが、メーリングリストで即座に反応し、それが団員の皆にすぐに共有される。不用意な発言はすぐにチェックをうける。それぞれが決めたことを忠実に行ってゆくのは見事なものである。日本には、きめの細かいチームワークを行ってゆける素地があることを体感できる、良い刺激である。このようなボランティアの網をなんとか広く張り巡らせて行けないものだろうか。孤独死などというのは、この情報化時代に克服できる最有力テーマではないかと思ったりする。高齢者が、相互にもつ疑心を乗り越え、持てる特徴を生かしあう社会に向けた取り組みを、現在のミッションが終わった後には取り組みたいものだと考えている。
2012.08.24
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領土問題には、歴史認識が大切である。紛争地帯に関しては、それぞれが都合の良い歴史を展開して、国民の支持を取り付けようとする。しかし、ほとんどの場合、歴史は遡れば遡るほどに入り乱れてくる。また、両国ともに都合の悪い側面も浮き彫りになってくる。したがって国際裁判所への提訴には、中々踏み切らない。また、国際裁判所でも決着をみることも稀なのではないだろうか。たぶん中間線とか共同管理というような決着なのだろうが、論争と紛争を重ねているほどに合意にはなかなか至るらないのだろうと思われる。しかし、われわれ日本人としては、都合のよいところだけを知らせられることに留まっていてはならない。津道の悪いところも認識・伝承してゆく必要もある。そして敗戦というのは非常に重いことであり、敗戦に陥らないよう、紛争の種を作らないように誠実な対応を怠らず、国家の防衛線の最後を守る強い意識と、世界に味方を作る努力を続ける必要性を市民が自覚し、若者が行動することを支援し続けなければならない。
2012.08.22
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原発再開についての国民の意見調査が15%程度の原発依存でまとまると見ていた政府・与党の思惑から外れてきた。科学者と経済界を中心とした世論形成を行ってきたのが、思惑通り進まなくなってきた。8月は第2次世界大戦を振り返る時期にあたっており、政財界の思惑に軍部が重なって悲惨な結果を導いた動きに原発再開が重なって見えたようにも思える。とりわけ科学者たちの動きに関して、政財界の圧力に科学者が立ち向かえるのかどうかが問われていたように思う。原発事故が起こった時に科学者たちは、体を張って立ち向かず、責任のたらいまわしに終始する姿が見えたことも大きいと思う。福島原発は、GEの原発をうのみにしたもので、設計しこれを後任者に引き継いだという魂の篭った原発でなかった点が取り組みを決定づけたのではないだろうか。地震・津波に対して想定外のことが起こったということは、導入時に政治的・経済的な圧力に負けて技術者の魂を込めた検討がなされなかったということに尽きると思えるし、この技術者の頂点に立つ東電の社長に当事者トップとしての姿勢がみられなかったことに市民は不安を覚えたのだろう。このような作られた空気を打破できる力が現代日本人に備わりつつあるのが頼もしい。しかし、外交問題などが目白押しであり、これらを原発のように咀嚼できるかどうか、さらなる市民の理解力と行動力が求められている。
2012.08.21
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大学の後輩がクラブ活動の寄付を集めに来た。聴くとクラブ活動は期待が持てるという。そして夏休みに入り、試験を終えてのしょう合宿を温泉地で行ってきたという。あつ1年で就活ということでいろいろ考えるところもあるようだ。しかしながら、なんだかんだと言っても、温泉でほっこりと癒されてきたという。韓国やベトナムの留学生のホームステイを受けているのとは大変温度差の違いがあるので、聞いてみると就活の全体像が不明確である。就職ということを身近に感じていない点がその違いであることに気付いた。とりわけ、財閥系の韓国企業の人事方針の発信は単純で明確であり、子供時代からの教育にも影響を与えている。もちろんKARAとAKBの比較にも言えることかもしれない。大学時代には企業活動にも関係しそうなテーマで手ごたえのある活動を展開し、就活に望んでほしいと話しておいた。ささやかながら大学生の日越交流で、できるだけ企業活動の内部に迫る活動を計画中で、これが実ることに注力したい。
2012.08.20
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日本からの留学生が、韓国の人口比の半分だということはすでに述べた。日本人のひがみっぽい性格がこれに輪をかけている。高校留学となると、大学の留学よりも少なく、帰国してからでもなかなか日本になじめない。出発するときも、周囲から浮き上がらないようにぎりぎりまで周囲に明かさない。ところが多言語交流研究所という団体では、小さな子供のころから身近な隣国への交流などを重ねて、その上での高校留学である。団体ぐるみでの出発の準備と見送り出迎えを行う。帰国しても帰国報告をだらだら報告会として、団体のメンバーが興味のあることを質問し、どんどん内容を味付けしてゆく。留学を特殊なものと位置付けている限りでは、人材のグローバル化は進まない。この団体のようにどんどんオープンにして、小さな子供でも留学を日常的に受け止めるようにならねばならないと思う。昨日、雷雨の中を旅立っていったが、一年後の帰国報告が待ち遠しい。また、月々送ってくるレポートも楽しみである。
2012.08.19
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留学生でもかなりの人とは家内とネットでつながっているようだが、50人ちかくの留学生のホストをしていても里帰りしてくる留学生は少ない。昨日は、パラグアイからの留学生で我々のグループのお宅に1年近くステイしていた大学生が里帰りしてきた。日本語も英語も心もとなかった彼が、1年後には大阪弁をマスターするし、日本語検定テストでも1級に数十点足りなかっただけだという頑張りを見せていた子で、グループの皆が印象に残っていた子である。ステイ先でグループや知り合いのメンバーがポットラックパーティーを開いたのであるが、5年前のグループの主要メンバーが家族ぐるみで集まってきて旧交を温めた。日本留学を目指したそうだが、年間2名しか枠がないそうで、15名ある台湾に留学し、台湾の大学で3年目を迎えているそうだ。今や、英語・日本語・中国語をこなし、週末にはディスクジョッキーのアルバイトもしているという。国籍を問わず、好青年には支持が集まるように思えた。日本からの留学生でもどれぐらい現地で愛され、印象に残る存在になるか、いろいろ考えさせられた。日本留学経験者が世界で活躍することを祈りたいし、日本の若者にも、このような活躍の姿に触れられる機会を持てるように努めたい。
2012.08.18
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マクドナルドは慎重なマーケティングのもとに出店や商品を展開する。その成り行きを見て成功していると見るや近所に出店するのがバーガーキング。信頼できるライバルに乗って商売をする。似たようなことが家電の世界でも繰り返されてきた。先進諸国の動向を分析して、その先をゆくような商品を開発し、抜群の品質とサービス力で信頼を勝ち取って世界を制覇して、日本の高度成長を導いてきた。その中で培われた大量生産方式と画一的な作業の仕組みを、日本ではなく低コスト地域で行い、商品も最先端ではなく世界の平均の人々に受け入れられる商品で勝負し、世界市場を制覇したのが韓国メーカーである。そればかりかその次世代の商品まで開発し、日本メーカーを凌駕するところにまできた。しかし、韓国メーカーといえども信頼できる足場を提供したのは日本メーカーの経験者たちであった。これからは、このような足場から離れて独自に次世代以降を展開してゆかねばならない。このように一見成功しているバーガーキング、韓国メーカーといっても足場に信頼できるライバルの存在が見られる。世の中はすべての構成員が真剣に取り組む限り、成長は約束されている。シャープをはじめとした日本メーカーはリストラと言われるが、リストラされた人々もどのような環境にあっても持てる力を最大限に発揮して、地球の明日への発展に貢献してほしいものである。バーガーキングは信頼できるマクドナルドあっての存在なのだから。
2012.08.17
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今日は送り火。義理の兄の初盆。勤め先の倒産から苦難の日々を送りながらも子供たちを巣立たせ、穏やかな死に顔で逝った。生まれてきたときは無事に生まれてきてよかった言われ、死ぬときには殺人や自殺でなければよほどのことがない限り穏やかな死に顔になる。生まれてきて、生きてきてよかったというのが結末である。それならば、自分の特色を遺憾なく発揮できる生き方を全うしたいものである。時代と局面におかれて自分の特色は何だったのだろうと考えると、国際交流と社会貢献という基本テーマにぶち当たる。今、自分が関わっているのは、幼児から高校生までの国際交流に関わるHIPPOファミリークラブ、高校生・大学生の交流にあたる日越ビジネス支援センターと、自然に流れは身の回りに集まってきている。国際交流は奥が深いが、祖父や義父の時代からの関わりを解きほぐしながら取り組むのは心落ち着くものである。力の限り取り組んで穏やかな死に顔を得たいものだと思っている。
2012.08.16
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世界的に経済が閉塞してきている。このように経済が停滞してくると、国民の目を外に向けようと政治家は働きかける。これが尖閣諸島であり、竹島問題であろう。同じ国民の目を外に向けるなら発展途上国の開発にエネルギーを費やすなりするのが正道だと思われるが手っ取り早い領土問題に手を付けるようだ。ロシアは国境問題を足して2で割る論理で多くの問題を解決してきているようだ。領土問題には妥協はないという古い論理を持ち出して解決への道を見出せないのとは大きな違いである。終戦記念日にしっかりと日本国民は一人一人が覚悟を決めなければならない。問題があったら米国にすり寄るだけではこれからは通らないだろう。また、沖縄県民も一国民として自身の身の振り方を求められるだろう。世界経済が回復基調になるまでは、このような不安定状態は続くと考えられるからである。いずれにせよ次なる成長は、発展途上国が成長すること以外に出口はないと思う。そのためにしっかりした外向きの目と信念を持つ必要がありそうだ。日本人が持つスキルを発展途上国の成長軌道づくりに生かしてゆくことである。
2012.08.15
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日本は技術立国であることを第2次世界大戦後の復活で立証したという思いが技術者には強い。しかし、福島の原発事故で技術力に限界があったことが明らかになった。これは原子力を兵器ではなく平和利用してゆこうとする流れを急ぐあまり、GEのプラントを十分な日本流の咀嚼なしに導入したことに大きな原因がある。これは米国側にも広島・長崎の後悔を乗り越えるにはもってこいのプロジェクトであり、急ぎ着手・実現に走ったことは想像に難くない。それから40年、朝鮮戦争・アジアの発展、その先頭を走って文明化モデルを作り上げた日本がトップランナーとして2-30年の高度成長を団塊の世代をはじめとした高度で安い労働力で実現したわけだが、電機・自動車などの平和産業をベースに実現できたことが奇跡的であったと思う必要がある。この時期に起こったことは日本と世界の現実にあうかどうかを検証する必要がある。人口でさえ、1億人以上も支える必要があるのか、若い世代が疑問を呈し、結婚も急がず子供もなかなか作ってくれない。原子力の研究でさえも大学入試で先行しようという学生が減っているようである。政治的には高齢者が力を出しすぎているが、若い人の選択を尊重しないと政治が高齢者に媚びて若い世代の想いとすれ違ってしまうのではないかと心配する。
2012.08.14
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オリンピックも閉会式を迎えた。この年になると、閉会式という儀式の重さに込められたメッセージの重さを感じるようになってきた。オリンピックの精神の参加者と若者への継承の思いが込められている。参加者こそはその精神の恩恵を一番大きく受けたものだったはず。ほとんどの参加者が閉会式を大いに楽しみ、中にはパートナーとの出会いの機会であったりもする。しかし、大あくびで目をうつろにする参加者を見ると、このような想いがしっかりと受け継がれるかどうかはわからないものだとも思う。すべての志はそのように一面はかないものだとも思う。みんなが志をそのまま受け継がれるというのだったら、却って恐ろしいかもしれない。はかないものだけに、志に共感するものが夢中になって追い求めなければならないのだろう。そこに受け継がれたとき、達成感をかんじられるものなのだろう。丁度、お盆の時期にご先祖や先達が想いを致したことを振り返るきっかけをオリンピックからいただいたことを大切にしたい。
2012.08.13
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男子のサーカー決戦に合わせたような李大統領の竹島訪問。国民皆兵の韓国では、領土問題は若者の国威発揚には効果があるのだろう。もちろん年末の大統領選挙をにらんでのことなのだが。勝つためにはあらゆるものを結集するのが韓国のやり方である。もちろん勝負の世界とはすべての勝つための要素を結集するのが勝負師の基本なのだと思うが、そこまでやるかという限界に近いものである。平和的な話し合いの努力で解決するべき内容を、力で押すのは残念である。将来を見据えて、両国が直面する課題を相互の協力で解決する努力というのが戦略的互恵の基本である。両国ともに多くの課題を抱えているわけだからお互いのもてる資源と能力を出し合って、協力関係の中で解決できる枠組みを示してゆくのが政治家の使命であると思われるが、このあたりはロシアと同様の隣人であるのかと残念に思った。ロシアとは韓国に比して文化的な交流の少ないので、これからの努力が必要と思われるが、これだけ近い隣人の韓国の行動には残念としか思いようがない。しかし、一般韓国市民には竹島問題がすべてではないという人も多く、これまでの2千年以上の交流の歴史を踏まえて日韓の交流の深化と前向きな継承の努力を続けたいものだと思っている。
2012.08.12
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祖父は戦後生まれの私と入れ違うように祖父の郷土で亡くなった。義理の大叔母から、いろいろ活躍して話を聞かされたこともあったが、自分で調べてみる機会がなかった。義理の姉の近くの資料館に、市政史の資料があることを先日の同窓会で友人から聞いていたので、2時間ほど資料を読ませてもらった。調べてみると大正2年から昭和21年にわたって、神戸市葺合区の選出市会議員として活動したようである。昭和4年から8年には市会議長も務めたが、その後は2年ほど引退していたようだ。だいたい60歳ぐらいを迎えて、たぶん胆石で倒れて手術し、引退したように思える。しかし、そのあと周囲の期待で復帰し、71歳、死ぬ一年前ぐらいまで市会議員を務めきったようである。衛生局・裏山の観光開発・JRと阪急の高架などが議長のおりの議決事項のようだ。民政党の流れをくむので、孫文の講演などもサポートしていたようだが、満州事変後は大政翼賛の流れに組み込まれていったようである。戦後は復興に取り組み、自身の身を削っていさぎよい行動を行っていたようだ。政治の流れに責任を感じてか、71歳の老骨にも鞭打って復興に奔走していたようだ。自分を振り返ってみたとき、ここまで懸命に尽くせているかどうかを反省させられる。父親は病弱で61歳で亡くなっていて、私自身65歳で、持病もちであまり強くないだけに自分が生きるだけに懸命になっているが、この祖父の歴史には大いに啓発させられるものがある。やがて子供の世代が、私のブログなどを目にする年になったとき、少しでも励みになるような生き方をしておかねばならないと思いを新たにさせられた。
2012.08.11
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日本からの若者の交流の受入に熱心なのはアジア諸国である。子供の交流を通じて親の世代を含めていろいろ考え方や生活の仕方が交換される。これらの多くは1-2週間の短期な場合が多い。しかし、1年ぐらいの長期になると交流先は欧米諸国に偏重しがちである。親も欧米諸国なら納得という感じである。たしかに衛生面や暮らしのインフラという面では安心して送り出せるし、歴史や文化なども世界史や美術史などが身近であり日本人にも近づきやすい。しかしながらこれから日本や世界がさらなる発展を遂げてゆくには欧米よりもむしろアジア、アフリカ諸国との関係が重要になってくる。東アジア諸国との連携はもちろんであるが、アジア・アフリカ諸国の支持なしには日本の立ち位置が悪くなる。太平洋戦争では日本の役回りは功罪相半ばしているが、現在の貢献なしには「功」の部分は消え去ってしまう。若者にも世界への貢献という視点に目を向けてほしいし、欧米好みが欧米好みに終わらずにアジアやアフリカ、世界へ目を向ける第一歩にしてほしいと望んでいる。
2012.08.10
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若い人が多くの国の言葉を習得しようという団体に顔を出している。もちろん小学校5年生ぐらいから現地にホームステイに出かける。送り出す側も家族と家族の属する家族チームが大応援団を組んで送り出し、迎えチームみんなでホームステイ経験を根掘り葉掘り絞り出すのを楽しんでいる。受け入れ国側でも日本の子供を通じて世界を引き寄せて親善の輪を作り上げようとしておられる。もちろん受け入れに熱心な国は韓国・台湾であり、間違いなく多くの学生を海外に派遣もしておられるし、多くの海外ビジネスマンを有しておられる。親は海外で生活してチームのメンバーから寄せられたミッションをはたして帰ってくるというだけで、ハラハラドキドキなのだが、冷めた目で見ると、ハラハラドキドキなどという時代ではなくなるほどこの子供たちにとっては国境の壁は低いのではないかと思ったりする。国境の壁という錯覚を感じずに済む子を多く生み出してゆかねばならないし、世界の隅々に心を通わせ、思いをいたせる子供たちを育ててゆかねばならないのだと思いを新たにした。私は私で、シニアなればこその国際交流のサポートを充実させ、親の人たちの目標に慣れればと思う日々である。
2012.08.09
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スポーツ選手でも、強さだけでなく年齢で価値を保っている場合がある。これは人間が加齢によって弱る体力を努力と工夫でカバーすることへの共感が価値を生んでいるからなのだろう。しかし、経済や技術がもっと冷酷である。市場に価値を認めてもらえないと、見放されてしまうからである。渋い味のある商品というのは中々生き残りが難しい。サービスという点からいけば、渋い深みのある味が認められる分野なのだろう。高齢の政治家や天下った官僚たちも、渋い深みのある味を出して存在価値を見せてくれたらいいのだが、取り巻き連中を喜ばせたり延命させるだけの働きでは国民の支持が得られない。そろそろ立秋で目にはさやかと見えねども、風の音にぞ聞かれヌル。年齢と見識の活気どころと考えて、間違わない選択をするようにしたいものである。
2012.08.08
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ボランティア活動では、現役時代の縁で行われることが多い。大きな組織で活動をしていたら分業がいきわたっているので、あれは誰、これは誰と問題を見つけるとどんどん関係者が膨らんでゆく。しかし、責任のある当事者が明確な方向を出さないままに関係者ばかりが膨れ上がり、実際の活動の推進が思うに任せないことが多い。責任のある当事者が実務をやらないではやし立てるだけになるのは、大きな組織が大きな決断を行うのには適しているかもしれないが、小さな組織を運営するのには、実に力強さに欠ける。今や、大きな組織でも責任のある人には実務能力が求められているのだと思う。しかし、右肩上がりの時代で判断業務だけに徹してきた人々には、実務を取り仕切るの行動習性は、中々難しいようである。という自分自身がこのような大企業病を直すように心がけねばならないと自戒している。
2012.08.07
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オリンピックのおかげで、世界の若者たちの価値観や社会環境が垣間見ることができるのはありがたいことである。とりわけ韓国については金メダルが多く、銀・銅メダルが少ないことに驚かされる。やはり、やる限りは世界一を目指すお国柄が忍ばれる。国費の投入でも世界一になるシナリオを明確にして集中的な投入を行うのだろう。その点、日本は銅メダルが非常に多く、分厚いミドルづくりという体質が浮き彫りになっている。エチオピア・ケニアはマラソン、ジャマイカは短距離などの地域の特性をいかした強化・名物が生まれているのも面白い。各国がこのように自国の特性を見ながら今後の強化も考えるなら、さらに興味深いものになってゆくだろう。ぜひこのような地域特性を生かした競技会を退治に育てていってほしいものである。
2012.08.06
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昨日は孫たちを連れて墓参りをしてきた。神戸市の墓は鵯越という山を墓苑とし、その周辺に運動・福祉施設を集約したしあわせの村を作ってある。このしあわせの村はよくできており、学生の運動設備や合宿所もあれば、幼児を遊ばせるフィールドアスレチックスや自力で漕ぐモノレールや筏に子供たちは大喜びである。遊園地の絶叫マシンも結構だが、自力で遊ぶものには多少の危険はあっても、人力の限界内のことであり、ブランコ以上の工夫もされていて、孫たちもはまっていた。とりわけはまったのは、先の二つに加えて、滑車下り、長い滑り台、大きな砂場にある大きなスポンジの積木細工だった。子供たちが自然にチームワークを働かせて家や建造物を積木で作り、壊れる時に大きな歓声を上げるのは、見ているほうも興奮を呼ぶ。神戸市はいいものを作ったものだと思う。一方で、土曜日というのに子供たちの数が少ないのには驚いた。団塊の世代も良いものを作り出しているが、これが十分に利用されていないのなら残念である。世の中には活用されてない素晴らしいものがいっぱいあるのではないだろうか。外国人留学生なども一度連れて行ってやろうと思う。
2012.08.05
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今日は海外留学生が自立してアパートに移った。一昨日から、子供が孫を連れて帰省してくれている。娘の子供たちと一緒に遊んで、孫は娘の家に親と離れてお泊りをしている。新しい世代が確実に整腸を遂げる。これを実感させてくれるのは年をとったものには大きな励みである。ご先祖を振り返り、親の病歴もつかみ、自分の生活習慣も見直し、子供たちの将来を考える。これに原爆記念日、終戦記念日と8月は振り返りの付なのだと実感させてくれる。世代交代を実感できるこの月を大切にしたいものである。
2012.08.04
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京都大学のアフリカ研究所では女性研究者の活躍が著しい。ここだけかと思っていたら、和歌山大学の国際経済研究でも准教授は女性であった。教務委員長で国際経済関係のケンブリッジ大の博士号をもつ教授は男性で、アフリカやインドにも足を延ばしておられた。アカデミックという分野に入れば、国際観光ホテルで云々ということにならず、一般の生活の研究にも足を延ばすことになるので、健康面でもタフさが求められるが、このタフさを先生方ももっておられるようで一安心した。しかし、学生となると欧米に目が向くようで、アジアでさえ二の足を踏むことが多いようで、心配だが、教員の人々が先駆的に思い入れをもつようになってきておられるのは、さすがに生徒の先を見ているからだろうと安心した。ITや通信・電波の進歩から、世界で情報を共有する度合いがどんどん早まってきている。アルカイダなども情報武装する世の中だけに、学生もその上をゆく活動を展開してほしいものだと祈っているし、サポートもしてゆきたい。
2012.08.03
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前期試験中の大学を尋ねて学食で食事をとった。試験が終われば10月初めまでの夏休みに入るとあって、試験の厳しさよりも華やいだおしゃべりを楽しんでいる学生が多いのに驚いた。就職も難しい時期にあり、日本経済もかじ取りが難しい中に会って、教員の人々がいらだつほどには学生は深刻に受け止めていないのが不思議だった。勉強でも、考える力は留学生の方が鋭く、苦労する現場に飛び込んで事業のコツや神髄を探そうという姿勢も見られないと教員の方々は嘆かれる。我々団塊の世代がきっちりと団塊ジュニアに現場での苦労や工夫を伝えてこなかったことに由来するのかもしれないが、学生たちを海外の現場に連れて行って、現場の見方を少しでも助けてゆけるような活動を進めたいと思っている。そして、採用面接でも海外で現場を見て、現地の若者と意見交換し、進むべき方向を探り上げる試みもしてきたと胸を張って主張できる学生になってほしいと願っている。
2012.08.02
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TPPだの電力料金値上げ反対だの、原発再稼働推進だの関連する人々の声は上がる。しかし、経済界の代表の意見を他所に、海外への生産移管は進むし、電力料金は値上げされる。原発再稼働はどのように動きかわからないが、海外への生産移管などは問答無用である。これはいくら学生が国内に拠点を残せと政治的な圧力を加えたとしても世界経済の現実として経済は冷徹に対応せざるを得ない。神の手によるとも思える現実に支配されているのである。国内の製造業は、高度成長期の内部の決まり事に縛られているうちに、常識破りというような海外の競争相手に市場を席巻されてきている。かって年次有給休暇を完全消化しようという運動があったが、会社が倒産しようとしているときでも対策を検討する会議と年休完全消化とどちらを優先するかという課題が現場で課題となり、結果は年休を完全消化したうえで、リストラに応じるというような悲しい現実に直面したことがある。このような非常なのが経済の現実であるが、どうも政治や教育界はこのような現実からほど遠いような印象がぬぐえない。このねじれが学生のフラストレーションとなり、教室崩壊などにもつながっているような気がしてならない。世界は、日本の金融に対する信頼は高いが、経済活動、政治活動に関しては見る目が厳しい。
2012.08.01
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